JPH10112029A - 光学的情報再生装置 - Google Patents

光学的情報再生装置

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JPH10112029A
JPH10112029A JP26317096A JP26317096A JPH10112029A JP H10112029 A JPH10112029 A JP H10112029A JP 26317096 A JP26317096 A JP 26317096A JP 26317096 A JP26317096 A JP 26317096A JP H10112029 A JPH10112029 A JP H10112029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セクタの先頭にアドレス情報などを表すセク
タ識別情報がトラック中心に対して半径方向外周側に一
定距離変位して配置された第1の識別情報領域と内周側
に同一定距離変位して配置された第2の識別情報領域
と、セクタ識別情報に続いてユーザ情報などがトラック
中心上に記録されたユーザ情報領域を有する光ディスク
から情報を再生する光学的情報再生装置を得ることであ
る。 【解決手段】 この発明に係る光学的情報再生装置は、
トラックの接線方向に対して少なくとも2分割された光
検出器それぞれの出力から生成される和信号と差信号を
用いて光ディスク上の情報を再生する装置で、セクタ識
別情報は差信号波形整形手段により差信号から第1の識
別情報と第2の識別情報をそれぞれ個別に検出し、ま
た、ユーザ情報は和信号波形整形手段により和信号から
検出し、その後足し合わせる構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学的情報再生
装置に係わるものであり、より詳しくはディスク媒体上
に同心円またはスパイラルでトラックが配され、そのト
ラックは円周方向にセクタ分割され、さらに、セクタは
その先頭にアドレス情報などを表すセクタ識別情報がト
ラック中心に対して半径方向内周側および外周側にそれ
ぞれ略一定距離変位して配置されたセクタ識別情報領域
と、セクタ識別情報領域に続きユーザ情報などがトラッ
ク中心上に記録されたユーザ情報領域で構成される媒体
から情報を光学的に再生する装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を保存するメモリ手段に対
し、画像情報や映像情報のように、従来の文字情報や音
声情報と比べ、より大容量を必要とする情報の保存が求
めらおり、その解決策として光ディスクが注目されてい
る。これまでの記録可能な光ディスクは、記録/再生用
の光ビームをトラック中心に制御するためにディスク製
造時に予め案内溝が刻まれている。この案内溝により、
ディスクは凸(ランド)部と凹(グルーブ)部がスパイ
ラルもしくは同心円状に形成されることになる。この凸
部と凹部の両方を記録トラック(ランドトラックおよび
グルーブトラック)とすることにより、どちらか一方を
記録トラックとする場合に比べ2倍の情報を記録できる
ことになる。この方式は、ランド・グルーブ記録方式と
呼ばれ、特公昭63−57859号公報に述べられてい
る。
【0003】通常、記録トラックはトラック方向にセク
タに分割されており、各セクタの先頭にはトラック番号
やセクタ番号等のセクタ識別情報が物理的に形成した凸
凹のピットとしてプリフォーマットされている。この場
合のセクタ識別情報の配置方法として、ランドトラック
およびグルーブトラックそれぞれに専用のセクタ識別情
報を配置する方法と、隣り合うランドトラックとグルー
ブトラックで共有するために半径方向に変位させた状
態、具体的には、ランドトラックとグルーブトラックの
真ん中に配置する方法がある。
【0004】前者の専用セクタ識別情報を配置する方法
は、そのセクタ毎に専用の情報を盛り込めるので、装置
側の制御はしやすくなる。この場合、ディスクを製造す
るためのマスタリングにおいて、ピット幅をトラックピ
ッチ幅より十分狭くする必要があり、案内溝を形成する
のと同じレーザビームでは所望のピットを形成するのが
困難となり、そのためディスクの製造工程が複雑にな
る。
【0005】一方、後者の隣り合うランドトラックとグ
ルーブトラックで共有する方法では、識別情報を2つの
トラックで共有するため、装置側ではどちらのトラック
を再生しているかを判断する必要があり、制御が前者の
専用配置方式に比べ若干複雑になる。しかし、マスタリ
ングにおける識別情報のプリフォーマットは、案内溝を
形成するのと同じレーザビームを利用することができ、
光偏向手段によりレーザビームを半径方向にランドトラ
ックまたはグルーブトラックのトラックピッチの1/4
だけ偏向させることで可能となる。このような光ディス
クおよびこれを用いた光学的情報再生装置については特
開平06−176404号公報に開示されている。
【0006】次に、後者の方法でセクタ識別情報が配置
された光ディスクを用いた光学的情報再生装置について
説明する。図17は従来の光ディスクのトラックフォー
マットを示す図である。また、図18は従来のセクタ識
別情報部の配置を示す図である。さらに、図19はこの
ようなタイプの光ディスクから情報を再生するための光
学的情報再生装置の構成を示すブロック図である。
【0007】図17および図18において、1はセクタ
識別情報がプリフォーマットされているセクタ識別情報
領域、2はユーザ情報が局所的光学定数もしくは物理的
形状の変化を利用して記録されているユーザ情報領域、
3はグルーブトラック、4はランドトラックを示す。図
から明らかなように、トラック構造はグルーブトラック
3またはランドトラック4が全周に亘りスパイラル状に
配置されており、また、トラック方向にセクタ分割され
ている。さらに、セクタはその先頭にセクタを特定する
ためのトラック番号やセクタ番号等が記録されているセ
クタ識別情報領域1、および、それに続くユーザデータ
等を記録するためのユーザ情報領域2に分割されてい
る。ここで、セクタ識別情報は、隣り合うランドトラッ
ク4とグルーブトラック3で共有されており、その変位
量はランドトラック4またはグルーブトラック3のトラ
ックピッチの1/4となっている。
【0008】つぎに、従来の光学的情報再生装置の構成
について図19をもとに説明する。同図において、11
は光ディスク、12はスピンドルモータ、13は光ヘッ
ド、14は第1の電流−電圧(I/V)変換手段、15
は第2のI/V変換手段、16は第1のI/V変換手段
14の出力と第2のI/V変換手段15の出力を加算す
る加算手段、17は加算手段16の出力を処理したのち
2値化することによりディスクに記録されている情報を
検出する和信号検出手段、18は第1のI/V変換手段
14の出力と第2のI/V変換手段15の出力の差をと
る減算手段、19は減算手段18の出力波形の極性を後
述のコントローラからの制御信号で反転するための極性
反転手段、20は極性反転手段19の出力を処理したの
ち2値化することによりディスクに記録されている情報
を検出する差信号検出手段、21は後述のコントローラ
からの制御信号により和信号検出手段17の出力と差信
号検出手段20の出力を切替選択するセレクタ手段、2
2はセレクタ手段21の出力に同期した再生クロック
(CK)を制御ゲート発生手段からの制御ゲート(R
G)で生成する再生クロック生成手段、23はセレクタ
手段21の出力を再生クロック生成手段22からの再生
クロックのタイミングで情報”1”か”0”かを判別し
たのちデータを復調するデータ復調手段、24はセレク
タ手段21の出力を再生クロック生成手段22からの再
生クロックのタイミングで情報”1”か”0”かを判別
することでセクタ識別情報を再生したのちアドレスを再
生するアドレス情報再生手段、25はアドレス情報再生
手段24からのアドレス再生完了信号のタイミングを基
準として前述の制御ゲートを生成する制御ゲート生成手
段、26はアドレス情報再生手段24からのアドレス情
報に基づき極性判定回路に制御信号を出力するコントロ
ーラ、を示す。さらに、光ヘッド13は、131はレー
ザダイオード(LD)、132はコリメートレンズ、1
33はビームスプリッタ(BS)、134は集光レン
ズ、135は光検出器(PD)で構成される。
【0009】以上のように構成された従来例の光学的情
報再生装置の動作を図19および図20に従って説明す
る。図20は図19の各部の波形を示す。
【0010】光ディスク11がメカ的機構によりスピン
ドルモータ12に装着されると、コントローラ26から
図示しないスピンドル起動信号および回転数情報が図示
しない回転制御手段に送られ、スピンドルモータ12が
所定回転数に設定される。つぎに、光ヘッド13のレー
ザダイオード131が、コントローラ26からの図示し
ない点灯指令信号により点灯する。このとき、レーザダ
イオード131の出力は、図示しないフィードバック制
御手段により、一定値になるように制御されている。
【0011】レーザダイオード131から出射されたレ
ーザビームは、コリメータレンズ132により平行光に
され、ビームスプリッタ133を透過して集光レンズ1
34にて光ディスク11上に集光される。そして、光デ
ィスク11上の情報成分を含んだ光ディスク11からの
反射光(戻り光)は、集光レンズ134を経たのちビー
ムスプリッタ133で反射され、光検出器135に導か
れる。ここで示す光検出器135は、トラックの接線方
向を基準としてディスク半径方向に少なくとも2分割さ
れている。この2分割された光検出器135上の光の分
布情報を利用すれば、ビームスポットの半径方向の位置
が制御できるように光ヘッド13の光学系が調整されて
いる。
【0012】これにより、ビームスポットがトラック中
心にあるとき、2分割された検出器135上には同量の
光が照射され、それぞれの出力の差、つまりプシュプル
信号、をとるとゼロになる。一方、ビームスポットがト
ラック中心から離れるに従い、2分割された検出器上の
光の分布がアンバランスになり、プシュプル信号も大き
くなる。このプシュプル信号は、ビームスポットがラン
ドトラック4またはグルーブトラック3の中心上にある
時ゼロとなり、また、ランドトラック4とグルーブトラ
ック3の真ん中にある時極大値または極小値となる。
【0013】ゆえに、ビームスポットをトラック中心に
制御するためのトラッキングは、2分割された検出器1
35からの出力信号の差がゼロになるようにフィードバ
ック制御すればよく、この手法は案内溝を有する光ディ
スクのトラッキング法として一般的に採用されている。
【0014】前述の光ディスク11上の情報成分を含ん
だ光ディスク11からの反射光(戻り光)は、光検出器
135で電流信号に変換され、次段の第1のI/V変換
手段14および第2のI/V変換手段15で電圧に変換
される。電圧に変換された各々の信号の差を減算手段1
8で演算することにより上述のプシュプル方式によるト
ラッキング誤差信号が得られる。この信号を利用して、
図示しないトラッキング制御手段は、常にビームスポッ
トがトラック中心を走査するように制御する。
【0015】また、ディスクの面ぶれ等光ビームの光軸
方向の変位については、図示しないフォーカス制御手段
により、ビームスポットが常に光ディスク11上に集光
するように制御されている。
【0016】ビームスポットが、上述の制御手段で制御
された状態で、光ディスク11上の情報が再生される。
また、光ディスク11上に情報が記録される。以降、情
報の再生方法に絞って説明する。
【0017】第1のI/V変換手段14および第2のI
/V変換手段15で電圧に変換された信号は、加算手段
16により加算され図20の(a)に示す波形となる。
また、前述の減算手段18からの出力波形は、ビームス
ポットがトラック中心走行時、図20の(b)または
(b■)に示す波形となる。ここで、(b)または(b
■)の違いは、セクタ識別情報領域1のピットの位置が
ランドトラック4中心を基準にして内周側または外周側
のどららの方向に変位しているかに依存する。また、ユ
ーザ情報領域ではビームスポットがトラック中心を走行
するため、2分割の光検出器135それぞれの出力は同
じとなり、減算手段18の出力は0(または基準レベ
ル)となる。
【0018】たとえば、セクタ識別情報領域のピットの
位置がランドトラック中心を基準にして内周側に変位し
て配置された光ディスク11を再生する場合を考える。
この光ディスク11のランドトラック再生時にセクタ識
別情報領域からの再生信号が図20(b)の波形となる
ように2つのI/V変換手段からの出力を減算手段18
に接続しているとすると、グルーブトラック再生時のセ
クタ識別情報領域からの再生波形は図20(b■)に示
す波形となる。または、その逆も同様のことが云える。
【0019】加算手段16の出力から光ディスク11上
の情報を再生する場合、加算手段16から出力されるア
ナログ信号は和信号検出手段17において、スライスレ
ベルVth1と比較することで2値化され、図20
(c)の波形となる。
【0020】つぎに、減算手段18の出力から光ディス
ク11上のセクタ識別情報領域1のセクタ識別情報を再
生する場合について述べる。この方法については特開平
06−176404号公報に開示されている。
【0021】まず、減算手段18から出力されるアナロ
グ信号は、上述のように再生トラックがランドトラック
かグルーブトラックかにより、再生波形の極性が異な
る。一般的に、アナログ波形をあるスライスレベル(図
20、Vth2)でスライスすることで2値化するレベ
ルスライス手段は、入力信号の極性を固定したかたちで
回路設計されている。そのため、再生波形の極性が異な
る系では、極性をどちらか一方に固定するための極性反
転手段19を必要とする。
【0022】この極性反転手段19の制御は、前もって
トラックと再生波形の極性の関係が明らかであれば容易
である。つまり、後述のコントローラ26は、再生また
は記録しようとするセクタがランドトラック上かグルー
ブトラック上かを判断することにより極性反転手段19
を動作させればよい。その結果、図20(d)に示すよ
うに、ランドトラック、グルーブトラックによらず、セ
クタ識別情報からの再生波形の極性が一方向に固定され
る。ここでは、基準レベルに対して下方向に固定するよ
うにした。極性反転手段19の出力は、差信号検出手段
20でスライスレベルVth2と比較されることで2値
化され図20(e)の波形となる。
【0023】つぎに、2値化された信号からトラックア
ドレスやセクタアドレスなどのセクタ識別情報およびユ
ーザデータなどのユーザ情報を再生する方法について述
べる。
【0024】まず、和信号検出手段17の出力を利用し
てセクタ識別情報とユーザ情報を再生する場合について
であるが、この場合はセレクタ手段21が常に和信号検
出手段17の出力を選択するように設定されている。
【0025】また、セクタ識別情報の再生には差信号検
出手段20の出力を用い、ユーザ情報の再生には和信号
検出手段17の出力を用いる場合は、セレクタ手段21
でそれぞれの信号を切り替える。このセレクタ手段21
の切替は、後述の制御ゲート生成手段25からの切替信
号(図20(f))によって行われる。この切替信号
は、たとえば後述のアドレス情報再生手段24からのア
ドレス検出完了タイミングを起点として内部のタイマー
にて生成される。
【0026】セレクタ手段21の出力は、再生クロック
生成手段22、データ復調手段23、アドレス情報再生
手段24に入力される。
【0027】再生クロック生成手段22は、セレクタ手
段21からの出力信号に同期した再生クロックをPLL
(Phase Loked Loop)手段により生成
する。このとき、再生クロック生成手段22は制御ゲー
ト生成手段25からのリードゲート(RG)により、再
生すべき情報の存在する領域で動作するように構成され
ている。
【0028】アドレス情報再生手段24は、セレクタ手
段21からの出力信号を再生クロック生成手段22から
の再生クロックのタイミングで情報”1”か”0”かを
判別することでセクタ識別情報を再生したのちアドレス
を検出する。
【0029】データ復調手段23は、セレクタ手段21
の出力信号を再生クロック生成手段22からの再生クロ
ックのタイミングで情報”1”か”0”かを判別したの
ち、デコード、エラー訂正およびデ・インターリーブ処
理を施することでデータを復調する。
【0030】制御ゲート生成手段25は、前述のように
アドレス情報再生手段24からのアドレス検出完了タイ
ミングを起点として内部のタイマーにより、セレクタ手
段21の切替信号および再生クロック生成手段22のリ
ードゲートを生成する。
【0031】コントローラ26は、アドレス情報再生手
段24で再生されたアドレスとトラッキング制御手段か
ら得られる再生トラックがランドなのかグルーブなのか
を示す情報とを判定し、再生中のセクタを特定する。ま
た、アクセス時などで再生するためのトラックを変更す
る場合、コントローラは目的セクタの存在するトラック
がランドトラックかグルーブトラックかを判定し、極性
反転手段19に対して出力信号極性を設定するためのコ
ントロール信号を出力する。また、コントローラ26は
この機能以外にも図示しない装置全体の制御も行ってい
る。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光ディスクはセクタ識別情報をトラック中心より変位
させてランドトラックとグルーブトラックの間に形成し
ているため、ビームスポットがどちらのトラックを走行
していても、セクタ識別情報を再生・検出することが可
能となる。また、ランドトラックおよびグルーブトラッ
ク毎にセクタ識別情報を形成する必要がないので、光デ
ィスクマスタリング時の工程数を削減できる利点もあ
る。
【0033】しかし、先にも説明したように、1つのセ
クタ識別情報をランドトラックとグルーブトラックで共
有しているためアドレス再生だけではセクタの特定が困
難であり、ランドトラックとグルーブトラックのどちら
のトラックを再生中なのかを示す情報も別途必要とな
る。
【0034】また、セクタ識別情報はトラック中心に対
して変位した位置に配置されているため、ビームスポッ
トがセクタ識別情報から半径方向遠ざかる位置にトラッ
クオフセットした場合、セクタ識別情報からの再生信号
振幅が劣化し、そのためアドレス検出確度が低下すると
いう問題があった。アドレスが精度よく検出できなけれ
ば、記録や再生動作の信頼性が低下する。
【0035】さらに、セクタ識別情報の検出だけでは、
再生トラックがランドトラックかグルーブトラックかの
識別が困難であった。
【0036】このような問題点を解消するため、セクタ
識別情報の配置が図21に示すように見直された光ディ
スクがある。この配置の特徴は、1つのセクタ識別情報
が2つの領域に分割されており、一方(今後第1の識別
情報と称す。)がトラック中心に対して外周側に、ま
た、他方(今後第2の識別情報と称す。)が半径方向に
対して内周側に一定距離変位して配置されていることで
ある。変位の最適値は、トラックピッチの1/2程度が
望ましい。
【0037】このセクタ識別信号をトラッキング制御に
利用すれば、トラッキングオフセットをキャンセルでき
る。つまり、上述の減算手段によって再生される第1の
識別情報の再生振幅と第2の識別情報の再生振幅が同じ
となるビームスポット位置がトラック中心となる。
【0038】また、第1の識別情報領域と第2の識別情
報領域の検出時間の違いを利用することにより、ビーム
スポットの走行しているトラックを判定できる。つま
り、ビームスポットがランドトラックを走行していると
きは、最初に第1の識別情報が検出され、続いて第2の
識別情報が検出されることになる。逆に、グルーブトラ
ック走行時は、最初に第2の識別情報が検出され、続い
て第1の識別情報が検出されることになる。この関係を
利用すれば、セクタ識別情報を再生するだけで、再生ト
ラックがランドかグルーブかを判定でき、さらに、セク
タまで特定できる。
【0039】しかしながら、上述した従来の光学的情報
再生装置では、セクタ識別情報の配置としてトラック中
心に対して1方向にのみ変位されたものを想定している
ため、ランドトラックまたはグルーブトラックというト
ラック単位でしか極性反転手段を制御できなかった。こ
のような構成では、1つのセクタ識別情報単位で信号の
極性を制御することができないという問題があった。そ
のため、従来の光学的情報再生装置で図21に示すよう
な光ディスクを再生する場合、セクタ識別信号の検出に
は加算手段の出力しか使えず、減算手段から出力される
プシュプル信号を使えないことになる。この場合、第1
の識別情報と第2の識別情報を個別に検出できず、ま
た、検出されたセクタ識別情報からだけでは再生トラッ
クがランドかグルーブかを判定できないという問題があ
った。
【0040】さらにまた、セクタ識別情報の再生におい
て、加算手段または減算手段のどちらの出力を利用して
再生するかを選択するための判定手段、たとえばアドレ
ス検出確度のような定量的な判定手段がなく、場合によ
ってはアドレスの検出確度が低下するとという問題があ
った。
【0041】この発明は、図21に示すようなセクタ識
別情報の配置を有する光ディスクから情報を再生するた
めの光学的情報再生装置に関し、上述のような従来の装
置における問題点を解決するためになされたものであ
る。
【0042】第1の目的は、セクタの先頭にアドレス情
報などを表すセクタ識別情報がトラック中心に対して半
径方向外周側に一定距離変位して配置された第1の識別
情報領域と内周側に同一定距離変位して配置された第2
の識別情報領域と、セクタ識別情報に続いてユーザ情報
などがトラック中心上に記録されたユーザ情報領域を有
する光ディスクから情報を再生する光学的情報再生装置
を得ることである。
【0043】また、第2の目的は、セクタ識別情報領域
の第1の識別情報と第2の識別情報それぞれの発現位置
情報を利用し、第1の識別情報および第2の識別情報を
個々に検出したのち足し合わすことでセクタ識別情報の
検出能力を向上させる手段を得ることである。
【0044】さらに、第3の目的は、セクタ識別情報領
域の第1の識別情報と第2の識別情報それぞれの発現位
置情報を利用し、アナログ波形の段階で第1の識別情報
および第2の識別情報からの再生波形をユーザ情報領域
からの再生波形の形態に近づけることで、アナログ波形
を2値化したのち情報を再生する手段をセクタ識別情報
の再生とユーザ情報の再生で共通化できる手段を得るこ
とである。
【0045】さらにまた、第4の目的は、セクタ識別情
報再生手段を複数有し、定量的な判定基準に基づき、最
適な再生手段からの再生データを選択する光学的情報再
生装置を得ることである。
【0046】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項第
1項記載の光学的情報再生装置においては、セクタの先
頭にアドレス情報などを表すセクタ識別情報が少なくと
も一組以上トラック中心に対して径方向外周側と内周側
にそれぞれ一定距離変位して配置された第1と第2の識
別情報領域と、セクタ識別情報に続いてユーザ情報など
がトラック中心上に記録されたユーザ情報領域を有する
光ディスクから、トラックの接線方向に対して少なくと
も2分割された光検出器それぞれの出力から生成される
和信号と差信号を用いて情報を再生する手段として、セ
クタ識別情報は差信号波形整形手段により差信号から第
1の識別情報と第2の識別情報をそれぞれ独立に検出
し、また、ユーザ情報は和信号波形整形手段により和信
号から検出し、その後足し合わせるようにしたものであ
る。
【0047】また、この発明に係る請求項第2項記載の
光学的情報再生装置においては、セクタ識別情報を検出
するための上記差信号波形整形手段として、第1および
第2の識別情報それぞれの発現位置を示すゲート信号を
生成し、このゲート信号により差信号から第1および第
2の識別情報を個別に検出したのち、両者を論理的に加
算するようにしたものである。
【0048】さらに、この発明に係る請求項第3項記載
の光学的情報再生装置においては、セクタ識別情報から
アドレスを精度良く検出するため、上記和信号波形整形
手段と差信号波形整形手段で検出される信号のうちアド
レス検出確度の高い方の検出信号を選択するようにした
ものである。また、ユーザ情報再生時は和信号波形整形
手段の出力を選択するようにしたものである。
【0049】さらにまた、この発明に係る請求項第4項
記載の光学的情報再生装置においては、セクタの先頭に
アドレス情報などを表すセクタ識別情報が少なくとも一
組以上トラック中心に対して径方向外周側と内周側にそ
れぞれ一定距離変位して配置された第1と第2の識別情
報領域と、セクタ識別情報に続いてユーザ情報などがト
ラック中心上に記録されたユーザ情報領域を有する光デ
ィスクから、トラックの接線方向に対して少なくとも2
分割された光検出器それぞれの出力の和信号と差信号を
用いて情報を再生する手段として、セクタ識別情報の検
出には変位の方向に応じて再生波形が基準レベルに対し
て上側および下側と極性の異なる差信号波形を差信号処
理手段によって和信号波形と類似の形態にアナログ処理
された信号を、また、ユーザ情報の検出には和信号をそ
れぞれ選択した後、波形整形手段で2値化するようにし
たものである。
【0050】また、この発明に係る請求項第5項記載の
光学的情報再生装置においては、上述の差信号処理手段
として、セクタ識別情報がトラック中心に対して変位し
た部分で、変位の方向に応じて差信号と差信号の反転信
号をスイッチ手段で切り替えるようにしたものである。
【0051】さらに、この発明に係る請求項第6項記載
の光学的情報再生装置においては、上述のスイッチ手段
の切替信号生成手段として、第1および第2の識別情報
それぞれの発現位置を示すゲート生成手段と差信号波形
の極性判定手段とで構成するようにしたものである。
【0052】さらにまた、この発明に係る請求項第7項
記載の光学的情報再生装置においては、上述の差信号処
理手段の他の実施方法として、差信号の直流成分を所定
の時定数で除去する直流成分除去手段と、第1と第2の
識別情報の発現位置を示すゲートを生成する第1と第2
のゲート生成手段と、ゲート信号より直流成分除去手段
の時定数を切り替えるブーストゲートを生成する手段と
で構成することにより、第1と第2の識別情報のそれぞ
れの開始点から一定期間直流成分除去手段の時定数を小
さくするようにしたものである。
【0053】また、この発明に係る請求項第8項記載の
光学的情報再生装置においては、セクタ識別情報からア
ドレスを精度良く検出するため、和信号と差信号処理手
段の出力のうちアドレス検出確度の高い方の再生信号を
選択したのち波形整形手段で2値化するようにしたもの
である。また、ユーザ情報再生時は和信号波形を選択し
波形整形手段で2値化するようにしたものである。
【0054】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態である光学
的情報再生装置においては、セクタの先頭にアドレス情
報などを表すセクタ識別情報が少なくとも一組以上トラ
ック中心に対して径方向外周側と内周側にそれぞれ一定
距離変位して配置された第1と第2の識別情報領域と、
セクタ識別情報に続いてユーザ情報などがトラック中心
上に記録されたユーザ情報領域を、それぞれ最適条件で
個別に検出することにより、情報の検出能力を向上させ
るようにしたものである。
【0055】また、セクタ識別情報を検出するため、第
1および第2の識別情報それぞれの発現位置を示すゲー
ト信号で第1および第2の識別情報を個別検出したの
ち、両者を論理的に加算するようにしたものである。
【0056】さらに、セクタ識別情報からアドレスを精
度良く検出するため、アドレス検出確度を判定情報とし
て、和信号または差信号から情報を再生する信号再生手
段のうちで検出確度の高い信号再生手段からの信号を選
択するようにしたものである。
【0057】さらにまた、この発明に係る光学的情報再
生装置においては、セクタ識別情報とユーザ情報の再生
方式が異なり、セクタ識別情報は差信号、また、ユーザ
情報は和信号を用いて光ディスク上の情報を再生する装
置において、第1と第2の識別情報それぞれの発現位置
情報を利用して第1と第2の識別情報からの再生波形を
ユーザ情報領域からの再生波形とアナログ的に類似の形
態に処理することで、アナログ信号から情報を検出する
ための波形整形回路以降のブロックを両信号で共有化す
るようにしたものである。
【0058】また、第1と第2の識別情報から再生され
る波形の極性をユーザ情報領域から再生される波形の極
性と同一にするため、第1と第2の識別情報のトラック
中心に対する変位方向に応じて差信号と差信号の反転信
号をスイッチ手段で切り替えるようにしたものである。
【0059】さらに、上述のスイッチ手段は、第1およ
び第2の識別情報それぞれの発現位置を示すゲート信号
をもとに、再生波形の極性を切り替える情報領域に相当
する切替信号を生成する極性判定手段で構成するように
したものである。
【0060】さらにまた、セクタ識別情報とユーザ情報
の再生方式が異なり、セクタ識別情報は差信号、また、
ユーザ情報は和信号を用いて光ディスク上の情報を再生
する装置において、差信号の直流成分を所定の時定数で
除去し両信号をアナログ的に類似の形態に処理すること
で、アナログ信号から情報を検出するための波形整形回
路を両信号で共有化するようにしたものである。さら
に、第1と第2の識別情報の発現位置を示すゲート信号
より第1と第2の識別情報のそれぞれの開始点から一定
期間直流成分除去手段の時定数を小さくすることで、高
速で定常レベルに収束させるようにしたものである。
【0061】また、セクタ識別情報からアドレスを精度
良く検出するため、アドレス検出確度等の定量的な判定
基準に基づき、差信号または和信号のうち最適な再生手
段からの再生信号を選択したのち波形整形手段で2値化
するようにしたものである。
【0062】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。ただし、実施例におい
て従来例と同一の番号を付したブロックについては、図
19に示した従来例の光学的情報再生装置と基本的に同
じものであり、詳細説明は省略する。
【0063】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である光学的情報再生装置を示す図である。図
中、11は光ディスク、12はスピンドルモータ、13
は光ヘッド、14は第1のI/V換手段、15は第2の
I/V変換手段、16は加算手段、31は加算手段16
の出力を処理したのちアシンメトリ補正手段から得られ
たスライスレベルで2値化することによりディスクに記
録されている情報を検出する和信号波形整形手段、この
アシンメトリ補正手段には後述の制御ゲート生成手段で
生成されるブーストゲート(BST)でアシンメトリ補正速
度を高速化するブースト機能も有している。18は減算
手段、27は減算手段18の出力を処理したのち2値化
することによりディスクに記録されている情報を検出す
る差信号波形整形手段、21はセレクタ手段、22は再
生クロック生成手段、23はデータ復調手段、24はア
ドレス情報再生手段、25はアドレス情報再生手段24
からのアドレス再生完了信号のタイミングを基準として
制御ゲートを生成する制御ゲート生成手段、を示す。
さらに、光ヘッド13は、131はレーザダイオード
(LD)、132はコリメートレンズ、133はビーム
スプリッタ(BS)、134は集光レンズ、135は光
検出器(PD)で構成される。
【0064】また、差信号波形整形手段27は、セクタ
識別情報でトラック中心に対して外周側に変位して配さ
れた第1の識別情報を検出するための第1の識別情報検
出手段28と、内周側に変位して配された第2の識別情
報を検出するための第2の識別情報検出手段29と、第
1の識別情報検出手段からの出力と第2の識別情報検出
手段からの出力の論理和をとる論理加算手段30の3つ
のブロックで構成される。
【0065】以上のように構成された実施例の光学的情
報再生装置で図21に示す光ディスクを再生するときの
動作を図1および図2に従って説明する。図2は図1の
各部の波形を示す。
【0066】はじめに、加算手段16の出力から光ディ
スク11上の情報を再生する動作について述べる。図2
(a)に示す加算手段16からのアナログ信号出力は、
和信号波形整形手段31でその信号振幅が一定になるよ
うに処理され、さらに光学系の周波数特性に起因する波
形劣化を等化手段により改善された後、レベルスライス
手段で2値化され、図2(c)で示す波形となる。この
とき、レベルスライス手段は、再生エラーが最小となる
ように、セクタ識別情報とユーザ情報でそれぞれスライ
スレベルを最適制御している。この最適制御の収束時間
を短縮するため、レベルスライス手段を構成するスライ
スレベル設定部にはブースト機能が付加されており、制
御ゲート発生手段25から情報の開始点直後一定期間出
力されるブースト信号(BST)により、スライスレベルを
高速に最適値に設定する。
【0067】つぎに、減算手段18の出力から光ディス
ク11上のセクタ識別情報領域1のセクタ識別情報を再
生する動作について述べる。減算手段18からの出力波
形は、ビームスポットがトラック中心走行時、図2
(b)または(b■)に示す波形となる。ここで、
(b)または(b■)の違いは、ビームスポットが走行
しているトラックがランドトラックかグルーブトラック
かによって、減算手段18の出力波形の極性が変化する
ことを示している。つまり、この出力波形の極性は、ビ
ームスポット位置を基準としたときのセクタ識別情報の
変位の向きに依存している。セクタ識別情報の配置とト
ラック中心が図21に示す関係となるディスクを再生す
る場合、ビームスポットがトラック中心を走行している
状態でセクタ識別情報を再生するのは、ビームスポット
が最大のトラックオフセットをもって再生していること
になる。この場合、2分割の光検出器135それぞれの
出力の差が最大となり、減算手段18の出力つまりプシ
ュプル信号は極大値または極小値を取る。その結果、ト
ラック中心に対して外周側に変位した第1の識別情報か
らの再生信号と内周側に変位した第2の識別情報からの
再生信号は、0レベル(または基準レベル)を中心に信
号極性が異なる波形となる。
【0068】セクタ識別情報領域に対し、ユーザ情報領
域ではビームスポットがトラック中心を走行するため、
2分割の光検出器135それぞれの出力は同じとなり、
減算手段18の出力は0(または基準レベル)となる。
【0069】上述の減算手段18から出力されるアナロ
グ信号は、差信号波形整形手段27により第1と第2の
識別情報が第1の識別情報検出手段28と第2の識別情
報検出手段29の別々の再生処理系で2値化されたの
ち、論理加算手段30で論理的に加算されセレクタ21
に出力される。
【0070】ここで、第1の識別情報検出手段28は、
第1のゲート生成手段281と第1のデータ検出手段2
82で構成されている。減算手段18からの出力が図2
(b)の場合について以下説明する。第1のゲート生成
手段281は、減算手段18の出力から第1の識別情報
領域を示すゲート信号(図2(d))を生成する。ま
た、第1のデータ検出手段282は、減算手段18の出
力をその信号振幅が一定になるように処理し、さらに光
学系の周波数特性に起因する波形劣化を等化手段により
改善した後、レベルスライス手段で2値化する(図2
(f))。このとき、第1のデータ検出手段282は、
第1のゲート生成手段281で生成されるゲート信号が
閉の期間、信号検出動作を停止し、第1の識別情報領域
以外の信号検出を行わないようにする。また、レベルス
ライス手段は、第1の識別情報の再生エラーが最小とな
るように、スライスレベルを最適制御している。この最
適制御の収束時間を短縮するため、レベルスライス手段
を構成するスライスレベル設定部にはブースト機能が付
加されている。この機能により、第1のゲート生成手段
281からのゲート信号の開始点直後一定期間スライス
レベルを高速に最適値に設定する。
【0071】また、第2の識別情報検出手段29も上述
の第1の識別情報検出手段28と同一の構成とを取って
おり、第2のゲート生成手段と第2のデータ検出手段で
構成されている。第2のゲート生成手段291は、減算
手段18の出力から第2の識別情報領域を示すゲート信
号(図2(e))を生成する。また、第2のデータ検出
手段292は、減算手段18の出力をその信号振幅が一
定になるように処理し、さらに光学系の周波数特性に起
因する波形劣化を等化手段により改善した後、レベルス
ライス手段で2値化する(図2(g))。このとき、第
2のデータ検出手段292は、第2のゲート生成手段2
91で生成されるゲート信号が閉の期間、信号検出動作
を停止し、第2の識別情報領域以外の信号検出を行わな
いようにする。また、レベルスライス手段は、第2の識
別情報の再生エラーが最小となるように、スライスレベ
ルを最適制御している。この最適制御の収束時間を短縮
するため、レベルスライス手段を構成するスライスレベ
ル設定部にはブースト機能が付加されており、この機能
により第2のゲート生成手段291からのゲート信号の
開始点直後一定期間スライスレベルを高速に最適値に設
定する。
【0072】第1の識別情報検出手段28および第2の
識別情報検出手段29の各出力は、図2(h)に示すよ
うに、論理加算手段30で論理的に加算され、セレクタ
手段21に出力される。
【0073】つぎに、和信号波形整形手段31および差
信号波形整形手段27により2値化された信号から、ト
ラックアドレスやセクタアドレスなどのセクタ識別情報
およびユーザデータなどのユーザ情報を再生する方法に
ついて述べる。
【0074】和信号波形整形手段31の出力を利用して
セクタ識別情報とユーザ情報を再生する場合では、セレ
クタ手段21が常に和信号波形整形手段31の出力を選
択するように設定されている。
【0075】また、セクタ識別情報の再生には差信号波
形整形手段27の出力を用い、ユーザ情報の再生には和
信号波形整形手段31の出力を用いる場合は、セレクタ
手段21でそれぞれの信号を切り替えることにより図2
(j)に示す信号を得る。このセレクタ手段21の切替
は、制御ゲート生成手段25からの切替信号(図2
(i))によって行われる。切替信号は、たとえばアド
レス情報再生手段24からのアドレス検出完了タイミン
グを起点として内部のタイマーにて生成すればよい。
【0076】セレクタ手段21の出力は、再生クロック
生成手段22、データ復調手段23、アドレス情報再生
手段24に入力される。
【0077】再生クロック生成手段22は、セレクタ手
段21からの出力信号に同期した再生クロックをPLL
(Phase Loked Loop)手段により生成
する。このとき、再生クロック生成手段22は制御ゲー
ト生成手段25からのリードゲート(RG)により、再
生すべき情報の存在する領域で動作するように構成され
ている。
【0078】アドレス情報再生手段24は、セレクタ手
段21からの出力信号を再生クロック生成手段22から
の再生クロックのタイミングで情報”1”か”0”かを
判別することでセクタ識別情報を再生したのちアドレス
を検出する。
【0079】データ復調手段23は、セレクタ手段21
の出力信号を再生クロック生成手段22からの再生クロ
ックのタイミングで情報”1”か”0”かを判別したの
ち、デコード、エラー訂正およびデ・インターリーブ処
理を施することでデータを復調する。
【0080】制御ゲート生成手段25は、前述のように
アドレス情報再生手段24からのアドレス検出完了タイ
ミングを起点として内部のタイマーにより、セレクタ手
段21の切替信号および再生クロック生成手段22のリ
ードゲートを生成する。
【0081】図3に、第1のゲート生成手段281と第
2のゲート生成手段291のより具体的な構成を示す。
また、図4には各部の波形を示す。ここで、第1のゲー
ト生成手段281は、第1のコンパレートレベル設定手
段283と、第1のコンパレート手段284と、第1の
ワンショット手段285、で構成される。また、第2の
ゲート生成手段291、第2のコンパレートレベル設定
手段293と、第2のコンパレート手段294と、第2
のワンショット手段295、で構成される。
【0082】次に、第1のゲート生成手段281の動作
について説明する。第1のコンパレート手段284は、
図4(b)に示す減算手段18の出力を第1のコンパレ
ートレベル設定手段283からの出力(Vth3)でコン
パレートすることにより、図4(k)に示すような第1
の識別情報の有無を検出する。ここで、第1のコンパレ
ートレベル設定手段283は、たとえば、上側エンベロ
ープから一定値を差し引く方法などで、第1の識別情報
を検出するためのスライスレベル(Vth3)を最適値に
設定する。場合によっては、固定値を設定する方法でも
よい。ただし、減算手段18の出力信号レベルが第1の
ゲート生成手段281の検出ダイナミックレンジを外れ
るような場合には、減算手段18と第1のゲート生成手
段281の間にレベル調整機能を付加すればよい。
【0083】第1のコンパレート手段284の出力は、
再生波形をレベルスライスしたものであり、データパタ
ーンに依存した検出信号が得られる。そのため、第1の
識別信号の発現位置を示すゲート信号(図4(d))を
得るためには、第1のワンショット手段285でデータ
パターンに現れる最長間隔より長く設定した一定時間幅
のパルスを生成し(図4(l))、このパルスで第1の
コンパレート手段284の出力をマスクする必要があ
る。ここで、第1のワンショット手段285は、第1の
コンパレート手段284の出力の立上りまたは立下りの
エッジを起点として一定時間幅のパルスを生成する。そ
のため、この一定時間幅以内に後続のエッジが入力され
た場合は、パルスが状態を変えることなく連続的につな
がる。
【0084】第2のゲート生成手段291についても、
その構成および動作は第1の生成手段281と基本的に
同様である。ただし、第2のコンパレートレベル設定手
段293の動作が第1のコンパレートレベル設定手段2
83と反対となり、たとえば、下側エンベロープに一定
値を加算する方法などで、第2の識別情報を検出するた
めのスライスレベル(Vth4)を最適値に設定する。場
合によっては、固定値を設定する方法でもよい。
【0085】図5に、第1のゲート生成手段281と第
2のゲート生成手段291に対する他の実施例を示す。
また、図6には各部の波形を示す。ここで、第1のゲー
ト生成手段281は、上側エンベロープ検波手段286
と、第1のコンパレートレベル設定手段283と、第1
のコンパレート手段284、で構成される。また、第2
のゲート生成手段291、下側エンベロープ検波手段2
96と、第2のコンパレートレベル設定手段293と、
第2のコンパレート手段294、で構成される。
【0086】次に、図5および6に基づき第1のゲート
生成手段281の動作について説明する。上側エンベロ
ープ検波手段286は、減算手段18の出力の上側エン
ベロープを検波することにより、図6の(m)で示す信
号を出力する。第1のコンパレート手段284は、この
出力を第1のコンパレートレベル設定手段283からの
出力(Vth3)でコンパレートすることにより、図6
(d)に示すような第1の識別情報の発現位置を示すゲ
ート信号を生成する。ここで、第1のコンパレートレベ
ル設定手段283は、上側エンベロープ検波手段286
の出力から一定値を差し引く方法などで、第1の識別情
報を検出するためのスライスレベル(Vth3)を最適値
に設定する。場合によっては、固定値でも良い。ただ
し、減算手段18の出力信号レベルが第1のゲート生成
手段281の検出ダイナミックレンジを外れるような場
合には、減算手段18と第1のゲート生成手段281の
間にレベル調整機能を付加すればよい。
【0087】次に、第2のゲート生成手段291の動作
について説明する。下側エンベロープ検波手段296
は、減算手段18の出力の下側エンベロープを検波する
ことにより、図6の(n)で示す信号を出力する。第2
のコンパレート手段294は、この出力を第2のコンパ
レートレベル設定手段293からの出力(Vth4)でコ
ンパレートすることにより、図6(e)に示すような第
2の識別情報の発現位置を示すゲート信号を生成する。
ここで、第2のコンパレートレベル設定手段293は、
下側エンベロープ検波手段296の出力に一定値を加算
する方法などで、第2の識別情報を検出するためのスラ
イスレベル(Vth4)を最適値に設定する。場合によっ
ては、固定値でも良い。ただし、減算手段18の出力信
号レベルが第2のゲート生成手段291の検出ダイナミ
ックレンジを外れるような場合には、減算手段18と第
2のゲート生成手段291の間にレベル調整機能を付加
すればよい。
【0088】実施の形態2.図7は、この発明の実施の
形態2である光学的情報再生装置を示す図である。実施
の形態1と異なる点は、セクタ識別情報再生時におい
て、アドレス検出確度に応じて和信号波形整形手段31
の出力と差信号波形整形手段27の出力をセレクタ手段
21で選択してアドレス情報再生手段24に出力するこ
とでアドレスを検出する機能を付加したことである。
【0089】図中、11は光ディスク、12はスピンド
ルモータ、13は光ヘッド、14は第1のI/V換手
段、15は第2のI/V変換手段、16は加算手段、1
8は減算手段、21はセレクタ手段、22は再生クロッ
ク生成手段、23はデータ復調手段、24はアドレス情
報再生手段、25は制御ゲート生成手段、26はコント
ローラ、27は差信号波形整形手段、28は差信号波形
整形手段の構成要素である第1の識別情報検出手段、2
9は差信号波形整形手段の構成要素である第2の識別情
報検出手段、30は差信号波形整形手段の構成要素であ
る論理加算手段、31は和信号波形整形手段、を示す。
以上のブロックについては、発明の形態1で説明した図
1記載のブロックと同一であり、その動作も基本的に同
一である。
【0090】図1と異なるブロックについて説明する
と、32は第1の識別情報検出手段28を構成する第1
のゲート生成手段281の出力信号と第2の識別情報検
出手段29を構成する第2のゲート生成手段291の出
力信号の論理加算をとるOR手段、33はOR手段の出
力と制御ゲート生成手段の出力をコントローラ26から
の制御信号に応じて切り替えるスイッチ手段、34はコ
ントローラ26から出力される制御信号とOR手段31
の出力信号のANDをとることによりセレクタ手段21
を動作させるためのゲート信号を出力するAND手段、
を示す。
【0091】次に、セクタ識別情報再生時において、ア
ドレス検出確度に応じて和信号波形整形手段31の出力
と差信号波形整形手段27の出力をセレクタ手段21で
選択する動作について説明する。
【0092】OR手段32は、第1のゲート生成手段2
81の出力信号と第2のゲート生成手段291の出力信
号を論理加算することで、セクタ識別情報領域を判別す
るためのゲート信号を生成する。また、このゲート信号
は、制御ゲート生成手段によっても生成される。スイッ
チ手段33は、コントローラ26からの制御によって、
この2つのゲート信号のどちらか一方を選択してAND
手段34に出力する(図2(i))。
【0093】ここで、コントローラ26は、アドレス情
報再生手段24がアドレス再生の課程で行う再生アドレ
スの正誤判定結果を受信し、アドレスの検出確度を導出
する。この結果に基づき、コントローラ26は、AND
手段34に対して、和信号波形整形手段31の出力から
アドレス情報を検出する場合は”LOW”を出力し、差
信号波形整形手段27の出力からアドレス情報を検出す
る場合は”HIGH”を出力する。
【0094】AND手段34は、コントローラ26から
の制御信号に応じて、セレクタ手段21を制御するため
の制御信号を出力する。コントローラ26の出力が”L
OW”のとき、AND手段34の出力つまりセレクタ手
段21の制御信号も”LOW”となる。この結果、セレ
クタ手段21は、常時和信号波形整形手段31の出力を
選択する。また、コントローラ26の出力が”HIG
H”のとき、セレクタ手段21の制御信号はスイッチ手
段33の出力信号となる。このため、セレクタ手段21
は、セクタ識別情報領域再生時は差信号波形整形手段2
7の出力を、データ情報領域は和信号波形整形手段31
の出力を、それぞれ選択する。
【0095】さらに、図示しないが、ドライブ起動時や
アクセス時などセクタ識別情報のみを検出しなければな
らない状況では、セレクタ手段21は常に差信号波形整
形手段27の出力を選択するという機能を付加しておい
ても良い。つまり、減算手段18の出力には、前述した
ように、ユーザ情報領域からの再生信号がほぼ0とな
り、セクタ識別情報領域からの再生信号のみ出力される
ので、セクタ識別情報の検出が容易になるという利点が
ある。
【0096】実施の形態3.図8は、この発明の実施の
形態3である光学的情報再生装置を示す図である。図
中、11は光ディスク、12はスピンドルモータ、13
は光ヘッド、14は第1のI/V換手段、15は第2の
I/V変換手段、16は加算手段、18は減算手段、2
2は再生クロック生成手段、23はデータ復調手段、2
4はアドレス情報再生手段、25は制御ゲート生成手
段、を示す。以上のブロックについては、発明の形態1
で説明した図1記載のブロックと同一であり、その動作
も基本的に同一である。
【0097】図1と異なるブロックについて説明する
と、35は差信号処理手段、36は信号切替手段、37
は波形整形手段、を示す。差信号処理手段35は、バッ
ファアンプ351、反転バッファアンプ352、極性切
替信号生成手段353、アナログスイッチ手段354で
構成されている。
【0098】次に、動作について説明する。図8の各部
の波形を図9に示す。この光学的情報再生装置の特徴
は、減算手段18の出力信号をアナログ的に処理するこ
とにより加算手段16の出力信号と類似の波形に変換す
ることである。このようにすることにより、波形整形手
段以降のブロックを共通化でき、回路規模を低減できる
利点がある。
【0099】差信号処理手段35を構成する極性切替信
号生成手段353は、減算手段18の出力信号(図9
(b))から第1の識別情報を判別するための判別ゲー
ト信号(図9(o))を生成する。この判別ゲート信号
に応じて、アナログスイッチ手段354は、バッファア
ンプ351の出力(図9(p))と反転バッファアンプ
352の出力(図9(q))のどちらか一方を選択す
る。これにより、差信号処理手段35の出力信号波形
(図9(r))は、加算手段16の出力波形(図9
(a))と極性の点で類似の波形になる。
【0100】信号切替手段36は、制御ゲート生成手段
25からの切替信号(図9(i))に応じて、加算手段
16の出力と差信号処理手段35の出力を選択し、波形
整形手段37に出力する。この切替信号は、たとえばア
ドレス情報再生手段24からのアドレス検出完了タイミ
ングを起点として内部のタイマーにて生成可能である。
また、セクタ識別情報の再生もユーザ情報の再生と同様
に加算手段16の出力から検出するときは、制御ゲート
生成手段25が信号切替手段36に対してつねに加算手
段16の出力を選択するように設定すればよい。
【0101】波形整形手段37は、信号切替手段36の
出力信号振幅が一定になるように処理し、さらに光学系
の周波数特性に起因する波形劣化を等化手段により改善
した後、レベルスライス手段で2値化し、図9(t)に
示す波形を出力する。このとき、レベルスライス手段
は、再生エラーが最小となるように、セクタ識別情報と
ユーザ情報でそれぞれスライスレベルを最適制御してい
る。この最適制御の収束時間を短縮するため、レベルス
ライス手段を構成するスライスレベル設定部にはブース
ト機能が付加されており、制御ゲート発生手段25から
情報の開始点直後一定期間出力されるブースト信号(BS
T)により、スライスレベルを高速に最適値に設定する。
【0102】アドレス情報およびデ−タ情報を再生する
動作については、まず、波形整形手段37の出力は、再
生クロック生成手段22、データ復調手段23、アドレ
ス情報再生手段24に入力される。
【0103】再生クロック生成手段22は、波形整形手
段37からの出力信号に同期した再生クロックをPLL
(Phase Loked Loop)手段により生成
する。このとき、再生クロック生成手段22は制御ゲー
ト生成手段25からのリードゲート(RG)により、再
生すべき情報の存在する領域で動作するように構成され
ている。
【0104】アドレス情報再生手段24は、波形整形手
段37からの出力信号を再生クロック生成手段22から
の再生クロックのタイミングで情報”1”か”0”かを
判別することでセクタ識別情報を再生したのちアドレス
を検出する。
【0105】データ復調手段23は、波形整形手段37
の出力信号を再生クロック生成手段22からの再生クロ
ックのタイミングで情報”1”か”0”かを判別したの
ち、デコード、エラー訂正およびデ・インターリーブ処
理を施することでデータを復調する。
【0106】制御ゲート生成手段25は、前述のように
アドレス情報再生手段24からのアドレス検出完了タイ
ミングを起点として内部のタイマーにより、信号切替手
段36の切替信号および再生クロック生成手段22のリ
ードゲートを生成する。
【0107】極性切替信号生成手段353の実施例は図
10に示すように、前述の第1のゲート生成手段28
1、前述の第2のゲート生成手段291、極性判定手段
355、で構成される。さらに、極性判定手段355
は、R−Sフリップフロップ手段356、AND手段3
57で構成される。また、各部の波形は図11および図
12に示す。
【0108】ここでは、差信号処理手段35が第1の識
別情報からの再生信号を基準レベルに対して反転させる
場合を想定し、極性切替信号生成手段353の動作を説
明する。
【0109】まず、第1のゲート生成手段281の出力
でアナログスイッチ手段354を動作させ、第1の識別
情報からの再生信号を基準レベルに対して反転させよう
とすると、次のような問題が発生する。第1のゲート生
成手段281は、図3または図5で示したようにワンシ
ョット手段やエンベロープ検波手段を用いるため、その
出力が閉するタイミングと再生波形の間には時間的遅延
が発生する(図5、τ1、τ2)。そのため、図11に
示すように第1の識別情報が時間的に第2の識別情報よ
り早い場合、第1のゲート生成手段281の出力(図1
1(d))は第2の識別情報の一部を含むことになる。
この結果、アナログスイッチ手段354の出力では、第
2の識別情報の開始点から所定時間再生信号の欠落が生
ずる。この再生信号の欠落を低減するために、極性判定
手段355が必要である。
【0110】極性判定手段355の動作について説明す
る。R−Sフリップフロップ手段356のセット端子に
第1のゲート生成手段281の出力を入力し、リセット
端子に第2のゲート生成手段291の出力を入力する。
R−Sフリップフロップ手段356のQ出力と第1のゲ
ート生成手段281の出力をAND手段357でAND
をとることにより、図11および図12の(o)に示す
ような第1の識別情報領域のみを特定するゲート信号の
生成が可能となる。
【0111】以上の説明では差信号処理手段35が第1
の識別情報からの再生信号を基準レベルに対して反転さ
せる場合について説明したが、第2の識別情報からの再
生信号を基準レベルに対して反転させる場合も同様の方
法で対応できることは云うまでもない。
【0112】図13は、差信号処理手段35の他の実施
例を示す。図中、281は前述の第1のゲート生成手
段、291は前述の第2のゲート生成手段、350は直
流成分除去手段、360はブーストゲート生成手段、を
示す。この直流成分除去手段350には外部からの制御
信号により直流成分除去の時定数を変更する機能も有し
ている。また、ブーストゲート生成手段360は、第3
のワンショット手段361、第4のワンショット手段3
62で構成されている。
【0113】次に、その動作について図14をもとに説
明する。第3のワンショット手段361は、第1のゲー
ト生成手段281の出力信号の立上りエッジを起点とし
て所定幅のパルスを生成する。第4のワンショット手段
362は、第2のゲート生成手段291の出力信号の立
上りエッジを起点として所定幅のパルスを生成する。こ
れら2つの出力パルスをORゲートで加算し、図14
(u)に示す波形を出力する。
【0114】直流成分除去手段350は、減算手段の出
力信号(b)または(b■)をその直流成分を除去する
ことにより、加算手段からの出力に類似の波形(図14
(r))に変換する。このとき、直流成分除去手段35
0は、第1の識別情報および第2の識別情報の開始点か
ら所定時間ORゲートからの制御信号により直流成分除
去の時定数を低減することで、高速に直流成分を除去す
ることができる。
【0115】実施の形態4.図15は、この発明の実施
の形態4である光学的情報再生装置を示す図である。ま
た、図16に各部の波形を示す。ここで、実施形態3と
異なる点は、セクタ識別情報再生時において、アドレス
検出確度に応じて加算手段16の出力と差信号処理手段
35の出力を信号切替手段36で選択して波形整形手段
37に出力することでアドレスを検出する機能を付加し
たことである。
【0116】図中、11は光ディスク、12はスピンド
ルモータ、13は光ヘッド、14は第1のI/V換手
段、15は第2のI/V変換手段、16は加算手段、1
8は減算手段、22は再生クロック生成手段、23はデ
ータ復調手段、24はアドレス情報再生手段、25は制
御ゲート生成手段、35は差信号処理手段、36は信号
切替手段、37は波形整形手段、を示す。以上のブロッ
クについては、発明の形態3で説明した図8記載のブロ
ックと同一であり、その動作も基本的に同一である。
【0117】図8と異なるブロックについて説明する
と、32は差信号処理手段35を構成する第1のゲート
生成手段281の出力信号と第2のゲート生成手段29
1の出力信号の論理加算をとるOR手段、33はOR手
段32の出力と制御ゲート生成手段25の出力をコント
ローラ26からの制御信号に応じて切り替えるスイッチ
手段、34はコントローラ26から出力される制御信号
とスイッチ手段33の出力信号のANDをとることによ
り信号切替手段36を動作させるためのゲート信号を出
力するAND手段、を示す。
【0118】次に、セクタ識別情報再生時において、ア
ドレス検出確度に応じて加算手段16の出力と差信号処
理手段35の出力を信号切替手段36で選択する動作に
ついて説明する。
【0119】OR手段32は、第1のゲート生成手段2
81の出力信号と第2のゲート生成手段291の出力信
号を論理加算することで、セクタ識別情報領域を判別す
るためのゲート信号を生成する。また、このゲート信号
は、制御ゲート生成手段によっても生成される。スイッ
チ手段33は、コントローラ26からの制御によって、
この2つのゲート信号のどちらか一方を選択してAND
手段34に出力する(図16(i))。
【0120】ここで、コントローラ26は、アドレス情
報再生手段24がアドレス再生の課程で行う再生アドレ
スの正誤判定結果を受信し、アドレスの検出確度を導出
する。この結果に基づき、コントローラ26は、AND
手段34に対して、加算手段16の出力(図16
(a))からアドレス情報を検出する場合は”LOW”
を出力し、差信号処理手段35の出力(図16(b))
からアドレス情報を検出する場合は”HIGH”を出力
する。
【0121】AND手段34は、コントローラ26から
の制御信号に応じて、信号切替手段36を制御するため
の制御信号を出力する。コントローラ26の出力が”L
OW”のとき、AND手段34の出力つまり信号切替手
段36の制御信号も”LOW”となる。この結果、信号
切替手段36は、常時加算手段16の出力を選択する。
また、コントローラ26の出力が”HIGH”のとき、
信号切替手段36の制御信号としてスイッチ手段33の
出力信号が選択される。このため、信号切替手段36
は、図16(s)に示すように、セクタ識別情報領域再
生時は差信号処理手段35の出力を、データ情報領域は
加算形手段16の出力を、それぞれ選択する。
【0122】さらに、図示しないが、ドライブ起動時や
アクセス時などセクタ識別情報のみを検出しなければな
らない状況では、信号切替手段36は常に差信号処理手
段35の出力を選択するという機能を付加しておいても
良い。つまり、減算手段18の出力には、前述したよう
に、ユーザ情報領域からの再生信号がほぼ0となり、セ
クタ識別情報領域からの再生信号のみ出力されるので、
セクタ識別情報の検出が容易になるという利点がある。
【0123】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0124】本発明に係る請求項第1項記載の光学的情
報再生装置においては、セクタ識別情報がトラック中心
に対して径方向外周側と内周側にそれぞれ一定距離変位
して配置された第1と第2の識別情報領域を再生する場
合は、差信号波形整形手段で第1の識別情報と第2の識
別情報を個別の検出系で検出する。さらに、トラック中
心上に記録されたユーザ情報を再生する場合は、和信号
波形整形手段で検出する。そして、各出力を論理的に足
し合わせる。このように、第1の識別情報、第2の識別
情報、ユーザ情報を個別の検出系で検出することで、そ
れぞれの情報に対して検出条件を最適化でき、その結
果、情報の検出確度が向上する。
【0125】本発明に係る請求項第2項記載の光学的情
報再生装置においては、原理的にセクタ識別情報領域か
らのみ信号が出力され、しかも、第1と第2の識別情報
からの再生信号の極性が基準レベルに対して異なる差信
号出力から、第1および第2の識別情報それぞれの発現
位置を示すゲート信号を生成することで、第1および第
2の識別情報の発現位置を高精度に特定することが可能
となる。また、第1および第2の識別情報領域以外で
は、このゲートで検出手段をマスクすることで、各識別
情報領域外での誤検出を防止でき、セクタ識別情報の検
出能力が向上する。
【0126】本発明に係る請求項第3項記載の光学的情
報再生装置においては、セクタ識別情報再生時、和信号
波形整形手段と差信号波形整形手段で検出される信号の
うちアドレス検出確度の高い方の検出信号を選択するこ
とで、セクタ識別情報からアドレスを精度良く検出する
ことが可能となる。
【0127】本発明に係る請求項第4項記載の光学的情
報再生装置においては、セクタ識別情報からの差信号と
ユーザ情報からの和信号をアナログ的に類似の形態にな
るように処理することで、アナログ信号から情報を検出
するための波形整形回路以降のブロックを両信号で共有
でき、回路規模の低減が可能となる。
【0128】本発明に係る請求項第5項記載の光学的情
報再生装置においては、セクタ識別情報がトラック中心
に対して変位した部分で、変位の方向に応じて差信号と
差信号の反転信号をスイッチ手段で切り替えることで、
差信号波形の形態を和信号波形の形態に近づけることが
でき、波形整形手段以降のブロックを、差信号波形およ
び和信号波形の処理で共有が可能となる。
【0129】本発明に係る請求項第6項記載の光学的情
報再生装置においては、上述のスイッチ手段の切替信号
生成手段を、第1および第2の識別情報それぞれの発現
位置を示すゲート生成手段、R−Sフリップフロップ、
ANDゲートの構成で簡単に実現が可能である。
【0130】本発明に係る請求項第7項記載の光学的情
報再生装置においては、差信号の直流成分を所定の時定
数で除去することで差信号と和信号をアナログ的に類似
の形態に処理することを可能とする。また、第1と第2
の識別情報の開始点から一定期間直流成分を除去する時
定数を小さくすることにより、高速に直流成分を除去す
ることができる。
【0131】本発明に係る請求項第8項記載の光学的情
報再生装置においては、アドレス検出確度等の定量的な
判定基準に基づき、差信号または和信号のうち最適な再
生手段からの再生信号を選択したのち波形整形手段で2
値化することで、セクタ識別情報からアドレスを精度良
く検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である光学的情報再
生装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である光学的情報再
生装置を構成する各ブロックからの出力波形を示す図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態1である光学的情報再
生装置を構成する第1のゲート生成手段および第2のゲ
ート生成手段を示す図である。
【図4】 図3の各部の出力波形を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1である光学的情報再
生装置を構成する第1のゲート生成手段および第2のゲ
ート生成手段の他の実施例を示す図である。
【図6】 図5の各部の出力波形を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である光学的情報再
生装置のブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3である光学的情報再
生装置のブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3である光学的情報再
生装置を構成する各ブロックからの出力波形を示す図で
ある。
【図10】 この発明の実施の形態3である光学的情報
再生装置を構成する極性切替信号生成手段を示す図であ
る。
【図11】 図10の各部の出力波形を示す図である。
【図12】 図10の各部の出力波形を示す他の図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態3である光学的情報
再生装置を構成する差信号処理手段を示す図である。
【図14】 図13の各部の出力波形を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態4である光学的情報
再生装置のブロック図である。
【図16】 この発明の実施の形態4である光学的情報
再生装置を構成する各ブロックからの出力波形を示す図
である。
【図17】 従来の光ディスクのトラックフフォーマッ
トを示す図である。
【図18】 従来のセクタ識別情報部の配置を示す図で
ある。
【図19】 従来の光学的情報再生装置のブロック図で
ある。
【図20】 従来の光学的情報再生装置を構成する各ブ
ロックからの出力波形を示す図である。
【図21】 従来の他のセクタ識別情報部の配置を示す
図である。
【符号の説明】
1 セクタ識別情報領域、2 ユーザ情報領域、3 グ
ルーブトラック、4 ランドトラック、11 光ディス
ク、12 スピンドルモータ、13 光ヘッド、14
第1のI/V変換手段、15 第2のI/V変換手段、
16 加算手段、17 和信号検出手段、18 減算手
段、19 極性反転手段、20 差信号検出手段、21
セレクタ手段、22 再生クロック生成手段、23
データ復調手段、24 アドレス情報再生手段、25
制御ゲート生成手段、26 コントローラ、27 差信
号波形整形手段、28 第1の識別情報検出手段、29
第2の識別情報検出手段、30 論理加算手段、31
和信号波形整形手段、32 OR手段、33 スイッ
チ手段、34 AND手段、35 差信号処理手段、3
6 信号切替手段、37 波形整形手段、131 レー
ザダイオード(LD)、132 コリメートレンズ、1
33 ビームスプリッタ、134 集光レンズ、135
光検出器(PD)、281 第1のゲート生成手段、
282 第1のデータ検出手段、283 第1のコンパ
レートレベル設定手段、284 第1のコンパレート手
段、285 第1のワンショット手段、286 上側エ
ンベロープ検波手段、291 第2のゲート生成手段、
292 第2のデータ検出手段、293 第2のコンパ
レートレベル設定手段、294 第2のコンパレート手
段、295 第2のワンショット手段、296 下側エ
ンベロープ検波手段、350 直流成分除去手段、35
1 バッファアンプ、352反転バッファアンプ、35
3 極性切替信号生成手段、354 アナログスイッチ
手段、355 極性判定手段、356 R−Sフリップ
フロップ手段、357 AND手段、360 ブースト
ゲート生成手段、361 第3のワンショット手段、3
62 第4のワンショット手段、

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体上に同心円またはスパイラ
    ルでトラックが配され、前記トラックは円周方向にセク
    タ分割され、前記セクタはその先頭にアドレス情報など
    を表すセクタ識別情報が少なくとも1組み以上前記トラ
    ック中心に対して半径方向外周側に一定距離変位して配
    置された第1の識別情報と内周側に前記一定距離変位し
    て配置された第2の識別情報の形態で記録されたセクタ
    識別情報領域と、前記セクタ識別情報領域に続きユーザ
    情報などが前記トラック中心上に記録されたユーザ情報
    領域を有する媒体から前記情報を光学的に再生する装置
    であって、 媒体上に光ビームを照射し、その反射光を前記トラック
    の接線方向を基準としてディスク半径方向に少なくとも
    2分割されてなる光検出器で受光して電気信号に変換す
    る光ヘッドと、前記光ヘッドからの信号出力を加算する
    加算手段と、前記加算手段の出力信号から前記ディスク
    媒体に記録されている情報を検出するための和信号波形
    整形手段と、前記光ヘッドからの信号出力を減算するこ
    とにより前記光ビームが前記トラック中心をトレース中
    に前記第1の識別情報からの再生信号と前記第2の識別
    情報からの再生信号が基準レベルに対してそれぞれ上側
    および下側(または下側および上側)と極性の異なる差
    信号波形を生成する減算手段と、前記減算手段の出力信
    号から前記ディスク媒体に記録されている情報を検出す
    るための差信号波形整形手段と、前記和信号波形整形手
    段の出力と前記差信号波形整形手段の出力を切替選択す
    るためのセレクタ手段と、前記セレクタ手段の出力より
    アドレス情報を再生するためのアドレス情報再生手段、
    および、ユーザ情報を再生するためのユーザ情報再生手
    段とを有し、 前記セクタ識別情報領域は前記差信号波形整形手段、前
    記ユーザ情報領域は前記和信号波形整形手段によりそれ
    ぞれ独立に検出するとともに、前記セクタ識別情報領域
    の再生においても前記第1の識別情報と前記第2の識別
    情報をそれぞれ独立に検出し、その後足し合わせること
    で情報を再生することを特徴とする光学的情報再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記差信号波形整形手段として、前記第
    1の識別情報の発現位置を示すゲートを生成する第1の
    ゲート生成手段と前記第1のゲート生成手段からのゲー
    ト出力期間中前記減算手段の出力から前記第1の識別情
    報を検出する第1のデータ検出回路で構成される第1の
    識別情報検出手段と、前記第2の識別情報の発現位置を
    示すゲートを生成する第2のゲート生成手段と前記第2
    のゲート生成手段からのゲート出力期間中前記減算手段
    の出力から前記第2の識別情報を検出する第2のデータ
    検出回路で構成される第2の識別情報検出手段と、前記
    第1のデータ検出回路の出力と前記第2のデータ検出回
    路の出力を論理的に加算する論理加算手段で構成するこ
    とにより、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報を
    それぞれ独立に検出した後足し合わせることで前記セク
    タ識別情報領域の情報を再生することを特徴とする請求
    項1記載の光学的情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記セクタ識別情報領域再生時には前記
    アドレス情報再生手段によるアドレス検出の確からしさ
    の度合(以下「アドレス検出確度」という)に応じて前記
    和信号波形整形手段の出力と前記差信号波形整形手段の
    出力を前記セレクタで選択して前記アドレス情報再生手
    段に出力することでアドレスを検出し、また、前記ユー
    ザ情報領域再生時には前記和信号波形整形手段の出力を
    前記セレクタで選択して前記ユーザ情報再生手段に出力
    することでユーザ情報を検出することを特徴とする請求
    項1又は2記載の光学的情報再生装置。
  4. 【請求項4】 ディスク媒体上に同心円またはスパイラ
    ルでトラックが配され、前記トラックは円周方向にセク
    タ分割され、前記セクタはその先頭にアドレス情報など
    を表すセクタ識別情報が少なくとも1組み以上前記トラ
    ック中心に対して半径方向外周側に一定距離変位して配
    置された第1の識別情報と内周側に前記一定距離変位し
    て配置された第2の識別情報の形態で記録されたセクタ
    識別情報領域と、前記セクタ識別情報領域に続きユーザ
    情報などが前記トラック中心上に記録されたユーザ情報
    領域を有する媒体から前記情報を光学的に再生する装置
    であって、 媒体上に光ビームを照射し、その反射光を前記トラック
    の接線方向を基準としてディスク半径方向に少なくとも
    2分割されてなる光検出器で受光して電気信号に変換す
    る光ヘッドと、前記光ヘッドからの信号出力を加算する
    加算手段と、前記光ヘッドからの信号出力を減算するこ
    とにより前記光ビームが前記トラック中心をトレース中
    に前記第1の識別情報からの再生信号と前記第2の識別
    情報からの再生信号が基準レベルに対してそれぞれ上側
    および下側(または下側および上側)と極性の異なる差
    信号波形を生成する減算手段と、前記差信号波形を前記
    加算手段出力と同様の波形形態に処理する差信号処理手
    段と、前記加算手段の出力と前記差信号処理手段の出力
    を切替選択する信号切替手段と、前記信号切替手段の出
    力信号から前記ディスク媒体に記録されている情報を検
    出するための波形整形手段と、前記波形整形手段の出力
    よりアドレス情報を再生するためのアドレス情報再生手
    段、および、ユーザ情報を再生するためのユーザ情報再
    生手段とを有し、 前記セクタ識別情報領域の再生においては前記減算手段
    および前記差信号処理手段により、前記第2領域の再生
    においては前記加算手段により、それぞれ個別に再生し
    た後、前記信号切替手段にて前記セクタ識別情報領域再
    生時には前記差信号処理手段の出力を、また、前記ユー
    ザ情報領域再生時には前記加算手段の出力を選択して前
    記波形整形手段へ出力することにより情報を再生するこ
    とを特徴とする光学的情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記差信号処理手段として、前記減算手
    段の出力をバッファするためのバッファアンプと、前記
    減算手段の出力極性を反転する反転バッファアンプと、
    前記バッファアンプの出力と前記反転バッファアンプの
    出力を切り替えるアナログスイッチ手段と、前記アナロ
    グスイッチ手段の切替タイミングを生成する極性切替信
    号生成手段で構成されることを特徴とする請求項4記載
    の光学的情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記極性切替信号生成手段として、前記
    第1の識別情報の発現位置を示すゲートを生成する前記
    第1のゲート生成手段と、前記第2の識別情報の発現位
    置を示すゲートを生成する前記第2のゲート生成手段
    と、前記減算手段出力波形の極性判定手段と、で構成さ
    れることを特徴とする請求項5記載の光学的情報再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記差信号処理手段として、前記減算手
    段の差信号出力の直流成分を所定の時定数で除去する直
    流成分除去手段と、前記第1の識別情報の発現位置を示
    すゲートを生成する前記第1のゲート生成手段と、前記
    第2の識別情報の発現位置を示すゲートを生成する前記
    第2のゲート生成手段と、前記第1のゲート生成手段お
    よび前記第2のゲート生成手段の出力より前記直流成分
    除去手段の時定数を切り替えるためのブーストゲートを
    生成するブーストゲート生成手段と、を有し、第1の識
    別情報および第2の識別情報のそれぞれの開始点から一
    定期間前記直流成分除去手段の時定数を小さくすること
    を特徴とする請求項4記載の光学的情報再生装置。
  8. 【請求項8】 前記セクタ識別情報領域再生時には前記
    アドレス情報再生手段によるアドレス検出確度に応じて
    前記加算手段の出力と前記差信号処理手段の出力を前記
    セレクタで選択して前記波形整形手段に出力し前記アド
    レス情報再生手段で前記アドレスを検出し、また、前記
    ユーザ情報領域再生時には前記加算手段の出力を前記セ
    レクタで選択して前記波形整形手段に出力し前記ユーザ
    情報再生手段で前記ユーザ情報を検出することを特徴と
    する請求項4、5又は7のいずれかに記載の光学的情報
    再生装置。
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CN1293543C (zh) * 2001-09-28 2007-01-03 蒂雅克株式会社 光盘装置
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