JPH1010521A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH1010521A JPH1010521A JP8162814A JP16281496A JPH1010521A JP H1010521 A JPH1010521 A JP H1010521A JP 8162814 A JP8162814 A JP 8162814A JP 16281496 A JP16281496 A JP 16281496A JP H1010521 A JPH1010521 A JP H1010521A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- display device
- crystal display
- spectacles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏光眼鏡を用いない限り表示内容が視認でき
ず、公衆の中で使用しても覗かれる恐れの少ない液晶表
示装置。 【解決手段】 液晶パネル１表面に設置されていた偏光
板を取り外し、観察者が装着する眼鏡２には、取り外し
た偏光板と光学軸を同じにして偏光フィルムを貼り付け
る。眼鏡２に貼り付ける偏光フィルムの透過光の偏光面
は水平方向ないし垂直線に対して４５°の角度をなすよ
うに、液晶パネル１を構成するのが望ましいが、眼鏡２
の偏光方向を略垂直をなすように設定してもよい。その
場合は、市販の偏光眼鏡を眼鏡２として使用できる。こ
のような構成であるので、眼鏡２を通して観察した場
合、画面３に示すように通常の表示と品質が変わらない
画像が確認できる。眼鏡２を用いないと、画面４に示す
ように画像は全く見えない。
ず、公衆の中で使用しても覗かれる恐れの少ない液晶表
示装置。 【解決手段】 液晶パネル１表面に設置されていた偏光
板を取り外し、観察者が装着する眼鏡２には、取り外し
た偏光板と光学軸を同じにして偏光フィルムを貼り付け
る。眼鏡２に貼り付ける偏光フィルムの透過光の偏光面
は水平方向ないし垂直線に対して４５°の角度をなすよ
うに、液晶パネル１を構成するのが望ましいが、眼鏡２
の偏光方向を略垂直をなすように設定してもよい。その
場合は、市販の偏光眼鏡を眼鏡２として使用できる。こ
のような構成であるので、眼鏡２を通して観察した場
合、画面３に示すように通常の表示と品質が変わらない
画像が確認できる。眼鏡２を用いないと、画面４に示す
ように画像は全く見えない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、公衆の中で使用しても覗かれる恐れの少ない
液晶表示装置に関するものである。
し、特に、公衆の中で使用しても覗かれる恐れの少ない
液晶表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の表示品質は向上
し、ＴＦＴでは視野角は左右５５°程度である。表面輝
度も向上し、１９９５年末で９０００ｎｉｔ以上の製品
も上市されている。
し、ＴＦＴでは視野角は左右５５°程度である。表面輝
度も向上し、１９９５年末で９０００ｎｉｔ以上の製品
も上市されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の液晶
表示装置を列車内等で用いた場合、視野角が広くなった
ため、隣の席からもその表示内容が視認できてしまい、
そのような液晶表示装置を備えたパソコンを用いての機
密性のある文書の作成には問題があった。そのため折角
の携帯用端末であるにも係わらず使用に制限が生じ、モ
ービル・コンピューティング（ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｐ
ｕｔｉｎｇ）の普及における障害の一つでもあった。
表示装置を列車内等で用いた場合、視野角が広くなった
ため、隣の席からもその表示内容が視認できてしまい、
そのような液晶表示装置を備えたパソコンを用いての機
密性のある文書の作成には問題があった。そのため折角
の携帯用端末であるにも係わらず使用に制限が生じ、モ
ービル・コンピューティング（ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｐ
ｕｔｉｎｇ）の普及における障害の一つでもあった。
【０００４】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、偏光眼鏡を用い
ない限り表示内容が視認できず、公衆の中で使用しても
覗かれる恐れの少ない液晶表示装置を提供することであ
る。
みてなされたものであり、その目的は、偏光眼鏡を用い
ない限り表示内容が視認できず、公衆の中で使用しても
覗かれる恐れの少ない液晶表示装置を提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の液晶表示装置は、偏光板を表示面に設置しないで画
面から射出する表示光には偏光の変調を与えたままで、
強度変調を与えないようにして、当該液晶表示装置の使
用者が装着する偏光眼鏡の偏光透過特性を、通常の液晶
パネルの表示光の偏光面の方向と同じ方向とすることに
より、当該使用者には偏光眼鏡により強度変調が認識で
きるため表示が明瞭に見え、かつ、その偏光眼鏡と偏光
特性が合致する偏光眼鏡を使用しない者には見えないよ
うにして、前記の課題を解決するものである。
明の液晶表示装置は、偏光板を表示面に設置しないで画
面から射出する表示光には偏光の変調を与えたままで、
強度変調を与えないようにして、当該液晶表示装置の使
用者が装着する偏光眼鏡の偏光透過特性を、通常の液晶
パネルの表示光の偏光面の方向と同じ方向とすることに
より、当該使用者には偏光眼鏡により強度変調が認識で
きるため表示が明瞭に見え、かつ、その偏光眼鏡と偏光
特性が合致する偏光眼鏡を使用しない者には見えないよ
うにして、前記の課題を解決するものである。
【０００６】すなわち、通常の液晶パネル２０は、例示
として図２に断面を示すように、カラフィルター側透明
基板２１のバックライト側に、各画素に対応するＲＧＢ
のカラーフィルターの間にブラックマトリクスＢＭを設
けてなるカラーフィルター層２３、カラーフィルター層
２３を平坦化するオーバーコート２４、ＩＴＯからなる
対向共通電極２５、ポリイミドからなる配向層２６を順
に設け、一方、ＴＦＴ側透明基板２２のカラーフィルタ
ー側に、ＩＴＯからなる各電極毎に設けられたＴＦＴを
有する画素電極２７、ポリイミドからなる配向層２８を
順に設け、両基板２１、２２間にツイストネマティック
等の液晶層２９を挟んで封止し、ＴＦＴ側透明基板２２
のバックライト側に接着層３１を介して偏光板３０を貼
り付け、カラフィルター側透明基板２１の観察者側に接
着層３３を介して別の偏光板３２を貼り付けて構成さ
れ、例えば、液晶層２９に電圧が印加されない状態で
は、バックライト４０からの光は偏光板３０により直線
偏光となり、液晶層２９で偏光面が回転された光が偏光
板３２で阻止され（又は、通過し）、液晶層２９に電圧
が印加された状態では、偏光板３０によりバックライト
４０からの光は直線偏光となり、液晶層２９を偏光面の
回転なしに通過した光が偏光板３２を通過できる（又
は、阻止される）ように、偏光板３０と偏光板３２の偏
光面の方向が設定されているものである。
として図２に断面を示すように、カラフィルター側透明
基板２１のバックライト側に、各画素に対応するＲＧＢ
のカラーフィルターの間にブラックマトリクスＢＭを設
けてなるカラーフィルター層２３、カラーフィルター層
２３を平坦化するオーバーコート２４、ＩＴＯからなる
対向共通電極２５、ポリイミドからなる配向層２６を順
に設け、一方、ＴＦＴ側透明基板２２のカラーフィルタ
ー側に、ＩＴＯからなる各電極毎に設けられたＴＦＴを
有する画素電極２７、ポリイミドからなる配向層２８を
順に設け、両基板２１、２２間にツイストネマティック
等の液晶層２９を挟んで封止し、ＴＦＴ側透明基板２２
のバックライト側に接着層３１を介して偏光板３０を貼
り付け、カラフィルター側透明基板２１の観察者側に接
着層３３を介して別の偏光板３２を貼り付けて構成さ
れ、例えば、液晶層２９に電圧が印加されない状態で
は、バックライト４０からの光は偏光板３０により直線
偏光となり、液晶層２９で偏光面が回転された光が偏光
板３２で阻止され（又は、通過し）、液晶層２９に電圧
が印加された状態では、偏光板３０によりバックライト
４０からの光は直線偏光となり、液晶層２９を偏光面の
回転なしに通過した光が偏光板３２を通過できる（又
は、阻止される）ように、偏光板３０と偏光板３２の偏
光面の方向が設定されているものである。
【０００７】なお、図２の液晶パネル２０はＴＦＴ方式
のアクティブマトリックス液晶ディスプレイであるが、
この方式に限定されたものではなく、ＭＩＭ方式でも、
ＳＴＮ方式、ＴＮ方式の単純マトリックス方式でも、こ
の一組の偏光板３０と３２の役割は同じであり、偏光板
３０で直線偏光にされたバックライト４０からの光を液
晶層２９で画素毎に偏光変調を加え、その偏光変調を受
けた光を偏光板３２で検光して強度変調に変換するもの
である。
のアクティブマトリックス液晶ディスプレイであるが、
この方式に限定されたものではなく、ＭＩＭ方式でも、
ＳＴＮ方式、ＴＮ方式の単純マトリックス方式でも、こ
の一組の偏光板３０と３２の役割は同じであり、偏光板
３０で直線偏光にされたバックライト４０からの光を液
晶層２９で画素毎に偏光変調を加え、その偏光変調を受
けた光を偏光板３２で検光して強度変調に変換するもの
である。
【０００８】さて、本発明においては、図１に示すよう
に、例えば図２のようなバックライト側及び観察側に偏
光板３０、３２が設けられた液晶パネル２０の観察者側
の偏光板３２をパネル面から分離して観察者の目の直前
に設置するようにしたものである。
に、例えば図２のようなバックライト側及び観察側に偏
光板３０、３２が設けられた液晶パネル２０の観察者側
の偏光板３２をパネル面から分離して観察者の目の直前
に設置するようにしたものである。
【０００９】このような配置にすると、目の直前に偏光
板３２を設置した観察者Ａには、液晶パネル２０の表示
が視認できるが、偏光板３２を通さないで観察している
観察者Ｂにはバックライト４０の点灯でパネル面全体が
明るくなっていることしか視認できない。したがって、
このような観察者側の偏光板３２をパネル面から分離し
た液晶パネル２０に表示した内容は、その分離した偏光
板３２と同じ偏光角特性を有する眼鏡を掛けた使用者以
外には見えず、列車内等で用いも表示の機密性を保つこ
とができ、公衆の中で使用しても覗かれる恐れが少な
い。
板３２を設置した観察者Ａには、液晶パネル２０の表示
が視認できるが、偏光板３２を通さないで観察している
観察者Ｂにはバックライト４０の点灯でパネル面全体が
明るくなっていることしか視認できない。したがって、
このような観察者側の偏光板３２をパネル面から分離し
た液晶パネル２０に表示した内容は、その分離した偏光
板３２と同じ偏光角特性を有する眼鏡を掛けた使用者以
外には見えず、列車内等で用いも表示の機密性を保つこ
とができ、公衆の中で使用しても覗かれる恐れが少な
い。
【００１０】すなわち、本発明の液晶表示装置は、印加
電圧によって透過光の偏光状態を変調する液晶層の、バ
ックライト側及び観察側に直線偏光板が設けられる液晶
パネルの、観察者側の直線偏光板を省いたことを特徴と
するものである。
電圧によって透過光の偏光状態を変調する液晶層の、バ
ックライト側及び観察側に直線偏光板が設けられる液晶
パネルの、観察者側の直線偏光板を省いたことを特徴と
するものである。
【００１１】もう１つの本発明の液晶表示装置は、印加
電圧によって透過光の偏光状態を変調する液晶層のバッ
クライト側及び観察側に、直線偏光板が設けられる液晶
パネルの、観察者側の直線偏光板を液晶パネルから脱着
可能としたことを特徴とするものである。
電圧によって透過光の偏光状態を変調する液晶層のバッ
クライト側及び観察側に、直線偏光板が設けられる液晶
パネルの、観察者側の直線偏光板を液晶パネルから脱着
可能としたことを特徴とするものである。
【００１２】この場合に、観察者側の直線偏光板は、例
えば、巻回されて液晶パネル前面に引出し可能に構成し
てもよく、また、循環可能な無端透明帯の一部の領域に
取り付けられ、その無端透明帯を循環させることで液晶
パネル前面に引出し可能に構成してもよい。
えば、巻回されて液晶パネル前面に引出し可能に構成し
てもよく、また、循環可能な無端透明帯の一部の領域に
取り付けられ、その無端透明帯を循環させることで液晶
パネル前面に引出し可能に構成してもよい。
【００１３】また、これらの液晶表示装置において、観
察者側の直線偏光板の透過光の偏光面が垂直線に対して
４５°の角度と水平方向の間の何れかの角度に設定され
ていることが望ましい。
察者側の直線偏光板の透過光の偏光面が垂直線に対して
４５°の角度と水平方向の間の何れかの角度に設定され
ていることが望ましい。
【００１４】なお、本発明はこれらの液晶表示装置観察
用の眼鏡であって、透過光の偏光面が垂直線に対して４
５°の角度と水平方向の間の何れかの角度に設定されて
いる直線偏光特性を有する眼鏡も含まれる。
用の眼鏡であって、透過光の偏光面が垂直線に対して４
５°の角度と水平方向の間の何れかの角度に設定されて
いる直線偏光特性を有する眼鏡も含まれる。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照にして本発明の
液晶表示装置のいくつかの実施例について説明する。図
３は１実施例の液晶表示装置の構成と作用を示す図であ
り、ノート型パソコンの液晶パネル１表面に設置されて
いた偏光板を取り外し、観察者が装着する眼鏡２には、
取り外した偏光板と光学軸（偏光面の方向）を同じにし
て偏光フィルム（サンリッツ（株）製）を貼り付ける。
水面のぎらつきを防止するために市販されている偏光眼
鏡の透過光の偏光面の向きは通常垂直方向であるが、こ
の場合は、眼鏡２に貼り付ける偏光フィルムの透過光の
偏光面は水平方向ないし垂直線に対して４５°の角度を
なすように、液晶パネル１を構成するのが望ましいが、
もちろん、眼鏡２の偏光方向を略垂直をなすように設定
してもよい。その場合は、市販の偏光眼鏡を眼鏡２とし
て使用できる。
液晶表示装置のいくつかの実施例について説明する。図
３は１実施例の液晶表示装置の構成と作用を示す図であ
り、ノート型パソコンの液晶パネル１表面に設置されて
いた偏光板を取り外し、観察者が装着する眼鏡２には、
取り外した偏光板と光学軸（偏光面の方向）を同じにし
て偏光フィルム（サンリッツ（株）製）を貼り付ける。
水面のぎらつきを防止するために市販されている偏光眼
鏡の透過光の偏光面の向きは通常垂直方向であるが、こ
の場合は、眼鏡２に貼り付ける偏光フィルムの透過光の
偏光面は水平方向ないし垂直線に対して４５°の角度を
なすように、液晶パネル１を構成するのが望ましいが、
もちろん、眼鏡２の偏光方向を略垂直をなすように設定
してもよい。その場合は、市販の偏光眼鏡を眼鏡２とし
て使用できる。
【００１６】このような構成であるので、眼鏡２を通し
て観察した場合、図中の画面３に示すように、通常の表
示と品質が変わらない画像が確認できる。また、眼鏡２
を用いないと、図中の画面４に示すように、画像は全く
見えない。
て観察した場合、図中の画面３に示すように、通常の表
示と品質が変わらない画像が確認できる。また、眼鏡２
を用いないと、図中の画面４に示すように、画像は全く
見えない。
【００１７】図４（ａ）は別の実施例の液晶表示装置の
構成と作用を示す図であり、ノート型パソコンの液晶パ
ネル１表面に設置されていた偏光板を取り外し、観察者
が装着する眼鏡２には、取り外した偏光板と光学軸（偏
光面の方向）を同じにして偏光フィルム（サンリッツ
（株）製）を貼り付ける。
構成と作用を示す図であり、ノート型パソコンの液晶パ
ネル１表面に設置されていた偏光板を取り外し、観察者
が装着する眼鏡２には、取り外した偏光板と光学軸（偏
光面の方向）を同じにして偏光フィルム（サンリッツ
（株）製）を貼り付ける。
【００１８】また、液晶パネル１の下方には、図４
（ａ）中に部分的に拡大して示すように、ロールアップ
式の偏光フィルム７を上方へ引出し可能に設置し、巻き
取り機構８によって液晶パネル１内に格納できるように
してある。
（ａ）中に部分的に拡大して示すように、ロールアップ
式の偏光フィルム７を上方へ引出し可能に設置し、巻き
取り機構８によって液晶パネル１内に格納できるように
してある。
【００１９】図３と同様に、眼鏡２を通して観察した場
合、図中の画面３に示すように、通常の表示と品質が変
わらない画像が確認できる。また、眼鏡２を用いない
と、画像は全く見えない。図４（ａ）中で画面４に一部
画像が見えるのは、一部引き上げた偏光フィルム７の作
用による。
合、図中の画面３に示すように、通常の表示と品質が変
わらない画像が確認できる。また、眼鏡２を用いない
と、画像は全く見えない。図４（ａ）中で画面４に一部
画像が見えるのは、一部引き上げた偏光フィルム７の作
用による。
【００２０】そして、機密性を必要としない場合、図４
（ｂ）のように、ロールアップ式の偏光フィルム７を引
出し、その先端に設けたバー６をフック５に留めること
により、液晶パネル１の画面全面に偏光フィルム７を被
せることで、通常の液晶ディスプレイと同じように、眼
鏡２を用いないでも観察できる表示が可能となる。
（ｂ）のように、ロールアップ式の偏光フィルム７を引
出し、その先端に設けたバー６をフック５に留めること
により、液晶パネル１の画面全面に偏光フィルム７を被
せることで、通常の液晶ディスプレイと同じように、眼
鏡２を用いないでも観察できる表示が可能となる。
【００２１】図５（ａ）はもう１つの実施例の液晶表示
装置の構成と作用を示す図であり、ノート型パソコンの
液晶パネル１表面に設置されていた偏光板を取り外し、
観察者が装着する眼鏡２には、取り外した偏光板と光学
軸（偏光面の方向）を同じにして偏光フィルム（サンリ
ッツ（株）製）を貼り付ける。
装置の構成と作用を示す図であり、ノート型パソコンの
液晶パネル１表面に設置されていた偏光板を取り外し、
観察者が装着する眼鏡２には、取り外した偏光板と光学
軸（偏光面の方向）を同じにして偏光フィルム（サンリ
ッツ（株）製）を貼り付ける。
【００２２】また、液晶パネル１の下方には、図５
（ａ）中に部分的に拡大して示すように、画面全面を覆
い得る大きさの偏光フィルム１６を一部に取り付けた無
端透明帯１７を循環機構１５によって液晶パネル１内に
設置し、その循環機構１５によって無端透明帯１７を循
環させることにより偏光フィルム部と非偏光透明フィル
ム部を選択できるようになっている。
（ａ）中に部分的に拡大して示すように、画面全面を覆
い得る大きさの偏光フィルム１６を一部に取り付けた無
端透明帯１７を循環機構１５によって液晶パネル１内に
設置し、その循環機構１５によって無端透明帯１７を循
環させることにより偏光フィルム部と非偏光透明フィル
ム部を選択できるようになっている。
【００２３】図３と同様に、眼鏡２を通して観察した場
合、図中の画面３に示すように、通常の表示と品質が変
わらない画像が確認できる。また、眼鏡２を用いない
と、画像は全く見えない。図５（ａ）中で画面４に一部
画像が見えるのは、画面の一部を覆ってい偏光フィルム
１６の作用による。
合、図中の画面３に示すように、通常の表示と品質が変
わらない画像が確認できる。また、眼鏡２を用いない
と、画像は全く見えない。図５（ａ）中で画面４に一部
画像が見えるのは、画面の一部を覆ってい偏光フィルム
１６の作用による。
【００２４】そして、機密性を必要としない場合、図５
（ｂ）のように、循環機構１５によって無端透明帯１７
を循環させ、偏光フィルム１７で画面全面を覆うことに
より、通常の液晶ディスプレイと同じように、眼鏡２を
用いないでも観察できる表示が可能となる。
（ｂ）のように、循環機構１５によって無端透明帯１７
を循環させ、偏光フィルム１７で画面全面を覆うことに
より、通常の液晶ディスプレイと同じように、眼鏡２を
用いないでも観察できる表示が可能となる。
【００２５】さらに、循環機構１５を操作して画面を部
分的に偏光フィルム１７で覆うことにより（図５
（ａ））、見せてもかまわない部分と隠したい部分を同
時に表示させて使用することも可能である。
分的に偏光フィルム１７で覆うことにより（図５
（ａ））、見せてもかまわない部分と隠したい部分を同
時に表示させて使用することも可能である。
【００２６】なお、図４の偏光フィルム７の引出し方
向、図５の無端透明帯１７の循環方向を上下方向から左
右方向に変更してもよい。以上、本発明の液晶表示装置
を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実
施例に限定されず種々の変形が可能である。
向、図５の無端透明帯１７の循環方向を上下方向から左
右方向に変更してもよい。以上、本発明の液晶表示装置
を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実
施例に限定されず種々の変形が可能である。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液晶表示装置によると、その液晶表示装置の使用者に
は表示が明瞭に見え、かつ、隣席者には全く見えないと
いう特性のものが得られ、表示の機密保持に寄与する顕
著な効果がある。
の液晶表示装置によると、その液晶表示装置の使用者に
は表示が明瞭に見え、かつ、隣席者には全く見えないと
いう特性のものが得られ、表示の機密保持に寄与する顕
著な効果がある。
【図１】本発明の液晶表示装置の原理を説明するための
図である。
図である。
【図２】従来の液晶パネルの構成を示す断面図である。
【図３】本発明の１実施例の液晶表示装置の構成と作用
を示す図である。
を示す図である。
【図４】本発明の別の実施例の液晶表示装置の構成と作
用を示す図である。
用を示す図である。
【図５】本発明のもう１つの実施例の液晶表示装置の構
成と作用を示す図である。
成と作用を示す図である。
１…液晶パネル ２…眼鏡 ３、４…画面 ５…フック ６…バー ７…偏光フィルム ８…巻き取り機構 １５…循環機構 １６…偏光フィルム １７…無端透明帯 ２０…液晶パネル ２１…カラフィルター側透明基板 ２２…ＴＦＴ側透明基板 ２３…カラーフィルター層 ２４…オーバーコート ２５…対向共通電極 ２６…配向層 ２７…画素電極 ２８…配向層 ２９…液晶層 ３０…バックライト側偏光板 ３１…接着層 ３２…観察側偏光板 ３３…接着層 ４０…バックライト Ａ、Ｂ…観察者
Claims (6)
- 【請求項１】 印加電圧によって透過光の偏光状態を変
調する液晶層の、バックライト側及び観察側に直線偏光
板が設けられる液晶パネルの、観察者側の直線偏光板を
省いたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 印加電圧によって透過光の偏光状態を変
調する液晶層のバックライト側及び観察側に、直線偏光
板が設けられる液晶パネルの、観察者側の直線偏光板を
液晶パネルから脱着可能としたことを特徴とする液晶表
示装置。 - 【請求項３】 請求項２において、前記の観察者側の直
線偏光板が巻回されて液晶パネル前面に引出し可能に構
成されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項４】 請求項２において、前記の観察者側の直
線偏光板が循環可能な無端透明帯の一部の領域に取り付
けられ、前記無端透明帯を循環させることで液晶パネル
前面に引出し可能に構成されていることを特徴とする液
晶表示装置。 - 【請求項５】 請求項１から４の何れか１項において、
前記の観察者側の直線偏光板の透過光の偏光面が垂直線
に対して４５°の角度と水平方向の間の何れかの角度に
設定されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項６】 請求項１又は２の液晶表示装置観察用の
眼鏡であって、透過光の偏光面が垂直線に対して４５°
の角度と水平方向の間の何れかの角度に設定されている
直線偏光特性を有することを特徴とする液晶表示装置観
察用眼鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8162814A JPH1010521A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8162814A JPH1010521A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1010521A true JPH1010521A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15761740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8162814A Pending JPH1010521A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1010521A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003001284A3 (en) * | 2001-06-20 | 2003-03-06 | 3M Innovative Properties Co | Liquid crystal displays with repositionable front polarizers |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP8162814A patent/JPH1010521A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003001284A3 (en) * | 2001-06-20 | 2003-03-06 | 3M Innovative Properties Co | Liquid crystal displays with repositionable front polarizers |
| US6642977B2 (en) | 2001-06-20 | 2003-11-04 | 3M Innovative Properties Company | Liquid crystal displays with repositionable front polarizers |
| CN100338510C (zh) * | 2001-06-20 | 2007-09-19 | 3M创新有限公司 | 可重定位前偏振器的液晶显示器 |
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