JPH10104522A - 共焦点走査型光学顕微鏡 - Google Patents

共焦点走査型光学顕微鏡

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JPH10104522A
JPH10104522A JP26084896A JP26084896A JPH10104522A JP H10104522 A JPH10104522 A JP H10104522A JP 26084896 A JP26084896 A JP 26084896A JP 26084896 A JP26084896 A JP 26084896A JP H10104522 A JPH10104522 A JP H10104522A
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light
con
confocal
detector
sample
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JP26084896A
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Asao Uenodai
浅雄 上野台
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の構成を複雑にすることなく、試料からの
反射光を光量を無駄にロスせずに共焦点画像及び非共焦
点画像として明るい画像を得る。 【解決手段】光源1 と、光源1 から発した光を試料11上
に集光する対物レンズ10と、光源1 と上記対物レンズ10
の間に配置され、対物レンズ10に入る光の入射角度を変
化させることにより試料上を互いに直交する方向に走査
するガルバノメータミラー4,7 と、試料11からの光を共
焦点絞りとしてのピンホールミラー17を通過させて検出
して共焦点画像信号を出力する第1の検出器18と、共焦
点絞りを通過せずに反射した光を検出する第2の検出器
20と、第1の検出器18の出力する共焦点画像信号と第2
の検出器20の出力とを加算して非共焦点画像信号を出力
する加算器(23)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共焦点走査型光学
顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、共焦点走査型光学顕微鏡などで
は、例えば「T.Whilson,“Theory a
nd Practice of Scanning O
ptical Microscopy”ACADEMI
CPRESS 1984」で述べられているように、共
焦点(コンフォーカル)モードにおいてセクショニング
効果を有し、非共焦点(ノンコーフォカル)モードにお
いては通常の顕微鏡と同じ結像特性を有することが知ら
れている。
【0003】このような共焦点走査型光学顕微鏡につい
て、特開昭61−219919号公報に基づいて説明す
る。図9は、従来の共焦点走査型光学顕微鏡の第1の例
を示す光学系統図であり、等価的に点光源と考えられる
レーザ光源(図示せず)からの光ビーム50は、ビーム
スプリッタ51を通過して第1の光偏向器52に入射す
る。
【0004】この光偏向器52は、対物レンズ53の瞳
54と共役な位置に配置する。光偏向器52が偏向を行
なっていない場合、光ビーム50は光軸55に沿って進
む。また、光偏向器52が偏向を行なっている場合、す
なわち光ビーム50を走査する場合には、光偏向器52
が瞳位置に設けられているので、光ビーム50の方向は
軸外主光線56と一致し、光ビーム50の中心も軸外主
光線56と一致する。
【0005】次にこれらの光ビーム50は瞳投影レンズ
57及び58を通って瞳位置に配置された第2の光偏向
器59に入射する。この光偏向器59が2次元走査のう
ちのY方向の走査を行なうものとすると、上記光偏向器
52はX方向の走査を行なうこととなる。
【0006】しかして、光偏向器52及び59により2
次元的に走査された光ビームは、瞳投影レンズ60及び
結像レンズ61により対物レンズ53の瞳54に入射せ
しめられる。そして、これらの光ビームは対物レンズ5
3によって試料62上に回折で制限される点状光を生じ
る。光偏向器52及び59によりX−Y方向に2次元的
に走査することにより、該点状光が試料62を2次元走
査する。
【0007】試料62からの反射された光ビームは、対
物レンズ53とその瞳54を通り、更に結像レンズ61
を通って一旦結像する。この結像面が通常の光学顕微鏡
で像を観察する面である。さらに光ビームは瞳投影レン
ズ60により光偏向器59上に戻ってくる。
【0008】このように反射ビームは、試料62に入射
した時と全く同じ経路を逆に通ってビームスプリッタ5
1に戻り、ビームスプリッタ51により取出されて検出
ビーム67となる。反射ビームが光偏向器59,52を
通過して戻って来ているので、軸外を走査しても検出ビ
ーム67は動かない。検出ビーム67は集光レンズ68
によって点状に絞られ、点状に絞られた位置にピンホー
ル69を設けてその後方の検出器70で検出すれば、フ
レアのない、通常の顕微鏡より高解像の画像を得ること
ができる。また、ピンホール69を設けなくとも通常の
画像が得られることは言うまでもない。
【0009】以上のような共焦点走査型光学顕微鏡にお
いては、セクショニング効果を持つがために、焦点合わ
せが困難となる。それらの理由から通常、非共焦点光
路、あるいは白色光源により照明される眼視観察光路も
しくはTV観察光路が設けられる。
【0010】図10及び図11はそれぞれ異なる従来の
共焦点走査型光学顕微鏡の第2及び第3の例を示す光学
系統図である。すなわち図10においては、ミラー71
が光路上に進退自在に設けられている。このミラー71
を光路上に挿入することにより反射された検出ビーム6
7は、集光レンズ72により点状に絞られ、検出器73
により検出されて非共焦点画像を得ることができる。ま
た、ミラー71を光路上から退避させることにより、検
出ビーム67は集光レンズ68により点状に絞られ、ピ
ンホール69を通して検出器70により検出されて共焦
点画像を得ることができる。このようにミラー71を進
退させることにより、共焦点画像と非共焦点画像を選択
することが可能となる。
【0011】図11においては、結像レンズ61と対物
レンズ53の間の光路上にミラー74が進退自在に設け
られている。このミラー74を光路上に挿入することに
より、白色光源75から照明光がハーフミラー76、結
像レンズ77を透過し、ミラー74で反射された試料6
2上に照射される。この照明による試料62の観察光
は、TVカメラ78に導かれ通常の落射照明画像を得る
ことができるようにしたものである。また、ミラー74
を光路上から退避させることにより、上記の第2の例と
同様に共焦点画像を得ることができる。
【0012】以上の構成により、焦点合わせを非共焦点
もしくは落射照明画像により行なうことができ、通常の
顕微鏡観察と同様に焦点合わせをすることが可能な共焦
点走査型光学顕微鏡が提供されている。
【0013】さらに、ミラーを進退させることなく共焦
点画像及び非共焦点画像を得るために、図12に示すよ
うに、試料62からの反射光をビームスプリッタ63に
より所定の割合に分割するようにしている。ここでビー
ムスプリッタ79の分割比は、ピンホール68で絞られ
る光量に基づいて行なわれるもので、共焦点光路側つま
りは、検出ビーム67aにより多くの光量を与える比率
とすることで、検出ビーム67a,67bはそれぞれ適
切な光量を備えている。図中80はレーザ光源、5
2′,59′はガルバノメータミラーを示す。以上の構
成により、焦点合わせを共焦点画像と非焦点画像により
同時に検出することが可能となる共焦点走査型光学顕微
鏡が提供されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
10,図11で示した共焦点走査型光学顕微鏡では、光
路の切換えに際して機械的にミラー71,74を進退さ
せなければならず、その切換動作にはある一定以上の時
間を必要とするため、観察者にとっては煩わしさを感じ
るという問題があった。
【0015】また、ミラー71,74には、進退機構を
設ける必要があり、モータ等を用いて切換えを電動で行
なう場合には特に、装置が高価かつ大型化してしまうと
いう問題があった。
【0016】さらに、上記図12に示した共焦点走査型
光学顕微鏡では、試料62からの反射光をビームスプリ
ッタ79により所定の割合に分割され、かつビームスプ
リッタ79を透過しビンホール69を通過できない検出
ビーム67aはピンホール69で遮蔽されてしまうこと
から、光量損失が大きくなるという問題があった。
【0017】さらに、暗い試料を観察するときには、試
料62からの反射光をすべて使えないので、共焦点画
像、非共焦点画像ともに、十分な光量を得ることが難し
くなってしまうという問題があった。これは例えば、半
透明なレジスト平坦化膜の測定等を行なう際に光量不足
となることで顕著に現れる問題となっていた。
【0018】さらに、試料62からの反射光を所定の割
合に分割するため、ビームスプリッタ79が必要とな
り、やはり装置の構成が複雑化してしまうという問題が
あった。
【0019】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、装置の構成を複雑
にすることなく、試料からの反射光を光量を無駄にロス
せずに共焦点画像及び非共焦点画像として明るい画像を
得ることが可能な共焦点走査型光学顕微鏡を提供するこ
とにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源と、上記光源から発した光を試料上に集光する対物
レンズと、上記光源と上記対物レンズの間に配置され、
上記対物レンズに入る光の入射角度を変化させることに
より試料上を互いに直交する方向に走査する光偏向部材
と、上記試料からの光を共焦点絞りを通過させて検出し
て共焦点画像信号を出力する第1の検出器と、上記共焦
点絞りを通過せずに反射した光を検出する第2の検出器
と、上記第1の検出器の出力する共焦点画像信号と上記
第2の検出器の出力とを加算して非共焦点画像信号を出
力する加算器とを具備するようにしている。
【0021】この結果、請求項1記載の発明によれば、
試料からの反射光を共焦点絞りを通過させたものを第1
の検出器で検出してその検出結果としての共焦点画像を
得ると共に、共焦点絞りを通過させなかった反射光を第
2の検出器で検出してその検出結果と上記共焦点画像と
を加算することで加算結果としての非共焦点画像を得る
ようにしたので、装置の構成を複雑にすることなく、試
料からの反射光を光量を無駄にロスせずに共焦点画像及
び非共焦点画像として共に明るい画像を得ることができ
る。
【0022】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記共焦点絞りは、高反射部材でなる
ようにしている。この結果、請求項2記載の発明によれ
ば、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、共焦点絞
りを高反射部材とすることで共焦点絞りで無駄にロスさ
れる光量を減少させることができるため、共焦点画像及
び非共焦点画像として共により明るい画像を得ることが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下図面を参照して本発明の第1
の実施の形態に係る顕微鏡用自動焦点検出装置を説明す
る。
【0024】図1及び図2はその光学系統を示す構成図
であり、光源となる例えばレーザ光源1と、このレーザ
光源1から発したレーザビーム2を試料11上に集光す
る対物レンズ10と、この対物レンズ10と上記レーザ
光源1の間に配置されて該対物レンズ10に入る光の入
射角度を変化させることにより試料11上を互いに直交
する方向に走査する2つの光偏向部材、例えばガルバノ
メータミラー4,7と、例えば集光レンズ16の集光位
置に配置され、試料11からの光を絞るコンフォーカル
絞りを有し、コンフォーカル絞りで絞りきれない光を効
率良く反射できる高反射ミラーとしてのピンホールミラ
ー17と、このピンホールミラー17を通過した光を検
出する第1の検出器18と、上記ピンホールミラー17
で反射された光を集光するリレー光学系19と、このリ
レー光学系19に対してピンホールミラー17と共役な
位置に配置され、ピンホールミラー17で反射された光
を検出する第2の検出器20と、上記第1及び第2の検
出器18,20の各画像出力21,22を加算する加算
器23と、上記第1の検出器18からの画像出力21及
び上記加算器23からの画像出力24を表示するモニタ
26と、このモニタ26に入力される第1の検出器18
からの画像出力21及び上記加算器23からの画像出力
24を電気的に切換える切換スイッチ25とを備えてい
る。
【0025】上記ピンホールミラー17とは、通常のピ
ンホールの表面にミラーを成形したものでも良い。以上
述べた構成以外にも、ガルバノメータミラー4,7間の
光路に配置されている瞳伝送レンズ5,6と、ガルバノ
メータミラー7と対物レンズ10の間の光路に配設され
ている瞳投影レンズ8と、結像レンズ9と、ビームスプ
リッタ3とピンホールミラー17の間の光路に配設され
ている集光レンズ16を備えている。
【0026】ここで、検出器18,20としては、フォ
トダイオードもしくはフォトマル等の0次元の光を検出
できるものを用いる。上記のような構成にあって、光源
であるレーザ光源1から出射されたレーザービーム2は
ビームスプリッタ3を通過し、ガルバノメータミラー4
に入射する。ここでレーザビーム2は偏向されてX方向
に走査される。走査されたレーザビーム2は、次に瞳伝
送レンズ5,6によってガルバノメータミラー7に入射
する。ここでレーザビーム2は偏向されてY方向に走査
される。
【0027】ただし、図中では説明を簡易化するために
ガルバノメータミラー4,7は同一方向にレーザビーム
2を偏向するかのごとく示してあるが、実際は試料11
上をX−Yの2次元方向に走査し得るようになってい
る。
【0028】2次元に走査されたレーザビーム2は、瞳
投影レンズ8、結像レンズ9を通過して対物レンズ10
に入射する。そして試料11上にレーザスポットを生
じ、そのレーザスポットで試料11をX−Yの2次元方
向に走査する。そして、この試料11で反射されたレー
ザビームは、入射した時と同じ光路、すなわち、対物レ
ンズ10、結像レンズ9、瞳投影レンズ8、ガルバノメ
ータミラー7、瞳伝送レンズ6,5、ガルバノメータミ
ラー4を通ってビームスプリッタ3に戻ってくる。ビー
ムスプリッタ3で反射された検出ビーム12は集光レン
ズ16により点状に集光され、この位置に配置されてい
るピンホールミラー17により絞られる。
【0029】ここで図3を用いてこのピンホールミラー
17における絞りの動作を説明する。図3(B)に示す
ように、検出光12のピンホールミラー17に対する入
射角度は、検出光12の反射光が第2の検出器20で検
出されるように予め一定の角度θをもって配置されてい
る。
【0030】図3(A)は、試料11が対物レンズ10
の合焦位置より対物レンズ10から離れた位置にあり、
検出光12がピンホールミラー17の前方に集光する場
合を例示したもので、この場合には検出光12の大部分
がピンホールを通らずにピンホールミラー17で反射さ
れ、リレー光学系19で集光されて、リレー光学系19
に対してピンホールミラー17と共役な位置に配置され
た第2の検出器20で検出されることとなる。
【0031】図3(B)は、試料11が対物レンズの1
0の合焦位置にあり、検出光12がピンホールミラー1
7のピンホールで集光する場合を例示したもので、この
場合には検出光12がそのままピンホールを通って第1
の検出器18で検出されることとなる。
【0032】図3(C)は、試料11が対物レンズの1
0の合焦位置より対物レンズ10に近い位置にあり、検
出光12がピンホールミラー17の後方に集光する場合
を例示したもので、この場合には検出光12がピンホー
ルを通過せずにピンホールミラー17で反射され、リレ
ー光学系19で集光されて、リレー光学系19に対して
ピンホールミラー17と共役な位置に配置された第2の
検出器20で検出されることとなる。第2の検出器20
は、ピンホールミラー17のデフォーカスした光を検出
するのに十分な受光面を有するものとする。
【0033】図2に示すように上記第1の検出器18に
より検出された画像出力21は共焦点画像となるもの
で、対物レンズ10の試料11方向への移動量と第1の
検出器18の画像出力21の関係は図4に示すようにな
る。
【0034】また、ピンホールミラー17のピンホール
を通過せず、このピンホールミラー17で反射された検
出ビーム12は、上述した如く第2の検出器20により
検出されるもので、対物レンズ10の試料11方向への
移動量と第2の検出器20の画像出力22との関係は図
5に示すようになる。
【0035】このため、図2に示す如く第2の検出器2
0の画像出力22と第1の検出器18の画像出力21と
を加算器23に入力すると、非共焦点画像出力24が得
られるもので、対物レンズ10の試料11方向への移動
量と加算器23の画像出力24との関係は図6に示すよ
うになるものである。
【0036】なお、第1の検出器18の画像出力21と
第2の検出器20の画像出力22のゲインを合わせるた
めに、加算器23で加算される前にゲイン器を設けるよ
うにしても良い。
【0037】また、上記ピンホールミラー17に形成さ
れたピンホールの形状は必ずしも真円である必要はな
い。すなわち、図7(A)に示すピンホールミラー30
では、真円のピンホールが形成されているタイプを示す
が、このようなタイプでは図示する如く角度θ°だけ傾
けた時に見えかたが楕円状になってしまい、結果として
第1の検出器18で検出される光量が減ってしまう虞が
ある。
【0038】そこで、図7(B)に示すようにピンホー
ルミラー31がθ°傾けられた際に第1の検出器18で
最大に検出されるように、ピンホールを予め楕円にして
おき、検出ビーム12の光軸に対してθ°の角度をもっ
て配置された場合にピンホールが真円に見えるようにす
れば、第1の検出器18で検出される光量が減ってしま
うことなく、その画像出力21である共焦点画像をより
明るいものとすることができる。
【0039】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、ピンホールミラー17と第2の検出器20との
間にリレー光学系19を配設するものとして説明した
が、このリレー光学系19を廃する構成を考えることも
できる。
【0040】以下、この場合を本発明の第2の実施の形
態として図面を参照して説明する。図8はその光学系統
を示す構成図であり、基本的には上記図1に示したもの
と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその
説明は省略する。
【0041】しかして、図1におけるピンホールミラー
17の反射側に配置されたリレー光学系19を設けず
に、第2の検出器20をピンホールミラー17の充分近
くに設けるものとする。但し同図においては、理解を容
易とするためにピンホールミラー17と第2の検出器2
0を離して示すものとする。
【0042】ここで、第2の検出器20は、検出光12
を遮らず、且つ共焦点画像と合焦となるように、共焦点
走査型光学顕微鏡の光学系の焦点深度内であってピンホ
ールミラー17上に配置するのと等価とみなせる位置に
配置するものとする。
【0043】このような構成とすることにより、上記図
1で示したものと同等の作用効果を奏することを可能と
しながら、リレー光学系19を不要とし、この共焦点走
査型光学顕微鏡の構成をより簡単なものとすることがで
きるものである。
【0044】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、非共
焦点画像を得るために試料からの反射光を分割するビー
ムスプリッタ、あるいは集光レンズ等の部品が不要とな
るので装置の構成が簡単で安価なものとしながら、試料
からの反射光を全て共焦点画像と非共焦点画像にするこ
とができるようになり、試料からの反射光の光量を無駄
にロスせず、明るい画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学系統を示
す構成図。
【図2】同実施の形態に係る光学系統を示す構成図。
【図3】同実施の形態に係るピンホールミラーでの絞り
の動作を説明する図。
【図4】同実施の形態に係る対物レンズの試料方向への
移動量と第1の検出器の画像出力との関係を示す図。
【図5】同実施の形態に係る対物レンズの試料方向への
移動量と第2の検出器の画像出力との関係を示す図。
【図6】同実施の形態に係る対物レンズの試料方向への
移動量と加算器の画像出力との関係を示す図。
【図7】同実施の形態に係るピンホールミラーに形成さ
れるピンホールの形状を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る光学系統を示
す構成図。
【図9】従来の共焦点走査型光学顕微鏡の光学系統を示
す構成図。
【図10】従来の共焦点走査型光学顕微鏡の光学系統を
示す構成図。
【図11】従来の共焦点走査型光学顕微鏡の光学系統を
示す構成図。
【図12】従来の共焦点走査型光学顕微鏡の光学系統を
示す構成図。
【符号の説明】
1…レーザ光源 2…レーザビーム 4,7…ガルバノメータミラー 5,6…瞳伝送レンズ 8…瞳投影レンズ 9…結像レンズ 10…対物レンズ 11…試料 12…検出光 16…集光レンズ 17…ピンホールミラー 18…第1の検出器 19…リレー光学系 20…第2の検出器 21…(共焦点)画像出力 22…画像出力 23…加算器 24…(非共焦点)画像出力 25…切換スイッチ 26…モニタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 上記光源から発した光を試料上に集光する対物レンズ
    と、 上記光源と上記対物レンズの間に配置され、上記対物レ
    ンズに入る光の入射角度を変化させることにより試料上
    を互いに直交する方向に走査する光偏向部材と、 上記試料からの光を共焦点絞りを通過させて検出して共
    焦点画像信号を出力する第1の検出器と、 上記共焦点絞りを通過せずに反射した光を検出する第2
    の検出器と、 上記第1の検出器の出力する共焦点画像信号と上記第2
    の検出器の出力とを加算して非共焦点画像信号を出力す
    る加算器とを具備したことを特徴とする共焦点走査型光
    学顕微鏡。
  2. 【請求項2】 上記共焦点絞りは、高反射部材でなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の共焦点走査型光学顕微
    鏡。
JP26084896A 1995-11-08 1996-10-01 共焦点走査型光学顕微鏡 Withdrawn JPH10104522A (ja)

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US08/744,752 US5932871A (en) 1995-11-08 1996-11-06 Microscope having a confocal point and a non-confocal point, and a confocal point detect method applied thereto

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WO2007010697A1 (ja) * 2005-07-21 2007-01-25 Nikon Corporation 共焦点顕微鏡装置
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