JPH10108258A - 交換システム - Google Patents

交換システム

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JPH10108258A
JPH10108258A JP8256274A JP25627496A JPH10108258A JP H10108258 A JPH10108258 A JP H10108258A JP 8256274 A JP8256274 A JP 8256274A JP 25627496 A JP25627496 A JP 25627496A JP H10108258 A JPH10108258 A JP H10108258A
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JP
Japan
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channel
mobile station
base station
wireless zone
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JP8256274A
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English (en)
Inventor
Shigeru Fukazawa
滋 深澤
Koichi Suzuki
弘一 鈴木
Masakazu Shirakawa
雅一 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報チャネルが全て使用中の時に移動局に着
信があった場合にも、基地局からの通知により移動局で
発信元を知り得るようにする。 【解決手段】 本交換システムにおいて、基地局CSは
制御チャネル及び情報チャネルから成る無線回線により
移動局PSと接続される。基地局CSは、回線4,トラ
ンク回路11,交換部12,ライン回路13を通じて管
轄下の移動局PSへの着信があった場合、着信先の移動
局PSとの間の情報チャネルの使用状況を監視し、該情
報チャネルが全て使用中の場合、上記着信信号から発信
者の電話番号等の発信者情報信号を抽出し、当該発信者
情報信号を制御チャネルを用いて移動局PSに送信す
る。移動局PSは、基地局CSより制御チャネルを用い
て受信された発信者情報信号中から発信者の電話番号等
を抽出して表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機に有線端末
とともに携帯無線端末を収容して成る交換システムに係
わり、詳しくは、上記交換機と携帯無線端末との間の無
線回線において情報チャネルが全て使用中の場合の着信
制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、事業所用コードレス電話システム
等に代表されるように、交換機に有線端末を収容するの
みならず、携帯無線端末(移動局)も収容した交換シス
テムが実現されている。かかる交換システムでは、交換
機の例えばライン回路に接続された無線基地局と移動局
間の無線インタフェースは1つの制御チャネルと複数の
情報チャネルとから成り、上記制御チャネルで制御信号
を送信することにより情報チャネルを捕捉し、該情報チ
ャネルで通話信号を伝送することにより、通話を行うよ
うになっている。
【0003】かかる従来の交換システムでは、基地局と
移動局間の情報チャネルが全て使用中の場合には、移動
局に対して着信があっても、基地局においては情報チャ
ネルを確保できないため、移動局が通話中でないにも拘
らず情報を伝達することができなかった。
【0004】また、一般のオフィスなどにおいては、ト
ラヒックなどを考慮して一地点に対して周波数の異なる
複数の無線ゾーンを形成させている交換システムも実現
されている。しかしながら、この種の交換システムにお
いても、主としてバッテリセービングの観点から、移動
局は通常待ち受け状態にあっては1つの無線ゾーンのみ
を監視するようになされており、異なる周波数の他の無
線ゾーンを監視する機能は持っていないのが普通であ
る。
【0005】一方で、この種の交換システムでは、通話
中に、移動局の移動に伴う無線レベルの劣化を検出する
と、同一地点に形成される別の無線ゾーンを検索し、そ
の別の無線ゾーンのチャネルを用いて通話を継続しよう
という運用機能を有する。
【0006】従って、この種の従来の交換システムで
は、移動局が待機状態にある時の着信制御に関する実質
的なチャネル選択機能は、1つの無線ゾーンによる通信
しかサポートしていないものと同等であり、ある無線ゾ
ーンの情報チャネルが全て使用中の場合には、着信先の
移動局が通話中でないにも拘わらず通信を中断せざるを
得なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の交
換システムでは、情報チャネルが全て使用中の時には、
移動局に着信があり、移動局が未使用でも通信が行え
ず、サービス性が低下するという問題点があった。
【0008】また、一地点に対して複数の無線ゾーンを
設ける方式の従来の交換システムでは、移動局の待機状
態においてパッテリーセービングの観点から1つの無線
ゾーンに対してのみ間欠的に着信の有無を検出してお
り、複数の無線ゾーン毎の情報チャネルの空きを利用し
た運用が行えず、無線ゾーンの利用効率が悪いという問
題点があった。
【0009】本発明は上記問題点を解消し、情報チャネ
ルが全て使用中の時に移動局に対して着信があった場
合、制御チャネルを用いて最小限の情報を移動局に伝
え、移動局でこの発信者を特定できる交換システムを提
供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、一地点に対して複数の無
線ゾーンをサポートして成る交換システムにおいて、移
動局の待機中にも、現在使用中の無線ゾーン以外に空き
情報チャネルのある無線ゾーンが存在する場合には、そ
の無線ゾーンの空き情報チャネルを用いて移動局が通話
可能にし、無線ゾーンの利用効率を向上させることが可
能な交換システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、回線を介
して交換網に接続されると共に、有線端末及び無線基地
局を収容し、前記無線基地局は制御チャネル及び情報チ
ャネルから成る無線回線により移動局と接続される交換
システムにおいて、前記無線基地局は、前記情報チャネ
ルに空きがあるか否かを判定する空き情報チャネル判定
手段と、前記移動局への着信時、情報チャネルに空きが
ないと判定された場合、前記着信の発信元を示す発信元
情報を前記制御チャネルを用いて着信先の移動局に通知
する発信元情報通知手段とを具備し、前記移動局は、前
記制御チャネルを用いて前記発信元情報を受信し、表示
部に表示する発信元情報表示制御手段を具備することを
特徴とする。
【0012】望ましくは、情報チャネルの個々の使用状
況を当該情報チャネル番号に対応付けて記憶するチャネ
ル別管理メモリと、情報チャネルの個々の使用状況と利
用可能情報チャネル最大数とに基づき利用可能情報チャ
ネル数を集計して記憶するチャネル全体管理メモリを用
いて前記情報チャネルの使用状況を管理する情報チャネ
ル管理手段を具備し、前記空き情報チャネル判定手段
は、前記情報チャネル管理手段の管理結果を参照して前
記情報チャネルに空きがあるか否かを判定することを特
徴とする。
【0013】また、発信元情報通知手段は、前記着信に
際して当該着信信号中から発信元識別情報を抽出する抽
出手段と、該抽出手段により抽出された発信元識別情報
に、発信元通知であることを示す発信元通知指示情報を
付加した発信元通知情報を生成し、該発信元通知情報を
前記発信元情報として前記制御チャネル上に送出する発
信元通知情報生成手段により構成されることを特徴とす
る。
【0014】また、回線は、統合ディジタルサービス網
(ISDN)の回線であり、発信元情報は前記ISDN
回線からの着信信号に含まれる発信元電話番号であるこ
とを特徴とする。
【0015】第2の本発明は、回線を介して交換網に接
続されると共に、有線端末及び無線基地局を収容し、前
記無線基地局は制御チャネル及び情報チャネルから成る
無線回線により移動局と接続され、該無線回線は一地点
に対して周波数の異なる複数の無線ゾーンを形成して成
る交換システムにおいて、前記基地局は、いずれか1つ
の無線ゾーンの制御チャネルを用いて前記移動局へ着信
を通知する着信通知手段と、前記着信通知を行っている
無線ゾーンによる着信先移動局からの接続要求に対し、
該無線ゾーンに情報チャネルの空きがない場合、順次他
の無線ゾーンに切り替えて前記着信先移動局への着信通
知を行う着信制御手段とを具備し、前記移動局は、前記
基地局からの着信通知に対し、当該着信通知に用いられ
る無線ゾーンの制御チャネルにより前記基地局に接続要
求を行う接続制御手段を具備することを特徴とする。
【0016】望ましくは、着信制御手段は、着信通知を
行っている無線ゾーンによる前記着信先移動局からの接
続要求に対し、該無線ゾーンに情報チャネルの空きがな
い場合、接続拒否応答を行う応答手段と、前記接続拒否
応答に対する前記着信先移動局からの他の無線ゾーンに
よる接続要求に対し、当該他の無線ゾーンに情報チャネ
ルの空きがある場合、最初に着信通知を行った無線ゾー
ンから当該他の無線ゾーンに前記着信を付け替えて前記
着信先移動局の呼び出しを行う着信付け替え手段とから
成り、前記接続制御手段は、前記基地局からの接続拒否
応答に対し、順次他の無線ゾーンの制御チャネルに切り
換えて前記基地局に接続要求を行う接続要求手段から成
ることを特徴とする。
【0017】また、移動局は、前記接続要求手段による
無線ゾーンの切り換えに際し、当該切り換え対象の無線
ゾーンにおける制御チャネルの空きの有無を検索するチ
ャネル検索手段と、前記チャネル検索手段による前記各
無線ゾーン毎のチャネル検索結果を記憶する検索結果記
憶手段とを更に具備することを特徴とする。
【0018】
【作用】第1の発明では、移動局が利用できる情報チャ
ネルが全て使用中の場合には、基地局から移動局へと制
御チャネルを用いて発信者情報を送り、移動局では基地
局から制御チャネルを用いて受信された上記発信者情報
を表示する。これにより、移動局は、発信者との通話自
体は行えないものの、少なくとも呼のあった発信者を特
定することができる。
【0019】第2の発明では、現用の無線ゾーンの情報
チャネルが全て使用中の場合には、使用できる他の無線
ゾーンの情報チャネルを探して着信を付け替えることに
より通話を実現する。これにより、現在使用中の無線ゾ
ーン以外の無線ゾーンでの通話ができ、チャネルの有効
利用が図れると共に、システムのサービス性向上が見込
める。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明に係わる事業所用ディジタルコードレス電話システム
の全体構成を示す図である。
【0021】図1において、公衆網5に対して複数の局
線(加入者線)4を介して接続されている構内交換機
(PBX)1は、主に、トランク回路11、交換部1
2、ライン回路13、主制御部(C.C)14、メモリ
15、データハイウェイ16から構成される。
【0022】トランク回路11には、局線(加入者線)
4が接続されており、トランク回路11はこの局線4か
らの着呼信号の検出等を行い、いわゆる局線インタフェ
ースとしての機能を果たす。
【0023】ライン回路13は、内線側にある基地局2
〔CS−1〜CS−m(m>1)〕が接続されており、
これら基地局CSに対し局線4からの着呼、または内線
からの着呼があった場合、着呼を意味する下り制御信号
を送ったり、基地局CSからの発信要求があった場合、
その旨の上り制御信号を主制御部(C.C)14に送
る。ライン回路13には、この他、有線端末も接続され
る。
【0024】交換部12はトランク回路11とライン回
路13とを接続することにより、内線間又は内線と外線
間との通話を可能にする。
【0025】主制御部14は、データハイウェイ16を
介してトランク回路11、交換部12、ライン回路13
等をメモリ15に記憶された動作プログラムに基づき制
御する。
【0026】基地局CS−1〜CS−mは、それぞれ、
無線回線を介して移動局3〔PS−1〜PS−n(n>
1)〕に接続できる。
【0027】一方、移動局PS−1〜PS−nは各基地
局CS−1〜CS−mをおよび交換機1を介し、または
移動局PS相互間でも直接、無線回線を接続制御して通
話することができる。
【0028】ここで、基地局CS−移動局PS間で設定
される無線回線は、1フレームに送信用4スロット、受
信用4スロットが時分割多重されており、更に、送信用
スロットと受信用スロットとを時間的に多重したTDM
A−TDD方式を採用し、送信用の1スロットと受信用
の1スロットで1つの無線チャネルを構成している。
【0029】また、各無線チャネルは、音声やデータを
送受信するための情報チャネルと、システム制御情報、
発呼、着呼、情報チャネルの設定を行うための各種制御
信号を送受信するための制御チャネルから構成されてい
る。
【0030】システム制御情報には、システム毎に設定
されているシステム呼出符号が含まれており、それぞれ
の移動局PSは、受信したシステム呼出符号と、自己が
記憶しているシステム呼出符号とを比較し、一致する場
合にはそのデータを有効と見なして受信し、異なる場合
にはそのデータを無効と見なして破棄する。
【0031】移動局PSでは、このシステム制御情報を
受信して、自己の所属する基地局CSのシステム呼出符
号が含まれている場合には、この論理制御チャネル(L
CCH)の情報に同期を取り、以後、このLCCHを受
信して、自己に対する受信を待ち受けることになる。
【0032】移動局PSから発呼を行う場合には、基地
局CSに対して制御チャネルにてシステム呼出符号を含
む発呼信号を送信することにより、基地局CS側で情報
チャネルの設定を行って、通話を開始可能にする。
【0033】従って、システム呼出符号が異なる基地局
CS−移動局PS間では、移動局PSからの発呼信号を
受信したとしても、システム呼出符号が一致しないた
め、基地局CS側でそのデータを破棄してしまい、移動
局PSから発呼を行うことができない。
【0034】また、子機間直接通話の場合も、同様に、
発呼側の移動局PSがこのシステム呼出符号を用いて着
呼側の移動局PSに発呼信号を送信して、着呼側の応答
信号を待ち受けることになる。
【0035】次に、図2は、本発明に係わる基地局CS
の構成を示すブロック図である。同図を参照して基地局
CSの動作を説明する。基地局CSは、アンテナ21、
無線部22、モデム部23、チャネルコーディック部2
4、制御部25、メモリ部26、LED部27、インタ
フェース部28から構成されている。
【0036】インタフェース部28は、ADPCMトラ
ンスコーダ281、PCMコーディック282、クロス
ポイントスイッチ283等からなり、制御部25による
制御のもと、交換機1からの音声信号や制御信号をPC
M信号にしてチャネルコーディック部24に与えるか、
または、チャネルコーディック部24からのデコードさ
れた信号をPCM信号にして交換機1に与えるものであ
る。
【0037】チャネルコーディック部24は、モデム部
23から復調されて出力されるTDMA(時分割多元接
続)通信方式による信号を予め割り当てられたタイムス
ロットから取り出して出力すると共に、ADPCMトラ
ンスコーダ281、PCMコーディック282よりPC
M変調されて出力された信号をTDMA通信方式による
信号にして予め割り当てられたタイムスロットに挿入し
てモデム部23に出力する。
【0038】無線部22は、送信/受信を時間的に切り
替えるスイッチ(SW)221と、受信部222と、送
信部223と、シンセサイザ224と、発振器225か
らなる。
【0039】受信部222は、アンテナ21から受信さ
れた無線周波数信号を周波数変換し、増幅して信号成分
を抽出してモデム部23に出力するものであり、また、
送信部223はモデム部23から入力された送信出力信
号を搬送波にのせ高周波信号化してアンテナ21に供給
して電波として送信する。シンセサイザ224と発振器
225は所要の周波数を受信部222および送信部22
3に供給する。
【0040】モデム部23は、無線部22の受信部22
2より出力された中間周波数信号を復調して信号成分を
取り込み、チャネルコーディック部24に出力すると共
に、チャネルコーディック部24より出力された送信信
号を直交位相変調、例えば、π/4シフトQPSK(Qu
adratur Phase Sift Keying )の変調を行って、これを
無線部22の送信部223に与える。
【0041】メモリ部26は、データを保持するための
ものであり、メモリ部26内には暗証番号記憶領域部が
設けられている。暗証番号記憶領域部には、自己のシス
テムID(CS−ID)他の各暗証番号、システム呼出
符号等が記憶されている。
【0042】制御部25は、各構成要素の制御を司どる
ものであり、送受信のために必要な制御のほか、基地局
や移動局PS間の接続制御の照合に必要な暗証番号の取
扱のために必要な暗証番号一致検出機能部、暗証番号メ
モリ制御機能部および暗証番号入力識別機能部を有して
いる。
【0043】これらのうち、暗証番号一致検出機能部
は、メモリ部26の暗証番号記憶領域部に記憶させてあ
る暗証番号と受信した暗証番号とを照合して一致を検出
するものであり、暗証番号メモリ制御機能部は、メモリ
部26の暗証番号記憶領域部に対して暗証番号を記憶さ
せたり読み出したりするものであり、暗証番号入力識別
機能部は、操作部の機能キーおよびテンキーを操作する
ことによって、暗証番号メモリ制御機能部によりメモリ
部26の暗証番号記憶領域部に記憶する各種暗証番号を
バイナリーコードに変換し、種別に応じて所定のビット
数分をメモリ部26の暗証番号記憶領域部に記憶させる
ものである。
【0044】図3は、本発明に係わる交換システムにお
ける移動局PSの構成を示すブロック図である。同図を
参照して移動局PSの動作を説明する。
【0045】移動局PSは、アンテナ31、無線部3
2、モデム部33、チャネルコーディック部34、通話
部35、制御部36、操作部39、送話部37、受話部
38、表示部40、メモリ部41、サウンダ42から構
成されている。
【0046】無線部32は、送信/受信を時間的に切り
替えるスイッチ(SW)321と、受信部322と、送
信部323と、シンセサイザ324と、発振器325か
らなる。
【0047】受信部322は、アンテナ31から受信さ
れた無線周波数信号を周波数変換し、増幅して信号成分
を抽出してモデム部33に出力するものであり、また、
送信部323はモデム部33から入力された送信出力信
号を搬送波にのせ高周波信号化してアンテナ31に供給
して電波として送信する。シンセサイザ324と発振器
325は所要の周波数を受信部322および送信部32
3に供給する。
【0048】モデム部33は、無線部32の受信部より
出力された中間周波数信号を復調して信号成分を取り込
み、チャネルコーディック部34に出力すると共に、チ
ャネルコーディック部34より出力された送信信号を直
交位相変調、例えば、π/4シフトQPSK(Quadratu
r Phase Sift Keying )の変調を行って、これを無線部
32の送信部に与える。
【0049】チャネルコーディック部34は、モデム部
33における復調部から復調されて出力されるTDMA
(時分割多元接続)通信方式による信号を予め割り当て
られたタイムスロットから取り出して出力すると共に、
通話部35よりPCM変調されて出力された信号をTD
MA通信方式による信号にして予め割り当てられたタイ
ムスロットに挿入してモデム部33に出力する。
【0050】通話部35は、オーディオ信号帯域の信号
の入出力インタフェースであり、ADPCMトランスコ
ーダおよびPCMコーディックを有し、制御部36によ
る制御のもとに、マイクロフォン37からの音声信号を
PCM変調してチャネルコーディック部34に与え、チ
ャネルコーディック部34からの復調されたPCM信号
を音声信号に変換してスピーカ38に与えるものであ
る。
【0051】また、メモリ部41は、データを保持する
ためのものであり、メモリ部41内には暗証番号記憶領
域部が設けられている。暗証番号記憶領域部には、初期
設定として自己の所属基地局を示すための暗証番号であ
るシステムID(CS−ID)、自己を示すための暗証
番号である個別ID(PS−ID)、および基地局が移
動局に対して割り当てる内線番号、システム呼出符号、
オプション情報、電話番号、事業者コード等が記憶され
ている。
【0052】制御部36は、各構成要素の制御を司どる
ものであり、送受信のために必要な制御のほか、基地局
や移動局間の接続制御の照合に必要な暗証番号の取扱の
ために必要な暗証番号一致検出機能部、暗証番号メモリ
制御機能部および暗証番号入力識別機能部を有してい
る。
【0053】これらのうち、暗証番号一致検出機能部
は、メモリ部41の暗証番号記憶領域部に記憶させてあ
る各種暗証番号と受信した暗証番号とを照合して一致を
検出するものであり、暗証番号メモリ制御機能部は、メ
モリ部41の暗証番号記憶領域部に対して暗証番号を記
憶させたり読み出したりするものであり、暗証番号入力
識別機能部は、操作部39の機能キーおよびテンキーを
操作することによって、暗証番号メモリ制御機能部によ
りメモリ部41の暗証番号記憶領域部に記憶する各種暗
証番号をバイナリーコードに変換し、種別に応じて所定
のビット数分をメモリ部41の暗証番号記憶領域部に記
憶させるものである。
【0054】操作部39には、発呼や着信応答、ダイヤ
ル番号入力、終話等の操作を行うための機能キーおよび
テンキーを備えており、機能キーおよびテンキーの操作
によりこれらの入力が行える。また、機能キーのなかの
設定キーや登録キーの操作とテンキーの操作により、制
御部36の制御のもとにCS−ID、PS−IDの符号
内容の設定と登録等も行える。
【0055】図1〜図3に示すような基本構成から成る
本発明の交換システムの第1の実施の形態において、基
地局CSの制御部25は、図4に示す如く、全体の制御
を行う主制御部251の他、情報チャネル管理部25
2、空き情報チャネル判定部253、発信者情報信号作
成部254を更に具備して構成される。また、基地局C
Sのメモリ部26には、図5(a)に示すチャネル別管
理メモリ261及び図5(b)に示すチャネル全体管理
メモリ262が設けられる。
【0056】図4における主制御部25内の各機能ブロ
ックのうち、情報チャネル管理部252は、上記チャネ
ル別管理メモリ261に各情報チャネル1〜nの情報チ
ャネル番号に対応付けてそのチャネルが使用中であるか
否かの使用状況を設定すると共に、これら各情報チャネ
ル1〜nの使用状況に基づき利用可能情報チャネル数及
び現使用情報チャネル数を集計し、その結果を上記チャ
ネル全体管理メモリ262上に設定する制御を行う。
【0057】空き情報チャネル判定部253は、上記チ
ャネル全体管理メモリ262上で利用可能情報チャネル
最大数nおよび現使用中情報チャネル数kを比較して情
報チャネル1〜nに空きがあるかどうかを判定する。
【0058】発信者情報信号作成部254は、空き情報
チャネル判定部253により情報チャネル1〜nが全部
塞がっていると判定された場合、回線4からの着信に際
し該着信信号の中から発信者情報を抽出して該発信者情
報を含む発信者情報信号を作成し、該発信者情報信号
を、制御チャネルを用いて移動局PSに送信する制御を
行う。
【0059】この場合、回線4として、ISDNのよう
に発信者番号を通知できる回線が前提となる。例えば、
ISDNでは、着信に際し、着信メッセージの中に発信
者番号が含まれているため、発信者情報信号作成部25
4では、上記着信メッセージより発信者番号を検索し、
該発信者番号と、情報チャネル1〜nが全部塞がってい
る時に使用する信号であることを示す情報とを含む発信
者情報信号を生成し、該発信者情報信号を制御チャネル
上の制御信号として移動局PSに送信する制御を行う。
【0060】以下、第1の実施の形態に係わる交換シス
テムの基地局における着信接続動作を図6に示すフロー
チャートを参照して説明する。基地局CSにおいて、制
御部25は、受信部222での受信信号を監視すること
により、移動局PSに対する着信があるかどうかの検出
を行う(ステップ101)。着信があった場合(ステッ
プ101YES)、メモリ部26内のチャネル全体管理
メモリ262に格納されている利用可能情報チャネル数
及び現使用情報チャネル数を参照し、移動局PSとの通
信を行うための情報チャネル1〜nに空きがあるかどう
かを判定する(ステップ102)。
【0061】ここで、情報チャネル1〜nに空きがある
場合(ステップ102YES)、メモリ部26内のチャ
ネル別管理メモリ261より空き情報チャネルを検索
し、該空き情報チャネルを捕捉して通常の着信処理を行
う(ステップ106)。これに対し、情報チャネル1〜
nに空きがない場合(ステップ102NO)、受信部2
22で受信された移動局PSへの着信信号の中から発信
者の電話番号の検索を行い(ステップ103)、該発信
者の電話番号を移動局PSに送信する発信者情報信号中
に設定し(ステップ104)、該発信者情報信号を制御
チャネルを用いて移動局PSに送信する(ステップ10
5)。
【0062】上述した基地局CSの着信接続動作に対
し、移動局PSは以下のような着信応答動作を行う。す
なわち、移動局PSにおいて、制御部36は、基地局C
Sから送信される制御チャネル上の信号を受信し、該受
信信号が自移動局宛の信号である場合にはその内容を解
析する。ここで、上記受信信号が情報チャネル1〜nが
全部塞がっている時に基地局CSから送出される信号で
あった場合、その信号に設定された発信者の電話番号を
抽出し、表示部40に表示する。
【0063】以上の如く、基地局CSにおいて、情報チ
ャネルが全て使用中の場合に、移動局PSに対し、制御
チャネルを用いて発信者の電話番号等の発信者情報信号
を送信すると共に、移動局PSでは、基地局より制御チ
ャネルを用いて受信された発信者情報信号の中から発信
者の電話番号等を抽出して表示させることにより、移動
局PSでは少なくとも着信がどこからあったかを知るこ
とができる。
【0064】なお、本実施形態では発信者を特定する情
報として発信者の電話番号を報知する例を示したが、発
信者を特定できる情報であればどんな情報でも良いこと
は言うまでもない。
【0065】以上、第1の実施形態では、移動局が利用
できる情報チャネルが全て使用中の場合には、制御チャ
ネルを用いて発信者情報を基地局から移動局に送るよう
にし、移動局では少なくとも呼のあった発信者を特定す
ることができるようにした。
【0066】次に、図7は、本発明の第2の実施の形態
に係わる交換システムの全体構成を示したものである。
同図において、基地局CSは、一地点に対して周波数の
異なる複数の無線ゾーンZ1,Z2,…,Znを形成して
通信を行う機能をサポートしており、移動局PSも、例
えば、移動に伴い無線レベルの劣化を検出すると、同一
地点に形成される別の無線ゾーンを検索し、その別の無
線ゾーンのチャネルを用いて通話を継続する等、基地局
CSの機能に対応した制御機能を有している。それ以外
の構成は、図1〜図3に示す第1の実施の形態に係わる
交換システムと同様の機能を有している。
【0067】この第2の実施の形態に係わる交換システ
ムの特徴とするところは、基地局CSにおいて、着信に
際して現用の無線ゾーンの情報チャネルが全て使用中の
場合、使用できる他の無線ゾーンの情報チャネルを探し
て移動局PSに着信を通知し、当該他の無線ゾーンを用
いて通話を行うようにしたものである。
【0068】かかる機能を実現すべく、基地局CSにお
いては、その制御部25内に図8に示すような機能ブロ
ックが設けられ、メモり部26内には図9(a)及び
(b)に示す如く、着信情報記憶テーブル265及び無
線ゾーンチャネル状況記憶テーブル266が設けられ
る。
【0069】制御部25において、リンケージ制御部2
55は、着信に際してある無線ゾーンの制御チャネルを
用いてその着信を通知した移動局PSからリンケージ確
立要求があった場合、該リンケージ確立要求に用いた無
線ゾーンの情報チャネルの空きの有無を検索し、空きが
あれば当該無線ゾーンを用いた通信を許容すべく移動局
PSに対して肯定応答を行い、空きがなければ他の無線
ゾーンを用いた通信への移行を促す否定応答を移動局P
Sに送出する制御を行う。
【0070】無線ゾーン管理部256は、上記リンケー
ジの確立に際し、基地局CSがサポートしている無線ゾ
ーン内での空き情報チャネルの有無の管理を行う。
【0071】無線ゾーン付け替え部257は、移動局P
Sとのリンケージが現用の無線ゾーンとは別の無線ゾー
ンにより確立された場合、最初に接続制御を試みた現用
の無線ゾーンから移動局PSとのリンケージの確立が成
立した無線ゾーンへと着信の付け替えを行う。
【0072】また、メモリ部26において、着信情報記
憶テーブル265は、基地局CSで移動局PSからの異
なる無線ゾーンでの応答に対して着信の付け替えを行う
際に用いる着信情報として、着信先の移動局PSに関す
る電話番号、移動局番号、無線ゾーン及び着信付け替え
情報を記憶するものである。
【0073】無線ゾーンチャネル状況記憶テーブル26
6は、移動局PSからの接続応答に基づく無線ゾーンの
付け替えに際して空き情報チャネルの有無を判定するた
めに用いる情報として、無線ゾーン番号毎の空き情報チ
ャネルの有無に関する情報を記憶するものである。
【0074】また、上記基地局CSの機能に対応し、移
動局PSにおいては、制御部36内に図10に示すよう
な機能ブロックが設けられ、メモり部41には図11に
示すような無線ゾーン検索結果テーブル411が設けら
れる。
【0075】移動局PSの制御部36において、主制御
部361は全体の統括的な制御を行う。リンケージ制御
部362は、現用の無線ゾーンの制御チャネルを用いた
基地局CSからの着信通知に対し、リンケージ確立手順
を実行する。具体的には、上記着信通知に対して現用の
無線ゾーンの制御チャネルによりリンケージ確立要求を
送出し、該要求に対して基地局CSより肯定応答があれ
ば着信応答を送信し、上記要求に対して基地局CSより
否定応答が得られれば、別の無線ゾーンから同様のリン
ケージ確立要求を送出する制御を、基地局CSから肯定
応答が得られまで繰り返し実施する。
【0076】無線ゾーン検索制御部363は、リンケー
ジ制御部362が、基地局CSより否定応答が得られた
後、別の無線ゾーンから同様のリンケージ確立要求を送
出するに際し、使用可能な他の無線ゾーンの情報チャネ
ルの使用状況を検索してリンケージ制御部362に提供
すると共に、該検索結果を記憶保持する。
【0077】また、メモリ部41において、無線ゾーン
検索結果テーブル411は、無線ゾーン検索制御部36
3の検索結果を記憶するものである。
【0078】以下、第2の実施の形態に係わる交換シス
テムの動作を説明する。先ず、基地局CSにおける着信
処理の全体の流れについて、図12に示すフローチャー
トを参照して説明する。基地局CSにおいて、制御部2
5は、受信部222での受信信号を監視することによ
り、移動局PSに対する着信があるかどうかの検出を行
う。着信があった場合、メモリ部26内に設けられた上
記着信情報記憶テーブル265に着信先の移動局PSの
電話番号と移動局番号と呼び出しすべき無線ゾーン番号
を記憶し(ステップ111)、着信信号を移動局PSに
送出する(ステップ112)。
【0079】その後、制御部25のリンケージ制御部2
55は、後述する方法により、移動局PSとの間でリン
ケージ確立の制御を行い(ステップ113)、該リンケ
ージ確立の制御結果に基づく移動局PSからの着信応答
信号の受信待ちの状態となる(ステップ114)。
【0080】移動局PSから着信応答信号が受信された
場合(ステップ114YES)、制御部25の無線ゾー
ン付け替え部257は、上記着信応答信号が現用無線ゾ
ーンからのものであるかどうかの判断を行い(ステップ
115)、現用無線ゾーンからのものであれば、当該現
用無線ゾーンを用いた移動局PSの呼び出し状態に移行
する(ステップ117)。また、現用無線ゾーンとは別
の無線ゾーンからのものであれば(ステップ115N
O)、現用無線ゾーンからこの別の無線ゾーンへの付け
替えを行い(ステップ116)、当該別の無線ゾーンを
用いた移動局PSの呼び出し状態(ステップ117)に
移行し、移動局PSの応答操作を待って通話状態へと移
る。
【0081】なお、上記ステップ116での無線ゾーン
切り換えに伴う着信の付け替えの具体例として、図9
(a)に示す着信情報記憶テーブル265上では、特
に、電話番号「3000」の移動局PSに対する着信の
通知に際し、無線ゾーン「1」から無線ゾーン「3」の
付け替えが行われた例を示している。
【0082】次に、ステップ113における移動局PS
との間のリンケージ確立の制御手順について更に詳しく
説明する。図13は、基地局CSにおいて、管轄下の移
動局PSへの着信に際して該移動局PSとの間に無線ゾ
ーンのリンケージを確立する時の制御動作を示すフロー
チャートであり、図14は、上記基地局CSにおけるリ
ンケージ確立時の動作に対応する移動局PSでの応答動
作を示すフローチャートである。
【0083】図13からも分かるように、移動局PSで
は、制御部25において、上記ステップ112での基地
局CSからの着信通知に対して、定期的に現用の無線ゾ
ーンの制御チャネル上に自己宛ての着信通知が無いかど
うかを検索しており(ステップ121)、自己宛ての着
信を検出すると(ステップ122YES)、リンケージ
制御部255を起動し、基地局CSとの間に応答信号を
返送するための無線ゾーンのリンケ−ジを確立するため
の制御を開始する(ステップ123)。具体的に、リン
ケージ制御部255は、先ず、基地局CSに対してリン
ケージ確立要求を送出する。
【0084】これに対して、基地局CSは、図14のフ
ローチャートに従って対処する。すなわち、移動局PS
からのリンケ−ジの確立要求信号を受信すると(ステッ
プ141)、リンケージ制御部255が起動し、メモリ
部26内に設けられた無線ゾーンチャネル状況記憶テー
ブル266を用いて現用の無線ゾーンの情報チャネル1
〜nの空き情報チャネルの有無を調べ(ステップ14
2)、空き情報チャネルがあれば移動局PSに対して肯
定応答を送出し(ステップ143)、空き情報チャネル
がなければ移動局PSに対し否定応答を送出する(ステ
ップ144)。
【0085】一方、移動局PSにおいて、リンケージ制
御部362は、基地局CSに対してリンケージ確立要求
を送出した(ステップ123)後、基地局CSから肯定
応答があったかどうかをチェックする(ステップ12
4)。ここで、基地局PSから拒否応答を受信した場合
(ステップ124NO)、リンケージ制御部362は、
無線ゾーン検索制御部363を起動し、電波が届いてい
る別の無線ゾーンの有無を検索させる(ステップ12
5)。
【0086】ここで、空き情報チャネル1〜nがある別
な無線ゾーンがあった場合(ステップ126)は、リン
ケージ制御部362は、その無線ゾーンに対して応答信
号を返送のためのリンケ−ジの確立を図ると共に(ステ
ップ127)、該検索結果を、無線ゾーン検索制御部3
63により、無線ゾーン検索結果テーブル411に記憶
させる。
【0087】この移動局PSにおける上記ステップ12
7の処理に対応して別の無線ゾーンからの応答信号を受
けた基地局CSでは、先の場合と同様に、リンケージ制
御部255が、図14のフローチャートに従って、応答
のあった無線ゾーンの情報チャネル1〜nの空き情報チ
ャネルの有無を無線ゾーンチャネル状況記憶テーブル2
66を用いて調べ(ステップ142)、空き情報チャネ
ルがあれば移動局PSに対して肯定応答を(ステップ1
43)、空き情報チャネルがなければ移動局PSに対し
て否定応答を送る(ステップ144)。
【0088】他方、別の無線ゾーンからのリンケージ確
立要求を基地局CSに対して返送した移動局PSにおい
て、リンケージ制御部362は、次いで、当該リンケー
ジ確立要求に対して基地局CSから肯定応答があったか
どうかをチェックする(ステップ128)。ここで、基
地局CSからの肯定応答を受けた場合(ステップ128
YES)、そのリンケ−ジを使用して最初の着信通知に
対する応答信号を返送する(ステップ129)。また、
ここでも基地局CSからの否定応答を受けた場合(ステ
ップ128NO)、全ての無線ゾーンの検索が終了した
かどうかを無線ゾーン検索結果テーブル411内の内容
を参照して判断し、全ての検索が終わっていれば(ステ
ップ130YES)、処理を終了し、未検索の無線ゾー
ンが残っていれば(ステップ130NO)、その残って
いる別の無線ゾーンの検索処理(ステップ125)に戻
り、以後の処理を続行する。
【0089】この間の基地局CSと移動局PS間の信号
の送受は、図15の制御シーケンスを参照して一層明ら
かとなる。すなわち、基地局CSは、着信があると(2
00)、現用の無線ゾーン(1)を用いて移動局PSに
着信通知を行う(201)。これを受けて移動局PS
は、現用の無線ゾーン(1)を用いてリンケージ確立要
求を基地局CSに送り(202)、基地局CSは、空き
チャネルが無い場合はリンケージ確立拒否応答を移動局
PSに送り返す(203)。
【0090】移動局PSは、リンケージ確立拒否応答を
受けて利用できる他の無線ゾーンを探し、利用できる無
線ゾーン(2)があった場合には、それを用いてリンケ
ージ確立要求を基地局CSに送り(204)、基地局C
Sは、空きチャネルがある場合にはリンケージ確立肯定
応答をその無線ゾーン(2)を用いて移動局PSに送り
返す(205)。
【0091】移動局PSは、これにより着信応答を基地
局CSに送り返し(206)、基地局CSは上記着信応
答を受信後、着信の付け替えを行って無線ゾーン(2)
に着信を流し(207)、通話が実行される。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
移動局が利用できる情報チャネルが全て使用中の場合に
は、基地局から移動局へと制御チャネルを用いて発信者
情報を送り、移動局では基地局から制御チャネルを用い
て受信された上記発信者情報を表示するようにしたた
め、移動局において発信者との通話自体は行えないもの
の、少なくとも呼のあった発信者を特定することがで
き、後で、その発信者に対して自ら発信して連絡をとる
等、連絡がとれるまでの時間を短縮化し、サービス性を
大幅に向上させることができる。
【0093】また、第2の発明では、現用の無線ゾーン
の情報チャネルが全て使用中の場合には、使用できる他
の無線ゾーンの情報チャネルを探して着信を付け替える
ことにより通話を実現するようにしたため、チャネルの
有効利用が図れ、システムのサービス性が大巾に改善さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる交換システ
ムの全体構成図。
【図2】第1の実施の形態に係わる交換システムの基地
局の構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施の形態に係わる交換システムの移動
局の構成を示すブロック図。
【図4】第1の実施の形態に係わる交換システムの基地
局の制御部の機能構成を示すブロック図。
【図5】第1の実施の形態に係わる交換システムの基地
局のメモリ部内に設けられるテーブルの一例を示す図。
【図6】第1の実施の形態に係わる基地局の着信処理を
示すフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係わる交換システ
ムの全体構成図。
【図8】第2の実施に係わる交換システムの基地局の制
御部の機能構成を示すブロック図。
【図9】第2の実施の形態に係わる交換システムの基地
局のメモリ部内に設けられるテーブルの一例を示す図。
【図10】第2の実施に係わる交換システムの移動局の
制御部の機能構成を示すブロック図。
【図11】第2の実施の形態に係わる交換システムの移
動局のメモリ部内に設けられるテーブルの一例を示す
図。
【図12】第2の実施の形態に係わる交換システムの基
地局の着信処理の全体の流れを示すフローチャート。
【図13】第2の実施の形態に係わる交換システムの移
動局のリンケージ確立処理手順を示すフローチャート。
【図14】第2の実施の形態に係わる交換システムの基
地局のリンケージ確立処理手順を示すフローチャート。
【図15】第2の実施の形態に係わる交換システムの基
地局と移動局完の通信制御シーケンスの一例を示す図。
【符号の説明】
1 構内交換機 11 トランク回路 12 交換部 13 ライン回路 14 主制御部 15 メモリ 16 データハイウェイ 2 基地局(CS) 25 制御部 251 主制御部 252 情報チャネル管理部 253 空き情報チャネル判定部 254 発信者情報信号作成部 255 リンケージ制御部 256 無線ゾーン管理部 257 無線ゾーン付け替え部 26 メモリ部 261 チャネル別管理メモリ 262 チャネル全体管理メモリ 265 着信情報テーブル 266 無線ゾーンチャネル状況記憶テーブル 3 移動局(PS) 36 制御部 361 主制御部 362 リンケージ制御部 363 無線ゾーン検索制御部 41 メモリ部 411 無線ゾーン検索結果テーブル 4 回線 5 公衆網 Z1,Z2,Z3,… 無線ゾーン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線を介して交換網に接続されると共
    に、有線端末及び無線基地局を収容し、前記無線基地局
    は制御チャネル及び情報チャネルから成る無線回線によ
    り移動局と接続される交換システムにおいて、 前記無線基地局は、 前記情報チャネルに空きがあるか否かを判定する空き情
    報チャネル判定手段と、 前記移動局への着信時、情報チャネルに空きがないと判
    定された場合、前記着信の発信元を示す発信元情報を前
    記制御チャネルを用いて着信先の移動局に通知する発信
    元情報通知手段とを具備し、 前記移動局は、 前記制御チャネルを用いて前記発信元情報を受信し、表
    示部に表示する発信元情報表示制御手段を具備すること
    を特徴とする交換システム。
  2. 【請求項2】 情報チャネルの個々の使用状況を当該情
    報チャネル番号に対応付けて記憶するチャネル別管理メ
    モリと、情報チャネルの個々の使用状況と利用可能情報
    チャネル最大数とに基づき利用可能情報チャネル数を集
    計して記憶するチャネル全体管理メモリを用いて前記情
    報チャネルの使用状況を管理する情報チャネル管理手段
    を具備し、前記空き情報チャネル判定手段は、前記情報
    チャネル管理手段の管理結果を参照して前記情報チャネ
    ルに空きがあるか否かを判定することを特徴とする請求
    項1記載の交換システム。
  3. 【請求項3】 発信元情報通知手段は、前記着信に際し
    て当該着信信号中から発信元識別情報を抽出する抽出手
    段と、該抽出手段により抽出された発信元識別情報に、
    発信元通知であることを示す発信元通知指示情報を付加
    した発信元通知情報を生成し、該発信元通知情報を前記
    発信元情報として前記制御チャネル上に送出する発信元
    通知情報生成手段により構成されることを特徴とする請
    求項1記載の交換システム。
  4. 【請求項4】 回線は、統合ディジタルサービス網(I
    SDN)の回線であり、発信元情報は前記ISDN回線
    からの着信信号に含まれる発信元電話番号であることを
    特徴とする請求項1記載の交換システム。
  5. 【請求項5】 回線を介して交換網に接続されると共
    に、有線端末及び無線基地局を収容し、前記無線基地局
    は制御チャネル及び情報チャネルから成る無線回線によ
    り移動局と接続され、該無線回線は一地点に対して周波
    数の異なる複数の無線ゾーンを形成して成る交換システ
    ムにおいて、 前記基地局は、 いずれか1つの無線ゾーンの制御チャネルを用いて前記
    移動局へ着信を通知する着信通知手段と、 前記着信通知を行っている無線ゾーンによる着信先移動
    局からの接続要求に対し、該無線ゾーンに情報チャネル
    の空きがない場合、順次他の無線ゾーンに切り替えて前
    記着信先移動局への着信通知を行う着信制御手段とを具
    備し、 前記移動局は、 前記基地局からの着信通知に対し、当該着信通知に用い
    られる無線ゾーンの制御チャネルにより前記基地局に接
    続要求を行う接続制御手段を具備することを特徴とする
    交換システム。
  6. 【請求項6】 着信制御手段は、着信通知を行っている
    無線ゾーンによる前記着信先移動局からの接続要求に対
    し、該無線ゾーンに情報チャネルの空きがない場合、接
    続拒否応答を行う応答手段と、前記接続拒否応答に対す
    る前記着信先移動局からの他の無線ゾーンによる接続要
    求に対し、当該他の無線ゾーンに情報チャネルの空きが
    ある場合、最初に着信通知を行った無線ゾーンから当該
    他の無線ゾーンに前記着信を付け替えて前記着信先移動
    局の呼び出しを行う着信付け替え手段とから成り、 前記接続制御手段は、前記基地局からの接続拒否応答に
    対し、順次他の無線ゾーンの制御チャネルに切り換えて
    前記基地局に接続要求を行う接続要求手段から成ること
    を特徴とする請求項5記載の交換システム。
  7. 【請求項7】 移動局は、前記接続要求手段による無線
    ゾーンの切り換えに際し、当該切り換え対象の無線ゾー
    ンにおける制御チャネルの空きの有無を検索するチャネ
    ル検索手段と、前記チャネル検索手段による前記各無線
    ゾーン毎のチャネル検索結果を記憶する検索結果記憶手
    段とを更に具備することを特徴とする請求項6記載の交
    換システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574468B1 (en) 1998-08-19 2003-06-03 Nec Corporation Calling number delivery system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574468B1 (en) 1998-08-19 2003-06-03 Nec Corporation Calling number delivery system

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