JPH1011080A - 立体映像表示カラオケ装置 - Google Patents

立体映像表示カラオケ装置

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JPH1011080A
JPH1011080A JP8161901A JP16190196A JPH1011080A JP H1011080 A JPH1011080 A JP H1011080A JP 8161901 A JP8161901 A JP 8161901A JP 16190196 A JP16190196 A JP 16190196A JP H1011080 A JPH1011080 A JP H1011080A
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stereoscopic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌い手が自己の歌唱中に音程のズレを容易に
認識することが可能な立体映像表示カラオケ装置を提供
することにある。 【解決手段】 CPU7は、主記憶装置6からMIDI
データと演奏曲の文字情報、色替情報及びジャンル情報
などを入手する。歌い手が歌い始めると、MIDI音源
8からの伴奏音楽信号とマイク4からの音声信号は音程
比較部12に入力され、音声信号の音程のズレを数値デ
ータに変換してCPU部7に出力する。CPU部7は、
数値データに応じて立体の度合いと飛び出す方向を変え
て、歌詞の文字映像のデータを立体メガネI/F部14
に出力することにより文字映像を立体的に立体メガネ1
3に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体映像表示カラ
オケ装置に係り、更に詳しくは、入力される映像信号に
基づいて、立体の度合いを変化させて立体映像を表示す
る立体映像表示カラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体映像表示カラオケ装
置として周知であるものは存在しないが、例えば、従来
のカラオケ装置では、マイクから入力される歌い手の音
程、リズム又は音量と演奏曲の音程、リズム又は音量と
を比較し、演奏が終わった後に、歌い手の歌唱力を総合
評価して、歌詞や背景画等を表示しているテレビモニタ
ーとは別の採点用表示装置に歌い手の歌唱力を点数で表
示するものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のカラオ
ケ装置を使用する歌い手は、歌唱中に自己の歌唱力を評
価する要因である音程のズレを認識できないばかりでな
く、例え音程のズレを採点用表示装置に表示できたとし
ても、歌い手は、テレビモニター中に表示される歌詞を
凝視しているので、その音程のズレを認識できないとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決する為にな
されたものであり、歌い手が自己の歌唱中に音程のズレ
を容易に認識することが可能な立体映像表示カラオケ装
置及びその立体映像を作成する立体映像作成装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
立体映像表示カラオケ装置は、上記の目的を達成する為
に、入力される演奏曲の音程と音声信号の音程との音程
差の程度を検出する音程差検出手段と、前記音程差検出
手段が検出した音程差の程度に基づいて映像信号を作成
する映像信号作成手段と、前記映像信号作成手段が作成
した映像信号を出力する映像信号出力手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0006】請求項2に係る本発明の立体映像表示カラ
オケ装置は、請求項1に記載の立体映像表示カラオケ装
置において、立体映像表示手段を具備し、前記立体映像
表示手段は、前記映像信号出力手段が出力した映像信号
に基づいて、立体映像を表示することを特徴とする。請
求項3に係る本発明の立体映像表示カラオケ装置は、請
求項1または請求項2に記載の立体映像表示カラオケ装
置において、前記映像信号作成手段が作成する映像信号
は、前記演奏曲の演奏部に対応した歌詞を表示する映像
信号であることを特徴とする。
【0007】請求項4に係る本発明の立体映像表示カラ
オケ装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
の立体映像表示カラオケ装置において、前記演奏曲の音
程と前記音声信号の音程との音程差のズレ方向を検出す
るズレ方向検出手段を具備し、前記映像信号作成手段
は、前記ズレ方向検出手段が検出した音程差のズレ方向
に基づいて映像信号を作成することを特徴とする。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面と共
に詳細に説明する。図1は、本発明に係る立体映像表示
カラオケ装置の構成を示すブロック図であって、通信カ
ラオケ装置に適用した場合の基本構成を示している。ま
た、立体映像表示カラオケ装置1は、同図中破線内で示
される。
【0009】7は、CPU部であり、立体映像表示カラ
オケ装置1の全体を制御するものであって、マイクロプ
ロセッサの他に、制御プログラムを格納するためのRO
M7a、制御に必要な複数のフラグ領域を有しデータ等
を一時的に格納するRAM7b及び画像データを記憶す
るフレームメモリ(図示せず)などで構成されており、
各種の入出力装置の制御、メモリー管理及びデータ処理
などを行う。
【0010】15は、操作部であり、立体映像表示カラ
オケ装置1の各種状態を設定する各種キー、スイッチ及
びリモコン(図示せず)で構成される。5は、モデムで
あり、電話回線などのアナログ通信回線を経由してホス
トコンピュータから送信される楽曲データをデジタル信
号に変換する。この楽曲データは、演奏曲のデータであ
って、MIDI(Musical Instrumen
t Digital Interface)規格に基づ
いてコード化されたMIDIデータと、文字情報、色替
情報およびジャンル情報などからなる演奏曲の歌詞の文
字映像データで構成される。
【0011】6は、主記憶装置であり、CPU部7の制
御の下に、モデム5で取り込んだ楽曲データを格納す
る。この楽曲データは、立体映像表示カラオケ装置1の
使用者のリクエストによって取り込まれるだけでなく、
夜間などの立体映像表示カラオケ装置1の使用頻度の少
ない時間帯に自動的に取り込まれる。8は、MIDI音
源部であり、CPU部7によって、主記憶装置6に格納
された楽曲データを検索して得られたMIDIデータが
供給され、このMIDIデータを電子楽器の機能によっ
て伴奏音楽として出力するものである。
【0012】9は、スーパーインポーズ部であり、CP
U部7によって、主記憶装置6に格納された楽曲データ
を検索して得られた文字映像データ内の文字情報や色替
情報などが供給される。また、スーパーインポーズ部9
は、外部映像再生装置2から供給される映像データに基
づいて、カラオケ用の背景映像データを生成すると共
に、この背景映像データと演奏される曲の歌詞の文字映
像データとを合成して、映像表示装置3及び立体映像表
示装置16に出力する。但し、この場合、映像表示装置
3は通常のテレビジョンなどの2次元映像表示装置であ
って、文字映像や背景画は立体表示されず、立体映像表
示装置16にのみ文字映像や背景画が立体表示される。
【0013】この外部映像再生装置2は、広く普及して
いるVTR、ビデオCDプレーヤ又はLDプレーヤ、ま
た最近ではMPEG(Moving Picture
Element Group)プレーヤなどであり、記
録媒体であるビデオテープや各種ディスクに記録されて
いる映像データを再生して出力する。10は、ミキサ/
アンプ部であり、MIDI音源8から出力された伴奏音
楽信号と、マイク4によって取り込まれた歌い手の歌声
の信号とを合成及び増幅してスピーカ11に出力するこ
とによって、伴奏音楽及び歌い手の歌声を可聴音として
再生する。
【0014】12は、音程比較部であり、MIDI音源
8からの伴奏音楽信号とマイク4からの歌い手の歌声の
信号とを比較し、その信号の音程のズレの程度を数値デ
ータに変換して、CPU部7に出力する。例えば、本実
施例においては、これらの信号の音程のズレの程度が大
きい場合に、大きな値をCPU部7に出力する構成にな
っているが、逆の構成としても全く問題はない。
【0015】13は、立体メガネであり、歌い手が歌う
際にメガネをかけるように着用することによって、歌い
手は、立体映像表示装置16に表示された文字映像や背
景画を立体的に見ることができる。14は、立体メガネ
インターフェイス部(以下「立体メガネI/F部」とい
う)であり、立体メガネ13の液晶シャッターを駆動す
るための信号を立体メガネ13に出力する。
【0016】つぎに、上述のように構成された本発明に
係る立体映像表示カラオケ装置の動作を、基本演奏動作
及び立体表示動作に分けてに説明する。 1)基本演奏動作:操作者が、例えば操作部15に含ま
れるリモコンを操作して演奏する曲の曲番号を入力して
選曲をおこなうと、CPU部7は、その曲番号に基づい
て、主記憶装置6が格納する楽曲データの中からその曲
番号に該当する楽曲データを検索し、演奏に必要なMI
DIデータと演奏する曲の歌詞データ中の文字情報、色
替情報及びジャンル情報などを入手する。
【0017】そして、CPU部7は、取り込んだMID
Iデータに基づいて、MIDI音源部8を制御すること
によって、曲の演奏に必要な演奏信号を再生し、その演
奏信号をミキサ/アンプ部10に出力する。ミキサ/ア
ンプ部10は、この演奏信号とマイク4から入力される
歌い手の音声信号とを合成してスピーカ11に出力する
ことによって、演奏曲と歌声を可聴音として再生する。
【0018】またCPU部7は、楽曲データ中のジャン
ル情報に基づいて、外部映像再生装置2を制御して、楽
曲のジャンルに応じた背景映像をスーパーインポーズ部
9に出力させるとともに、文字情報及び色替情報に基づ
いて、文字映像をスーパーインポーズ部9に出力する
と、スーパーインポーズ部9は、背景映像と文字映像と
を合成して映像表示装置3及び立体映像表示装置16へ
出力する。
【0019】2)立体表示動作:本実施例の構成要素で
ある立体メガネ13及び立体映像表示装置16によって
映像が立体的に見える基本原理は、立体視させる程度に
応じて視差が設けられた左目用の映像と右目用の映像と
を高速且つ交互に切り換えて、それぞれの映像を左目又
は右目に表示することにあるが、この原理は現在では十
分知られているので説明を省略する。
【0020】CPU7は、カラオケ演奏が始まると、歌
い手に次に歌うべき歌詞の文字映像を立体メガネ13を
通して立体映像表示装置16に表示するが、当然ながら
歌い手が歌い始める前には、この文字映像は立体的に表
示されていない。この状態で、CPU7は、カラオケ演
奏のイントロが終了する間際の歌い始めのタイミングで
表示中の文字映像の色を変化させる。
【0021】そして、歌い手が演奏に合わせて歌い始め
ると、MIDI音源8からの伴奏音楽信号とともに、歌
い手の歌声はマイク4によって音声信号に変換されて音
程比較部12に入力される。音程比較部12は、これら
の伴奏音楽信号と音声信号とを比較して、MIDI音源
8からの伴奏音楽信号を基準に、音声信号がどれだけズ
レているかを瞬時に判断し、その結果を数値データに変
換してCPU部7に出力する。例えば、変換された数値
データが「+5」であれば、伴奏音楽信号よりも音声信
号の方が高い方向に5ポイントだけズレていることを示
している。また、数値データが「−10」であれば、音
声信号の方が低い方向に10ポイントだけズレているこ
とを示している。即ち、数値データは、その符号によっ
てズレの方向を、またその絶対値によってズレの大きさ
を示している。
【0022】CPU部7は、音程比較部12から上記数
値データを受け取ると、その数値データに応じて立体の
度合いと飛び出す方向を変えて、歌詞の文字映像のデー
タを左目及び右目用のフレームメモリに書き込む。例え
ば、数値データの符号が「プラス」であれば飛び出す方
向に、逆に「マイナス」であれば引っ込む方向に文字映
像に視差をつけてフレームメモリに書き込む。
【0023】次に、CPU部7は、右目用のフレームメ
モリに書き込まれた歌詞の文字映像のデータをNTSC
信号の奇数フィールドに同期させるとともに、左目用の
フレームメモリに書き込まれた歌詞の文字映像のデータ
をNTSC信号の偶数フィールドに同期させてスーパー
インポーズ部9に出力すると、スーパーインポーズ部9
は、背景映像と文字映像とを合成して映像表示装置3及
び立体映像表示装置16へ出力することにより、立体視
可能な映像を立体映像表示装置16に表示する。
【0024】そして、立体メガネI/F部14は、この
NTSC信号の垂直同期信号に同期させて、立体メガネ
13の右目用及び左目用の液晶シャッタ駆動信号を作成
して高速且つ交互に立体メガネ13に出力することによ
り、歌詞の文字映像を歌い手に立体的に表示する。図2
は、本発明に係る立体映像表示カラオケ装置の構成を示
すブロック図であり、立体映像表示カラオケ装置1は、
同図中破線内で示される。
【0025】図1と図2との違いは、図1における映像
表示装置3、立体メガネ13及び立体メガネI/F部1
4が図2には存在しない点が異なるだけであるので、そ
の相違点についてのみ説明する。16は、メガネを用い
ずに映像を立体的に表示する立体映像表示装置であっ
て、立体表示の原理はレンチキュラー方式など周知であ
るので、その詳細な説明を省略する。
【0026】操作者が、演奏する曲の曲番号を入力して
選曲をおこなうと、CPU部7は、その曲番号に基づい
て、主記憶装置6が格納する楽曲データの中からその曲
番号に該当する楽曲データを検索し、演奏に必要なMI
DIデータと演奏する曲の歌詞データ中の文字情報、色
替情報及びジャンル情報などを入手し、楽曲データ中の
ジャンル情報に基づいて、外部映像再生装置2を制御し
て、楽曲のジャンルに応じた背景映像をスーパーインポ
ーズ部9に出力させるとともに、文字情報及び色替情報
に基づいて、文字映像をスーパーインポーズ部9に出力
する。
【0027】この場合、スーパーインポーズ部9は、背
景映像と文字映像とを合成して立体映像表示装置16へ
出力するので、歌い手と観客は、立体映像表示装置16
に表示される背景映像と文字映像とを見ることができ
る。CPU7は、カラオケ演奏が始まると、次に歌うべ
き歌詞の文字映像を立体映像表示装置16に表示する
が、歌い手が歌い始める前には、この文字映像は立体的
に表示されておらず、この状態で歌い手が演奏に合わせ
て歌い始めると、音程比較部12は、これらの伴奏音楽
信号と音声信号とを比較して、音声信号がどれだけズレ
ているかを瞬時に判断し、その結果を数値データに変換
してCPU部7に出力する。
【0028】次に、CPU部7は、数値データに応じ
て、視差をつけた歌詞の立体文字映像のデータを立体映
像表示装置16に出力することにより、歌詞の文字映像
を歌い手や観客に立体的に表示する。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る立体映
像表示カラオケ装置によれば、歌い手は、歌唱中に自己
の音程のズレに対応した歌詞の立体文字映像を見ること
ができるので、自己の歌唱状態を正しく認識することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体映像表示カラオケ装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る立体映像表示カラオケ装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 立体映像表示カラオケ装置 2 外部映像再生装置 3 映像表示装置 6 主記憶装置 7 CPU 7a ROM 7b RAM 8 MIDI音源 9 スーパーインポーズ部 10 ミキサ/アンプ部 12 音程比較部 13 立体メガネ 14 立体メガネI/F部 15 操作部 16 立体映像表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される演奏曲の音程と音声信号の音
    程との音程差の程度を検出する音程差検出手段と、 前記音程差検出手段が検出した音程差の程度に基づいて
    映像信号を作成する映像信号作成手段と、 前記映像信号作成手段が作成した映像信号を出力する映
    像信号出力手段と、 を具備することを特徴とする立体映像表示カラオケ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の立体映像表示カラオケ
    装置において、立体映像表示手段を具備し、 前記立体映像表示手段は、前記映像信号出力手段が出力
    した映像信号に基づいて、立体映像を表示すること、 を特徴とする立体映像表示カラオケ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の立体映
    像表示カラオケ装置において、 前記映像信号作成手段が作成する映像信号は、前記演奏
    曲の演奏部に対応した歌詞を表示する映像信号であるこ
    と、 を特徴とする立体映像表示カラオケ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の立体映像表示カラオケ装置において、前記演奏曲の
    音程と前記音声信号の音程との音程差のズレ方向を検出
    するズレ方向検出手段を具備し、 前記映像信号作成手段は、前記ズレ方向検出手段が検出
    した音程差のズレ方向に基づいて映像信号を作成するこ
    と、 を特徴とする立体映像表示カラオケ装置。
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JP2012203343A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Yamaha Corp 歌唱支援装置

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