JPH10104679A - 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置 - Google Patents

頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置

Info

Publication number
JPH10104679A
JPH10104679A JP8255155A JP25515596A JPH10104679A JP H10104679 A JPH10104679 A JP H10104679A JP 8255155 A JP8255155 A JP 8255155A JP 25515596 A JP25515596 A JP 25515596A JP H10104679 A JPH10104679 A JP H10104679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical lens
optical
curvature
lenses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8255155A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Suzuki
浩次 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8255155A priority Critical patent/JPH10104679A/ja
Publication of JPH10104679A publication Critical patent/JPH10104679A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】手振れ補正を簡単な構造で実現する。しかもア
ダプター式に構成する。 【解決手段】平凹レンズ36と凸平レンズ38を凸凸レ
ンズ35に対して回動自在に配する。第1のレンズは垂
直方向に回動し、第3のレンズは水平方向に回動する。
これらの回動角を合成すると2次元的な光軸の動きとな
る。レンズを回動すれば頂角可変プリズムとなり、その
透過光軸を可変できる。円筒レンズを使用しているため
曲率中心軸方向に変位してもその方向に光軸が変化しな
いので制御精度が非常に高い。第1と第2および第2と
第3のレンズの間には、曲率面方向に回動するためのガ
イド手段が、同じ曲率中心の曲率をもって配置されてい
るので、レンズの回動が非常にスムーズとなる。ビデオ
カメラの手振れによるセンサ出力を水平方向および垂直
方向成分に分け、これに基づいて生成された補正信号を
第1と第3のレンズに対する回動制御信号として与えれ
ば、手振れを簡単に補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光軸角度を可変で
きる手振れ補正などに適用して好適な頂角可変プリズム
およびこれを使用した振れ補正装置に関する。詳しく
は、一定の間隙をあけてほぼ同一の曲率半径をもつ凹凸
面を近接、対向させた3枚の光学レンズを組み合わせて
アフォーカル光学系を構成すると共に、そのうち中間に
位置する光学レンズを基準にして前後に配置された光学
レンズの光軸(水平軸と垂直軸)を可変してプリズムの
頂角を変えることによって、簡単な構成で透過光軸を可
変できるようにしたものである。振れ補正装置ではこの
頂角可変プリズムを使用することによって手振れなどの
角度ずれを簡単に補正できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビカメラ撮影時にカメラに伝
わる振動により撮影画像が揺れることを制御するため、
カメラ内にカメラの角度姿勢を検知するセンサーを取り
付け、その出力に応じてカメラ撮影レンズの光路上にお
いた手振れ補正用プリズムの頂角を変化させることによ
って、透過光軸を傾けてカメラの揺動による画像の揺れ
をキャンセルする手振れ補正装置が知られている。
【0003】例えば「特開昭61−269572号公
報」では、レンズ光軸内に特殊な液体を板ガラスで挟ん
で封入し、一方の板ガラスの角度姿勢を変えることでプ
リズムの頂角を変化させ、これにより透過光軸をカメラ
の揺れた角度だけ補正するようにしている。
【0004】一方屈折率と曲率が等しい平凸レンズと平
凹レンズを、互いの球面が僅かな隙間を保つようにし、
一方のレンズを球面に沿わせて回動させることにより、
球面を隔てて向い合う2平面のなす角度を変化させる凹
凸レンズを使用した頂角可変プリズムもまた手振れ補正
装置として考案されている。「特開平6−070220
号公報」中には凹凸レンズを使用した頂角可変プリズム
が手振れ補正装置として開示され、また「特開平6−2
81889号公報」には凹凸レンズを使用した頂角可変
プリズムが手振れ補正装置として開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した液体封入型の
頂角可変プリズムについては、2枚の板ガラスとこれを
結合する蛇腹の間に液体の封入がなされているため、板
ガラスの角度を変えるときにこの液体が粘性抵抗として
働き、高速の振れに追従しにくいという欠点がある。
【0006】一方、凹凸レンズ組み合せ方式の頂角可変
プリズムについては、「特公昭57−25803号公
報」においても公知の技術として記述されているが、今
日まで広く用いられてはいない。この理由は「特公昭5
7−25803号公報」にも述べられているように、凹
凸レンズの曲率をあまり小さくできないため、曲率中心
の回りに回動自在に保持することが狭いスペースではで
きなかったこと、あるいは凹凸レンズと同じ中心を持つ
球面上を滑らせて動かすようにした場合、滑りによって
揺動の応答性が悪化したり、摺動部分が傷ついたりする
ことが予想されるためである。
【0007】実際、上述した「特開平6−281889
号公報」で考案されている凸レンズの回動支持方法は、
撮像面に平行で凸レンズの曲率中心を通る軸をレンズ外
部に構成し、この軸に回動自在に形成された腕に凸レン
ズを保持させて凸レンズの回動支持を行うものである。
【0008】このため、撮像系全体を揺動させる方式と
同様に、回動部分が大きくなって装置全体が大型化する
という欠点があり、また動く部分の重量が重いため慣性
が大きくなり、高速の振れに対する追従性が悪く、大き
なエネルギーを要するという欠点を有している。
【0009】この発明はこのような従来の課題を解決し
たものであって、3枚の光学レンズを組み合わせてアフ
ォーカルな頂角可変プリズムを構成すると共に、その回
動手段を簡単な構成で実現したものである。またこのよ
うな頂角可変プリズムを使用して振れ補正装置を構成す
ることによって手振れ補正などの2次元的な補正を正確
に行えるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1に記載したこの発明に係る頂角可変プリズ
ムでは、第1面と第2面からなる第1の光学レンズと、
第3面と第4面からなる第2の光学レンズと、第5面と
第6面からなる第3の光学レンズが、この順序で互いに
近接配置されると共に、上記第2面が所定曲率をなす円
筒面となされ、上記第3面が上記第2面と正負同符号
で、概ね第2面と近似した曲率円筒面となされ、上記第
4面は上記第3面と対称にして正負異符号で概ね第3面
と近似した曲率円筒面となされると共に、その曲率中心
軸が上記第3面の曲率中心軸と直交するように上記第2
の光学レンズが構成され、さらに上記第5面が第4面と
正負同符号で、概ね第4面と近似の曲率円筒面となさ
れ、上記第1〜第3の光学レンズ全体の合成焦点距離は
アフォーカル系となされたことを特徴とする。
【0011】請求項8に記載したこの発明に係る振れ補
正装置では、頂角可変プリズムを有し、この頂角可変プ
リズムは第1面と第2面からなる第1の光学レンズと、
第3面と第4面からなる第2の光学レンズと、第5面と
第6面からなる第3の光学レンズが、この順序で互いに
近接配置されると共に、上記第2面が所定曲率をなす円
筒面となされ、上記第3面が上記第2面と正負同符号
で、概ね第2面と近似した曲率円筒面となされ、上記第
4面は上記第3面と対称にして正負異符号で概ね第3面
と近似した曲率円筒面となされると共に、その曲率中心
軸が上記第3面の曲率中心軸と直交するように上記第2
の光学レンズが構成され、さらに上記第5面が第4面と
正負同符号で、概ね第4面と近似の曲率円筒面となさ
れ、上記第1〜第3の光学レンズ全体の合成焦点距離が
アフォーカル系となされた頂角可変プリズムであって、
この頂角可変プリズムが取り付けられた振れ補正機構が
ビデオカメラの光学系に取り付けられると共に、その鏡
筒には角速度センサが配されてビデオカメラの振れが検
出され、検出された振れ成分を補正するようにこの振れ
成分に基づいて、上記第2の光学レンズに対する第1の
光学レンズと第3の光学レンズの何れか若しくはその双
方が回動制御されて、頂角可変プリズムの頂角が可変さ
れて、その光軸が変更されるようになされたことを特徴
とする。
【0012】この発明に係る頂角可変プリズムでは、前
後の面が所定の曲率面となされた第2の光学レンズに対
して前後に配された第1と第3の光学レンズが互いに直
交する方向に回動できるようになされている。
【0013】例えば第1の光学レンズを垂直方向に回動
できるようにし、第3の光学レンズを水平方向に回動で
きるようにすると、これらの回動角を合成すると2次元
的な光軸の動きとなる。レンズを回動することによって
プリズムの頂角が可変されたことになり、その透過光軸
を可変できる。
【0014】第1と第2の光学レンズの間および第2と
第3の光学レンズの間には、それぞれ曲率面方向に回動
するためのガイド手段が、同じ曲率を持って配置されて
いるので、第2の光学レンズに対する第1および第3の
光学レンズの回動が非常にスムーズとなる。またガイド
手段やレンズ駆動手段の構成が非常に簡単であるため、
回動角制御が正確となり、駆動パワーも少なくて済む。
【0015】ビデオカメラの手振れによるセンサ出力を
水平方向および垂直方向成分に分け、これに基づいて生
成された補正信号を第1と第3の光学レンズに対する回
動制御信号として与えれば、手振れ方向に透過光軸を2
次元的に変更できるから、手振れによる画面振れを容易
に補正できる。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る頂角可変
プリズムおよびこの頂角可変プリズムを有する振れ補正
装置を備えたビデオカメラの一実施形態を図面を参照し
て詳細に説明する。
【0017】図1は頂角可変プリズムを有する振れ補正
装置を備えた取材用ビデオカメラ10の一実施態様を示
すものであって、被写体11は光学系12を介して撮像
素子であるこの例では2次元構成のCCD13によって
被写体の光像が電気信号(撮像信号)に変換される。撮
像信号は後段の信号処理部14においてコンポジット若
しくはコンポーネントのカラー映像信号に変換されて端
子15に導出される。
【0018】光学系12の前には振れ補正機構部20が
取り付けられる。この振れ補正機構部20はアダプター
式に構成され、ビデオカメラ10に対しては着脱自在に
構成されている。したがって必要時のみ光学系12に連
結される。
【0019】振れ補正機構部20は筒状体をなす鏡筒2
1の内部に第1〜第3の光学レンズ35,36,38で
構成された頂角可変プリズム(補正レンズ系)22が取
り付けられている。鏡筒21には角速度検出器(セン
サ)23が取り付けられ、ビデオカメラ10の振れ(手
振れなど)などによる振動が検出される。
【0020】角速度検出器23は図2のように水平方向
x(ヨーイング方向、パン方向)に関する振動成分を検
出する角速度センサ31と、垂直方向y(ピッチング方
向、チルト方向)に関する振動成分を検出する角速度セ
ンサ32とで構成されたものを使用することができ、角
速度センサ31がビデオカメラ10の水平方向と平行す
るように鏡筒21に取り付けられている。
【0021】センサ31からは水平方向xに関する振動
成分△xが検出され、他方のセンサ32からは垂直方向
yに関する振動成分△yが検出される。これらがCPU
を内蔵した制御部24に与えられる。
【0022】制御部24ではこれらの振動成分△x,△
yから、ビデオカメラ10の振れ角が演算され、その振
れ角を補正できるような回動角となるように回動角制御
信号△x′,△y′が生成される。これら回動角制御信
号△x′,△y′はそれぞれ対応する制御回路25,2
8を経てモータドライバ26,29に供給され、対応す
る駆動モータ27,30に印加される。ここで、駆動モ
ータ27は第3の光学レンズ38を回動させるための駆
動モータであり、他方の駆動モータ30は第1の光学レ
ンズ36を回動させるための駆動モータであって、制御
信号△x′,△y′の値に応じた回動角θx,θyだけ
それぞれの光学レンズ36,38が可変される。
【0023】頂角可変プリズム22は上述したように3
つの光学レンズ35,36,38で構成され、それぞれ
が光軸方向に対して2つの面をもつ。そして互いに対向
する面は同じ曲率半径をもつ曲率面(円筒面)として構
成され、非対向面は平面となされる。
【0024】図3にはこのような関係を満足する頂角可
変プリズム22の一例を示す。この例は球面レンズでは
なく円筒レンズを使用した場合であって、第1の光学レ
ンズ36として平凹レンズが使用され、第2の光学レン
ズ35として凸凸レンズが使用され、そして第3の光学
レンズ38として凹平レンズが使用されている。
【0025】第2の光学レンズ35は、第3面G3と第
4面G4とで構成され、第4面G4は第3面G3と対称
にして正負異符号で概ね第3面G3と近似した曲率円筒
面となされた第1および第2の凸平レンズ35A,35
Bで構成される。そして、その曲率中心軸が第3面G3
の曲率中心軸と直交するように第2の光学レンズ35が
構成される。したがってこれは同一構成の一対の凸平レ
ンズ35A,35Bの第3面G3と第4面G4とが互い
の円筒面が直交するように互いの平面を貼り合わせて構
成することができる。もちろん一体で構成することもで
きる。
【0026】第1の光学レンズ36と、第2のレンズ3
5を構成する凸平レンズ35Aとで垂直振れ補正機構部
22Yが構成されると共に、第3面G3が第2面G2と
正負同符号で、概ね第2面と近似した曲率円筒面となさ
れたものが使用され、第3面G3に対して第2面G2が
その曲率半径を回動支点として垂直方向Y−Y′に回動
できるように、それぞれの円筒面の向きが定められてい
る。
【0027】同様に、第2の凸平レンズ35Bと第3の
光学レンズ38とで水平振れ補正機構部22Xが構成さ
れ、第5面G5が第4面G4と正負同符号で、概ね第4
面G4と近似の曲率円筒面となされたレンズが使用され
る。そして、第4面G4に対して第5面G5がその曲率
半径を回動支点として水平方向X−X′に回動できるよ
うに、それぞれの円筒面の向きが定められている。
【0028】さらに、第1〜第3の光学レンズ35,3
6,38全体の合成焦点距離はアフォーカル系となるよ
うになされているが、そのための条件などについては後
述する。アフォーカル系とすることによって光学系12
に入射する被写体11の光像への影響は全くない。
【0029】図3に示す頂角可変プリズム22は図4の
ような鏡筒21内に取り付けられる。図4は光軸に対し
て垂直軸(Y−Y′)と平行に断面したものであって、
所定長をなす角筒状の鏡筒21のほぼ中央部に第3面G
3が前側となるように第2の光学レンズ35が取り付け
固定される。
【0030】第2の光学レンズ35の前面には第3面G
3と小許の間隙を保持して第1の光学レンズ36が垂直
方向に対して回動自在に取り付けられる。実際には、第
3面G3と平行に第2面G2がY−Y′方向に回動でき
るように図5に示すようなガイド手段39および駆動手
段44が設けられる。
【0031】図5は図4の上面側から見た分解図であっ
て、第2の光学レンズ35を構成する第3面G3の左右
両端部近傍には一対のガイド溝40,41が並行して設
けられ、ここに断面がT字状をなす摺動凹部を有する円
弧状ガイド58,59が固着されている。ガイド58,
59は第3面G3から所定長突出しているが、これによ
って第2面G2との対向間隔を決めることができる。
【0032】これに対し、第1の光学レンズ36を構成
する第2面G2側にはガイド58,59と対向する位置
に断面がT字状をなすガイド条42,43が弓なり状に
取り付け固定されており(図6参照)、その突端42
a,43aをガイド58,59の摺動凹部に装着するこ
とによって、第1の光学レンズ36を第2の光学レンズ
35Aに対して所定の間隙を保持してY−Y′方向に回
動させることができる。
【0033】第1と第2の光学レンズ35(35A),
36の間および第2と第3の光学レンズ35(35
B),38の間には、それぞれ曲率面方向に回動するた
めのガイド手段39,49が、同じ曲率中心の曲率をも
って配置されているので、第2の光学レンズ35に対す
る第1および第3の光学レンズ36,38の回動が非常
にスムーズとなる。
【0034】第1の光学レンズ36の回動が第3の光学
レンズ38に対する回動に影響を及ぼすことはなく、相
互に独立した角度調整ができる。その結果、回動角の調
整を正確に行うことができる。またその構成も非常に簡
単である。ガイド手段39,49の負荷としては殆どの
場合、第1と第3の光学レンズ36,38であるから、
負荷が軽くなり、それだけ回動がスムーズとなると共に
回動パワーも少なくて済む。
【0035】第1の光学レンズ36を回動させるための
駆動手段44の一例を図5および図6を参照して説明す
る。駆動モータ46にはピニオン45が取り付けられ、
このピニオン45がラック47に歯合されて第1の光学
レンズ36にその回動力が伝達される。
【0036】ラック47の歯合面は図6に示すように、
第2面G2とほぼ同じ曲率中心の曲率となされると共
に、そのラック本体が第1の光学レンズ36の側壁側に
取り付けられている。その結果、図6および図7のよう
にピニオン45を回転させると、その回転方向に第1の
光学レンズ36を回動させることができる。図7は被写
体側より第1の光学レンズ36を見たときの図であり、
この図からも明らかなように第1の光学レンズ36をY
−Y′方向(垂直方向)に所定角だけ回動させることが
できる。
【0037】第2の光学レンズ35(35B)と第3の
光学レンズ38との間にも上述したと同じような構成が
施されているので、対応する部分には対応する符号を付
す。図4のように第3の光学レンズ38は第2の光学レ
ンズ35Bに対して水平方向(X−X′方向)に回動さ
せる必要がある以外はその構成および動作は全く同一で
あるので、その構成および動作は割愛するも、ガイド手
段49はガイド溝50,51と円弧状ガイド52,53
とで構成される。駆動手段54も駆動モータ56、ピニ
オン55およびラック57で構成されている。
【0038】さてこのように構成された振れ補正機構部
20に関して、これに含まれる頂角可変プリズム22の
合成焦点距離はアフォーカルとなるように設計されてい
る。そのための条件は以下のようなものである。第1と
第2の光学レンズ35,36を用いて説明する。
【0039】光学レンズの材料としてはBK7を用い、
それぞれの曲率半径は全て等しくR100mmとし、対
向間隙△として1mmの隙間を設けているものとする。
そして図8に示すように、ほぼ等しい半径の、凹凸円筒
面をわずかの空隙△(n2:屈折率で、この例では1.
51633)で対向させた頂角可変プリズム(タブレッ
トレンズ)において、第2面G2の曲率半径をr1、第
3面G3の曲率半径をr2、2つのレンズ35,36の
共通する屈折率をn1とするとき、(数1)を満たすよ
うに設計する。
【0040】
【数1】
【0041】曲率半径r2は、r2=(100+1)*
(1.51633−1)=100.51633となる。
さて、光軸に平行な光線が高さy1で第1の光学レンズ
(平凹レンズ)の第1面G1に入射し、そのままの高さ
で半径r1の第2面G2に点P1で入射する。光線と円筒
面での法線が光軸となす角度をi1とするとi1はこの光
線の第2面G2への入射角である。この光線の屈折角を
i2とすると
【0042】
【数2】
【0043】近軸光線の近似を用いると、
【0044】
【数3】
【0045】と表わせる。
【0046】次に屈折光線が入射光軸となす角をi3と
すると、
【0047】
【数4】
【0048】となる。更にこの光線が第2の光学レンズ
35における第3面(凸円筒面)G3に入射する点をP
2、その高さをy2とすると、
【0049】
【数5】
【0050】P2での、第3面G3の法線が光軸となす
角をi4、その曲率半径をr2とすると
【0051】
【数6】
【0052】したがって
【0053】
【数7】
【0054】ここで、i4=i1、すなわち第1の入射面
と第2の入射面の法線の傾きが等しく、かつ両レンズ3
5と36の屈折率が等しいとき、この光線は平行な2つ
の境界面を屈折率n1の媒質からn2の媒質に入り、再び
n1の媒質に戻ったことになり、光線は元の角度を保つ
ことになる。したがって(数1)が満たされれば上式の
i1の係数が1となり、光線は入射と同じ光軸に平行な
まま第2の光学レンズ35の平面G7に垂直に入射し、
入射角度がそのまま保たれて出射する。したがってこの
垂直振れ補正機構部22Yはアフォーカル系を満たす光
学系となる。
【0055】次に第2の光学レンズ35(35B)の屈
折率が第1の光学レンズ36と異なる場合について考え
る。
【0056】図9に示すように、凹面を有するレンズ3
6の屈折率をn1、空気の、屈折率をn2、第3面G3の
曲率半径をr2、凸面を有するレンズ35の屈折率をn3
とするとき、これらの数の間に次の関係を満たすように
設計する。
【0057】
【数8】
【0058】この場合も上記と同様に(数7)までは成
立するが、2つのレンズ35,36の屈折率が異なるた
め、点P1、P2での面の法線の傾きが一致しても出射光
線が入射光線と平行にはならず、P2での屈折を調べな
ければならない。まずP2での入射角をi5、屈折角をi
6とすると、
【0059】
【数9】
【0060】従って、P2を屈折した光線が光軸となす
角i7は次のように表わせる。
【0061】
【数10】
【0062】ここで上式の[ ]内が0となれば、i7
=0となり、屈折した光線は光軸と平行となって、平凸
レンズの平面を通過した後も光軸と平行となる。この平
行条件は(数8)の条件が満たされれば成り立つので、
(数8)が平凸レンズと平凹レンズを組み合せた頂角可
変プリズム22におけるアフォーカルの条件となる。
【0063】第1の光学レンズ36のみを図10Aから
同図Bのようにθだけ垂直方向に可変したときには、頂
角をθとする可変プリズムとなり、第1の光学レンズ3
6側の光線はαだけ屈折する。したがって、スネルの法
則によって、 (n1/n2)sinθ=sin(θ+α) θが限りなくゼロに近いときには、 (n1/n2)θ=(θ+α) ∴α={(n1/n2)−1)θ となる。ここで、第1の光学レンズ36の屈折率n1
を、 n1=1.5 とすれれば、空気の屈折率n2=1であることから、 α=0.5θ となる。ゆえに第1のレンズ36を角度θだけ回動傾斜
させると、出射光軸を0.5θだけ変位させることがで
きる。換言すれば、光軸が垂直方向にαだけ傾いたとき
には、その傾きの方向とは逆方向に2αだけ第1の光学
レンズ36を傾ければ手振れの光軸を補正できる。
【0064】第2の光学レンズ35Bと第3の光学レン
ズ38との関係も上述したと同じであって、光軸が水平
方向にαだけ傾いたときはその傾きの方向とは逆方向に
2αだけ第3の光学レンズ38を傾ければ光軸を補正で
きる。その結果、光軸が2次元的に傾いたときは、第1
と第3の光学レンズ36,38を同時に所定角だけ回動
させて傾ければ、2次元的な光軸補正を実現できる。
【0065】したがって図1に示すようにビデオカメラ
10に対する手振れ補正用として振れ補正装置を装着し
たときには、制御部24では図11に示すような補正処
理が実行される。
【0066】同図のように角速度センサ23からの振動
成分△x′,△y′がそれぞれ取り込まれ(ステップ6
1,62)、次に適切な補正値△xおよび△yが算出さ
れる(ステップ63,64)。適切な補正値とは手振れ
を補正するに足る回動角を得るための制御信号のことで
ある。算出された適正補正値をもつ回動角制御信号がそ
れぞれ駆動モータ27,30に供給されて、第1の光学
レンズ36が△yに相当する分回動されると共に、第3
の光学レンズ38が△xに相当する分回動されて手振れ
による光軸補正が行われる。
【0067】上述したように、第1〜第3の光学レンズ
35、36、38として円筒レンズを使用した場合に
は、これを球面レンズなどで構成する場合よりも以下の
ような点で優れている。 (1)円筒レンズは互いに回動軸方向に変位してもその
透過光軸はその方向に屈折変化しないので、回動軸方向
に円筒レンズが変位しても光学特性が劣化することはな
い。 (2)そのために円筒レンズプリズムの光軸を厳密にy
軸方向のみ角度可変が可能で、x方向に対して余分な変
化が生じないので、2次元的な角度制御に対する制御精
度が高い。したがって余分な補償構成を採る必要がなく
なり、角度制御が非常に高くなる。 (3)その結果、レンズ機構の構成に機械的な変位やガ
タがあったとしても、その変位やガタの方向に光軸角変
化しないため、レンズ機構に対する機械的な精度があま
り要求されない。回動方向と異なる方向の変位(ガタや
ずれ)が生じたとしても、所望の光軸角度可変に対して
無関係な構成とすることができる。 (4)その分十分な機械的クリアランスで構成できるか
ら、駆動負荷が軽減されると共に、高速応答可能な駆動
を容易に実現できる。もちろん軽負荷であることから省
電力化を実現できる。 (5)第1の光学レンズ36と第3の光学レンズ38と
は互いに異なる方向への回動であるが、互いに独立した
動きであるため、一方の回動変位が他方の回動変位に影
響を与えるようなことがない。
【0068】図12はこの発明に係る頂角可変プリズム
22の他の実施態様であって、本例では図3の凹凸関係
が逆の円筒面を有する光学レンズを使用した場合であ
る。
【0069】この例でも球面レンズではなく円筒レンズ
を使用した場合であって、第1の光学レンズ36として
平凸レンズが使用され、第2の光学レンズ35として凹
凹レンズが使用され、そして第3の光学レンズ38とし
て凸平レンズが使用されている。
【0070】第2の光学レンズ35は、第3面G3と第
4面G4とで構成され、第4面G4は第3面G3と対称
にして正負異符号で概ね第3面G3と近似した曲率円筒
面となされた第1および第2の凹平レンズ35A,35
Bで構成される。そして、その曲率中心軸が第3面G3
の曲率中心軸と直交するように第2の光学レンズ35が
構成される。したがってこれは同一構成の一対の凹平レ
ンズ35A,35Bの第3面G3と第4面G4とが互い
の円筒面が直交するように貼り合わせて構成することが
できる。もちろん一体化して構成することもできる。
【0071】第1の光学レンズ36と一方の凹平レンズ
35Aとで垂直振れ補正機構部22Yが構成されると共
に、第3面G3が第2面G2と正負同符号で、概ね第2
面と近似した曲率円筒面となされたものが使用され、第
3面G3に対して第2面G2がその曲率半径を回動支点
として垂直方向Y−Y′に回動できるように、それぞれ
の円筒面の向きが定められている。
【0072】同様に、他方の凹平レンズ35Bと第3の
光学レンズ38とで水平振れ補正機構部22Xが構成さ
れ、第5面G5が第4面G4と正負同符号で、概ね第4
面G4と近似の曲率円筒面となされたレンズが使用され
る。そして、第4面G4に対して第5面G5がその曲率
半径を回動支点として水平方向X−X′に回動できるよ
うに、それぞれの円筒面の向きが定められている。
【0073】さらに、第1〜第3の光学レンズ35,3
6,38全体の合成焦点距離はアフォーカル系となるよ
うに設計されている。このような頂角可変プリズム22
を使用しても2次元的な振れ補正を実現できる。
【0074】上述した例では、第1と第3の光学レンズ
35,38の回動軸を垂直軸と水平軸と並行するように
して説明したが、このような関係に設定する必要性はな
く、垂直軸あるいは水平軸と任意の角度でこれら回動軸
が交差するように頂角可変プリズム22を配置した状態
で使用することも可能である。
【0075】上述した例ではこの発明に係る頂角可変プ
リズムをビデオカメラの手振れ補正系に適用したが、こ
れに限らず映画用撮影機やスチルカメラなどの光軸補正
系にも適用できることは明らかである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では所定の
曲率半径を持った円筒面を有する3つの光学レンズをそ
の合体焦点距離がアフォーカル系を構成するように近接
配置し、第1と第3の光学レンズを第2の光学レンズに
それぞれ独立にその光軸を調整できるように構成したも
のである。
【0077】これによれば、第1の光学レンズによって
垂直方向のみの傾きを調整でき、第3の光学レンズによ
って水平方向のみの傾きを調整できるので、二次元の傾
き調整を簡単に行うことができる。
【0078】第1〜第3の光学レンズにはそれぞれガイ
ド手段が設けられているので、第1と第3の光学レンズ
をそれぞれ独立にしかも高速に調整でき、またこの回動
操作による影響を他方に与えることがないので、振れ角
調整を正確に行うことができる。
【0079】このガイド手段と共に第1と第3の光学レ
ンズにそれぞれ駆動手段を設けるだけで済むので、調整
手段が非常に簡単である。
【0080】またこの振れ補正装置をビデオカメラに使
用するときには、手振れを完全に補正できるほか、この
振れ補正装置をアダプター式に利用できるため、必要時
以外は装着する必要がなくなりビデオカメラの使い勝手
が改善されるなどの特徴を有する。したがってこの発明
は業務用で取材用として使用されるビデオカメラなどに
適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る頂角可変プリズムを使用した振
れ補正機構を備えたビデオカメラの一実施態様を示す要
部の系統図である。
【図2】振れ検出用の角速度センサの一例を示す構成図
である。
【図3】この発明に係る頂角可変プリズムの一例を示す
斜視図である。
【図4】この発明に係る振れ補正装置の要部構成を示す
断面図である。
【図5】ピッチング用補正機構部の一例をその上部から
見たときの構成図である。
【図6】第1の光学レンズの駆動手段を示す図である。
【図7】第1の光学レンズの正面図である。
【図8】頂角可変プリズムがアフォーカル系であること
を示す図である。
【図9】頂角可変プリズムがアフォーカル系であること
を示す図である。
【図10】手振れ補正時の頂角可変プリズムの説明図で
ある。
【図11】手振れ補正のための一例を示すフローチャー
トである。
【図12】頂角可変プリズムの他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10・・・ビデオカメラ、12・・・光学系、13・・
・CCD、20・・・振れ補正機構部、22・・・光学
レンズ補正系、35・・・第2の光学レンズ、36・・
・第1の光学レンズ、38・・・第3の光学レンズ、G
1〜G4・・・第1〜第4の円筒面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/232 H04N 5/232 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面と第2面からなる第1の光学レン
    ズと、第3面と第4面からなる第2の光学レンズと、第
    5面と第6面からなる第3の光学レンズが、この順序で
    互いに近接配置されると共に、 上記第2面が所定曲率をなす円筒面となされ、上記第3
    面が上記第2面と正負同符号で、概ね第2面と近似した
    曲率円筒面となされ、上記第4面は上記第3面と対称に
    して正負異符号で概ね第3面と近似した曲率円筒面とな
    されると共に、その曲率中心軸が上記第3面の曲率中心
    軸と直交するように上記第2の光学レンズが構成され、 さらに上記第5面が第4面と正負同符号で、概ね第4面
    と近似の曲率円筒面となされ、上記第1〜第3の光学レ
    ンズ全体の合成焦点距離はアフォーカル系となされたこ
    とを特徴とする頂角可変プリズム。
  2. 【請求項2】 第1の光学レンズを平凹円筒レンズと
    し、第2の光学レンズが互いに直交する凸凸円筒レンズ
    とし、第3の光学レンズが凹平円筒レンズとして構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の頂角可変プリズ
    ム。
  3. 【請求項3】 第1〜第3の円筒レンズの凹凸面が逆転
    した円筒レンズを使用することを特徴とする請求項2記
    載の頂角可変プリズム。
  4. 【請求項4】 第2の光学レンズが鏡筒に固定され、第
    1と第3の光学レンズの曲率中心軸がその回動中心軸と
    して独立に回動できるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の頂角可変プリズム。
  5. 【請求項5】 第2面と第3面との間および第4面と第
    5面との間にレンズ回動用のガイド手段が設けられ、 第2の光学レンズに対して第1と第3の光学レンズそれ
    ぞれ独立して回動できるようになされたことを特徴とす
    る請求項1記載の頂角可変プリズム。
  6. 【請求項6】 第1と第3の光学レンズには駆動手段が
    設けられ、この駆動手段によってそれぞれに対して回動
    力が付与されたことを特徴とする請求項1記載の頂角可
    変プリズム。
  7. 【請求項7】 上記駆動手段は、駆動モータに連結され
    たピニオンと、これに歯合し、上記曲率半径をもつラッ
    クとで構成され、 上記ラックは上記第1と第3の光学レンズに取り付けら
    れたことを特徴とする請求項1記載の頂角可変プリズ
    ム。
  8. 【請求項8】 頂角可変プリズムを有し、この頂角可変
    プリズムは第1面と第2面からなる第1の光学レンズ
    と、第3面と第4面からなる第2の光学レンズと、第5
    面と第6面からなる第3の光学レンズが、この順序で互
    いに近接配置されると共に、 上記第2面が所定曲率をなす円筒面となされ、上記第3
    面が上記第2面と正負同符号で、概ね第2面と近似した
    曲率円筒面となされ、上記第4面は上記第3面と対称に
    して正負異符号で概ね第3面と近似した曲率円筒面とな
    されると共に、その曲率中心軸が上記第3面の曲率中心
    軸と直交するように上記第2の光学レンズが構成され、 さらに上記第5面が第4面と正負同符号で、概ね第4面
    と近似の曲率円筒面となされ、上記第1〜第3の光学レ
    ンズ全体の合成焦点距離がアフォーカル系となされた頂
    角可変プリズムであって、 この頂角可変プリズムが取り付けられた振れ補正機構が
    ビデオカメラの光学系に取り付けられると共に、 その鏡筒には角速度センサが配されてビデオカメラの振
    れが検出され、 検出された振れ成分を補正するようにこの振れ成分に基
    づいて、上記第2の光学レンズに対する第1の光学レン
    ズと第3の光学レンズの何れか若しくはその双方が回動
    制御されて、頂角可変プリズムの頂角が可変されて、そ
    の透過光軸が変更されるようになされたことを特徴とす
    る振れ補正装置。
  9. 【請求項9】 上記振れ補正機構は、上記カメラの光学
    系に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求
    項8記載の振れ補正装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の光学レンズと第3の光学レ
    ンズが互いに直交方向に回動自在に構成されるとき、 角速度センサで検出された振れ成分に基づく上記第1の
    光学レンズおよび、または上記第3の光学レンズの回動
    制御によって、 上記第1の光学レンズおよび、または上記第3の光学レ
    ンズの光軸が調整されて振れ補正が行われるようになさ
    れたことを特徴とする請求項8記載の振れ補正装置。
  11. 【請求項11】 上記角速度センサによって手振れ成分
    が検出され、この手振れ成分によってビデオカメラの手
    振れが補正されるようになされたことを特徴とする請求
    項8記載の振れ補正装置。
JP8255155A 1996-09-26 1996-09-26 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置 Pending JPH10104679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8255155A JPH10104679A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8255155A JPH10104679A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10104679A true JPH10104679A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17274840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8255155A Pending JPH10104679A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10104679A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7349625B2 (en) 2004-07-16 2008-03-25 Fujifilm Corporation Intermediate adapter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7349625B2 (en) 2004-07-16 2008-03-25 Fujifilm Corporation Intermediate adapter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090122406A1 (en) Optical Image Stabilizer Using Gimballed Prism
US20060072912A1 (en) Camera system, camera and interchangeable lens
JPH09105973A (ja) 手振れ補正光学装置
JP2000298237A (ja) 偏心光学系
JPH09318872A (ja) ダブレットレンズ、可変頂角プリズム、及び振れ補正装置
JPS63169614A (ja) 像安定化装置
US6101033A (en) Image stabilizing optical device
JPH10104679A (ja) 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置
JPH06160778A (ja) 防振機能を有した変倍光学系
JPH0682888A (ja) 可変頂角プリズムを有する防振装置
JPH10104678A (ja) 頂角可変プリズムおよびこれを用いた振れ補正装置
KR20060071224A (ko) 카메라의 화상 안정장치
US5890019A (en) Optical axis angle variation mechanism optical axis angle variation apparatus and image stabilizer
JPH07119902B2 (ja) 像安定化光学系とアタツチメント
JP3783296B2 (ja) 手振れ補正機能を有した撮像装置
JPH0670220A (ja) カメラの手ぶれ防止装置
JPH0829737A (ja) 像ブレ補正変倍光学系
JPH02183216A (ja) 手振れ補正装置
KR100292375B1 (ko) 촬영기기의 광축 보정장치
JPH05134286A (ja) 可変頂角プリズム装置
JPH09113947A (ja) 光軸角調整装置
JPH09318989A (ja) 手振れ補正光学系
JPH0394215A (ja) 像安定化装置
JPH10186439A (ja) 頂角可変プリズムとビデオカメラ
JPH02240622A (ja) 防振光学系