JPH10106972A - 電極配線構造の製造方法 - Google Patents

電極配線構造の製造方法

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JPH10106972A
JPH10106972A JP25493696A JP25493696A JPH10106972A JP H10106972 A JPH10106972 A JP H10106972A JP 25493696 A JP25493696 A JP 25493696A JP 25493696 A JP25493696 A JP 25493696A JP H10106972 A JPH10106972 A JP H10106972A
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titanium nitride
nitride layer
aluminum alloy
forming
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JP25493696A
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Inventor
Kazuo Akamatsu
和夫 赤松
Atsushi Komura
篤 小邑
Toru Yamaoka
徹 山岡
Takeshi Yamauchi
毅 山内
Yoshihiko Isobe
良彦 磯部
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒化チタンをバリアメタルとして使用し、そ
の上にAl合金層を形成する場合、バリアメタルのバリ
ア性を向上させ、しかもAl合金層の埋め込み性を良好
にしてステップカバレッジを向上させる。 【解決手段】 シリコン基板10上に、層間絶縁膜11
を形成し、コンタクトホール12を形成する(図1
(a))。この後、チタン層13、第1窒化チタン層1
9、第2窒化チタン層14、Al合金層15を真空中で
連続的にスパッタ成膜する(図1(b))。続いて、A
l合金層15のリフロー処理を行う(図1(c))。こ
のリフロー熱処理中に、窒化チタン層14とAl合金層
15の間にチタンとアルミニウムの金属間化合物である
歪み緩和層17が形成される。この後、反射防止膜とし
てのチタン層20、窒化チタン層21を形成し、パター
ニングを行った後、保護膜16を形成する(図1
(d)、(e))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
配線層(以下Al合金層という)を用いて半導体装置の
電極配線を形成する電極配線構造の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、素子の高集積化に伴い、微細化や
他層化が必須の技術となってきており、微細化するにつ
れてAl合金層の線幅も細く設計されている。このよう
にAl合金層の線幅が細くなると、保護膜の形成による
圧縮応力によってAl合金層内にAlボイドが発生す
る。
【0003】本出願人は、半導体基板上に窒化チタン層
を組成に含むバリアメタル上にAl合金層を形成し、窒
化チタン層の成膜条件に工夫を凝らして、バリアメタル
とAl合金層の間に、窒化チタンとアルミニウムを組成
に含む金属間化合物である歪み緩和層を形成し、この歪
み緩和層によって、Al合金層の配向性に係わらずAl
合金層内におけるAlボイドの発生を抑制できるものを
提案した(特開平8−78416号公報)。
【0004】このものの製造方法の概要について図3に
従って説明する。まず、図3(a)に示すように、シリ
コン基板10上に層間絶縁膜11を形成し、コンタクト
ホール12を形成する。そして、図3(b)に示すよう
に、スパッタリング法によりチタン層13を成膜し、続
いて反応性スパッタリング法により窒化チタン層14を
成膜し、さらにスパッタリング法によりAl合金層15
を成膜し、その一部がシリコン基板と電気接続するよう
にする。その際、チタン層13、窒化チタン層14、A
l合金層15は、途中大気暴露せずに、真空中で連続的
に成膜している。
【0005】Al合金層15を成膜後、図3(c)に示
すように、チタン層13、窒化チタン層14、Al合金
層15をパターニングし、シリコン基板10、チタン層
13、窒化チタン層14、およびAl合金層15の電気
的接続部の抵抗を小さくするために、400℃から48
0℃の熱処理を行う。さらに、図3(d)に示すよう
に、保護膜16を、300℃から480℃の温度下でC
VD法あるいはスパッタリング法に形成する。
【0006】ここで、図3(c)、(d)の工程におけ
る熱処理中に、窒化チタン層14からAl合金層15に
チタンが拡散し、チタンとアルミニウムの金属間化合物
(Al3 Ti)反応層17が形成される。また、チタン
層13とシリコン基板10の間にチタンシリサイド層1
8が形成される。ここで、窒化チタン層14を、窒素ガ
スが供給されチタンをターゲットとするスパッタリング
装置内で、DCパワー密度5.5W/cm2 以下の条件
で反応性スパッタリングすることにより、金属間化合物
反応層17の厚さを10nm以上にして歪み緩和層にす
ることができ、Al合金層15内におけるAlボイドの
発生を抑制することができる。
【0007】また、上記公報に記載された第2実施形態
においては、アロイスパイクを防止するために、窒化チ
タン層14の下層に、アロイスパイク防止用の別の窒化
チタン層を形成している。以下、アロイスパイク防止用
の窒化チタン層を第1窒化チタン層といい、上記した窒
化チタン層14を第2窒化チタン層という。具体的に
は、第1窒化チタン層を6.96W/cm2 以上のDC
パワー密度でスパッタ成膜し、第2窒化チタン層を5.
5W/cm2 以下のDCパワー密度でスパッタ成膜し
て、第1、第2窒化チタン層を物性の異なる膜としてい
る。この場合、第1窒化チタン層は結晶性の高い緻密な
膜となるため、アロイスパイクの発生を抑制することが
できる。なお、DCパワー密度(以下、単にパワー密度
という)とは、スパッタリング装置において、ターゲッ
トとヒータ間に印加する電力をターゲットの面積で割っ
たものをいう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記し
た電極配線構造に対しさらに検討を進めたところ、素子
の微細化を進めると、Al合金層のステップカバレッジ
が悪くなってしまうという問題があることが判明した。
通常、Al合金層をリフローすることによって、Al合
金層のコンタクトホールへの埋め込み性を向上させ、ス
テップカバレッジを良好にすることができるが、窒化チ
タンをバリアメタルとして使用し、その上に形成された
Al合金層をリフローする場合、電子情報通信学会論文
誌 C−II Vol.J78−C−II No.5
pp.273−280 1995年5月号の第276頁
〜第277頁に指摘されているように、バリアメタルの
バリア性を向上させるために熱処理が不可欠であり、そ
のためにAl合金層の形成前に窒化チタン層が一旦大気
に曝され、その結果、窒化チタン層の表面が酸化しAl
合金層のぬれ性が低下して、リフローの際のAl合金層
の埋め込み性が低下する問題点がある。そこで、このも
のでは、リフロー下地を検討することによりAl合金層
の埋め込み性を改善することが提案されている。
【0009】本発明は、窒化チタンをバリアメタルとし
て使用し、その上にAl合金層を形成する場合、上記し
た論文に指摘されているような、窒化チタン層の大気暴
露による問題を生じることなく、バリアメタルのバリア
性を向上させ、しかもAl合金層の埋め込み性を良好に
してステップカバレッジを向上させることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、先に提案
した特開平8−78416号公報に記載のものにおい
て、第1窒化チタン層と第2窒化チタン層を設けること
により、Al合金層の形成前に、一旦大気に曝さなくて
も、アロイスパイクの発生を抑制してバリア性を高くす
ることができる点に着目し、このものの製造方法を変更
することにより上記目的を達成することを検討した。
【0011】このような検討を基になされた請求項1乃
至3に記載の発明においては、第1窒化チタン層(1
9)、第2窒化チタン層(14)、Al合金層(15)
を真空中で連続して成膜するとともに、さらに真空中で
Al合金層をリフローし、このリフロー後に第1窒化チ
タン層、第2窒化チタン層およびAl合金層のパターニ
ングを行うようにしたことを特徴としている。
【0012】Al合金層のリフロー中に第2窒化チタン
層の窒化チタンとアルミニウム合金配線層のアルミニウ
ムにより金属間化合物反応層(17)が形成される。こ
の金属間化合物反応層とリフローされたAl合金層との
濡れ性が良好であるため、Al合金層の埋め込み性を良
好にしてステップカバレッジを向上させることができ
る。また、第1窒化チタン層、第2窒化チタン層および
Al合金層の形成、およびAl合金層のリフローを真空
中で連続して行っているから、窒化チタン層の大気暴露
による問題を生じることなくバリアメタルのバリア性を
向上させることができる。
【0013】また、請求項4に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明を第1電極配線とし、第2電極配
線を形成するために、第3窒化チタン層(23)および
第2Al合金層(24)を真空中で成膜し、さらに真空
中で連続して第2Al合金層をリフローし、その後パタ
ーニングを行うようにしたことを特徴としている。この
ことにより、第2電極配線についてもステップカバレッ
ジを向上させることができ、従って、バリアメタルのバ
リア性を向上させるとともに、Al合金層のステップカ
バレッジを向上させた多層電極配線構造とすることがで
きる。
【0014】なお、特許請求の範囲および課題を解決す
るための手段の欄で記載した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的構成要素との対応関係を示すため
のものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1に、本発明の第1実施形態におけ
る電極配線を用いた半導体装置の製造工程を示す。な
お、この図1において、図3に示すものと同一符号を付
した部分は同一のものを示す。
【0016】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板10上にCVD法やスパッタリング法により、PS
G膜等の層間絶縁膜11を形成し、ホトリソグラフィー
により、コンタクトホール12を形成する。そして、図
1(b)の工程で、スパッタリング装置を用い、スパッ
タリング法により20nmの厚さのチタン層13を成膜
し、アルゴンと窒素の混合ガス雰囲気中でTiをスパッ
タリングする反応性スパッタリング法により厚さ70n
mの第1窒化チタン層19と厚さ30nmの第2窒化チ
タン層14を成膜し、さらにスパッタリング法により4
50nmの厚さのAl−1%Si−0.5%Cu等のA
l合金層15を連続的に成膜する。
【0017】この場合、第1窒化チタン層19に対して
は、設定温度:270°C、総ガス圧:5.5mTor
r、N2 −Arガス流量比:1:1、パワー密度:8.
7W/cm2 の条件で成膜し、第2窒化チタン層14に
対しては、設定温度:270°C、総ガス圧:5.5m
Torr、N2 −Arガス流量比:1:1、パワー密
度:4.4W/cm2 の条件で成膜し、Al配線層15
に対しては、設定温度:150°C、Arガス圧:2m
Torr、パワー密度:10.6W/cm2 の条件で成
膜している。第1窒化チタン層19を、特開平8−78
416号公報に記載されたものと実質的に同じ成膜条件
で形成することにより、結晶性の高い緻密な膜となり、
アロイスパイクの発生を抑制することができる。
【0018】なお、チタン層13、第1窒化チタン層1
9、第2窒化チタン層14、Al合金層15は、途中大
気暴露せずに、真空中で連続的に成膜してため、各層の
内部および層の界面には、酸素はほとんど存在せず、約
1at%以下の濃度となっている。この後、同じスパッ
タリング装置内で真空搬送し、別のチャンバにてリフロ
ーを行う。このリフローは、第1、第2窒化チタン層1
9、14よりも高い温度で行い、具体的には設定温度を
525℃(もしくは500℃前後)とする。また、Ar
ガス圧を2mTorrとして3分間行う。このリフロー
により、Al合金層15は、図1(c)に示すような形
状になる。
【0019】また、このリフロー熱処理中に、窒化チタ
ン層14からAl合金層15にチタンが拡散し、チタン
とアルミニウムの金属間化合物(Al3 Ti)反応層1
7が形成される。この金属間化合物反応層17は、特開
平8−78416号公報に記載されている厚さ10nm
以上の歪み緩和層で、Al合金層15内のAlボイドの
発生を抑制する。
【0020】また、リフローAlとAl3 Tiとの濡れ
性が良好であるため、リフローAlの埋め込み性を向上
させることができる。この場合、Al3 Tiの形成が不
安定であるとリフローAlの埋め込み性が低下するた
め、Al3 Tiを安定して形成するためには、リフロー
温度を実温で390℃以上にする必要がある。なお、実
温とは、リフローを行う場合のウエハ状態での半導体基
板の温度で、スパッタ装置内での設定温度より低くな
り、設定温度を525℃とした場合、実温は465℃に
なる。また、設定温度を500℃前後とした場合には、
実温は約445℃になる。
【0021】また、金属間化合物反応層17の厚さはA
lボイドの抑制という点からすれば10nm以上必要で
あるが、リフローAlとAl3 Tiとの濡れ性を良好に
するという点からすれば1nm以上あればよい。このリ
フロー後、反射防止膜としての厚さ15nmのチタン層
20と厚さ30nmの窒化チタン層21を、さらに真空
中で連続成膜し、図1(d)に示す構造とする。
【0022】上記した真空中での連続成膜工程を経た
後、図1(e)にように、チタン層13、窒化チタン層
14、Al合金層15、チタン層20、窒化チタン層2
1をパターニングし、さらに、保護膜としての絶縁膜
(窒化膜等)16を、300℃から480℃の温度下で
CVD法あるいはスパッタリング法に形成する。この保
護膜形成時に、図示しないが、チタン層13とシリコン
基板10の間にチタンシリサイド層18が形成される。
【0023】上記した製造方法を用いることにより、第
1窒化チタン層19、第2窒化チタン層14およびAl
合金層15の形成、およびAl合金層15のリフローを
真空中で連続して行っているから、アロイスパイクを抑
制してバリアメタルのバリア性を向上させ、Al合金層
15の埋め込み性を良好にしてステップカバレッジを向
上させることができる。
【0024】なお、上述したように、本実施形態におい
ては、Al配線層15と第2窒化チタン14を反応させ
ることでリフロー処理によってステップカバレッジを良
好にできたが、このようにAl配線層15と第2窒化チ
タン14との反応性を良好にするためには特開平8−7
8416号公報の図3に示されているようにスパッタリ
ング装置のDCパワー密度を5.5W/cm2 以下とす
ることが好ましい。なお、DCパワー密度とは、スパッ
タリング装置内においてTiターゲットとスパッタリン
グ装置のヒータ間に印加する電力をTiターゲットの面
積で割った値とする。
【0025】また、発明者らが実験を行ったところ、A
l配線層15と第2窒化チタン14とを反応させてAl
配線層15の濡れ性がよくなっても、反応によりAl3
Tiが形成されてその上にAl配線層が全く存在しなく
なった場合には、その領域上でのAl配線層15のリフ
ロー処理による流動性が失われてAl3 Tiだけの領域
が残るようになり良好なステップカバレッジが得られな
いことがわかった。従って、Al配線層15のスパッタ
リング時の膜厚はその後のリフロー処理において形成さ
れる反応生成物(Al3 Ti等の金属間化合物)の膜厚
よりも厚く堆積する必要がある。
【0026】さらに、発明者らが実験を行ったところ、
ステップカバレッジを良好にするためには上述したよう
にAl配線層15と反応性の良い第2窒化チタン14を
用いてAl配線層15を所定の膜厚となるよう堆積する
だけではステップカバレッジを良好にするために十分で
ないことがわかった。すなわち、Al配線層15のスパ
ッタリング後の膜厚がスパッタリング時の基板温度(ヒ
ータ温度)に依存することが判明し、この基板温度を制
御する必要があることがわかった。基板温度を高く設定
した場合にその後のリフロー処理においてステップカバ
レッジにかなりばらつきが生じ、再現性の悪いものとな
ることがわかった。これは、基板温度が高い場合にAl
配線材料がスパッタリングによりコンタクトホールに付
着する際に凝集し、コンタクトホールの段差の上部にボ
ールのように集まる現象が起こり、この現象によりコン
タクトホールの段差の底部とその周辺のAl配線材料の
膜厚が薄くなり、さらにこの集まったAl配線材料がマ
スクとなってコンタクトホール底部にスパッタリングさ
れたAl原子が到達できなくなることによって生ずるた
めである。
【0027】発明者らの実験によると基板温度が120
℃、150℃、180℃付近まではAl配線材料の凝集
はあまり観測されなかったが、基板温度が180℃を過
ぎるとAl配線材料の凝集が観測されるようになり、2
30℃ではかなりAl配線材料の凝集が観測された。実
際、基板温度を150℃としてリフローを行った場合
と、基板温度を230℃としてリフローを行った場合と
でステップカバレッジを比較したところ、前者の場合に
はステップカバレッジも良好で、かつ、ばらつきがほと
んどなく再現性が良好であることがわかったが、後者の
場合にはステップカバレッジの良好なものも存在した
が、ばらつきがひどく、再現性が悪いことが分かった。
従って、Al配線の膜厚を確保するためにはAl配線材
料の基板温度を180℃以下にすることが望ましい。
尚、基板の加熱方法はスッパッタリング装置内のヒータ
によって温められたArガスによるガス加熱方式であ
る。
【0028】以上をまとめると、Al配線材料の下地を
上述した第2窒化チタンとし、Al配線材料のスパッタ
リング時の基板温度を180℃以下とし、その膜厚を堆
積後のリフロー処理において生成される反応性生物より
も厚くなるように堆積して上述したリフロー処理を行う
ことにより、確実にステップカバレッジを良好にするこ
とができる。 (第2実施形態)上記した第1実施形態では1層の電極
配線構造としたが、本実施形態では電極配線を2層にし
た多層電極配線構造としている。
【0029】このものの製造方法について図2に従って
説明する。まず、第1実施形態と同様に、チタン層1
3、第1窒化チタン層19、第2窒化チタン層14、A
l合金層15、チタン層20、窒化チタン層21を形成
し、パターニングして第1電極配線を形成する。その上
に層間絶縁膜22を形成し、ホトリソグラフィーによ
り、層間絶縁膜22にビアホールを形成する。この後、
層間絶縁膜22上に、窒化チタン層23およびAl合金
層24を形成して、図2(a)に示す構造とする。
【0030】この場合、窒化チタン層23およびAl合
金層24は、第1電極配線における第2窒化チタン層1
4およびAl合金層15と同じ成膜条件で形成する。こ
の後、第1実施形態と同様に、連続して真空中でリフロ
ーを行う。このリフローにより、Al合金層24は、図
2(b)に示すような形状になる。また、このリフロー
熱処理中に、窒化チタン層23およびAl合金層24の
間に、金属間化合物反応層25が形成される。そして、
Al合金層24の上に反射防止膜としての窒化チタン層
26を形成し、図2(b)に示す構造とする。
【0031】そして、窒化チタン層23およびAl合金
層24をパターニングし、その上に保護膜27を、第1
実施形態の保護膜16と同様に、300℃から480℃
の温度下でCVD法あるいはスパッタリング法に形成し
て、図2(c)に示す多層電極配線の構造を得る。上記
した製造方法によれば、第1実施形態と同様、バリアメ
タルのバリア性を向上させるとともに、第1電極配線層
のみならず第2電極配線層についてもステップカバレッ
ジを向上させたものとすることができる。
【0032】なお、Al合金層15、24としては、A
l−Si−Cuに限らず、例えばアルミニウム金属やA
l−Ti−Si、Al−Cu、Al−Si、Al−T
i、Al−Cu−Ti等の他の合金を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電極配線構造の製
造工程を示す工程図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る電極配線構造の製
造工程を示す工程図である。
【図3】従来の電極配線構造の製造工程を示す工程図で
ある。
【符号の説明】
10…シリコン基板、11、22…層間絶縁膜、14…
第1窒化チタン層、15…Al合金層(第1Al合金
層)、17、25…金属間化合物反応層、19…第2窒
化チタン層、23…窒化チタン層(第3窒化チタン
層)、24…Al合金層(第2Al合金層)、16、2
7…保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 毅 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 磯部 良彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(10)上に、コンタクトホ
    ール(12)を有する層間絶縁膜(11)を形成する工
    程と、 前記層間絶縁膜上に、アロイスパイク防止用の第1窒化
    チタン層(19)と、この第1窒化チタン層の上に第2
    窒化チタン層(14)を成膜し、さらにこの第2窒化チ
    タン層の上にアルミニウム合金配線層(15)を成膜す
    る工程と、 前記第1窒化チタン層、前記第2窒化チタン層および前
    記アルミニウム合金配線層をパターニングする工程とを
    有してなる電極配線構造の製造方法において、 前記パターニング工程の前に、前記アルミニウム合金配
    線層をリフローする工程を備え、 前記第1窒化チタン層、前記第2窒化チタン層および前
    記アルミニウム合金配線層の成膜、および前記アルミニ
    ウム合金配線層のリフローを、真空中で連続して行うこ
    とを特徴とする電極配線構造の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1窒化チタン層、前記第2窒化チ
    タン層および前記アルミニウム合金配線層の成膜、およ
    び前記アルミニウム合金配線層のリフローをスパッタリ
    ング装置を用いて行い、前記第1、第2窒化チタン層1
    の成膜温度より高い温度で前記リフローを行うことを特
    徴とする請求項1に記載の電極配線構造の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記リフロー時の前記半導体基板の温度
    を390℃以上にすることを特徴とする請求項2に記載
    の電極配線構造の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板(10)上に、コンタクトホ
    ール(12)を有する第1層間絶縁膜(11)を形成す
    る工程と、 前記第1層間絶縁膜上に、アロイスパイク防止用の第1
    窒化チタン層(19)と、この第1窒化チタン層の上に
    第2窒化チタン層(14)を成膜し、さらにこの第2窒
    化チタン層の上に第1アルミニウム合金配線層(15)
    を成膜し、この後、前記第1アルミニウム合金配線層を
    リフローする工程と、 前記第1窒化チタン層、前記第2窒化チタン層および前
    記アルミニウム合金配線層をパターニングして第1電極
    配線を形成する工程と、 この第1電極配線上に開口したビアホールを有する第2
    層間絶縁膜(22)を形成する工程と、 前記第2層間絶縁膜上に前記ビアホールを含んで、第3
    窒化チタン層(23)を成膜し、さらにこの第3窒化チ
    タン層の上に第2アルミニウム合金配線層(24)を成
    膜し、この後、前記第2アルミニウム合金配線層をリフ
    ローする工程と、 前記第3窒化チタン層と第2アルミニウム合金配線層を
    パターニングして第2電極配線を形成する工程とを有
    し、 前記第1窒化チタン層、前記第2窒化チタン層および前
    記アルミニウム合金配線層の成膜、および前記アルミニ
    ウム合金配線層のリフローを真空中で連続して行い、 前記第3窒化チタン層と前記第2アルミニウム合金配線
    層の成膜、および前記第2アルミニウム合金配線層のリ
    フローも真空中で連続して行うことを特徴とする多層電
    極配線構造の製造方法。
JP25493696A 1996-09-26 1996-09-26 電極配線構造の製造方法 Pending JPH10106972A (ja)

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