JPH10105409A - 装置用スレーブモジュール管理システム - Google Patents

装置用スレーブモジュール管理システム

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JPH10105409A
JPH10105409A JP26165696A JP26165696A JPH10105409A JP H10105409 A JPH10105409 A JP H10105409A JP 26165696 A JP26165696 A JP 26165696A JP 26165696 A JP26165696 A JP 26165696A JP H10105409 A JPH10105409 A JP H10105409A
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Jiro Nakabayashi
次郎 仲林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の基板を用いて構成される装置におい
て、装置の立ち上がりからスレーブモジュールへのプロ
グラムのダウンロードと動作確認を短時間で行なうこと
ができ、装置の機能追加やバージョンアップを容易にす
る装置用スレーブモジュール管理システムを提供する。 【解決手段】 複数のスレージモジュール12と装置全
体を管理するマスタモジュール11とバスシステムとを
備え、マスタモジュール11からスレーブモジュール1
2にプログラムをダウンロードできるようにする。この
とき、スレーブモジュール12は、該モジュールの固有
アドレスに加えて、複数のスレーブモジュールに共通の
ダウンロードアドレスを設定し、該モジュールの記憶手
段(RAM)を各アドレスに対応して区分する。このダ
ウンロードアドレスを用いることにより、複数のスレー
ブモジュール12に対して同時にダウンロードを行なう
ことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のモジュール
がバスを共有するバスシステムを使用して構成される装
置において、プログラムもしくはデータをスレーブモジ
ュールにダウンロードするときのスレーブモジュール管
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデバイス技術や信号処理技術の進
歩により、CPUとその周辺装置を用いたマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと記す)が幅広く製品や機器
に組み込まれるようになっている。マイコンの最大の特
徴は、それを組み込んだ装置や基板の動作をプログラム
によって容易に変更可能なことである。この様なプログ
ラムは、マイコンのメモリ上に配置されマイコンの動作
を決定するが、その配置のされかたはROMによって固
定的に配置される方法から、RAMに外部装置からダウ
ンロードされる方法まで様々である。なかでも近年はR
AMや外部装置の価格が低下していることから、上記の
ダウンロードを用いる方法が主流になりつつある。
【0003】一方、通信装置や制御装置等の産業用の装
置では、ある機能を有する複数の基板を用いて装置を構
成する方法が良く用いられる。これは、装置の機能を1
枚の基板で実現しようとすると、基板が大きくなりすぎ
たり処理が複雑になるためで、複数の基板に機能を分散
することと、装置自体の保守やバージョンアップを容易
にすることが目的である。この様な考え方は一般的であ
り、従って装置を構成するための規格、例えば、VME
(Versa Module European)バス規格等も標準化されてい
る。また、この様な規格に準拠した部品や基板も市販さ
れており、容易に安価で入手することが可能である。
【0004】VMEバスを用いた通信装置では、装置全
体の管理を行う基板であるマスタモジュールと、それぞ
れの機能を実現する基板である複数のスレーブモジュー
ルで装置が構成される。装置の構成はマスタモジュール
が管理しており、従って装置全体の機能や構成はマスタ
モジュールが把握することになる。
【0005】VMEバスを用いた装置でプログラムのダ
ウンロードを行う場合には、まず、マスタモジュールが
それぞれのスレーブモジュールに対応したプログラムを
ハードディスク等の外部記憶装置から読み出す。次に、
マスタモジュールは読み出したプログラムを対応するス
レーブモジュールに転送し、スレーブモジュールは決め
られたスレーブモジュール上のRAMにプログラムを配
置する。
【0006】従来のダウンロード時のシステムを図11
を参照にして説明する。図11は、従来のシステムにお
けるデータの流れを示す図で、図中、11はマスタモジ
ュール、12はスレーブモジュールであり、この例で
は、同一機能を有する例えばAタイプのスレーブモジュ
ールA−1,A−2,A−3が接続されているものとす
る。マスタモジュール11は、スレーブモジュール12
に固有に割り当てられたアドレスに対してデータアクセ
スを行うことでプログラムのダウンロードを行う。この
場合、スレーブモジュールA−1,A−2,A−3は同
一機能であるが、それぞれのスレーブモジュールに対し
て同一の内容をA−1に対してはアドレス0200 0000-、
A−2に対してはアドレス0220 0000-、A−3に対して
はアドレス0240 0000-の異なるアドレスで別々にダウン
ロードを行う。従って、同じ様な動作をこの例では3回
行うことになる。
【0007】次いで、従来のダウンロード時のデータア
クセスタイミングを図12,13を参照して説明する。
図12,13は、DTACK信号がタイミング制御され
ていない場合のダウンロード時のデータと制御信号のタ
イミングチャートで、スレーブモジュールA−1のタイ
ミングチャートを図12(A)に、スレーブモジュール
A−2のタイミングチャートを図12(B)に、また、
上記のスレーブモジュールA−1,A−2が同時にデー
タを取得したときのタイミングチャートを図13に示す
ものである。
【0008】図12に示すように、通常のデータアクセ
ス時は、マスタモジュールが出力するデータD00−D
32(図12(b))を確定した後に、DS(図12
(a))をアサート(有効)し、データがVMEバス上
に出力されたことをスレーブモジュールに対して知らせ
る。スレーブモジュールはアドレスが一致した場合、デ
ータを取り込み、DTACK(図12(c))をアサー
トしマスタモジュールに対してデータが取り込めたこと
を知らせる。マスタモジュールはDTACKのアサート
を見て、データD00−D32を無効にし、DSをネゲ
ート(無効)する。マスタモジュールのDSネゲートを
見て、スレーブモジュールはDTACKをネゲートしデ
ータアクセスを完了する。DTACKはハードウェア的
に生成される信号で、同一のモジュールであっても、個
々のハードウェア間でバラツキがある。
【0009】複数のスレーブモジュールがレスポンスを
同時に返すと、VMEバス上のDTACK信号は、それ
ぞれのスレーブモジュールのDTACK信号のOR信号
となる。従って図13の様に、スレーブモジュールA−
1のDTACK信号(図13(d))とスレーブモジュ
ールA−2のDTACK信号(図13(e))のタイミ
ングがずれた場合には、得られるDTACK信号(図1
3(c))は乱れた波形となり、正常に動作させること
ができない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のプログラムのダ
ウンロードの方法を、複数の基板を用いて構成される装
置に用いた場合、装置に実装されている基板の枚数分の
ダウンロードの処理が必要となる。従って装置が大規模
になり複雑化・多機能化し、装置に実装される基板が増
えるに従いダウンロードに掛かる時間も長くなり、装置
を立ち上げてから使用できるようになるまで膨大な待ち
時間が発生することになる。また、このような待ち時間
は、装置の保守やバージョンアップを行う時にも発生す
る物であり、装置の動作確認をするための作業時間の効
率を低下させる要因にもなっている。
【0011】本発明は、以上の問題点を鑑みてなされた
もので、複数の基板を用いて構成されるマイクロコンピ
ュータや通信装置,制御装置等において、特別な機能や
部品を追加することなく、装置の機能追加やバージョン
アップを容易に可能とするのみでなく、短時間でプログ
ラムのダウンロードを行うことが可能となり、装置の立
ち上げから動作確認を短い時間でスムーズに行うことが
できる装置用スレーブモジュール管理システムを提供す
ることをその解決すべき課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、装置
の機能を実現する複数のスレーブモジュールと、該スレ
ーブモジュール全体を管理するマスタモジュールと、前
記各モジュールを接続するバスシステムを備え、前記バ
スシステムを介して前記マスタモジュールから前記スレ
ーブモジュールにプログラムもしくはデータをダウンロ
ードできるようにしたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記スレーブモジュールに、該スレーブモジュール
固有に割り当てられる固有アドレスに加えて、前記ダウ
ンロードを行なうためのダウンロードアドレスを設定す
るとともに、前記スレーブモジュールに備えられた記憶
手段を区分して、前記各アドレスに対応した記憶領域を
有するようにし、前記ダウンロードを前記ダウンロード
アドレスに対応する領域に対して行なうようしたもので
ある。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記複数のスレーブモジュールに対して同
時に前記ダウンロードを行なうことができるようにする
ようにしたものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項2または3の発
明において、前記スレーブモジュールに、前記固有アド
レスと前記ダウンロードアドレスとを識別する機能を持
つアドレスデコーダ部と、該アドレスデコーダ部によっ
て識別したアドレスに応じて前記マスタモジュールに対
してタイミングを制御したDTACK信号を出力するD
TACKタイミング制御部とを備え、前記ダウンロード
時に、正常なDTACK信号をDTACKタイミング制
御部から出力できるようにしたものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記スレーブモジュールに設けられたCPUからの
コマンドにより、設定アドレスを切り替えることができ
るアドレス切り替え部を設け、各スレーブモジュールに
備えられた前記記憶手段として、異なるアドレスであっ
ても使用できる共有RAMを用いるようにしたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による装置用スレーブモジ
ュール管理システムにより、プログラムをダウンロード
することで、複数の基板を用いて構成される通信装置や
制御装置においても装置の機能追加やバーションアップ
を容易に可能とするのみでなく、短時間でプログラムの
ダウンロードを行なうことが可能となり、装置の立ち上
げから動作確認を短い時間でスムーズに行なうことが可
能となる。更に、上記のようなシステムを用いること
で、特別なハードウェアを追加することなく短時間での
ダウンロードを実現することが可能となる。
【0018】(実施形態1)本発明における装置用スレ
ーブモジュール管理システムの一実施形態を添付された
図面を参照して具体的に説明する。なお、実施形態を説
明するための全図において、同一の機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。ま
ず、図1,2,3を用いて、共有バスにVMEバスを用
いた場合の本発明のスレーブモジュールに対するダウン
ロードのデータの流れを説明する。図1は、本発明によ
る装置用スレーブモジュール管理システムの一実施形態
を説明するためのシステム構成図で、図中、11はマス
タモジュール、12はスレーブモジュールA、13はス
レーブモジュールBである。図2は、図1に示したシス
テム構成のアドレスマップである。図3は、図1に示し
たシステム構成におけるデータの流れを示した図で、ダ
ウンロード時のデータの流れを(A)に、レスポンス
(DTACK)の流れを(B)に示すものである。
【0019】図1に示すようにこの実施形態のシステム
構成では、マスタモジュール11と、2種類の機能を実
現するスレーブモジュール12,13がそれぞれ接続さ
れている。ここでは、例えば、A,Bタイプのモジュー
ルとし、それぞれA−1〜3,B−1〜3のスレーブモ
ジュールを備えるものとする。また、図2に示すよう
に、スレーブモジュール12,13に対しては、個々の
モジュールに対する固有のアドレス以外に、同一の機能
を持つモジュールに共通のダウンロードアドレスが用意
されている。
【0020】図3(A)において、システムを管理する
マスタモジュール11は、前述のダウンロードアドレス
に対してプログラムもしくはデータをVMEバス規格の
データアクセスの条件でVMEバスに出力する。この場
合のマスタモジュール11がアクセスするアドレスは、
例えば、図2に示す02e0 0000-である。それぞれのスレ
ーブモジュール12,13は、マスタモジュール11の
出すアドレスがスレーブモジュール12,13のデコー
ドアドレスに一致した場合そのデータを取り込む。この
場合、Aタイプのスレーブモジュール12は、全て共通
のデコードアドレスである02e0 0000-を有しているの
で、全てのAタイプのスレーブモジュールがデータを受
信することができる。そして、それぞれのスレーブモジ
ュール(A−1〜A−3)12は、VMEバスの規格に
従って、マスタモジュール11に対して、レスポンス
(DTACK)を返す(図3(B))。マスタモジュール1
1は、DTACKの受信によって、データアクセスが成
功したことを判断する。
【0021】次いで、上記ダウンロードの物理的なデー
タの流れに従った、実際のダウンロードのシーケンスを
図4を参照して説明する。図4は、図1のシステム構成
で、スレーブモジュールAとスレーブモジュールBに、
それぞれ異なったプログラムをダウンロードする場合の
基本的なシーケンスチャートである。まず、装置の電源
が投入され、個々のモジュールの内部初期化を行う。内
部初期化が完了した後、装置全体の管理を行うマスタモ
ジュールは、装置のVMEバスに接続されているスレー
ブモジュールの種別や接続状況を認識する。このときの
スレーブモジュールの認識に関しては、例えば、特開平
8−36543号公報によるスレーブボード検出方法及
びその装置を用いることで実現できる。
【0022】マスタモジュールが、装置内の全てのスレ
ーブモジュールの認識を完了すると、マスタモジュール
は、複数の種類のモジュール群の中から、モジュールA
に対するダウンロードを開始する。以下、シーケンスチ
ャートに従って、図3に示された通りのデータアクセス
とレスポンスの繰り返しで、必要なダウンロードが終了
するまで繰り返す。モジュールAに対するダウンロード
が終了すると、同様にモジュールBに対するダウンロー
ドを行う。スレーブモジュールの種類が3種類以上ある
場合には、更にこのような動作を繰り返す。全てのスレ
ーブモジュールに対するダウンロードが終了すると、マ
スタモジュールは各スレーブモジュールに対して装置全
体の初期化コマンドを出力し、そのレスポンスによって
装置全体が正常に動作する状態になったことを確認す
る。
【0023】図5は、図1の構成で図4の動作中にダウ
ンロードの不良が発生した場合の動作について説明した
シーケンスチャートである。ダウンロード時に、同一種
類の複数のスレーブモジュールの中の一つのモジュール
からデータアクセスのレスポンスとしてNGが返却され
た場合には、マスタモジュールは再度同一の内容をダウ
ンロードする。この時、既にOKのレスポンスを返して
いる他のスレーブモジュールには、同一の内容を再度読
み込ませ、正常に受け取ったデータに上書きを行う。以
下、図4と同様に、ダウンロードが終了し、マスタモジ
ュールが初期化コマンドを出力するまで同じ動作を繰り
返す。
【0024】次いで、上記データアクセス及びシーケン
スを実現するための、スレーブモジュールの構成方法
と、VMEバス上のデータアクセス時の制御信号の動作
タイミングを図6及び7を参照して説明する。図6は、
図1に示したシステムに備えるスレーブモジュールの構
成を示す図で、図中、13はVMEバス、14はバスバ
ッファ、15は共有RAM、16はアドレスデコーダ、
17はバスコントローラ、18はCPU、19はRO
M、20はI/Oであり、共有RAM15はマスタモジ
ュールからダウンロードされるプログラムもしくはデー
タを保存し、スレーブボード内部でプログラム動作時に
ボード固有の動作をさせるためのものである。図7は、
スレーブモジュール内のアドレスデコーダ,バスコント
ローラ及び共有RAM部の構成をより詳細に示す図で、
図中、21はアドレス切り替え部である。
【0025】図7において、マスタモジュールからアク
セスされるアドレスに対して、アドレスデコーダ16は
アクセスデータを格納する共有RAM15のアドレスを
決定する。このアドレスデコーダ16の出力によって、
データは共有RAM15上の所定の領域に格納される。
例えば、図1のモジュールAのダウンロードアドレスで
ある02e0 0000-がアクセスされた場合には、データは共
有RAM15上のプログラムダウンロード領域に格納さ
れる。モジュール固有のアドレスである、例えば、0200
0000-がアクセスされた場合には、共有RAM15上の
ボード専用メモリ領域に格納される。アドレスデコーダ
16はマスタモジュールが出力するアドレスをデコード
しデータを格納する領域を決定すると共に、バスコント
ローラ17に対して、アクセスアドレスに応じてVME
バス上に出力するDTACKタイミングを制御するため
の信号をDTACKタイミング制御部に出力する。
【0026】図8は、図7に示すDTACKタイミング
制御回路におけるダウンロード時のDTACKのタイミ
ングチャート図である。ダウンロード時には図7のDT
ACKタイミング制御回路によって、通常のデータアク
セス時と比較して、それぞれのDTACKのアサートの
タイミングと、アサートされている時間を長くすること
で、VMEバス上のDTACK−Dの信号を安定すると
共に、スレーブモジュール固有のハードウェア的なタイ
ミングのバラツキがあってもこれを吸収することが可能
となり、ダウンロード時でも正常なレスポンスを返すこ
とができる。
【0027】図9は、スレーブモジュールのプログラム
ダウンロードのフロー図であり、この図を用いて、本発
明のシステムにより、プログラムやデータを個別に書き
換えることができ、メモリを効率的に使用できることを
説明する。スレーブモジュールの初期化プログラム(I
PL)により、ハードウェアの初期化後、マスタモジュ
ールからのダウンロードプログラムを受けるために、ア
ドレスデコーダは共有RAM上の入力領域をプログラム
ダウンロード領域に切り替える。図4に示したシーケン
スに従って、プログラムがダウンロードされ、ダウンロ
ードが終了するとアドレスデコーダは共有RAM上の入
力領域を専用メモリ領域に切り替える。もし、マスタモ
ジュールが、複数のスレーブモジュール中で特定のモジ
ュールのみを対象としてプログラムもしくは共有データ
の書き換えを必要とする場合には、ボード専用アドレス
(スレーブモジュール固有のアドレス)を使用してアク
セスし、対象ボードのアドレス切り替え部をプログラム
領域に切り替えることで、容易にプログラムや共有デー
タを書き換えることが可能となる。
【0028】(実施形態2)図10は、本発明による装
置用スレーブモジュール管理システムの他の実施形態の
構成を示した図で、図中、31はマスタプロセッサ、3
2は共有メモリ、33はバスインタフェース、34はス
レーブプロセッサである。近年のLSI技術の進歩で、
従来は基盤レベルでしかできなかった機能モジュール
が、LSI化されるようになってきている。図10は複
数のプロセッサモジュール34と共有バスで構成される
LSIを使用したシステムの構成である。図において、
マスタプロセッサ31は、システム全体の制御を行う。
共有メモリ32には、装置の動作に関するプログラムや
データが納められている。スレーブプロセッサ34は、
内部的には図6の構成と同じように、CPUとメモリか
ら構成されている。この様なシステム構成は、大量のデ
ータを処理し、かつ処理内容に関して柔軟性を持たせる
必要のある画像処理装置に有効である。各部の動作は実
施形態1の記載例と同じである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果がある。本発明のシステムによれば、複数
の基板を用いて構成される通信装置や制御装置において
も装置の機能追加やバージョンアップを容易に可能とす
るのみでなく、短時間でプログラムのダウンロードを行
うことが可能となり、装置の立ち上げから動作確認を短
い時間でスムーズに行うことが可能となる。更に、特別
なハードウェアを追加することなく短時間でのダウンロ
ードを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置用スレーブモジュール管理シ
ステムの一実施形態を説明するためのシステム構成図で
ある。
【図2】図1に示したシステム構成のアドレスマップで
ある。
【図3】図1に示したシステム構成におけるデータの流
れを示した図である。
【図4】図1のシステム構成で、スレーブモジュールA
とスレーブモジュールBに、それぞれ異なったプログラ
ムをダウンロードする場合の基本的なシーケンスチャー
トである。
【図5】図1の構成で図4の動作中にダウンロードの不
良が発生した場合の動作について説明したシーケンスチ
ャートである。
【図6】図1に示したシステムに備えるスレーブモジュ
ールの構成を示す図である。
【図7】スレーブモジュール内のアドレスデコーダ,バ
スコントローラ及び共有RAM部の構成をより詳細に示
す図である。
【図8】図7に示すDTACKタイミング制御回路にお
けるダウンロード時のDTACKのタイミングチャート
図である。
【図9】スレーブモジュールのプログラムダウンロード
のフロー図である。
【図10】本発明による装置用スレーブモジュール管理
システムの他の実施形態の構成を示した図である。
【図11】従来のシステムにおけるデータの流れを示す
図でである。
【図12】DTACK信号がタイミング制御されていな
い場合のダウンロード時のデータと制御信号のタイミン
グチャートである。
【図13】DTACK信号がタイミング制御されていな
い場合のダウンロード時のデータと制御信号のタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
11…マスタモジュール、12…スレーブモジュール
A、13…スレーブモジュールB、13…VMEバス、
14…バスバッファ、15…共有RAM、16…アドレ
スデコーダ、17…バスコントローラ、18…CPU、
19…ROM、20…I/O、21…アドレス切り替え
部、31…マスタプロセッサ、32…共有メモリ、33
…バスインタフェース、34…スレーブプロセッサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の機能を実現する複数のスレーブモ
    ジュールと、該スレーブモジュール全体を管理するマス
    タモジュールと、前記各モジュールを接続するバスシス
    テムを備え、前記バスシステムを介して前記マスタモジ
    ュールから前記スレーブモジュールにプログラムもしく
    はデータをダウンロードできることを特徴とする装置用
    スレーブモジュール管理システム。
  2. 【請求項2】 前記スレーブモジュールに、該スレーブ
    モジュール固有に割り当てられる固有アドレスに加え
    て、前記ダウンロードを行なうためのダウンロードアド
    レスを設定するとともに、前記スレーブモジュールに備
    えられた記憶手段を区分して、前記各アドレスに対応し
    た記憶領域を有するようにし、前記ダウンロードを前記
    ダウンロードアドレスに対応する領域に対して行なうよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の装置用スレー
    ブモジュール管理システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のスレーブモジュールに対して
    同時に前記ダウンロードを行なうことができるようにす
    ることを特徴とする請求項1または2記載の装置用スレ
    ーブモジュール管理システム。
  4. 【請求項4】 前記スレーブモジュールに、前記固有ア
    ドレスと前記ダウンロードアドレスとを識別する機能を
    持つアドレスデコーダ部と、該アドレスデコーダ部によ
    って識別したアドレスに応じて前記マスタモジュールに
    対してタイミングを制御したDTACK信号を出力する
    DTACKタイミング制御部とを備え、前記ダウンロー
    ド時に、正常なDTACK信号をDTACKタイミング
    制御部から出力できるようにしたことを特徴とする請求
    項2または3記載の装置用スレーブモジュール管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記スレーブモジュールに設けられたC
    PUからのコマンドにより、設定アドレスを切り替える
    ことができるアドレス切り替え部を設け、各スレーブモ
    ジュールに備えられた前記記憶手段として、異なるアド
    レスであっても使用できる共有RAMを用いるようにし
    たことを特徴とする請求項4記載の装置用スレーブモジ
    ュール管理システム。
JP26165696A 1996-10-02 1996-10-02 装置用スレーブモジュール管理システム Pending JPH10105409A (ja)

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