JPH10116045A - 掲示板、および、掲示方法 - Google Patents

掲示板、および、掲示方法

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JPH10116045A
JPH10116045A JP27058596A JP27058596A JPH10116045A JP H10116045 A JPH10116045 A JP H10116045A JP 27058596 A JP27058596 A JP 27058596A JP 27058596 A JP27058596 A JP 27058596A JP H10116045 A JPH10116045 A JP H10116045A
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JP
Japan
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frame
panel
poster
magnet
upper frame
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Application number
JP27058596A
Other languages
English (en)
Inventor
Mochichika Yoshida
用親 吉田
Sumio Takayama
澄雄 高山
Keisuke Izeki
恵輔 井関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichigaku Co Ltd
Original Assignee
Nichigaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポスター類を掲示するための技術を改良し
て、該掲示板を設置位置まで搬送する作業、該掲示板を
壁面に取り付ける作業、および、掲示板にポスターを貼
り付ける作業を迅速,容易に行ない得るようにし、か
つ、外観を良くする。 【解決手段】 上枠12と、縦枠14と、下枠13とを
それぞれ別体に構成し、これらを枠取付兼枠結合金具1
5で相互に結合して枠体を構成する。上記の枠取付兼枠
結合金具15を利用して前記の枠体を壁面に取り付けた
後、パネル20を装着して前記の枠取付兼枠結合金具1
5を覆い隠して外見に現れないようにする。上枠12に
対して傾動可能に支持されたマグネットよりなるマグネ
ットヒンジ19によってポスター(図示せず)の上縁付
近を、鉄板製のパネル20に磁気吸着力で押圧して挟み
つける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面にポスターを
掲示する方法、および、壁面などの支持部材(以下壁面
と略称する)にポスターを掲示するための掲示方法に関
するものである。ただし本発明において壁面とは必ずし
も建造物の板状部分の面に限らず、垂直な面を総称する
意である。また、ポスターとは、文字,図形,もしくは
記号類を印刷されたシート状の部材を総称する意であ
る。
【0002】
【従来の技術】壁面にポスターを貼着して掲示する場
合、一般に、該壁面に掲示板を取り付けて、この掲示板
のパネル面にポスターを貼着する。図7は従来例の掲示
板を示し、(A)は3連形の掲示板の正面図を実線で描
くとともに、4連形の掲示板の説明図を仮想線で付記し
た図、(B)は上記掲示板を切断して描いた側面図であ
る。符号1を付して示した部材は3連形掲示板の枠であ
って、3個の窓状の開口部が有り、これらの開口部のそ
れぞれにパネル2a,同2b,同2cが嵌め付けられて
いる。上記の枠1を、仮想線で示した1aのように図の
左方へ延長して、追加パネル2dを嵌め付けると4連形
の掲示板になる。なお、(B)図の断面図については4
個のパネル2a〜2dの何れのパネルであるかを特定せ
ずにパネル2として符号を付してある。その理由は、ど
のパネルを切断しても同様の断面図形が現れるからであ
る。前記の枠1の周囲に(4連形の場合は枠・延長部1
aを含めてその周囲に)取付金具3が装着されている。
この取付金具3は、枠1を壁面25に取り付けるための
金具である。近時、合成樹脂技術の進歩によって上記の
取付金具3を強化プラスチックで構成することもできる
ようになったが、通称に従って取付金具と呼ぶことにし
た。本発明において金具とは、必ずしも金属製器具に限
定されるものではない。上掲の図7は概要的に描いてあ
るので複数種類の従来例の掲示板に適用されるが、パネ
ル2にポスターを貼着する方法によって各種従来例に細
分される。
【0003】図8は、代表的な従来例の掲示板の3種類
を示し、(A)はポスターを画鋲で止め付ける方式の掲
示板の要部断面側面図、(B)はポスターを粘着テープ
で貼りつける方式の掲示板の要部断面図、(C)はポス
ターを押さえ板でパネルに押しつけて挟みこむ方式の掲
示板の要部断面図である。(図8(A)参照)この従来
例は、パネル2の周囲に枠1が固着されており、該枠1
にL字形の取付金具3aが装着されている。前記のパネ
ル2が比較的軟質の木材であればその侭でも良いが、硬
質材料(金属,硬質プラスチックス等)であれば、その
表面側に多孔質の合成樹脂板6、もしくはコルク材の板
(図示せず)が貼着される。ポスター4は、前記多孔質
合成樹脂板6の上に重ね合わせて画鋲5で止め付けられ
る。(図8(B)参照)この従来例は、パネル2の周囲
に枠1が固着されており、該枠1に平板状の取付金具3
bが装着されている。前記のパネル2の表面側には塗装
膜7が成膜されている。ポスター4は、上記塗装膜7の
上に重ね合わせて、粘着テープ8で止めつけられる。
(図8(C)参照)この従来例は、パネル2の表面に鉄
板11が貼り合わされるとともに、該パネル2の周囲に
枠1が固着され、この枠1にL字形の取付金具3aが装
着されている。前記の枠1に、ヒンジ9によって押さえ
板10が、円弧矢印Rのように回動可能に支持されてい
る。ポスター4は、前記鉄板11の上に重ね合わされ、
前記の押さえ板を円弧矢印R方向に回して挟みつけられ
る。仮想線で描いた10′は、ポスター4の鉄板11に
向けて押しつける形に挟みつけている状態の押さえ板で
ある。上記の押さえ板がポスター4を挟みつける力は、
ヒンジ9の軸に取り付けたトーションコイルスプリング
(図示省略)によって与えることもでき、また、押さえ
板10に半ば埋設固定した磁石(図示省略))の、鉄板
11に対する吸着力によって与えることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来例の
掲示板は長大な大重量器具であり、これを公衆の目に触
れ易い場所(例えば駅のプラットホーム)に設置しよう
とすると、搬送に困難を伴う場合が多い。また、図7か
ら理解されるように取付金具3が外観に現れるので、意
匠的な面で好ましくない上に、枠1を天井面24に着け
て設置しようとしても取付金具3が邪魔になって、図示
の寸法dの隙間が出来る。こうした不具合は、天井面と
の関係のみに限らず、梁,配管その他の機器との間にも
生じる。さらに、図7に示されたように一体の組立品と
なっている掲示板は大重量であり、これを壁面に取り付
けるには多数の作業員を必要とする。
【0005】その上、図8から容易に理解されるよう
に、ポスター4をパネル2に対して止めつける手段、す
なわち、画鋲5、もしくは粘着テープ8、または押さえ
板10およびヒンジ9が外観に現れて意匠的価値を低下
させ、ひいては商品価値を損ねている。
【0006】また、図8(A)の従来例ではポスター4
を掲示する場合に画鋲を準備しなければならず、また、
ポスターを取り外したとき画鋲を保管しておかねばなら
ないので管理の手数が掛かり、画鋲が紛失したりして経
費を増加させる。図8(B)に示したように粘着テープ
8を使用する場合は、ポスター4の掲示に際して粘着テ
ープ8を準備しなければならず、この粘着テープは通常
使い捨ててしまって再利用しないので消耗品コストが掛
かる。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、(イ)分解搬送,現場組立が容易であって、
(ロ)掲示板を壁面に取り付けたり取り外したりする作
業を、小人数で迅速,容易に行なうことができ、(ハ)
ポスターをパネルに止めつけるための部材が外観を損ね
ることが無く、(ニ)ポスターをパネルに止めつけるた
めの補助具や消耗品を必要とせず、(ホ)掲示板を壁面
に取り付けるための部材が外観に現れず、(ヘ)壁面に
障害物が有る場合、掲示板を該障害物に隣接せしめて設
置することができる(取付金具によってデッドスペース
を生じない)、ポスターの掲示板、および掲示方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理について、その実施形
態に対応する図1を参照して略述すると、上枠12と下
枠13と縦枠14とを着脱可能に結合して梯子状の枠体
を構成し、この枠体を金具15で壁面に取り付けた後、
パネル20を該枠体に装着する。上記の構成によると、
掲示板を上,下,縦それぞれの枠に分解搬送して設置現
場で容易に組み立てることができる。また、パネル20
を取り付ける前に枠体を壁面に取り付けるので、枠取付
用の金具15は「後にパネルで覆い隠される箇所」に設
けておくことが可能であり、しかも、パネルを取り付け
た後は前記の枠取付金具15が外観に現れない。その
上、上記の枠取付金具15を前記枠体の周囲に突出させ
なくても良いので、該枠体の周囲に余裕空間が無くても
壁面に取り付けることができる。
【0009】以上に説明した原理に基づいて請求項1の
発明方法は、壁面に取り付けられたパネルにポスターを
貼着して掲示する場合、上枠と、縦枠と、下枠と、パネ
ルとを別体に構成して設置場所近傍に搬送し、上枠と縦
枠と下枠とを相互に結合して枠体を形成するとともに、
形成した枠体を壁面に取り付け、壁面に取り付けられた
枠体にパネルを装着して、枠体に取り付けられたパネル
の表面にポスターを貼着して掲示することを特徴とす
る。以上に説明した請求項1の発明方法によると、別体
に構成された上枠・縦枠・下枠によって枠体が構成され
ており、これらを結合して枠体を形成する前に搬送する
ので、狭い通路や階段などを通過するについても格別の
困難を生じない。さらに、形成された枠体にパネルを装
着するので、該パネルを単体で搬送することができ、い
っそう搬送が容易である上に、パネルが装着されていな
い枠体を壁面に装着するので、この装着作業における枠
体の重量が軽く、小人数で容易に枠体を装着することが
できる。
【0010】請求項2の発明方法は前記請求項1に係る
発明方法の構成要件に加えて、前記の上枠と縦枠、並び
に縦枠と下枠のそれぞれを、着脱可能な金具で結合して
枠体を形成し、上記の金具の、パネルで覆われる部分
に、予め取付孔を穿っておき、上記の取付孔を利用して
該金具を壁面に取り付けることにより、取付用の金具を
外観に現すことなく前記の枠体を壁面に装着することを
特徴とする。以上に説明した請求項2の発明方法による
と、上枠と縦枠との結合および縦枠と下枠との結合を、
結合用の金具を介して行なうので、上,縦,下枠のそれ
ぞれの形状を単純に構成することができる。こうした点
は、生産技術と製造コストとの関係において重要な意義
を有しており、例えば上,縦,下枠は押出成形により、
結合用の金具はプレス打ち抜き成形により、それぞれ低
コストで大量生産することができ、製品品質の均一化と
いう面においても有利である。さらに、前記の枠結合用
の金具に取付孔を穿っておいて、この取付孔を利用して
枠体を壁面に取り付けるという構成をとっているので、
枠同志を結合するための金具と、枠を壁面に取り付ける
ための金具とが兼用され、構成部品点数が節減され、い
っそうコスト低減について有利である。
【0011】請求項3の発明方法は前記請求項1,2に
係る発明方法の構成要件に加えて、前記のパネルの少な
くとも一部分を強磁性体で構成するとともに、前記の上
枠に対して傾動可能に、ポスター1枚当たり複数個のマ
グネットブロックを取り付け、上記のマグネットロック
を傾動させてパネルの強磁性体から離間させ、マグネッ
トブロックと強磁性体との間にポスターの上縁付近を挿
入して、 上記マグネットブロックを強磁性体へ接近さ
せる方向に傾動させ、ポスターを挟んで該マグネットブ
ロックを強磁性体に吸着させることを特徴とする。以上
に説明した請求項3の発明方法によると、画鋲や粘着テ
ープなどの補助部材を用いる必要無く、マグネットブロ
ックの磁力吸着を利用してポスターをパネルに止めつけ
ることができるので、画鋲や粘着テープの準備を失念し
たためにポスターを貼着できなくなる虞れが無く、画鋲
や粘着テープの紛失,消耗を補うための経費が発生しな
い。その上、前記のマグネットブロックを複数個用いる
ので、例えばポスターの右肩部を挟みつけてから、該ポ
スターの姿勢を整えつつ左肩部を挟みつけるといった作
業が可能となる。このため1人の作業員が、補助作業員
の助けを借りることなく、迅速かつ容易に、ポスターを
正しい位置に正しい姿勢で止めつけることができる。
【0012】請求項4の発明方法は前記請求項1〜3に
係る発明方法の構成要件に加えて、前記のパネルの表面
付近の少なくとも一部分を強磁性材料によって構成する
とともに、上縁付近をパネルに対して止めつけられたポ
スターの左右両側縁のそれぞれを、フレキシブルな帯状
のマグネットでパネルに向けて押し付けた状態で、該帯
状マグネットをパネルの強磁性材に吸着させることを特
徴とする。以上に説明した請求項4の発明方法による
と、上縁付近をパネルに止めつけられているポスターの
左右両側の縁を、補助部材を必要とせず、磁力によって
パネルに押しつける形で挟み付けて固定的に支持するこ
とができ、かつ、該ポスターを交換する場合には、帯状
のマグネットをパネルから引き剥がしてポスターを迅速
容易に取りはずすことができる。
【0013】しかも、上記帯状のマグネットがフレキシ
ブルであるから、ポスターの左,右それぞれの側縁を押
さえつける際、該帯状のマグネットを撓ませながら、ポ
スターの側縁の片方の端(例えば上端)から他方の端に
向けて次第に押さえつけてゆくことにより、1人の作業
員の手で該ポスターを正しい位置に貼り付けることがで
きる。さらに、この帯状マグネットでポスターの左,右
両端を押さえることによって、横風を受けても剥がれな
くなる。
【0014】請求項5の発明方法は前記請求項4に係る
発明方法の構成要件に加えて、前記の上枠に対して、該
上枠および前記のマグネットブロックを覆う上枠カバー
を、着脱可能もしくは開閉傾動可能に取り付け、かつ、
前記の縦枠に対して、該縦枠および前記帯状のマグネッ
トの少なくとも一部分を覆う縦枠カバーを、着脱可能も
しくは開閉傾動可能に取り付けておくことにより、上枠
カバーおよび縦枠カバーを開き、もしくは取り外した状
態でポスターをパネルに挟みつけた後、前記の上枠カバ
ーおよび縦枠カバーを閉じ方向に傾動させ、もしくはこ
れらのカバーを取り付けて「磁力吸着によってポスター
を挟みつけている部材」の少なくとも一部分が外観に現
れないようにすることを特徴とする。以上に説明した請
求項5の発明方法によると、請求項4に係る発明の方法
による「ポスターをパネルに対して、1人の作業員によ
り迅速,容易に、かつ、正しい位置に正しい姿勢で貼り
付けることができ、しかも、ポスターの交換が容易であ
る」という効果を妨げることなく「上記のポスターをパ
ネルに押しつけて挟み付けている部材」が外観に現れな
いように(少なくとも、その全部が外観に現れることの
ないように)することができる。
【0015】請求項6の発明に係る掲示板の構成は、一
体に成形され、もしくは一体に結合された1本の上枠
と、上記の上枠に対して直角に、固定的に結合された複
数本の縦枠と、上記複数本の縦枠に対して直角に、固定
的に結合された1本の下枠とが、着脱可能に組付けられ
て枠体を成形しているとともに、上記の枠体に対してパ
ネルが着脱可能に装着されており、かつ、前記の枠体に
取付用の金具が装着されるとともに、該取付用金具が前
記パネルに覆われて外観に現れていないことを特徴とす
る。以上に説明した請求項6の発明に係る掲示板による
と、掲示板の枠体に対してパネルが着脱可能に装着され
ているので、該パネルを取り外した状態で軽量になった
枠体を壁面に取り付けることができ、取付作業が容易で
ある。その上、前記の枠体は、上枠に対して縦枠が、縦
枠に対して下枠が、それぞれ直角かつ固定的に結合され
た構造になっているので、予め長方形に構成されている
パネルの装着を迅速,容易に行なうことができるととも
に、上記の枠体を壁面に取り付けたとき、取付用の金具
がパネルに覆われて外観に現れないので意匠的に優れた
掲示板が形成される。しかも、前記の枠体が、上枠と縦
枠と下枠とを着脱可能に組付けて形成されているので、
未組立状態の上,縦,下枠を掲示板の設置現場へ容易に
搬送して、該設置現場で迅速容易に組み立てることがで
き、さらに、分解搬送して設置現場を移動させることも
容易である。
【0016】請求項7の発明に係る掲示板の構成は、前
記請求項6の発明の構成に加えて、ほぼ直角をなす2辺
を有する平板状の部材より成り、上記2辺の内の片方の
辺に沿って、上枠もしくは下枠に取り付けるためのメネ
ジ孔もしくはスルーホール又は切欠が設けられるととも
に、前記2辺の内の他方の辺に沿って、縦枠に取り付け
るためのメネジ孔もしくはスルーホール又は切欠が設け
られており、かつ、前記の2辺に挟まれた区域、もしく
はその付近に、壁面に取り付けるための孔ないし切欠が
形成されている、枠取付兼枠結合金具を具備しているこ
とを特徴とする。以上に説明した請求項7の発明に係る
掲示板によると、上枠と縦枠とを結合するための金具お
よび縦枠と下枠とを結合するための金具が、上,縦,下
枠より成る枠体を壁面に取り付けるための金具を兼ねて
いるので、構成部品点数が少なく、製造コストが低廉で
ある。
【0017】その上、前記の上枠,縦枠,下枠のそれぞ
れの長さ寸法を異にする各種仕様の掲示板についても、
前記の金具を共通して適用することができるので部品の
互換性に優れ、生産工程管理および外注部品管理が容易
であるとともに、補給部品の在庫管理も容易である。
【0018】請求項8の発明に係る掲示板の構成は、前
記請求項6,7の発明の構成に加えて、前記のパネルが
鉄板もしくは鋼板で構成されるとともに、該鉄板もしく
は鋼板のバネ弾性により枠体の内周面に圧接せしめられ
て係脱可能に嵌合されており、かつ、前記の上枠に、ヒ
ンジ軸を回動可能に支持する軸受座が設けられるととも
に、上記の軸受座に嵌合して回動可能に支持されている
ヒンジ軸と、マグネットブロックを固着されたマグネッ
トホルダと、指先を掛けて操作し得る形状・寸法のハン
ドルとが一体的に連設されてなるマグネットヒンジを具
備していることを特徴とする。以上に説明した請求項8
の発明に係る掲示板によると、強磁性体である鉄板又は
鋼板(非磁性材料でコーティングされていても差支え無
い)製のパネルが、バネ弾性によって係脱自在に枠体に
嵌合されているので、枠体に対するパネルの着脱操作を
迅速容易に行なうことができる。その上、指先で容易に
回動操作できるマグネットが上枠に対して支持されてい
るので、該マグネットを前記強磁性体のパネルに磁力吸
着させて、マグネットとパネルとの間にポスターを挟み
付けて貼着したり、上記の磁力吸着を指先で離間させて
ポスターを取り外したりする操作を迅速容易に行なうこ
とができ、しかも、上記の挟み付け貼着操作に際して画
鋲や粘着テープなどの補助部材を必要としないので便利
である。
【0019】請求項9の発明に係る掲示板の構成は、前
記請求項8の発明の構成に加えて、縦枠と、該縦枠に隣
接するパネルとの間、および/または、相互に隣接する
パネル同志の間に溝状のすきまが形成されており、か
つ、前記の溝状の隙間に嵌合する突条を有する、断面T
字状の、フレキシブルで、磁性を有する押さえベルトを
具備していることを特徴とする。以上に説明した請求項
9の発明に係る掲示板によると、縦枠とパネルとの間、
および/またはパネル同志の間、すなわち、ポスターの
左右の側縁とほぼ平行に位置せしめて溝状の隙間が形成
されているので、フレキシブルで磁性を有する押さえベ
ルトの、T字形断面の垂直な辺に相当する突条を前記の
隙間に嵌め合わせると、該押さえベルトが容易に位置決
めされて、T字形断面の水平な辺に相当する部分がポス
ターの左右の側縁をパネルに向けて押しつけつつ、パネ
ルに対して磁力吸着してポスターを止めつける。このた
め、ポスターの左,右の縁をパネルに止め付ける操作が
迅速,容易、かつ正確に行なわれる。
【0020】請求項10の発明に係る掲示板の構成は、
前記請求項9の発明の構成に加えて、前記下枠に、パネ
ルに貼着されたポスターの下縁部付近を挿入し得る溝状
の部分が形成されており、かつ、前記上枠に、前記マグ
ネットヒンジを覆う形の上枠カバーが開閉回動可能に蝶
着され、もしくは着脱可能に取り付けられているととも
に、前記縦枠に、前記押さえベルトの少なくとも一部分
を覆う形の縦枠カバーが開閉回動可能に蝶着され、もし
くは、着脱可能に取り付けられていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項10の発明に係る掲示板によ
ると「請求項9の発明に係る掲示板の構成によって上縁
および左右側縁をパネルに対して磁力吸着で止め付けら
れたポスター」の下縁を下枠の溝状部に緩やかに挟み込
んで支持することによって、該ポスターの周囲を完全に
支持することができ、かつ、ポスターの上縁を止めつけ
ているマグネットヒンジを上枠カバーで覆い隠して外観
に現れないようにするとともに、左,右両端の縦枠を縦
枠カバーで覆うことにより、上枠カバーで覆われた上枠
の外観と縦枠カバーで覆われた縦枠との外観を揃えて、
当該掲示板の周囲の形状を統一して、当該掲示板の意匠
を整えることができて、商品価値を向上させる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る掲示方法を
実施するために構成した本発明に係る掲示板の1実施形
態を示し、(A)は部分的に破断して描いた正面図であ
り、(B)は側面外観図である。1本の上枠12と1本
の下枠13とは、それぞれ一体の杆状部材である。本発
明を実施する際、これらの上枠12,下枠13のそれぞ
れを分割して構成しても良いが、分割された上枠,下枠
は、それぞれ1本に連結して使用に供される。上記1本
の上枠12に対して直角に、5本の縦枠14が、ほぼ等
間隔で、着脱可能に結合され、かつ、上記5本の縦枠1
4に対して直角に、1本の下枠13が着脱可能に結合さ
れて、4個の大きい窓状開口が左右に並んだ枠体が形成
される。前記の上枠12と縦枠14と、並びに、縦枠1
4と下枠13とは、枠取付兼枠結合用の金具15によっ
て、相互に直角をなすように、かつ、相互の着脱が容易
なように結合される。その構成の詳細については、図2
を参照して後に詳しく説明する。本発明を実施する際、
前記窓状開口の個数Nは任意に選定することができ、こ
の実施形態では N=4 である。N=1 であると、
N≧2 の場合に比して効果は顕著でないが、それでも
なお、充分の実用効果が有る(詳細後述)。上記のNの
値が非常に大きい場合は、上枠12および下枠13のそ
れぞれを分割可能に構成して、1本に連結して用いると
搬送が容易である。また、本図1に示した実施形態のよ
うな、Nの値が3〜4の掲示板を左右に並べて設置する
ことも推奨される。前記縦枠14の個数は、掲示板1基
当たり、N+1個となる。以下に詳しく述べる処から明
らかにされるように、Nの値は原則的に、掲示可能なポ
スターの枚数と等しいが、隣接している2枚のパネルに
対して1枚のポスターを貼着することも可能である。
【0022】前記N個の窓状開口部のそれぞれに、パネ
ル20が取り付けられる。前記5本の縦枠14のうち、
左,右両端の縦枠には、後に図5を参照して詳述するよ
うに縦枠カバー17が開閉回動可能に取り付けられてい
る。本図1においては、左側の縦枠カバー17の上半部
が開かれた状態を描くとともに、右側の縦枠カバーが閉
じられた状態を描いてある。また、前記の上枠12に
は、後に図3を参照して詳述するように、上枠カバー1
6が開閉回動可能に支承されている。本図1においては
図の左半部の上枠カバー16が開かれた状態を描くとと
もに、図の右半部は該上枠カバーが閉じられた状態を描
いてある。図1の左半部の、上枠カバー16が開かれた
処に示されているように、1枚のパネル20に対して2
個のマグネットヒンジ19が、上枠12に取り付けられ
ている(その構成の詳細は図3,図4を参照して後に詳
述する)このマグネットヒンジ19は、後に説明するよ
うにして、パネル20の上に重ね合わされたポスター
(図1において図示省略)の左肩部と右肩部とを挟みつ
けて止め付けるが、上枠カバー16を閉じると覆われて
外観に現れなくなる。ポスター1枚(パネル1枚と同
意)あたり2個のマグネットヒンジ19が配置されてい
るのは、片手でポスターを押さえながら、もう一方の手
でポスターの位置と姿勢を正してマグネットヒンジ19
で押さえつける操作を容易ならしめるためである。前記
の上枠カバー16および縦枠カバー17と外観を揃える
ように、下枠13には、前記の上枠カバー16や縦枠カ
バーと同様の外観を有する部材(仮称・下枠カバー1
8)が取り付けられている。この仮称下枠カバー18
は、後に図3を参照して詳しく述べるように、下枠13
に対して開閉回動できないよう一体に連設されている。
本発明を実施する場合、下枠13に対して下枠カバーに
相当する部材を開閉回動自在に、もしくは着脱自在に装
着することも可能である。
【0023】図2は、上掲の図1に示された実施形態に
係る掲示板の用部拡大断面図であって、掲示板の下半部
を切り取るとともに、その上半部の中央部を取り除き、
左右方向に切り詰めて描いてある。先に図1について略
述した枠取付兼枠結合金具15は、鋼板をプレス成形し
て構成された板状の部材であるが、強化プラスチックで
構成することもできる(この場合、金具という名称にと
らわれずに理解されたい)。この枠取付兼枠結合金具1
5には、互いに直角な2辺15a1,15b2が形成され
ていて、この直角2辺のそれぞれに沿って、上枠結合孔
15b、および縦枠結合孔15cが設けられ、それぞれ
上枠12および縦枠14に対してネジ結合されている。
これにより、上枠12と縦枠14とは、相互に直角に結
合される。上述の構造,機能から容易に理解されるよう
に、前記の枠取付兼枠結合金具15は、下枠13と縦枠
14とを結合するために使用することもでき、部品の互
換性が有るため、生産工程管理や購入資材管理が容易で
あり、補給部品の在庫管理も容易である。さらに、長さ
寸法の異なる上枠,下枠,縦枠(図示せず)に対して
も、この枠取付兼枠結合金具15を適合させることがで
きる。一方、このような結合用の金具を用いることによ
り、上枠,縦枠,および下枠には、取付用のネジ孔類を
設けておけば足り、これらの枠用部材に対して結合用の
フランジやブラケット類を一体成形する必要が無い。こ
のため、枠部材の製造コストを低廉ならしめるという、
重要な間接的付随効果を奏する。前記の直角2辺15a
1と同15a2とに挟まれた区域に、枠体取付孔15dが
設けられている。これにより、前記の上,縦,下枠を結
合して成る枠体を、上記の枠体取付孔15dを介して壁
面に取り付けて当該掲示板を設置する作業を迅速かつ容
易に行なうことができる。図2について以上に説明した
構造,機能から明らかなように、前記の上枠結合孔15
b,縦枠結合孔15c,および枠体取付孔15dは、ス
ルーホール,溝孔,メネジ孔などの各種の孔の何れかで
あっても良く、または切欠であっても同様の効果が得ら
れる。前記の枠取付兼枠結合金具15は、パネル20に
よって覆い隠される位置に在るので、枠体を形成して壁
面に取り付けた後、該枠体にパネル20を装着すると外
観に現れなくなる。また、例えば図2に仮想線で示した
天井24などの障害物が有っても、枠取付兼枠結合金具
15が該障害物に干渉しないので、上枠カバー16の開
き代を考慮しつつ、該障害物に隣接せしめて枠体を設置
することができる。
【0024】図3は、前掲の図1および図2に示した実
施形態に係る掲示板の拡大側面断面図であって、中央部
付近を取り除いて上下方向に切り詰めるとともに、上枠
カバーを開いた状態を仮想線で付記してある。本実施形
態のパネル20は低炭素鋼板をプレス成形して構成され
ており、枠体の窓状開口部の内周に嵌合されている。該
嵌合部の詳細は図4を参照して後述する。枠取付兼枠結
合金具15は、先に説明したように上枠12,下枠13
にネジ止めされていて、この枠取付兼枠結合金具15は
取付ネジ21によって壁面25に固定されている。図示
の22は、壁面25の凹凸に合わせてガタを取り除くた
めの調整ネジである。下枠13にはポスター差込み溝1
3aが一体に成形されている。ポスター4をパネル20
の表側(図3において左側)の面にポスター4を重ね合
わせて、マグネットヒンジ19によって該ポスター4の
上端部をパネル20に押し付け、磁気吸着力で止めつけ
るとともに、該ポスターの下縁部分を前記の差込み溝1
3aに挿入する。上記マグネットヒンジの詳細な構成は
図4を参照して後述する。
【0025】上記マグネットヒンジ19を覆うように上
枠カバーが上枠12に蝶着されている。実線で描いた1
6aは該上枠カバーの閉じ位置、仮想線で描いた16b
は上枠カバーの開き位置である。上記上枠カバーを開く
と、マグネットヒンジ19が露出してポスター4の挟み
付け操作の邪魔にならない。該上枠カバーを閉じると、
マグネットヒンジ19が外観に現れなくなり、閉じ位置
の上枠カバー16aが掲示板の美麗な外観を形成して意
匠的価値を高める。上述の構造・機能から明らかなよう
に、上枠カバーを上枠12に対して着脱容易に構成して
も同様な効果が得られる。しかし、取り外した上枠カバ
ーを一時的に保管したりする手数を要しないという点
で、着脱方式よりも開閉方式の方が便利である。
【0026】図4は、前掲の図3に示した実施形態にお
けるマグネットヒンジ付近の拡大詳細断面図であって、
ポスターを押さえ付けた状態のマグネットヒンジを実線
で描くとともに、ポスターの押圧を解除した状態を仮想
線で描き、作動状態を表す補助線を付記してある。マグ
ネットブロック19aはブロック状の永久磁石であり、
合成樹脂製のマグネットホルダ19bによって支持され
ている。一方、上枠12にはヒンジ用の軸受座12aが
形成されていて、マグネットヒンジ19のマグネットホ
ルダ19bと一体成形されたヒンジ軸19cを回動可能
に支承している。前記のマグネットホルダ19bおよび
ヒンジ軸19cに対してハンドル19dが固着されてい
る。このハンドル19dは、指先を掛けて回動操作でき
るような形状・寸法に構成される。
【0027】一方、バネ弾性を有する強磁性体である塩
化ビニールコーティング鋼板で構成されたパネル20の
周囲には、弾性変形可能な凸部20aが形成されてお
り、これに対応して上枠12にはパネル係合凹部12b
が形成されている。前記の凸部20aは上枠12のパネ
ル嵌合凹部12bの中へ弾性的に嵌め合わされていて、
容易に着脱できるようになっている。前記のハンドル1
9dに指先を掛けて円弧矢印a方向に回すと、マグネッ
トブロック19aを固着されたマグネットホルダ19b
が円弧矢印A方向に回動せしめられてマグネットヒンジ
が開放位置19A(仮想線で示す)になる。このように
してマグネットブロック19aをパネル20から離間さ
せた状態で、両者の間にポスター4の上縁付近を挿入
し、前記のハンドル19dを円弧矢印b方向に回動操作
すると、マグネットホルダ19bが円弧矢印B方向に回
動せしめられ、マグネットブロック19aがポスター4
を挟んでパネル20に磁気吸着され、該ポスター4をパ
ネル20に止めつける。
【0028】図5は、前掲の図1に示した実施形態に係
る掲示板の断面平面図であって、右半部を取り除き、さ
らに図の左右方向を切り縮めるとともに、縦枠カバーを
開いた状態を仮想線で付記してある。前掲の図3におい
ては、枠取付兼枠結合金具15が上枠12および下枠1
3に対して着脱可能にネジ止めされている状態が表され
ていたが、本図5には該枠取付兼枠結合金具15が縦枠
14に対して着脱可能にネジ止めされている状態が現れ
ている。説明の便宜上、本図5に現れている2枚のパネ
ルのそれぞれに20a,20bとサフィックスを付して
区別する。縦枠14とパネル20aとの間、および、パ
ネル20aと同20bとの間に、溝状の隙間Gが形成さ
れていて、この隙間Gの中に「断面T字状のフレキシブ
ルで磁性を有する押さえベルト23」の、T字形の垂直
な辺に相当する突条が緩やかに嵌め合わされている。該
押さえベルト23の、T字形の水平な辺に相当する部分
は、ポスター4の左,右の側縁付近をパネル20a,2
0bに向けて挟みつけ、磁気吸着により該ポスターを押
圧して止め付けている。
【0029】図6は、上掲の図5に示した押さえベルト
を抽出して、一部を破断して描いた部分的外観斜視図で
あって、中空のフレキシブルチューブの中に挿入されて
いる帯状マグネットを半ば引き出したところを仮想線で
描いて分解斜視図を兼ねるようにしてある。断面T字形
のベルト状をなす押さえベルト23を、磁性を有する柔
軟な材料で一体に成形することも可能であるが、本実施
形態においては磁性を有するフレキシブルなベルト状の
市販品であるマグベルト(商標名)を利用して、次のよ
うに構成してある。符号23aは、非磁性のフレキシブ
ルな合成樹脂で成形した中空のT字形フレキシブルチュ
ーブである。このフレキシブルチューブ23aの中に、
フレキシブルな帯状マグネット(マグベルト)23bを
挿入し、適宜の抜けどめ処置を施す(本実施形態におい
ては、嵌合を密にして摩擦力で脱出しないように構成し
た)。このような2重構造によると、市販のマグベルト
を利用して、しかも所望の外観色調とすることができる
ので好都合である。
【0030】平面断面図である図5においては溝状の隙
間Gの全体的形状が現れていないが、この溝状の隙間G
は図2に表されているように上下方向の長さを有する真
直な溝である。この溝状の隙間Gの中へ、フレキシブル
な押さえベルト23の突条を嵌め合わせると、該押さえ
ベルト23が溝状の隙間Gに倣って位置決めされ、真直
に装着される。この場合、該押さえベルト23がフレキ
シブルであるから、これを撓ませて溝状の隙間Gの片方
の端から他方の端に向けて磁気吸着させてゆくと、押さ
えベルト23によるポスターの側縁の止め付けが容易
に、かつ正確に行なわれる。
【0031】(図5参照)縦枠カバーは、実線で描いた
閉じ位置17aのとき前記押さえベルト23の半ばを覆
うように、縦枠14に対して開閉回動可能に蝶着されて
いる。上記の縦枠カバーを開き位置17bに回動させる
と、前記押さえベルト23の取り付け、取り外しの操作
を妨げない。これを閉じ位置17aに回動させると当該
掲示板の外観が整えられる。この縦枠カバーも、先に述
べた上枠カバーと同様に、開閉回動可能に蝶着しても良
く、または着脱可能に取り付ける構造であっても良い。
【0032】(図1参照)本発明の掲示板は、上枠12
と下枠13と縦枠14とが別体に構成され、かつ相互に
着脱可能に結合して枠体を構成し、この枠体にパネル2
0を装着するようになっているので、狭い通路や階段を
通って搬送しなければならないときであっても、分解搬
送・現地組立によって所望の個所に設置することができ
る。
【0033】前記Nの値(パネル20の枚数が1の場合
であっても、上,下,縦枠を分解するとともに、単体の
パネルを搬送することによって搬送容易化の効果は実用
的意義を有している。Nの値が1のときは、Nの値が
3,4の場合ほど顕著には搬送容易化の効果が発揮され
ないが、枠体を壁面に取り付ける作業の容易化や、枠体
を壁面に取り付ける金具が外観に現れないことや、画鋲
・粘着テープ等の補助部材を必要としないこと等の優れ
た実用的効果が発揮される。
【0034】
【発明の効果】以上に本発明の実施形態を挙げてその構
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、別体に構成された上枠・縦枠・下枠によっ
て枠体が構成されており、これらを結合して枠体を形成
する前に搬送するので、狭い通路や階段を通過するにつ
いても格別な困難を生じない。さらに、形成された枠体
にパネルを装着するので、該パネルを単体で搬送するこ
とができ、いっそう搬送が容易である上に、パネルの装
着されていない枠体を壁面に装着するので、この装着作
業における枠体は重量が軽く、小人数で容易に枠体を装
着することができる。
【0035】請求項2の発明方法によると、上枠と縦枠
との結合、および縦枠と下枠との結合を、結合用の金具
を介して行なうので、上,縦,下枠のそれぞれの形状を
単純にすることができる。こうした点は、生産技術と製
造コストとの関係において重要な意義を有しており、例
えば上,縦,下枠を押出成形により、結合用の金具をプ
レス打抜成形により、それぞれ低コストで大量生産する
ことができ、製品品質の均一化という面においても有利
である。さらに、前記の結合金具に取付孔を穿っておい
て、この取付孔を利用して枠体を壁面に取り付けるとい
う構成をとっているので、枠同志を結合するための金具
と、枠を壁面に取り付けるための金具とが兼用され、構
成部品の点数が節減され、一層コスト低減について有利
である。
【0036】請求項3の発明方法によると、画鋲や粘着
テープなどの補助部材を用いる必要が無く、マグネット
ブロックの磁力吸着を利用してポスターをパネルに止め
つけることができるので、画鋲や粘着テープの準備を失
念したためにポスターを貼着できなくなる虞れが無く、
画鋲や粘着テープの紛失,消耗を補うための経費を必要
としない。その上、前記のマグネットブロックの複数個
を用いるので、例えばポスターの右肩部を挟みつけてか
ら、該ポスターの姿勢を整えつつ左肩部を挟みつけると
いった作業が可能となる。このため1人の作業員が、補
助作業員の助けを借りることなく、迅速かつ容易に、ポ
スターを正しい位置に正しい姿勢で止めつけることがで
きる。
【0037】請求項4の発明方法によると、上縁付近を
パネルに止めつけられているポスターの左右両側の縁
を、補助部材を必要とせず、磁力によってパネルに押し
付ける形で挟み付けて固定的に支持することができ、か
つ、該ポスターを交換する場合には帯状のマグネットを
パネルから引き剥がしてポスターを迅速容易に取り外す
ことができる。
【0038】しかも、上記帯状のマグネットがフレキシ
ブルであるから、ポスターの左,右それぞれの側縁を押
さえつける際、該帯状のマグネットを撓ませながら、ポ
スターの側縁の片方の端(例えば上端)から他方の端に
向けて次第に押さえさけてゆくことにより、1人の作業
員の手で該ポスターを正しい位置に貼り付けることがで
きる。さらに、この帯状マグネットでポスターの左,右
両端を押さえることによって、横風を受けても剥がれな
くなる。
【0039】請求項5の発明方法によると、請求項4に
係る発明の方法による「ポスターをパネルに対して、1
人の作業員により迅速,かつ容易に、かつ、正しい位置
に正しい姿勢で貼り付けることができ、しかも、ポスタ
ーの交換が容易である」という効果を妨げることなく
「上記のポスターをパネルに押しつけて挟み付けている
部材」が外観に現れないように(少なくとも、その全部
が外観に現れることのないように)することができる。
【0040】請求項6の発明に係る掲示板によると、掲
示板の枠体に対してパネルが着脱可能に装着されている
ので、該パネルを取り外した状態で軽量になった枠体を
壁面に取り付けることができ、取付作業が容易である。
その上、前記の枠体は、上枠に対して縦枠が、縦枠に対
して下枠が、それぞれ直角かつ固定的に結合された構造
になっているので、予め長方形に構成されているパネル
の装着を迅速,容易に行なうことができるとともに、上
記の枠体を壁面に取り付けたとき、取付用の金具がパネ
ルに覆われて外観に現れないので意匠的に優れた掲示板
が形成される。しかも、前記の枠体が、上枠と縦枠と下
枠とを着脱可能に組付けて形成されているので、未組立
状態の上,縦,下枠を掲示板の設置現場へ容易に搬送し
て、該設置現場で迅速容易に組み立てることができ、さ
らに、分解搬送して設置現場を移動することも容易であ
る。
【0041】請求項7の発明に係る掲示板によると、上
枠と縦枠とを結合するための金具および縦枠と下枠とを
結合するための金具が、上,縦,下枠より成る枠体を壁
面に取り付けるための金具を兼ねているので、構成部品
点数が少なく、製造コストが低廉である。
【0042】その上、前記の上枠,縦枠,下枠のそれぞ
れの長さ寸法を異にする各種仕様の掲示板についても、
前記の金具を共通して適用するることができるので部品
の互換性に優れ、生産工程管理および外注部品管理が容
易であるとともに、補給部品の在庫管理も容易である。
【0043】請求項8の発明に係る掲示板によると、強
磁性体である鉄板又は鋼板(非磁性材料でコーティング
されていても差支え無い)製のパネルが、バネ弾性によ
って係脱自在に枠体に嵌合されているので、枠体に対す
るパネルの着脱操作を迅速容易に行なうことができる。
その上、指先で容易に回転操作できるマグネットが上枠
に対して支持されているので、該マグネットを前記強磁
性体のパネルに磁力吸着させて、マグネットとパネルと
の間にポスターを挟みつけて貼着したり、上記の磁力吸
着を指先で離間させてポスターを取り外したりする操作
を迅速容易に行なうことができ、しかも、上記の挟み付
け貼着操作に際して画鋲や粘着テープなどの補助部材を
必要としないので便利である。
【0044】請求項9の発明に係る掲示板によると、縦
枠とパネルとの間、および/またはパネル同志の間、す
なわち、ポスターの左,右の側縁とほぼ平行に位置せし
めて溝状の隙間が形成されているので、フレキシブルで
磁性を有する押さえベルトのT字形断面の垂直な辺に相
当する突条を前記の隙間に嵌め合わせると、該押さえベ
ルトが容易に位置決めされて、T字形断面の水平な辺に
相当する部分がポスターの左,右の側縁をパネルに向け
て押しつけつつ、該パネルに磁力で吸着してポスターを
止めつける。このため、ポスターの左,右の縁をパネル
に止めつける操作が迅速,容易、かつ正確に行なわれ
る。
【0045】請求項10の発明に係る掲示板によると、
「請求項9の発明に係る掲示板の構成によって上縁およ
び左右側縁をパネルに対して磁力吸着で止め付けられた
ポスター」の下縁部を下枠の溝状部に緩やかに挟み込ん
で支持することによって、該ポスターの周囲を完全に支
持することができ、かつ、ポスターの上縁を止めつけて
いるマグネットヒンジを上枠カバーで覆い隠して外観に
現れないようにするとともに、左,右両端の縦枠を縦枠
カバーで覆うことにより、上枠カバーで覆われた上枠の
外観と縦枠カバーで覆われた縦枠との外観を揃えて当該
掲示板の周囲の形状を統一して当該掲示板の意匠を整え
ることができ、商品価値を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る掲示方法を実施するために構成し
た本発明に係る掲示板の1実施形態を示し、(A)は部
分的に破断して描いた正面図であり、(B)は側面外観
図である。
【図2】上掲の図1に示された実施形態に係る掲示板の
要部拡大断面図であって、掲示板の下半部を切り取ると
ともに、その上半部の中央部を取り除き、左右方向に切
り詰めて描いてある。
【図3】前掲の図1および図2に示した実施形態に係る
掲示板の拡大側面断面図であって、中央部付近を取り除
いて上下方向に切り詰めるとともに、上枠カバーを開い
た状態を仮想線で付記してある。
【図4】前掲の図3に示した実施形態におけるマグネッ
トヒンジ付近の拡大詳細断面図であって、ポスターを押
さえ付けた状態のマグネットヒンジを実線で描くととも
に、ポスターの押圧を解除した状態を仮想線で描き、作
動状態を表す補助線を付記してある。
【図5】前掲の図1に示した実施形態に係る掲示板の断
面平面図であって、右半部を取り除き、さらに図の左右
方向を切り縮めるとともに、縦枠カバーを開いた状態を
仮想線で付記してある。
【図6】前掲の図5に示した押さえベルトを抽出して、
一部を破断して描いた部分的外観斜視図であって、中空
のフレキシブルチューブの中に挿入されている帯状マグ
ネットを半ば引き出したところを仮想線で描いて分解斜
視図を兼ねるようにしてある。
【図7】従来例の掲示板を示し、(A)は3連形の掲示
板の正面図を実線で描くとともに、4連形の掲示板の説
明図を仮想線で付記した図、(B)は上記掲示板を切断
して描いた側面図である。
【図8】代表的な従来例の掲示板の3種類を示し、
(A)はポスターを画鋲で止めつける方式の掲示板の要
部断面図、(B)はポスターを粘着テープで貼りつけて
挟みこむ方式の掲示板の要部断面図、(C)はポスター
を押さえ板でパネルに押しつけて挟み込む方式の掲示板
の要部断面図である。
【符号の説明】
1…枠、1a…延長部、2,2a〜2c…パネル、2d
…追加パネル、3…取付金具、4…ポスター、5…画
鋲、6…多孔質樹脂板、7…塗装膜、8…粘着テープ、
9…ヒンジ、10…押さえ板、11…鉄板、12…上
枠、12a…ヒンジ軸受座、12b…パネル嵌合凹部、
13…下枠、13a…ポスター差込み溝、14…縦枠、
15…枠取付兼枠結合金具、15a1,15a2…直角2
辺、15b…上枠結合孔、15c…下枠、15d…枠体
取付孔、16…上枠カバー、16a…閉じ位置の上枠カ
バー、16b…開き位置の上枠カバー、17…縦枠カバ
ー、17a…閉じ位置の縦枠カバー、17b…開き位置
の縦枠カバー、18…仮称下枠カバー、19…マグネッ
トヒンジ、19a…マグネットブロック、19b…マグ
ネットホルダ、19c…ヒンジ軸、19d…ハンドル、
20…パネル、20a…凸部、21…取付ネジ、22…
調整ネジ、23…押さえベルト、23a…中空T字形フ
レキシブルチューブ、23b…フレキシブルマグネット
帯(商標名マグベルト)、24…天井、25…壁面。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項3の発明方法は前記請求項1,2に
係る発明方法の構成要件に加えて、前記のパネルの少な
くとも一部分を強磁性体で構成するとともに、前記の上
枠に対して傾動可能に、ポスター1枚当たり複数個のマ
グネットブロックを取り付け、上記のマグネットロッ
クを傾動させてパネルの強磁性体から離間させ、マグネ
ットブロックと強磁性体との間にポスターの上縁付近を
挿入して、 上記マグネットブロックを強磁性体へ接近
させる方向に傾動させ、ポスターを挟んで該マグネット
ブロックを強磁性体に吸着させることを特徴とする。以
上に説明した請求項3の発明方法によると、画鋲や粘着
テープなどの補助部材を用いる必要無く、マグネットブ
ロックの磁力吸着を利用してポスターをパネルに止めつ
けることができるので、画鋲や粘着テープの準備を失念
したためにポスターを貼着できなくなる虞れが無く、画
鋲や粘着テープの紛失,消耗を補うための経費が発生し
ない。その上、前記のマグネットブロックを複数個用い
るので、例えばポスターの右肩部を挟みつけてから、該
ポスターの姿勢を整えつつ左肩部を挟みつけるといった
作業が可能となる。このため1人の作業員が、補助作業
員の助けを借りることなく、迅速かつ容易に、ポスター
を正しい位置に正しい姿勢で止めつけることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図2は、上掲の図1に示された実施形態に
係る掲示板の部拡大断面図であって、掲示板の下半部
を切り取るとともに、その上半部の中央部を取り除き、
左右方向に切り詰めて描いてある。先に図1について略
述した枠取付兼枠結合金具15は、鋼板をプレス成形し
て構成された板状の部材であるが、強化プラスチックで
構成することもできる(この場合、金具という名称にと
らわれずに理解されたい)。この枠取付兼枠結合金具1
5には、互いに直角な2辺15a1,15b2が形成され
ていて、この直角2辺のそれぞれに沿って、上枠結合孔
15b、および縦枠結合孔15cが設けられ、それぞれ
上枠12および縦枠14に対してネジ結合されている。
これにより、上枠12と縦枠14とは、相互に直角に結
合される。上述の構造,機能から容易に理解されるよう
に、前記の枠取付兼枠結合金具15は、下枠13と縦枠
14とを結合するために使用することもでき、部品の互
換性が有るため、生産工程管理や購入資材管理が容易で
あり、補給部品の在庫管理も容易である。さらに、長さ
寸法の異なる上枠,下枠,縦枠(図示せず)に対して
も、この枠取付兼枠結合金具15を適合させることがで
きる。一方、このような結合用の金具を用いることによ
り、上枠,縦枠,および下枠には、取付用のネジ孔類を
設けておけば足り、これらの枠用部材に対して結合用の
フランジやブラケット類を一体成形する必要が無い。こ
のため、枠部材の製造コストを低廉ならしめるという、
重要な間接的付随効果を奏する。前記の直角2辺15a
1と同15a2とに挟まれた区域に、枠体取付孔15dが
設けられている。これにより、前記の上,縦,下枠を結
合して成る枠体を、上記の枠体取付孔15dを介して壁
面に取り付けて当該掲示板を設置する作業を迅速かつ容
易に行なうことができる。図2について以上に説明した
構造,機能から明らかなように、前記の上枠結合孔15
b,縦枠結合孔15c,および枠体取付孔15dは、ス
ルーホール,溝孔,メネジ孔などの各種の孔の何れかで
あっても良く、または切欠であっても同様の効果が得ら
れる。前記の枠取付兼枠結合金具15は、パネル20に
よって覆い隠される位置に在るので、枠体を形成して壁
面に取り付けた後、該枠体にパネル20を装着すると外
観に現れなくなる。また、例えば図2に仮想線で示した
天井24などの障害物が有っても、枠取付兼枠結合金具
15が該障害物に干渉しないので、上枠カバー16の開
き代を考慮しつつ、該障害物に隣接せしめて枠体を設置
することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】しかも、上記帯状のマグネットがフレキシ
ブルであるから、ポスターの左,右それぞれの側縁を押
さえつける際、該帯状のマグネットを撓ませながら、ポ
スターの側縁の片方の端(例えば上端)から他方の端に
向けて次第に押さえけてゆくことにより、1人の作業
員の手で該ポスターを正しい位置に貼り付けることがで
きる。さらに、この帯状マグネットでポスターの左,右
両端を押さえることによって、横風を受けても剥がれな
くなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1…枠、1a…延長部、2,2a〜2c…パネル、2d
…追加パネル、3…取付金具、4…ポスター、5…画
鋲、6…多孔質樹脂板、7…塗装膜、8…粘着テープ、
9…ヒンジ、10…押さえ板、11…鉄板、12…上
枠、12a…ヒンジ軸受座、12b…パネル嵌合凹部、
13…下枠、13a…ポスター差込み溝、14…縦枠、
15…枠取付兼枠結合金具、15a ,15a …直角2
辺、15b…上枠結合孔、15c…縦枠結合孔、15d
…枠体取付孔、16…上枠カバー、16a…閉じ位置の
上枠カバー、16b…開き位置の上枠カバー、17…縦
枠カバー、17a…閉じ位置の縦枠カバー、17b…開
き位置の縦枠カバー、18…仮称下枠カバー、19…マ
グネットヒンジ、19a…マグネットブロック、19b
…マグネットホルダ、19c…ヒンジ軸、19d…ハン
ドル、20…パネル、20a…凸部、21…取付ネジ、
22…調整ネジ、23…押さえベルト、23a…中空T
字形フレキシブルチューブ、23b…フレキシブルマグ
ネット帯(商標名マグベルト)、24…天井、25…壁
面。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に取り付けられたパネルにポスター
    を貼着して掲示する場合、 上枠と、縦枠と、下枠と、パネルとを別体に構成して設
    置場所近傍に搬送し、 上枠と縦枠と下枠とを相互に結合して枠体を形成すると
    ともに、形成した枠体を壁面に取り付け、 壁面に取り付けられた枠体にパネルを装着して、 枠体に取り付けられたパネルの表面にポスターを貼着し
    て掲示することを特徴とする、掲示方法。
  2. 【請求項2】 前記の上枠と縦枠、並びに縦枠と下枠の
    それぞれを、着脱可能な金具で結合して枠体を形成し、 上記の金具の、パネルで覆い隠される部分に、予め取付
    孔を穿っておき、 上記の取付孔を利用して該金具を壁面に取り付けること
    により、取付用の金具を外観に現すことなく前記の枠体
    を壁面に装着することを特徴とする、請求項1に記載し
    た掲示方法。
  3. 【請求項3】 前記のパネルの少なくとも一部分を強磁
    性体で構成するとともに、 前記の上枠に対して傾動可能に、ポスター1枚当たり複
    数個のマグネットブロックを取り付け、上記のマグネッ
    トロックを傾動させてパネルの強磁性体から離間させ、
    マグネットブロックと強磁性体との間にポスターの上縁
    付近を挿入して、 上記マグネットブロックを強磁性体
    へ接近させる方向に傾動させ、ポスターを挟んで該マグ
    ネットブロックを強磁性体に吸着させることを特徴とす
    る、請求項1もしくは請求項2に記載した掲示方法。
  4. 【請求項4】 前記のパネルの表面付近の少なくとも一
    部分を強磁性体材料によって構成するとともに、 上縁付近をパネルに対して止めつけられたポスターの左
    右両側縁のそれぞれを、フレキシブルな帯状のマグネッ
    トでパネルに向けて押し付けた状態で、該帯状マグネッ
    トをパネルの強磁性材に吸着させることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項3の何れかに記載した掲示方法。
  5. 【請求項5】 前記の上枠に対して、該上枠および前記
    のマグネットブロックを覆う上枠カバーを、着脱可能も
    しくは開閉傾動可能に取り付け、 かつ、前記の縦枠に対して、該縦枠および前記帯状のマ
    グネットの少なくとも一部分を覆う縦枠カバーを、着脱
    可能もしくは開閉傾動可能に取り付けておくことによ
    り、 上枠カバーおよび縦枠カバーを開き、もしくは取り外し
    た状態でポスターをパネルに挟みつけた後、 前記の上枠カバーおよび縦枠カバーを閉じ方向に傾動さ
    せ、もしくはこれらのカバーを取り付けて「磁力吸着に
    よってポスターを挟みつけている部材」の少なくとも一
    部分が外観に現れないようにすることを特徴とする、請
    求項4に記載した掲示方法。
  6. 【請求項6】 一体に成形され、もしくは一体に結合さ
    れた1本の上枠と、 上記の上枠に対して直角に、固定的に結合された複数本
    の縦枠と、 上記複数本の縦枠に対して直角に、固定的に結合された
    1本の下枠とが、着脱可能に組付けられて枠体を成形し
    ているとともに、 上記の枠体に対してパネルが着脱可能に装着されてお
    り、 かつ、前記の枠体に取付用の金具が装着されるととも
    に、該取付用金具が前記のパネルに覆われて外観に現れ
    ていないことを特徴とする掲示板。
  7. 【請求項7】 ほぼ直角をなす2辺を有する平板状の部
    材より成り、 上記2辺の内の片方の辺に沿って、上枠もしくは下枠に
    取り付けるためのメネジ孔もしくはスルーホール又は切
    欠が設けられるとともに、 前記2辺の内の他方の辺に沿って、縦枠に取り付けるた
    めのメネジ孔もしくはスルーホール又は切欠が設けられ
    ており、 かつ、前記の2辺に挟まれた区域、もしくはその付近
    に、壁面に取り付けるための孔ないし切欠が形成されて
    いる、枠取付兼枠結合金具を具備していることを特徴と
    する、請求項6に記載した掲示板。
  8. 【請求項8】 前記のパネルが鉄板もしくは鋼板で構成
    されるとともに、 該鉄板もしくは鋼板のバネ弾性により枠体の内周面に圧
    接せしめられて係脱可能に嵌合されており、 かつ、前記の上枠に、ヒンジ軸を回動可能に支持する軸
    受座が設けられるとともに、 上記の軸受座に嵌合して回動可能に支持されているヒン
    ジ軸と、マグネットブロックを固着されたマグネットホ
    ルダと、指先を掛けて操作し得る形状・寸法のハンドル
    とが一体的に連設されてなるマグネットヒンジを具備し
    ていることを特徴とする、請求項6もしくは請求項7に
    記載した掲示板。
  9. 【請求項9】 縦枠と、該縦枠に隣接するパネルとの
    間、および/または、相互に隣接するパネル同志の間に
    溝状の隙間が形成されており、 かつ、前記の溝状の隙間に嵌合する突条を有する、断面
    T字状の、フレキシブルで、磁性を有する押さえベルト
    を具備していることを特徴とする、請求項8に記載した
    掲示板。
  10. 【請求項10】 前記下枠に、パネルに貼着されたポス
    ターの下縁部付近を挿入し得る溝状の部分が形成されて
    おり、かつ、 前記上枠に、前記マグネットヒンジを覆う形の上枠カバ
    ーが開閉回動可能に蝶着され、もしくは着脱可能に取り
    付けられているとともに、 前記縦枠に、前記押さえベルトの少なくとも一部分を覆
    う形の縦枠カバーが開閉回動可能に蝶着され、もしく
    は、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする、
    請求項9に記載した掲示板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032680A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 First:Kk 掲示部材取付具
JP2010515950A (ja) * 2007-01-12 2010-05-13 カーク ペンバートン, 変更を容易にするための磁石に基づく簡単な構造を有する看板装置

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