JPH10105673A - 似顔絵画像作成装置およびその方法 - Google Patents

似顔絵画像作成装置およびその方法

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JPH10105673A
JPH10105673A JP25856096A JP25856096A JPH10105673A JP H10105673 A JPH10105673 A JP H10105673A JP 25856096 A JP25856096 A JP 25856096A JP 25856096 A JP25856096 A JP 25856096A JP H10105673 A JPH10105673 A JP H10105673A
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JP25856096A
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Midori Goto
みどり 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、少ない特徴点の入力操作により
効率的な似顔絵画像の作成が可能な似顔絵画像形成装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 顔画像を入力する入力装置11と、この
顔画像を表示するディスプレイ22と、顔画像の特徴点
を入力するべくオペレータに促して得られた特徴点に基
づき近似曲線を用いて、記憶された標準顔画像を変化さ
せることで似顔絵画像を形成する機構23とをもつこと
で、少ない特徴点の入力操作で似顔絵画像を作成する似
顔絵画像作成装置とその作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置で
あって主に人物の画像情報を処理して似顔絵画像を作成
する画像処理装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、画像の領域の輪郭線を抽出するこ
とによって絵を線画化したり、輪郭線をスプラインやベ
ジェなどの曲線によって近似する技術が画像処理の分野
において用いられている。この技術は画像のベクトル化
と呼ばれ、これを自動的に行う機能をもつソフトも市販
されている。
【0003】また、コンピュータによる似顔絵生成技術
として「区分線形変換による似顔絵生成と情報合成につ
いて」(画像の認識・理解シンポジウム(MIRU9
4’)1994年7月)に記載されているような研究も
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に画像をベクト
ル化するには、色などに基づき領域分割を行い、各領域
の輪郭抽出を行った後、その輪郭線をスプラインやベジ
ェなどの曲線によって近似する処理を行う。これはイラ
ストなど色がはっきりと分かれている画像に対しては有
効な手法であるといえる。
【0005】しかし自然画像に対して適用した場合、照
明や色むらなどによる小さい領域が多く発生してしまう
ため、無駄な曲線が多く発生することになる。顔画像に
対しても、図5に示すように顔の微妙な凹凸や影などの
影響で無駄な曲線が多く生成される。
【0006】更に本来は違う領域がたまたま似た色で、
しかも重なっていたため同一領域として扱われることも
ある。例えば図6で示すように、顔画像を処理する場
合、眉毛と髪は別の領域として認識し異なる曲線に変換
する方が、後で髪の色を変えたり変形したりする場合に
都合がよい。しかし前髪が眉にかかっている場合同一領
域として扱われるため、ベクトル化後、曲線を手作業で
髪と眉に分離する作業が必要となる場合がある。
【0007】このように、市販のベクトル化ソフトを顔
画像に対して適用した場合、最適なベクトル化を行うた
めには、理想的な領域に分割するための画像処理的な前
処理が必要であったり、編集時に面倒な修正が必要とな
ったりするという問題がある。
【0008】また、上記した文献のようにコンピュータ
による似顔絵生成も研究されている。この文献では顔を
点列集合で表現するため、数百個の点を指定しなければ
ならず作業が煩雑になるという問題がある。この発明
は、少ない特徴点の入力操作により効率的な似顔絵画像
の作成が可能な似顔絵画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔画像を入力
する入力手段と、前記顔画像を表示する表示手段と、前
記表示された顔画像の特徴的な箇所である複数の特徴点
を入力するべくオペレータに促す指示手段と、標準顔画
像を記憶する記憶手段と、入力された前記複数特徴点に
応じて近似曲線を用いて前記標準顔画像を変化させる近
似曲線変化手段と、前記近似曲線変化手段により前記標
準顔画像を変化させることにより似顔絵顔画像を作成す
る作成手段とを有する似顔絵画像作成装置である。
【0010】本発明は上記した構成により、画像の特徴
を特定するために入力するべき特徴点に関しては、従来
のように境界線に沿って多くの特徴点を入力する必要が
ない。つまり、例えばペジェ曲線などの近似曲線を用い
ることにより、ごく少ない特徴点の入力により、例えば
鼻の形などの画像情報を入力することができる。これに
よりごく小数の特徴点によって標準顔画像を変形し、似
顔絵画像を形成することができる。
【0011】又、本発明は、顔画像を入力する入力手段
と、前記顔画像を表示する表示手段と、前記表示された
顔画像の特徴的な箇所である複数の特徴点を入力するべ
くオペレータに促す指示手段と、標準顔画像を記憶する
記憶手段と、入力された前記複数特徴点に応じて近似曲
線を用いて前記標準顔画像を変化させる近似曲線変化手
段と、前記近似曲線変化手段により前記標準顔画像を変
化させることにより似顔絵顔画像を作成する作成手段
と、前記顔画像の前記特徴点が前記標準画像と一定値以
上異なる場合にこの異なる度合いを強調する強調手段
と、を有することを特徴とする似顔絵画像作成装置であ
る。
【0012】本発明は、更に上記した強調手段を設ける
ことにより、例えば鼻の大きいことを特徴とする顔であ
ればこれを実際以上に大きく描くことで、より効果的な
似顔絵画像を得ることのできる似顔絵画像形成装置を提
供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の詳細な説明を図
面を用いて行う。図7は、本発明の実施形態の一例であ
るブロックダイアグラムを示している。この似顔絵画像
形成装置は、画像を入力する入力部11、入力画像を一
時的に記憶する画像メモリ19、標準顔データや生成さ
れる似顔絵データなどを記憶するメモリ21、特徴点の
抽出などを行う画像処理部15、データを入力画像に合
わせて変形したり特徴を強調したりする変換部17、変
形結果を出力する出力部13、およびこれらの制御を行
う制御部23がそれぞれデータバスに接続されることに
より構成されている。これにより人物の似顔絵画像を生
成することができる。更に、入力部11に接続されてい
るマウス24、出力部13に接続されているディスプレ
イ22が設けられる。
【0014】なお、以下の実施形態において、曲線を近
似する一つの方法としてベジェ曲線を用いて説明を行う
が、ベジェ曲線の代わりにスプラインなど別の一般的な
曲線近似手段を用いても同様の結果が得られることは言
うまでもない。 [ペジェ曲線の説明]初めにペジェ曲線について図8に
従って以下に簡単に説明する。
【0015】ベジェ曲線は基本的には2点の端点と2点
の方向点の計4点で構成される。2点の端点は必ず存在
するが、方向点はなくてもよい。すなわち、2点の端点
のみならば直線25、方向点が1点あれば二次曲線2
7、方向点が2点ともあれば三次曲線29を表現するこ
とができる。
【0016】一般的に点P0,P1,P2,P3(P0
とP3が端点、P1とP2が方向点)によって構成され
るベジェ曲線は、次の式によって求められる。 P=(1−u)3 P0+3u(1−u)2 P1 +3u2 (1−u)P2+u3 P3 (1) 0≦u≦1 u=0の時、P=P0であり、u=1の時、P=P3で
ある。P0〜P3が与えられているとき曲線を再現する
には、P0〜P3にそれぞれのXまたはY座標値と任意
のuを代入することによって曲線上の点のXまたはY座
標値を得ることができる。このときuを0から0.1ず
つ増やして代入すると曲線上の10個の点が得られ、
0.01ずつ増やせば曲線上の100個の点が得られる
ことになる。つまりuを小さく設定するほど滑らかな曲
線が再現できる。
【0017】このように曲線の近似を繰り返すことによ
って複雑な図形も表現することができる。 [標準データ]次に、この手法における顔画像の標準デ
ータについて図面を用いて以下に説明する。図9は、本
発明に係る標準データのベジェ曲線(全体)を示す図、
図10は、本発明に係る標準データ(全体、塗りつぶし
時)を示す図、図11は、本発明に係る標準部品のベジ
ェ曲線(髪(前部))を示す図、図12は、本発明に係
る標準部品のベジェ曲線(髪(後部))を示す図、図1
3は、本発明に係る標準部品のベジェ曲線(顔輪郭)を
示す図、図14は、本発明に係る標準部品のベジェ曲線
(耳)を示す図、図15は、本発明に係る標準部品のベ
ジェ曲線(眉)を示す図、図16は、本発明に係る標準
部品のベジェ曲線(目)を示す図、図17は、本発明に
係る標準部品のベジェ曲線(鼻と口の横の溝)を示す
図、図18は、本発明に係る標準部品のベジェ曲線
(鼻)を示す図、図19は、本発明に係る標準部品のベ
ジェ曲線(口)を示す図である。
【0018】つまり本手法では、顔画像の標準的なデー
タを予め記憶しておき、これに似顔絵を形成するべき人
物の顔画像の特徴を抽出してこの特徴に基づき、標準デ
ータを加工することで似顔絵画像を形成する。
【0019】すなわち本手法では、顔を例えば次のよう
な部品の集合として考える。これらはベジェ曲線によっ
て近似されており、曲線の描画は記述の順に行われる。
すなわち、先に記述されているものほど後にに描画され
ることとなる。
【0020】顔の部品は、図面に応じて順に説明する
と、図11に示される髪35(前部)、図12に示され
る髪37(後部)、図13に示される顔輪郭39、図1
4に示される耳41(左右)、図15に示される眉43
(左右)、図16に示される目45及び47、49(左
右)、図示しない目尻のしわ(左右)、目の下のふくら
み51(左右)、図17に示される鼻の脇の溝(左
右)、口の脇の溝(左右)53、55、図18に示され
る鼻57、59、61、図19に示される口63、6
5、67、69、71等である。
【0021】このうち目、鼻、口は更に以下のような部
品から構成される。目45は、白目、黒目、瞳孔、ハイ
ライト等49、上まぶた47、下まぶた51、上まぶた
の線(上、二重まぶた用)、上まぶたの線(下)、下ま
ぶたの線からなる。
【0022】鼻57は、暗い部分61と、明るい部分5
9とからなる。口63は、口内69と、歯67と、下唇
71と、上唇65とからなる。これは標準データの一例
だが、更に忠実なベクトル化を行いたい場合には細かい
部品や、鼻や唇などのハイライトや、影などを加えたり
することによって実現することができる。ここでは簡単
のため上述の部品を用いて説明する。
【0023】又、性別による一般的な印象はかなり違う
ので、標準データを男女別にもっておいてもよいし、更
に年齢、人種等別により多くの基準データを記憶してお
いても良い。
【0024】以下、フローチャートを用いて本発明の似
顔絵画像作成装置およびその方法を詳細に説明する。図
1は、本発明の似顔絵作成のプロセスを示したフローチ
ャート、図2は、本発明の似顔絵作成の特徴点を強調し
て表示するためのフローチャート、図3、図4は、ベジ
ェ曲線による移動、変形、変色の工程を示したフローチ
ャートである。 [画像入力]図1のフローチャートにおいて、似顔絵画
像形成装置は、ディスプレイの表示等により似顔絵を作
成したい人物画像データを入力するべくオペレータに促
す(S11)。オペレータの操作により、ビデオカメラ
やスキャナなどから似顔絵を作成する画像が入力された
ことが確認される(S13)。必要であれば一般的な画
像処理によって顔画像の大きさを正規化することも考え
られる。 [特徴点抽出]更に、オペレータが入力された顔画像に
沿って特徴点をマウス等で入力し易いように、この入力
画像をディスプレイ22等に表示する(S15)。オペ
レータは、ディスプレイに表示された特徴点の入力指示
に従い、顔画像の幾つかの特徴点をマウスにより入力し
ていく。
【0025】つまり、具体的な手順としては、顔のどの
部分から特徴入力動作を行うかをオペレータに選択させ
るべく、部品選択を促す(S17)。そして、部品選択
がなされたら(S19)オペレータの操作を促すことで
特徴点を選択する(S21)。
【0026】つまり、マウスのマウス・カーソルを例え
ば鼻の形のポイントとなる幾つかの特徴点にもってい
き、オペレータがマウスのスイッチをオンすることで、
特徴点を入力していく。又、該当する部品がない場合に
はそのように記録する。
【0027】図2を用いてより詳しくこれらのステップ
を述べると、顔部品の一つが選ばれるとこの部品の標準
モデルを画面に表示し(S31、S33)、標準部品の
n点目の特徴点を強調表示する(S35)。更に、入力
画像における特徴点の入力をオペレータに促して(S3
7)入力されれば(S39)、この特徴点の座標を登録
し(S41)この動作を必要な特徴点の分だけ繰り返す
(S43,S45)。
【0028】具体的な入力される特徴点の一例としては
それぞれ、 髪:頭頂を含む最低5点(前点・後部共) 顔輪郭:額の上、左右の端(耳の付け根の辺り)、あご
を含む最低6点 耳:顔との接点(上、下)と中間点の最低3点 眉:左端、右端の2点 目、鼻、上唇、下唇:左端、右端、上端、下端の4点 が挙げられる。又、図20で示すようにそれ以外に特徴
のある点(急激に曲率が変化するなど)、例えば髪73
の形が特徴的であればこれを指定する。
【0029】このオペレータとパソコン画面との対話的
処理を行う代わりに、入力された顔画像をペジェ曲線等
による画像処理をプログラムにより自動的に同様の処理
を行うことも可能である。 [ペジェ曲線による移動、変形、変色]こうして抽出さ
れた特徴点に合わせて、標準部品のうち髪、顔輪郭、
耳、眉、上/下まぶた、鼻、上/下唇を本発明の特徴で
ある近似曲線(例えばペジェ曲線)により移動し変形す
る(S23)。それ以外の部品はこれらの部品との位置
関係を利用して移動・変形する。
【0030】部品が目の場合を例にとって、具体的な処
理を以下に説明する。上まぶたの制御点、図16の点E
と点Fを、それぞれ入力画像の特徴点である図20の点
Aと点Cに移動し、方向点も同時に移動する。更に入力
画像の特徴点Dが曲線EF上になるように、方向点(図
16の点G,H)の座標を次式に基づいて計算する。こ
れは式(1)から逆算したものである。曲線上の任意の
2点AとBが分かっているとき、方向点は P1 =(C2A / C2B × DB − DA ) /(C1A − C2A ・C1B / C2B ) ( 2) P2 = −(C1B ・P1 + DB ) / C2B (3) である。ただし P0,P3:端点 P1,P2:方向点 P:曲線上の任意の点 C1i =3ui (1−ui )2 C2i =3ui 2 (1−ui ) C3i =ui 3 Di =C0i ・P0+C3i ・P3−Pi ui =length(P0, Pi)/ length (P0, P3) length(A,B):点Aと点B間の曲線の長さを求める
関数 しかし、式(2)と式(3)によって2点の方向点座標
値を求めるには、曲線上の2点を知る必要がある。ここ
では標準モデルによって大体の形状がすでに決められて
いるので、2点の方向点のうち1点を動かすことによっ
て変形することにする。むしろ、曲線上の点が多く与え
られればそれだけ入力画像に近い曲線が再現できるの
で、簡単さより精密さが要求される場合には、特徴点抽
出工程において与えられる特徴点の数を増やすことによ
って対応することができる。
【0031】ここでは曲線上の1点の情報と、方向点の
1点の座標値から、もう1点の方向点座標値を求める方
法をとることにする。式(3)に、P0とP3に端点の
座標値を、P1に固定する方向点の座標値を代入するこ
とによって、もう1点の方向点の座標値が求められる。
【0032】変形が終わったら、ベジェ曲線内の入力画
像の画素値の平均を調べ、曲線の色とする。下まぶたも
同様に移動、変形を行なう。
【0033】次に目を構成するその他の部品を上まぶた
と下まぶたに合わせて設定する。上まぶたの線は上まぶ
たの曲線EF(図16)に、下まぶたの線は下まぶたの
曲線IJに合わせる。方向点も該当するまぶたの方向点
と同じにする。白目、黒目、瞳孔、瞳のハイライトはま
ぶたの横幅に合わせて拡大または縮小する。この際にこ
れらがまぶたからはみ出すようならば、まぶたの方向点
(上まぶたなら図16点K,L)を移動してはみ出さな
いようにするか、白目の端点の位置を調節する。
【0034】目尻のしわ、目の下のふくらみ、鼻や口の
横の溝などが目立たない顔であれば、これらの部品の色
を顔輪郭の色と同じにしておく。これらの部品は、年輩
の人の顔や、笑い顔などが対象の場合に色を付けて目立
たせる。また、長髪の人の場合は髪(後部)を変形して
対応する。一重まぶたの場合には上に位置する上まぶた
の線を周囲と同じ色にする。このような過程により図2
1に示すような似顔絵画像75を得ることができる。
【0035】図3、図4のフローチャートでは、この標
準部品の特徴点の移動を行なう工程を示している。すな
わち、Mを輪郭線の数、Nを特徴点の数、k=0とする
(S51、S53、S55)。そして、全ての特徴点に
ついて基本部品かどうかを確認し(S57、S59)、
特徴点を必要な座標に移動する(S61,S63、S6
5、S67)。そして、特徴点に基づき例えばペジェ曲
線などの近似曲線で近似する(S69)。同様の処理を
各部品の輪郭線ごとに反復する(S71〜S89)。こ
うすることで、全ての部品についての全ての特徴点に関
する特徴点の移動と特徴点に基づく曲線の近似を行なう
ことができる。 [デフォルメ]ここまでの段階で顔画像のベクトル化が
行われたことになるが、更に顔画像の特徴を強調するこ
とでより似顔絵らしさを得ることができる(S27)。
【0036】ここまでの処理で得られた画像データと標
準データの各部品の位置や大きさ、および対になってい
る部品の相互関係を比較しその差が大きい部品は、その
顔の特徴的な部分であると言うことができる。
【0037】例えば鼻が他の部品の移動量に比べ著しく
上に動いている場合、この人物の鼻は上にあるのが特徴
だといえる。また、口が標準データに比べて著しく大き
い場合、この人物の口は大きめだといえる。更に左右の
目の間隔が標準データのそれに比べて広い場合、この人
物の目の間は離れているのが特徴だといえる。
【0038】このようにして調べた特徴を強調すること
によって、似顔絵を作成することができる。例えば上述
の特徴を持つ人物の場合は、鼻を実際より上の位置に置
き、口を大きめに変形し、目の間隔を更に広げてみる。
【0039】全ての部品に対して特徴を強調しない方が
良い場合もあるため、最も標準データとの差が大きい特
徴だけを誇張してもよい。これにより、より効果的な似
顔絵画像を得ることができる。
【0040】又更に、それぞれの部品の特徴を強調する
かどうか、又強調の度合い、又強調の仕方(位置だけ、
大きさだけ、色だけなど)を対話的にオペレータの入力
指示により指定させてもよい。これにより、オペレータ
が希望する内容の似顔絵画像を描く似顔絵画像作成装置
及びこの方法を提供することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、ベジェ曲線等の曲線
近似手段を用いることにより、ベクトルベースの似顔絵
画像の作成を小数の特徴点を入力することでより効率的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の似顔絵作成のプロセスを示したフロー
チャート。
【図2】本発明の似顔絵作成の特徴点を強調して表示す
るためのフローチャート。
【図3】ベジェ曲線による移動、変形、変色の工程を示
したフローチャート。
【図4】ベジェ曲線による移動、変形、変色の工程を示
したフローチャート。
【図5】自然画像の輪郭抽出を行なうことで無駄な曲線
が発生する例を示す図面。
【図6】髪と眉が同一領域として変換されてしまった例
を示す図面。
【図7】本発明の似顔絵作成システムの構成を示す図
面。
【図8】本発明に係るベジェ曲線の説明のための図。
【図9】本発明に係る標準データのベジェ曲線(全体)
を示す図。
【図10】本発明に係る標準データ(全体、塗りつぶし
時)を示す図。
【図11】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(髪(前
部))を示す図。
【図12】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(髪(後
部))を示す図。
【図13】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(顔輪
郭)を示す図。
【図14】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(耳)を
示す図。
【図15】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(眉)を
示す図。
【図16】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(目)を
示す図。
【図17】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(鼻と口
の横の溝)を示す図。
【図18】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(鼻)を
示す図。
【図19】本発明に係る標準部品のベジェ曲線(口)を
示す図。
【図20】本発明に係る抽出した特徴点の一例を示す
図。
【図21】本発明に係る画像処理により得られる似顔絵
画像。
【符号の説明】
11 … 入力部、13 … 出力部、15 … 画像
処理部、17 … 変換部、19 … 画像メモリ、2
1 … メモリ、22 … ディスプレイ、23 …
制御部、24 … マウス、25 … ペジェ曲線、3
1 … 顔全体のペジェ曲線、33 … ペジェ曲線に
配色した画像、39 … 顔の輪郭線、41 … 耳の
輪郭線、43 … 眉の輪郭線、45 … 目の輪郭
線、53、55 … 鼻と口の横の溝、57、59、6
1 … 鼻の輪郭線、63 … 唇の輪郭線、73 …
必要な変化を加えた後のペジェ曲線、75 … 変化
後のペジェ曲線に配色した画像

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔画像を入力する入力手段と、 前記顔画像を表示する表示手段と、 前記表示された顔画像の特徴的な箇所である複数の特徴
    点を入力するべくオペレータに促す指示手段と、 標準顔画像を記憶する記憶手段と、 入力された前記複数特徴点に応じて近似曲線を用いて前
    記標準顔画像を変化させる近似曲線変化手段と、 前記近似曲線変化手段により前記標準顔画像を変化させ
    ることにより似顔絵顔画像を作成する作成手段と、を有
    することを特徴とする似顔絵画像作成装置。
  2. 【請求項2】 前記近似曲線変化手段は、ベジェ曲線を
    用いて前記複数特徴点に応じて前記標準顔画像を変化さ
    せる手段を更に有する請求項1に記載の似顔絵画像作成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記近似曲線変化手段は、スプラインを
    用いて前記複数特徴点に応じて前記標準顔画像を変化さ
    せる手段を更に有する請求項1に記載の似顔絵画像作成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は、前記顔画像を構成する
    複数の部品を示し、この部品を選択させるべく前記オペ
    レータに指示し、選択された部品についての特徴点の入
    力を促す手段を更に有する請求項1に記載の似顔絵画像
    作成装置。
  5. 【請求項5】 前記作成手段は、前記顔画像の前記特徴
    点が前記標準画像と一定値以上異なる場合、この異なる
    度合いを強調する強調手段を更に有する請求項1に記載
    の似顔絵画像作成装置。
  6. 【請求項6】 前記強調手段は、その強調の度合いと方
    法を前記オペレータに選択させるべく促す手段を更に有
    する請求項5に記載の似顔絵画像作成装置。
  7. 【請求項7】 前記オペレータの前記特徴点の入力が無
    くとも、前記顔画像の特徴点を検出してこの特徴点に基
    づき近似曲線を用いて前記標準顔画像を変化させること
    で前記似顔絵画像を作成する手段を更に有する請求項1
    に記載の似顔絵画像作成装置。
  8. 【請求項8】 顔画像を入力する入力工程と、 前記顔画像を表示する表示工程と、 前記表示された顔画像の特徴的な箇所である複数の特徴
    点を入力するべくオペレータに促す指示工程と、 標準顔画像を記憶する記憶工程と、 入力された前記複数特徴点に応じて近似曲線を用いて前
    記標準顔画像を変化させる近似曲線変化工程と、 前記近似曲線変化工程により前記標準顔画像を変化させ
    ることにより似顔絵顔画像を作成する作成工程と、を有
    することを特徴とする似顔絵画像作成方法。
  9. 【請求項9】 前記近似曲線変化工程は、ベジェ曲線を
    用いて前記複数特徴点に応じて前記標準顔画像を変化さ
    せる工程を更に有する請求項8に記載の似顔絵画像作成
    方法。
  10. 【請求項10】 前記近似曲線変化工程は、スプライン
    を用いて前記複数特徴点に応じて前記標準顔画像を変化
    させる工程を更に有する請求項8に記載の似顔絵画像作
    成方法。
  11. 【請求項11】 前記指示工程は、前記顔画像を構成す
    る複数の部品を示し、この部品を選択させるべく前記オ
    ペレータに指示し、選択された部品についての特徴点の
    入力を促す工程を更に有する請求項8に記載の似顔絵画
    像作成方法。
  12. 【請求項12】 前記作成工程は、前記顔画像の前記特
    徴点が前記標準画像と一定値以上異なる場合、この異な
    る度合いを強調する強調工程を更に有する請求項8に記
    載の似顔絵画像作成方法。
  13. 【請求項13】 前記強調工程は、その強調の度合いと
    方法を前記オペレータに選択させるべく促す工程を更に
    有する請求項12に記載の似顔絵画像作成方法。
  14. 【請求項14】 前記オペレータの前記特徴点の入力が
    無くとも、前記顔画像の特徴点を検出してこの特徴点に
    基づき近似曲線を用いて前記標準顔画像を変化させるこ
    とで前記似顔絵画像を作成する工程を更に有する請求項
    8に記載の似顔絵画像作成方法。
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