JPH10111376A - 制御棒案内装置 - Google Patents

制御棒案内装置

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JPH10111376A
JPH10111376A JP8266384A JP26638496A JPH10111376A JP H10111376 A JPH10111376 A JP H10111376A JP 8266384 A JP8266384 A JP 8266384A JP 26638496 A JP26638496 A JP 26638496A JP H10111376 A JPH10111376 A JP H10111376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control rod
rod guide
guide tube
female
male
Prior art date
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Pending
Application number
JP8266384A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ishisoma
仙 繁 石
Yuji Saito
藤 雄 二 齋
Koichi Matsumoto
本 浩 一 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Toshiba Corp
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Japan Atomic Energy Research Institute filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8266384A priority Critical patent/JPH10111376A/ja
Publication of JPH10111376A publication Critical patent/JPH10111376A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉内への設置作業を迅速、安全、且つ的確に
行うことができる制御棒案内装置を提供する。 【解決手段】 上端及び下端に束ね板29及び嵌合部材
28を有し、制御棒15の昇降動作を案内する制御棒案
内管21と、束ね板を内包して制御棒案内管を支持する
下部スリーブ31を有する駆動装置支持枠30とを備え
ている。下方に向けて拡開する雌側テーパ部35を有す
るガイド溝33を束ね板の周縁部に設ける。雌側テーパ
部に嵌合しうる雄側テーパ部36を有するガイドキー3
2を下部スリーブに設ける。制御棒案内管が駆動装置支
持枠によって炉心上面から吊り上げられている状態にお
いては雌側テーパ部と雄側テーパ部とが係合し、一方、
制御棒案内管が炉心上面に載置されている状態において
は雌側テーパ部と雄側テーパ部との係合が解かれるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス冷却型原子炉
の制御棒案内装置に係わり、特に、炉内への設置作業を
迅速、安全、且つ的確に行うことができる制御棒案内装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の高温ガス冷却型原子炉を示
し、この高温ガス冷却型原子炉は炉容器1を備えてい
る。炉容器1の内部には炉心2が収納されており、この
炉心2は炉心支持部材3によって支持されている。炉容
器1の上部には複数のスタンドパイプ4が立設されてお
り、これらのスタンドパイプ4の内部には制御棒駆動装
置5が内蔵されている。
【0003】炉容器1の内部には、外管6を経由して炉
内に流入したヘリウムガス(冷却材)が数十気圧の高圧
状態で充満している。ヘリウムガスは、外管6を通って
下部プレナム7に流入し、間隙部8及び上部プレナム9
を経由して炉心2に達し、この炉心2において加熱され
た後に高温プレナム10及び内管11を経由して炉外に
流出するようになっている。
【0004】また、図7に示したように、炉容器1内の
制御棒カラム上部中性子遮蔽体22及び制御棒カラム黒
煙ブロック18には一対の制御棒挿入孔20が鉛直方向
に形成されており、これらの制御棒挿入孔20に整列す
るようにして一対の制御棒案内管21が設けられてい
る。これらの制御棒案内管21は、上端に設けられた束
ね板29及び下端に設けられた嵌合部材28によって相
互に固定されて一体化されている。ここで、嵌合部材2
8は多角形構造を備えている。
【0005】スタンドパイプ4の内部には制御棒駆動装
置5が設けられており、制御棒駆動装置5は駆動装置支
持枠30を備えている。駆動装置支持枠30の内側上方
には電動機17が設けられ、さらにによって駆動される
巻取ドラム12が回動可能に設けられている。この巻取
ドラム12には一対のワイヤロープ13が巻装されてい
る。駆動装置支持枠30の内部であって巻取ドラム12
の下方には、炉心2からの放射線及び熱を遮蔽するため
の遮蔽体24が固設されている。この遮蔽体24には、
前記制御棒案内管21に整列するようにして一対の貫通
孔24aが鉛直方向に形成されている。また、これらの
貫通孔24aに整列するようにして前記束ね板29にも
一対の貫通孔29aが形成されている。駆動装置支持枠
30の下部には下部スリーブ31が形成されており、こ
の下部スリーブ31によって制御棒案内管21が支持さ
れている。
【0006】各制御棒案内管21及び各制御棒挿入孔2
0の内部には制御棒15がそれぞれ設けられており、各
制御棒15は、貫通孔24a、29a内に挿通されたワ
イヤロープ13の下端に取り付けられている。これらの
制御棒15は、嵌合部材28に形成された貫通孔28a
を介して制御棒挿入孔20に挿脱自在となっている。
【0007】そして、上記構成を備えた従来の高温ガス
冷却型原子炉においては、電動機17によってドラム1
2を回動させてワイヤロープ13を巻き取り又は繰り出
し、これによって制御棒15を昇降駆動させて炉心2に
おける核分裂反応(反応度)を制御するようになってい
る。
【0008】また、制御棒案内管21を炉容器1内に装
荷する際には、図8に示したように、駆動装置支持枠3
0の下部スリーブ31によって束ね板29及び制御棒案
内管21を釣支し、この状態で駆動装置支持枠30と共
に制御棒案内管21をスタンドパイプ4内に吊り下げ
る。そして、駆動装置支持枠30及び制御棒案内管21
を徐々に降下させ、制御棒案内管21の下端に設けられ
た嵌合部材28を炉心2の上面に形成された凹部27に
嵌合させる。ここで、凹部27を構成する段差部25に
は炉心側テーパ部26が形成されており、一方、嵌合部
材28の下方周縁部には前記炉心側テーパ部26に対応
するようにして案内管側テーパ部37が形成されてい
る。このため、嵌合部材28を凹部27に接続する際に
は、案内管側テーパ部37と炉心側テーパ部26との間
でセルフオリエンテーション機構が機能し、これによっ
て正規の位置への接続が達成される。なお、束ね板29
は接続の際に回転方向に移動できるように下部スリーブ
31によって支持されており、このため、製作時の誤差
や据え付け時の誤差によって嵌合部材28と凹部27と
の間に相対的なズレが存在する場合でも、嵌合部材28
が回転することによってズレを吸収することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の高温ガス冷却型原子炉においては、制御棒案内管2
1の下端に設けられた嵌合部材28が多角形構造である
ために、嵌合部材28を炉心2上面の凹部27に嵌合す
る際に嵌合部材28が過度に回転してしまうと、炉心側
テーパ部26及び案内管側テーパ部37によるセルフオ
リエンテーション機能が働かなくなり、凹部27への嵌
合部材28の接続が不可能になってしまう可能性があっ
た。また、束ね板29は駆動装置支持枠30の下部スリ
ーブ31によって回転可能に支持するようにしているの
で、嵌合部材28及び制御棒案内管21の位置決めを自
動的に行うことが本来的に不可能であり、接続作業を行
う度に嵌合部材28及び制御棒案内管21の位置を調整
する必要があり据え付け作業の効率が悪いという問題も
あった。さらに、最悪の場合には、接続作業に失敗して
制御棒カラム上部中性子遮蔽体22等を破損してしまう
恐れがあった。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述した種々の
問題点を解消し、炉内への設置作業を迅速、安全、且つ
的確に行うことができる制御棒案内装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る制御棒案内装置は、制御棒の昇降動作を案内する制御
棒案内管と、前記制御棒案内管の上端に設けられた束ね
板と、前記制御棒案内管の下端に設けられた嵌合部材
と、前記束ね板を内包して前記制御棒案内管を支持する
下部スリーブを有する駆動装置支持枠とを備えた制御棒
案内装置において、下方に向けて拡開する雌側テーパ部
を有するガイド溝を前記束ね板の周縁部に設け、前記雌
側テーパ部に嵌合しうる雄側テーパ部を有するガイドキ
ーを前記下部スリーブに設け、前記制御棒案内管が前記
駆動装置支持枠によって炉心上面から吊り上げられてい
る状態においては前記雌側テーパ部と前記雄側テーパ部
とが係合し、前記制御棒案内管が炉心上面に載置されて
いる状態においては前記雌側テーパ部と前記雄側テーパ
部との係合が解かれるようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明による制御棒案内装置
は、制御棒の昇降動作を案内する制御棒案内管と、前記
制御棒案内管の上端に設けられた束ね板と、前記制御棒
案内管の下端に設けられた嵌合部材と、前記束ね板を内
包して前記制御棒案内管を支持する下部スリーブを有す
る駆動装置支持枠とを備えた制御棒案内装置において、
上方に向けて拡開する雌側テーパ部を有するガイド溝を
前記下部スリーブに設け、前記雌側テーパ部に嵌合しう
る雄側テーパ部を有するガイドキーを前記束ね板の周縁
部に設け、前記制御棒案内管が前記駆動装置支持枠によ
って炉心上面から吊り上げられている状態においては前
記雌側テーパ部と前記雄側テーパ部とが係合し、前記制
御棒案内管が炉心上面に載置されている状態においては
前記雌側テーパ部と前記雄側テーパ部との係合が解かれ
るようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明による制御棒案内装置の第1実施形態につ
いて図1及び図2を参照して説明する。なお、本実施形
態による制御棒案内装置は高温ガス冷却型原子炉に適用
するものであり、以下の説明においては、上述した従来
の高温ガス冷却型原子炉と同一部材には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0014】図1は、本実施形態による制御棒案内装置
の制御棒案内管21が炉心2の上面に接続された状態を
示している。図1に示したように、一対の制御棒案内管
21は、それらの上端及び下端に設けられた束ね板29
及び嵌合部材28によって相互に固定されて一体化され
ている。炉心2の上面には凹部27が形成されており、
この凹部27を構成する段差部25には炉心側テーパ部
26が形成されている。一方、嵌合部材28の下方周縁
部には前記炉心側テーパ部26に対応するようにして案
内管側テーパ部37が形成されている。
【0015】そして、本実施形態においては、束ね板2
9の周縁部にガイド溝33が形成されており、このガイ
ド溝33は下方に向けて拡開する雌側テーパ部35を備
えている。一方、駆動装置支持枠30の下部スリーブ3
1の内側にはガイドキー32が設けられており、このガ
イドキー32は、前記雌側テーパ部35と同一の傾斜よ
りなる雄側テーパ部36を備えている。また、ガイド溝
33の内壁面33aとガイドキー32の外面32aとの
間はギャップdだけ離間している。
【0016】また、図2は制御棒案内管21を駆動装置
支持枠30の下部スリーブ31によって吊り上げた状態
を示しており、この状態においては雄側テーパ部36が
雌側テーパ部35に密着係合して嵌合している。
【0017】次に、本実施形態の作用について説明す
る。制御棒案内管21を炉容器1内に装荷する際には、
図2に示したように、駆動装置支持枠30の下部スリー
ブ31によって束ね板29及び制御棒案内管21を釣支
し、この状態で駆動装置支持枠30と共に制御棒案内管
21をスタンドパイプ4(図6参照)内に吊り下げる。
このように制御棒案内管21が吊り下げられた状態にお
いては、ガイド溝33の雌側テーパ部35にガイドキー
32の雄側テーパ部36が嵌合することによって、下部
スリーブ31に対する束ね板29及び制御棒案内管21
の位置決めが自動的になされており、しかも、この状態
においては束ね板29及び制御棒案内管21は雌側テー
パ部35及び雄側テーパ部36によるロック機能によっ
て回転できないようになっている。
【0018】この状態で駆動装置支持枠30及び制御棒
案内管21を徐々に降下させ、制御棒案内管21の下端
に設けられた嵌合部材28を炉心2の上面に形成された
凹部27に嵌合させる。ここで、凹部27を構成する段
差部25には炉心側テーパ部26が形成されており、一
方、嵌合部材28の下方周縁部には前記炉心側テーパ部
26に対応するようにして案内管側テーパ部37が形成
されている。このため、嵌合部材28を凹部27に接続
する際には、案内管側テーパ部37と炉心側テーパ部2
6との間でセルフオリエンテーション機構が機能し、こ
れによって正規の位置への接続が達成される。
【0019】ここで、本実施形態においては、嵌合部材
28が炉心2の上面に達してセルフオリエンテーション
機能が働く直前まで雌側テーパ部35及び雄側テーパ部
36によるロック機能が働いているので、嵌合部材28
と凹部27との相対的な位置関係が良好に保持され、案
内管側テーパ部37及び炉心側テーパ部26によるセル
フオリエンテーション機能を確実に機能させることがで
きる。
【0020】また、本実施形態においては、嵌合部材2
8が炉心2の上面に達すると束ね板29が下部スリーブ
31に対して相対的に持ち上げられ、雌側テーパ部35
と雄側テーパ部36との間の係合が解かれてロックが解
除される。そして、ガイド溝33の内壁面33aとガイ
ドキー32の外面32aとの間にはギャップdが存在す
るので、案内管側テーパ部37及び炉心側テーパ部26
によるセルフオリエンテーション機構が機能する際に嵌
合部材28の回転が許容され、制御棒案内管21は正規
の位置にスムーズに接続される。
【0021】一方、炉心2の上面に既に接続されている
制御棒案内管21を取り外す際には、駆動装置支持枠3
0を引き上げ、制御棒案内管21上端の束ね板29を下
部スリーブ31によって吊り上げる。このとき、下部ス
リーブ31に設けられたガイドキー32の雄側テーパ部
36が束ね板29に形成されたガイド溝33の雌側テー
パ部35に嵌合することによって、下部スリーブ31に
対する束ね板29及び制御棒案内管21の位置決めが自
動的に行われ、しかも、束ね板29及び制御棒案内管2
1は下部スリーブ31に対してロックされて回転が防止
される。したがって、取り外した制御棒案内管21を再
び接続する際には既に位置決めがなされているので、従
来行われていた再度の位置調整は全く不要である。
【0022】以上述べたように本実施形態によれば、制
御棒案内管21を炉心2の上面に接続する際には、案内
管側テーパ部37及び炉心側テーパ部26によるセルフ
オリエンテーション機構が機能する直前まで、ガイド溝
33の雌側テーパ部35及びガイドキー32の雄側テー
パ部36による位置決め機能及びロック機能が働くよう
にしたので、セルフオリエンテーション機構を確実に機
能させることができる。また、セルフオリエンテーショ
ン機構が機能し始めたら雌側テーパ部35と雄側テーパ
部36との係合が解かれるようにし、しかも、ガイド溝
33の内壁面33aとガイドキー32の外面32aとの
間にギャップdを設けたので、嵌合部材28の回転が許
容されてセルフオリエンテーション機構を確実に機能さ
せることができる。さらに、炉心2の上面から制御棒案
内管21を取り外す際には、ガイド溝33の雌側テーパ
部35及びガイドキー32の雄側テーパ部36による位
置決め機能及びロック機能が働くので、取り外した制御
棒案内管21を再び接続する際に再度の位置調整を行う
必要がなく、簡単且つ確実に再接続することができる。
【0023】なお、本実施形態においては一組のガイド
溝33及びガイドキー32が設けられているが、複数組
のガイド溝33及びガイドキー32を複数箇所に設置し
ても良いことは言うまでもない。
【0024】変形例 本実施形態の変形例として、図3に示したようにガイド
溝33を雌側テーパ部35のみによって形成し、一方、
ガイドキー32を雄側テーパ部36のみによって形成す
ることができる。このような構成を備えた本変形例にお
いても、上記実施形態と同様に、雌側テーパ部35及び
雄側テーパ部36による位置決め機能及びロック機能が
得られるので、上記実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0025】第2実施形態 次に、本発明による制御棒案内装置の第2実施形態につ
いて図4を参照して説明する。なお、本実施形態による
制御棒案内装置は、上記第1実施形態と同様に高温ガス
冷却型原子炉に適用するものであり、以下の説明におい
ては、第1実施形態及び従来の高温ガス冷却型原子炉と
同一部材には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0026】図4に示したように、本実施形態において
は駆動装置支持枠30の下部スリーブ31にガイド溝1
33が形成されており、このガイド溝133は上方に向
けて拡開する雌側テーパ部135を備えている。一方、
束ね板29の周縁部にはガイドキー132が設けられて
おり、このガイドキー132は、前記雌側テーパ部13
5と同一の傾斜よりなる雄側テーパ部136を備えてい
る。また、ガイド溝133の内壁面133aとガイドキ
ー132の外面132aとの間はギャップdだけ離間し
ている。
【0027】このような構成を備えた本実施形態におい
ても、上記第1実施形態と同様に、ガイド溝133の雌
側テーパ部135及びガイドキー132の雄側テーパ部
136による位置決め機能及びロック機能が得られるの
で、制御棒案内管21の据え付け作業や、一旦取り外し
た制御棒案内管21の再接続作業を迅速、安全、且つ的
確に行うことができる。
【0028】なお、本実施形態においては一組のガイド
溝33及びガイドキー32が設けられているが、複数組
のガイド溝33及びガイドキー32を複数箇所に設置し
ても良いことは言うまでもない。
【0029】変形例 本実施形態の変形例として、図5に示したようにガイド
溝133を雌側テーパ部135のみによって形成し、一
方、ガイドキー132を雄側テーパ部136のみによっ
て形成することができる。このような構成を備えた本変
形例においても、上記実施形態と同様に、雌側テーパ部
135及び雄側テーパ部136による位置決め機能及び
ロック機能が得られるので、上記実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、制御
棒案内管が前記駆動装置支持枠によって炉心上面から吊
り上げられている状態においては雌側テーパ部と雄側テ
ーパ部とが係合し、制御棒案内管が炉心上面に載置され
ている状態においては雌側テーパ部と雄側テーパ部との
係合が解かれるようにしたので、制御棒案内管の据え付
け作業や、一旦取り外した制御棒案内管の再接続作業を
迅速、安全、且つ的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御棒案内装置の第1実施形態を
示し、(a)は制御棒案内管が炉心上面に接続された状
態を示した側面図、(b)は(a)のA−A矢視図。
【図2】本発明による制御棒案内装置の第1実施形態を
示し、(a)は制御棒案内管が炉心上面から吊り上げら
れた状態を示した側面図、(b)は(a)のB−B矢視
図。
【図3】本発明による制御棒案内装置の第1実施形態の
変形例の要部を示し、制御棒案内管が炉心上面に接続さ
れた場合のガイド溝及びガイドキーを示した図。
【図4】本発明による制御棒案内装置の第2実施形態を
示し、(a)は制御棒案内管が炉心上面に接続された状
態を示した側面図、(b)は(a)のC−C矢視図。
【図5】本発明による制御棒案内装置の第2実施形態の
変形例の要部を示し、制御棒案内管が炉心上面に接続さ
れた場合のガイド溝及びガイドキーを示した図。
【図6】従来の高温ガス冷却型原子炉の概略構成を示し
た図。
【図7】図6に示した従来の高温ガス冷却型原子炉の要
部を示した縦断面図。
【図8】図6に示した従来の高温ガス冷却型原子炉にお
ける制御棒案内管の据え付け作業を示した説明図。
【符号の説明】
15 制御棒 21 制御棒案内管 28 嵌合部材 29 束ね板 30 駆動装置支持枠 31 下部スリーブ 32、132 ガイドキー 33、133 ガイド溝 35、135 雌側テーパ部 36、136 雄側テーパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 本 浩 一 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御棒の昇降動作を案内する制御棒案内管
    と、前記制御棒案内管の上端に設けられた束ね板と、前
    記制御棒案内管の下端に設けられた嵌合部材と、前記束
    ね板を内包して前記制御棒案内管を支持する下部スリー
    ブを有する駆動装置支持枠とを備えた制御棒案内装置に
    おいて、 下方に向けて拡開する雌側テーパ部を有するガイド溝を
    前記束ね板の周縁部に設け、前記雌側テーパ部に嵌合し
    うる雄側テーパ部を有するガイドキーを前記下部スリー
    ブに設け、 前記制御棒案内管が前記駆動装置支持枠によって炉心上
    面から吊り上げられている状態においては前記雌側テー
    パ部と前記雄側テーパ部とが係合し、一方、前記制御棒
    案内管が炉心上面に載置されている状態においては前記
    雌側テーパ部と前記雄側テーパ部との係合が解かれるよ
    うにしたことを特徴とする制御棒案内装置。
  2. 【請求項2】制御棒の昇降動作を案内する制御棒案内管
    と、前記制御棒案内管の上端に設けられた束ね板と、前
    記制御棒案内管の下端に設けられた嵌合部材と、前記束
    ね板を内包して前記制御棒案内管を支持する下部スリー
    ブを有する駆動装置支持枠とを備えた制御棒案内装置に
    おいて、 上方に向けて拡開する雌側テーパ部を有するガイド溝を
    前記下部スリーブに設け、前記雌側テーパ部に嵌合しう
    る雄側テーパ部を有するガイドキーを前記束ね板の周縁
    部に設け、 前記制御棒案内管が前記駆動装置支持枠によって炉心上
    面から吊り上げられている状態においては前記雌側テー
    パ部と前記雄側テーパ部とが係合し、前記制御棒案内管
    が炉心上面に載置されている状態においては前記雌側テ
    ーパ部と前記雄側テーパ部との係合が解かれるようにし
    たことを特徴とする制御棒案内装置。
JP8266384A 1996-10-07 1996-10-07 制御棒案内装置 Pending JPH10111376A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112002445A (zh) * 2020-07-31 2020-11-27 清华大学 内置式控制棒驱动线导向结构及控制棒水压驱动系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112002445A (zh) * 2020-07-31 2020-11-27 清华大学 内置式控制棒驱动线导向结构及控制棒水压驱动系统

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