JPH10112288A - 放電ランプ - Google Patents

放電ランプ

Info

Publication number
JPH10112288A
JPH10112288A JP9269483A JP26948397A JPH10112288A JP H10112288 A JPH10112288 A JP H10112288A JP 9269483 A JP9269483 A JP 9269483A JP 26948397 A JP26948397 A JP 26948397A JP H10112288 A JPH10112288 A JP H10112288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead conductor
discharge lamp
glass tube
torch
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9269483A
Other languages
English (en)
Inventor
Hartmut Seiler
ザイラー ハルトムート
Benhard Woerner
ヴェールナー ベルンハルト
Ralf Kramp
クラムプ ラルフ
Ingo Dr Gorille
ゴリレ インゴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH10112288A publication Critical patent/JPH10112288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/36Seals between parts of vessels; Seals for leading-in conductors; Leading-in conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • H01J61/34Double-wall vessels or containers

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分放電やフラッシュオーバーの危険性のな
い小型で安全な放電ランプを提供すること。 【解決手段】 ガラス管によって取り囲まれているリー
ド導体に沿って帰還リード導体が案内されているトーチ
部領域において、前記リード導体と帰還リード導体の間
で生じている前記リード導体表面とこれを取り囲むガラ
ス管内面との間の空間における電界の最大電界強度が、
空気に対するイオン化電界強度よりも少なくなるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口金と、該口金に
接続されたトーチ部を備えており、前記トーチ部は放電
容器を有しており、該放電容器内には少なくとも2つの
電極が配設されており、前記電極は口金へ案内される電
気的リード導体と接続されており、前記リード導体は、
トーチ部内でガラス管によって取り囲まれて1つの電極
方向に延在しており、帰還リード導体は別の電極からト
ーチ部外へ該トーチ部に沿って延在している、放電ラン
プ、特に車両用照明装置のための放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の放電ランプは、例えばドイツ連
邦共和国特許出願公開第4319467号公報から公知
である。この放電ランプは、1つの口金と該口金に接続
されたトーチ部を有している。このトーチ部は放電容器
を有しており、該放電容器内には少なくとも2つの電極
が配設されており、該2つの電極の間には放電ランプの
動作中にアーク放電が形成される。これらの電極はそれ
ぞれリード導体に接続されている。この場合一方の電極
は、トーチ部内のガラス管によって取り囲まれたリード
導体と接続され、他方の電極はトーチ部外でこのトーチ
部に沿って口金方向に延在する帰還リード導体と接続さ
れている。このトーチ部は、リード導体を取り囲むガラ
ス管を介して機械的に口金と接続されている。そのため
このガラス管は、トーチ部を確実に支持するためにも十
分な大きさの断面を有していなければならない。またト
ーチ部の固定がこのトーチ部を取り囲むガラス管を介し
て行われる放電ランプの構造形態も公知である。但しこ
の場合も内方のガラス管が十分な大きさの断面を有して
いなければならず、これに基づいて放電容器も構成され
る必要がある。リード導体表面とガラス管内面との間に
は、空気で充たされた空間が残される。放電容器をその
口金部も含めてできるだけコンパクトに構成するために
は、帰還リード導体ができるだけガラス管近傍でガラス
管に沿って口金に案内されるようにしなければならな
い。放電ランプの作動に対してはランプの点孤が行わ
れ、それに対してはリード導体を介して電極に高周波の
高電圧が印加される。これは数10kボルトに達し得
る。その際にはガラス管内での不所望な部分放電や放電
容器外でのフラッシュオーバーが生じないことが保証さ
れなければならない。このフラッシュオーバーは特に数
メガヘルツの高周波高電圧による放電ランプの点孤の際
に生じる。このような不都合は、一方ではランプ自体を
危険に晒し、他方ではランプ点孤の失敗につながる。な
ぜならこれは必要な点孤エネルギーを奪うからである。
特にリード導体と帰還リード導体との間では口金近傍か
又は口金領域において、高電圧の影響下で強い電界が形
成されることがわかっている。これはリード導体表面と
ガラス管内面との間に存在する空気で充たされた空間に
よってそこでの電離作用が減衰することによって引き起
こされる。この障害的な部分放電は、特に外気圧が低下
している中で放電ランプを作動させた場合にひどくな
る。これは比較的高い高度においてよくあることであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来技
術における欠点に鑑みこれを解消すべく改善を行うこと
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によ
り、ガラス管によって取り囲まれているリード導体に沿
って帰還リード導体が案内されているトーチ部領域にお
いて、前記リード導体と帰還リード導体の間で生じてい
る前記リード導体表面とこれを取り囲むガラス管内面と
の間の空間における電界の最大電界強度が、空気に対す
るイオン化電界強度よりも少なくなるように構成されて
解決される。
【0005】本発明による放電ランプによって得られる
利点は、リード導体と帰還リード導体の間で生じる、リ
ード導体表面とガラス管内面の間の電界が減衰されるこ
とである。それにより、放電ランプの構造が小型化で
き、あるいは同じ構造のもとで、ガラス管内の部分放電
又はトーチ部外のフラッシュオーバーの危険性を高める
ことなく可及的に点孤電圧を高めることが可能となり、
あるいは高い高度でも危険の伴なわない放電ランプの作
動が可能となる。
【0006】本発明の別の有利な実施例及び改善例は従
属請求項に記載される。
【0007】本発明の別の有利な構成例によれば、リー
ド導体表面とガラス管内面との間に存在する空間が少な
くとも部分的に電気絶縁材料で充たされる。これによ
り、空気で充たされた空間がリード導体又はガラス管の
サイズを変更することなく簡単に完全に除去でき、間隔
sも相応に小さく保持ないしは除去され得る。
【0008】本発明のさらに別の有利な構成例によれ
ば、リード導体は、導体区分と、導電性材料からなる処
理区分とを有し、該処理区分は前記導体区分表面とガラ
ス管内面の間に設けられ、前記導体区分とコンタクトさ
れており、間隔が前記処理区分表面とガラス管内面との
間で定められる。これによりリード導体表面が拡大さ
れ、それに伴ってリード導体表面とガラス管内面との間
の間隔が低減ないしは除去される。
【0009】さらに別の有利な構成例によれば、放電容
器方向で前記空間を仕切る境界面が前記リード導体表面
に対して少なくともほぼ垂直に配置される。これによ
り、放電容器方向へのリード導体の案内領域におけるリ
ード導体と帰還リード導体の間で生じる電界の電界強度
上昇が抑えられる。それにより部分放電ないしはフラッ
シュオーバーの危険性も低下する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づき詳細に
説明する。
【0011】図1〜図9に示されている放電ランプは、
特に車両用照明装置、例えば前照灯等に使用するために
設けられる。この放電ランプは簡略化されて示されてい
る口金10を有している。この口金10は複数の部材で
構成されていてもよく、それらを介してこの口金10は
例えば前照灯の反射器における開口部に配設されてもよ
い。この口金10にはトーチ部12が接続される。この
トーチ部12内に放電容器14が配設されている。この
放電容器14内には少なくとも2つの電極16,18が
突出しており、さらにこの放電容器14には、例えばキ
セノン、水銀等の希ガスや場合によっては金属ハロゲン
化物からなる充填物が含まれる。放電容器14は管状の
突出部20,21を有している。この場合口金10側の
突出部20内にはリード導体22が電極16に対して設
けられており、また口金10とは反対側の突出部21内
には別の電極18と接続されたリード導体23が設けら
れている。突出部20,21を備えた放電容器14は、
例えば石英ガラス等のガラスからなっている。電極1
6,18とリード導体22,23の接続のために、これら
の間にはそれぞれ金属箔24が設けられる。この金属箔
24は例えばモリブデンからなる。その他にトーチ部1
2は、突出部20,21を備えた放電容器14を取り囲
むガラス管26を有している。このガラス管26は一方
では放電容器14の保護のために用いられ、他方では放
電ランプの動作中に発生する放射紫外線の遮蔽のために
用いることができる。リード導体23には放電容器14
の他にトーチ容器12外部で延在する帰還リード導体2
8が接続されている。この帰還リード導体28はトーチ
容器12に沿って口金10方向に案内されており、さら
にこれは絶縁部29も備えている。電極16に対するリ
ード導体22と電極18からの帰還リード導体28は、
口金10におけるここでは図示されていないそれぞれ1
つの差込コンタクトに接続されている。
【0012】図1に示されている従来方式の放電ランプ
の実施例では、口金10近傍の突出部20領域内でリー
ド導体22の表面と、ここでは中空ガラス管として形成
されている突出部20の内面との間に空気で充たされた
空間30が存在している。ガラス管20の内面は、例え
ばリード導体22近傍で該ガラス管20が圧潰されて放
電容器14方向に延在している。これはリード導体22
と金属箔24を気密状態で確実に案内するためである。
リード導体22は通常は約0.4mmの直径dを有した
ワイヤで構成され、ガラス管20は約2mmの内径を有
している。それによりリード導体22とガラス管20の
間には、空気で充たされた約0.8mmの空間30によ
る間隔sが存在する。
【0013】図2には突出部20の断面が示されてい
る。ここでは放電ランプの動作中にリード導体22と帰
還リード導体28の間に生じる電界の電界ライン31の
経過がプロットされている。この電界は、リード導体2
2の領域では高い電界強度を有している。電界ライン密
度(これは電界強度の尺度であり、電界ライン31間の
間隔aによって特徴づけられている)は、リード導体2
2表面の帰還リード導体28側で最大となり、そこにお
いては場合によって空気の絶縁破壊電界強度を越える。
放電ランプの動作に対しては電気的な安定器が設けられ
てる。この安定器は点孤部を有しており、この点孤部に
よって放電ランプの点孤のための高周波の高電圧が形成
されこれが印加される。放電ランプのこのような点孤過
程の際に、部分放電や放電容器14外へのフラッシュオ
ーバーの危険性が最大となる。特にこの危険性は気圧の
低い所、例えば高度が高い所ではさらに高まる。
【0014】図3には本発明による放電ランプでの実施
例が同じように断面図で示されている。この場合ここで
はリード導体22の直径dが0.6mm〜1.4mmの間
の範囲で拡大されており、それに対してガラス管20の
内径Dは変更されず約2mmである。有利にはリード導
体22の直径dは約1mm〜1.8mmである。リード
導体22の表面とガラス管20の内面の間の間隔は、こ
の場合相応に約0.3mm〜0.7mm、有利には約0.
5mm〜0.6mmである。リード導体22の直径dが
約1mmの場合では、直径dが約4mmの実施例に比べ
てリード導体22表面での電界強度がほぼ半減する。そ
れにより、フラッシュオーバーを発生させることなく帰
還リード導体28とリード導体22の間の間隔を相応に
狭めたり、放電ランプ点孤のために印加される点孤電圧
を2倍に高めることが可能である。図3にもリード導体
22と帰還リード導体28の間に形成される電界の電界
ライン31経過がプロットされている。この場合図2の
ものよりも低い電界強度が電界ライン31の比較的大き
な間隔a′に合わせて強調されている。それと共に、空
気で充たされた空間30によって生じるリード導体22
とガラス管20内面との間の間隔sは、図2の従来方式
による放電ランプよりも狭い。
【0015】図4には本発明による放電ランプでの第2
実施例が断面図で示されている。この場合はガラス管2
0の内径Dが図2の従来方式の放電ランプよりも小さ
い。有利にはガラス管20の内面は、リード導体22の
表面に当接している。そのためこれらの間にはもはや空
間が存在しなくなり、それと共に空間による間隔sもな
くなる。この実施例は、放電ランプの製造の際にガラス
管20の塑性整形、特に圧縮によって実現可能である。
この場合ガラス管20は図1及び図2による実施例のよ
うに円形の断面を有するか、又は図4に示されているよ
うにやや矩形ぎみの断面を有していてもよい。この場合
の断面形状は次のように選択される。すなわちガラス管
20がトーチ容器12の確実な保持のための十分な曲げ
強さを有するように選択される。この図4にも放電ラン
プの動作中にリード導体22と帰還リード導体28の間
に形成される電界の電界ライン31が示されている。こ
こでも電界ライン31間の間隔a′が図2のものよりも
拡大している様子が強調されている。これにより、帰還
リード導体28とリード導体22の間の間隔の低減又は
点孤電圧の引上げがフラッシュオーバーの危険性を伴わ
ずに達成可能となる。
【0016】図5のaには本発明による放電ランプの第
3実施例が示されている。この場合この実施例ではリー
ド導体22表面とガラス管20内面との間の空間30が
少なくとも部分的に電気絶縁材料で充たされている。図
示の簡単化の理由から、ガラス管26と帰還リード導体
28はここでは示していない。前記絶縁材料としては例
えばプラスチック体(例えばシリコン等)が適用可能で
ある。このプラスチック体を伴った空間30は放電ラン
プ製造の際に鋳造される。また選択的に前記絶縁材料と
してセラミック体やガラス体も適用可能である。これら
も放電ランプ製造の際に空間30内に挿入される。また
様々な材料の混合体を空間30内に充填材として挿入す
ることも可能である。この場合の充填材料としては有利
には石英ガラスと類似の誘電率εr(約2〜5)を有す
る材料が適用される。選択的に非導電性か又は部分的に
導電性の粉末を空間30内に充填してもよい。この粉末
は密閉キャップ又は密閉栓によってその位置に維持され
る。この密閉栓は、この粉末自体の溶融か又は固形化又
は接合剤(接着剤ないし封ろう)との混合等によって形
成されてもよい。また選択的にリード導体22に、これ
に密に接する電気絶縁材料からなる外套部を設け、放電
ランプ製造時にガラス管20内に挿入してもよい。
【0017】空間30内に配設される電気絶縁材料によ
って、前述した第3実施例による形態でも、空気で充た
された空間によるリード導体22表面とガラス管20内
面との間の間隔を低減させるか完全に除去することがで
きる。それにより、リード導体22と帰還リード導体2
8の間の空間に生じる電界強度が低減される。図5のc
には放電ランプの変化例におけるトーチ部12の断面が
示されている。この実施例では空間30が、100μm
よりも小さい粒子サイズの粉末ガラスで充填されてい
る。この空間30に形成される電界ライン31の間隔
a′は、従来方式による放電ランプのもとでの空間30
に形成される電界ライン31の間隔aよりも著しく大き
い。
【0018】図6には本発明による放電ランプの第4実
施例が示されている。この実施例では、リード導体22
表面とガラス管20内面との間に、導電性材料からなる
処理部34が設けられている。この処理部とリード導体
22は電気的に接続される。この場合のリード導体22
はワイヤ形状で構成される。図6に示されている実施例
では処理部34がガラス管20内面に被着される導電性
コーティング部として形成されている。このコーティン
グ部34は、ガラス管20の製造時にその内面に被着さ
れる。このコーディング部は例えばアルミニウム、クロ
ーム、タングステン、チタン、モリブデン、ニオブ、す
ず、銀等の金属か又はこれらの金属のうちの少なくとも
1つを含んだ合金からなっていてもよい。また選択的に
このコーディング部34はその他の導電性材料(たとえ
ば導電性プラスチック等)からなってもいてもよい。コ
ーディング部34は、少なくとも100オングストロー
ムの厚さで例えばスパッタリング等によってガラス管2
0内面に被着されてもよい。また選択的に前記コーティ
ング部34は、溶融又は乳化された形状、例えば液状ラ
ッカー等の形状で被着されてもよい。この場合はそれ自
体の加熱によって、その溶融剤が蒸発し導電性材料のみ
がコーディング部34として残留する。その他にガラス
管20の内面を次のように化学的に処理することも可能
である。すなわちこの内面に導電性膜が形成されるよう
に化学処理することも可能である。これは例えば内面の
導電的処理によって達成され得る。さらに選択的に前記
処理部34を例えば導電性材料からなるスリーブの形状
で構成することも可能である。これはリード導体22と
ガラス管20内面の間のガラス管20内に挿入される。
この場合このスリーブは、中実に構成されても、あるい
は金属メッシュ又は金属敷きであってもよい。リード導
体22と前記処理部34との電気的コンタクトは、有利
にはリード導体22の気密な案内領域にて放電容器14
方向で行われる。選択的又は付加的にリード導体22と
前記処理部34との電気的コンタクトのためにこれらの
間に例えば金属等の導電性材料からなる少なくとも1つ
のばね素子36が設けられてもよい。このばね素子36
は、例えばうずまきばね等の圧縮ばねか又は図6に示さ
れているように板ばねとして構成されていてもよい。前
述した第4実施例による放電ランプの構成では処理部3
4がリード導体22とのその電気的接続によってリード
導体の一部となり、その表面がガラス管20の内面近傍
で延在する。それにより、この第4の実施例による放電
ランプの構成のもとでも空気の充たされた空間によって
形成される、リード導体22及び処理部34からなるリ
ード導体表面とガラス20内面との間の間隔がごく僅か
に狭められるか完全に存在しなくなる。そのため点孤電
圧が比較的高い場合でもガラス管20において部分放電
が生じることはない。
【0019】図7には前述の図6の説明で記載した放電
ランプの実施例とほぼ同じものが示されている。しかし
ながらこの実施例ではリード導体22と処理部34の電
気的コンタクトが変更されている。この場合リード導体
22はガラス管20内で少なくともその全長の一部がジ
グザグに屈曲されている。そのためこのリード導体22
は少なくとも一カ所、有利には複数箇所で、圧力の下に
処理部34に当接しこれとコンタクトしている。またこ
のリード導体22は付加的に前述の図6の場合と同じよ
うにガラス管20を通って放電容器14方向へその気密
な案内領域において処理部34とコンタクトさせてもよ
い。また付加的にこのリード導体22を図7で波線で示
されているように波形に曲げて延在させ、1つ又は複数
の箇所にて処理部34に圧力下で当接させてもよい。
【0020】図8には本発明による放電ランプの第5実
施例が示されている。この場合はリード導体22表面と
ガラス管20内面との間に、図1及び図2による従来方
式に相応した放電ランプのもとで存在したのと同じよう
に空気で充たされた空間30が存在していてもよいし、
あるいはこの空気で充たされた空間が前述した実施例の
ように縮小されるか又は完全に除かれていてもよい。図
2による従来技法に相応した放電ランプの実施例の場合
では空間30がリード導体22の放電容器14方向への
気密な案内のためにテーパ状に構成される。それにより
放電容器14方向でその境界面40がリード導体22表
面に対して鋭角に傾斜して配置される。このような境界
面40の配置構成によってこの領域で形成される電界の
電界強度の大幅な上昇が引き起こされる。この場合の電
界ライン31の経過は図8中波線で示されている。図8
による本発明の放電ランプの第5実施例による構成で
は、空間30を放電容器14方向で仕切る境界面40が
リード導体22表面に対して少なくともほぼ垂直に配置
される。これにより図2に比べて電界強度の上昇が比較
的僅かに抑えられ、これはこの領域における電界ライン
31のそれほど密ではない経過によっても表されてい
る。
【0021】図9には図8による放電ランプの変化例が
示されている。この変化例では付加的に、気密な案内部
における境界面40から、リード導体22を取り囲む突
起41が張り出している。この突起41は空間30内部
へ突出している。これにより、電界強度の上昇のさらな
る低減が達成される。これもこの領域における電界ライ
ン31の図8の場合よりもさらに密ではない経過によっ
て表されている。
【0022】前述した第1実施例から第5実施例による
放電ランプの実施手段はそれぞれ独立して実現可能であ
るが、これらの実施手段の組合せももちろん可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来方式の放電ランプを示した図である。
【図2】図1による放電ランプにおけるラインII−I
Iに沿った断面図である。
【図3】本発明による放電ランプの第1実施例によるラ
インII−IIに沿った断面図である。
【図4】本発明による放電ランプの第2実施例によるラ
インII−IIに沿った断面図である。
【図5】aは本発明による放電ランプの第3実施例によ
る部分縦断面図、bは従来方式による放電ランプの断面
図、cは第3実施例による放電ランプの変化例の断面図
である。
【図6】本発明による放電ランプの第4実施例の部分縦
断面図である。
【図7】図6の本発明による放電ランプの変化実施例を
示した図である。
【図8】本発明による放電ランプの第5実施例の部分縦
断面図である。
【図9】図8の本発明による放電ランプの変化実施例を
示した図である。
【符号の説明】
10 口金 12 トーチ部 14 放電容器 16,18 電極 20 ガラス管 22 リード導体 29 絶縁部 30 空間 40 境界面 28 帰還リード導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルンハルト ヴェールナー ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン ユン カースシュトラーセ 2 (72)発明者 ラルフ クラムプ ドイツ連邦共和国 ロイトリンゲン シャ ーフシュタルシュトラーセ 30 (72)発明者 インゴ ゴリレ ドイツ連邦共和国 オーバーリークシンゲ ン アーホルンヴェーク 11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口金(10)と、該口金に接続されたト
    ーチ部(12)を備えており、前記トーチ部(12)は
    放電容器(14)を有しており、該放電容器(14)内
    には少なくとも2つの電極(16,18)が配設されて
    おり、前記電極は口金(10)へ案内される電気的リー
    ド導体(22;22,34;28)と接続されており、
    前記リード導体(22;22,34)は、トーチ部(1
    2)内でガラス管(20)によって取り囲まれて1つの
    電極(16)方向に延在しており、帰還リード導体(2
    8)は別の電極(18)からトーチ部(12)外へ該ト
    ーチ部に沿って延在している、放電ランプにおいて、 ガラス管(20)によって取り囲まれているリード導体
    (22;22,34)に沿って、帰還リード導体(2
    8)が案内されているトーチ部(12)領域において、
    前記リード導体(22;22,34)と帰還リード導体
    (28)の間で生じている前記リード導体(22;2
    2,34)表面とこれを取り囲むガラス管(20)内面
    との間の空間(30)における電界の最大電界強度が、
    空気に対するイオン化電界強度よりも少なくなるように
    構成されていることを特徴とする、放電ランプ。
  2. 【請求項2】 口金(10)と、該口金に接続されたト
    ーチ部(12)を備えており、前記トーチ部(12)は
    放電容器(14)を有しており、該放電容器(14)内
    には少なくとも2つの電極(16,18)が配設されて
    おり、前記電極は口金(10)へ案内される電気的リー
    ド導体(22;22,34;28)と接続されており、
    前記リード導体(22;22,34)は、トーチ部(1
    2)内でガラス管(20)によって取り囲まれて1つの
    電極(16)方向に延在しており、帰還リード導体(2
    8)は別の電極(18)からトーチ部(12)外へ該ト
    ーチ部に沿って延在している、放電ランプにおいて、 前記リード導体(22;22,34)表面とこれを取り
    囲むガラス管(20)内面との間における、空気で充た
    された空間(30)によって存在する間隔(s)が最大
    で0.7mmであることを特徴とする放電ランプ。
  3. 【請求項3】 空気で充たされた空間(30)によって
    存在する前記間隔(s)は最小でほぼ0である、請求項
    1又は2記載の放電ランプ。
  4. 【請求項4】 前記ガラス管(20)は約2〜3mmの
    内径(D)を有し、前記リード導体(22)は約0.6
    〜1.4mmの直径(d)を有している、請求項1〜3
    いずれか1項記載の放電ランプ。
  5. 【請求項5】 前記リード導体(22)表面とガラス管
    (20)内面との間に存在する空間(30)が少なくと
    も部分的に電気絶縁材料で充たされている、請求項1〜
    4いずれか1項記載の放電ランプ。
  6. 【請求項6】 前記リード導体は、導体区分(22)
    と、導電性材料からなる処理区分(34)とを有し、該
    処理区分(34)は前記導体区分表面とガラス管(2
    0)内面の間に設けられ、前記導体区分(22)とコン
    タクトされており、間隔(s)が前記処理区分(34)
    表面とガラス管(20)内面との間で定められている、
    請求項1〜5いずれか1項記載の放電ランプ。
  7. 【請求項7】 前記処理区分(34)は、ガラス管(2
    0)内面の導電性材料によるコーティングによって形成
    されている、請求項6記載の放電ランプ。
  8. 【請求項8】 前記処理区分(34)と導体区分(2
    2)とのコンタクトは、少なくとも導体区分(22)の
    放電容器(14)への引き込み領域近傍にて行われてい
    る、請求項6又は7記載の放電ランプ。
  9. 【請求項9】 前記処理区分(34)と導体区分(2
    2)とのコンタクトは、少なくとも前記導体区分(2
    2)と処理区分(34)に当接した導電性のばね素子
    (36)を介して行われている、請求項6〜8いずれか
    1項記載の放電ランプ。
  10. 【請求項10】 前記導体区分(22)は、ガラス管
    (20)内で前記処理区分(34)と少なくとも一カ所
    でコンタクトするように、少なくとも領域毎に曲折され
    て延在している、請求項6〜8いずれか1項記載の放電
    ランプ。
  11. 【請求項11】 口金(10)と、該口金に接続された
    トーチ部(12)を備えており、前記トーチ部(12)
    は放電容器(14)を有しており、該放電容器(14)
    内には少なくとも2つの電極(16,18)が配設され
    ており、前記電極は口金(10)へ案内される電気的リ
    ード導体(22;22,34;28)と接続されてお
    り、前記リード導体(22;22,34)は、トーチ部
    (12)内でガラス管(20)によって取り囲まれて1
    つの電極(16)方向に延在しており、帰還リード導体
    (28)は別の電極(18)からトーチ部(12)外へ
    該トーチ部に沿って延在している、放電ランプにおい
    て、前記放電容器(14)方向で前記空間(30)を仕
    切る境界面(40)が前記リード導体(22)表面に対
    して少なくともほぼ垂直に配置されていることを特徴と
    する放電ランプ。
  12. 【請求項12】 前記境界面(40)から空間(30)
    方向へ、前記リード導体(22)を少なくともその周面
    でその全長の一部に亘って取り囲む突起(41)が突出
    している、請求項11記載の放電ランプ
JP9269483A 1996-10-02 1997-10-02 放電ランプ Pending JPH10112288A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19640666A DE19640666A1 (de) 1996-10-02 1996-10-02 Entladungslampe, insbesondere für Fahrzeugbeleuchtungseinrichtungen
DE19640666.8 1996-10-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10112288A true JPH10112288A (ja) 1998-04-28

Family

ID=7807688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9269483A Pending JPH10112288A (ja) 1996-10-02 1997-10-02 放電ランプ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5903093A (ja)
JP (1) JPH10112288A (ja)
DE (1) DE19640666A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10015558C2 (de) * 2000-03-30 2002-03-14 Heraeus Noblelight Gmbh Optischer Strahler
DE10325553A1 (de) * 2003-06-05 2004-12-23 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH Zweiseitig verschlossene Lampe
CN102714128B (zh) * 2010-01-28 2016-04-20 皇家飞利浦电子股份有限公司 具有减小高度的燃烧器和制造燃烧器的方法
WO2023098949A1 (de) * 2021-12-02 2023-06-08 FLAXTEC GmbH Gasentladungslampe und lampenfeld für hohe betriebsspannungen und verwendung solcher lampen

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2761155B2 (ja) * 1992-07-08 1998-06-04 株式会社小糸製作所 自動車用灯具の光源用放電ランプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE19640666A1 (de) 1998-04-09
US5903093A (en) 1999-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0967631B1 (en) Capacitive glow starting of ceramic high intensity discharge devices
US5990599A (en) High-pressure discharge lamp having UV radiation source for enhancing ignition
JP5351757B2 (ja) ガス放電ランプ
US6906462B1 (en) Gas discharge lamp with ignition assisting electrodes, especially for automobile headlights
EP1672677A2 (en) Discharge lamp with integral starting electrode
JP4550193B2 (ja) 高輝度放電ランプ用アーク管
US6400087B2 (en) Unit comprising a high-pressure discharge lamp and an ignition antenna
JP4568989B2 (ja) 高圧放電ランプおよび照明装置
CA1212985A (en) Arc-extinguishing ampul and fluorescent lamp having such ampul mounted on each electrode structure
EP0938127B1 (en) Starting aid for a high intensity discharge lamp
US5838104A (en) Shield for high pressure discharge lamps
JP2011077035A (ja) 容量性始動補助体付き高圧放電ランプ
JPH10112288A (ja) 放電ランプ
CA2435058C (en) Short arc discharge lamp and light source device
CN1647242A (zh) 一种高压放电灯
JP2001525115A (ja) 低圧水銀放電ランプ
JP4619002B2 (ja) 高圧放電ランプ
JPH07122241A (ja) 反射板付メタルハライドランプおよびその点灯装置
EP2122651A2 (en) Starting aid for low wattage metal halide lamps
US4651056A (en) High-pressure discharge lamp
JP2007128791A (ja) 放電ランプおよび放電ランプ装置
JP2002008593A (ja) 希ガス放電ランプ
JPH04306555A (ja) 蛍光ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061006