JPH10115996A - 電子写真装置用定着装置の制御方法 - Google Patents

電子写真装置用定着装置の制御方法

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JPH10115996A
JPH10115996A JP26880796A JP26880796A JPH10115996A JP H10115996 A JPH10115996 A JP H10115996A JP 26880796 A JP26880796 A JP 26880796A JP 26880796 A JP26880796 A JP 26880796A JP H10115996 A JPH10115996 A JP H10115996A
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泰英 濱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット及び薄紙のジャムが発生せず、定
着性にも問題がなく、コピー速度が低下しない電子写真
装置用定着装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 定着ローラR1と、加熱ヒータHを備え
た加熱ローラR3と、定着ベルトBと、加圧ローラR
2と、定着ベルトBと加圧ローラR3間のニップ部と、ガ
イド板Gと、加熱通路Pで構成される電子写真装置用定
着装置1において、定着ローラR1上のベルト温度また
は前記定着ローラの表面温度が第1の設定温度T1未満
の場合には、加熱ローラR3上のベルト温度または前記
加熱ローラの表面温度が第2の設定温度T2になるよう
に加熱ヒータHの放熱量を制御し、定着ローラR1上の
ベルト温度または前記定着ローラの表面温度が第1の設
定温度T1以上の場合には、定着ローラR1上のベルト温
度または前記定着ローラの表面温度が第1の設定温度T
1になるように加熱ヒータHの放熱量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等において、記録媒体上の未定着トナ
ーを溶融圧着し、記録媒体に定着させるために使用する
電子写真装置用定着装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の電子写真装置用定着装置において
は、図4に示すように、定着ローラR 1と加熱兼テンシ
ョンローラR3(以下、単に「加熱ローラ」と略称す
る。)間に定着ベルトBを張設し、この定着ベルトBを
介して下方より押圧する加圧ローラR2を設けたベルト
定着方式と、記録媒体Dの予熱とを組み合わせた技術が
開発されている。これによって、予熱によりニップ部の
温度を低く設定でき、熱容量の小さい定着ベルトBを用
いることで、ニップ部通過時に定着ベルトBの温度を急
速に冷却させ、ニップ部出口での定着ベルトBと分離す
るトナーの凝集力を高めることで、定着ベルトBとトナ
ーとの離型性を高めて、オイルレス或いは微量のオイル
しか塗布しない場合でも、オフセットのない鮮明な定着
画像が得られる。この装置は、加熱ローラ方式では解決
できなかった離型性とオイルの塗布の問題を解決した定
着装置として知られている。
【0003】この従来の定着装置10の構成を以下に簡
単に説明する。定着装置10は、定着ローラR1と、加
圧ローラR2と、加熱ローラR3を備え、定着ローラR1
と加熱ローラR3間に定着ベルトBが張設されている。
【0004】定着ベルトBの上部にはオイル塗布ローラ
4が設けられる。また、定着ベルトBの下部には隙間
をあけて記録媒体支持体としてのガイド板Gが設けら
れ、定着ベルトBの下部とガイド板Gの間に記録媒体の
加熱通路Pを形成している。
【0005】定着ベルトBは、加熱ローラR3が加圧レ
バーUにより定着ローラR1と隔離する方向に加圧され
ることで所望の張力を得るとともに、定着ローラR1
駆動することによりスリップや緩みのない安定した回転
をすることができる。
【0006】加熱ローラR3の内部には、加熱源として
加熱ヒータHが備えられる。また、加熱兼テンションロ
ーラR3の芯金面の温度測定のためにサーミスタSを設
けている。
【0007】上記構成を有する従来の電子写真装置用定
着装置10では、サーミスタS及び図示しないコントロ
ーラによって、加熱ローラR3の芯金面の温度が設定温
度となるように加熱ヒータHの放熱量を制御している。
【0008】上記のような加熱ヒータHの制御方法によ
ると、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度は、定着
ベルトの回転時間に応じて変化し、通紙時において一定
ではないため、回転時間が短い場合には定着ローラR1
上の定着ベルトBの温度が低く、この温度を上昇させる
ため、加熱ローラR3の設定温度を高くして、定着ロー
ラR1上の定着ベルトBの温度が定着可能領域に入るよ
うに制御する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フルカラーの
連続コピー時等においては、定着ベルトBの回転時間が
長くなるため、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度
が上昇し、すなわちニップ部出口の温度が上昇し、図5
に示すような温度特性となる。
【0010】同図において、横軸は定着ベルトBの回転
時間を、縦軸は各ローラ上の定着ベルトBの温度を示
す。まず、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度が設
定温度T2になるように加熱ヒータHの放熱量を制御し
た場合の温度特性について説明する。この場合、同図の
上方における実線で示した波線W1が加熱ローラR3上の
定着ベルトBの温度を示す。一方、その下方の特性曲線
1が定着ローラR1上の定着ベルトBの温度の変化を示
す。
【0011】待機時間を経て、定着ベルトBの回転時間
が長くなるに従い、定着ローラR1上の定着ベルトBの
温度が上昇する。そして、定着ローラR1上の定着ベル
トBの温度が定着上限温度T1を超えると、オフセッ
ト、または、薄紙のジャムが発生する可能性が大きくな
る。なお、同図の破線で示す定着下限温度T1’より定
着ローラR1上の定着ベルトBの温度が低くなると、低
温オフセット、またはトナーの未定着の領域が生ずる等
の問題が生ずる。従って、定着ローラR1上の定着ベル
トBの温度は、定着上限温度T1と定着下限温度T1’と
の間にある場合が正常状態である。
【0012】表1に示すように、定着ベルトBの線速が
大きくなると、さらに上記傾向が大きくなる。表1は、
定着ベルトBの線速を変化させて、定着ベルトBの所定
の空転時間経過後の加熱ローラR3上の定着ベルトBの
温度及び定着ローラR1上の定着ベルトBの温度を測定
するとともに、ジャムまたはオフセットが発生するか否
かについて調べた試験の結果を示す。同表中のジャム・
オフセット発生の欄の○印がジャムまたはオフセットが
発生しなかった場合、×印がジャムまたはオフセットが
発生した場合を示す。
【0013】
【表1】
【0014】試験にあたっては、ポリイミド100μ+
シリコーンゴム100μの定着ベルトと、シリコーンス
ポンジ30HS(t=4)の定着ローラと、シリコーン
スポンジ40HS(t=4)の加圧ローラを使用し、加
熱ローラの設定温度を150℃として、圧力14.6k
g/片で、45kg紙(52.3g/m2紙)で先端余
白なし、全ベタの紙を使用した。
【0015】この表より明らかなように、定着ベルトB
の線速が、80mm/secから120mm/secに
大きくなると、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度
がより早く上昇して、定着上限温度T1より定着ローラ
1上の定着ベルトBの温度が高くなり、オフセット、
または、薄紙のジャムが発生する可能性が大きくなる。
【0016】この対策として、図5に示すように、定着
ローラR1上の定着ベルトBの温度が最高の時に定着上
限温度T1以下となるように、加熱ローラR3上の定着ベ
ルトBの温度を設定温度T2’にすると(この場合の特
性を破線W2及びC2で示す。)、オフセット、薄紙のジ
ャムの発生は防止することができるが、定着ローラR 1
上の定着ベルトBの温度が定着下限温度T1’に達する
までにより長い時間が必要となり、コピー速度がTsか
らTs’に低下するという問題がある。
【0017】そこで、本発明は上記従来の電子写真装置
用定着装置の制御方法における問題点に鑑みてなされた
ものであって、オフセット及び薄紙のジャムが発生する
ことがなく、定着性にも問題がなく、コピー速度が低下
することのない電子写真装置用定着装置の制御方法を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
定着ローラと、加熱ヒータを備えた加熱ローラとの間に
無端状の定着ベルトを張設し、該定着ベルトを介して下
方より押圧する加圧ローラを設けて該定着ベルトと該加
圧ローラ間にニップ部を構成し、該加熱ローラと該ニッ
プ部間における該定着ベルトの下方において記録媒体支
持体を設けて該定着ベルトとの間に加熱通路を形成した
電子写真装置用定着装置の制御方法であって、前記定着
ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温度
が第1の設定温度未満の場合には、前記加熱ローラ上の
ベルト温度または前記加熱ローラの表面温度が第2の設
定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御し、
前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの
表面温度が前記第1の設定温度以上の場合には、前記定
着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温
度が該第1の設定温度になるように前記加熱ヒータの放
熱量を制御することを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、さらに、前記定着
ロール及び前記加圧ロールのそれぞれを外部から加熱す
るもう一つの加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装
置の制御方法であって、該加熱ヒータの放熱量を、前記
加熱ローラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によっ
て制御することを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、さらに、前記定着
ロール及び前記加圧ロールのそれぞれに加熱ヒータを有
する電子写真装置用定着装置の制御方法であって、該加
熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記加熱
ヒータと同一の方法によって制御することを特徴とす
る。
【0021】本発明によれば、定着ローラ上の定着ベル
トの温度または定着ローラの表面温度が第1の設定温度
未満の場合には、加熱ローラ上の定着ベルトの温度また
は加熱ローラの表面温度が第2の設定温度になるように
加熱ヒータの放熱量を制御し、前記定着ローラ上の定着
ベルトの温度または定着ローラの表面温度が前記第1の
設定温度以上の場合には、該定着ローラ上の定着ベルト
の温度または定着ローラの表面温度が該第1の設定温度
になるように前記加熱ヒータの放熱量を制御するように
したため、オフセット及び薄紙のジャムが発生すること
がなく、定着性にも問題がなく、コピー速度が低下する
こともない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電子写真装
置用定着装置の制御方法の実施の形態の具体例を図面を
参照しながら詳細に説明する。本発明にかかる電子写真
装置用定着装置1の基本構成は、図1に示すように、上
記従来の電子写真装置用定着装置10と同様であって、
図4と同一の構成要素については同一の参照番号を付し
て詳細説明を省略する。
【0023】本発明にかかる定着装置1は、定着ローラ
1と、加圧ローラR2と、加熱ローラR3と、定着ロー
ラR1と加熱ローラR3間に帳設された定着ベルトB等で
構成される。
【0024】定着ベルトBの上部にはオイル塗布ローラ
4が設けられ、下部にはガイド板Gが設けられ、定着
ベルトBの下部とガイド板Gの間に記録媒体の加熱通路
Pが形成される。定着ローラR1上の定着ベルトBの表
面には、温度測定のため、第1のサーミスタ2が設けら
れ、この第1のサーミスタ2は第1のコントローラ3を
介してリレー4と接続されている。
【0025】加熱ローラR3の内部には、加熱源として
加熱ヒータHが備えられる。また、加熱ローラR3上の
定着ベルトBの表面には、温度測定のため、第2のサー
ミスタ5が設けられ、この第2のサーミスタ5は第2の
コントローラ6を介してリレー4に接続されている。
【0026】次に、上記電子写真装置用定着装置1の制
御方法について説明する。上記定着ローラR1及び加熱
ローラR3上の定着ベルトBの温度の設定値を、それぞ
れT1、T2とし、基本的に、両ローラR1、R3上の定着
ベルトBの温度がこれらの設定値T1、T2となるように
加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0027】通常待機状態においては、定着ローラR1
上の定着ベルトBの温度は、設定温度T1以下にあり、
加熱ローラR3上の定着ベルトBの第2のサーミスタ5
及び第2のコントローラ6によって、この加熱ローラR
3上の定着ベルトBの温度が設定温度T2になるように加
熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0028】定着ベルトBが回転すると、定着ローラR
1と加圧ローラR2は、定着ベルトBの熱伝達により温め
られ、両ローラR1、R2上の定着ベルトBの温度が上昇
する。そして、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度
がT1に達すると、リレー4が切り替わり、第1のサー
ミスタ2及び第1のコントローラ3によって定着ローラ
1上の定着ベルトBの温度がT1となるように加熱ヒー
タHの放熱量が制御される。なお、定着ベルトBの回転
が停止した直後等においても、定着ローラR1上の定着
ベルトBの温度が設定温度T1以上の場合には、同様
に、第1のサーミスタ2及び第1のコントローラ3によ
って定着ローラR1上の定着ベルトBの温度がT1となる
ように加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0029】定着ベルトBが停止した後は、徐々に定着
ローラR1上の定着ベルトBの温度が低下して設定温度
1未満になる。すると、再びリレー4が切り替わり、
第2のサーミスタ5及び第2のコントローラ6によって
加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度がT2となるよう
に加熱ヒータHの放熱量が制御される。
【0030】次に、上記本発明にかかる電子写真装置用
定着装置の制御方法によって制御した場合の温度特性を
図2に示す。図5の場合と同様に、横軸は定着ベルトの
回転時間を、縦軸は各ローラ上の定着ベルトBの温度を
示す。図2の上方における実線で示した波線Wが加熱ロ
ーラR3上の定着ベルトBの温度を示し、その下方の特
性曲線Cが定着ローラR1上の定着ベルトBの温度の変
化を示す。
【0031】待機時間から、定着ローラR1上の定着ベ
ルトBの温度が上昇して設定温度T1に達するまでは、
従来と同様に、加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度
が設定温度T2になるように制御されている。定着ロー
ラR1上の定着ベルトBの温度が設定温度T1に達する
と、リレー4が切り替わり、定着ローラR1上の定着ベ
ルトBの温度が設定温度T1になるように加熱ヒータH
の放熱量が制御されるため、定着ローラR1上の定着ベ
ルトBの温度が設定温度(定着上限温度)T1より上昇
することはなく、オフセット及び薄紙のジャムが発生す
ることはない。なお、定着ローラR1上の定着ベルトB
の温度が設定温度T1になるように加熱ヒータHの放熱
量を制御してからは、加熱ローラR3上の定着ベルトB
の温度が徐々に低下するが、加圧ローラR2の表面の温
度曲線(C’)及び予熱部(ガイド板G及び雰囲気)の
温度(曲線C”)が上昇して、加熱ローラR3上の定着
ベルトBの温度低下分を補うため、装置の定着性に問題
はない。
【0032】次に、表2及び図3を参照して、上記従来
の制御方法と本発明にかかる制御方法とを比較した実験
例を示す。表2は、従来の制御と本発明の制御におい
て、定着ベルトBの一定の空転時間経過後の加熱ローラ
3上の定着ベルトBの温度及び定着ローラR1上の定着
ベルトBの温度を測定するとともに、ジャム、オフセッ
トの発生及び定着性を調査した試験の結果を示す。同表
中のジャムまたはオフセット発生の欄には、10回試験
を行ってジャムまたはオフセットの発生した回数が記載
されている。また、定着性の良否の欄には○印が記載さ
れ、定着性に問題がなかったことを示している。
【0033】
【表2】
【0034】試験にあたっては、ポリイミド100μ+
シリコーンゴム100μの定着ベルトと、シリコーンス
ポンジ30HS(t=4)の定着ローラと、シリコーン
スポンジ40HS(t=4)の加圧ローラを使用し、線
速80mm/sec、圧力14.6kg/片で、定着ロ
ーラの設定温度T1を135℃〜140℃とし、加熱ロ
ーラの設定温度T2を155℃〜160℃として、45
kg紙(52.3g/m2紙)で先端余白なし、全ベタ
の紙をジャムの有無を確認するために使用し、55kg
紙(64g/m2紙)先端余白有り、全ベタの紙をオフ
セット及び定着性の確認のために使用した。
【0035】表2に示すように、従来の制御によると、
Bが回転してから徐々に定着ローラR1上の定着ベルト
Bの温度が上昇し、定着ベルトBの回転開始後40秒を
超えると、定着上限温度の140℃を超えてしまうた
め、定着性には問題ないものの、オフセット及び薄紙の
ジャムの発生率が徐々に上昇し、定着ベルトBの回転開
始後300秒後には、ほとんどの薄紙にジャムが発生
し、50%の紙にオフセットが発生する。
【0036】一方、本発明の制御によると、表2及び図
3に示すような結果となる。図3において、実線で示し
た波線Wが加熱ローラR3上の定着ベルトBの温度であ
り、その下方の特性曲線Cが定着ローラR1上の定着ベ
ルトBの温度の変化を示す。
【0037】待機時間から、定着ローラR1上の定着ベ
ルトBの温度が上昇して設定温度135℃に達するまで
は、従来と同様に、加熱ローラR3上の定着ベルトBの
温度が設定温度155℃〜160℃になるように加熱ヒ
ータHの放熱量が制御されている。定着ベルトBの回転
後40秒経過した時に、定着ローラR1上の定着ベルト
Bの温度が設定温度135℃に達し、リレー4が切り替
わり、定着ローラR1上の定着ベルトBの温度が設定温
度135℃〜140℃になるように加熱ヒータHの放熱
量が制御されるため、以後、定着ローラR1上の定着ベ
ルトBの温度が定着上限温度140℃より上昇すること
はない。従って、オフセット及び薄紙のジャムが発生す
ることはない。
【0038】なお、定着ローラR1上の定着ベルトBの
温度が設定温度135℃〜140℃になるように加熱ヒ
ータHの放熱量を制御してからは、加熱ローラR3上の
定着ベルトBの温度が徐々に低下し、144℃〜150
℃の間を推移するが、曲線C’で示す加圧ローラR2
表面の温度及び曲線C”で示す予熱部(ガイド板G及び
雰囲気)の温度が上昇して、加熱ローラR3上の定着ベ
ルトBの温度低下分を補うため、装置の定着性に問題は
ない。
【0039】なお、上記実施例は、加熱ヒータHを加熱
ローラR3に設けた場合を示しているが、この加熱ロー
ラR3に備えた加熱ヒータHに加えて、前記定着ロール
及び前記加圧ロールのそれぞれを外部から加熱するもう
一つの加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の場
合、または、前記定着ロール及び前記加圧ロールのそれ
ぞれに加熱ヒータを有する電子写真装置用定着装置の場
合にも、追加した加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ロー
ラに設けた前記加熱ヒータと同一の方法によって制御す
ることも可能である。
【0040】また、上記実施例においては、各ローラ上
のベルトの温度を測定して、加熱ヒータの制御に使用し
ているが、各ローラ表面の温度を測定して、加熱ヒータ
の制御に使用することも可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、オフセット及び薄紙の
ジャムが発生することがなく、定着性にも問題がなく、
コピー速度が低下することもない電子写真装置用定着装
置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電子写真装置用定着装置の構成
を示す概略図である。
【図2】本発明にかかる電子写真装置用定着装置の制御
方法を適用した場合の各ロール上の定着ベルトの温度特
性を示す図である。
【図3】本発明にかかる電子写真装置用定着装置の制御
方法を使用した実験例を示す図である。
【図4】従来の電子写真装置用定着装置の構成を示す概
略図である。
【図5】従来の電子写真装置用定着装置の制御方法を適
用した場合の各ロール上の定着ベルトの温度特性を示す
図である。
【符号の説明】
1 電子写真装置用定着装置 2 第1のサーミスタ 3 第1のコントローラ 4 リレー 5 第2のサーミスタ 6 第2のコントローラ B 定着ベルト D 記録媒体 G ガイド板 P 加熱通路 R1 定着ローラ R2 加圧ローラ R3 加熱兼テンションローラ R4 オイル塗布ローラ U 定着ベルトのテンション用加圧レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと、加熱ヒータを備えた加熱
    ローラとの間に無端状の定着ベルトを張設し、該定着ベ
    ルトを介して下方より押圧する加圧ローラを設けて該定
    着ベルトと該加圧ローラ間にニップ部を構成し、該加熱
    ローラと該ニップ部間における該定着ベルトの下方にお
    いて記録媒体支持体を設けて該定着ベルトとの間に加熱
    通路を形成した電子写真装置用定着装置の制御方法であ
    って、 前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの
    表面温度が第1の設定温度未満の場合には、前記加熱ロ
    ーラ上のベルト温度または前記加熱ローラの表面温度が
    第2の設定温度になるように前記加熱ヒータの放熱量を
    制御し、 前記定着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの
    表面温度が前記第1の設定温度以上の場合には、前記定
    着ローラ上のベルト温度または前記定着ローラの表面温
    度が該第1の設定温度になるように前記加熱ヒータの放
    熱量を制御することを特徴とする電子写真装置用定着装
    置の制御方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記定着ロール及び前記加圧ロ
    ールのそれぞれを外部から加熱するもう一つの加熱ヒー
    タを有する電子写真装置用定着装置の制御方法であっ
    て、 該加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記
    加熱ヒータと同一の方法によって制御することを特徴と
    する請求項1記載の電子写真装置用定着装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記定着ロール及び前記加圧ロ
    ールのそれぞれに加熱ヒータを有する電子写真装置用定
    着装置の制御方法であって、 該加熱ヒータの放熱量を、前記加熱ローラに設けた前記
    加熱ヒータと同一の方法によって制御することを特徴と
    する請求項1記載の電子写真装置用定着装置の制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0962837A2 (en) * 1998-06-01 1999-12-08 Nitto Kogyo Co., Ltd. Apparatus for and method of fixing toner image to recording medium

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EP0962837A2 (en) * 1998-06-01 1999-12-08 Nitto Kogyo Co., Ltd. Apparatus for and method of fixing toner image to recording medium
EP0962837A3 (en) * 1998-06-01 2001-05-09 Nitto Kogyo Co., Ltd. Apparatus for and method of fixing toner image to recording medium

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