JPH10103944A - 圧延板の形状検出装置 - Google Patents

圧延板の形状検出装置

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JPH10103944A
JPH10103944A JP8281424A JP28142496A JPH10103944A JP H10103944 A JPH10103944 A JP H10103944A JP 8281424 A JP8281424 A JP 8281424A JP 28142496 A JP28142496 A JP 28142496A JP H10103944 A JPH10103944 A JP H10103944A
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JP
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sensor
roll
tension
rolled plate
disk
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JP8281424A
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English (en)
Inventor
Yasushi Maeda
恭志 前田
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/02Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring flatness or profile of strips

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延板3の板端部の平坦度を高精度に検出す
ることができると共に、圧延中の圧延板3の破断を防止
することができるように、板端部の張力を高精度に検出
する。 【解決手段】 圧延板3の幅方向における各部の張力を
測定するように複数のセンサーディスク8…を備えたセ
ンサーロール7と、このセンサーロール7を圧延板3の
幅方向に移動可能なロール移動機構14と、ロール移動
機構14によりセンサーロール7を所定の移動量で移動
させ、この移動の前後におけるセンサーディスク8…に
よる張力測定値、センサーディスク8のディスク幅B、
および移動量を基にして幅方向の張力測定値を求める形
状検出機5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延板の幅方向の
張力分布を基にして形状を検出する圧延板の形状検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミ板等の非鉄金属や鋼板等
の薄板状の圧延板は、圧延機により圧延されて巻取機に
巻き取られる際に、幅方向の張力(形状)が形状検出装
置により測定され、所望の平坦度で圧延されているか否
かが確認されるようになっている。
【0003】上記の形状検出装置は、従来、圧延機と巻
取機との間において複数のセンサーディスクを備えたセ
ンサーロール装置を圧延板の幅方向に配置し、この圧延
板の一方面に当接して回転させながら、各センサーディ
スク内に備えられた圧力センサを用いて圧延板との当接
により発生するラジアル荷重を検出する。そして、圧延
板に対して全面が当接しているセンサーディスクにおい
ては、このセンサーディスクからの検出信号をディスク
幅で除算することにより圧延板の幅方向の張力を求め
る。また、圧延板の板端部に位置して部分的に当接して
いるセンサーディスクにおいては、圧延板に対するセン
サーディスクの当接面と全面との割合をカバー率として
初期設定し、このカバー率を補正係数として用いること
により張力を求めるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、圧延板の板端部の張力をカバー率の補正に
より得る構成では、圧延の開始前にカバー率を正確に求
めて初期設定を十分に行っても、圧延の開始時に圧延板
が蛇行すると、初期設定したカバー率に誤差が生じるた
め、板端部における張力の検出精度が低下することにな
る。そして、この検出精度の低下は、板端部の平坦度の
測定を不正確にすると共に、圧延中のサーマルクラウン
により圧延板の板端部において極端に高い張力が発生し
たときに、この高い張力の発生を見過ごして圧延板の破
断を生じさせるという問題を招来することになる。
【0005】そこで、本発明は、板端部の平坦度を高精
度に検出することができると共に、圧延中の圧延板の破
断を防止することができるように、板端部の張力を高精
度に検出することができる圧延板の形状検出装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、圧延板の幅方向の張力分布を基にして該
圧延板の形状を検出する圧延板の形状検出装置におい
て、前記圧延板の幅方向における各部の張力を測定する
ように複数のセンサーディスクを備えたセンサーロール
手段と、前記センサーロール手段を前記圧延板の幅方向
に移動可能なロール移動手段と、前記ロール移動手段に
より前記センサーロール手段を所定の移動量で移動さ
せ、この移動の前後における前記センサーディスクによ
る張力測定値と、該センサーディスクのディスク幅およ
び移動量とを基にして前記幅方向の張力分布を求める張
力分布算出手段とを備えたことを特徴としている。これ
により、センサーディスクのディスク幅の解像度で張力
分布を測定した場合と比較して、ディスク幅よりも小さ
な移動量に対応した幅方向の解像度で張力分布を測定す
ることができるため、圧延板の板端部の平坦度を高精度
に検出することができると共に、圧延中における張力変
動を確実に捕らえて圧延板の破断を防止することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る圧
延板の形状検出装置は、図5に示すように、アルミ板等
の非鉄金属や鋼板等の薄板状の圧延板3の幅方向の張力
分布を検出することによって、圧延板3の形状を測定す
るものであり、圧延板3の幅方向の張力(荷重)分布を
検出するセンサーロール装置4と、センサーロール装置
4からの荷重信号等を基にして圧延板3の形状を求める
形状検出機5とを有している。尚、形状とは、圧延板3
の幅方向における平坦度を意味している。
【0008】上記のセンサーロール装置4は、圧延機1
および巻取機2間に配設されており、圧延板3が圧延機
1から巻取機2に走行する際に、この圧延板3に面状に
当接するセンサーロール7を回転自在に有している。セ
ンサーロール7は、図1に示すように、圧延板3の幅方
向に配設された複数のセンサーディスク8…と、これら
のセンサーディスク8…を一体的に連結した回転軸9と
を有している。各センサーディスク8は、所定のディス
ク幅Bに設定されており、センサーディスク8の内部に
は、図示しない圧力センサが備えられている。そして、
圧力センサは、圧延板3がセンサーディスク8の外周面
に当接することにより発生するラジアル荷重(張力測定
値)を検出し、張力測定信号aとして出力するようにな
っている。
【0009】一方、センサーディスク8…を連結した回
転軸9は、両端部が支持部材11・11により回転自在
に軸支されており、走行する圧延板3に従動させてセン
サーディスク8…を回転させるようになっている。さら
に、回転軸9の一端側には、回転トランスミッタ部10
が設けられており、回転トランスミッタ部10は、回転
するセンサーディスク8…から出力される張力測定信号
aを所定位置から外部の形状検出機5に出力させるよう
になっている。
【0010】上記のセンサーロール7および回転トラン
スミッタ部10は、支持部材11・11を介して台車1
2に設けられている。台車12は、レール部材13によ
り移動方向が圧延板3の幅方向に規制されていると共
に、ロッド部材14a等を備えたロール移動機構14に
より移動可能にされている。ロール移動機構14は、形
状検出機5からセンサーロール移動・停止信号bが入力
されるようになっており、センサーロール移動・停止信
号bは、図3に示すように、ミドルレベルの停止指令電
圧と、ハイレベルの往動指令電圧と、ローレベルの復動
指令電圧との3段階の指令電圧からなっている。そし
て、図1に示すように、ロール移動機構14は、これら
のセンサーロール移動・停止信号bの指令電圧に応じて
ロッド部材14aを進退移動させることによって、台車
12(センサーロール7)を停止、往動、および復動さ
せるようになっている。
【0011】また、ロール移動機構14には、図示しな
い変位計が備えられており、変位計は、台車12(セン
サーロール7)が中央測定位置、一方端測定位置、およ
び他方端測定位置に到達したときに移動完了信号cを形
状検出機5に出力するようになっている。
【0012】上記の移動完了信号cおよび張力測定信号
aが入力される形状検出機5は、図2の形状検出処理ル
ーチンを実行可能になっており、このルーチンの実行に
より算出された形状データを形状表示装置15に出力す
ることによって、圧延板3の形状を図4の分布状態のよ
うに表示させるようになっている。即ち、形状検出機5
は、形状検出処理ルーチンを実行することによって、移
動完了信号cおよびセンサーロール移動・停止信号bを
用いてセンサーロール7を圧延板3の幅方向に往復移動
させ、センサーロール7が一方端測定位置、中央測定位
置、および他方端測定位置に到達したときに、これらの
測定位置におけるセンサーロール7からの張力測定信号
aを取り込み、圧延板3の形状データを求めて形状表示
装置15に出力するようになっている。
【0013】次に、各測定位置の張力測定信号aを基に
して圧延板3の形状データを求める方法を具体的に説明
する。
【0014】センサーロール7における各センサーディ
スク8のディスク幅をB、圧延板3の張力分布をf
(x)、xを圧延機の幅方向の中心部から測定した幅方
向の長さとすると、板中央からn番目のセンサーディス
ク8に付与される張力Fnは、(1)式のように示すこ
とができる。
【0015】
【数1】
【0016】これに対し、センサーディスク8をδだけ
移動させたときのn番目のセンサーディスク8に掛かる
張力F’nは、(2)式のように示すことができる。
【0017】
【数2】
【0018】ここで、m番目のセンサーディスク8上に
圧延板3の板端が存在していると仮定して(3)式のよ
うにgm を定義する。
【0019】
【数3】
【0020】上式において、δを十分に小さくすると、
gm =f(nB)とすることができる。これは、ディス
ク幅がBであったものを任意に変更可能なδに置き換え
たものに相当することから、板端近傍での張力分布の幅
方向の解像度を向上させることができることを意味して
いる。さらに、x=nB以外の板端近傍の張力分布は、
x=nB+δを基準に再度δ’(微小量)移動させるこ
とによって、同様に求めることができる。また、板端以
外のセンサーディスク8については、(4)式が成立す
る。
【0021】
【数4】
【0022】従って、圧延板3の板端部(k=1)にお
けるセンサーディスク8の張力gmを形状データとして
求めることができれば、圧延板3の中央部までの張力g
m-1(δ) を形状データとして求めることが可能となる。
【0023】上記の構成において、圧延板の形状検出装
置の動作について説明する。尚、以降の説明において
は、ディスク幅Bが25mmおよびディスク数が80個
のセンサーディスク8…(ディスク番号n=1〜80)
によりセンサーロール7を形成し、このセンサーロール
7をロール移動機構14により5(mm)単位で移動さ
せることによって、1020mm幅の圧延板3の形状を
求めるものとする。
【0024】先ず、図1および図2に示すように、セン
サーロール7を中央測定位置(0mm位置)に位置決め
し、測定数変数iを“1”に設定し、張力測定値Fn
(i)等を格納する記憶部をクリアすることによって、
初期設定を行う(S1)。この後、図5に示すように、
圧延機1および巻取機2が作動されることによって、圧
延板3がセンサーロール7に所定の巻き付け角で面状に
当接されながら、圧延板3の巻き取りが開始されると、
図1に示すように、圧延板3とセンサーロール7との当
接により発生した各部のラジアル荷重(張力)がセンサ
ーロール7のセンサーディスク8…により検出される。
そして、この検出値である張力測定値F1(i) ...Fm
(i)...F80(i) が張力測定信号aとして出力されると、
これらの張力測定値F1(i)...Fm(i)...F80(i)を取り込
み、各センサーディスク8のディスク番号n(n=1〜
80)に対応させながら図示しない記憶部に格納する
(S2)。
【0025】全センサーディスク8…の張力測定値F1
(i)...Fm(i)...F80(i)の格納が完了すると、圧延板3の
板端に存在するセンサーディスク8(ディスク番号m)
により測定された張力測定値Fm(i) を基準にして、他の
センサーディスク8により測定された各部(n=1〜8
0)の張力測定値F1(i)...F80(i)との張力差を求め、こ
れらの張力差およびディスク番号n(n=1〜80)を
圧延板3の形状データとして形状表示装置15に出力す
る。そして、形状表示装置15において、図4に示すよ
うに、張力差を縦軸、ディスク番号を横軸にとった棒グ
ラフを表示させることによって、中央測定位置において
測定した圧延板3の幅方向の形状を画面表示させる(S
3)。
【0026】次に、図1および図3に示すように、所定
の待機時間(3秒)の経過後に、ロール移動機構14に
対して往動指令電圧のセンサーロール移動・停止信号b
を出力し、ロール移動機構14のロッド部材14aを進
出させることによって、台車12と共にセンサーロール
7を往動させる。そして、センサーロール7が往動によ
り中央測定位置から一方端測定位置(+5mm位置)に
移動すると、この移動量δを監視していた変位計が移動
完了信号cを形状検出機5に出力する。これにより、移
動完了信号cによりセンサーロール7が一方端測定位置
に到達したことを認識し、センサーロール移動・停止信
号bを往動指令電圧から停止指令電圧に切り換えてセン
サーロール7を停止させる(S4)。
【0027】この後、一方端測定位置におけるセンサー
ロール7の各センサーディスク8からの張力測定信号a
を取り込み、これらのセンサーディスク8…により測定
された張力測定値F'1(i)...F'm(i)...F'80(i) を各セン
サーディスク8のディスク番号n(n=1〜80)に対
応させながら図示しない記憶部に格納する(S5)。
【0028】これらのセンサーディスク8…の張力測定
値F'1(i)...F'm(i)...F'80(i) の格納が完了すると、測
定数変数iが“1”であるか否かを判定することによっ
て、前回測定分の他方端測定位置(−5mm位置)にお
ける張力測定値F"1(i-1)...F"m(i-1)...F"80(i-1) が存
在するか否かを判定し(S6)、存在していれば(S
6,YES)、一方端測定位置において板端に存在する
ディスク番号mのセンサーディスク8により測定された
張力測定値F'm(k) と、他方端測定位置において板端に
存在するディスク番号mのセンサーディスク8により測
定された張力測定値F"m(k) と、ディスク幅Bおよび移
動量δとを基にして、gm =(F'm−F"m)・B/2δ
の関係式から板端部における新たな張力測定値gm を算
出する。
【0029】さらに、この張力測定値gm とgm-k =
(Fm-k −F'm-k)・B/2δ+gm-k+1 の関係式とを
基にして各部の張力測定値g1(i)...g80(i)を算出する。
そして、板端に存在するセンサーディスク8(ディスク
番号m)における張力測定値gm(i) を基準にして、各部
(n=1〜80)の張力測定値g1(i)...g80(i)との張力
差を求め、これらの張力差およびディスク番号n(n=
1〜80)を圧延板3の形状データとして形状表示装置
15に出力し、形状表示装置15において、図4の点グ
ラフのように一方端測定位置において測定した圧延板3
の幅方向の形状を画面表示させる(S7)。
【0030】上記のS7の実行後、およびS6において
第1回目の測定でないと判定した場合には(S1,YE
S)、図1および図3に示すように、所定の待機時間
(3秒)の経過後に、ロール移動機構14に対して復動
指令電圧のセンサーロール移動・停止信号bを出力し、
ロール移動機構14のロッド部材14aを後退させるこ
とによって、台車12と共にセンサーロール7を復動さ
せる。そして、センサーロール7が復動により一方端測
定位置から中央測定位置に移動すると、この移動量δを
監視していた変位計が移動完了信号cを形状検出機5に
出力する。これにより、移動完了信号cによりセンサー
ロール7が中央測定位置に到達したことを認識し、セン
サーロール移動・停止信号bを復動指令電圧から停止指
令電圧に切り換えてセンサーロール7を停止させる(S
8)。
【0031】この後、中央測定位置におけるセンサーロ
ール7の各センサーディスク8からの張力測定信号aを
取り込み、これらのセンサーディスク8…により測定さ
れた張力測定値F1(i)...Fm(i)...F80(i)を各センサーデ
ィスク8のディスク番号n(n=1〜80)に対応させ
ながら図示しない記憶部に格納する(S9)。そして、
圧延板3の板端に存在するセンサーディスク8(ディス
ク番号m)により測定された張力測定値Fm(i) を基準に
して、他のセンサーディスク8により測定された各部
(n=1〜80)の張力測定値F1(i)...F80(i)との張力
差を求め、これらの張力差およびディスク番号n(n=
1〜80)を圧延板3の形状データとして形状表示装置
15に出力し、図4の棒グラフを表示させることによっ
て、中央測定位置において測定した圧延板3の幅方向の
形状を画面表示させる(S10)。
【0032】次に、図1および図3に示すように、所定
の待機時間(3秒)の経過後に、ロール移動機構14に
対して復動指令電圧のセンサーロール移動・停止信号b
を出力し、ロール移動機構14のロッド部材14aをさ
らに後退させることによって、台車12と共にセンサー
ロール7を復動させる。そして、センサーロール7が復
動により中央測定位置から他方端測定位置(−5mm位
置)に移動すると、この移動量δを監視していた変位計
が移動完了信号cを形状検出機5に出力する。これによ
り、移動完了信号cによりセンサーロール7が他方端測
定位置に到達したことを認識し、センサーロール移動・
停止信号bを復動指令電圧から停止指令電圧に切り換え
てセンサーロール7を停止させる(S11)。そして、
他方端測定位置におけるセンサーロール7の各センサー
ディスク8からの張力測定信号aを取り込み、これらの
センサーディスク8…により測定された張力測定値F"1
(i)...F"m(i)...F"80(i) を各センサーディスク8のデ
ィスク番号n(n=1〜80)に対応させながら図示し
ない記憶部に格納する(S12)。
【0033】これらのセンサーディスク8…の張力測定
値F"1(i)...F"m(i)...F"80(i) の格納が完了すると、一
方端測定位置において測定された張力測定値F'm(k)
と、他方端測定位置において測定された張力測定値F"m
(k) とを基にして、gm =(F'm−F"m)・B/2δの
関係式から板端部における新たな張力測定値gm を算出
する。さらに、この張力測定値gm とgm-k =(Fm-k
−F"m-k)・B/2δ+gm-k+1 の関係式とを基にして
各部の張力測定値g1(i)...g80(i)を算出する。そして、
圧延板3の板端に存在するセンサーディスク(ディスク
番号m)における張力測定値gm(i) を基準にして、各部
(n=1〜80)の張力測定値g1(i)...g80(i)との張力
差を求め、これらの張力差およびディスク番号n(n=
1〜80)を圧延板3の形状データとして形状表示装置
15に出力し、形状表示装置15において、図4の点グ
ラフのように他方端測定位置において測定した圧延板3
の幅方向の形状を画面表示させる(S13)。
【0034】この後、図1および図3に示すように、所
定の待機時間(3秒)の経過後に、ロール移動機構14
に対して往動指令電圧のセンサーロール移動・停止信号
bを出力し、ロール移動機構14のロッド部材14aを
進出させることによって、台車12と共にセンサーロー
ル7を往動させる。センサーロール7が往動により他方
端測定位置から中央測定位置に移動すると、この移動量
δを監視していた変位計からの移動完了信号cによりセ
ンサーロール7を停止させる(S14)。
【0035】上記のようにして一連の測定位置(中央→
一方端→中央→他方)における測定および形状の表示が
完了すると、測定数変数iを確認することによって、今
回の一連の測定および表示が最終回であるか否を判定し
(S15)、最終回でなければ(S15,NO)、測定
数変数iを“1”カウントアップした後(S16)、S
2から再実行して測定および表示を行うことになる。一
方、最終回であれば(S15,YES)、本ルーチンを
終了する。
【0036】このように、本実施形態における圧延板の
形状検出装置は、図1に示すように、圧延板3の幅方向
における各部の張力を測定するように複数のセンサーデ
ィスク8…を備えたセンサーロール7(センサーロール
手段)と、このセンサーロール7を圧延板3の幅方向に
移動可能なロール移動機構14(ロール移動手段)と、
ロール移動機構14によりセンサーロール7を所定の移
動量δ(例えば5mm単位)で移動させ、この移動の前
後におけるセンサーディスク8…による張力測定値(例
えば図2のS2およびS5におけるF1(i)...Fm(i)...F8
0(i)およびF'1(i)...F'm(i)...F'80(i) )、センサーデ
ィスク8のディスク幅B(例えば25mm)、および移
動量δ(例えば5mm)を基にして幅方向の張力測定値
g1(i)...gm(i)...g80(i)を求める形状算出ルーチンを実
行可能な形状検出機5(張力分布算出手段)とを備えた
構成にされている。
【0037】これにより、センサーディスク8のディス
ク幅Bの解像度で張力分布を測定した場合と比較して、
ディスク幅Bよりも小さな移動量δに対応した幅方向の
解像度で張力分布を測定することができるため、圧延板
3の板端部の平坦度を高精度に検出することができると
共に、圧延中における張力変動を確実に捕らえて圧延板
3の破断を防止することができるようになっている。
【0038】
【発明の効果】本発明は、圧延板の幅方向の張力分布を
基にして該圧延板の形状を検出する圧延板の形状検出装
置において、前記圧延板の幅方向における各部の張力を
測定するように複数のセンサーディスクを備えたセンサ
ーロール手段と、前記センサーロール手段を前記圧延板
の幅方向に移動可能なロール移動手段と、前記ロール移
動手段により前記センサーロール手段を所定の移動量で
移動させ、この移動の前後における前記センサーディス
クによる張力測定値と、該センサーディスクのディスク
幅および移動量とを基にして前記幅方向の張力分布を求
める張力分布算出手段とを備えた構成である。これによ
り、センサーディスクのディスク幅の解像度で張力分布
を測定した場合と比較して、ディスク幅よりも小さな移
動量に対応した幅方向の解像度で張力分布を測定するこ
とができるため、圧延板の板端部の平坦度を高精度に検
出することができると共に、圧延中における張力変動を
確実に捕らえて圧延板の破断を防止することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧延板の形状検出装置の動作状態を示す説明図
である。
【図2】形状算出処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図3】圧延板の形状検出装置の動作のタイミングチャ
ートである。
【図4】張力差とセンサー番号との関係を示す説明図で
ある。
【図5】圧延板の形状検出装置の概略構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 圧延機 2 巻取機 3 圧延板 4 センサーロール装置 5 形状検出機 7 センサーロール 8 センサーディスク 9 回転軸 10 回転トランスミッタ部 11 支持部材 12 台車 13 レール部材 14 ロール移動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延板の幅方向の張力分布を基にして該
    圧延板の形状を検出する圧延板の形状検出装置におい
    て、 前記圧延板の幅方向における各部の張力を測定するよう
    に複数のセンサーディスクを備えたセンサーロール手段
    と、 前記センサーロール手段を前記圧延板の幅方向に移動可
    能なロール移動手段と、 前記ロール移動手段により前記センサーロール手段を所
    定の移動量で移動させ、この移動の前後における前記セ
    ンサーディスクによる張力測定値と、該センサーディス
    クのディスク幅および移動量とを基にして前記幅方向の
    張力分布を求める張力分布算出手段とを備えたことを特
    徴とする圧延板の形状検出装置。
JP8281424A 1996-10-01 1996-10-01 圧延板の形状検出装置 Pending JPH10103944A (ja)

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