JPH10110925A - 機械式廃棄物焼却炉 - Google Patents

機械式廃棄物焼却炉

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Publication number
JPH10110925A
JPH10110925A JP26686296A JP26686296A JPH10110925A JP H10110925 A JPH10110925 A JP H10110925A JP 26686296 A JP26686296 A JP 26686296A JP 26686296 A JP26686296 A JP 26686296A JP H10110925 A JPH10110925 A JP H10110925A
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JP
Japan
Prior art keywords
grate
waste
furnace body
combustion
burned
Prior art date
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Pending
Application number
JP26686296A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Edasawa
栄作 枝沢
Yasuo Tsugita
泰雄 次田
Akiyoshi Sakamoto
章義 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKUMA PLANT KK
Original Assignee
TAKUMA PLANT KK
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Publication date
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Priority to JP26686296A priority Critical patent/JPH10110925A/ja
Publication of JPH10110925A publication Critical patent/JPH10110925A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ等の廃棄物を焼却処理する際に用いられ
る比較的小規模な機械式廃棄物焼却炉に於て、燃焼装置
は元より焼却炉全体をコンパクト化すると共に、製作コ
ストの低減を図る。 【解決手段】 炉体2、供給装置3、固定火格子4、送
給プッシャ5、ダンピング火格子6とで構成し、とりわ
け固定火格子4と送給プッシャ5とダンピング火格子6
とに依り燃焼装置を構成すると共に、炉体2を殻構造に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばごみ等の廃
棄物を焼却処理する際に用いられる比較的小規模な機械
式廃棄物焼却炉の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、処理能力が300〜600kg/
h程度の比較的小規模な機械式廃棄物焼却炉としては、
中大型のものを小型化したものが挙げられる。これは、
基本的には、フレーム構造を呈する炉体と、炉体内に廃
棄物を供給する供給装置と、炉体内に設けられて供給装
置からの廃棄物を乾燥させる乾燥ストーカと、乾燥スト
ーカからの廃棄物を燃焼させる燃焼ストーカと、燃焼ス
トーカからの燃焼物をおき燃焼(後燃焼、完全燃焼)さ
せて燃焼灰を排出させる後燃焼ストーカとから構成され
ている。各ストーカは、固定火格子と可動火格子とを備
えた階段式や並列揺動式が多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、燃焼装置として、乾燥、燃焼、後燃焼という様に
三区分に分かれた可動式のストーカが用いられていたの
で、燃焼装置は元より焼却炉全体が大型化すると共に、
製作コストが高く付く難点があった。本発明は、叙上の
問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、
その目的とする処は、燃焼装置は元より焼却炉全体をコ
ンパクト化すると共に、製作コストの低減を図る様にし
た機械式廃棄物焼却炉を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の機械式廃棄物焼
却炉は、殻構造を呈する炉体と、炉体内に廃棄物を供給
する供給装置と、炉体内に設けられてこの上で廃棄物を
乾燥・燃焼させる固定火格子と、供給装置からの廃棄物
を固定火格子へ送給する送給プッシャと、固定火格子か
らの燃焼物を完全燃焼させて燃焼灰を排出させるダンピ
ング火格子と、から構成した事に特徴が存する。
【0005】廃棄物は、供給装置に依り炉体内に供給さ
れる。供給された廃棄物は、送給プッシャに依り固定火
格子へ送給されてこの上で乾燥・燃焼された後、ダンピ
ング火格子上に反転落下されて完全燃焼される。燃焼後
の燃焼灰は、ダンピング火格子のダンピングに依り排出
される。固定火格子と送給プッシャとダンピング火格子
とに依り燃焼装置を構成したので、当該燃焼装置の構成
が大幅に簡単化される。炉体を殻構造にしたので、炉体
の構造や製作が簡易化される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の機械式廃棄物
焼却炉を示す一部を破断した斜視図。図2は、図1の縦
断正面図。図3は、一部を断面して示す図1の正面図。
図4は、炉体のみを示す右側面図。図5は、図4の左側
面図。図6は、図4の平面図。図7は、左半分と右半分
とを夫々異なる処で断面して示す縦断側面図。図8は、
上位で断面して示す横断平面図。図9は、中位で断面し
て示す横断平面図。図10は、下位で断面して示す横断
平面図である。
【0007】機械式廃棄物焼却炉1は、炉体2、供給装
置3、固定火格子4、送給プッシャ5、ダンピング火格
子6とからその主要部が構成されている。炉体2は、殻
構造を呈するもので、この例では、鋼板製のケーシング
7と、これの内側に設けられた内外二種類の耐火物8と
を備え、下部の横断面が略矩形、それ以外の横断面が略
長円形、天井部が略アーチ形を呈するフレームや梁のな
い殻(シェル)構造にされている。
【0008】炉体2は、内部には燃焼室9が、前側上位
には煙突等に接続される排気口10が、その下方には内
突部11が、前側下位寄りには点検口12が、その下方
には燃焼灰を排出する為の灰出口13が、後側中位には
廃棄物を供給する為の供給口14が、その下方には送給
プッシャ5を挿入する為の挿入口15が夫々形成されて
いる。点検口12と灰出口13には、開閉可能な扉16
が設けられている。炉体2の内部下側から外部後側に
は、供給装置3と固定火格子4と送給プッシャ5とダン
ピング火格子6を支持する為の形鋼製の支架体17が設
けられている。炉体2は、耐火物8が工場で予め構築さ
れ、上下に二分割されて運搬が至便な様にされ、現地で
単に組み立てれば良いだけにしてある。
【0009】供給装置3は、炉体2内に廃棄物を供給す
るもので、この例では、支架体17に設けられて廃棄物
を貯留するホッパ18と、これの下部に連設されたシュ
ート19と、これに前後動可能に設けられて廃棄物を気
密しながら所定量づづ落下させる上下のダンパ20と、
これを開閉作動させるダンパシリンダ21と、シュート
19の下部と炉体2の供給口14とを連通する案内体2
2と、これに対して前後動可能に設けられて廃棄物を押
動する押動体23と、これを前後動させる押動シリンダ
24と、案内体22の炉体2近傍に設けられて同部分を
冷却するジャケット25とから成っている。ホッパ18
の上方には、廃棄物を搬送するコンベア26が設けられ
ている。
【0010】固定火格子4は、炉体2内に設けられてこ
の上で廃棄物を乾燥・燃焼させるもので、この例では、
炉体2内の支架体17の上部に着脱可能に設けられてい
ると共に、前側が下がるべく傾斜して前後に二分割され
た火格子27と、これの下側にこれに呼応して設けられ
て空気の挿入と落塵の貯留を兼ねたダストホッパ28と
から成っている。
【0011】送給プッシャ5は、供給装置3からの廃棄
物を固定火格子4へ送給するもので、この例では、炉体
2の挿入口15に設けられた案内体29と、これに対し
て前後動可能に設けられて廃棄物を押動する送給体30
と、これを前後動させる送給シリンダ31とから成って
いる。
【0012】ダンピング火格子6は、固定火格子4から
の燃焼物を完全燃焼させて燃焼灰を排出させるもので、
この例では、固定火格子4の前側に設けられた落差体3
2と、これを介して所定の下方位置に横軸回りに俯仰可
能に設けられた火格子33と、これを俯仰させる俯仰シ
リンダ34と、火格子33からの燃焼灰を貯留して炉体
2の灰出口13に連なる灰受35とから成っている。
【0013】前記固定火格子4と送給プッシャ5とダン
ピング火格子6は、燃焼装置を構成している。とりわ
け、固定火格子4と送給プッシャ5は、廃棄物を乾燥さ
せて燃焼させる乾燥・燃焼装置を構成していると共に、
ダンピング火格子6は、燃焼物を完全燃焼させて燃焼灰
を排出させる後燃焼装置を構成している。
【0014】次に、この様な構成に基づいて、作用を述
解する。廃棄物は、コンベア26に依り供給装置3のホ
ッパ18に投入され、ダンパシリンダ21に依るダンパ
20の開閉にて密封状態に保たれながらシュート19に
依り所定量づつ落下され、押動シリンダ24に依る押動
体23の前動にて供給口14から炉体2内に供給され
る。炉体2内に供給された廃棄物は、送給プッシャ5の
送給シリンダ31に依る送給体30の前動にて押されて
傾斜した固定火格子4上を移動しながら乾燥・燃焼され
る。固定火格子4で燃焼された燃焼物は、ダンピング火
格子6の落差体32を介して火格子33上に反転落下さ
れてこの上で一定時間貯留されて完全燃焼される。固定
火格子4を通過して落下した燃焼灰等は、ダストホッパ
28に貯留される。ダンピング火格子6で完全燃焼され
た燃焼灰は、俯仰シリンダ34に依る火格子33の俯伏
にて灰受35へ排出されて貯留される。
【0015】固定火格子4と送給プッシャ5とダンピン
グ火格子6とに依り燃焼装置を構成したので、当該燃焼
装置の構成が大幅に簡単化される。とりわけ燃焼装置の
内の燃焼ゾーンに固定火格子4を採用したので、可動部
分がなくなり、製作コストの低減が図れると共に、可動
部分の故障や消耗がなく、ランニングコストの低減が図
れる。
【0016】炉体2を殻構造にしたので、炉体2の構造
や製作が簡易化できると共に、炉体2及び各部分の応
力、変形、動解析等がコンピュータを使う事に依り正確
且つ簡単に求める事ができる。
【0017】尚、炉体2は、先の例では、下部の横断面
が略矩形でそれ以外の横断面が略長円形であったが、こ
れに限らず、例えば下部の横断面を略矩形にそれ以外の
横断面を略円形にしたり、全体の横断面を略長円形等に
しても良い。炉体2は、先の例では、天井部がアーチ形
であったが、これに限らず、例えばフラットでも良い。
供給装置3は、先の例では、押動体23と押動シリンダ
24等から成るプッシャを用いたが、これに限らず、例
えばこれの代わりにスクリュフィーダやロータリフィー
ダやコンベア等を用いても良い。固定火格子4は、先の
例では、この上の廃棄物を攪拌する装置を備えていなか
ったが、これに限らず、例えば固定火格子4の火格子2
7の下側に配されて突出し体が火格子27のスリットや
両火格子27間の隙間から突出可能な掻き均し機を設
け、これに依り廃棄物を攪拌しながら燃焼させる様にし
ても良い。この様にすれば、特に水分の多い、又は攪拌
を必要とする廃棄物に対して効果的な燃焼が期待でき
る。
【0018】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 炉体、供給装置、固定火格子、送給プッシャ、
ダンピング火格子とで構成し、とりわけ固定火格子と送
給プッシャとダンピング火格子とに依り燃焼装置を構成
したので、燃焼装置は元より焼却炉全体をコンパクト化
できると共に、製作コストの低減を図る事ができる。 (2) 炉体を殻構造としたので、炉体の構造や製作が
簡易化できると共に、炉体及び各部分の応力、変形、動
解析等がコンピュータを使う事に依り正確且つ簡単に求
める事ができる。 (3) 炉体を殻構造としたので、炉体の構造が簡単に
なるばかりでなく、外力や熱に対する強度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機械式廃棄物焼却炉を示す一部を破断
した斜視図。
【図2】図1の縦断正面図。
【図3】一部を断面して示す図1の正面図。
【図4】炉体のみを示す右側面図。
【図5】図4の左側面図。
【図6】図4の平面図。
【図7】左半分と右半分とを夫々異なる処で断面して示
す縦断側面図。
【図8】上位で断面して示す横断平面図。
【図9】中位で断面して示す横断平面図。
【図10】下位で断面して示す横断平面図。
【符号の説明】
1…機械式廃棄物焼却炉、2…炉体、3…供給装置、4
…固定火格子、5…送給プッシャ、6…ダンピング火格
子、7…ケーシング、8…耐火物、9…燃焼室、10…
排気口、11…内突部、12…点検口、13…灰出口、
14…供給口、15…挿入口、16…扉、17…支架
体、18…ホッパ、19…シュート、20…ダンパ、2
1…ダンパシリンダ、22…案内体、23…押動体、2
4…押動シリンダ、25…ジャケット、26…コンベ
ア、27…火格子、28…ダストホッパ、29…案内
体、30…送給体、31…送給シリンダ、32…落差
体、33…火格子、34…俯仰シリンダ、35…灰受。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殻構造を呈する炉体と、炉体内に廃棄物
    を供給する供給装置と、炉体内に設けられてこの上で廃
    棄物を乾燥・燃焼させる固定火格子と、供給装置からの
    廃棄物を固定火格子へ送給する送給プッシャと、固定火
    格子からの燃焼物を完全燃焼させて燃焼灰を排出させる
    ダンピング火格子と、から構成した事を特徴とする機械
    式廃棄物焼却炉。
JP26686296A 1996-10-08 1996-10-08 機械式廃棄物焼却炉 Pending JPH10110925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26686296A JPH10110925A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 機械式廃棄物焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

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JP26686296A JPH10110925A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 機械式廃棄物焼却炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10110925A true JPH10110925A (ja) 1998-04-28

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ID=17436697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26686296A Pending JPH10110925A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 機械式廃棄物焼却炉

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JP (1) JPH10110925A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446616Y1 (ko) * 2007-11-16 2009-11-12 주식회사 경윤하이드로에너지 스토카 소각로
CN105020724A (zh) * 2014-04-29 2015-11-04 深圳市能源环保有限公司 一种组合式固定炉排片
JP2019168186A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 Jfeエンジニアリング株式会社 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446616Y1 (ko) * 2007-11-16 2009-11-12 주식회사 경윤하이드로에너지 스토카 소각로
CN105020724A (zh) * 2014-04-29 2015-11-04 深圳市能源环保有限公司 一种组合式固定炉排片
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