JPH10110933A - 鋼球減速器 - Google Patents

鋼球減速器

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JPH10110933A
JPH10110933A JP26610996A JP26610996A JPH10110933A JP H10110933 A JPH10110933 A JP H10110933A JP 26610996 A JP26610996 A JP 26610996A JP 26610996 A JP26610996 A JP 26610996A JP H10110933 A JPH10110933 A JP H10110933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel ball
main body
plate
reduction plate
decelerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP26610996A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobutoshi Ochiai
伸年 落合
Hiroki Tomura
宏樹 戸村
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Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Inspection and Instrumentation Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼球の減速状態を調節して、一定の鋼球落下
速度で鋼球を鋼球分散器に供給できるようにする。 【解決手段】 上下方向に配置され上部側面に鋼球供給
管7が接続され下部が開口17した本体15と、本体1
5の内面に上部が支持され本体15の内面に沿って吊り
下げられた第1の減速板18と、第1の減速板18と対
向する位置で本体15の内面に上部が支持され本体15
の内面に沿って吊り下げられた第2の減速板20と、第
1の減速板18及び第2の減速板20のそれぞれの下部
を本体15内で変位させる推力部材22,23とを備
え、推力部材22,23によって第1の減速板18、第
2の減速板20の下部間隔を変え、鋼球12が第1の減
速板18及び第2の減速板20に衝突する回数を変え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ等の伝熱管
の表面に付着した煤等を除去するために使用する鋼球減
速器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭や重油を燃料に使用するボイラのよ
うに、煤を含むガスが流れる箇所に設けられている伝熱
管表面には煤が付着するので、伝熱管に鋼球を分散して
散布し、伝熱管の表面に付着した煤を除去する鋼球分散
器が使用されている。
【0003】図2は、このような鋼球分散器を使用する
装置の全体を示す系統図であって、ボイラ本体1の内部
には多数の伝熱管2が設けられていて、燃焼ガスはガス
入口3からボイラ本体1の内部に入って伝熱管2を加熱
し、ガス出口4から排出されるようになっている。
【0004】5は、バケットコンベア等の鋼球輸送装置
であって、伝熱管2に散布した鋼球をボイラ本体1の下
部から取り出し、その鋼球を上方にある鋼球供給装置6
に輸送するものである。
【0005】鋼球供給装置6には複数の鋼球供給管7の
上端が接続されていて、各鋼球供給管7の下端には鋼球
分散器8が取り付けられている。
【0006】鋼球輸送装置5で鋼球供給装置6に輸送さ
れた鋼球は、複数の鋼球供給管7内を落下し、鋼球分散
器8により分散散布されて伝熱管2に衝突し、伝熱管2
の表面に付着している煤を除去した後、ボイラ本体1の
下部に集められる。
【0007】広い範囲に設けられている多数の伝熱管2
に鋼球を均一に分散させるためには、鋼球分散器8を多
数設け、小さく分割された範囲内にそれぞれの鋼球分散
器8から鋼球を散布することが行われている。
【0008】この場合、1台の鋼球供給装置6から多数
の鋼球分散器8に個別に鋼球を供給するそれぞれの鋼球
供給管7は、その傾斜角度が互いに異なるため、各鋼球
分散器8に到達する鋼球の速度が異なり、その結果分散
範囲も違ってきて、均一な分散が行われなくなる。
【0009】そこで鋼球供給管7から各鋼球分散器8に
到達する手前に鋼球減速器9を設け、各鋼球分散器8に
到達する鋼球の速度を均一にすることが行われている。
【0010】図3は、従来の鋼球減速器9の一例を示す
縦断面図であって、上下方向に配置され下部が開口して
いる本体10の上部側面に、傾斜した鋼球供給管7の下
端が接続されている。
【0011】本体10の対向する内面には、本体10の
中心側が斜め下方になるように傾斜させた複数の減速板
11が交互に固定されている。
【0012】鋼球供給管7の下端から本体10の中に入
った鋼球12は、本体10の内面および減速板11と衝
突しながら運動エネルギーが吸収され、減速した状態に
なって、本体10下部の開口13から下方の鋼球分散器
8(図2参照)に落下する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼球供
給管7の傾斜角度や鋼球供給管7の長さ等の違いによっ
て、鋼球供給管7の下端から鋼球減速器9の本体10の
中に入る鋼球12の速度は、鋼球減速器9によって相違
し、このため鋼球減速器9から鋼球分散器8への鋼球1
2の落下速度にも鋼球減速器9によって相違が出て、均
一な鋼球分散が損なわれることがあった。
【0014】ところが従来の鋼球減速器9においては、
減速板11が本体10の内面に固定されているため、鋼
球12の減速状態を調節することができなかった。
【0015】本発明はこのような問題を解決し、鋼球の
減速状態を調節して、一定の鋼球落下速度で鋼球を鋼球
分散器に供給できるようにした鋼球減速器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下
方向に配置され上部側面に鋼球供給管が接続され下部が
開口した本体と、前記本体の内面に上部が支持され前記
本体の内面に沿って吊り下げられた第1の減速板と、該
第1の減速板と対向する位置で前記本体の内面に上部が
支持され前記本体の内面に沿って吊り下げられた第2の
減速板と、前記第1の減速板及び第2の減速板のそれぞ
れの下部を前記本体内で変位させる推力部材と、を備え
たことを特徴とする鋼球減速器に係るもので、推力部材
によって第1の減速板及び第2の減速板のそれぞれの下
部を本体内で変位させると第1の減速板及び第2の減速
板の傾斜角度が変わり、鋼球が第1の減速板及び第2の
減速板に衝突する回数が変わって、鋼球の減速状態を調
節することができる。
【0017】請求項2の発明は、本体下部の開口の中心
の下方に設けられた円錐状の鋼球分散板と、該鋼球分散
板の下方に設けられた漏斗状の鋼球収集器と、を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の鋼球減速器に係るもの
で、第1の減速板及び第2の減速板に衝突して減速した
鋼球は、鋼球分散板と鋼球収集器とにより、むらのない
状態で鋼球分散器に供給することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しつつ説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態を示す縦断面
図であって、上下方向に配置されている鋼球減速器14
の水平断面が矩形形状を有した本体15の上部側面には
鋼球導入口16が形成されていて、この鋼球導入口16
には鋼球供給管7の下端が接続されるようになってお
り、本体15の下部は開口17になっている。
【0020】鋼球導入口16と対向する側の本体15の
内面には、第1の減速板18の上部がヒンジピン19で
支持されていて、第1の減速板18は鋼球導入口16と
対向する側の本体15の内面に沿って吊り下げられてい
る。
【0021】第1の減速板18と対向する位置になる鋼
球導入口16の下方の本体15の内面には、第2の減速
板20の上部がヒンジピン21で支持されていて、第2
の減速板20は、第1の減速板18と対向する位置で本
体15の内面に沿って吊り下げられている。
【0022】第1の減速板18の上部を支持しているヒ
ンジピン19は、鋼球導入口16の中心部より若干高い
位置で本体15の内面に取り付けられており、第2の減
速板20の上部を支持しているヒンジピン21は、上記
ヒンジピン19よりも低い位置になる鋼球導入口16の
真下で本体15の内面に取り付けられている。そのため
第1の減速板18の上部は、第2の減速板20よりも上
方に長くなっているが、第1の減速板18及び第2の減
速板20の下部は、開口17の近くのほぼ同じ高さまで
延びている。
【0023】第1の減速板18の下部の外面側には、本
体15の側壁に捩じ込んだボルト等の推力部材22の先
端が接しており、第2の減速板20の下部の外面側に
も、本体15の側壁に捩じ込んだボルト等の推力部材2
3の先端が接している。
【0024】本体15の下端には筒状体24が接続され
ていて、筒状体24の内部には、本体15の開口17の
中心真下に頂点を有する円錐状の鋼球分散板25と、こ
の鋼球分散板25の若干下方に位置し、鋼球分散板25
の真下に開口26を有する漏斗状の鋼球収集器27とが
設けられている。
【0025】筒状体24の下端には鋼球分散器8が接続
されている。
【0026】鋼球分散器8の下部開口28の内部には、
板の面を上下方向の向きにした細長い板を水平方向に十
字型に組んだ支持板29が取り付けられている。そして
支持板29の十字型に組んだ中心には支持杆30が吊り
下げられていて、支持杆30の下端には、上面に支持杆
30を中心とする凸球状表面31を有する水平の分散板
32の中心が支持されている。
【0027】次に、図1の装置の作用を説明する。推力
部材22,23の先端の本体15内部への突出量が小さ
い時には、第1の減速板18及び第2の減速板20は実
線で示すように鉛直状態になっている。
【0028】この状態で鋼球供給管7の下端から本体1
5の中に入った鋼球12は、実線で示すように第1の減
速板18と第2の減速板20とに交互に衝突しながら運
動エネルギーが吸収され、減速した状態になって、本体
15下部の開口17から円錐状の鋼球分散板25の上に
落下し、跳ね返されて分散し、更に漏斗状の鋼球収集器
27上に落下した後、鋼球収集器27の開口26から落
下し、分散板32上面の凸球状表面31に当たって跳ね
返り、分散して下方の伝熱管2に衝突し、伝熱管2の表
面に付着している煤等を除去する。
【0029】推力部材22,23を捩じ込んで、その先
端の本体15内部への突出量を大きくすると、推力部材
22,23の先端は第1の減速板18、第2の減速板2
0の下部を本体15内部へ変位させ、二点鎖線で示すよ
うに第1の減速板18、第2の減速板20の下部が互い
に接近した状態になる。
【0030】この状態の時に鋼球供給管7の下端から本
体15の中に入った鋼球12は、やはり第1の減速板1
8と第2の減速板20とに交互に衝突しながら落下する
ことになるが、第1の減速板18、第2の減速板20の
下部が互いに接近するように傾斜しているため、二点鎖
線で示すように鋼球12が第1の減速板18及び第2の
減速板20に衝突する回数が増加し、衝突による運動エ
ネルギー吸収量が多くなって、開口26から落下する鋼
球12の落下速度は、より多く減速された状態になる。
【0031】推力部材22,23の本体15内部への突
出量を変えて第1の減速板18、第2の減速板20の下
部間隔を調節することにより、鋼球12の第1の減速板
18及び第2の減速板20に衝突する回数を調節し、鋼
球12を一定の落下速度まで減速して鋼球分散器8に供
給することができるようになる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、推力部材によって第
1の減速板及び第2の減速板のそれぞれの下部を本体内
で変位させると、第1の減速板、第2の減速板の下部間
隔が変わって鋼球が第1の減速板及び第2の減速板に衝
突して運動エネルギーが吸収される回数が調節でき、鋼
球を一定の落下速度で鋼球分散器に供給することができ
る効果がある。
【0033】請求項2の発明は、鋼球減速器から落下す
る鋼球を、円錐状の鋼球分散板の上に落下させ、跳ね返
して分散し、更に漏斗状の鋼球収集器で集めてから鋼球
分散器に供給するので、一定の落下速度で落下する鋼球
をむらのない状態で鋼球分散器に供給することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】鋼球減速器を使用する装置の全体を示す系統図
である。
【図3】従来の鋼球減速器の一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
7 鋼球供給管 15 本体 17 開口 18 第1の減速板 20 第2の減速板 22 推力部材 23 推力部材 25 鋼球分散板 27 鋼球収集器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に配置され上部側面に鋼球供給
    管が接続され下部が開口した本体と、前記本体の内面に
    上部が支持され前記本体の内面に沿って吊り下げられた
    第1の減速板と、該第1の減速板と対向する位置で前記
    本体の内面に上部が支持され前記本体の内面に沿って吊
    り下げられた第2の減速板と、前記第1の減速板及び第
    2の減速板のそれぞれの下部を前記本体内で変位させる
    推力部材と、を備えたことを特徴とする鋼球減速器。
  2. 【請求項2】 本体下部の開口の中心の下方に設けられ
    た円錐状の鋼球分散板と、該鋼球分散板の下方に設けら
    れた漏斗状の鋼球収集器と、を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の鋼球減速器。
JP26610996A 1996-10-07 1996-10-07 鋼球減速器 Pending JPH10110933A (ja)

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JP26610996A JPH10110933A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 鋼球減速器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108844400A (zh) * 2018-08-02 2018-11-20 深圳市南硕明泰科技有限公司 一种电厂凝汽器的胶球收球装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108844400A (zh) * 2018-08-02 2018-11-20 深圳市南硕明泰科技有限公司 一种电厂凝汽器的胶球收球装置
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