JPH10111045A - 冷媒加熱ニット - Google Patents

冷媒加熱ニット

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JPH10111045A
JPH10111045A JP8261966A JP26196696A JPH10111045A JP H10111045 A JPH10111045 A JP H10111045A JP 8261966 A JP8261966 A JP 8261966A JP 26196696 A JP26196696 A JP 26196696A JP H10111045 A JPH10111045 A JP H10111045A
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combustion
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refrigerant heater
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茂人 隅谷
Makoto Hamaoka
允 浜岡
Takashi Ota
貴士 太田
Tetsuhiro Takano
哲宏 高野
Naotoshi Maeda
直敏 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、構成部品の簡素化を図り、部品点数
の削減による部品費の低減と、サービス性の向上を併せ
得られる冷媒加熱ユニットを提供する。 【解決手段】燃料を供給する燃料供給装置46と、この
燃料供給装置から導かれる燃料を内部に形成される燃焼
室79で燃焼させる燃焼器44と、この燃焼器の燃焼室
に燃焼用空気を送る燃焼用送風機47と、燃焼室で燃焼
された燃焼ガスを導いて冷媒配管Pを加熱する冷媒加熱
器45とを備え、冷媒加熱器は、燃焼器の一側部に連結
され、上記燃焼用送風機は、燃焼器の下部に連結され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成部品のレイア
ウトを改良した冷媒加熱式冷暖房機の冷媒加熱ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】冷媒加熱ユニットを備えた冷媒加熱式冷
暖房機の室外ユニットは、従来、図20(A),(B)
に示すように構成される。図中1は矩形箱状の筺体であ
って、この内部には仕切り板2が設けられている。
【0003】仕切り板2は、筺体1内底部から筺体上下
方向のほぼ中間部に至る所定高さに形成されていて、筺
体内部を左右に仕切る。仕切り板2の上端部は、筺体1
上面部と所定間隔を存して平行で、かつ仕切り板上端部
から筺体の左側面部に亘って設けられる上部ベース板3
の側端部と連結される。
【0004】筺体1と、仕切り板2および上部ベース板
3とで囲繞される空間部を熱交換室4と称していて、こ
こには図示しない室外熱交換器と、室外ファン5とが対
向して配置される。
【0005】この熱交換室4と隣接する空間部を機械室
6と称していて、ここには圧縮機7とサクションカップ
8および接続配管類9が収容される。機械室6側部であ
る筺体1の右側面部に、図示しない室内ユニットから延
出される冷媒配管と接続するための複数のパックドバル
ブ10が突出している。
【0006】また、機械室6の上部で筺体1前面部に、
制御基板11とコネクタ12が取付けられていて、この
室外ユニットに配置される電気部品類と電気的に接続さ
れる。制御基板11の背面部で、かつ機械室6と熱交換
室4の上部に亘って冷媒加熱ユニット13が配置され
る。
【0007】冷媒加熱ユニット13は、左右方向のほぼ
中央部に燃焼器14が配置され、この燃焼器の左側部に
冷媒加熱器15が連結される。すなわち、これら燃焼器
14と冷媒加熱器15は上部ベース板3上に載設され
る。燃焼器14の右側部に燃焼用送風機16が連結さ
れ、かつ燃焼器14の前面部にはノズル17と点火プラ
グ18の一部が突出している。
【0008】上記ノズル17には、燃料供給管19が接
続されている。この燃料供給管19は上記制御基板11
の背面側を介して筺体1右側部まで延出され、ここでU
ターン状に折曲される。一方、筺体1の背面部には比例
弁や電磁弁などからなる燃料供給装置20が取付けら
れ、ここに上記燃料供給管19が接続される。
【0009】この燃料供給装置20には、筺体1外部に
突出するホース継ぎ手21が設けられ、かつ上記燃焼器
14の上面部にはフレームロッド22が設けられる。冷
媒加熱器15の上面部には温度ヒューズや加熱防止サー
モなどの保護具22が設けられ、かつ冷媒加熱器15の
左側部には排気ダクト23が連結され、上記熱交換室前
面部に取付けられる排気トップ24に排気管25を介し
て連通される。
【0010】このようにして室外ユニットが構成されて
いて、圧縮機9を駆動することにより室外熱交換器と、
図示しない室内熱交換器に冷媒が流通し、冷房運転など
が行なわれる。
【0011】また、暖房運転時には、冷媒加熱ユニット
13の冷媒加熱器15に冷媒が導かれるとともに燃料供
給装置20が開放され、かつ燃焼用送風機16が作動し
て、燃焼器14において燃焼作用が行なわれる。
【0012】冷媒加熱器15に導かれる冷媒は、燃焼ガ
スの熱を吸収して温度上昇する。したがって、冷凍サイ
クルにおける冷媒蒸発温度が上昇し、設定した暖房温度
が確実に得られることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような冷媒加熱式
冷暖房機としての作用上の問題は少しも存在しないが、
上記冷媒加熱ユニット13の構成では、要望される幾つ
かの改良点が残されている。
【0014】すなわち、冷媒加熱器15は押し出し成形
にて製造され、この外周面に設けられる冷媒配管取付け
用溝は直線的になるため、冷媒配管のターン部は冷媒加
熱器15側端面から突出している。
【0015】したがって、ターン部においては冷媒加熱
器15内面から冷媒配管への熱伝達を効率よく行なえな
かった。また、冷媒加熱器15の内部に形成され燃焼ガ
スが導かれる燃焼通路は、燃焼ガスが冷媒加熱器の周囲
内面に沿って流れるよう通路中央部を遮断する図示しな
いバッフル板(仕切り板)を別部品として内装させてい
た。
【0016】したがって、部品数が多くなって、部品費
の抑制を図ることができないとともに、組立て作業の手
間がかかって面倒である。さらに、上記した冷媒加熱ユ
ニットは、燃焼用送風機16、燃焼器14、冷媒加熱器
15が直線的に連結されるため横長形状となり、設置ス
ペースを大きくとっていた。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、構成部品の簡素化を図
るとともに、部品点数の削減による部品費の低減と、小
型化およびサービス性の向上を併せ得られる冷媒加熱ユ
ニットを提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
の本発明の冷媒加熱ユニットは、請求項1として、燃料
を供給する燃料供給装置と、この燃料供給装置から導か
れる燃料を内部に形成される燃焼室で燃焼させる燃焼器
と、この燃焼器の上記燃焼室に燃焼用空気を送る燃焼用
送風機と、燃焼室で燃焼された燃焼ガスを導いて冷媒配
管を加熱する冷媒加熱器とを備えた冷媒加熱ユニットに
おいて、上記冷媒加熱器は、燃焼器の一側部に連結さ
れ、上記燃焼用送風機は、燃焼器の下部に連結されるこ
とを特徴とする。
【0019】請求項2として、請求項1において上記燃
焼器は、一側面に開口部が設けられる箱状の収納部と、
この収納部の上記開口部を閉成する蓋部と、上記冷媒加
熱器と連通する連通用開口部および燃焼用送風機と連通
する連通用開口部を備え、燃焼器内部に、上記燃料供給
装置から供給される燃料および上記燃焼用送風機から送
風される一次空気を混合する混合室を備えた混合器と、
この混合器の下流側に設けられ混合ガスを噴出させるバ
ーナヘッドと、このバーナヘッドの下流側に設けられバ
ーナヘッドから噴出する混合ガスに二次空気を加えて燃
焼させる燃焼室を備えた2次炎口筒体とからなるバーナ
組立を収容することを特徴とする。
【0020】請求項3として、請求項2において上記バ
ーナ組立は、燃焼器の蓋部裏面に取付けられ、蓋部で収
納部の開口部に着脱するにともなってバーナ組立を燃焼
器の収納部に着脱することを特徴とする。
【0021】請求項4として、請求項3において上記バ
ーナ組立は、ガイド片を備え、このガイド片をガイドす
る溝部を上記燃焼器の収納部に備えたことを特徴とす
る。請求項5として、請求項1において上記燃焼器は、
その上面部に上記燃料供給装置から燃料が供給されるノ
ズルホルダ部が設けられ、その下面部に上記燃焼用送風
機から燃焼用空気が送風される送風部が設けられること
を特徴とする。
【0022】請求項6として、請求項1において上記冷
媒加熱器は、一側部に上記燃焼器の燃焼室と連通する開
口部を備え、かつ他側部に排気口を有する角形有底筒体
からなり、その外周面に上記冷媒配管を取付け固定する
取付け部が設けられることを特徴とする。
【0023】請求項7として、請求項1において上記冷
媒加熱器は、ガスの流線に沿って2ピースに分割された
分割体を組み合わせた角形有底筒体からなり、その一側
部に燃焼器の燃焼室と連通する開口部を備え、他側部に
排気口を有し、各分割体の外周面に上記冷媒配管を取付
け固定する取付け部が設けられることを特徴とする。
【0024】請求項8として、請求項5および請求項6
において上記冷媒配管を取付け固定する取付け部は、冷
媒配管の直径と同等の高さをもつ堤形状に形成されるこ
とを特徴とする。
【0025】請求項9として、請求項7において上記冷
媒加熱器を構成する2ピースの分割体は、燃焼ガスが流
通する燃焼通路を備えるとともに、それぞれ燃焼通路の
幅寸法の略半分の高さに突出され、燃焼ガスの流通方向
に流通を遮断する方向に設けられ、流通方向に対して所
定間隔を存して複数段形成される縦フィン、および燃焼
ガスの流通方向に沿う方向に設けられ、流通方向と直交
する方向に複数段形成される横フィンを備え、さらに、
各分割体の縦フィンはそれぞれの形成位置が重ならない
ように交互に配列されることを特徴とする。
【0026】請求項10として、請求項1において上記
燃焼用送風機は、内側に固定子、外側に回転子が配され
たファンモータと、上記固定子を取付け固定する回路基
板と、上記回転子に一体に成形されるファンを備えたこ
とを特徴とする。
【0027】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、請求項1の発明では、冷媒加熱ユニットの
構成部品の簡素化を図れる。請求項2ないし請求項5の
発明では、燃焼器の構成が簡素化するとともに、バーナ
組立の取付け、取外し作業が簡単ですむ。
【0028】請求項6ないし請求項9では、冷媒加熱器
の構成が簡素化するとともに、冷媒配管の取付けが確実
となって、熱交換効率が向上する。請求項10の発明で
は、燃焼用送風機の構成が簡素化するとともに、ファン
モータの小型化が図れる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1と図2に示すように、後述
する冷媒加熱ユニット38を備えた、冷媒加熱式冷暖房
機の室外ユニットが構成される。ユニット本体である筺
体30は、正面視と、側面視および上面視とも全て矩形
状に形成される箱体からなる。
【0030】この筺体30内部は、筺体上部を残して仕
切り板31によって、左右二室に仕切られる。すなわ
ち、仕切り板31の上端縁は筺体上面部と所定間隔を存
していて、ここでは筺体30内を仕切れない。
【0031】仕切り板31によって仕切られる筺体30
内の左側空間部を空気熱交換室32と呼び、右側空間部
を機械室33と呼ぶ。上記空気熱交換室32には、室外
熱交換器34および室外ファン35が配置される。上記
機械室33には、圧縮機36と、この圧縮機36に接続
される配管類37が配置されるとともに、圧縮機36上
方部位に後述する冷媒加熱ユニット38が配置される。
【0032】室外ファン35は、筺体30の前面側に配
置される図示しない支持台に取付け支持されていて、こ
の吸込み側に上記室外熱交換器34が配置される。そし
て、筺体30には図示しない吸込みグリルと吹出しグリ
ルが設けられる。
【0033】仕切り板31の上端縁と筺体30の上面部
30aとの間隙に、電装部品などを収容する電装部品箱
39の一部が介在される。すなわち、この電装部品箱3
9は、上記機械室33に配置される冷媒加熱ユニット3
8の上部で、かつ筺体上面部30aに面して配置され
る。
【0034】電装部品箱39の一側部には冷却フィン4
0aが突設される。この冷却フィン40aは、電装部品
のうちでも、たとえばG・Tr(ジャイアント・トラン
ジスタ)など高熱を放散する部品に直接取付けられてい
て、仕切り板31の上端縁から空気熱交換室32内に突
出している。したがって、この室内に放熱し、かつ室内
を流通する空気によって冷却されるようになっている。
【0035】また、電装部品箱39の他側面には、配線
端子板40bが取付けられる。この配線端子板40bと
対向する筺体30側面上部に、蓋体42によって開閉自
在な配線用開口部43が設けられていて、上記電装部品
箱39内の電装部品と外部市中電源および室内ユニット
と電気的に接続する配線類の端子を備えている。
【0036】機械室33に配置される圧縮機36は、上
記室外熱交換器34と図示しない冷媒管を介して接続さ
れるとともに室内ユニット内の室内熱交換器と冷凍サイ
クルを構成するように接続される。
【0037】上記冷媒加熱ユニット38は、図3以下に
示すようになっている。特に図3と図4に示すように、
冷媒加熱ユニット38は、燃焼器44と、冷媒加熱器4
5と、燃料供給装置46および燃焼用送風機47から構
成される。
【0038】すなわち、上記燃焼器44の側部に冷媒加
熱器45が連結され、燃焼器44の下部に燃焼用送風機
47が連結される。上記燃料供給装置46は、燃焼器4
4の背面側に後述するようにして連結される。
【0039】上記燃焼器44は、2ピースに分割された
アルミダイキャスト品からなる分割体48a,48bを
組合わせた、バーナーケース48を備えている。すなわ
ち、各分割体48a,48bの周縁部に沿ってフランジ
Fが形成されていて、これらフランジF相互を嵌合する
とともに、図示しない取付けねじをもって分割体F相互
を螺着し、バーナーケース48として一体成形される。
【0040】このバーナーケース48内に、前面が開口
した箱状の収納部49が形成されるとともに、この収納
部の前面開口部49aを開閉する蓋部50を備えてい
る。蓋部50の前面側には、板片を折曲してなる凸部5
0aが取付けられていて、冷媒加熱ユニット38を筺体
30内の所定位置に取付けた状態で筺体前面部30bに
当接し、筺体前面部30bと燃焼器44との隙間を確保
する。
【0041】蓋部50の裏面側には、バーナ組立51が
取付けられていて、蓋部50の開口部49a開閉にとも
なって、バーナー組立51を上記収納部49に装着・脱
却するようになっている。
【0042】図5ないし図7に、上記バーナー組立51
の詳細を示す。これは混合器52と2次炎口筒体53
が、バーナヘッド54を介して連設されてなる。上記混
合器52は、一側端に燃料供給装置46の燃料ノズル7
2と連通するとともに燃焼用送風機47の送風部54b
と連通する予混合気取入れ口体73が設けられ、内部に
混合室74が形成される上記混合器52と連通する。混
合器52の他側端には、噴出口75を備えた噴出口体7
6が設けられ、混合室74と連通する。
【0043】上記噴出口体76には、固定板77の筒部
が嵌挿され、さらに、この嵌挿部分に上記バーナーヘッ
ド54が組合わされる。これら噴出口体76とバーナー
ヘッド54は、2次炎口筒体53内に収容される。
【0044】上記バーナヘッド54には所定間隔を存し
て複数の拡散口54aが設けられる。一方、2次炎口筒
体53の側壁には多数の炎口78が設けられ、内部に燃
焼室79が形成される。
【0045】蓋部50を開口部49aに取付けて閉成す
ると、蓋部に設けられるバーナ組立51が収納部49内
に挿入されるが、このとき2次炎口筒体53の端部に形
成されるフランジ部53aがガイド片の機能を有し、特
に図3、図8および図9に示すように、収納部49の隅
部に沿って設けられる溝部49bに沿ってガイドされ
る。よって、収納部49内でのバーナ組立51の位置決
めが容易に、かつ確実になされる。
【0046】再び図3および図4に示すように、バーナ
ーケース48の側面には、冷媒加熱器45に連通する開
口部54aが形成され、かつ下面には上記燃焼用送風機
47と連通する開口部54bが形成される。この開口部
54bから燃焼用空気が送風される燃焼器44に送風さ
れるところから、送風部と呼ぶ。
【0047】また、バーナーケース48の上面部には、
上記燃料供給装置46の燃料ノズル72を保持するノズ
ルホルダ部46Aが設けられる。したがって、これらノ
ズルホルダ部46Aと上記送風部54bとは、上下方向
に対向することとなる。
【0048】図8ないし図12に示すように、上記冷媒
加熱器45は、2ピースの分割体48a,48bからな
るバーナーケース48に、燃焼器44と一体に連設され
る。すなわち、組立てられた状態で燃焼器44と連通す
る開口部54aとは反対側の側面が閉成される角型有底
筒状をなし、かつこの閉成面近傍の、ここでは前面側に
排気口56を有する。
【0049】前後面である分割体48a,48bには、
冷凍サイクルを構成する冷媒配管Pの一部が取付けられ
る取付け部55が設けられている。この取付け部55は
蛇行状に形成され、その幅寸法と高さ寸法が冷媒配管P
とほぼ同等の断面堤状をなすパイプ固定用溝55aが形
成されている。
【0050】冷媒配管Pは、パイプ固定用溝55aに嵌
め込まれて固定されるが、さらに必要に応じて、この溝
上面をアルミニウム材などの金属板で成形される押さえ
板55bで覆い、各分割体48a,48bにねじ止めさ
れることによって、上記冷媒配管Pはバーナーケース4
8面に確実に取付け固定される。
【0051】上記2ピース分割体48a,48bのそれ
ぞれ内面側には、燃焼ガスが流通する燃焼通路80が形
成される。この燃焼通路80に、バーナーケース48の
幅寸法の略半分の高さに突出される複数の縦フィン81
と、複数の横フィン82が設けられる。
【0052】縦フィン81は、図の垂直方向に沿って突
設される。この方向はまた、燃焼ガスの流通方向とは直
交する方向で、流通を遮断する方向である。そして、流
通方向に対し所定間隔を存して複数段形成されている。
【0053】その間隔寸法は燃焼ガスの上流側である上
記開口部54a側から下流側である排気口56に亘って
漸次、狭まるよう形成される。しかも、上記分割体48
a,48bのそれぞれにおいて、互いに形成位置が重な
らないように、位置を異ならせている。
【0054】横フィン82は、図の水平方向に沿って突
設される。この方向はまた、燃焼ガスの流通方向に沿う
方向であり、しかも流通方向と直交する方向に沿って複
数段形成される。
【0055】このことから、特に図12に示すように、
燃焼器44で燃焼したガスを冷媒加熱器45の燃焼通路
80に導くと、燃焼ガスは水平フィン82の相互間に流
通するとともに、縦フィン81が一種の流通障害物とな
るので蛇行して流通する。すなわち、燃焼通路80は、
流通されるガスと極めて効果的に熱交換をなす縦フィン
81および横フィン81,82を備えていることにな
る。
【0056】上記排気口56は、前面側分割体48aに
設けられていて、燃焼通路80終端部と連通する。この
排気口56には、排気ガス整流手段である内部を二分す
る排気ガス整流板57が設けられる。そして、排気口5
6は、図示しない排気トップに接続される。
【0057】一方、上記燃料供給装置46は、特に図4
に示すように、電磁弁58と比例弁59との組合わせか
らなり、バーナーケース48の背面側分割体48bに取
付け固定される。
【0058】この取付け構造をなお説明すると、燃焼器
44背面側に突設される接続口体60にパッキン61を
介して、上記比例弁59の側面に突設されるパイプ状の
接続部62が嵌挿される。
【0059】バーナーケース48の所定部位には取付け
用孔63が設けられ、比例弁59の接続部62基端の取
付け座64には図示しないねじ孔が設けられていて、バ
ーナケース48の内面側から取付けねじを螺挿して、燃
料供給装置46をバーナケース48の背面側に取付け固
定するようになっている。
【0060】また、バーナーケース48の背面側分割体
48bには、上記接続口体60に連通し、上端方向に垂
直に延出されるガイドパイプ83が設けられている。こ
のパイプ83の上端は、図13にも示すノズルホルダ部
46Aに連通される。
【0061】すなわち、ガイドパイプ83の上端部は垂
直方向と水平方向との十文字形状をなし、上端開口部と
一方の水平端部はシールキャップ84で閉塞される。開
放される他方の水平端部は、ノズルホルダ部46Aに連
通される。
【0062】このノズルホルダ部46Aは、上面が開口
する円筒部85を備えているとともに、底面には収納部
49に連通するノズル挿入用孔86が設けられる。この
ノズル挿入用孔86に、上記燃料ノズル72が挿入され
る。
【0063】燃料ノズル72は、先端部が細径に形成さ
れていて、先に説明したように燃焼器44のバーナ組立
51を構成する混合器52の予混合気取入れ口体73内
に挿入される。
【0064】また、燃料ノズル72の上端部はフランジ
状になっていて、この部分は円筒部85内に収容され
る。上面に開口するノズル孔72aはシール用のパッキ
ン87と上蓋88により閉成される。周面に開口するノ
ズル孔72aは、円筒部85を介して上記ガイドパイプ
83と連通される。
【0065】上記燃焼用送風機47は、再び図1ないし
図3に示すように、一側面にファンモータ67の一部が
露出し、かつ内部にファン68を収容するファンケーシ
ング69と、このファンケーシングに接続される給気ダ
クト70との組み合わせからなる。
【0066】上記ファンモータ67とファン68との詳
細を、図14(A)に示す。ファンケーシング69の側
面には開口部90が設けられていて、ここを回路基板9
1が閉塞して取付けられる。
【0067】回路基板91は、後述するようにして剛性
が大になるよう形成され、かつファンモータ67の運転
停止および運転周波数を制御する配線パターンと電子部
品Sおよびファン68の回転数を検出するための回転検
出素子Rが設けられる。
【0068】回路基板91の所定位置には、合成樹脂材
からなる固定子ホルダ92が設けられる。すなわち、回
路基板91に取付け用孔91aが設けられ、ここに固定
子ホルダ92の端部に設けられる段部92aが弾性を利
用して嵌挿保持される。
【0069】固定子ホルダ92の周部には、鉄心あるい
はコイルからなる固定子93が埋設される。また、固定
子ホルダ92の中心軸に沿って、回転軸94がベアリン
グ95を介して嵌挿される。この回転軸94のスラスト
方向の動きは、ベアリング95の両側に設けられる止め
輪96によって規制されるようになっている。
【0070】回転軸94の固定子ホルダ92から突出す
る端部には、羽根車97のフランジ部97aが嵌着され
る。このフランジ部97aの周端部に沿い、かつ上記固
定子93と所定間隔を存して平行に、ロータヨーク98
aとマグネット98bからなる回転子98が設けられ
る。上記ファン68は、回転子98のさらに外方に一体
成形される。
【0071】このようなファンモータ67であれば、回
路基板91に実装された回路に通電すると、この回路の
作用により固定子93の各相が順次励磁され、マグネッ
ト98bを回転させる。ロータヨーク98aを支持する
羽根車97が回転軸94を中心にして回転し、ファン6
8の送風作用を得る。
【0072】したがって、一体成形される羽根車97を
ファンケーシング69内に挿入し、かつ回路基板91を
ファンケーシングに取付ければ、燃焼用送風機47が組
立てられ、作業性が向上する。しかも、ファンモータ6
7の出っ張りがほとんどなく、コンパクトで安価な送風
機を提供できる。
【0073】同図(B)に拡大して示すように、ロータ
ヨーク98aにダボ孔98cが設けられる一方、フラン
ジ部97aに突起97bが設けられ、互いに嵌合して一
体的に形成される。したがって、ファン68の送風時に
おけるトルク伝達の確実化と、剛性の増大化を得られ
る。
【0074】図15に示すように、上記回路基板91の
断面構成は、金属板91aの表面に電気絶縁フィルム9
1bを一様に塗布し、さらにこの表面に本来の回路パタ
ーンKを形成した上、電気絶縁物としてのレジスト91
cで覆ってなる。
【0075】したがって、回路パターンKが形成される
回路基板91でありながら、剛性を保持する。重量のあ
るファンモータ67を支持しているが、強度的には充分
保証されて、振動騒音の発生源にはなり得ない。
【0076】このような冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニ
ットであり、圧縮機36を駆動することにより室外熱交
換器34と、図示しない室内熱交換器に冷媒が流通して
冷凍サイクルが構成され、冷房運転などが行なわれる。
【0077】また、暖房運転時には、冷媒加熱ユニット
38の冷媒加熱器45に冷媒が導かれるとともに燃料供
給装置46が開放され、燃焼器44において燃焼作用が
行なわれる。
【0078】上記冷媒加熱器45に取付けられる冷媒配
管P内の冷媒は、燃焼器44から冷媒加熱器45の燃焼
通路80に沿って導かれる燃焼ガスの熱を吸収して温度
上昇する。したがって、冷凍サイクルにおける冷媒蒸発
温度が上昇し、設定した暖房温度が確実に得られる。
【0079】さらに、冷媒加熱ユニット38の作用につ
いて説明する。燃料供給装置46を構成する電磁弁58
が開放されるとともに比例制御弁59によって供給量を
調整された燃料ガスが給出される。この燃料ガスは、ガ
イドパイプ83とノズルホルダ部46Aを介して燃料ノ
ズル72に導かれ、ここで絞られて混合器52の予混合
気取入れ口体73に噴出供給される。
【0080】一方、燃焼用送風機47のファンモータ6
7が駆動され、ファン68が送風部54bを介して燃焼
器44に送風する。この燃焼用空気は予混合気取入れ口
体73内に侵入し、混合器52内部に形成される混合室
74で上記燃料と混合され、混合ガスに変る。
【0081】この混合ガスは噴出口体76の噴出口75
からバーナヘッド54へ噴出され、さらにこの拡散口5
4aから2次炎口筒体53内に形成される燃焼室79に
導かれる。この燃焼室79には炎口78を介して二次空
気が導入されていて、混合ガスと混合し燃焼する。
【0082】この燃焼ガスが導かれる冷媒加熱器45の
燃焼通路80は、縦フィン81の配置によって一方の分
割体48a側と他方の分割体48b側とに交互に蛇行し
て流れることで、冷媒加熱器45の内面壁に沿って通過
して表面側の冷媒配管Pに対する加熱効率の向上を得ら
れる。
【0083】そして、縦フィン81の相互間隔を、下流
側に向かって漸次狭めたので、温度の高い上流側では流
れが速く、かつ下流側では流れが遅くなって、燃焼通路
80全体で熱交換作用が均一化する。
【0084】縦,横フィン81,82を備えることによ
り、冷媒配管Pへの熱伝達効率の向上が得られる。ま
た、冷媒加熱器45の製造時に、縦,横フィン81,8
2が一体成形できるため、バッフル板などを後から別部
品で取付ける必要もなく、部品点数の削減と、製造性お
よび熱交換効率の向上が得られ、信頼性が高い上に、冷
媒加熱器45のコンパクト化を図れる。
【0085】このような冷媒加熱ユニット38では、内
部に燃焼室79を備えた燃焼器44と、この燃焼器44
に連結して燃焼室79からの燃焼ガスを導き冷媒配管P
を加熱する冷媒加熱器45とを一体に連結した構成とし
たので、両者間の結合作業が不要となり、結合するため
の構造部材の削減によりコンパクト化を図れるとともに
寸法管理が不要となり、信頼性の向上を得る。
【0086】燃焼器44の下部に燃焼用送風機47を一
体に連結形成したので、ここでも両者間の結合作業が不
要になり、結合するための構造部材の削減によりコンパ
クト化が図れ、寸法管理が不要となって信頼性の向上を
得る。
【0087】なお、図16に示すような、回路基板91
に対する固定子ホルダ92の取付け構造であってもよ
い。すなわち、回路基板91に設けられる取付け用孔9
1aの直径よりも固定子ホルダ92の端部92b直径を
細くして、回路基板91から突出する部分を加熱溶融
し、直径を拡大変形して取付け部となす。
【0088】また、図17(A),(B)に示すよう
な、冷媒配管Pの取付け部55A構造であってもよい。
すなわち、冷媒加熱器45Aの外周面に、冷媒配管Pの
半分を保持する半円状のパイプ固定用溝55cが蛇行形
成される。押さえ板55dは、金属板をプレス加工によ
って成形する。
【0089】この押さえ板55dは、冷媒配管Pの直状
部分を個々に押さえるよう段状に屈曲形成され、取付け
ねじ99で冷媒加熱器45に取付け固定される。実際に
は、押さえ板55dは冷媒配管Pの最上面部で、かつこ
の長手方向に沿って線接触する。このような押さえ板5
5dを、冷媒加熱器45Aの両面側用として2枚用意す
る。
【0090】図18(A),(B)に示すような、冷媒
配管Pの取付け部55B構造であってもよい。ここで
も、冷媒加熱器45Aの外周面に、冷媒配管Pの半分を
保持する半円状のパイプ固定用溝55cが蛇行形成され
ることは同一である。
【0091】ただし、押さえ板55eは、たとえば合成
樹脂材で射出成形される。押さえ板55eは、冷媒配管
Pの直状部分を個々に押さえるよう形成されていて、上
記溝55cから突出する冷媒配管Pの上半分部分に密着
する。そして、先の押さえ板55eと同様、冷媒加熱器
45Aの両面用として、この押さえ板55eを2枚用意
する。
【0092】図19(A),(B)に示すような、冷媒
配管Pの取付け部55C構造であってもよい。冷媒加熱
器45Bは肉厚を厚くするとともに、冷媒配管Pの直状
部分に掛合するよう半円状のパイプ固定用溝55fが設
けられる。
【0093】この溝55fから突出する冷媒配管Pは、
コ字状に形成される押さえ体55gの上下部の内面側に
設けられる半円状の押さえ溝55hに掛合され、冷媒加
熱器45Bに押さえ付けられる。
【0094】すなわち、押さえ体55gは一体成型品で
あり、その上下部で冷媒配管Pを同時に取付けるため、
上下部と垂直部との連結部には逃げ部aを形成して、上
下部の開閉と冷媒配管Pの押さえ付けを確実にしてい
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、燃焼器の一側部に冷媒加熱器、下部に燃焼用送
風機を連結したから、冷媒加熱ユニットの構成部品の簡
素化を図れるとともに、占有スペースの低減による小型
化を得られる効果を奏する。
【0096】請求項2の発明によれば、燃焼器は、収納
部と、この収納部の開口部を閉成する蓋部と、冷媒加熱
器と連通する連通用開口部および燃焼用送風機と連通す
る連通用開口部を備え、燃焼器内部に、混合室を備えた
混合器と、バーナヘッドと、燃焼室を備えた2次炎口筒
体とからなるバーナ組立を収容したから、燃焼器の構成
が簡素化するとともに燃焼効率の向上を図れる。
【0097】請求項3の発明によれば、バーナ組立を燃
焼器の蓋部裏面に取付け、蓋部を収納部の開口部に着脱
するのにともなってバーナ組立を収納部に着脱するよう
にしたから、バーナ組立の着脱が容易になってメンテナ
ンス作業の向上を図れる。
【0098】請求項4の発明によれば、バーナ組立にガ
イド片を備え、収納部にガイド片をガイドする溝部を備
えたから、バーナ組立の収納部への着脱が容易になる。
請求項5の発明によれば、燃焼器の上面部にノズルホル
ダ部を設け、下面部に送風部を設けたから、燃焼器の構
成が簡素化し、燃焼効率が向上する。
【0099】請求項6の発明によれば、冷媒加熱器は、
一側部に燃焼室と連通する開口部を備え、他側部に排気
口を有する角形有底筒体からなり、外周面に冷媒配管の
取付け部を設けたから、冷媒加熱器構造の簡素化を得
る。
【0100】請求項7の発明によれば、冷媒加熱器は、
ガスの流線に沿って2ピースに分割された分割体を組み
合わせた角形有底筒体からなり、一側部に燃焼室と連通
する開口部、他側部に排気口を有し、各分割体の外周面
に冷媒配管の取付け部を設けたから、冷媒加熱器を組立
てるにあたって、容易ですみ作業性がよい。
【0101】請求項8の発明によれば、冷媒配管を取付
け固定する取付け部を、冷媒配管の直径と同等の高さを
もつ堤形状に形成したから、冷媒配管の保持が確実にな
り、熱交換効率の向上を得る。
【0102】請求項9の発明によれば、冷媒加熱器を構
成する2ピースの分割体は、燃焼通路の幅寸法の略半分
の高さに突出する縦フィンと横フィンを備え、縦フィン
はそれぞれの形成位置が重ならないように交互に配列し
たから、熱交換作用の均一化と、熱交換効率の向上を得
られる。
【0103】請求項10の発明によれば、燃焼用送風機
は、内側に固定子、外側に回転子が配されたファンモー
タ、固定子を取付け固定する回路基板と、回転子に一体
に成形されるファンを備えたから、燃焼用送風機の構成
が簡素化するとともに、ファンモータの小型化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、冷媒加熱ユニッ
トを備えた冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニットの縦断正
面図。
【図2】(A)は、同実施の形態の、室外ユニットの横
断平面図。(B)は、室外ユニットの縦断側面図。
【図3】同実施の形態の、冷媒加熱ユニット構造を説明
する斜視図。
【図4】同実施の形態の、冷媒加熱ユニットの一部を分
解した縦断面図。
【図5】同実施の形態の、バーナ組立の分解した斜視
図。
【図6】同実施の形態の、バーナ組立の縦断面図。
【図7】同実施の形態の、バーナ組立の斜視図。
【図8】同実施の形態の、バーナーケースを分解した斜
視図。
【図9】同実施の形態の、バーナーケースを分解した斜
視図。
【図10】同実施の形態の、バーナーケースの斜視図。
【図11】同実施の形態の、冷媒配管の押さえ構造の縦
断面図。
【図12】同実施の形態の、冷媒加熱器の燃焼通路にお
けるガスの流れを説明する図。
【図13】同実施の形態の、ノズルホルダ部の斜視図。
【図14】(A)は、同実施の形態の、燃焼用送風機の
縦断面図、(B)は、燃焼用送風機の一部を拡大した縦
断面図。
【図15】同実施の形態の、回路基板の一部縦断面図。
【図16】他の実施の形態の、回路基板に対する固定し
ホルダの取付けを説明する図。
【図17】(A)は、他の実施の形態の、冷媒加熱器に
対する冷媒配管の取付け構造を説明する図。(B)は、
その正面図。
【図18】(A)は、さらに他の実施の形態の、冷媒加
熱器に対する冷媒配管の取付け構造を説明する図。
(B)は、その正面図。
【図19】(A)は、さらに他の実施の形態の、冷媒加
熱器に対する冷媒配管の取付け構造を説明する図。
(B)は、その正面図。
【図20】(A)は、従来の、冷媒加熱ユニットを備え
た冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニットの一部を省略した
横断平面図。(B)は、その一部を省略した正面図。
【符号の説明】
46…燃料供給装置、 79…燃焼室、 44…燃焼器、 47…燃焼用送風機、 P…冷媒配管、 45…冷媒加熱器、 38…冷媒加熱ユニット、 49…収納部、 50…蓋部、 54a…(冷媒加熱器との)連通用開口部、 54b…送風部(連通用開口部)、 74…混合室、 52…混合器、 54…バーナヘッド、 53…2次炎口筒体、 51…バーナ組立、 53a…ガイド片、 49b…ガイド溝部, 46A…ノズルホルダ部、 56…排気口、 55…取付け部、 48a…分割体、 48b…分割体、 80…燃焼通路、 81…縦フィン、 82…横フィン、 93…固定子、 98…回転子、 67…ファンモータ、 91…回路基板、 68…ファン。
フロントページの続き (72)発明者 高野 哲宏 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 前田 直敏 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を供給する燃料供給装置と、この燃料
    供給装置から導かれる燃料を内部に形成される燃焼室で
    燃焼させる燃焼器と、この燃焼器の上記燃焼室に燃焼用
    空気を送る燃焼用送風機と、燃焼室で燃焼された燃焼ガ
    スを導いて冷媒配管を加熱する冷媒加熱器とを備えた冷
    媒加熱ユニットにおいて、 上記冷媒加熱器は、燃焼器の一側部に連結され、上記燃
    焼用送風機は、燃焼器の下部に連結されることを特徴と
    する冷媒加熱ユニット。
  2. 【請求項2】上記燃焼器は、一側面に開口部が設けられ
    る箱状の収納部と、この収納部の上記開口部を閉成する
    蓋部と、上記冷媒加熱器と連通する連通用開口部および
    燃焼用送風機と連通する連通用開口部を備え、 燃焼器内部に、上記燃料供給装置から供給される燃料お
    よび上記燃焼用送風機から送風される一次空気を混合す
    る混合室を備えた混合器と、この混合器の下流側に設け
    られ混合ガスを噴出させるバーナヘッドと、このバーナ
    ヘッドの下流側に設けられバーナヘッドから噴出する混
    合ガスに二次空気を加えて燃焼させる燃焼室を備えた2
    次炎口筒体とからなるバーナ組立を収容することを特徴
    とする請求項1記載の冷媒加熱ユニット。
  3. 【請求項3】上記バーナ組立は、燃焼器の蓋部裏面に取
    付けられ、蓋部で収納部の開口部に着脱するにともなっ
    てバーナ組立を燃焼器の収納部に着脱することを特徴と
    する請求項2記載の冷媒加熱ユニット。
  4. 【請求項4】上記バーナ組立は、ガイド片を備え、この
    ガイド片をガイドする溝部を上記燃焼器の収納部に備え
    たことを特徴とする請求項3記載の冷媒加熱ユニット。
  5. 【請求項5】上記燃焼器は、その上面部に上記燃料供給
    装置から燃料が供給されるノズルホルダ部が設けられ、
    その下面部に上記燃焼用送風機から燃焼用空気が送風さ
    れる送風部が設けられることを特徴とする請求項1記載
    の冷媒加熱ユニット。
  6. 【請求項6】上記冷媒加熱器は、一側部に上記燃焼器の
    燃焼室と連通する開口部を備え、かつ他側部に排気口を
    有する角形有底筒体からなり、その外周面に上記冷媒配
    管を取付け固定する取付け部が設けられることを特徴と
    する請求項1記載の冷媒加熱ユニット。
  7. 【請求項7】上記冷媒加熱器は、ガスの流線に沿って2
    ピースに分割された分割体を組み合わせた角形有底筒体
    からなり、その一側部に燃焼器の燃焼室と連通する開口
    部を備え、他側部に排気口を有し、各分割体の外周面に
    上記冷媒配管を取付け固定する取付け部が設けられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷媒加熱ユニット。
  8. 【請求項8】上記冷媒配管を取付け固定する取付け部
    は、冷媒配管の直径と同等の高さをもつ堤形状に形成さ
    れることを特徴とする請求項6および請求項7記載の冷
    媒加熱ユニット。
  9. 【請求項9】上記冷媒加熱器を構成する2ピースの分割
    体は、燃焼ガスが流通する燃焼通路を備えるとともに、
    それぞれ燃焼通路の幅寸法の略半分の高さに突出して燃
    焼ガスの流通方向に流通を遮断する方向に設けられ、流
    通方向に対して所定間隔を存して複数段形成される縦フ
    ィン、および燃焼ガスの流通方向に沿う方向に設けら
    れ、流通方向と直交する方向に複数段形成される横フィ
    ンを備え、さらに、各分割体の縦フィンはそれぞれの形
    成位置が重ならないように交互に配列されることを特徴
    とする請求項7記載の冷媒加熱ユニット。
  10. 【請求項10】上記燃焼用送風機は、内側に固定子、外
    側に回転子が配されたファンモータと、上記固定子を取
    付け固定する回路基板と、上記回転子に一体に成形され
    るファンを備えたことを特徴とする請求項1記載の冷媒
    加熱ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009250467A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Sasakura Engineering Co Ltd 冷暖房装置及びこれに使用する熱交換ユニット

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