JPH10107957A - 線状光源装置、これに用いる導光部材およびこの導光部材を用いた線状光源を備える画像読み取り装置 - Google Patents

線状光源装置、これに用いる導光部材およびこの導光部材を用いた線状光源を備える画像読み取り装置

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JPH10107957A
JPH10107957A JP8257008A JP25700896A JPH10107957A JP H10107957 A JPH10107957 A JP H10107957A JP 8257008 A JP8257008 A JP 8257008A JP 25700896 A JP25700896 A JP 25700896A JP H10107957 A JPH10107957 A JP H10107957A
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久義 藤本
Toshihiko Takakura
敏彦 高倉
Hiroaki Onishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線的な領域を照明する機構を構成する場合に
おいて、照明領域の全長にわたる明るさのバラツキを簡
単な構成によってできるだけなくし、光源の数を減らし
て照明装置のコストダウンを図るとともに、照明エキル
ギ効率を著しく向上させる。 【解決手段】 長尺状の透明部材11の厚み方向一側の第
1側面11A を光出射面12とし、この光出射面12と厚み方
向に対向する第2側面11B に光入射部15が形成された導
光部材10であって、上記光入射部15は、上記透明部材11
の長手方向中間部に形成されており、上記光入射部15か
ら入射した光が上記透明部材11の外面において全反射お
よび乱反射しながら上記透明部材15の内部を長手方向に
進行し、上記光出射面12の全域または略全域から光が出
射するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、線状光源装置、
これに用いる導光部材およびこの導光部材を用いた線状
光源を備える画像読み取り装置に関する。たとえば、本
願発明の線状光源装置は、読み取り面に密着させながら
搬送される原稿をラインごとに読み取るように構成され
た画像読み取り装置、すなわち密着型イメージセンサの
原稿照明に好適に採用しうる。
【0002】
【従来の技術】密着型イメージセンサの従来の一般的な
構成を図15に示す。このイメージセンサaは、ケーシ
ングbの上面に透明ガラス板からなる原稿読み取り面c
を備え、この原稿読み取り面cに密着させるようにして
プラテンdによってバックアップされながら搬送される
原稿eの画像を、1ラインごとに読み取るように構成さ
れている。
【0003】ケーシングbの下面には、基板fが取付け
られ、この基板fには、所定数の受光素子が造りこまれ
たイメージセンサチップgが、複数個1列に取付けられ
ている。たとえば、A4幅の原稿を8ドット/mmの読
み取り密度で読み取るためには、上記受光素子は、12
5μmピッチで1728個配置される。1個のイメージ
センサチップgには、たとえば96個の受光素子が一体
に造りこまれ、したがって、この場合、18個のイメー
ジセンサチップgが基板f上に一列に搭載されることに
なる。
【0004】原稿読み取り面cに設定された読み取りラ
インLの鉛直方向下方位置に上記イメージセンサチップ
gが配列され、かつ、読み取りラインLとイメージセン
サチップgとの間には、レンズアレイhが配置される。
このレンズアレイhは、読み取りラインL上の画像を、
正立等倍に上記複数個のイメージセンサチップg上に配
列された1728個の受光素子上に集束させるためのも
のである。
【0005】ケーシングb内の上記読み取り面cの下方
に形成された空間には、読み取りラインL上の原稿を照
明するための光源が設けられる。従来、この光源として
は、LEDチップjが採用されることが多く、そして、
原稿の幅と対応する長さの読み取りラインLの全長の領
域を照明するために、複数個のLEDチップjが等間隔
に基板k上に搭載された恰好で配置される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の構成
を備える従来の密着型イメージセンサaにおいては、と
くに、その原稿照明のための構成において、次のような
種々な問題がある。
【0007】第1に、点的な光源であるLEDチップj
が離散的に配置されていることから、光源から所定距離
における明るさが図16に示すように照明領域の長手方
向について周期的に強弱変化するため、受光素子の出力
が読み取りラインLの長手方向に一定しない。すなわ
ち、たとえば、読み取りラインLに沿って同じ明度の原
稿を読み取ったとしても、イメージセンサとしての出力
においては、ラインLの長手方向に周期的な強弱変化が
出てしまう。このことは、読み取り品質の悪化につなが
り、かかる読み取り品質の悪化を補償しようとすれば、
複雑な補正回路を必要とし、この密着型イメージセンサ
のコストアップにつながる。
【0008】第2に、複数個のLEDチップjを光源と
して使用するため、LEDチップjごとの光度のバラツ
キに起因して、読み取り品質の悪化が起こる。白黒画像
を読み取る場合には、このような各LEDチップの光度
のバラツキはそれほど問題とはならないが、カラー画像
を読み取るように密着型イメージセンサを構成する場合
には、読み取り画像品質の著しい悪化につながる。読み
取り素子を共通使用してカラー画像読み取り用のイメー
ジセンサを構成する場合、R、G、Bの3色の光源を配
置し、光源の発光色を切り換えながら1ラインごとに各
色の画像を読み取ることになるが、上記のようにLED
チップの光度にバラツキがある場合、各色ごとの画像デ
ータを合成してカラー画像を再現した段階において、画
像の幅方向に色調のバラツキが生じる。このような色調
のバラツキは、見た目には想像以上に強調されるものと
なるので、再現カラー画像の品質が著しく低下してしま
う。このような色調の補正は、各LEDチップの光度や
色のバラツキを精密に測定しつつ、煩雑な調整を経て行
わねばならず、この種の密着型イメージセンサの低価格
大量生産に到底耐えるものではない。
【0009】第3に、一つのイメージセンサを構成する
場合、照明用光源として複数個のLEDチップjを必要
とするため、その分製造コストが高くなる。とくに、図
16に示したような原稿読み取り面cでの照明の明るさ
の変化をできるだけ少なくするためには、原稿読み取り
面からLEDチップまでの距離を比較的長く設定する必
要がある。しかし、その場合には、光源から出た光のわ
ずかしか実質的に照明光として利用することができず、
多くの光が無駄になる。したがって、照明エネルギ効率
が著しく悪い。
【0010】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、上記のような従来例の各問題を
解決し、線的な領域を照明する機構を構成する場合にお
いて、照明領域の全長にわたる明るさのバラツキを簡単
な構成によってできるだけなくし、光源の数を減らして
照明装置のコストダウンを図るとともに、照明エキルギ
効率を著しく向上させることをその課題としている。
【0011】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の各技術的手段を採用した。
【0012】本願発明の第1の側面によれば、線状光源
装置に用いるための導光部材が提供される。この導光部
材は、基本的に、長尺状の透明部材の厚み方向一側の第
1側面を光出射面とし、この光出射面と厚み方向に対向
する第2側面に光入射部が形成された導光部材であっ
て、上記光入射部は、上記透明部材の長手方向中間部に
形成されており、上記光入射部から入射した光が上記透
明部材の外表面において全反射および乱反射しながら上
記透明部材の内部を長手方向に進行し、上記光出射面の
全域または略全域から光が出射するように構成したこと
に特徴づけられる。
【0013】透明部材の表面を滑らかな鏡面仕上げ面と
した場合、その内部から表面に入射する光は、この透明
部材の屈折率によって規定される臨界入射角(入射角
は、表面の法線に対する角度)よりも大きな入射角の場
合は表面で全反射して透明部材の内部に戻り、上記臨界
入射角よりも小さな入射角の場合は表面を突き抜けて外
部に出射する。上記構成の導光部材においては、その第
2側面の長手方向中間部に設定された光入射部から透明
部材内に導入された光が、第1側面および第2側面にお
いて反射しながら透明部材の長手方向に進行する。そし
て、こうして透明部材の長手方向に進行してゆくうち
に、第1側面の光出射面への入射角が上記臨界入射角よ
りも小さい場合に、光出射面から外部に照射される。こ
のようにして、たとえば、上記構成の導光部材を用いて
光源装置を形成する場合、かりに上記導光部材の長手方
向中間部に1箇所の光入射部を設け、この光入射部に単
一光源からの光を導入させることにより、上記導光部材
の第1側面において長手方向に線状に形成される光出射
面の全域から満遍なく光を出射させることができる。
【0014】好ましい実施形態において、上記第1側面
における上記光入射部と対向する部位には、好ましくは
鏡面仕上げされた2つの傾斜面をもつ略V字状の凹入部
が形成されている。
【0015】上記凹入部の構成は、光入射部から導光部
材内に導入された光の多くが導光部材を貫通してそのま
ま外部に出射することを有効に回避するための構成であ
る。すなわち、上記凹入部を形成しない第1側面の長手
方向中央部を鏡面仕上げとした場合、上記光入射部に近
い第1側面への光入射角が臨界入射角より小さくなり、
第1側面の内側から到達した光の多くがそのまま第1側
面の境界面で反射することなく外部に出射してしまう。
このような場合、外部から見た場合、導光部材の光出射
面の長手方向中間部に輝点が現れ、線状光源装置とし
て、その光出射面からの満遍ない光の出射が阻害され
る。上記構成において、V字状の凹入部を形成すること
により、その傾斜面に対する透明部材内部からの光の入
射角を大きくして光の全反射を促し、上記のような輝点
の出現を効果的に回避することができる。
【0016】実施形態の一例としてさらに、上記凹入部
の構成として、上記2つの傾斜面の底端部間をつなぐ底
面を有するものとしている。そして、この凹入部の底面
は、好ましくは、全反射面とするか、または、細かな凹
凸状の光拡散面とすることができる。
【0017】上記凹入部の底部を全反射面とするには、
たとえば、金属層を蒸着するなどして形成する。これに
より、上記凹入部の傾斜面が光の全反射を促すことと相
まって、光の直接透過による導光部材長手方向中間部に
おける輝点の出現を有効に回避することができる。
【0018】また、上記凹入部の底面を凹凸状の光拡散
面とした場合には、この底面から光を拡散状に放射させ
て、上記略V字状の凹入部の傾斜面において光を導光部
材内部に全反射させることによる導光部材中央部の出射
光量の減少を補償して、導光部材の光出射面全域からの
満遍ない光の照射を担保することができる。
【0019】好ましい実施形態においては、上記導光部
材の第1側面である光出射面は、鏡面仕上げされた平坦
面とされている。
【0020】このようにすれば、乱反射による光出射効
率の低下を防止でき、全体として、導光部材の効率をよ
り高めることができる。
【0021】好ましい実施形態においてはさらに、上記
光入射部が形成される上記第2側面には、鏡面仕上げ領
域と、乱反射領域とを混在させて設けている。
【0022】鏡面仕上げ領域の境界面に透明部材の内部
から臨界入射角より大きい角度で入射した光は、全反射
する。一方、乱反射領域の境界面に透明部材の内部から
入射した光は、無方向に乱反射して透明部材の内部に戻
る。そして、こうして乱反射した光の一部は、臨界入射
角以下の入射角で第1側面、すなわち、光出射面に到達
し、外部に照射される。したがって、上記乱反射領域の
面積を調整することにより、光出射面から照射される光
の量を調整することができる。
【0023】好ましい実施形態においては、上記光入射
部が形成される上記第2側面において、鏡面仕上げ領域
に対する乱反射領域の面積比率が、光入射部から遠ざか
るにしたがって高められている。
【0024】導光部材の内部をその長手方向に進行して
到達する光の量は、導光部材の端部に向かうほど、すな
わち、光入射部からの距離が遠くなるほど少なくなる。
換言すると、光入射部から近いほど光は強いが、遠いほ
ど光は弱い。上記実施形態においては、光入射部から近
い位置においては第2側面に形成する乱反射領域の割合
を少なくする一方、光入射部から遠くなるほど上記乱反
射領域の割合を多くすることによって、光入射部からの
距離による導光部材内の光量の相違を補償して、光出射
面から出射される光の量を導光部材の長手方向に平均化
することができる。
【0025】なお、上記乱反射領域は、第2側面の選択
された領域に塗装を施すことによって形成したり、上記
第2側面の選択された領域に細かな凹凸を形成すること
によって形成することができる。塗装を施して上記の乱
反射領域を形成する場合、反射効率の面から、白色の塗
装とすることが望ましい。塗装を施すことによって乱反
射領域を形成する場合、第2側面にあらかじめ粗面を形
成し、その上に塗装を施すことが、塗装の密着性を高め
る上で望ましい。また、この場合、鏡面仕上げ領域と乱
反射領域にAl,Cr,Ag等の金属を蒸着すると、乱
反射領域からの無駄な光の漏れを防止して、効率を高め
ることができる。
【0026】好ましい実施形態においてはさらに、上記
透明部材の両端部は、全反射面とされている。この全反
射面の形成は、たとえば、金属層を蒸着することによっ
てなされる。
【0027】前述したように、本願発明にかかる導光部
材は、その長手方向中間部の第2側面に設けた光入射部
から透明部材に導入された光を、透明部材の境界面で全
反射および乱反射させながら長手方向端部に向けて進行
させ、第1側面の光出射面から光を満遍なく出射させる
ようにしたものである。長手方向端部に向けて進行する
光の一部は、やがて透明部材の端面に到達するが、かり
にこの端面が鏡面仕上げあるいはこれに近い滑らかな境
界面であると、この境界面を貫通して無駄に外部に照射
されてしまう。この実施形態では、透明部材の端部を全
反射面とすることにより、上記のようにして透明部材の
端面に到達した光を再度透明部材内に戻し、効率アップ
を図っている。
【0028】好ましい実施形態においては、上記光入射
部は、上記第2側面における長手方向中央部に1箇所形
成されている。
【0029】この導光部材を用いて単色の線状光源装置
を構成する場合、上記光入射部に隣接して、たとえば1
個のLEDを配置すればよいことになる。したがって、
従来の密着型イメージセンサの光源に見られるように、
複数の光源を配置することに比較し、LEDの数の減少
によるコストダウン、線状照明領域に対する照度のバラ
ツキの防止が効果的に実現できる。LEDの発光色は問
われず、白色LEDが採用される場合もありうる。
【0030】他の実施形態においては、上記光入射部
は、上記第2側面における長手方向に複数箇所形成され
ている。
【0031】このようにすることにより、線状の光出射
面の総延長を拡大して、より長寸の線状照明領域に対応
して、これを平均して照明しうる光源装置が実現でき
る。
【0032】好ましい実施形態においては、上記第2側
面は、上記光入射部から遠ざかるにしたがって第1側面
との間の距離が減じられるように傾斜または湾曲させら
れている。
【0033】すなわち、この実施形態においては、導光
部材の厚みが、光入射部が設けられる位置から端部方向
に向かうほど薄肉化させられている。このことによって
も、光源が配置される光入射部からの距離が遠くなるに
したがって透明部材内の光の量が少なくなることを補償
して、すなわち、透明部材内に閉じ込められる光の密度
を平均化して、光出射面からの光の出射量を導光部材の
長手方向について平均化することができる。
【0034】好ましい実施形態においては、上記透明部
材における上記第1側面の幅寸法が、上記第2側面の幅
寸法より短寸とされている。
【0035】これにより、幅寸法が限定された線状の照
射領域に対し、十分な量の光を長手方向に照射すること
ができる。
【0036】本願発明の第2の側面によれば、上記本願
発明の第1の側面にかかる導光部材を用いた線状光源装
置が提供される。この線状光源装置は、上記したいずれ
かの導光部材が用いられ、この導光部材の光入射部に隣
接して光源が配置されて構成されていることに特徴づけ
られる。光源の配置方法は、たとえば、LEDを導光部
材の光入射部に接着等によって付属させてもよいし、基
板上に実装したLEDを上記導光部材の上記光入射部に
隣接させてもよい。
【0037】この線状光源装置の利点は、これに用いる
導光部材について前述したことから明らかであると思わ
れるが、それに加えて、たとえば、導光部材の端部に隣
接して光源を配置することに比較し、線状光源装置とし
ての全長が短くなり、この光源装置を利用する機器の長
手方向の小型化を図ることができる。
【0038】好ましい実施形態においては、上記光源と
して、R、G、Bの3色のLEDが上記導光部材の光入
射部に隣接して、その幅方向に配列されている。
【0039】すなわち、この実施形態にかかる光源装置
は、カラー画像を読み取るために構成される密着型イメ
ージセンサの光源装置として好適に利用できるものであ
る。各色について、読み取り領域の長手方向に照明強度
の偏在がなくなることに加え、各色のLEDが導光部材
の幅方向に配列されているため、線状照明領域に対する
各色の光源の位置が長手方向に同一となり、各色間の照
明強度の偏在も回避することができる。
【0040】また、青色(B)発光のLEDは、実用化
されているとはいえ緑色(G)発光あるいは赤色(R)
発光のLEDの数倍ないし数十倍の価格であることに鑑
みると、本願発明によれば、R、G、B各色のLEDを
各1個用いることによって、カラー画像読み取りのため
の光源装置を構成することがきることは、著しいコスト
ダウンを期待することができる。
【0041】本願発明の第3の側面によれば、上記本願
発明の第2の側面にかかる線状光源装置を用いた画像読
み取り装置が提供される。この画像読み取り装置は、ケ
ーシングの一面に形成された画像読み取り面上を接触搬
送される原稿に上記ケーシング内に設けられた光源装置
からの光を照射し、上記画像読み取り面上に設定された
読み取りラインにおける原稿からの反射光を上記ケーシ
ング内に上記読み取りライン方向に配列された複数の受
光素子に受光させるようにした画像読み取り装置であっ
て、上記光源装置として、上記第2の側面に係るいずれ
かの線状光源装置を用い、その光出射面から出射させた
光が上記読み取りライン上の原稿を照明するように構成
したことを特徴とする。
【0042】かかる画像読み取り装置の利点は、本願発
明の第1の側面によって提供される導光部材、第2の側
面によって提供される線状光源装置についての説明か
ら、明らかであろう。
【0043】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明ら
かとなろう。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は本願発明にかかる導光部材
10の第1の実施形態の正面図、図2は底面図、図3は
上記導光部材10の長手方向中央部の拡大側面図、図4
は導光部材10内の光の進行状態の説明図、図5は上記
導光部材10の長手方向端部の拡大側面図である。
【0045】本願発明に係る導光部材10は、たとえ
ば、PMMA等のアクリル系透明樹脂を成形して得られ
る透明部材11がその主要部を占めている。この透明部
材11は、図1および図2に表れているように、所定の
長手方向寸法を有する長尺状の部材であり、上下厚み方
向の第1側面11Aと、ごの第1側面11Aと対向する
第2側面11Bと、左右幅方向の第3および第4側面1
1C,11Dと、長手方向両端面11E,11Fとを有
している。
【0046】上記第1側面11Aは、好ましくは、鏡面
仕上げされた平坦面とされ、後述するように、この第1
側面は、光出射面12として機能する。上記第2側面1
1Bは、その長手方向中央部から端部方向に向かうにつ
れて、上記第1側面11Aとの間の距離が次第に縮小す
る平坦状の傾斜面となっており、その表面は、鏡面仕上
げ領域13と、乱反射領域14とが混在させられてい
る。また、この実施形態においては、上記第2側面11
Bの長手方向中央部が、光入射部15として設定されて
いる。
【0047】上記第2側面11Bに鏡面仕上げ領域13
と乱反射領域14とを混在させる手法としては、たとえ
ば、第2側面11Bの全体を鏡面仕上げ面とし、そのう
ちの選択された領域にたとえば白色の塗装を施す。図に
示す実施形態においては、図2に示すように、上記第2
側面11Bに、その左右幅方向に延びる帯状の白色塗装
14Aを透明部材11の長手方向に複数箇所施し、これ
らの白色塗装14Aの内面が上記乱反射領域14として
機能するようにしている。また、図に示す実施形態にお
いては、上記帯状の白色塗装14Aは、その透明部材長
手方向の塗装幅が透明部材11の端部に向かうにつれて
広くなるようにし、上記第2側面11Bにおいて、鏡面
仕上げ領域13に対する乱反射領域14の面積比率が透
明部分11の端部に向かうほど大きくなるようにしてい
る。このように白色塗装14Aを施す場合には、粗面を
形成したうえで塗装をすることが、塗装の密着性が高め
られる。なお、上記乱反射領域14の形成には、上記し
たように白色塗装を施すほか、図8に示すように、細か
な凹凸14Bを透明部材11の成形段階において設けた
り、加工によって設けたりしてもよい。この場合、第2
側面11BにAl,Cr,Ag等の光沢金属を蒸着させ
ることにより、凹凸14Bからの光の漏れをなくして、
効率を上げることができる。また、塗装によって乱反射
領域を形成する場合には、図に示す実施形態のように、
帯状の塗装による他、ドット状の塗装をし、このドット
の密度を透明部材11の端部に向かうほど高めるように
してもよい。
【0048】上記透明部材11の長手方向両端面11
E,11Fは、図5に示すように、好ましくは、たとえ
ば金属層16を蒸着するなどして、全反射面とされる。
【0049】なお、上記透明部材11における左右幅方
向の第3および第4側面11C,11Dは、いずれも、
鏡面仕上げされた平坦面とすることが望ましいが、これ
に加えて、これらの第3および第4側面の全面に金属層
(図示略)を蒸着するなどして、全反射面としてもよ
い。
【0050】図1、図3および図6に示すように、上記
透明部材11の第1側面11Aにおける長手方向中央
部、すなわち、上記第2側面11Bに設定された光入射
部15と上下厚み方向に対向する部位には、略V字状の
凹入部20が形成されている。図に示す実施形態におい
ては、この略V字状の凹入部20は、2つの傾斜面2
1,21と、これらの傾斜面21,21の底端部間をつ
なぐ水平状の底面22とを有するようにして形成されて
いる。なお、底面22の幅は、できるだけ小さくするこ
とが望ましい。
【0051】また、図に示す実施形態においては、上記
凹入部20における2つの傾斜面21,21は鏡面仕上
げ面とされる一方、上記底面22は、図6に良く表れて
いるように、凹凸を有する光拡散面22Aとされてい
る。光拡散面22Aは、透明部材11の成形時に形成し
てもよいし、鏡面仕上げ面に拡散シートを貼着してもよ
い。なお、後述するように、上記略V字状の凹入部20
の底面22を光拡散面とする理由は、第2側面側11B
の光入射部15から透明部材11内に入射される光が直
接的に第1側面11A側に突き抜けて輝点が現れるのを
回避するためであるが、このように輝点の出現を回避す
るとの観点からは、図7に示すように、この凹入部20
の底面22を、金属層22Bを蒸着するなどすることに
よる全反射面としてもよい。
【0052】上記構成を有する導光部材10における光
入射部15には、これに隣接して、光源30が配置され
る。本実施形態においては、1個のLED30Aが、上
記光入射部15に付属させるようにして、添着させられ
ている。この場合、LED30Aの光出射部が上記導光
部材10の光入射部15を向くようにされることはいう
までもない。このように、導光部材10と、その光入射
部15に隣接して配置されたLED30Aとにより、一
定の長手方向寸法を有する導光部材10の第1側面11
Aの全域よりなる光出射面12から光が出射する線状光
源装置35が構成される。以下、この線状光源装置35
の作用について具体的に説明する。
【0053】図4は、透明部材11の第1側面11A、
第2側面11Bおよび上記凹入部20の傾斜面21,2
1のすべてが鏡面仕上げ面であると仮定した場合に、上
記光入射部15に配置したLED30Aから透明部材1
1内に入射した光の進行経路を模式的に示している。第
1側面11Aにおける上記光入射部15と対向する一定
領域に、前述のような傾斜面21,21を有する凹入部
20が形成されているために、上記LED30Aから出
射された光は、上記傾斜面21,21に対して全反射臨
界角よりも大きい角度で入射し、また、上記第1側面1
1Aに対しても全反射臨界角よりも大きい角度で入射す
ることになる。したがって、上記光は、凹入部20の傾
斜面21,21において全反射し、また、第1側面11
Aにおいても全反射する。そして、いったん上記傾斜面
21,21で全反射した光もまた、第1側面11Aに対
して全反射臨界角よりも大きい角度で入射するために、
全反射する。さらに、いったん第1側面11Aで全反射
した光もまた、第2側面11Bに対して全反射臨界角よ
りも大きい角度で入射するために、全反射する。このよ
うにして、上記LED30Aから出た光の多くは、第1
側面11Aおよび第2側面11Bで全反射を繰り返しな
がら、透明部材11の長手方向端部に向けて進行する。
【0054】ところで、上記実施形態に係る導光部材1
0においては、上記凹入部20の底面22を、光拡散面
22Aとしている。かりにこの底面22が鏡面仕上げ面
であるとすると、この底面に対するLED30Aからの
光の入射角は全反射臨界角よりも小さいために、この底
面を透過して外部に照射されることになり、この光は、
外部から輝点として現れてしまう。しかし、上記構成の
導光部材10においては、上記凹入部20の底面22を
光拡散面22Aとしているので、図6に示すように、上
記底面22に内部から到達した光は、無方向に拡散され
て外部に照射される。したがって、上記のような輝点の
出現はなく、また、凹入部20の傾斜面21,21で光
が全反射するために導光部材の長手方向中央部付近にお
いて外部に照射される光が減少することを補い、線状光
源装置35としての長手方向中央部における光の出射量
を確保する。
【0055】また、上記形態に係る導光部材10におい
ては、第2側面11Bに、前述したように白色塗装14
Aよりなる乱反射領域14を設けている。この乱反射領
域14に内部から到達した光は、透明部材11の内部に
向けて無方向に乱反射される。こうして乱反射される光
のうち、全反射臨界角よりも小さい角度で第1側面11
Aに到達した光が、この第1側面11Aを透過して照明
光として外部に照射される。
【0056】上記LED30Aが配置された光入射部1
5に近いほど、透明部材11中を進行する光が強いが、
上記実施形態においては、光入射部15に近いほど、上
記乱反射領域14の面積比率を小さくしているので、第
1側面11Aを透過して出射される光量を抑制する。一
方、光入射部15から遠ざかるほど、透明部材11中を
進行する光が弱くなるが、上記実施形態においては、光
入射部15から遠ざかるにしたがって上記乱反射領域1
4の面積比率を大きくしているので、透明部材11中の
光の弱化を補償して、端部領域において第1側面11A
を透過して出射される光量を確保する。このようにし
て、導光部材10の第1側面11Aから出射させられて
線状照明領域を照明する光の量を、導光部材10の長手
方向に均一化することができる。
【0057】また、図に示す実施形態においては、導光
部材10の第2側面11Bを、端部に向かうほど第1側
面11Aに近づく傾斜状とし、導光部材10の上下厚み
寸法を端部に向かうほど縮小していることもまた、端部
に向かうほど透明部材11内を進行する光が弱くなるこ
とを補償して、均一な強さの光を長手方向全長にわたっ
て出射させることに寄与している。
【0058】また、本実施形態においては、透明部材1
1の両端面11E,11Fに金属蒸着による全反射面1
6を設けているので、透明部材11内を進行して端部に
到達した光が無駄に外部に放出されることを回避するこ
とができる。
【0059】図9ないし図11は、導光部材10および
これを用いた線状光源装置35の第2の実施形態を示し
ている。この実施形態において、前述した第1の実施形
態と異なる点は、図10および図11に示されるよう
に、導光部材10を形成する透明部材11の横幅面が、
第2側面11Bから第1側面11Aに向かうほど、縮小
している点、および、第2側面11Bの長手方向中央部
の光入射部15には、光源として、赤色(R)発光のL
ED30R、緑色(G)発光のLED30G、および青
色(B)発光LED30Bの3個のLEDが導光部材1
0の幅方向に配列されている点である。
【0060】上記のように導光部材10の横幅を第1側
面11Aに向かうほど縮小させている点は、第1側面1
1Aの幅方向寸法を一定以内に抑制して、線状光源とし
て、幅方向の限られた領域に効率よく光を照射すること
ができつつも、第2側面11Bにおいて、上記のように
3個のLED30R,30G,30Bを導光部材10の
長手方向の同位置に配列するに適したものとなる。
【0061】各色のLED30R,30G,30Bから
発した光は、第1の実施形態について述べたのと同様
に、導光部材10の第1側面11Aの全長領域の光出射
面12から、均一化されて照射される。各色のLED3
0R,30G,30Bの出力を調整することにより、フ
ルカラーの発色が可能となる。また、後述するように、
各色のLED30R,30G,30Bを順次切り換えて
発光させることにより、受光素子を共通使用する形態の
密着型カラーイメージセンサの光源装置として機能させ
ることができる。
【0062】図12および図13は、図9ないし図11
に示した導光部材10および線状光源装置35を利用し
た密着型カラーイメージセンサ40を示している。この
イメージセンサ40は、ケーシング41の上面に透明ガ
ラス板からなる画像読み取り面42を備え、この画像読
み取り面42に密着させるようにしてプラテン43によ
ってバックアップされながら搬送される原稿Dの画像
を、1ラインごとに読み取るように構成されている。
【0063】ケーシング41の下面には、基板44が取
付けられ、この基板44には、所定数の受光素子が造り
こまれたイメージセンサチップ45が、複数個1列に取
付けられている。たとえば、A4幅の原稿を8ドット/
mmの読み取り密度で読み取りためには、上記受光素子
は、125μmピッチで1728個配置される。1個の
イメージセンサチップ45には、たとえば96個の受光
素子が一体に造りこまれ、したがって、この場合、18
個のイメージセンサチップ45が基板上に配列されるこ
とになる。
【0064】画像読み取り面42に設定された読み取り
ラインLの鉛直方向下方位置に上記複数個のイメージセ
ンサチップ45が配列され、かつ、読み取りラインLと
イメージセンサチップ45との間には、レンズアレイ4
6が配置される。このレンズアレイ46は、読み取りラ
インL上の画像を、正立等倍に上記複数個のイメージセ
ンサチップ45上に配列された1728個の受光素子上
に集束させる。
【0065】ケーシング41内の上記画像読み取り面4
2の下方において、上記レンズアレイ46の側方に設定
された空間には、図9ないし図11に示した形態をもつ
本願発明の線状光源装置35が配置される。この場合、
導光部材10の左右幅方向中心線L1 が、上記画像読み
取り面42の読み取りラインLを向くように配置され
る。そして、導光部材10の第2側面11Bにおける光
入射部15に隣接させるようにして、基板47上に搭載
されたR、G、B各色発光の3個のLED30R,30
G,30Bが、導光部材10の左右幅方向に配列され
る。
【0066】上記導光部材10の第1側面11Aから発
した光は、読み取りラインL上の原稿を、効率よく照明
する。そして、原稿Dを所定ピッチずつ送りながら、読
み取りラインL上の原稿の画像のR、G、B各色ごとの
画像データが、各色のLED30R,30G,30Bを
切り換え点灯させながら、イメージセンサチップ45に
よって順次読み取られる。
【0067】上記密着型カラーイメージセンサ40にお
いては、線状光源装置35が各色1個のLED30R,
30G,30Bから発した光を所定長さの照明領域に均
等に広げて照射するようにしているので、複数個のLE
Dを使用する場合に想定される、読み取り幅方向の光量
の偏在、各LEDの発色光の微妙な相違等に起因した読
み取り画像の色調の偏差等の画像読み取り品質の低下要
因を効果的に解消することができる。また、各色のLE
D30R,30G,30Bを、導光部材10の長手方向
同位置に配置しているので、各色のLEDが読み取り幅
方向に配列される場合に想定される、読み取り画像の色
調の偏差をも、効果的に回避することができる。さら
に、導光部材10内を進行させた光を、導光部材10の
第1側面11Aから集中的に照射しているので、照明効
率が非常に良く、各色1個のLED30R,30G,3
0Bを用いているにもかかわらず、十分な照明光量を確
保することができる。さらに、導光部材10の長手方向
中間部に光源であるLED30R,30G,30Bを配
置しているので、たとえば、導光部材10の端部に光源
であるLED等を配置することに比較し、ケーシング4
1の長手方向寸法が節約され、この種の密着型カラーイ
メージセンサ40の小型化が促進される。
【0068】図14は、本願発明に係る導光部材10な
いし線状光源装置35の他の実施形態を示す正面図であ
る。この実施形態に係る導光部材10ないし線状光源装
置35は、図1ないし図5に示した導光部材10ないし
線状光源装置15を1単位として、これを長手方向に2
単位分連続させたものである。本願発明に係る導光部材
10ないし線状光源装置35は、透明部材11の長手方
向中間部の第2側面11Bに光入射部を設けたが故に、
このような線状照明範囲の長手方向の延長が可能とな
る。
【0069】もちろん、この発明の範囲は上述した各実
施形態に限定されるものではない。とくに、導光部材な
いしこれを用いた線状光源装置は、前述したように密着
型カラーイメージセンサの光源として利用するほか、室
内照明や車内照明、あるいは装飾照明等、種々な照明光
源としての利用が可能である。この場合、導光部材の寸
法や光源は、それぞれ最適なものが選択される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る導光部材ないしこれを用いた線
状光源装置の第1の実施形態の正面図である。
【図2】図1に示した導光部材ないし線状光源装置の底
面図である。
【図3】図1に示した導光部材ないし線状光源装置の長
手方向中央部の拡大正面図である。
【図4】図1に示した導光部材ないし線状光源装置にお
ける透明部材内の光の進行状況の説明図である。
【図5】図1に示した導光部材ないし線状光源装置の端
部の拡大正面図である。
【図6】図1に示した導光部材ないし線状光源装置にお
いて透明部材の第1側面に形成される略V字状凹入部の
拡大図である。
【図7】上記略V字状凹入部の変形例の拡大図である。
【図8】図1に示した導光部材ないし線状光源装置にお
いて、透明部材の第2側面に形成される乱反射領域の変
形例の説明図である。
【図9】本願発明に係る導光部材ないしこれを用いた線
状光源装置の第2の実施形態の正面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う拡大断面図である。
【図12】図9ないし図11に示した導光部材ないし線
状光源装置を利用した密着型カラーイメージセンサの中
央横断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図14】本願発明に係る導光部材ないしこれを用いた
線状光源装置の第3の実施形態の正面図である。
【図15】従来の密着型イメージセンサの一般的な構成
を示す断面図である。
【図16】図15のXVI −XVI 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 導光部材 11 透明部材 11A 第1側面 11B 第2側面 12 光出射面 13 鏡面仕上げ領域 14 乱反射領域 15 光入射部 20 凹入部 21 傾斜面 22 底面 22A 光拡散面 22B 全反射面(金属層) 20 光源 30A LED 30R 赤色発光LED 30G 緑色発光LED 30B 青色発光LED 35 線状光源装置 40 密着型カラーイメージセンサ 41 ケーシング 42 画像読み取り面 L 読み取りライン D 原稿

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の透明部材の厚み方向一側の第1
    側面を光出射面とし、この光出射面と厚み方向に対向す
    る第2側面に光入射部が形成された導光部材であって、 上記光入射部は、上記透明部材の長手方向中間部に形成
    されており、 上記光入射部から入射した光が上記透明部材の外面にお
    いて全反射および乱反射しながら上記透明部材の内部を
    長手方向に進行し、上記光出射面の全域または略全域か
    ら光が出射するように構成したことを特徴とする、導光
    部材。
  2. 【請求項2】 上記第1側面における上記光入射部と対
    向する部位には、2つの傾斜面をもつ略V字状の凹入部
    が形成されている、請求項1に記載の導光部材。
  3. 【請求項3】 上記凹入部はさらに、上記2つの傾斜面
    の底端部間をつなぐ底面を有している、請求項2に記載
    の導光部材。
  4. 【請求項4】 上記略V字状の凹入部における2つの傾
    斜面は鏡面仕上げされており、上記底面は全反射面とさ
    れている、請求項3に記載の導光部材。
  5. 【請求項5】 上記略V字状の凹入部における2つの傾
    斜面は鏡面仕上げされており、上記底面は凹凸状の光拡
    散面とされている、請求項3に記載の導光部材。
  6. 【請求項6】 上記光出射面は、鏡面仕上げされた平坦
    面とされている、請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載の導光部材。
  7. 【請求項7】 上記光入射部が形成される上記第2側面
    には、鏡面仕上げ領域と、乱反射領域とを混在させてい
    る、請求項6に記載の導光部材。
  8. 【請求項8】 上記光入射部が形成される上記第2側面
    において、鏡面仕上げ領域に対する乱反射領域の面積比
    率が、光入射部から遠ざかるにしたがって高められてい
    る、請求項7に記載の導光部材。
  9. 【請求項9】 上記乱反射領域は、上記第2側面の選択
    された領域に塗装を施すことによって形成されている、
    請求項7または請求項8に記載の導光部材。
  10. 【請求項10】 上記乱反射領域は、上記第2側面の選
    択された領域に凹凸を形成することによって形成されて
    いる、請求項7または請求項8に記載の導光部材。
  11. 【請求項11】 上記鏡面仕上げ領域と乱反射領域と
    に、Al,Cr,Ag等の光沢材料を蒸着している、請
    求項10に記載の導光部材。
  12. 【請求項12】 上記透明部材の両端部は、全反射面と
    されている、請求項1ないし請求項11のいずれかに記
    載の導光部材。
  13. 【請求項13】 上記光入射部は、上記第2側面におけ
    る長手方向中央部に1箇所形成されている、請求項1な
    いし請求項12のいずれかに記載の導光部材。
  14. 【請求項14】 上記光入射部は、上記第2側面におけ
    る長手方向に複数箇所形成されている、請求項1ないし
    請求項12のいずれかに記載の導光部材。
  15. 【請求項15】 上記第2側面は、上記光入射部から遠
    ざかるにしたがって第1側面との間の距離が減じられる
    ように傾斜または湾曲させられている、請求項1ないし
    請求項14のいずれかに記載の導光部材。
  16. 【請求項16】 上記透明部材における上記第1側面の
    幅寸法が、上記第2側面の幅寸法より短寸とされてい
    る、請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の導光
    部材。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし請求項16のいずれか
    に記載の導光部材が用いられ、この導光部材の光入射部
    に隣接して光源が配置されて構成されている、線状光源
    装置。
  18. 【請求項18】 上記光源は、LEDである、請求項1
    7に記載の線状光源装置。
  19. 【請求項19】 上記LEDは、白色である、請求項1
    8に記載の線状光源装置。
  20. 【請求項20】 R、G、Bの3色のLEDが上記導光
    部材の光入射部に隣接して、その幅方向に配列されてい
    る、請求項18に記載の線状光源装置。
  21. 【請求項21】 ケーシングの一面に形成された原稿読
    み取り面上を接触搬送される原稿に上記ケーシング内に
    設けられた光源装置からの光を照射し、上記原稿読み取
    り面上に設定された読み取りラインにおける原稿からの
    反射光を上記ケーシング内に上記読み取りライン方向に
    配列された複数の受光素子に受光させるようにした画像
    読み取り装置であって、上記光源装置として、請求項1
    7ないし請求項20のいずれかに記載の線状光源装置を
    用い、その光出射面から出射させた光が上記読み取りラ
    イン上の原稿を照明するように構成したことを特徴とす
    る、画像読み取り装置。
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