JPH10111863A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

Info

Publication number
JPH10111863A
JPH10111863A JP26716596A JP26716596A JPH10111863A JP H10111863 A JPH10111863 A JP H10111863A JP 26716596 A JP26716596 A JP 26716596A JP 26716596 A JP26716596 A JP 26716596A JP H10111863 A JPH10111863 A JP H10111863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
electronic device
rewriting
external device
control program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26716596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3881069B2 (ja
Inventor
Takashi Ishida
隆司 石田
Yoshiaki Kida
芳明 木田
Yukari Terada
由香里 寺田
Yoshihiro Kawase
義博 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP26716596A priority Critical patent/JP3881069B2/ja
Priority to US08/934,220 priority patent/US6275911B1/en
Priority to KR1019970047921A priority patent/KR100258147B1/ko
Publication of JPH10111863A publication Critical patent/JPH10111863A/ja
Priority to US09/625,402 priority patent/US6249848B1/en
Priority to US09/625,403 priority patent/US6477626B1/en
Priority to US09/843,821 priority patent/US6505280B2/en
Priority to US10/062,541 priority patent/US6957296B2/en
Priority to US10/270,578 priority patent/US20030041217A1/en
Priority to US11/217,385 priority patent/US7493455B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3881069B2 publication Critical patent/JP3881069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性
メモリ内のデータを、より速く書き換えることのできる
電子装置を提供する。 【解決手段】 外部装置から送信される書込制御プログ
ラムをRAMに転送して実行することで(S300〜S
350)、フラッシュROM内のデータを上記外部装置
から送信されて来る書込データに書き換える書換処理
(S540)を行うECUであって、外部装置からの書
換制御プログラムには、書換処理を行うための命令群の
前にボーレートの変更命令(S530)が配置され、当
該ECUは上記変更命令を実行してから書換処理を行
う。そして、書換処理では、外部装置からの所定量のデ
ータを受信して、そのデータのフラッシュROMへの書
き込みが完了すると、外部装置へ次のデータを要求する
信号を送信する。この結果、ボーレートが任意に変更可
能となり、しかも、書込データを効率良く受渡しでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的にデータの
書き換えが可能な不揮発性メモリに格納された制御プロ
グラムや制御データを、該不揮発性メモリを電子装置に
搭載した状態で書き換える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−11428
9号公報に開示されているように、制御プログラムや制
御データを記憶しておくための記憶媒体として、電気的
にデータの書き換えが可能なEEPROMやフラッシュ
EEPROM(以下、フラッシュROMという)等の不
揮発性メモリを備え、この不揮発性メモリを組み付けた
状態(実装した状態)で、制御プログラムや制御データ
を書き換え可能に構成された電子装置が提案されてい
る。また、このような電子装置によれば、その製造工程
において、不揮発性メモリを装置に実装してから、制御
プログラム等を新規に書き込むことができる。
【0003】即ち、この種の電子装置では、別途用意さ
れた外部装置が接続されて、この外部装置から所定の指
令を受けると、上記外部装置からシリアルデータとして
送信されて来る制御プログラムや制御データを受信し、
その受信したデータを不揮発性メモリに順次書き込むよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子装置においては、外部装置との間で行うデータ通信
の通信速度を上げるほど、通信に要する時間が短くな
り、その分、不揮発性メモリ内のデータを書き換えるの
に要するトータル時間を短縮することができる。
【0005】しかしながら、上記従来の電子装置では、
外部装置からのデータを受信して不揮発性メモリに書き
込む、といった一連の処理を行うためのプログラムやハ
ードウェアを、市場への供給後に容易に変更することは
できず、この結果、外部装置との通信速度を変更して不
揮発性メモリ内のデータを書き換えるのに要する時間を
短縮する、といった手法を採ることができなかった。
【0006】一方、従来より、この種の電子装置では、
不揮発性メモリに一度に書き込むことが可能なビット数
(例えば1バイトであり、以下、1バイトとして説明す
る)分のデータを外部装置から受信すると、その受信し
た1バイトデータを以下の手順で不揮発性メモリに書き
込むようにしている。即ち、受信したデータを不揮発性
メモリに書き込む処理を行った後、正常に書き込めたか
否かをベリファイチェックし、このベリファイチェック
により正常に書き込めたと判定するまで、所定回数を限
度に、データの書き込み処理を繰り返す。そして、受信
したデータを正常に書き込むことができたならば、外部
装置から次の1バイトデータが送信されて来るのを待つ
ようにしている。
【0007】このため、上記従来の電子装置に接続され
る外部装置は、図9に例示するように、1バイトデータ
Dを予め定められた時間間隔Tで順次送信するようにし
ており、しかも、その時間間隔(送信間隔)Tは、電子
装置側にてデータの書き込みに要する最大時間tmax よ
りも大きく設定されている。尚、図9において、左から
右方向の矢印「→」は、外部装置から電子装置への1バ
イトデータDの送信を示している。
【0008】つまり、この種の電子装置において、受信
したデータの書き込みに要する時間(ベリファイチェッ
クにより正常に書き込めたと判定するまでの時間)に
は、図9にて符号t1 ,t2 ,t3 ,t4 ,…に示すよ
うに、その都度ばらつきがあり、また、受信したデータ
の書き込みが終了するまでは次の1バイトデータDを受
信することができないため、外部装置は、電子装置側に
てデータの書き込みに要する最大時間tmaxよりも大き
な時間間隔T(>tmax )で、1バイトデータDを送信
する必要があった。
【0009】しかしながら、通常、電子装置側にてデー
タの書き込みに要する時間は、図9にて符号t1 ,t2
,t4 に例示するように、上記最大時間tmax (=t3
)よりも短い場合がほとんどであり、この結果、従来
の電子装置では、データの受渡しに無駄な時間が生じて
しまい、不揮発性メモリ内のデータを書き換えるのに要
するトータル時間が長くなってしまっていた。
【0010】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、不揮発性メモリ内のデータを、より速く書き
換えることのできる電子装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の電子装置
は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性メモリ
を備えており、通常時には、その不揮発性メモリに格納
されたデータにより構成される制御プログラム及び制御
データに従って動作するのであるが、外部からの書き換
え指令を受けた場合には、前記不揮発性メモリ内のデー
タを外部装置から送信されて来る新たなデータに書き換
える書換処理を行う。
【0012】ここで特に、請求項1に記載の電子装置
は、前記書換処理を行うための書換制御プログラムを前
記外部装置から受信し、その受信した書換制御プログラ
ムを書き換え対象でないメモリ領域に格納して実行する
ことにより、前記不揮発性メモリ内のデータを前記外部
装置から送信されて来る新たなデータに書き換えると共
に、前記外部装置との間で行うデータ通信の通信速度
を、所定の変更命令を実行することで該変更命令に応じ
た値に変更可能に構成されている。
【0013】そして、前記外部装置から送信されて来る
書換制御プログラムには、前記書換処理を行うための命
令群の前に、前記変更命令が配置されている。この請求
項1に記載の電子装置によれば、外部装置から前記書換
制御プログラムを所定の通信速度で送信し、この書換制
御プログラムが、当該電子装置にて、書き換え対象でな
いメモリ領域に格納されれば、書換制御プログラムにて
書換処理を行うための命令群の前に配置された変更命令
が実行されることにより、外部装置との間で行うデータ
通信の通信速度が、上記変更命令に応じた値に変更され
る。そして、この変更後の通信速度で、その後外部装置
から送信されて来る新たなデータ(不揮発性メモリに書
き込むべきデータ)の受信が行われる。
【0014】このため、外部装置が書換制御プログラム
を送信した後に新たなデータ(不揮発性メモリに書き込
むべきデータ)を送信する時には、その新たなデータ
を、書換制御プログラムに配置した変更命令により設定
される通信速度で送信することができ、この変更命令に
より設定される通信速度を、書換制御プログラムの通信
を行う場合の通信速度よりも速く設定しておくことで、
新たなデータをより速く電子装置側へ転送することがで
きるようになる。
【0015】このように請求項1に記載の電子装置によ
れば、外部装置との間で行うデータ通信の通信速度(詳
しくは、不揮発性メモリに書き込むべき新たなデータの
通信速度)を任意に高速化して、不揮発性メモリ内のデ
ータを書き換えるのに要するトータル時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0016】尚、電気的にデータの書き換えが可能な不
揮発性メモリとしては、EEPROM或いはフラッシュ
ROMが一般的であるが、電気的に書き換え可能な他の
ROMでも良い。また、書換制御プログラムを格納する
書き換え対象でないメモリ領域としては、RAMや書き
換え可能なROMが挙げられる。
【0017】次に、請求項2に記載の電子装置では、請
求項1に記載の電子装置に対し、更に、前記書換制御プ
ログラムには、前記変更命令の前に、該変更命令により
設定される当該電子装置の通信速度を表す信号を前記外
部装置に送信する送信命令が配置されており、当該電子
装置は、前記送信命令を実行することで、前記外部装置
に前記通信速度を表す信号を送信する。
【0018】このような請求項2に記載の電子装置によ
れば、通信速度の変更命令が実行される前に、前記送信
命令が実行されて、外部装置へ、その後に設定される当
該電子装置の新たな通信速度を表す信号が、それまでの
通信速度(即ち、書換制御プログラムの通信を行う場合
の通信速度)と同じ通信速度で送信されることとなる。
【0019】よって、外部装置は、上記信号を受信する
ことで、当該電子装置側の新たな通信速度を知ることが
でき、この結果、請求項2に記載の電子装置によれば、
外部装置との間の通信をより確実に行うことができるよ
うになる。つまり、請求項1に記載の電子装置では、書
換制御プログラムに配置された変更命令によって設定さ
れる通信速度を、外部装置側で予め認識しておく必要が
あるが、請求項2に記載の電子装置によれば、外部装置
は、当該電子装置からの信号によって変更後の通信速度
を知ることができ、その変更後の通信速度に自動的に切
り替えるように構成することが可能となるため、外部装
置との間のデータ通信を、より確実に成立させることが
できるようになるのである。
【0020】一方、請求項3に記載の電子装置も、電気
的にデータの書き換えが可能な不揮発性メモリを備えて
おり、外部からの書き換え指令を受けた場合には、その
不揮発性メモリ内のデータを外部装置から送信されて来
る新たなデータに書き換えるのであるが、前記不揮発性
メモリ内のデータを新たなデータに書き換えるための手
段として、データ取得手段、データ書込手段、書込状態
判定手段、及び要求信号送信手段を備えている。
【0021】即ち、データ取得手段が、外部装置から送
信されて来る所定量のデータを受信して所定のバッファ
領域に格納し、データ書込手段が、そのバッファ領域に
格納されたデータを、前記不揮発性メモリに書き込み、
書込状態判定手段が、データ書込手段により前記バッフ
ァ領域内のデータが不揮発性メモリに全て書き込まれた
か否かを判定する。そして、この書込状態判定手段によ
り肯定判定されると(つまり、バッファ領域内のデータ
が不揮発性メモリに全て書き込まれたと判定される
と)、要求信号送信手段が、外部装置へ、不揮発性メモ
リに次に書き込むべき所定量のデータを要求するための
要求信号を送信する。
【0022】つまり、請求項3に記載の電子装置では、
外部装置から送信されて来る所定量のデータを受信して
バッファ領域に格納し、その格納したデータの不揮発性
メモリへの書き込みが完了すると、外部装置へ、次に書
き込むべき所定量のデータを要求するための要求信号を
送信するようにしている。
【0023】よって、外部装置は、不揮発性メモリに書
き込むべき新たなデータを、最初に所定量だけ送信し、
その後は、当該電子装置からの要求信号を受ける度に次
の所定量のデータを送信する、といった手順で送信する
ことができる。このように、請求項3に記載の電子装置
によれば、図9を用いて説明したように、外部装置が予
め定められた時間間隔(電子装置側にてデータの書き込
みに要する最大時間よりも大きな時間間隔)で新たなデ
ータを順次送信する、といった送信方法を採る必要がな
く、外部装置側の送信間隔を、当該電子装置側にてデー
タの書き込みに実際に要した時間に応じて最適に変化さ
せることができるため、新たなデータを受渡しする時間
に無駄が生じることがなく、この結果、不揮発性メモリ
内のデータを短い時間で書き換えることができるように
なる。
【0024】ところで、請求項3に記載の電子装置にお
いて、外部装置から受信する新たなデータの1単位であ
ってバッファ領域に一度に格納するデータ量である上記
所定量(換言すれば、バッファ領域のサイズ)は、不揮
発性メモリに一度に書き込むことが可能なビット数に設
定しても良いが、請求項4に記載のように、前記所定量
を、不揮発性メモリに一度に書き込むことが可能なデー
タのビット数を複数倍した値に設定し、データ書込手段
が、バッファ領域から前記ビット数分のデータを順次取
り出して、その取り出した各データ群を不揮発性メモリ
に順次書き込むようにすれば、より大きな効果を得るこ
とができる。
【0025】つまり、請求項4に記載のように構成すれ
ば、当該電子装置から外部装置へ要求信号を送信する回
数を減らすことができ、その分、新たなデータを受渡し
するのに必要な時間を短縮することができる。そして、
この結果、不揮発性メモリ内のデータをより短い時間で
書き換えることができるようになる。
【0026】次に、請求項5に記載の電子装置では、請
求項3又は請求項4に記載の電子装置において、当該電
子装置は、前記データ取得手段、データ書込手段、書込
状態判定手段、及び要求信号送信手段の機能を実現する
ための書換制御プログラムを外部装置から受信し、その
書換制御プログラムを書き換え対象でないメモリ領域に
格納して実行することにより、前記不揮発性メモリ内の
データを前記外部装置から送信されて来る新たなデータ
に書き換えるように構成されている。
【0027】このような請求項5に記載の電子装置によ
れば、上記各手段の機能を実現するための書換制御プロ
グラムを実行して、不揮発性メモリ内のデータを外部装
置から送信されて来る新たなデータに書き換える構成の
場合に、その書換制御プログラムを予め内蔵しておく必
要がなく、メモリの節約が可能となる。
【0028】次に、請求項6に記載の電子装置では、請
求項5に記載の電子装置において、当該電子装置は、前
記外部装置との間で行うデータ通信の通信速度を、所定
の変更命令を実行することで該変更命令に応じた値に変
更可能に構成されている。そして、前記外部装置から送
信されて来る書換制御プログラムには、データ取得手
段、データ書込手段、書込状態判定手段、及び要求信号
送信手段の機能を実現するための命令群の前に、前記変
更命令が配置されている。
【0029】この請求項6に記載の電子装置によれば、
請求項1に記載の電子装置と同様に、外部装置から前記
書換制御プログラムを所定の通信速度で送信し、この書
換制御プログラムが、当該電子装置にて、書き換え対象
でないメモリ領域に格納されれば、書換制御プログラム
にて上記各手段の機能を実現するための命令群の前に配
置された変更命令が実行されることにより、外部装置と
の間で行うデータ通信の通信速度が、上記変更命令に応
じた値に変更される。そして、この変更後の通信速度に
より、少なくとも、その後外部装置から送信されて来る
新たなデータの受信と、前記要求信号の外部装置への送
信とが行われる。
【0030】このような請求項6に記載の電子装置によ
れば、請求項1に記載の電子装置と同様に、外部装置と
の間で行うデータ通信の通信速度(詳しくは、新たなデ
ータ及び要求信号の通信速度)を任意に変更することが
できるため、不揮発性メモリ内のデータを書き換えるの
に要するトータル時間を、より一層短縮することが可能
となる。
【0031】次に、請求項7に記載の電子装置では、請
求項6に記載の電子装置に対し、更に、前記書換制御プ
ログラムには、前記変更命令の前に、該変更命令により
設定される当該電子装置の通信速度を表す信号を前記外
部装置に送信する送信命令が配置されており、当該電子
装置は、前記送信命令を実行することで、前記外部装置
に前記通信速度を表す信号を送信する。
【0032】このような請求項7に記載の電子装置によ
れば、請求項2に記載の電子装置と同様に、通信速度の
変更命令が実行される前に、前記送信命令が実行され
て、外部装置へ、その後に設定される当該電子装置の新
たな通信速度を表す信号が、それまでの通信速度(即
ち、書換制御プログラムの通信を行う場合の通信速度)
と同じ通信速度で送信されることとなる。よって、請求
項2に記載の電子装置と同様の効果、即ち、外部装置
は、当該電子装置からの信号によって変更後の通信速度
を知ることができ、その変更後の通信速度に自動的に切
り替えるように構成することが可能となるため、外部装
置との間のデータ通信をより確実に成立させることがで
きるようになる、という効果を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形
態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ること
は言うまでもない。
【0034】まず図1は、自動車に搭載されて内燃機関
型エンジンの制御を行うエンジン制御装置(以下、EC
Uという)2と、ECU2に内蔵されたエンジン制御用
のプログラムやデータを書き換える際、或いは新規に書
き込む際にECU2に接続されるメモリ書換装置4とか
らなる、実施例の電子装置のメモリ書換システム5の全
体構成を表すブロック図である。
【0035】図1に示すように、ECU2は、エンジン
の運転状態を検出する様々なセンサからの信号を入力し
て波形処理する入力回路6と、入力回路6からのセンサ
信号に基づき、エンジンを制御するための様々な処理を
実行するシングルチップマイクロコンピュータ(以下、
マイコンという)8と、マイコン8からの制御信号に基
づき、エンジンに取り付けられたインジェクタ(燃料噴
射弁)やイグナイタ等のアクチュエータへ駆動信号を出
力する出力回路10とを備えている。
【0036】そして、マイコン8には、プログラムに従
い動作する周知のCPU18と、CPU18を動作させ
るのに必要なプログラム及びデータを格納する不揮発性
のROM20と、CPU18の演算結果等を一時格納す
るRAM22と、前記入力回路6等からの信号を受ける
と共に、出力回路10に制御信号を出力するためのI/
O24と、メモリ書換装置4との間でシリアルデータ通
信を行うための通信回路25とが備えられている。
【0037】ここで、ROM20としては、電気的にデ
ータの書き換え(詳しくは消去及び書き込み)が可能な
フラッシュROM20aと、データの書き換えが不能な
マスクROM20bとを備えている。そして、フラッシ
ュROM20aには、ECU2の製造工程において当該
マイコン8がECU2へ実装された後に、エンジン制御
用の制御プログラム及び制御データが新規に書き込ま
れ、また、マスクROM20bには、リセット直後に実
行されるブートプログラムが、当該マイコン8のECU
2への実装前に予め格納されている。尚、本実施例にお
いて、フラッシュROM20aには、アドレス1番地当
りに1バイト(=8ビット)のデータが格納される。ま
た、マスクROM20bに代えて、フラッシュROM2
0aと同様に電気的にデータの書き換えが可能な不揮発
性メモリを用いても、データの書き換えが禁止されてい
れば良い。
【0038】このようなECU2において、マイコン8
(CPU18)は、リセット直後に、マスクROM20
b内のブートプログラムを起動し、メモリ書換装置4が
接続されていない通常時には、そのブートプログラムに
てフラッシュROM20a内のエンジン制御プログラム
(エンジン制御用の制御プログラム)をコールして、エ
ンジンの制御を行う。
【0039】また、マイコン8は、ブートプログラムを
起動した際に、後述するように書換モードであると判定
すると、フラッシュROM20a内の制御プログラムを
コールすることなく、メモリ書換装置4から送信されて
来る書換制御プログラムを受信してRAM22に格納
し、その書換制御プログラムをコールしてRAM22上
で実行することにより、フラッシュROM20a内に格
納されている現在の制御プログラム及び制御データを、
その後メモリ書換装置4から送信されて来る書込データ
(新たな制御プログラム及び制御データを構成するデー
タ)に書き換える処理を行う。
【0040】尚、フラッシュROM20aにエンジン制
御用の制御プログラム及び制御データが未だ書き込まれ
ていないECU2の製造時においても、フラッシュRO
M20aにエンジン制御用の制御プログラム及び制御デ
ータが新規に書き込まれるだけで全く同様である。よっ
て、以下では、フラッシュROM20a内の制御プログ
ラム及び制御データを書き換えるケースについて説明す
る。
【0041】一方、メモリ書換装置4は、ECU2側の
マイコン8にフラッシュROM20aの書き換えを行わ
せるための処理を実行するCPU,ROM,RAM等を
内蔵したマイコン30と、このマイコン30からの指令
に応じて、ECU2側のマイコン8へ、フラッシュRO
M20aのデータ書換時に必要な書換電圧(本実施例で
は12V)Vppを供給する電源回路32と、ECU2
の動作モードを、エンジンの制御を行う通常モードから
フラッシュROM20aのデータを書き換える(或いは
新規に書き込む)書換モードに変更させるための書換ス
イッチSWとを備えている。
【0042】そして更に、メモリ書換装置4は、ECU
2へ送信する書換制御プログラム(詳しくは、書換制御
プログラムを構成するプログラムコード及び書換制御プ
ログラムの実行時に参照されるデータ)が格納された第
1のROM34と、ECU2へ送信すべき書込データ
(即ち、フラッシュROM20aに書き込むべき新たな
制御プログラム及び制御データを構成するデータ)が格
納された第2のROMと36と、作業者が当該メモリ書
換装置4に様々な指示入力を行うための入力装置37と
を備えている。尚、第1のROM34と第2のROM3
6は、夫々、周知のICソケット38,40によって、
当該メモリ書換装置4に着脱可能に設けられている。
【0043】このようなメモリ書換装置4とECU2と
の接続は、図1に示す如く、メモリ書換装置4側の雌コ
ネクタ42FとECU2に設けられた雄コネクタ42M
とを嵌合することにより行われる。即ち、上記両コネク
タ42F,42Mが嵌合されると、通信線44を介し
て、メモリ書換装置4側のマイコン30とECU2側の
マイコン8との間におけるシリアルデータ通信が可能と
なり、また、電源供給線46を介して、メモリ書換装置
4側の電源回路32からECU2側のマイコン8へフラ
ッシュROM20aのデータ書換時に必要な書換電圧V
ppが供給される。そして更に、メモリ書換装置4側で
書換スイッチSWを介して接地電位(0V)に接続され
る信号線48が、ECU2側で抵抗器Rにより5Vにプ
ルアップされたモード判定用信号ラインLに接続され、
これにより、メモリ書換装置4側で書換スイッチSWが
ONされると、ECU2側においては上記モード判定用
信号ラインLがハイレベル(5V)からロウレベル(0
V)に変化することとなる。そして、ECU2のマイコ
ン8は、前述の如くブートプログラムを起動した際に、
モード判定用信号ラインLがロウレベルであれば、書換
モードと判定する。
【0044】次に、メモリ書換装置4のマイコン30で
実行される処理と、ECU2のマイコン8で実行される
処理について、図2〜図5のフローチャートを用いて説
明する。尚、図2及び図3は、メモリ書換装置4のマイ
コン30で実行される処理を表すフローチャートであ
る。また、図4及び図5は、ECU2のマイコン8で実
行される処理を表すフローチャートであり、そのステッ
プ(以下、単に「S」と記す)300〜S350の処理
が、マスクROM20b内のブートプログラムによって
実行され、S400の処理が、フラッシュROM20a
内のエンジン制御プログラムによって実行される。そし
て、S500〜S740の処理が、メモリ書換装置4か
ら送信されてRAM22に格納される書換制御プログラ
ムによって実行される。
【0045】まず、メモリ書換装置4では、作業者によ
りECU2に接続されて書換スイッチSWがONされる
と、マイコン30が図2に示す処理を実行する。尚、本
実施例において、メモリ書換装置4とECU2との間で
行われるデータ通信の通信速度(以下、ボーレートとも
いう)は、最初は互いに9600bpsに設定されてい
る。
【0046】図2に示すように、メモリ書換装置4のマ
イコン30は、まず最初のS100にて、ECU2に対
し該ECUが対応可能なボーレートの値を表す信号を要
求するためのボーレート値要求を送信する。そして、続
くS110にて、ECU2からのデータを受信するまで
待機し、データを受信すると、S120に進んで、その
受信したデータが、ECU2が対応可能なボーレートの
値を表す信号(以下、対応ボーレート値信号という)で
あるか否かを判定し、受信したデータが対応ボーレート
値信号であれば、続くS130にて、当該メモリ書換装
置4側のボーレートを、上記受信した対応ボーレート値
信号の表す値に変更する。つまり、本実施例のECU2
は、後述するように、当該メモリ書換装置4へ対応ボー
レート値信号を送信した後、自己のボーレートを上記送
信した対応ボーレート値信号の表す値に変更するため、
当該メモリ書換装置4側でも、通信に用いるボーレート
をECU2から受信した対応ボーレート値信号の表す値
に変更して、その後の通信が成立するようにしている。
【0047】そして、S130の処理を実行するか、或
いは、前記S120にて、受信したデータが対応ボーレ
ート値信号ではないと判定すると、S140に移行し
て、第1のROM34から書込制御プログラムを読み出
し、その読み出した書換制御プログラムをECU2に送
信する。尚、この書換制御プログラムの送信と、それ以
降の通信は、S130の処理が実行されていれば(S1
20:YES)、S130で変更されたボーレートで行
われ、S130の処理が実行されていなければ(S12
0:NO)、最初のS100と同じ9600bpsで行
われる。
【0048】このS140にて、書換制御プログラムの
送信が全て終了すると、S150に進んで、ECU2か
ら書換制御プログラムの受信が終了した旨を示す受信終
了信号が送信されて来るのを待ち、その受信終了信号を
受信すると、S160に進んで、S100の場合と同様
に、ECU2へボーレート値要求を送信する。
【0049】そして、続くS170にて、ECU2から
のデータを受信するまで待機し、データを受信すると、
続くS180にて、その受信したデータが対応ボーレー
ト値信号であるか否かを判定する。そして、対応ボーレ
ート値信号であれば、S190に進んで、当該メモリ書
換装置4側のボーレートを、S170で受信した対応ボ
ーレート値信号の表す値に変更する。つまり、S160
〜S190では、前述したS100〜S130と全く同
様の処理を行う。
【0050】そして、S190の処理を実行するか、或
いは、前記S180にて、受信したデータが対応ボーレ
ート値信号ではないと判定すると、S200に移行し
て、書込データのパケット送信処理を実行し、その後、
当該メモリ書換装置4側の処理を終了する。
【0051】ここで、S200の書込データのパケット
送信処理は、第2のROM36に格納された書込データ
をnバイトずつ読み出して、そのnバイトの書込データ
を図6に示す如くパケット化してECU2へ送信するも
のであり、図3に示す手順で実行される。尚、図6にお
いて、「HD」は、nバイトの書込データdata1,data
2,…,datanに付される数バイトのヘッダであり、こ
のヘッダHDには、当該送信データの転送先を示すコー
ド等の通信制御用の情報が配置される。そして、「C
S」は、通信誤りを検出するための1バイト或いは数バ
イトのチェックサム(検査用データ)である。また、こ
のパケット送信処理におけるECU2との通信は、S1
90の処理が実行されていれば(S180:YES)、
S190で変更されたボーレートで行われ、S190の
処理が実行されていなければ(S180:NO)、S1
30で変更されたボーレート或いは最初のS100と同
じ9600bpsで行われる。
【0052】図3に示すように、書込データのパケット
送信処理の実行が開始されると、まずS210にて、第
2のROM36から書込データのうちの最初のnバイト
を読み出し、そのnバイトの書込データに図6の如くヘ
ッダHD及びチェックサムCSを付すことで1つのパケ
ットを生成して、そのパケットをECU2へ送信する。
【0053】そして、続くS220にて、ECU2から
次のパケットを要求するための、要求信号としてのパケ
ット要求が送信されて来るまで待機し、ECU2からの
パケット要求を受信すると、S230に進んで、第2の
ROM36から書込データのうちの次のnバイトを読み
出し、そのnバイトの書込データをS210の場合と同
様にパケット化してECU2へ送信する。
【0054】そして、続くS240にて、第2のROM
36に格納された全ての書込データを送信し終えたか否
かを判定し、全データを未だ送信していなければ、S2
20及びS230の処理を繰り返す。また、S240に
て、全データの送信が終了したと判定した場合には、こ
のパケット送信処理から図2の処理へ戻り、その後、当
該メモリ書換装置4側の処理を終える。
【0055】一方、次にECU2では、電源が投入され
ると、マイコン8がリセット状態から動作を開始して、
図4に示す処理を実行する。即ち、最初に、マスクRO
M20bに格納されたブートプログラムを起動して、ま
ずS300にて、書換モードであるか否かを、モード判
定用信号ラインLがロウレベルであるか否かによって判
定する。そして、モード判定用信号ラインLがロウレベ
ルでなければ(S300:NO)、書換モードではない
通常モードであると判断して、エンジン制御プログラム
へジャンプする。
【0056】すると、フラッシュROM20aに格納さ
れている制御プログラムが起動され、その後は、S40
0に示すように、エンジン制御用の制御データを参照し
て行われるエンジン制御処理が実行される。尚、このエ
ンジン制御処理は、入力回路6からの各種センサ信号と
フラッシュROM20aに格納された制御データとに基
づき、エンジンに対する最適な燃料噴射量や点火時期等
を演算し、その演算結果に応じて、インジェクタやイグ
ナイタ等のアクチュエータを駆動するための制御信号を
出力回路10に出力する、といった手順で繰り返し実行
される。
【0057】これに対し、ブートプログラムにおいて、
上記S300で書換モードであると判断した場合、即
ち、当該ECU2にメモリ書換装置4が接続されて書換
スイッチSWがONされることにより、モード判定用信
号ラインLがロウレベルであった場合には、S310に
移行する。
【0058】そして、このS310にて、前述した図2
のS100でメモリ書換装置4から送信されて来るボー
レート値要求を受信するまで待機し、ボーレート値要求
を受信すると、S320に進んで、次のS330で変更
・設定される自己のボーレートを表す信号(対応ボーレ
ート値信号)を、メモリ書換装置4に送信し、続くS3
30で、自己のボーレートを上記送信した対応ボーレー
ト値信号の表す値に変更する。
【0059】すると、前述した図2のS140でメモリ
書換装置4から書換制御プログラムが上記変更後のボー
レートで送信されて来るため、続くS340にて、その
書換制御プログラムを受信して、RAM22の所定領域
に順次格納する。尚、この書換制御プログラムの受信
と、それ以降の通信は、S330で変更されたボーレー
トで行われる。
【0060】そして、このS340で書換制御プログラ
ムのRAM22への格納が全て終了すると、続くS35
0にて、S340でRAM22に格納した書込制御プロ
グラムへジャンプする。これにより、メモリ書換装置4
から送信されて来た書込制御プログラムがRAM22上
で実行されて、S500〜S540(更には、図5のS
550〜S740)の処理が行われる。
【0061】即ち、まずS500にて、メモリ書換装置
4へ、書換制御プログラムの受信が終了した旨を示す受
信終了信号を送信し、続くS510にて、前述した図2
のS160でメモリ書換装置4から送信されて来るボー
レート値要求を受信するまで待機する。そして、ボーレ
ート値要求を受信すると、S520に進んで、次のS5
30で変更・設定される自己のボーレートを表す対応ボ
ーレート値信号を、メモリ書換装置4に送信し、続くS
530で、自己のボーレートを上記送信した対応ボーレ
ート値信号の表す値に変更する。
【0062】すると、前述した図2のS200でメモリ
書換装置4からパケット化された書込データが上記変更
後のボーレートで送信されて来るため、続くS540に
て、フラッシュROM20a内のデータをメモリ書換装
置4から送信されて来る書込データに書き換えるための
データ書換処理を実行し、その後、当該ECU2側の処
理を終了する。
【0063】ここで、S540のデータ書換処理は、図
5に示す手順で実行される。尚、このデータ書換処理に
おけるメモリ書換装置4との通信は、S530で変更さ
れたボーレートで行われる。即ち、図5に示すように、
データ書換処理の実行が開始されると、まずS550に
て、フラッシュROM20aにおけるデータの書込先
(書込アドレス)をカウントするためのアドレスカウン
タに、フラッシュROM20aにて新たなデータの書き
込みを開始すべき先頭アドレスの値をセットし、続くS
560にて、1パケット分(即ち、nバイト)の書込デ
ータに対する処理が終了したか否かを判定するためのパ
ケットカウンタをリセットする。
【0064】そして、続くS570にて、前述した図3
のパケット送信処理でメモリ書換装置4から送信されて
来るシリアルデータを1バイト分受信し、続くS580
にて、受信状態が正常であるか否かを判定する。そし
て、正常受信の場合には、S590に進み、S570で
受信した1バイトのデータがフラッシュROM20aに
書き込むべき書込データであれば(換言すれば、ヘッダ
HD及びチェックサムCS以外のデータであれば)、そ
の1バイトの書込データをRAM22の所定領域に設定
されたnバイト分のバッファ領域に先頭から順に格納
し、続くS600にて、上記S560でリセットしてお
いたパケットカウンタをインクリメントする。
【0065】そして、続くS610にて、パケットカウ
ンタの値が「n」に達したか否かにより、1パケット分
(nバイト)の書込データを受信してRAM22のバッ
ファ領域に格納できたか否かを判定し、1パケット分の
受信及び格納が未だ終了していない場合には、S570
〜S600の処理を繰り返す。
【0066】一方、S610にて、パケットカウンタの
値が「n」に達したと判定した場合には、1パケット分
の書込データを受信してバッファ領域に格納することが
できたことから、S620に進んで、パケットカウンタ
をリセットする。そして、続くS630にて、バッファ
領域の先頭から順に書込データを1バイト分だけ取り出
し、続くS640にて、フラッシュROM20aに対す
る1バイト分のデータ書込操作を何回行ったかをカウン
トするための書込パルス数カウンタをリセットする。
【0067】そして、続くS650にて、アドレスカウ
ンタの現在値を書込アドレスとしてセットすると共に、
S630でバッファ領域から取り出した1バイト分の書
込データを、フラッシュROM20aに今回書き込む1
バイトデータとしてセットし、続くS660にて、S6
50でセットした書込アドレスにより指定されるフラッ
シュROM20aのセルに対し、書込パルスを与える。
すると、S650でセットした1バイトデータが、同じ
くS650でセットした書込アドレスの領域に書き込ま
れることとなるが、書込パルスを1度与えただけではデ
ータが正確に書き込めない可能性があるため、続くS6
70にて、S630でバッファ領域から今回取り出した
書込データと、フラッシュROM20aに実際に書き込
まれている1バイトデータとを比較する、所謂ベリファ
イチェックを行う。
【0068】そして、S670のベリファイチェックに
より、上記両データが一致していなければ(S670:
NO)、S680に移行して、書込パルス数カウンタを
インクリメントする。そして、続くS690にて、書込
パルス数カウンタの値が所定値(本実施例では「1
0」)に達しているか否を判定し、所定値に達していな
ければ、S660に戻って、再度、フラッシュROM2
0aに書込パルスを与えることにより、S630でバッ
ファ領域から今回取り出した書込データについて、デー
タ書込操作を再び行う。
【0069】また、S690にて、書込パルス数カウン
タの値が所定値に達していると判定した場合には、同じ
1バイトデータについてS660のデータ書込操作を所
定回数だけ行ったにも拘らず、そのデータを正確に書き
込めなかったということから、何等かの異常があると判
断して、S700に進む。そして、このS700にて、
所定のエラー処理を行った後、当該データ書換処理から
図4の処理に戻り、その後、ECU2側の処理を終え
る。尚、S580にて、受信状態が正常でないと判定し
た場合にも、上記S700のエラー処理を行った後、図
4の処理に戻って、その後、ECU2側の処理を終え
る。
【0070】一方、S670のベリファイチェックによ
り、上記両データが一致していたならば(S670:Y
ES)、S710に移行して、アドレスカウンタとパケ
ットカウンタとを夫々インクリメントし、続くS720
にて、パケットカウンタの値が「n」に達しているか否
かにより、1パケット分の書込データをフラッシュRO
M20aに書き込めたか否か(1パケット分の書き込み
が終了したか否か)を判定する。そして、1パケット分
の書き込みが終了していなければ、前述したS630〜
S710の処理を繰り返し、このような処理の繰り返し
により、1パケット分の書き込みが終了した場合には、
S730に進む。
【0071】そして、このS730にて、アドレスカウ
ンタの値がフラッシュROM20aにて新たなデータの
書き込みを終了すべき最終アドレスの値に達したか否か
により、全アドレス(換言すれば全データ)の書き込み
が終了したか否かを判定し、全アドレスの書き込みが終
了していなければ、続くS740に進んで、メモリ書換
装置へ次のパケットを要求するためのパケット要求を送
信する。
【0072】すると、前述した図3の処理によりメモリ
書換装置4から次のパケットが送信されて来るため、当
該データ書換処理では、前述したS560〜S740の
処理を繰り返す。そして、S730にて、全アドレスの
書き込みが終了したと判定した場合には、当該データ書
換処理から図4の処理に戻って、ECU2側の処理を終
える。
【0073】尚、本実施例では、S560〜S610
が、データ取得手段としての機能を実現する処理に相当
し、S550,S620〜S720が、データ書込手段
としての機能を実現する処理に相当している。そして、
S720の判定が、書込状態判定手段としての機能を実
現する処理に相当し、S740が、要求信号送信手段と
しての機能を実現する処理に相当している。
【0074】つまり、本実施例のECU2で実行される
図5のデータ書換処理では、メモリ書換装置4からパケ
ット化されて送信されて来るnバイトの書込データを受
信してRAM22のバッファ領域に格納し(S560〜
S610)、そのバッファ領域に格納されたnバイトの
書込データを、1バイトずつ順次取り出してフラッシュ
ROM20aに書き込むようにしており(S620〜S
720)、バッファ領域内の書込データがフラッシュR
OM20aに全て書き込まれると(S720:YE
S)、メモリ書換装置4へ、次に書き込むべきnバイト
の書込データを要求するためのパケット要求を送信する
ようにしている(S740)。
【0075】このため、メモリ書換装置4は、図3のパ
ケット送信処理を実行することで、第2のROM36に
格納された書込データをnバイトずつパケット化してE
CU2へ送信するようにしており、詳しくは図7に示す
ように、最初のパケットPを送信した後は、当該ECU
2からのパケット要求Yを受信する度に次のパケットP
を送信する、といった手順で書込データをnバイトずつ
送信するようにしている。尚、図7において、左から右
方向の矢印「→」は、メモリ書換装置4からECU2へ
のパケットPの送信を示しており、右から左方向の矢印
「←」は、ECU2からメモリ書換装置4へのパケット
要求Yの送信を示している。
【0076】従って、このようなECU2を備えたメモ
リ書換システム5によれば、従来技術のように、メモリ
書換装置4が予め定められた時間間隔(即ち、ECU2
側にて受信したデータを書き込むのに要する最大時間よ
りも大きな時間間隔)で新たな書込データを順次送信す
る、といった送信方法を採る必要がなく、図7に例示す
るように、メモリ書換装置4側の送信間隔を、当該EC
U2側にてデータの書き込みに実際に要した時間ta ,
tb ,tc ,td ,…に応じて最適に変化させることが
できるため、書込データを受渡しする時間に無駄が生じ
ることがなく、この結果、フラッシュROM20a内の
データを短い時間で書き換えることができる。
【0077】また、本実施例のECU2においては、メ
モリ書換装置4から送信される書込データの1単位であ
ってRAM22のバッファ領域に一度に格納するデータ
量(換言すれば、バッファ領域のサイズ)を、フラッシ
ュROM20aに一度に書き込むことが可能なデータの
ビット数(本実施例では1バイト)をn倍した値に設定
しており、バッファ領域から1バイト分のデータを順次
取り出して、フラッシュROM20aに書き込むように
している。
【0078】従って、当該ECU2からメモリ書換装置
4へパケット要求を送信する回数を減らして、その分、
書換データを受渡しするのに必要な時間を短縮すること
ができ、延いては、フラッシュROM20a内のデータ
をより短い時間で書き換えることが可能となる。つま
り、メモリ書換装置4から書換データを1バイトずつ送
信するようにしても良いが、この場合には、ECU2か
らメモリ書換装置4へのパケット要求の送信回数が多く
なり、その分だけ不利である。これに対して、本実施例
のようにすれば、より大きな効果を得ることができるの
である。
【0079】ところで、通常、本実施例の如きECU2
では、実装面積やコスト等の面からRAM22の容量に
制限があり、受信した書込データを格納しておくバッフ
ァ領域のサイズ(以下、バッファサイズという)にも自
ずと限界が生じる。よって、ECU2からメモリ書換装
置4へのパケット要求の送信回数を減らすためとは言
え、バッファサイズを際限なく大きな設定することはで
きない。
【0080】ここで、本実施例のECU2について、バ
ッファサイズ(即ち、メモリ書換装置4から送信する1
パケット内に配置される書込データのデータ量)と、送
信時間(即ち、メモリ書換装置4からECU2へ全ての
書込データを送信し終えるまでの時間であり、延いて
は、フラッシュROM20aの書き換えに要するトータ
ル時間)との関係を調べてみると、図8に示すように、
通信速度(ボーレート)が低い場合には、バッファサイ
ズを大きくするほど、送信時間を短縮できる効果が大き
いが、通信速度が高くなってくると、バッファサイズを
それほど大きくしなくても、大きな効果を得ることがで
きる。
【0081】尚、図8(a)は、メモリ書換装置4から
ECU2へ合計96kバイトの書込データを送信する場
合の、送信時間(書換時間)の計算値であり、単位は
「秒」である。また、ECU2側にて受信したデータを
書き込むのに要する時間は、80μsとして見積ってい
る。そして、図8(b)は、図8(a)の計算値をグラ
フ化したものである。
【0082】従って、このような観点から、バッファサ
イズと通信速度とを、許される範囲内において最適な値
に設定することにより、最小の資源で最大の効果を得る
ことができる。例えば、本実施例では、バッファサイズ
を128バイトに設定するとすると共に、通信速度を3
8.4kbpsに設定しており、96kバイト分のデー
タ送信時間を27.2秒までに短縮している。
【0083】一方、本実施例のECU2では、フラッシ
ュROM20a内のデータをメモリ書換装置4から送信
されて来る新たなデータに書き換える処理を行うための
書換制御プログラムを、メモリ書換装置4から受信し、
その書換制御プログラムを書き換え対象でないRAM2
2に格納して実行することにより、フラッシュROM2
0aの書き換えを行うようにしている。よって、書換制
御プログラムを予め内蔵しておく必要がなく、メモリ容
量を大幅に節約することができる。
【0084】一方更に、本実施例のECU2は、メモリ
書換装置4との間で行うデータ通信のボーレートを、所
定の変更命令(図4のS330,S530)を実行する
ことで該変更命令に応じた値に変更可能に構成されてい
る。そして、メモリ書換装置4から送信されて来る書換
制御プログラムには、図4のS530に示されるよう
に、フラッシュROM20a内のデータをメモリ書換装
置4から送信されて来る新たなデータに書き換えるデー
タ書換処理(図5)を行うための命令群の前に、ボーレ
ートを変更するための変更命令が配置されている。
【0085】よって、本実施例のECU2によれば、メ
モリ書換装置4から書換制御プログラムを所定のボーレ
ートで送信し、この書換制御プログラムがRAM22に
格納されれば、書換制御プログラムにてデータ書換処理
を行うための命令群の前に配置された変更命令(S53
0)が実行されることにより、メモリ書換装置4との間
で行うデータ通信のボーレートが、上記変更命令に応じ
た値に変更される。そして、この変更後のボーレートに
より、その後メモリ書換装置4から送信されて来る書込
データ(パケット)の受信と、ポケット要求のメモリ書
換装置4への送信とが行われる。
【0086】このため、メモリ書換装置4が書換制御プ
ログラムを送信した後に、書込データをパケット化して
送信する時には、そのパケット化したデータを、書換制
御プログラムに配置した変更命令により設定されるボー
レートで送信することができ、この変更命令により設定
されるボーレートを、書換制御プログラムの通信を行う
場合のボーレートよりも速く設定しておくことで、書込
データをより速くECU2側へ転送することができるよ
うになる。
【0087】このように本実施例のECU2によれば、
メモリ書換装置4との間で行うデータ通信のボーレート
を任意に高速化することができ、フラッシュROM20
a内のデータを書き換えるのに要するトータル時間を、
より一層短縮することが可能となる。
【0088】そして更に、本実施例のECU2におい
て、メモリ書換装置4から送信されて来る書換制御プロ
グラムには、図4のS520に示されるように、S53
0の変更命令の前に、該変更命令により設定される当該
ECU2のボーレートを表す信号(対応ボーレート値信
号)をメモリ書換装置4に送信する送信命令が配置され
ており、当該ECU2は、その送信命令を実行すること
で、メモリ書換装置4に対応ボーレート値信号を送信す
るようにしている。
【0089】よって、当該ECU2にてボーレートの変
更が行われる前に、メモリ書換装置4へ、その後に設定
される新たなボーレートを表す対応ボーレート値信号
が、それまでのボーレート(即ち、書換制御プログラム
の通信を行う場合のボーレート)で送信されることとな
り、メモリ書換装置4は、図2のS180及びS190
に示したように、当該ECU2からの対応ボーレート値
信号に応じて、自己のボーレートを自動的に切り替える
ことができる。従って、このような本実施例のECU2
によれば、メモリ書換装置4との間のデータ通信を確実
に成立させることができるようになる。
【0090】尚、本実施例のECU2では、図4に示し
たように、ブートプログラムのS310〜S330にお
いても、書込制御プログラムのS510〜S530と全
く同様のボーレート変更のための処理を行っており、こ
れに対応して、メモリ書換装置4では、図2に示したよ
うに、S100〜S130においても、S160〜S1
90と全く同様の処理を行っている。そして、これによ
り、メモリ書換装置4からECU2へ書換制御プログラ
ムを転送する際のボーレートをも、変更可能にしている
のであるが、図4におけるS310〜S330の処理
と、図2におけるS100〜S130の処理とを省略し
て、書換制御プログラムを通信初期のボーレートである
9600bpsで転送するようにしても良い。
【0091】また、本実施例のECU2は、電気的にデ
ータの書き込みが可能な不揮発性メモリとして、フラッ
シュROM20aを備えたものであったが、EEPRO
Mを用いても良いし、少なくとも1つ以上の書き込み領
域を持つPROM(例えばワンタイムPROM)を用い
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の電子装置のメモリ書換システムの全
体構成を表すブロック図である。
【図2】 実施例のメモリ書換装置側で実行される処理
を表すフローチャートである。
【図3】 図2の処理中で実行される書込データのパケ
ット送信処理を表すフローチャートである。
【図4】 実施例のエンジン制御装置(ECU)側で実
行される処理を表すフローチャートである。
【図5】 図4の処理中で実行されるデータ書換処理を
表すフローチャートである。
【図6】 メモリ書換装置から送信されるデータのフォ
ーマットを説明する説明図である。
【図7】 実施例の作用を説明する説明図である。
【図8】 実施例のメモリ書換システムによるデータの
送信時間(書換時間)を説明する説明図である。
【図9】 従来技術の問題点を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…エンジン制御装置(ECU) 4…メモリ書換装
置 5…メモリ書換システム 6…入力回路 8,30…シングルチップマイクロコンピュータ(マイ
コン) 10…出力回路 18…CPU 20…ROM 20a…フラッシュROM 20b…マスクROM 22…RAM 24…I/O 25…通信回路
32…電源回路 34…第1のROM 36…第2のROM 37…
入力装置 38,40…ICソケット 42F…雌コネクタ
42M…雄コネクタ 44…通信線 46…電源供給線 48…信号線 SW…書換スイッチ L…モード判定用信号ライン
R…抵抗器
フロントページの続き (72)発明者 川瀬 義博 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き換えが可能な不揮
    発性メモリを備え、通常時には、前記不揮発性メモリに
    格納されたデータにより構成される制御プログラム及び
    制御データに従って動作し、外部からの書き換え指令を
    受けた場合には、前記不揮発性メモリ内のデータを外部
    装置から送信されて来る新たなデータに書き換える書換
    処理を行う電子装置において、 当該電子装置は、前記書換処理を行うための書換制御プ
    ログラムを前記外部装置から受信し、該書換制御プログ
    ラムを書き換え対象でないメモリ領域に格納して実行す
    ることにより、前記不揮発性メモリ内のデータを前記外
    部装置から送信されて来る新たなデータに書き換えると
    共に、前記外部装置との間で行うデータ通信の通信速度
    を、所定の変更命令を実行することで該変更命令に応じ
    た値に変更可能に構成されており、 前記外部装置から送信されて来る前記書換制御プログラ
    ムには、前記書換処理を行うための命令群の前に、前記
    変更命令が配置されていること、 を特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子装置において、 更に、前記書換制御プログラムには、前記変更命令の前
    に、該変更命令により設定される当該電子装置の通信速
    度を表す信号を前記外部装置に送信する送信命令が配置
    されており、 当該電子装置は、前記送信命令を実行することで、前記
    外部装置に前記通信速度を表す信号を送信すること、 を特徴とする電子装置。
  3. 【請求項3】 電気的にデータの書き換えが可能な不揮
    発性メモリを備え、通常時には、前記不揮発性メモリに
    格納されたデータにより構成される制御プログラム及び
    制御データに従って動作し、外部からの書き換え指令を
    受けた場合には、前記不揮発性メモリ内のデータを外部
    装置から送信されて来る新たなデータに書き換える電子
    装置において、 前記不揮発性メモリ内のデータを前記新たなデータに書
    き換えるための手段として、 前記外部装置から送信されて来る所定量のデータを受信
    して所定のバッファ領域に格納するデータ取得手段と、 前記バッファ領域に格納されたデータを、前記不揮発性
    メモリに書き込むデータ書込手段と、 該データ書込手段により前記バッファ領域内のデータが
    前記不揮発性メモリに全て書き込まれたか否かを判定す
    る書込状態判定手段と、 該書込状態判定手段により肯定判定されると、前記外部
    装置へ、前記不揮発性メモリに次に書き込むべき所定量
    のデータを要求するための要求信号を送信する要求信号
    送信手段と、 を備えたことを特徴とする電子装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子装置において、 前記所定量は、前記データ書込手段が前記不揮発性メモ
    リに一度に書き込むことが可能なデータのビット数を複
    数倍した値に設定されていると共に、 前記データ書込手段は、前記バッファ領域から前記ビッ
    ト数分のデータを順次取り出し、その取り出した各デー
    タ群を前記不揮発性メモリに順次書き込むように構成さ
    れていること、 を特徴とする電子装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の電子装置
    において、 当該電子装置は、 前記データ取得手段、データ書込手段、書込状態判定手
    段、及び要求信号送信手段の機能を実現するための書換
    制御プログラムを前記外部装置から受信し、該書換制御
    プログラムを書き換え対象でないメモリ領域に格納して
    実行することにより、前記不揮発性メモリ内のデータを
    前記外部装置から送信されて来る新たなデータに書き換
    えるように構成されていること、 を特徴とする電子装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電子装置において、 当該電子装置は、 前記外部装置との間で行うデータ通信の通信速度を、所
    定の変更命令を実行することで該変更命令に応じた値に
    変更可能に構成されており、 前記外部装置から送信されて来る前記書換制御プログラ
    ムには、前記データ取得手段、データ書込手段、書込状
    態判定手段、及び要求信号送信手段の機能を実現するた
    めの命令群の前に、前記変更命令が配置されているこ
    と、 を特徴とする電子装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子装置において、 更に、前記書換制御プログラムには、前記変更命令の前
    に、該変更命令により設定される当該電子装置の通信速
    度を表す信号を前記外部装置に送信する送信命令が配置
    されており、 当該電子装置は、前記送信命令を実行することで、前記
    外部装置に前記通信速度を表す信号を送信すること、 を特徴とする電子装置。
JP26716596A 1996-09-20 1996-10-08 電子装置 Expired - Lifetime JP3881069B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26716596A JP3881069B2 (ja) 1996-10-08 1996-10-08 電子装置
US08/934,220 US6275911B1 (en) 1996-09-20 1997-09-19 Memory writing device for an electronic device
KR1019970047921A KR100258147B1 (ko) 1996-09-20 1997-09-20 전자장치용 메모리 기록장치
US09/625,403 US6477626B1 (en) 1996-09-20 2000-07-25 Memory writing device for an electronic device
US09/625,402 US6249848B1 (en) 1996-09-20 2000-07-25 Memory writing device for an electronic device
US09/843,821 US6505280B2 (en) 1996-09-20 2001-04-30 Memory writing device for an electronic device
US10/062,541 US6957296B2 (en) 1996-09-20 2002-02-05 Memory writing device for an electronic device
US10/270,578 US20030041217A1 (en) 1996-09-20 2002-10-16 Memory writing device for an electronic device
US11/217,385 US7493455B2 (en) 1996-09-20 2005-09-02 Memory writing device for an electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26716596A JP3881069B2 (ja) 1996-10-08 1996-10-08 電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10111863A true JPH10111863A (ja) 1998-04-28
JP3881069B2 JP3881069B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=17441009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26716596A Expired - Lifetime JP3881069B2 (ja) 1996-09-20 1996-10-08 電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3881069B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6453397B1 (en) 1998-12-14 2002-09-17 Nec Corporation Single chip microcomputer internally including a flash memory
WO2004104863A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104860A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104864A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104862A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104861A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
JP2006349430A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyota Motor Corp 車両診断装置
JP2007507020A (ja) * 2003-06-24 2007-03-22 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト プログラミング可能な読出し専用メモリのブートセクタ内にソフトウェアをリロードするための方法
US7831678B2 (en) 2007-03-28 2010-11-09 Denso Corporation Electronic control apparatus
JP2011230881A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Ito Denki Kk コントローラ、ローラコンベア装置、ローラコンベア装置の制御方法、ならびにプログラム作成支援プログラム
JP2013069005A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用電子制御装置
JP2013068105A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用電子制御装置
JP2014167819A (ja) * 2014-05-15 2014-09-11 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用電子制御装置
JP2015172974A (ja) * 2015-06-26 2015-10-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車用電子制御装置
JP2016170813A (ja) * 2016-06-16 2016-09-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車用電子制御装置

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6453397B1 (en) 1998-12-14 2002-09-17 Nec Corporation Single chip microcomputer internally including a flash memory
KR100767150B1 (ko) 2003-05-20 2007-10-15 니혼 빅터 가부시키가이샤 전자화 서비스 매뉴얼 표시용 프로그램이 기록된 기록매체, 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어방법 및 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어장치
JPWO2004104860A1 (ja) * 2003-05-20 2006-07-20 日本ビクター株式会社 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104864A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104862A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
US7409640B2 (en) 2003-05-20 2008-08-05 Victor Company Of Japan, Ltd. Electronic service manual for product constituted by electric or electronic circuit
JPWO2004104862A1 (ja) * 2003-05-20 2006-07-20 日本ビクター株式会社 電子化サービスマニュアル表示制御装置
JPWO2004104861A1 (ja) * 2003-05-20 2006-07-20 日本ビクター株式会社 電子化サービスマニュアル表示制御装置
US7499601B2 (en) 2003-05-20 2009-03-03 Victor Company Of Japan, Ltd. Electronic service manual display control device
JPWO2004104864A1 (ja) * 2003-05-20 2006-07-20 日本ビクター株式会社 電子化サービスマニュアル表示制御装置
US7613729B2 (en) 2003-05-20 2009-11-03 Victor Company Of Japan, Ltd. Electronic service manual display program and apparatus associated therewith
US7725353B2 (en) 2003-05-20 2010-05-25 Victor Company Of Japan, Ltd. Electronic service manual display control device
KR100753301B1 (ko) * 2003-05-20 2007-08-29 니혼 빅터 가부시키가이샤 전자화 서비스 매뉴얼 표시용 프로그램이 기록된 기록매체, 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어방법 및 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어장치
KR100753306B1 (ko) * 2003-05-20 2007-08-29 니혼 빅터 가부시키가이샤 전자화 서비스 매뉴얼 표시용 프로그램이 기록된 기록매체, 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어방법 및 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어장치
KR100767149B1 (ko) * 2003-05-20 2007-10-15 니혼 빅터 가부시키가이샤 전자화 서비스 매뉴얼 표시용 프로그램이 기록된 기록매체, 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어방법 및 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어장치
KR100767151B1 (ko) * 2003-05-20 2007-10-15 니혼 빅터 가부시키가이샤 전자화 서비스 매뉴얼 표시용 프로그램이 기록된 기록매체, 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어방법 및 전자화 서비스 매뉴얼 표시 제어장치
WO2004104863A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104861A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
WO2004104860A1 (ja) * 2003-05-20 2004-12-02 Victor Company Of Japan, Limited 電子化サービスマニュアル表示制御装置
JP2007507020A (ja) * 2003-06-24 2007-03-22 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト プログラミング可能な読出し専用メモリのブートセクタ内にソフトウェアをリロードするための方法
JP2006349430A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyota Motor Corp 車両診断装置
JP4661382B2 (ja) * 2005-06-14 2011-03-30 トヨタ自動車株式会社 車両診断装置、車両診断システム、車両診断方法
US7831678B2 (en) 2007-03-28 2010-11-09 Denso Corporation Electronic control apparatus
JP2011230881A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Ito Denki Kk コントローラ、ローラコンベア装置、ローラコンベア装置の制御方法、ならびにプログラム作成支援プログラム
JP2013069005A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用電子制御装置
JP2013068105A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用電子制御装置
CN107422658A (zh) * 2011-09-21 2017-12-01 日立汽车系统株式会社 程序变更获取方法
US10353594B2 (en) 2011-09-21 2019-07-16 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electronic control unit for vehicle and method of writing data
CN107422658B (zh) * 2011-09-21 2020-03-10 日立汽车系统株式会社 程序变更获取方法
US10606229B2 (en) 2011-09-21 2020-03-31 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electronic control unit for vehicle and method of executing program
US11360698B2 (en) 2011-09-21 2022-06-14 Hitachi Astemo, Ltd. Electronic control unit for vehicle and method of writing data
US11556104B2 (en) 2011-09-21 2023-01-17 Hitachi Astemo, Ltd. Electronic control unit for vehicle and method of executing program
JP2014167819A (ja) * 2014-05-15 2014-09-11 Hitachi Automotive Systems Ltd 自動車用電子制御装置
JP2015172974A (ja) * 2015-06-26 2015-10-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車用電子制御装置
JP2016170813A (ja) * 2016-06-16 2016-09-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車用電子制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3881069B2 (ja) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10111863A (ja) 電子装置
US6275911B1 (en) Memory writing device for an electronic device
JP3491419B2 (ja) 電子制御装置
JP4772992B2 (ja) 車両の駆動シーケンスの開ループ制御/閉ループ制御システム及びその初期化方法。
US6898490B2 (en) Vehicle controller for controlling rewriting data in a nonvolatile memory
JP3785299B2 (ja) 車両制御装置のためのメモリ書き換えシステム
EP1975788B1 (en) Electronic control apparatus
US6405279B1 (en) Apparatus and method for controlling rewriting of data into nonvolatile memory
US6636989B1 (en) Electronic control apparatus and method for on-board rewriting of non-volatile memories
JP2000259420A (ja) 電子制御装置用の学習値更新装置
JP2000038954A (ja) 電子制御装置及び不揮発性メモリの書き換え回数計数方法
JP3828335B2 (ja) 車両制御装置のための書き換えシステム
JP3835969B2 (ja) 車両制御装置のための書き換えシステム
JPH10149282A (ja) 電子装置のメモリ書換システム
JP4473609B2 (ja) 電子システム
JP3796837B2 (ja) 電子装置のメモリ書込装置
JP3672755B2 (ja) 制御プログラム書換システム
JP5543274B2 (ja) 自動車用電子制御装置及び自動車用電子制御装置におけるデータ書き込み方法
JP3089905B2 (ja) 車両診断用通信システム
JPH09139094A (ja) 電子装置,メモリ書換装置及び電子装置のメモリ書換システム
JPH11259371A (ja) 電子制御装置及び電子制御装置のプログラム書き換え方法
JP2002323990A (ja) 電子制御装置及び不揮発性メモリの初期化方法
JP3205146B2 (ja) エンジン制御装置
EP2169200A2 (en) Engine setting system and engine setting method
JP2000101655A (ja) 電子制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050126

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050202

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term