JPH10113859A - 半導体ウエハの化学的機械的研磨方法 - Google Patents

半導体ウエハの化学的機械的研磨方法

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JPH10113859A
JPH10113859A JP26728296A JP26728296A JPH10113859A JP H10113859 A JPH10113859 A JP H10113859A JP 26728296 A JP26728296 A JP 26728296A JP 26728296 A JP26728296 A JP 26728296A JP H10113859 A JPH10113859 A JP H10113859A
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wafer
semiconductor wafer
polishing
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peripheral portion
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Masaaki Shimokawa
公明 下川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハの外周部は裏面の方向に変形するの
で、その分研磨パッドに加えられる圧力が減少し、ウエ
ハの外周部における研磨パッドの変形、及びそれに伴う
反発力が軽減され、ウエハ外周部における研磨速度の不
均一性を減少させることができる半導体ウエハの化学的
機械的研磨方法を提供する。 【解決手段】 研磨パッド27上に、上部よりバッキン
グプレート22及びバッキングフィルム23を介して半
導体ウエハ26を押圧して化学的機械的に研磨する半導
体ウエハの化学的機械的研磨方法において、半導体ウエ
ハ26外周部に相当する部分が、半導体装置ウエハ26
内部に相当する部分より、研磨パッド27に対する押圧
力を軽減し、半導体ウエハ26外周部における研磨速度
の均一性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子の製造
方法に係り、特に、化学的機械的研磨(Chemica
l Mechanical Polish:以下、CM
Pと称す)方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の通常の半導体素子の製造における
CMPは以下のように行っていた。図7はかかる従来の
CMPを説明する模式図であり、図7(a)はウエハを
保持する機構の平面図、図7(b)はそのCMP機構の
断面図である。これらの図に示すように、半導体装置が
形成される半導体ウエハ(以下、単に、ウエハという)
16は、バッキングプレート12に保持された状態で回
転しながら、圧力が加えられて研磨パッド17に押し付
けられ、その時に研磨パッド17上には、研磨スラリー
が供給され、半導体ウエハ表面は研磨パッド17と研磨
スラリーとで化学的、機械的に作用し合い研磨されてい
く。
【0003】次に、ウエハを保持する機構について述べ
る。図7(b)に示すように、ウエハ16を回転させ圧
力を加える機構の母体となるキャリア11にバッキング
プレート12が固定され、そのバッキングプレート12
にバッキングフィルム13が添付される。バッキングプ
レート12は、例えばSUSやセラミックなどからなる
鋼体であり、優れた平坦度をもつ表面を有している。
【0004】バッキングフィルム13は、例えば発泡ポ
リウレタンなどからなる弾性体であり、ウエハ16の密
着性を増加させ、かつ研磨時の衝撃を吸収分散させるこ
とにより、研磨の均一性を向上させる機能を有する。リ
テナーリング14は、ウエハ16周辺を覆い研磨中にウ
エハ16がはずれてしまうのを防止する。クランプリン
グ15は、リテナーリング14をキャリア11とクラン
プリング15との間に挟んで、固定する機能を果たす。
【0005】このような状態で、ウエハ16は、バッキ
ングフィルム13に吸着させられ、回転させられなが
ら、所定の圧力が加えられ、定盤18に貼付された研磨
パッド17に押し付けられ研磨される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成で行われるCMPでは、ウエハ16の外周
部において研磨速度の大きな不均一が発生する。図8は
そのウエハ外周部における研磨速度が不均一となる様子
を示す図である。ここでは、ウエハ上に化学気相成長法
でシリコン酸化膜を成長させ、それをCMPで研磨した
結果であり、横軸にウエハの縁からの距離(mm)を、
縦軸にCMP後のシリコン酸化膜の残り膜厚(Å)を示
している。研磨前の膜厚は10000Åである。
【0007】図8に示すように、ウエハ16の外周2m
mほどは、非常に研磨速度が速く、研磨後の残りの膜厚
がウエハ16内部より極端に薄くなっている。また、こ
の外周のすぐ内側の部分は逆に、研磨速度が遅くなり、
研磨後の膜厚が厚くなっており、かつ、その影響がウエ
ハ16の縁から6mm程度の領域まで達しているのが分
かる。
【0008】これらウエハ16外周部における、研磨の
不均一性の原因はいまだ明らかにされていないが、図9
に示すようなことが起こっているのではないかと考えら
れる。すなわち、ウエハ16の外周部A〔図7(b)参
照〕では、ウエハ16が研磨パッド17を、図9に示す
ように、押し付けて変形させてしまい、その反発力で最
外周部は、研磨速度が速くなってしまう。
【0009】また、その内側は研磨パッド17がウエハ
16に接触し難いように変形しているのではないかと考
えられる。このようなウエハ16外周部における研磨の
不均一性は、ウエハ16内における半導体製造の有効領
域を狭める結果になり、ウエハの量産における経済性を
著しく阻害し、また、製造コストを増加させるといった
問題が生じる。
【0010】本発明は、上記問題点を除去し、ウエハ外
周部は裏面の方向に変形するので、その分研磨パッドに
加えられる圧力が減少し、ウエハ外周部における研磨パ
ッドの変形、及びそれに伴う反発力が軽減され、ウエハ
外周部における研磨速度の不均一性を減少させることが
できる半導体ウエハの化学的機械的研磨方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)研磨パッド上に、上部よりバッキングプレート及
びバッキングフィルムを介して半導体ウエハを押圧して
化学的機械的に研磨する半導体ウエハの化学的機械的研
磨方法において、半導体ウエハ外周部に相当する部分
が、前記半導体ウエハ内部に相当する部分よりも前記研
磨パッドに対する押圧力を軽減し、前記半導体ウエハ外
周部における研磨の均一性を得るようにしたものであ
る。
【0012】このように、半導体ウエハ外周部は背面の
方向に変形するので、その分研磨パッドに加えられる圧
力が減少し、半導体ウエハ外周部における研磨パッドの
変形、及びそれに伴う反発力が軽減され、半導体ウエハ
外周部における研磨速度の不均一性を減少させることが
できる。 (2)上記(1)記載の半導体ウエハの化学的機械的研
磨方法において、前記ウエハ外周部に相当する部分のバ
ッキングプレート及びバッキングフィルムを削除し空間
部を形成し、前記半導体ウエハを研磨するようにしたも
のである。
【0013】このように、ウエハ外周部に相当する部分
のバッキングプレート及びバッキングフィルムを削除
し、空間部を形成するようにしたので、ウエハ外周部は
バッキングプレート及びバッキングフィルムによって押
し付けられることはなくなり、ウエハ外周部は背面の方
向に変形するので、その分研磨パッドに加えられる圧力
が減少し、ウエハ外周部における研磨パッドの変形、及
びそれに伴う反発力が軽減され、ウエハ外周部における
研磨速度の不均一性を減少させることができる。
【0014】(3)上記(1)記載の半導体ウエハの化
学的機械的研磨方法において、半導体ウエハ外周部に相
当する部分のバッキングフィルムが、前記半導体ウエハ
内部に相当する部分のバッキングフィルムよりも、薄い
バッキングフィルムを用いて、研磨するようにしたもの
である。したがって、上記(1)の効果に加えて、バッ
キングプレートの加工を必要としない。つまり、バッキ
ングプレートは加工するのが非常に大変であるが、バッ
キングフィルムはポリウレタンなどでできているため、
通常の鋏などで簡単に切り出すことができるので、外周
部の大きさなど、状況に応じて簡単に変更できる便利さ
を有する。
【0015】(4)上記(1)記載の半導体ウエハの化
学的機械的研磨方法において、前記半導体ウエハ外周部
に相当する部分のバッキングフィルムが、前記半導体ウ
エハ内部に相当する部分のバッキングフィルムよりも、
柔らかいバッキングフィルムを用いて、研磨するように
したものである。したがって、ウエハ外周部の裏面は、
バッキングフィルムの柔らかい部材からなっているため
に、押さえ付けられる力が内部より小さく、ウエハ外周
部の裏面方向に変形可能である。
【0016】よって、その分研磨パッドに加えられる圧
力が減少し、ウエハ外周部における研磨パッドの変形、
及びそれに伴う反発力が軽減され、ウエハ外周部におけ
る研磨速度の不均一性を減少させることができる。ま
た、ウエハ外周部における、ウエハとバッキングフィル
ムとの密着が得やすい。したがって、より高い密着力が
得られるので、CMPの研磨条件に対して広い範囲で対
応することができる。
【0017】(5)上記(4)記載の半導体ウエハの化
学的機械的研磨方法において、前記柔らかいバッキング
フィルムは発泡率が高いポリウレタンである。このよう
に、バッキングフィルムとして、ポリウレタンを用い、
そのバッキングフィルムの外周部に内部よりも柔らかい
部材として、同じポリウレタンであるが、発泡率が高く
多くの気泡を含んでいるものを用いるようにしたので、
簡単な構成で上記(4)の効果を奏することができる。
【0018】(6)上記(1)記載の半導体ウエハの化
学的機械的研磨方法において、半導体ウエハ内部に相当
する部分のみにバッキングフィルムを貼付し、前記半導
体ウエハ外周部に相当する部分にはバッキングフィルム
を貼付しないで、研磨するようにしたものである。した
がって、上記(1)の効果に加えて、より簡単な構成で
済ませることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1実施例を示すCMP機構の断面図であり、図1
(a)はそのCMP機構の第1態様を示す断面図、図1
(b)はそのCMP機構の第2態様を示す断面図、図2
はそのCMP機構の動作を示す要部拡大断面図であり、
この実施例では、バッキングプレートの形状を改良して
いる。
【0020】これらの図において、21はキャリア、2
2はバッキングプレート、23はバッキングフィルム、
24はリテナーリング、25はクランプリング、26は
ウエハ、27は研磨パッド、28は定盤である。この実
施例は、バッキングプレートの外周部を内部よりも低く
形成するようにしたものである。
【0021】図1(a)に示すように、外周部全体に、
欠所22aを形成し、同じ高さになるように低くしても
良いし、また、図1(b)に示すように、傾斜状の欠所
22bを形成し、外周部を次第に低くなるようにしても
良い。更に、低くした部分にバッキングフィルム23を
貼っても良い。この場合、効果を同様にするには、外周
部を低くする量をある程度増加させることになる。
【0022】このように構成したので、図2に示すよう
に、ウエハ26の外周部の裏面は、バッキングプレート
22が低くなっているために、研磨パッド27に押さえ
付けられておらず、ウエハ26の外周部はBの方向に変
形する。以上述べたように、第1実施例によれば、ウエ
ハ26の外周部はBの方向に変形可能となるので、その
分研磨パッド27に加えられる圧力が減少し、ウエハ2
6の外周部における研磨パッド27の変形、及びそれに
伴う反発力が軽減され、ウエハ26外周部における研磨
速度の不均一性は減少する。
【0023】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は本発明の第2実施例を示すCMP機構の断面
図、図4はそのCMP機構の動作を示す要部拡大断面図
であり、図4(a)はその第1態様を示す要部拡大断面
図、図4(b)はその第2態様を示す要部拡大断面図で
ある。この実施例では、バッキングフィルムの外周部の
厚さを薄くしている。
【0024】これらの図において、31はキャリア、3
2はバッキングプレート、33はバッキングフィルム、
34はリテナーリング、35はクランプリング、36は
ウエハ、37は研磨パッド、38は定盤である。この実
施例では、バッキングフィルムの外周部を内部よりも薄
いものを貼付するようにしたものである。
【0025】図4(a)に示すように、バッキングフィ
ルム33に全体に同じ高さに薄い外周部33aを設ける
ようにしても、また、図4(b)に示すように、バッキ
ングフィルム33に傾斜状に薄くなる外周部33bを設
けるようにしてもよい。したがって、ウエハ36の外周
部の裏面は、バッキングフィルム33の外周部33a,
33bが低くなっているために、ウエハ36の外周部が
研磨パッド37に押さえつけられる力が内部より小さ
く、ウエハ36の外周部はBの方向に変形する。
【0026】以上述べたように、第2実施例によれば、
ウエハ36はBの方向に変形可能であるので、その分研
磨パッド37に加えられる圧力が減少し、ウエハ36外
周部における研磨パッド37の変形、及びそれに伴う反
発力が軽減され、ウエハ36外周部における研磨速度の
不均一性は減少する。また、第1実施例のように、バッ
キングプレート32の加工を必要としない。バッキング
プレートは加工するのが非常に大変であるが、この実施
例のように、バッキングフィルムはポリウレタンなどで
できているため、通常の鋏などで簡単に切り出すことが
できるので、外周部の大きさなど、状況に応じて簡単に
変更できる便利さを有する。
【0027】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図5は本発明の第3実施例を示すCMP機構の動作
を示す要部拡大断面図である。この実施例では、バッキ
ングフィルムの外周部を内部より柔らかいものを貼付す
るようにしたものである。
【0028】この図に示すように、バッキングフィルム
33の外周部に内部よりも柔らかい部材33cを貼付す
る。柔らかい部材33cの材質としては、同じポリウレ
タンであるが、発泡率が高く多くの気泡を含んでいるも
のを用いた。したがって、弾性圧縮率が高く、同じ圧力
でも圧変形量が大きい。このように構成したので、図5
に示すように、ウエハ36の外周部の裏面は、バッキン
グフィルム33の内部よりも柔らかい部材33cからな
っているために、研磨パッド37に押さえ付けられる力
が内部より小さく、ウエハの外周部はBの方向に変形す
る。なお、図5において、32はバッキングプレートで
ある。
【0029】以上述べたように、第3実施例によれば、
ウエハ36はBの方向に変形可能となるので、その分研
磨パッド37に加えられる圧力が減少し、ウエハ36外
周部における研磨パッド37の変形、及びそれに伴う反
発力が軽減され、ウエハ36外周部における研磨速度の
不均一性は減少する。また、第2実施例より、ウエハ3
6外周部における、ウエハ36とバッキングフィルム3
3との密着が得やすい。
【0030】したがって、第2実施例の場合よりも高い
密着力が得られるので、CMPの研磨条件に対して広い
範囲で対応することができる。次に、本発明の第4実施
例について説明する。図6は本発明の第4実施例を示す
CMP機構の動作を示す要部拡大断面図である。
【0031】この実施例は、バッキングフィルムの外周
部には何も貼付しないで空間部を形成したものである。
つまり、バッキングフィルム33をウエハの内部に相当
する部分だけに貼付し外周部に相当する箇所は貼付せ
ず、空間部33dとした。それ以外は第2実施例と同様
であり、説明は省略する。この図に示すように、ウエハ
36の外周部の裏面は、バッキングフィルム33がない
ために、ウエハ36の外周部は研磨パッド37に押さえ
付けられることなく、Bの方向に変形する。
【0032】以上述べたように、第4実施例によれば、
ウエハ36はBの方向に変形可能となるので、その分研
磨パッド37に加えられる圧力が減少し、ウエハ36外
周部における研磨パッド37の変形、及びそれに伴う反
発力が軽減され、ウエハ36外周部における研磨速度の
不均一性は減少する。また、この実施例は、第2実施
例、第3実施例より、ウエハ36外周部における、ウエ
ハ36とバッキングフィルム33との密着力は劣る。
【0033】しかしながら、この実施例は、第2実施
例、第3実施例のように、2種類のバッキングフィルム
を必要とせず、より簡単な構成で済ませることができ
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0034】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、ウエハの外周部は
背面の方向に変形するので、その分研磨パッドに加えら
れる圧力が減少し、ウエハの外周部における研磨パッド
の変形、及びそれに伴う反発力が軽減され、ウエハ外周
部における研磨速度の不均一性を減少させることができ
る。
【0035】(2)請求項2記載の発明によれば、ウエ
ハ外周部に相当する部分のバッキングプレート及びバッ
キングフィルムを削除し、空間部を形成するようにした
ので、ウエハの外周部はバッキングプレート及びバッキ
ングフィルムによって押し付けられることはなくなり、
ウエハの外周部は背面の方向に変形するので、その分研
磨パッドに加えられる圧力が減少し、ウエハ外周部にお
ける研磨パッドの変形、及びそれに伴う反発力が軽減さ
れ、ウエハ外周部における研磨速度の不均一性を減少さ
せることができる。
【0036】(3)請求項3記載の発明によれば、上記
(1)の効果に加えて、バッキングプレートの加工を必
要としない。つまり、バッキングプレートは加工するの
が非常に大変であるが、バッキングフィルムはポリウレ
タンなどでできているため、通常の鋏などで簡単に切り
出すことができるので、外周部の大きさなど、状況に応
じて簡単に変更できる便利さを有する。
【0037】(4)請求項4記載の発明によれば、ウエ
ハの外周部の裏面は、バッキングフィルムの柔らかい部
材からなっているために、押さえ付けられる力が内部よ
り小さく、ウエハの外周部の裏面方向に変形可能であ
る。したがって、ウエハはBの方向に変形可能となるの
で、その分研磨パッドに加えられる圧力が減少し、ウエ
ハ外周部における研磨パッドの変形、及びそれに伴う反
発力が軽減され、ウエハ外周部における研磨速度の不均
一性を減少させることができる。
【0038】また、ウエハの外周部における、ウエハと
バッキングフィルムとの密着が得やすい。したがって、
より高い密着力が得られるので、CMPの研磨条件に対
して広い範囲で対応することができる。 (5)請求項5記載の発明によれば、バッキングフィル
ムとして、ポリウレタンを用い、そのバッキングフィル
ムの外周部に内部よりも柔らかい部材として、同じポリ
ウレタンであるが、発泡率が高く多くの気泡を含んでい
るものを用いるようにしたので、簡単な構成で上記
(4)の効果を奏することができる。
【0039】(6)請求項6記載の発明によれば、上記
(1)の効果に加えて、より簡単な構成で済ませること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すCMP機構の断面図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示すCMP機構の動作を
示す要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すCMP機構の断面図
である。
【図4】本発明の第2実施例を示すCMP機構の動作を
示す要部拡大断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すCMP機構の動作を
示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すCMP機構の動作を
示す要部拡大断面図である。
【図7】従来のCMPを説明する模式図である。
【図8】従来のCMPによるウエハの外周部における研
磨速度が不均一となる様子を示す図である。
【図9】従来技術の問題点の説明図である。
【符号の説明】
21,31 キャリア 22,32 バッキングプレート 22a 欠所 22b 傾斜状の欠所 23,33 バッキングフィルム 24,34 リテナーリング 25,35 クランプリング 26,36 半導体ウエハ 27,37 研磨パッド 28,38 定盤 33a バッキングフィルムの薄い外周部 33b バッキングフィルムの傾斜状に薄くなる外周
部 33c バッキングフィルムの内部よりも柔らかい部
材 33d 空間部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨パッド上に、上部よりバッキングプ
    レート及びバッキングフィルムを介して半導体ウエハを
    押圧して化学的機械的に研磨する半導体ウエハの化学的
    機械的研磨方法において、 半導体ウエハ外周部に相当する部分が、前記半導体ウエ
    ハ内部に相当する部分よりも研磨パッドに対する押圧力
    を軽減し、前記半導体ウエハ外周部における研磨の均一
    性を得ることを特徴とする半導体ウエハの化学的機械的
    研磨方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体ウエハの化学的機
    械的研磨方法において、前記半導体ウエハ外周部に相当
    する部分のバッキングプレート及びバッキングフィルム
    を削除し空間部を形成し、前記半導体ウエハを研磨する
    ことを特徴とする半導体ウエハの化学的機械的研磨方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体ウエハの化学的機
    械的研磨方法において、前記半導体ウエハ外周部に相当
    する部分のバッキングフィルムが、前記半導体ウエハ内
    部に相当する部分のバッキングフィルムよりも、薄いバ
    ッキングフィルムを用いて研磨することを特徴とする半
    導体ウエハの化学的機械的研磨方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体ウエハの化学的機
    械的研磨方法において、前記半導体ウエハ外周部に相当
    する部分のバッキングフィルムが、前記半導体ウエハ内
    部に相当する部分のバッキングフィルムよりも、柔らか
    いバッキングフィルムを用いて研磨することを特徴とす
    る半導体ウエハの化学的機械的研磨方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体ウエハの化学的機
    械的研磨方法において、前記柔らかいバッキングフィル
    ムは発泡率が高いポリウレタンである半導体ウエハの化
    学的機械的研磨方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体ウエハの化学的機
    械的研磨方法において、前記半導体ウエハ内部に相当す
    る部分のみにバッキングフィルムを貼付し、前記半導体
    ウエハ外周部に相当する部分にはバッキングフィルムを
    貼付しないで、研磨することを特徴とする半導体ウエハ
    の化学的機械的研磨方法。
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