JPH10111003A - 空気調和機の遠方状態出力中継装置 - Google Patents

空気調和機の遠方状態出力中継装置

Info

Publication number
JPH10111003A
JPH10111003A JP8262873A JP26287396A JPH10111003A JP H10111003 A JPH10111003 A JP H10111003A JP 8262873 A JP8262873 A JP 8262873A JP 26287396 A JP26287396 A JP 26287396A JP H10111003 A JPH10111003 A JP H10111003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
state
remote
indoor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8262873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3327141B2 (ja
Inventor
Naoya Matsunaga
直也 松永
Yasunori Shida
安規 志田
Taro Hattori
太郎 服部
Tatsunao Hayashida
達尚 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP26287396A priority Critical patent/JP3327141B2/ja
Publication of JPH10111003A publication Critical patent/JPH10111003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3327141B2 publication Critical patent/JP3327141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は空気調和機の動作情報を、遠方等
の外部で接続される表示装置や各種装置に出力するため
に、複雑なソフトウエアにて処理するか、空気調和機内
部に外部に情報を出力するための専用の出力手段を設
け、回路も複雑でかつ高価ものとなってしまうなどの問
題があった。 【解決手段】 この発明は空気調和機の運転状態等の制
御情報を出力する、室内ユニット内の運転信号出力部
と、この運転信号出力部からの信号を入力する運転信号
入力手段、入力した信号形態から制御内容を識別して分
離し、外部出力に必要な信号を取り出す運転状態識別手
段、識別した信号を外部へ出力する外部出力手段を設け
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和システ
ムに係り、特に、制御情報を遠方出力する中継装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平8−128713
号公報に示された従来の遠方状態表示装置のブロック図
である。101は室外機制御装置で、温度検出手段10
2および、計時手段103を有し、これら温度検出手段
102および計時手段103の情報は制御に供するため
数値データに変換される。104は室内制御装置で、温
度検出手段105および、計時手段106を有し、さら
に、パラレルあるいはシリアル形式でデータを出力する
データ出力手段109と、前記室外機制御装置101の
制御情報を収得するための室外機制御情報収得手段10
7とを有し、前記温度検出手段105および計時手段1
06の情報と、室外機制御情報収得手段107から得ら
れた制御情報を選択し、データ出力手段109に転送す
る制御情報選択手段108から成る。115は制御情報
表示装置で、データ保持手段110と、データ変換手段
111と、修飾情報付加手段112と、情報選択出力手
段113と、計時手段114とからなり、データ保持手
段110はデータ出力手段109から出力されたデータ
を一時的に保持するよう動作する。データ変換手段11
1は数値データを文字データに変換する処理を行う。ま
た修飾情報付加手段112はデータ保持手段110のデ
ータに一意的に対応する修飾する文字情報を付加する処
理を行う。情報選択出力手段113はデータ変換手段1
11から得られた情報と修飾情報付加手段112から得
られた情報を選択して外部に出力する処理を行う。計時
手段114は情報選択出力手段113を定期的に出力許
可するように動作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の遠
方状態出力中継装置では、例えば室内機の動作情報を、
遠方等の外部で接続される表示装置に出力表示するため
には、まず出力表示しようとする室内機の動作情報を選
択する手段、および選択された動作情報をパラレルデー
タやシリアルデータで、外部で接続される表示装置に出
力するための、専用の出力手段を室内機制御装置内部に
設けなければならず、また表示装置内部にも、室内機か
ら送信されるパラレルデータやシリアルデータを受信し
て、そのデータを出力表示するための各処理手段が必要
とされている。
【0004】しかしながら、これら各手段はパラレルデ
ータやシリアルデータを処理するため、マイクロコンピ
ュータ等を使用してソフトウェアにて処理するか、また
は専用の電子部品や複数の部品で複雑な回路構成が組ま
れて処理をするのが必然的となり、よって回路も複雑で
かつ高価なものとなってしまう問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたもので、室内機制御装置内部に、遠方
等の外部で接続される表示装置等に情報を出力するため
の専用の出力手段を設けることなく、簡単でかつ安価な
回路構成のものにて、外部出力表示しようとする空気調
和機の動作情報を取り出し、遠方等の外部表示装置で出
力表示することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、室外ユニ
ットと、前記室外ユニットに接続される各種制御情報群
を出力する制御情報出力手段を備えた室内ユニットと、
前記室内ユニットに接続され運転設定を行う手元リモコ
ンと、遠隔にて前記室内ユニットの各種制御情報により
作動する運転信号出力手段を有する空気調和装置におい
て、前記室内ユニット内の前記運転信号出力手段に接続
され、前記室内ユニット内の前記運転信号出力手段から
の情報を入力する運転信号入力手段と、この運転信号入
力手段からの情報を識別して複数の情報出力に変換する
運転状態識別手段と、単一または複数の情報を遠方運転
状態表示装置へ複数の出力部から出力する運転状態外部
出力手段を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下この発明の実施の形態1を図によっ
て説明する。図1に、この発明の遠方状態出力中継装置
を用いた空調システムの実施の形態の構成ブロック図を
示す。図において、1は空気調和機の室外ユニットであ
り、2、3、4はそれぞれ室外ユニット1に接続された
複数の室内ユニット、5はワイヤードの手元リモコン、
6は室内ユニットの運転状態を外部に出力するための遠
方状態出力中継装置であり、7は前記室内ユニット2と
前記遠隔状態出力中継装置6間との信号伝送を行う第1
の伝送線、8は遠方運転状態表示装置で、前記各室内ユ
ニット2〜4のまたは室外ユニット1の運転状態をユニ
ット外部の遠方で出力表示する。9は第2の伝送線であ
り、前記遠方状態出力中継装置6と遠方運転表示装置8
間の伝送を行う。10,11は前記遠方運転表示装置8
内に設けられ、それぞれ異なった内容を出力する運転状
態表示部A,Bであり、12は例えば室内ユニット3に
接続され室内ユニット3の運転状態をLED等により表
示するための室内ユニット2の運転状態表示部である。
【0008】図2に、遠方運転表示装置8の運転状態表
示部A,Bの2種類の場合の、この発明の遠方状態出力
中継装置6及び室内ユニット2の構成を示す。図におい
て、21はCPUで、室内ユニット2の制御指令を処理
する。22はリモコン・室内間送受信手段で、手元リモ
コンと室内ユニット間の運転情報を送受信する。23は
アクチュエータ駆動手段で、室内ユニットのファンモー
タ(図示していない)や、風向調節を行うベーンモータ
(図示していない)等を駆動する。24は運転信号を外
部に出力する運転信号出力手段、25は室内ユニット2
の運転信号出力手段24からの信号を入力する運転信号
入力手段、26は運転信号入力手段25で入力した運転
信号から複数の運転状態を識別する運転状態識別手段、
27および28はこの運転状態識別手段26にて識別さ
れた複数の運転状態を個々に外部出力する運転状態外部
出力手段A,Bである。
【0009】図3に運転状態外部出力手段がA,Bの2
種類の場合のこの発明の実施の形態の波形を示す。図に
おいて、波形1は室内ユニット2の運転信号出力手段2
4から出力される波形例であり、波形2は遠方状態出力
中継装置の運転状態識別手段26から運転状態外部出力
手段Aに出力される波形例であり、波形3は遠方状態出
力中継装置の運転状態識別手段28から運転状態外部出
力手段Bに出力される波形例である。
【0010】図4に、この発明の遠方状態出力中継装置
を、マイコンを用いずに構成した回路ブロック例を示
す。図において、40は入力部で、室内ユニットの運転
信号出力手段24より送信された信号を入力する。41
はタイマー回路Aで、入力部40より送信された信号
の、Hレベル/Lレベルの変化を検出して一定長の信号
を出力する。42は前記入力部40より送信された信号
のHレベル/Lレベルを反転する反転回路、43はタイ
マー回路B制御回路で、前記入力部40より送信された
信号とタイマー回路A41とからの信号を受信する。4
4はタイマー回路B制御回路43からの信号により一定
長の信号を出力するタイマー回路B、45はタイマー回
路B44からの信号によりリレー等を駆動する出力回路
B、46は反転回路42またはタイマー回路A41から
の信号によりリレー等を駆動する出力回路Aである。
【0011】次に、上記のように構成された遠方状態出
力中継装置の実施の形態1の動作について説明する。例
えば、図1に示すように室内ユニット2と室内ユニット
3,室内ユニット4が室外ユニット1に接続されてい
る。手元リモコン5は例えば室内ユニット2と接続され
ており、手元リモコン5からの運転信号により室内ユニ
ット2,3,4を運転制御する。室内ユニット3に接続
された運転状態表示部12は、室内ユニット3の運転信
号出力手段24からの運転信号、例えば“H”レベル,
“L”レベル,“H/L”レベルの繰り返し信号等によ
り運転状態をLED等の一つの出力手段で、例えば運転
時は点灯、停止時は消灯、異常時は点滅等の表示を行
う。
【0012】また、この実施の形態1では遠方状態出力
中継装置6は、室内ユニット2と接続されており、室内
ユニット2の運転信号出力手段24から、室内ユニット
3内の運転状態表示部12と同様の運転信号を受信して
おり、受信した運転信号から複数の運転状態、例えば運
転中/停止中,正常/異常等を識別し遠方運転表示装置
8に外部出力する。遠方運転表示装置8は遠方状態出力
中継装置6と接続されており、第2の伝送線9を介して
遠方状態出力中継装置6より出力された信号、例えば運
転/停止信号または異常/正常信号等を、運転状態表示
部10,11にてそれぞれ別々に出力表示する。
【0013】次に、この発明である遠方状態出力中継装
置6の制御動作、および室内ユニットの動作を図2,図
3,図4,図5にて説明する。まず図2に示すように、
室内ユニット2内のCPU21は、リモコン・室内間送
受信手段22を通じ手元リモコン5と接続されており、
手元リモコン5にて設定された運転内容を受信すると、
運転内容に従いアクチュエータ駆動手段23によりファ
ンモータ,ベーンモータ(図示していない)等を動作さ
せ、室内ユニットの運転制御処理を行い、同時に運転信
号出力手段24へ室内ユニットの運転状態の信号を出力
する。また、運転信号出力手段24はCPU21より受
信した運転状態の信号を、接続される運転状態表示部1
2または第2の伝送線により遠方状態出力中継装置6内
の運転信号入力手段25へ出力する。
【0014】この実施の形態1では運転信号出力手段2
4より出力される運転状態の信号として、図3に示す波
形1のような“H”または“L”レベルの信号で、例え
ば信号1が“H”状態を継続する停止状態の信号,信号
2が“L”状態を継続する正常運転状態の信号,信号3
が“H”“L”を一定時間か一定周期で繰り返す異常状
態の信号とした場合について説明する。
【0015】まず、室内ユニットの運転信号出力手段2
4に、室内ユニット運転状態表示部12が接続された場
合の室内ユニットの動作を説明する。例えば、室内ユニ
ット3のように、運転信号出力手段24に運転状態表示
部12が接続され、波形1の信号1が運転状態表示手段
24より出力された場合、運転状態表示部12は例えば
消灯して停止状態を出力し,信号2が出力された場合は
例えば点灯して正常運転状態を出力し,信号3が出力さ
れた場合は例えば点滅して異常状態を出力し、一つの表
示手段にて複数の運転状態を表示する。
【0016】次に、遠方状態出力中継装置6を、第1の
伝送線7を介して運転信号出力手段24に接続した場合
について説明する。運転信号出力手段24より出力され
た、図3で示す波形1のような信号1,信号2,信号3
等の運転状態信号を、運転信号入力手段25にて入力
し、運転信号識別手段26にて停止状態か、運転状態
か、また異常状態か正常状態か等を識別し、識別された
信号を、例えば停止か運転かを運転状態外部出力手段A
27へ、正常か異常かを運転状態外部出力手段B28へ
各々に出力する。
【0017】このとき、運転状態識別手段26から運転
状態外部出力手段A27に出力される信号は、例えば図
3の波形2で示すように正常運転状態である信号2およ
び異常運転状態である信号3に合わせて、空気調和機が
運転中であることを示すHレベルを出力し、また運転状
態識別手段26から運転状態外部出力手段B28に出力
される信号は、例えば図3の波形3で示すように異常状
態である信号3のみに合わせて、空気調和機に異常が発
生したことを示すHレベルを出力するよう動作する。
【0018】例えば運転信号出力手段24より出力され
る信号が波形1の信号1のような状態であれば、運転状
態外部出力手段A27及び運転状態外部出力手段B28
には、“L”レベルの信号が出力され、正常運転状態の
信号であれば、運転状態外部出力手段A27のみに
“H”レベルの信号が出力され、異常状態の信号であれ
ば運転状態外部出力手段A27及びB28に“H”レベ
ルの信号が出力されて、運転状態の信号それぞれ各々に
出力する。
【0019】次に、遠方状態出力中継装置6の動作を、
図4,図5を用いて詳しく説明する。図において運転信
号入力手段内25の入力部40は、室内ユニットの運転
信号出力手段24より出力される信号を入力し、運転状
態識別手段26内の各制御回路に信号401を出力して
おり、運転信号識別手段内26内の、タイマー回路A4
1は入力信号401の例えば“L”から“H”への信号
変化を検出し、一定時間t2の間“H”レベルとなる信
号402を出力する。ここで一定時間t2とは、タイマ
ー回路A41に入力される信号401が、繰り返し周期
t1にてH/Lを繰り返すときに継続して“H”レベル
を出力可能なように、t2>t1となるよう設定する。ま
た信号405は、反転回路42からの信号401に対す
る反転出力と、信号402との論理和信号であり、いず
れかが“H”の時に継続して“H”レベルを出力する。
タイマー回路B制御回路43は入力部40の出力信号4
01およびタイマー回路A41の出力信号402を入力
して信号401が“L”かつ信号402が“H”の時の
み“H”となる信号403を出力し、タイマー回路B4
4はタイマー回路B制御回路43の出力信号403を入
力してタイマー回路A41と同様に、入力信号403の
“L”から“H”の変化を検出し、一定時間t2の間
“H”レベルとなる信号403を出力する。ここで一定
時間t2とは、タイマー回路B44に入力される信号4
03が繰り返し周期t1にてH/Lを繰り返す時に、継
続して“H”レベルを出力可能なようにt2>t1となる
よう設定する。運転状態外部出力手段内A27のリレー
駆動回路A46は入力信号405が“H”の時動作し、
接続される外部の装置をリレー等により駆動し、運転状
態外部出力手段B28内のリレー駆動回路B45は入力
信号404が“H”の時動作し、接続される外部の装置
をリレー等により駆動する。
【0020】次に例として、図3の波形1のように、例
えば停止状態とする信号1、正常運転状態とする信号
2、異常状態とする信号3が運転信号入力手段25に入
力された場合の運転信号入力手段25,運転状態識別手
段26,運転信号外部出力手段A27,B28内の各回
路動作について説明する。
【0021】例えば、正常運転を示す“L”を継続する
信号2が入力された場合には、信号401は波形51の
信号52に示すように“L”継続状態になり、反転回路
42からは“H”継続状態の信号が出力される。また
“L”継続状態の信号401はタイマー回路A41に入
力され、“L”から“H”への変化がないため波形52
に示すように“L”継続状態の信号402が出力され
る。リレー駆動回路A46に入力される信号405は、
信号402が“L”継続状態の信号であるが、反転回路
より出力される信号が“H”継続状態の信号のため、波
形55で示すように“H”継続状態の信号となりリレー
駆動回路A46が動作状態となる。
【0022】また、この時“L”継続状態の信号401
は“L”継続状態の信号402と共にタイマーB制御回
路43に入力され、共に“L”入力であるため波形53
に示すように“L”継続状態の信号403が出力される
(信号403は、信号401が“L”,信号402が
“H”の時に“H”を出力するよう構成されているた
め)。“L”継続状態の信号403はタイマー回路Bに
入力されるが“L”から“H”への変化がないので、波
形54に示すように“L”継続状態の信号404を出力
し、“L”継続状態の信号404がリレー駆動回路B4
5に入力される。
【0023】ここで、この実施の形態1のリレー駆動回
路B45は、例えば“H”信号により動作するよう構成
しているため、この信号では動作しない。
【0024】次に停止を示す“H”を継続する信号1が
入力された場合には、信号401は波形51の信号51
で示すように“H”継続状態の信号となりタイマー回路
A41に入力され、“L”から“H”への変化がないた
め“L”継続状態の信号402が出力される。ただし波
形52に示すように、例えば正常運転の“L”継続から
停止の“H”継続信号に変化した時、“L”から“H”
の変化により一定時間t2だけ“H”の信号が出力さ
れ、その後“L”継続状態の信号402の出力となる。
また“H”継続状態の信号401は反転回路42に入力
され“L”継続状態の信号を出力する。リレー駆動回路
A46に入力される信号405は、信号402が“L”
継続状態の信号となり、反転回路42の出力も“L”継
続状態の信号であるため、波形55で示すように“L”
継続状態の信号となりリレー駆動回路A46は、例えば
“H”信号により動作するよう構成しているため、この
信号では動作しない。またこの時“H”継続状態の信号
401は“L”継続状態の信号402と共にタイマー回
路B制御回路43に入力されるが、信号401が“H”
継続状態の信号,信号402が“L”継続状態の信号で
あるため“L”継続状態の信号403が出力される(信
号403は信号401が“L”,信号402が“H”の
時に“H”となるよう構成されているため)。“L”継
続状態の信号403はタイマー回路B44に入力される
が“L”から“H”への変化がないので、波形54に示
すように“L”継続状態の信号404を出力し、“L”
継続状態の信号404がリレー駆動回路B45に入力さ
れる。この実施の形態のリレー駆動回路B45は例えば
“H”信号により動作するよう構成しているため動作し
ない。
【0025】ただし、信号401が“L”から“H”へ
切り換わった後の一定時間t2は、信号405は“H”
レベルとなるため、一定時間t2間はリレー駆動回路A
46が動作し、t2経過後にリレー回路A46が非動作
となる。
【0026】次に異常を示す、“H/L”を繰り返し周
期t1にて繰り返す信号3が入力された場合には、信号
401は波形51の信号53で示すように“H/L”を
繰り返す信号となりタイマー回路A41に入力され、波
形52で示すように“L”から“H”へ変化した時点か
ら“H”継続状態の信号402が出力される。また“H
/L”繰り返し信号401は反転回路42に入力され
“L/H”繰り返し信号を出力する。リレー駆動回路A
46に入力される信号405は、反転回路42の出力が
“L/H”繰り返し信号であるが信号402が“H”継
続状態の信号となるため、波形55で示すように論理和
である“H”継続状態の信号となりリレー駆動回路A4
6は動作し、接続される外部の装置をリレー等により駆
動する。またこの時“H/L”繰り返し信号401は
“H”継続状態の信号402と共にタイマー回路B制御
回路43に入力され、信号402が“H”継続状態の信
号,信号401が“H/L”繰り返し信号であるため、
波形53で示すように“H/L”繰り返し信号403が
出力される(信号401が“L”,信号402が“H”
の時に“H”を出力するため)。“H/L”繰り返し信
号403はタイマー回路B44に入力され“L”から
“H”へ変化した時点から、波形54に示すように
“H”継続状態の信号404を出力する。“H”継続状
態の信号404がリレー駆動回路B45に入力されるた
め、リレー駆動回路B45は動作し、接続される外部の
装置をリレー等により駆動する。
【0027】したがって、遠方状態出力中継装置6は、
上記で説明した回路構成で制御動作しているため、遠方
状態出力中継装置6より外部へは、空気調和機が運転状
態である、正常運転時及び異常時に出力するものと、異
常発生時のみに出力するものを別々の出力手段で出力す
ることができる。また、この遠方状態出力中継装置6よ
り別々に出力される信号を、例えば図2に示す遠方運転
表示装置8内の運転状態表示装置部A10,運転状態表
示部B11にて入力することにより、例として状態表示
部にてランプを用いた場合は、運転状態表示部A10の
例えば“運転”ランプは正常運転時及び異常時のみ点灯
され、運転状態表示部B11の例えば“異常”ランプは
異常時のみ点灯することができる。
【0028】また、上記回路動作例で上げた、各回路部
が動作する入力“H/L”レベルまたは、出力する“H
/L”レベルは、この実施の形態1と異なるように構成
しても、またタイマー回路A,Bやリレー駆動回路A,
Bもこの実施の形態とは異なる“H/L”レベルで動作
するように構成しても同様の効果があることは言うまで
もない。
【0029】なお、この実施の形態1では遠方状態出力
中継装置6は室内ユニット2に接続されているが、室内
ユニット3,4等の単一または複数の室内ユニットに接
続されても同様の機能が働く。
【0030】また、遠方状態出力中継装置6と遠方運転
表示装置8内の運転状態表示部A10,B11の接続
は、この実施の形態で示す2個に限定されるものではな
い。
【0031】更に、この実施の形態1では、“H”レベ
ルが継続されれば停止信号,“L”レベルが継続されれ
ば運転信号,“H/L”レベルの繰り返しであれば異常
信号としているが、これに限るものではない。
【0032】この実施の形態1では、遠方状態出力中継
装置内6の運転信号識別手段26は、タイマー回路等の
電子回路にて構成したが、識別する信号が複雑ではない
ため、安価なマイクロコンピュータ等を用いてソフトウ
ェアにより実現しても同様のシステム構成が可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の遠方状態出力
中継装置では、室外ユニットと、前記室外ユニットに接
続される各種制御情報群を出力する制御情報出力手段を
備えた室内ユニットと、前記室内ユニットに接続され運
転設定を行う手元リモコンと、遠隔にて前記室内ユニッ
トの各種制御情報により作動する運転信号出力手段を有
する空気調和装置において、前記室内ユニット内の前記
運転信号出力手段に接続され、前記室内ユニット内の前
記運転信号出力手段からの情報を入力する運転信号入力
手段と、この運転信号入力手段からの情報を識別して複
数の情報出力に変換する運転状態識別手段と、単一また
は複数の情報を遠方運転状態表示装置へ複数の出力部か
ら出力する運転状態外部出力手段を備えた構成としたの
で、室内ユニットが運転状態等の制御情報を、例えば
“H”,“L”,“H/L”繰り返し等の簡単な信号で
出力する出力部さえ有していれば、この出力部に、この
発明で構成される、遠方状態出力中継装置を接続し、室
内ユニットの運転情報等の制御情報を受信し、受信信号
を識別することにより、必要な信号だけを取り出して、
表示出力することが可能なため、室内ユニット内に遠方
出力表示用の出力部を新たに設けることなく、簡易で安
価な構成で遠方表示出力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による、空気調和機の
遠方状態出力中継装置を示す全体のシステム構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態による、空気調和機の
遠方状態出力中継装置を示す全体のシステムの内部構成
図である。
【図3】 この発明の実施の形態による、空気調和機の
遠方状態出力中継装置内の動作を示す波形図である。
【図4】 この発明の実施の形態による、空気調和機の
遠方状態出力中継装置の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態による、空気調和機の
遠方状態出力中継装置の構成を示す各回路ブロックより
出力される波形図である。
【図6】 従来の空気調和機の状態表示装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット、2〜4 室内ユニット、5 手元リ
モコン、6 遠方状態出力中継装置、7 第1の伝送
線、8 遠方運転状態表示装置、9 第2の伝送線、1
0 運転状態表示部A、11 運転状態表示部B、12
室内ユニット運転状態表示部、21 CPU、22
リモコン・室内間送受信手段、23 アクチュエータ駆
動手段、24 運転信号出力手段、25 運転信号入力
手段、26運転信号識別手段、27 運転状態外部出力
手段A、28 運転状態外部出力手段B、40 入力
部、41 タイマー回路A、42 反転回路、43 タ
イマー回路B制御回路、44 タイマー回路B、45
リレー駆動回路B、46 リレー駆動回路A。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図1】
【図4】
【図2】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 達尚 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットと、前記室外ユニットに接
    続される各種制御情報群を出力する制御情報出力手段を
    備えた室内ユニットと、前記室内ユニットに接続され運
    転設定を行う手元リモコンと、遠隔にて前記室内ユニッ
    トの各種制御情報により作動する運転信号出力手段を有
    する空気調和装置において、前記室内ユニット内の前記
    運転信号出力手段に接続され、前記室内ユニット内の前
    記運転信号出力手段からの情報を入力する運転信号入力
    手段と、この運転信号入力手段からの情報を識別して複
    数の情報出力に変換する運転状態識別手段と、単一また
    は複数の情報を遠方運転状態表示装置へ複数の出力部か
    ら出力する運転状態外部出力手段を備えたことを特徴と
    する空気調和機の遠方状態出力中継装置。
JP26287396A 1996-10-03 1996-10-03 空気調和システム Expired - Lifetime JP3327141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26287396A JP3327141B2 (ja) 1996-10-03 1996-10-03 空気調和システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26287396A JP3327141B2 (ja) 1996-10-03 1996-10-03 空気調和システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10111003A true JPH10111003A (ja) 1998-04-28
JP3327141B2 JP3327141B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=17381825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26287396A Expired - Lifetime JP3327141B2 (ja) 1996-10-03 1996-10-03 空気調和システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3327141B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243845A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機の制御装置
JP2010522662A (ja) * 2007-04-12 2010-07-08 チ コク ハ, 車両空調システムにおける蒸発器の殺菌装置及びこの制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010522662A (ja) * 2007-04-12 2010-07-08 チ コク ハ, 車両空調システムにおける蒸発器の殺菌装置及びこの制御方法
JP4960497B2 (ja) * 2007-04-12 2012-06-27 チ コク ハ, 車両空調システムにおける蒸発器の殺菌装置及びこの制御方法
JP2009243845A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3327141B2 (ja) 2002-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5743465A (en) Methods and apparatus for effecting wireless control of an air conditoner
JPH10111003A (ja) 空気調和機の遠方状態出力中継装置
JP4023488B2 (ja) 空調機
JPH0565775B2 (ja)
JP2002201880A (ja) 電動ブラインド装置
JP2005193741A (ja) アクチュエータシステム、車両エアコンシステム及びアクチュエータ装置
JP2666993B2 (ja) 空気調和機のシリアル線点検方式
JPH06272944A (ja) 空気調和機のアドレス設定装置
JPH0539393Y2 (ja)
JP3482684B2 (ja) 空気調和機
JPH04106350A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2650542B2 (ja) 空調制御装置のアドレス設定装置
JPH10230736A (ja) 車両用エアコンシステムのドアアクチュエータ装置
KR20010077302A (ko) 모니터의 전원 제어장치 및 방법
JP2001050574A (ja) 空気調和機のアドレス設定装置と空気調和機のアドレス設定方法
JPH11275124A (ja) 照明装置
JPH0528015B2 (ja)
KR940011501B1 (ko) Pc이용 원격제어 방법
KR970006308B1 (ko) 모니터화면조정기 입, 출력인터페이스
JPH09119767A (ja) ショーケースの集中制御装置
JPH08298513A (ja) 制御通信システム
JPH0578082U (ja) 監視制御システム
JPH1020807A (ja) 表示装置
JP2001208404A (ja) 空気調和装置の伝送制御装置
JPH0630484A (ja) リモートコントローラの検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070712

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term