JPH10112395A - 無電極ランプ点灯装置 - Google Patents
無電極ランプ点灯装置Info
- Publication number
- JPH10112395A JPH10112395A JP26407196A JP26407196A JPH10112395A JP H10112395 A JPH10112395 A JP H10112395A JP 26407196 A JP26407196 A JP 26407196A JP 26407196 A JP26407196 A JP 26407196A JP H10112395 A JPH10112395 A JP H10112395A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- resonance
- lighting device
- frequency
- switching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】無電極ランプの点灯回路を構成する素子の温度
上昇を抑える。 【解決手段】点灯回路の共振周波数あるいは発振周波数
を切り替える手段を設けることにより、負荷インピーダ
ンスが変わっても共振条件を最適に設定する。
上昇を抑える。 【解決手段】点灯回路の共振周波数あるいは発振周波数
を切り替える手段を設けることにより、負荷インピーダ
ンスが変わっても共振条件を最適に設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブに近接した
コイルに高周波電流を流し、バルブ内に高周波電磁界を
発生させてランプを点灯する無電極ランプ点灯装置に係
り、特に、ランプ近傍に金属製器具が配置されるときに
回路を安定化させる方法に関する。
コイルに高周波電流を流し、バルブ内に高周波電磁界を
発生させてランプを点灯する無電極ランプ点灯装置に係
り、特に、ランプ近傍に金属製器具が配置されるときに
回路を安定化させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無電極ランプ点灯装置は、特開平
3−138897 号公報にみられるように点灯周波数が固定さ
れていたため、金属製器具に配置されたときに回路の動
作が不安定になるという問題があった。
3−138897 号公報にみられるように点灯周波数が固定さ
れていたため、金属製器具に配置されたときに回路の動
作が不安定になるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無電極ラン
プ点灯装置では、点灯周波数を変えられないことから、
ランプ近傍に金属製器具があった場合とない場合との負
荷インピーダンスの変化に対して点灯回路の動作点がず
れ、点灯回路を構成する部品の温度が急激に上昇し、点
灯装置の破壊に至る場合があるという問題があった。
プ点灯装置では、点灯周波数を変えられないことから、
ランプ近傍に金属製器具があった場合とない場合との負
荷インピーダンスの変化に対して点灯回路の動作点がず
れ、点灯回路を構成する部品の温度が急激に上昇し、点
灯装置の破壊に至る場合があるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上述のような、金属製器
具を用いたときの無電極ランプ点灯装置の破壊を防止す
ることにある。
具を用いたときの無電極ランプ点灯装置の破壊を防止す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、急激に温度
上昇する素子に温度検知素子を配置し、検出した温度に
よって共振周波数を切り替える手段を設けることにより
達成できる。
上昇する素子に温度検知素子を配置し、検出した温度に
よって共振周波数を切り替える手段を設けることにより
達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例の点灯装
置の回路構成を示す。1はバルブ、2は励起コイル、3
および4は共振用コンデンサ、5は共振用インダクタ、
6はスイッチ素子、7はスイッチ素子制御回路、8およ
び9は高周波スイッチング素子、10は高周波スイッチ
ング素子駆動回路、11は始動制御回路、12は直流電
源、13は温度検出素子を示す。
置の回路構成を示す。1はバルブ、2は励起コイル、3
および4は共振用コンデンサ、5は共振用インダクタ、
6はスイッチ素子、7はスイッチ素子制御回路、8およ
び9は高周波スイッチング素子、10は高周波スイッチ
ング素子駆動回路、11は始動制御回路、12は直流電
源、13は温度検出素子を示す。
【0007】今、高周波スイッチング素子9の温度が低
くスイッチ素子6が遮断状態であるとする。ここで、直
流電源12より、2段に構成された高周波スイッチング
素子8,9に電圧が印加されるとする。スイッチ素子6
は、例えば、2〜3MHz程度の高周波で駆動するよう
に上下スイッチング素子で交互にスイッチングするよう
に設定されている。その結果、高周波スイッチング素子
8と9の接続点には矩形波電圧が現れる。
くスイッチ素子6が遮断状態であるとする。ここで、直
流電源12より、2段に構成された高周波スイッチング
素子8,9に電圧が印加されるとする。スイッチ素子6
は、例えば、2〜3MHz程度の高周波で駆動するよう
に上下スイッチング素子で交互にスイッチングするよう
に設定されている。その結果、高周波スイッチング素子
8と9の接続点には矩形波電圧が現れる。
【0008】ここで、共振用インダクタ5と共振用コン
デンサ3により共振する周波数を概ね矩形波の周波数に
設定する(厳密には励起コイル,プラズマ負荷のインピ
ーダンスも考慮する)と、それぞれの共振素子には高周
波高電圧が発生し、これが励起コイル2に印加され、放
電が始まり発光する。このとき、共振インダクタ5と共
振コンデンサ3の値は、高周波スイッチング素子8,9
の温度が低くなる(点灯回路効率が最高となる)ように
設定されている。
デンサ3により共振する周波数を概ね矩形波の周波数に
設定する(厳密には励起コイル,プラズマ負荷のインピ
ーダンスも考慮する)と、それぞれの共振素子には高周
波高電圧が発生し、これが励起コイル2に印加され、放
電が始まり発光する。このとき、共振インダクタ5と共
振コンデンサ3の値は、高周波スイッチング素子8,9
の温度が低くなる(点灯回路効率が最高となる)ように
設定されている。
【0009】ところが、上記のような設定に対して、該
ランプに金属製器具が設置されると、ランプから漏れた
磁界により、金属製器具に誘導電流が流れ、その結果、
回路から見たインピーダンスが変化するという現象が現
れる。その結果、共振点の設定が最適点からずれ、高周
波スイッチング素子8,9の温度が急激に上昇し、多く
の場合この高周波スイッチング素子は破壊してしまう。
ランプに金属製器具が設置されると、ランプから漏れた
磁界により、金属製器具に誘導電流が流れ、その結果、
回路から見たインピーダンスが変化するという現象が現
れる。その結果、共振点の設定が最適点からずれ、高周
波スイッチング素子8,9の温度が急激に上昇し、多く
の場合この高周波スイッチング素子は破壊してしまう。
【0010】図1はこの破壊を防止するためのもので、
温度検出素子13は高周波スイッチング素子8あるいは
9に接触あるいは近傍に配置されている。今、金属製器
具の配置により高周波スイッチング素子8,9の温度が
上昇したとすると、温度検出素子13が温度状況をスイ
ッチ素子制御回路7に伝える。スイッチ素子制御回路7
は温度検出素子13で検出した温度が低いときはスイッ
チ素子6を遮断状態にし、温度検出素子13で検出した
温度が高いときはスイッチ素子6を導通し、さらに一旦
導通すると電源を遮断するまでは導通を維持するように
設定しておく。この結果、高周波スイッチング素子8ま
たは9の温度が上昇したときはスイッチ素子6が導通
し、共振コンデンサ4と共振コンデンサ3の並列成分が
共振コンデンサとなるので、共振インダクタ5と共に構
成する共振周波数が変化する。その結果、金属製器具に
よって変化したインピーダンス分をキャンセルでき、器
具がないときと概ね同じ共振状態に戻せるので、高周波
スイッチング素子の温度上昇を抑えることができる。
温度検出素子13は高周波スイッチング素子8あるいは
9に接触あるいは近傍に配置されている。今、金属製器
具の配置により高周波スイッチング素子8,9の温度が
上昇したとすると、温度検出素子13が温度状況をスイ
ッチ素子制御回路7に伝える。スイッチ素子制御回路7
は温度検出素子13で検出した温度が低いときはスイッ
チ素子6を遮断状態にし、温度検出素子13で検出した
温度が高いときはスイッチ素子6を導通し、さらに一旦
導通すると電源を遮断するまでは導通を維持するように
設定しておく。この結果、高周波スイッチング素子8ま
たは9の温度が上昇したときはスイッチ素子6が導通
し、共振コンデンサ4と共振コンデンサ3の並列成分が
共振コンデンサとなるので、共振インダクタ5と共に構
成する共振周波数が変化する。その結果、金属製器具に
よって変化したインピーダンス分をキャンセルでき、器
具がないときと概ね同じ共振状態に戻せるので、高周波
スイッチング素子の温度上昇を抑えることができる。
【0011】ここで、スイッチ素子6は交流を通過でき
るものであれば良く、例えば、トライアックや機械式リ
レーが使用できる。また、温度検出素子13としては、
サーミスタやバイメタル等が使用できる。また、スイッ
チ素子6の耐圧に問題があるときはスイッチ素子6の両
端に小容量のコンデンサを付けることにより、必要以上
の電圧が印加されることを防止できる。
るものであれば良く、例えば、トライアックや機械式リ
レーが使用できる。また、温度検出素子13としては、
サーミスタやバイメタル等が使用できる。また、スイッ
チ素子6の耐圧に問題があるときはスイッチ素子6の両
端に小容量のコンデンサを付けることにより、必要以上
の電圧が印加されることを防止できる。
【0012】共振コンデンサ3,4の構成は図1では並
列としたが、図2のように共振コンデンサ3と共振コン
デンサ4を直列にし、片方に並列にスイッチ素子6を配
置しても同様の結果が得られる。
列としたが、図2のように共振コンデンサ3と共振コン
デンサ4を直列にし、片方に並列にスイッチ素子6を配
置しても同様の結果が得られる。
【0013】また図1または図2の実施例では、共振用
コンデンサを2個用意して共振周波数を切り替えたが、
共振用インダクタを2個用意するか、1個の共振用イン
ダクタの中にタップを設け、巻数を切り替えても目的を
達成できる。
コンデンサを2個用意して共振周波数を切り替えたが、
共振用インダクタを2個用意するか、1個の共振用イン
ダクタの中にタップを設け、巻数を切り替えても目的を
達成できる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、無電極ランプが金属器
具に配置され、点灯回路を構成する高周波スイッチング
素子の温度が上昇したときに、共振条件を切り替えて最
適共振条件に戻せるので、安定した点灯が維持できる。
具に配置され、点灯回路を構成する高周波スイッチング
素子の温度が上昇したときに、共振条件を切り替えて最
適共振条件に戻せるので、安定した点灯が維持できる。
【図1】本発明の一実施例の点灯装置の回路図。
【図2】本発明の第二の実施例の点灯装置の回路図。
1…バルブ、2…励起コイル、3…共振用コンデンサ、
4…共振用コンデンサ、5…共振用インダクタ、6…ス
イッチ素子、7…スイッチ素子制御回路、8…高周波ス
イッチング素子、9…高周波スイッチング素子、10…
高周波スイッチング素子駆動回路、11…始動制御回
路、12…直流電源、13…温度検出素子。
4…共振用コンデンサ、5…共振用インダクタ、6…ス
イッチ素子、7…スイッチ素子制御回路、8…高周波ス
イッチング素子、9…高周波スイッチング素子、10…
高周波スイッチング素子駆動回路、11…始動制御回
路、12…直流電源、13…温度検出素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 健二 東京都青梅市藤橋888番地 株式会社日立 製作所熱器ライティング事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】水銀もしくはアマルガムと不活性ガスを封
入した放電バルブと上記放電バルブに電磁界を発生させ
る励起コイルと上記励起コイルに高周波電力を供給する
点灯回路より構成される無電極ランプの点灯装置におい
て、共振周波数あるいは発振周波数を切り替える手段を
有することを特徴とする無電極ランプ点灯装置。 - 【請求項2】請求項1において、上記共振周波数あるい
は発信周波数を切り替える手段は共振周波数あるいは発
振周波数を決める要素を切り替える手段からなる無電極
ランプ点灯装置。 - 【請求項3】請求項1において、共振周波数あるいは発
振周波数を決めるコンデンサを2個並列に設置し、一方
のコンデンサには直列にスイッチ素子を配置した無電極
ランプ点灯装置。 - 【請求項4】請求項1において、共振周波数あるいは発
振周波数を決めるコンデンサを2個直列に設置し、一方
のコンデンサには並列にスイッチ素子を配置した無電極
ランプ点灯装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、点灯
回路を構成する素子の温度を検出する手段を設け、その
温度に応じて、共振周波数あるいは発振周波数を切り替
える手段を動作せしめる無電極ランプ点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26407196A JPH10112395A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 無電極ランプ点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26407196A JPH10112395A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 無電極ランプ点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10112395A true JPH10112395A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17398122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26407196A Pending JPH10112395A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 無電極ランプ点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10112395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11162670A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明装置 |
KR100343686B1 (ko) * | 1999-08-31 | 2002-07-19 | 엘지전자주식회사 | 마이크로 웨이브 조명기기의 밝기 조절장치 및 방법 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP26407196A patent/JPH10112395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11162670A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明装置 |
KR100343686B1 (ko) * | 1999-08-31 | 2002-07-19 | 엘지전자주식회사 | 마이크로 웨이브 조명기기의 밝기 조절장치 및 방법 |
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