JPH10104524A - 微分干渉顕微鏡 - Google Patents

微分干渉顕微鏡

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JPH10104524A
JPH10104524A JP9137595A JP13759597A JPH10104524A JP H10104524 A JPH10104524 A JP H10104524A JP 9137595 A JP9137595 A JP 9137595A JP 13759597 A JP13759597 A JP 13759597A JP H10104524 A JPH10104524 A JP H10104524A
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polarizer
light
analyzer
sample
differential interference
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JP9137595A
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English (en)
Inventor
Kiwa Sugiyama
喜和 杉山
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
    • G01B11/0608Height gauges

Abstract

(57)【要約】 【課題】精密に物体の凹凸を測定することができる微分
干渉顕微鏡を提供する。 【解決手段】光源10からの光を偏光子12と複屈折プ
リズム15の順に導き、複屈折プリズムによって分離し
た常光線と異常光線を対物レンズ16に導き、対物レン
ズを透過した常光線と異常光線によって試料17をテレ
セントリックに照明し、試料によって反射した常光線と
異常光線を対物レンズ16と複屈折プリズム15の順に
導き、複屈折プリズムによって合成された光を検光子1
8に導き、検光子を透過した光の結像位置にCCD21
を配置した微分干渉顕微鏡において、検光子18と偏光
子12とのいずれか一方を光軸周りに回転可能に配置
し、検光子と偏光子とのいずれか一方の3つ以上の回転
角ごとに且つCCDの1画素ごとに光量を測定し、光量
を回転角に関してフーリエ変換することにより、試料の
振幅反射率分布又は表面形状を測定可能としたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属面の微少な凹
凸や、生物細胞中の位相物体などを観察するために用い
られる微分干渉顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、微少な位相物体を観察するた
めに微分干渉顕微鏡が用いられていた。ここでは、図8
に示す従来の落射照明型の微分干渉顕微鏡に基づいて、
従来技術を説明する。図8に示すように光源10の1点
を出た光は、集光レンズ11を通り、偏光子12を通っ
て直線偏光の光1となり、ハーフミラー14によって反
射して物体面17に向って進み、対物レンズ16の後側
焦点近くに光源像を作る。更に、光源像の近辺に置かれ
たウォンラストンプリズム15を通り、対物レンズ16
を通過して、物体面17を落射照明する。この際、光1
はウォンラストンプリズム15を通ることにより、互い
の電場の振動面が直交する常光線2と異常光線3に分離
され、常光線2と異常光線3は互いにある角度を持って
広がって行く。図8では、常光線2の電場の振動面は紙
面内にあり、異常光線3の電場の振動面は紙面に垂直な
面内にあるものとして表示している。
【0003】このとき常光線2と異常光線3の偏光方向
が、いずれも偏光子12の光学軸に対して45°になる
向きに配置すると、常光線2と異常光線3の光量がほぼ
等しくなる。また、このときの常光線2と異常光線3の
広がりの中心15aが、対物レンズ16の後側焦点と一
致するように、ウォンラストンプリズム15を配置して
おく。そうすることにより、光源10の1点から出た光
のうちの常光線2と異常光線3の成分は、対物レンズ1
6を通った後、物体面17のわずかにずれたところをテ
レセントリックに照明する。
【0004】物体面17を落射照明した常光線2と異常
光線3は物体面17で反射し、反射した常光線4と異常
光線5は再び対物レンズ16を通り、常光線2と異常光
線3に分岐した中心点15aにおいて再び常光線4と異
常光線5が交わる。つまり、常光線2、4と異常光線
3、5の広がりないしは収束の中心点15aは、対物レ
ンズ16と物体面17とを挟んで、自己と共役な位置に
ある。その後ウォンラストンプリズム15を通ることこ
とにより、常光線4と異常光線5は合成されて光6とな
り、光6はハーフミラー14を透過し、検光子18を通
過することにより、検光子18の光学軸と平行な直線偏
光成分のみが透過し、結像レンズ19を透過して、像面
20に結像する。そして、常光線2、4と異常光線3、
5は、物体面17のわずかにずれた場所で反射されて像
面20に像を作るので、物体面17に凹凸があると、常
光線2、4と異常光線3、5の物体面17から像面20
までの光路長が異なり位相差が生じ、像面20に干渉模
様を作る。
【0005】このとき、検光子18の光学軸の方向を、
偏光子12の光学軸の方向と平行にすると、常光線2、
4と異常光線3、5の位相差が2πn(n=0、1、
2、‥‥)のとき、最も明るくなる。また、検光子18
の光学軸と偏光子12の光学軸を直交させると、常光線
2、4と異常光線3、5の位相差がπ+2πn(n=
0、1、2、‥‥)のときに最も明るくなる。したがっ
て像面20にできる明暗を観察することにより、物体面
17のわずかに離れた場所の凹凸の差を知ることができ
る。
【0006】また、さらに詳しく物体面17の凹凸を観
察するためには、使用する光線の波長をシフトする。波
長をシフトすることにより位相差が変化するので明暗が
変化し、これを観察することにより精度よく物体面17
の凹凸を観察することができる。また、単に、白色光を
使用し、明るい色を観察することによって、物体面17
の凹凸を観察する方法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の微分干渉顕微鏡では、干渉縞を目視によって観察す
るので、使用する光の波長オーダーの精度しか得ること
ができず、それ程精度がいいとはいえない。また、数量
的に取り扱うのが難しいという問題点もある。更に、波
長域の広い光源を使うと、レンズによる色収差の影響の
ため、空間的解像力が低下するという問題点がある。そ
れに加えて、物体面に反射率変化があると、像のSN比
が低下し、観察が困難になる。
【0008】このような状況において本発明は、単色光
でも非常に精密に物体の凹凸を測定することを可能に
し、また、物体面に反射率変化がある場合でもこれによ
る影響を受けることなく物体の凹凸を測定することがで
き、しかも物体面の反射率分布も測定することができる
微分干渉顕微鏡を提供するものである。本発明はまた、
試料の透過率分布と厚み分布又は屈折率分布とを同時に
測定することができる微分干渉顕微鏡を提供するもので
ある。本発明は更に、検光子の角度原点のずれを補正す
る機能を有する微分干渉顕微鏡を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、すなわち、光源からの
光を偏光子と複屈折プリズムの順に導き、該複屈折プリ
ズムによって分離した常光線と異常光線を対物レンズに
導き、該対物レンズを透過した常光線と異常光線によっ
て試料をテレセントリックに照明し、該試料によって反
射した常光線と異常光線を対物レンズと複屈折プリズム
の順に導き、該複屈折プリズムによって合成された光を
検光子に導き、該検光子を透過した光の結像位置にCC
Dを配置した落射照明型微分干渉顕微鏡において、検光
子と偏光子とのいずれか一方を光軸周りに回転可能に配
置し、検光子と偏光子とのいずれか一方の3つ以上の回
転角ごとに且つCCDの1画素ごとに光量を測定し、該
光量を3つ以上の回転角に関してフーリエ変換すること
により、試料の振幅反射率分布又は表面形状を測定可能
としたことを特徴とする落射照明型微分干渉顕微鏡であ
る。
【0010】本発明はまた、光源からの光を偏光子と第
1の複屈折プリズムの順に導き、該第1の複屈折プリズ
ムによって分離した常光線と異常光線を照明レンズに導
き、該照明レンズを透過した常光線と異常光線によって
試料をテレセントリックに照明し、該試料を透過した常
光線と異常光線を対物レンズと第2の複屈折プリズムの
順に導き、該第2の複屈折プリズムによって合成された
光を検光子に導き、該検光子を透過した光の結像位置に
CCDを配置した透過照明型微分干渉顕微鏡において、
検光子と偏光子とのいずれか一方を光軸周りに回転可能
に配置し、検光子と偏光子とのいずれか一方の3つ以上
の回転角ごとに且つCCDの1画素ごとに光量を測定
し、該光量を3つ以上の回転角に関してフーリエ変換す
ることにより、試料の振幅透過率分布又は厚み分布若し
くは屈折率分布を測定可能としたことを特徴とする透過
照明型微分干渉顕微鏡である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。図1は本発明の第1実施例を示し、この実
施例は本発明を落射照明型の微分干渉顕微鏡に適用した
ものである。光源10を出た光は、集光レンズ11を通
って収束光となり、偏光子12と位相板13を通って楕
円偏光の光1となる。光1はハーフミラー14で反射さ
れ、ウォンラストンプリズム15に入射する。そしてこ
のウォンラストンプリズム15の複屈折作用によって、
電場の振動面が互いに直交する常光線2と異常光線3と
に分離されて、互いに異なる方向に伝搬していく。図1
では、常光線2の電場は紙面内にあり、異常光線3の電
場の振動面は紙面に垂直な面内にあるものとして表示し
ている。
【0012】このとき、常光線2と異常光線3は、互い
にある角度を持って広がっていき、この広がりの中心1
5aに後ろ側焦点を持つ対物レンズ16を置くことによ
り、この対物レンズ16を通過した常光線2と異常光線
3の波面が互いに平行になり、物体面17の互いに少し
ずれた点をテレセントリックに照明する。物体面17に
入射した常光線2と異常光線3は、物体面17で反射し
回折し、それぞれ常光線4と異常光線5になって再び対
物レンズ16に入射し、対物レンズ16の後ろ側焦点で
再び交差してウォンラストンプリズム15を通ることに
より、それぞれの波面が再び重なり合い、光6となる。
光6は回転検光子18に入射し、検光子18の光学軸方
向の成分のみが取り出され、結像レンズ19を透過し
て、像面20位置に配置したCCD21上に結像する。
【0013】以上のように、光6のうち、常光線4の成
分と異常光線5の成分は、物体面17の異なるところで
反射されて来たので、物体面17の凹凸分布に応じて互
いの光路長が異なり、像面20に干渉摸様を作る。この
とき、検光子18をコントローラー18aによって光軸
周りに回転させると、この干渉縞の明暗が変化する。こ
の明暗の変化をCCD21の各ピクセルごとに、コンピ
ューター22で制御された検光子18の回転に同期して
取り込み、フーリエ変換をし、画像処理を行うことによ
り、物体面17の凹凸を測定する構成なっている。なお
本実施例では検光子18を回転しているが、検光子18
は回転せずに、偏光子12を回転しても良い。
【0014】次に、本実施例による測定原理について説
明する。図1にある偏光子12と位相板13を透過した
光1の偏光状態を、ウォンラストンプリズム15の常光
線2、4の偏光方向をo軸にとり、異常光線3、5の偏
光方向をe軸にとって、ジョーンズベクトルで表すと、
次のように表せる。 但し、E1oとE1eは、光1の電場ベクトルのo軸成分と
e軸成分、εとδは、o軸成分とe軸成分との比の絶対
値と位相差である。
【0015】そして、この光1が、ウォンラストンプリ
ズム15により常光線成分の光2と異常光線成分の光3
に分けられる。この光2と光3が対物レンズ16を透過
して、物体面17上に入射する。このとき、常光線の入
射位置を(x、y)とし、ウォンラストンプリズム15
によるシヤ量をΔxとすると、異常光線の入射位置は
(x+Δx、y)となる。この物体面17上の2点での
振幅反射率をr(x)、r(x+Δx)とすると、物体
面17で反射後の常光線成分である光4の偏光状態(E
4o、E4e)と、異常光線成分である光5の偏光状態(E
5o、E5e)は、ジョーンズベクトルを用いて、 と表すことができる。但し、振幅反射率rは、偏光方向
状態に依存しないものとする。
【0016】そして、再び対物レンズ16を通過して、
ウォンラストンプリズム15を通過して、常光線4と異
常光線5の波面が重なった結果生じる光6の偏光状態
(E6o、E6e)は、 となる。ここで、ρは常光線の入射位置(x、y)と異
常光線の入射位置(x+Δx、y)との間の振幅反射率
の比の絶対値、Δは常光線と異常光線との間の反射にお
ける位相差である。すなわち、 であり、 である。
【0017】そして、この偏光光6が回転検光子18を
通過してCCD21に入るときの光量は、以下のように
なる。 ここでθは、回転検光子18の偏光軸の回転角を表し、
θ=0のとき、回転検光子18の偏光軸はウォンラスト
ンプリズム15の常光線2、4の偏光方向、すなわち紙
面内の方向に一致するように検光子18の回転角の原点
を定義した。このように(4)式のIout(θ)はθに
ついての周期関数になっており、Iout(θ)をθにつ
いてフーリエ変換することによってb0〜b2を求めるこ
とができる。なお、この時、b0〜b2の3つの量を求め
るので、(4)式の異なる3つ以上のθについて、I
out(θ)をサンプリングする必要がある。
【0018】そして、b0〜b2が求まれば、それから以
下のようにρ、Δを求めることができる。
【0019】このとき、εとδが分かっていなければρ
とΔを求めることができない。εとδは図1に示す配置
から計算によって求めることができる。また、さらに正
確に、且つ、光学系の偏光特性まで考慮してεとδを知
りたいときは、図2に示すように、ウォンラストンプリ
ズム15を光路外に除去したレファレンスモードでの測
定を行う。このとき、光6の偏光状態は光1の偏光状態
に一致するから、光6の偏光状態は、 となる。そして、ウォンラストンプリズム15を挿入し
た測定モードでの試料測定のときと同じように、回転検
光子18を回転してCCD21に入る光量の変化を測定
すれば、光量の変化Iin(θ)は、以下のようになる。
【0020】これより(5)式と同様に、 となるから、ε、δを求めることができる。この結果
(5)式から、ρとΔを求めることができる。
【0021】他方、ρは既述のように次の(9)式で与
えられ、また物体面の凹凸の深さを表した量をd(x、
y)とすると、Δは次の(10)式で与えられる。 これから分かるように、Δは物体表面の凹凸の差分量で
あり、ρはさらに、 と変形でき、物体上の振幅反射率の対数の差分量であ
る。
【0022】したがって物体面全体において、Δとρを
観察し、Δとlog(ρ)をxについて積分することに
より、物体面上の凹凸や、物体面の反射率分布を知るこ
とができる。このように本実施例によれば、物体表面に
凹凸があるときでも、その物体表面の反射率分布を測定
することができ、また物体表面に反射率分布があるとき
でも、その物体表面の凹凸を測定することができる。
【0023】次に(5)式から分かるように、Δについ
て知ることができる情報は、cos(Δ+δ)の値であ
る。このため、cos(Δ+δ)から得られるΔの解
は、次の2つがある。
【0024】このように、ρについては1回の測定によ
ってその値を知ることができるものの、Δについては1
回の測定だけではその値が定まらない。この問題を解決
するためには、δの値を変えてさらに2回目の測定を行
えば良い。すなわち、1回目のδの値をδ1とし、2回
目δの値をδ2とすると、この2回の測定によってco
s(Δ+δ1)とcos(Δ+δ2)の値を知ることがで
きる。そして、これとδ1、δ2の値から、次のように、
cos(Δ)とsin(Δ)の値が求まる。
【0025】このように、cos(Δ)とsin(Δ)
の値が求まれば、Δをユニークに求めることができる。
しかし、このときに注意しなければならないのは、(1
3)式から分かるように、 のとき解が存在しないことである。従って、δ1、δ2
値を選ぶときは、(14)式の条件をはずすようにしな
ければならない。
【0026】次に、δの値を1回目の測定と2回目の測
定において変更するためのいくつかの手法について説明
する。第1の手法は図3に示すように、偏光子12と位
相板13を一体化して光軸周りに回転するものである。
このように偏光子12と位相板13を一体化して2種以
上の回転位置に切り換えることにより、ウォンラストン
プリズム15に入射する光1の偏光状態を切り換えるこ
とができる。第2の手法は図4に示すように、位相板1
3を光路外に除去するものである。このように位相板1
3を光路内に挿入した状態と光路外に除去した状態とに
切り換えることにより、ウォンラストンプリズム15に
入射する光1の偏光状態を切り換えることができる。
【0027】第3の手法は図5に示すように、位相板1
3を光軸周りに回転するものである。このように位相板
13を2種以上の回転位置に切り換えることにより、ウ
ォンラストンプリズム15に入射する光1の偏光状態を
切り換えることができる。なお、Δの値を知るために
は、以上のように光1の偏光状態を2種以上に切り換え
る必要があるが、ρと|Δ|だけの値を知るためには、
1回の測定だけで十分であり、すなわち光1の偏光状態
を切り換える必要はない。したがって偏光子12とハー
フミラー14との間に位相板13を配置する必要もな
い。
【0028】次に、以上のようにして常光線の物体面1
7への入射位置と異常光線の入射位置との間の振幅反射
率の比の絶対値ρと、常光線と異常光線との間の反射に
おける位相差Δとを求めるためには、回転検光子18の
偏向軸の方向と、ウォンラストンプリズム15の偏向軸
の方向との関係が、既知でなければならない。すなわち
回転検光子の偏向軸の回転角θは、ウォンラストンプリ
ズムの常光線の偏光軸の方向を原点方向(θ=0)とし
て測定していたが、実際にはウォンラストンプリズムの
常光線または異常光線の偏光軸の方向を正確に知ること
ができない場合も多い。よって検光子18、偏光子1
2、位相板13のそれぞれの偏光軸が、ウォンラストン
プリズム15の座標に対してどのような方向にあるかを
正確に知ることができないことが多い。
【0029】そこで図6に示すように、回転検光子上の
座標系をX−Yとし、ウォンラストンプリズムの座標系
をo−eとし、o−e座標系から見たX−Y座標系の方
向をχとする。このとき、X−Y座標系から見た回転検
光子の回転角をθとすると、o−e座標系で見た回転検
光子の回転角は、θ+χとなる。
【0030】このため、(4)、(7)式で示した検光
子を回転して得られる測定モードでの信号Iout(θ)
と、レファレンスモードでの信号Iin(θ)には、角度
原点のずれ角度χが加わり、それぞれ以下のようにな
る。
【0031】(15)式の形式では、測定系であるX−
Y座標系と、o−e座標系との間に角度ずれχがあるた
めに、o−e座標系を基準としたフーリエ変換係数b0
〜b2を知ることができず、したがってρ、Δを求めら
れない。またこれと同じ理由により、(16)式の形式
ではa0〜a2を知ることができず、δ、εを求めること
もできない。
【0032】そこで以降、o−e座標系を基準としたフ
ーリエ変換係数には添え字oを付し、測定座標系X−Y
を基準としたフーリエ変換係数には添え字xを付すこと
とすると、測定モードでCCDに入る光量Iout(θ)
とレファレンスモードでの光量Iin(θ)は、それぞれ
次のようになる。 ここで、bxi、axi(i=0〜2)は、測定系であるX
−Y座標系で見た光量変化のフーリエ変換係数であり、
したがってCCDで測定された光量のフーリエ変換によ
って実際に求められる値である。
【0033】先ず、式(17−1)、(17−2)から
分かるように、測定モードでの光6の偏光状態を表すb
xiとboi(i=0〜2)の間、及びレファレンスモード
による光1の偏光状態を表すaxiとaoi(i=0〜2)
の間には、以下の関係がある。
【0034】次に、o−e座標系で見たときの光1と光
6の関係を見る。このとき、新たに o3、bo3を次のよ
うに定義する。但し複号については、それぞれの光1、
光6の偏光状態の位相差の符号と同じになるように選
ぶ。
【0035】(19)式と(16)、(17)式から、
oi(i=0〜2)とboi(i=0〜2)の関係は次の
ように表すことができる。
【0036】よつて、式(18)、(19)、(20)
から、X−Y座標系から見た光6の偏光を表す係数bxi
(i=0〜2)と、光1の偏光を表すaxi(i=0〜
2)との関係は以下のようになる。
【0037】ここで、[S]、[R(χ)]は以下のよ
うになる。
【0038】また、[R(χ)]・[S]・[R(−
χ)]を具体的に計算すると、 となる。
【0039】本発明においては、既述のようにΔの符号
を求めるために、図1の光1の偏光状態を変えた2回の
測定を行う必要があるが、この2回の測定を利用し、
(21)の関係と式(22)よりχの値を求める。この
とき得られた2組のaxi(i=0〜3)とxi(i=0〜
3)によって、ti(i=1〜8)のそれぞれについて
の比を求めれば、(22)から、tan(2χ)を得る
ことができる。次に、これについて説明する。
【0040】光1の偏光状態を変えた、2回の測定で得
られる2組のaxi(i=0〜3)とbxi(i=0〜3)
のうち、1回目の光1の偏光状態をax1i(i=0〜
3)、図1の光6の偏光状態をbx1i(i=0〜3)と
し、2回目の光1の偏光状態をax2i(i=0〜3)、
同じく光6の偏光状態をbx2i(i=0〜3)とする。
x1i、bx1i、ax2i x2i(i=0〜3)と、t
i(i=1〜8)の関係は、(21)、(22)式より
以下のようにまとめることができる。 ここで、e1、e2は光1の1回目と2回目の測定のとき
の光1の常光線成分の強度の逆数1/|E1e・re2
ある。
【0041】次に、これを変形することによって、以下
のようになる。
【0042】これより、[M-1]を(24)式の両辺に
掛けることによって、ti(i=1〜8)が次のように
求まる。但し、M-1 ijは[M-1]の要素である。また、
e=e2/e1とした。 そして、式(22)から分かるように、tan(2χ)
は次のように求まる。
【0043】しかしながら、実際には、(26)式を計
算するためにはeの値と、bx13、bx23の符号を知らな
ければならない。eの値と、bx13、bx23の符号は、次
のようにして求められる。すなわち式(22)式から、
i(i=1〜8)は、次の3つの式を満たさなければ
ならないことが分かる。 これに式(26)を代入すると、以下の関係が成り立
つ。
【0044】[Q]の要素Qijは、それぞれ次のように
なる。
【0045】(28)式が解を持つためには、[Q]の
行列式が0である必要がある。すなわち、 が成り立たなければならない。従って、bx13、bx23
符号を決めるのには、bx13、bx23の符号を適当に選ん
で、(29)式を満たし、かつ、(28)式より、独立
に得られたeとe2の値が一致する符号を選べばいい。
以上により、bx13、bx23の符号が決まり、同時にeが
求まるので、(25)、(26)が計算でき、tan
(2χ)の値が求まる。そしてこれを(18)式に代入
し、boi(i=0〜2)が求まれば、(5)式より、Δ
とρを求めることができる。以上のように求めた検光子
の座標系とウォンラストンプリズムの座標系との角度ず
れχの値が分かれば、χを補正して正確なΔとρの値を
求めることが可能となる。
【0046】次に、図7は本発明の第2実施例を示し、
この実施例は本発明を透過照明型の微分干渉顕微鏡に適
用したものである。光源10を出た光は、集光レンズ1
1を通って収束光となり、偏光子12と位相板13を通
って楕円偏光の光1となる。光1は第1のウォンラスト
ンプリズム30に入射し、この第1のウォンラストンプ
リズム30の複屈折作用によって、電場の振動面が互い
に直交する常光線2と異常光線3とに分離されて、互い
に異なる方向に伝搬していく。図7では、常光線2の電
場は紙面内にあり、異常光線3の電場の振動面は紙面に
垂直な面内にあるものとして表示している。
【0047】このとき、常光線2と異常光線3は、互い
にある角度を持って広がっていき、この広がりの中心3
0aに前側焦点を持つ照明レンズ31を置くことによ
り、この照明レンズ31を通過した常光線2と異常光線
3の波面が互いに平行になり、試料32の互いに少しず
れた点をテレセントリックに照明する。試料32に入射
した常光線2と異常光線3は、試料32を透過し、それ
ぞれ常光線4と異常光線5になって対物レンズ33に入
射し、対物レンズ33を透過して、第2のウォンラスト
ンプリズム34に入射する。対物レンズ33の後ろ側焦
点位置は、第2のウォンラストンプリズム34の常光線
と異常光線との収束の中心34aに配置されており、且
つ、第2のウォンラストンプリズム34の常光線と異常
光線の偏光方向は、第1のウォンラストンプリズム30
の常光線と異常光線の偏光方向と平行に配置されてい
る。この結果、第2のウォンラストンプリズム34に入
射した常光線4と異常光線5は、それぞれの波面が再び
重なり合い、光6となる。光6は回転検光子18に入射
し、検光子18の光学軸方向の成分のみが取り出され、
結像レンズ19を透過して、像面20位置に配置したC
CD21上に結像する。
【0048】以上のように、光6のうち、常光線4の成
分と異常光線5の成分は、試料32の異なるところを透
過して来たので、試料32の厚み分布ないしは屈折率分
布に応じて互いの光路長が異なり、像面20に干渉摸様
を作る。このとき、検光子18をコントローラー18a
によって光軸周りに回転させると、この干渉縞の明暗が
変化する。この明暗の変化をCCD21の各ピクセルご
とに、コンピューター22で制御された検光子18の回
転に同期して取り込み、フーリエ変換をし、画像処理を
行うことにより、試料32の厚み分布ないしは屈折率分
布を測定する構成になっている。なお本実施例では検光
子18を回転しているが、検光子18は回転せずに、偏
光子12を回転しても良い。
【0049】この第2実施例の測定原理は第1実施例の
場合と同じである。但しこの第2実施例は透過照明型の
微分干渉顕微鏡であるから、ρは常光線の入射位置と異
常光線の入射位置との間の振幅透過率の比の絶対値、Δ
は常光線と異常光線との間の透過における位相差を表す
こととなる。したがってまたこの第2実施例によれば、
試料に厚み分布ないしは屈折率分布があるときでも、そ
の試料の透過率分布を測定することができ、また試料に
透過率分布があるときでも、その試料の厚み分布ないし
は屈折率分布を測定することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、物体面
の凹凸や反射率の変化、あるいは試料の厚み分布ないし
は屈折率分布や透過率を正確に測定でき、さらにウォン
ラストンプリズムの固有偏光の偏光方向を正確に知らな
くても、これを補正し正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による落射照明型の微分干渉顕微鏡
を示す構成図である。
【図2】第1実施例のレファレンスモードを示す要部構
成図である。
【図3】第1実施例の凹凸分布測定のための一態様を示
す要部構成図である。
【図4】同じく別の態様を示す要部構成図である。
【図5】同じく更に別の態様を示す要部構成図である。
【図6】第1実施例のウォンラストンプリズムと検光子
との座標の関係を示す説明図である。
【図7】第2実施例による透過照明型の微分干渉顕微鏡
を示す構成図である。
【図8】従来の微分干渉顕微鏡を示す構成図である。
【符号の説明】
1,6…光 2,4…常光線 3,5…異常光線 10…光源 11…集光レンズ 12…偏光子 13…位相板 14…ハーフミラー 15…ウォンラストンプリズム 15a…広がりの中
心 16…対物レンズ 17…物体面 18…検光子 18a…コントロー
ラー 19…結像レンズ 20…像面 21…CCD 22…コンピュータ
ー 30、34…ウォンラストンプリズム 30a、34a…広がりの中心 31…照明レンズ 32…試料 33…対物レンズ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を偏光子と複屈折プリズムの
    順に導き、該複屈折プリズムによって分離した常光線と
    異常光線を対物レンズに導き、該対物レンズを透過した
    前記常光線と異常光線によって試料をテレセントリック
    に照明し、該試料によって反射した前記常光線と異常光
    線を前記対物レンズと前記複屈折プリズムの順に導き、
    該複屈折プリズムによって合成された光を検光子に導
    き、該検光子を透過した光の結像位置にCCDを配置し
    た落射照明型微分干渉顕微鏡において、 前記検光子と偏光子とのいずれか一方を光軸周りに回転
    可能に配置し、 検光子と偏光子との前記いずれか一方の3つ以上の回転
    角ごとに且つ前記CCDの1画素ごとに光量を測定し、
    該光量を前記3つ以上の回転角に関してフーリエ変換す
    ることにより、前記試料の振幅反射率分布又は表面形状
    を測定可能としたことを特徴とする落射照明型微分干渉
    顕微鏡。
  2. 【請求項2】前記複屈折プリズムを光路内外に挿脱可能
    に配置した、請求項1記載の落射照明型微分干渉顕微
    鏡。
  3. 【請求項3】前記試料を照明する光の偏光状態が切り換
    え可能となるように形成した、請求項1又は2記載の落
    射照明型微分干渉顕微鏡。
  4. 【請求項4】前記検光子を前記3つ以上の回転角に回転
    可能に配置し、 前記偏光子の後ろ側に位相板を配置し、該位相板と前記
    偏光子とを一体として光軸周りの複数の角度位置に切り
    換えることにより、前記試料を照明する光の偏光状態が
    切り換え可能となるように形成した、請求項3記載の落
    射照明型微分干渉顕微鏡。
  5. 【請求項5】前記検光子と偏光子とのいずれか一方を前
    記3つ以上の回転角に回転可能に配置し、 前記偏光子の後ろ側に、光路内外に挿脱可能に位相板を
    配置することにより、前記試料を照明する光の偏光状態
    が切り換え可能となるように形成した、請求項3記載の
    落射照明型微分干渉顕微鏡。
  6. 【請求項6】前記検光子と偏光子とのいずれか一方を前
    記3つ以上の回転角に回転可能に配置し、 前記偏光子の後ろ側に位相板を配置し、該位相板を光軸
    周りの複数の角度位置に切り換えることにより、前記試
    料を照明する光の偏光状態が切り換え可能となるように
    形成した、請求項3記載の落射照明型微分干渉顕微鏡。
  7. 【請求項7】試料を照明する光の前記複数の偏光状態の
    各々について、検光子と偏光子との前記いずれか一方の
    前記3つ以上の回転角ごとに且つ前記CCDの1画素ご
    とに光量を測定することにより、前記複屈折プリズムの
    固有偏向軸と、検光子と偏光子との前記いずれか一方の
    回転角の角度原点との間の、角度ずれを補正する機能を
    設けた、請求項3、4、5又は6記載の落射照明型微分
    干渉顕微鏡。
  8. 【請求項8】光源からの光を偏光子と第1の複屈折プリ
    ズムの順に導き、該第1の複屈折プリズムによって分離
    した常光線と異常光線を照明レンズに導き、該照明レン
    ズを透過した前記常光線と異常光線によって試料をテレ
    セントリックに照明し、該試料を透過した前記常光線と
    異常光線を対物レンズと第2の複屈折プリズムの順に導
    き、該第2の複屈折プリズムによって合成された光を検
    光子に導き、該検光子を透過した光の結像位置にCCD
    を配置した透過照明型微分干渉顕微鏡において、 前記検光子と偏光子とのいずれか一方を光軸周りに回転
    可能に配置し、 検光子と偏光子との前記いずれか一方の3つ以上の回転
    角ごとに且つ前記CCDの1画素ごとに光量を測定し、
    該光量を前記3つ以上の回転角に関してフーリエ変換す
    ることにより、前記試料の振幅透過率分布又は厚み分布
    若しくは屈折率分布を測定可能としたことを特徴とする
    透過照明型微分干渉顕微鏡。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2の複屈折プリズムを光路
    内外に挿脱可能に配置した、請求項8記載の透過照明型
    微分干渉顕微鏡。
  10. 【請求項10】前記試料を照明する光の偏光状態が切り
    換え可能となるように形成した、請求項8又は9記載の
    透過照明型微分干渉顕微鏡。
  11. 【請求項11】前記検光子を前記3つ以上の回転角に回
    転可能に配置し、 前記偏光子の後ろ側に位相板を配置し、該位相板と前記
    偏光子とを一体として光軸周りの複数の角度位置に切り
    換えることにより、前記試料を照明する光の偏光状態が
    切り換え可能となるように形成した、請求項10記載の
    透過照明型微分干渉顕微鏡。
  12. 【請求項12】前記検光子と偏光子とのいずれか一方を
    前記3つ以上の回転角に回転可能に配置し、 前記偏光子の後ろ側に、光路内外に挿脱可能に位相板を
    配置することにより、前記試料を照明する光の偏光状態
    が切り換え可能となるように形成した、請求項10記載
    の透過照明型微分干渉顕微鏡。
  13. 【請求項13】前記検光子と偏光子とのいずれか一方を
    前記3つ以上の回転角に回転可能に配置し、 前記偏光子の後ろ側に位相板を配置し、該位相板を光軸
    周りの複数の角度位置に切り換えることにより、前記試
    料を照明する光の偏光状態が切り換え可能となるように
    形成した、請求項10記載の透過照明型微分干渉顕微
    鏡。
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