JPH10103926A - 多点光センサ及び電子複写装置 - Google Patents

多点光センサ及び電子複写装置

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JPH10103926A
JPH10103926A JP20211897A JP20211897A JPH10103926A JP H10103926 A JPH10103926 A JP H10103926A JP 20211897 A JP20211897 A JP 20211897A JP 20211897 A JP20211897 A JP 20211897A JP H10103926 A JPH10103926 A JP H10103926A
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light
light receiving
optical sensor
optical
multipoint
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JP20211897A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ito
嘉則 伊藤
Norisada Horie
教禎 堀江
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ本体の厚みを薄くし、電気的外乱の影
響を抑え、反射光ビームの受光効率の低下を防止する。 【解決手段】 複数の光ビーム12a〜12cを空間の
異なる方向に投光する発光素子5を備え、前記空間で反
射した光ビーム13a〜13cを複数の受光素子9a〜
9cによって個別に受光する多点光センサにおいて、前
記複数の光ビーム13a〜13cの光軸を一定方向に偏
向する受光プリズム21b、21cと、当該受光プリズ
ム21b、21cによって一定方向に変向された光ビー
ム13a〜13cを複数の受光素子9a〜9cに一対一
に結像する受光レンズ20a〜20cとを設け、少なく
とも前記光ビーム12a〜12cと同数の受光素子9a
〜9cを同一平面上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多点光センサ及び電
子複写装置に関する。特に、複数の光ビームを対象物に
投光し、その反射光を受光して対象物の物理量を検出す
る多点光センサに関し、特に、原稿のサイズを検知する
ため電子複写機に搭載される多点光センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において複写機等に搭載される多点
光センサは、図1(a)(b)に示すように、矩形の本
体ケース1の上面に、大口径の投光レンズ2及び受光レ
ンズ3がスペーサ4を介して取り付けられている。投光
レンズ2側には、LED5とグレーティング6からなる
マルチビーム光源及びアンプ回路等の回路基板8が配設
されている。また、受光レンズ3の下方には、立体的に
配置された3つの受光素子9a、9b、9c及び受光素
子9a、9b、9cの検出信号に基づいて原稿サイズ等
を判別する処理回路基板10が内装されている。なお、
複写機等に接触する本体ケース1の底面は絶縁シート1
1によって絶縁されている。
【0003】多点光センサの光学系は、図2に示すよう
に、LED5からの光ビーム12を投光レンズ2によっ
てコリメートした後、グレーティング6によって3本の
回折光12a、12b、12cに分離して原稿等の検出
体に照射し、その反射光ビーム13a、13b、13c
を1つの受光レンズ3を介して個別に受光素子9a、9
b、9cに結像するようになっている。
【0004】マルチビーム光源は、図3(a)に示すよ
うに、LED5の光ビーム12をグレーティング6によ
って0次の回折光12aおよび±1次の回折光12b、
12cに分離するようになっており、検出体に照射され
た回折光12a、12b、12cは、0次の回折光12
aの光強度が最も強くなっており、±1次の回折光12
b、12cは0次の回折光12aに対して37度傾いて
いる。
【0005】受光素子9a、9b、9cは、図3(b)
に示すように、受光レンズ3によって各反射光ビーム1
3a、13b、13cが結像される3つの集光位置にそ
れぞれ配置され、各反射光ビーム13a、13b、13
cの光軸方向に向けられている。このため、各受光素子
9a、9b、9cが立体的配置となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多点光センサには、以下のような問題があった。 検出体からの反射光ビーム13a、13b、13c
は、受光レンズ3へ光軸軸外から斜めに入射するため、
各反射光ビーム13a、13b、13cの集光位置が光
軸方向にずれ、そのため受光素子9a、9b、9cの配
置を立体的にする必要があり、そのためセンサ本体の厚
みを厚くしなければならなかった。 受光系と投光系で別々の回路基板8、10が必要で
あり、かつ、立体的な基板配置(図1では、2枚の回路
基板8、10は互いに直交するように配置されている)
が必要であり、組立性が悪かった。 受光素子9a、9b、9cが立体的に配置されてい
るため、受光素子9a、9b、9cからアンプ回路等の
回路基板10までの配線が長くなり、そのため電磁ノイ
ズ等の電気的外乱に弱かった。 大口径受光レンズ3の光軸外から反射光ビーム13
b、13cが入射するため、±1次の回折光12b、1
2cの受光スポットは軸外収差(非点収差)により受光
素子9b、9cへ十分に集光できなかった。
【0007】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、センサ本体
の厚みを薄くし、電気的外乱の影響を抑え、反射光ビー
ムの受光効率の低下を防止することにある。
【0008】
【発明の開示】本発明の請求項1に記載の多点光センサ
は、複数の光ビームを空間の異なる方向へ出射する投光
部と、対象物により反射された各反射光ビームを個別に
受光する複数の受光素子とを備えた多点光センサであっ
て、対象物で反射された各反射光ビームの光軸を互いに
ほぼ平行となるように光軸変換する手段と、前記光軸変
換手段によってほぼ平行に揃えられた各反射光ビームの
光軸上に配置された結像用光学素子及び受光素子とを備
えたことを特徴としている。
【0009】しかして、投光部より出射された複数の光
ビームは、対象物で反射された後、光軸変換手段によっ
て光軸が平行となるように光軸変換され、結像用光学素
子によって受光素子上に結像される。
【0010】結像用光学素子及び受光素子に入射する反
射光ビームは、光軸変換手段によって平行に揃えられて
いるので、結像用光学素子全体及び受光素子全体を同一
平面上に配置することができ、多点光センサの薄型化を
図ることができる。
【0011】また、全ての反射光ビームを各結像用光学
素子及び各受光素子に垂直に入射させることができるの
で、結像用光学素子の軸外収差等による受光効率の低下
を防止することができる。さらに、各受光素子に対向さ
せてそれぞれ結像用光学素子を設けているので、各結像
用光学素子の近軸光線を用いて受光素子に結像させるこ
とができ、より収差の影響を少なくできる。
【0012】また、受光素子を立体的に配置する必要が
ないので各受光素子と投光部を同一の回路基板にまと
め、組立性を向上することができるとともに、受光素子
からアンプ回路までの回路配線を短くでき、電磁ノイズ
による電気的外乱の影響を低減することができる。
【0013】請求項2に記載の実施態様は、請求項1記
載の多点光センサにおいて、前記光軸変換手段は、1又
は2以上のプリズムによって1つの反射光ビームの光軸
方向を変化させるものであることを特徴としている。
【0014】光軸変換手段の光軸方向を変化させる必要
のある部分にはプリズムを用いることができる。特に、
1つの反射光ビームの光軸を2以上のプリズム(プリズ
ムアレイ)によって変化させるようにすれば、光軸変換
手段の厚みを小さくすることができ、多点光センサをさ
らに薄型化することができる。
【0015】請求項3に記載の実施態様は、請求項1記
載の多点光センサにおいて、前記光軸変換手段と複数の
前記結像用光学素子とが一体に形成されていることを特
徴としている。
【0016】このように、結像用光学素子と光軸変換手
段の一体化を図ることにより、部品コストの低減、組立
工程数の簡素化、センサ本体の薄型化を図ることができ
る。
【0017】請求項4に記載の実施態様は、前記受光素
子を納めたケースに、前記光軸変換手段もしくは前記結
像用光学素子を形成したことを特徴としている。
【0018】このように、ケースに光軸変換手段と結像
用光学素子を形成することにより、部品点数を減らすこ
とができ、組立の簡素化とコスト低減を図ることができ
る。
【0019】請求項5に記載の電子複写装置は、原稿台
に向けて複数の光ビームを出射するように配置された、
請求項1〜4に記載の多点光センサと、前記多点光セン
サの各受光素子から出力される検知信号に基づいて、原
稿のサイズを判別する手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0020】本発明の多点光センサは薄型化することが
できるので、電子複写装置に搭載した時に搭載スペース
を取らず、電子複写装置の小型化にも寄与する。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本実施の形態の多点光センサの投光
部は、図4に示すように、LED5からの光ビーム12
を投光レンズ2によってコリメートした後、グレーティ
ング6によって3本の回折光12a、12b、12cに
分割して原稿等の検出体に照射するようになっている。
光ビームを分割する手段としては、後述の本願の受光部
で用いるプリズムまたはプリズムアレイを用いることも
できる。後述の他の実施の形態における投光部について
も同様である。
【0022】この多点光センサは、図4に示すように、
3つの受光レンズ20a、20b、20cの上方に、2
つの反射光ビーム13b、13cの光軸を一定方向に偏
向する光軸変換素子21が配置されている点で従来の多
点光センサと異なっている。なお、従来の多点光センサ
と同じ部材には同符号を付してある。
【0023】光軸変換素子21は、屈折率が1よりも大
きな透光性材料によって形成されており、平板21aの
両側に左右上面が内側に向けて傾斜したプリズム21
b、21cが形成されている。そして、プリズム21
b、21cから±1次の回折光の反射光ビーム13b、
13cを透過させるよう配置されている。
【0024】図5(a)は、多点光センサの受光系を示
す図であって、受光レンズ20a、20b、20cは光
軸が平行となるように配置され、フォトダイオードやフ
ォトトランジスタ等の各受光素子9a、9b、9cは各
受光面が受光レンズ20a、20b、20cの光軸と垂
直になるようにして同一平面内に配置されている。マル
チビーム光源により対象物(以下、原稿面とする)に投
射された光ビーム12a、12b、12cの反射光ビー
ム13a、13b、13cは、3つの受光レンズ20
a、20b、20cによって3つの受光素子9a、9
b、9cに上に結像される。その時、斜めから入射する
±1次の回折光12b、12cの反射光ビーム13b、
13cは、受光レンズ20b、20cの原稿側に配置さ
れたプリズム21b、21cによって中央の反射光ビー
ム13aと平行となるように光路が変換され、全ての反
射光ビーム13a、13b、13cが底面に設置された
受光素子9a、9b、9cへほぼ垂直に入射する。すな
わち、各受光レンズ20a、20b、20cによって集
光された受光スポットは同一平面に設置された受光素子
9a、9b、9cに結像されるようになっている。
【0025】これによって、受光素子9a、9b、9c
を同一平面上に配置することができ、センサ本体の薄型
化を図ることが可能となっている。
【0026】図5(b)は、プリズム21cに反射光ビ
ーム13cが入射する様子を示す図である。50mm離
れた原稿面に0次光から32.5mmの間隔で投射され
ている±1次の回折光12cの反射光ビーム13cは、
受光レンズ20の光軸に対して27.5度傾いた角度で
プリズム21cに入射する。このとき、光軸変換素子2
1の屈折率を1.59とすると、プリズム21cの傾き
角を33度にすれば、反射光ビーム13cがプリズム2
1cの底面から垂直に透過する。つまり、受光レンズ2
0cの光軸方向に光路を変換するので、軸外収差の影響
が無くなり、受光レンズ20cに斜めに入射した光のよ
うに集光スポットが大きくなって受光素子9外へ漏れる
ことはなく、受光効率の向上を図ることができる。
【0027】(第2の実施形態)本実施形態では、図6
に示すように、第1の実施形態の多点光センサにおい
て、受光レンズ20a、20b、20cの上方に、3つ
の反射光ビーム13a、13b、13cの光軸を一定方
向に偏向する光軸変換素子22が配設され、受光レンズ
20a、20b、20cと受光素子9a、9b、9cと
の間にピンホールマスク23が配置されている。なお、
第1の実施形態の多点光センサと同じ部材には同符号を
付してある。なお、3つの光ビーム12a、12b、1
2cを投光するため、単一のLED5からの光束12を
0次及び±1次の回折光12a、12b、12cに分離
して判別物体に投光するグレーティング6を設けている
が、図7に示すように、グレーティング6の代りにLE
D5a、5b、5cを3つにしてもよい。
【0028】光軸変換素子22は、平板22aの両側に
プリズムアレイ22b、22cを形成したものであっ
て、アレイ状に複数のプリズムが配列される。アレイ分
割数をnとしたとき、通常のプリズムの1/nの厚みに
縮小できる。これによって、センサ本体を薄型化するこ
とができる。プリズムアレイは、光の屈折によって光軸
を変換するもののほか、プリズムアレイを構成する単位
プリズムの大きさが数μm程度の大きさであって光の回
折によって光軸を変換するものであってもよい。
【0029】ピンホールマスク23は、図8に示すよう
に、他の外乱光や迷光によるノイズ光を防ぐための遮光
体24に、反射光ビーム13a、13b、13cの集光
スポットを通過させるための3つの孔25a、25b、
25cが穿設されたものである。遮光体24は、底面が
開口された矩形の箱である。なお、ピンホールマスク2
3に代えて細長いスリット状のナイフエッジを用いても
同様の効果が得られる。
【0030】(第3の実施形態)本実施形態では、第1
または第2の実施形態において、図9に示すように、平
板22aに、受光レンズ20a、20b、20cとプリ
ズム22b、22cが一体的に構成された一体素子30
が設けられている。図10(a)は、プリズムアレイ2
2b、22cと受光レンズ20a、20b、20cが表
裏に一体化された一体素子30を示す図であり、図10
(b)はプリズム21b、21cと受光レンズ20a、
20b、20cが表裏に一体化された一体素子31を示
す図である。このように、受光レンズ20a、20b、
20cとプリズム21b、21c等の一体化を図ること
により、受光レンズ20a、20b、20c等の各部品
のローコスト化、組立工程数の簡素化、センサ本体の薄
型化を図ることができる。
【0031】(第4の実施形態)本実施形態では、第2
の実施形態の多点光センサにおいて、投光レンズ(図示
せず)及び受光レンズ20a、20b、20cがフレネ
ルレンズとされ、さらに薄型化が図られている。そし
て、図11に示すように、フレネルレンズによって形成
された受光レンズ20a、20b、20cがプリズムア
レイ22b、22cと一体化された一体素子33とされ
ており、大幅な薄型化を実現している。また、一体素子
33の受光レンズ20a、20b、20c部分をフレネ
ルレンズとすることにより、受光レンズ20a、20
b、20cの偏肉を少なくし、射出成形時の成形流動性
を高めて作製性の良さを確保している。
【0032】(第5の実施形態)本実施形態では、第2
の実施形態の多点光センサにおいて、図12に示すよう
に、本体ケース1の上面に光軸変換素子22とグレーテ
ィング6が一体成形されている。このように、本体ケー
ス1に光軸変換素子22とグレーティング6を一体化す
ることにより、組立の簡素化と省部品化を図っている。
さらに、受光素子9a、9b、9cを立体的に配置する
必要がないので受光素子9a、9b、9cや回路とLE
D5や回路を1つの基板35にまとめることができる。
これによって、組立性をさらに向上させることができる
とともに、受光素子9a、9b、9cからアンプ回路ま
での回路配線36を短くでき、電磁ノイズによる電気的
外乱の影響を低減することができる。なお、図中37は
入出力コネクタであり、38はLED5を支持する支持
ケースであり、39は受光レンズ20a、20b、20
c及び投光レンズ2を支持する支持台である。また、光
軸変換素子22と対向させて本体ケースの下面に受光レ
ンズ20a、20b、20cを一体成形し、グレーティ
ング6と対向させて本体ケース1の下面に投光レンズ2
を一体成形すれば、支持台39を不要にでき、多点光セ
ンサを軽量、小型化できる。
【0033】(第6の実施形態)本実施形態では、図1
3に示すように、電子複写装置40のガラス板(原稿
台)41の下方に、原稿サイズ判別手段の検出器として
多点光センサ42が取り付けられている。多点光センサ
42は、図14に示すように、マルチビーム光源43の
3つに分割された0次及び±1次の回折光12a、12
b、12cを原稿44の各寸法サイズに対応した位置に
投光し、その反射光ビーム13a、13b、13cを同
一平面に配置された3つの受光素子9a、9b、9cに
よって個別に受光するようになっており、その検出信号
を処理回路で処理した後、電子複写装置40の原稿サイ
ズ判別手段に出力するようになっている。なお、原稿サ
イズ判別手段は、多点光センサ42の出力信号に基づい
て各投光位置における原稿の有無を判断し、ガラス板4
1上に置かれた原稿44のサイズを判別するようになっ
ている。
【0034】(第7の実施形態)図15(a)は本発明
の多点光センサを利用した移動体検出装置の一例を示す
図であって、多点光センサを人体検知用センサとして用
いた入退室管理システムもしくは自動改札機を示してい
る。通路に面する、移動体検出装置51の側面には複数
の多点光センサ52が配設されており、各多点光センサ
52の検知点53b、53a、53cが、人の通過方向
に沿ってほぼ一定の間隔で配列されている。その結果、
図15(b)に示すように、一列に配列された各検知点
53b、53a、53cに対応する多点光センサ52の
各受光素子9b、9a、9cからは、少しずつタイミン
グがずれた信号が出力される。
【0035】しかして、このような移動体検出装置51
にあっては、各多点光センサ52の受光素子9a、9
b、9cからの出力信号を監視することにより、通過す
る人の移動速度や移動方向を検出することができる。検
出点ごとに個別にセンサを設ける場合にくらべてセンサ
の数が少なくてよいので、自動改札機等のホスト装置の
内部配線が容易になる。また、センサを取り付けるため
のスペースが少なくてすむ。多点光センサは、1つのセ
ンサで多点の検出を行うから、1つのセンサでも通過す
る人の移動速度や移動方向を検出することが可能であ
る。そのような機能を実現するマイクロコンピュータシ
ステムを多点光センサに結合すれば、各多点光センサか
ら自動改札機等のホスト装置の信号処理部へ伝送すべき
情報量が少なくなるので、そのような信号伝送及びホス
ト装置の信号処理部における信号処理が簡単になる。ホ
スト装置は、必ずしも複数の多点光センサを用いる必要
はなく、検出範囲が広くない場合は1つの多点光センサ
を用いるだけで十分である。
【0036】図15では、人からの反射光を検出するよ
うにしているが、各ビームの投射される先に回帰反射部
材を設けて、人がいないときに回帰反射部材からの反射
光を検出し、人がいるときにはその反射光が遮蔽される
ようにしてもよい。この場合は、図15(b)の信号波
形における受光・非受光の状態が反転する。回帰反射部
材としては、反射面とその前に固定されたビーズとから
なる回帰反射性テープや小さなコーナーキューブを集合
させた回帰反射板が知られている。以上説明した移動体
検出装置の構成は、人体の検出に限らず、移動物体一般
の検出に適用することができる。
【0037】また、本発明にかかる多点光センサは広視
野角の人体検出用センサとしても用いることができる。
本発明の多点光センサ54を、例えば図16に示すよう
に金融機関等で用いられているATM(自動入出金装
置)55に取り付けたり、図17に示すようにパソコン
56に取り付けたり、あるいは自動販売機などの自動
機、コピー機などのOA機器などに取り付けたりすれ
ば、広い範囲(0次回折光及び±1次回折光の方向で最
大70°)にわたって利用者の接近を検知することがで
きる人体検知用センサとに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多点光センサを示し、(a)は側面断面
図であり、(b)は正面断面図である。
【図2】同上の多点光センサの光学系を示す斜視図であ
る。
【図3】(a)はマルチビーム光源を示す図であり、
(b)は立体配置された受光素子に反射光ビームが集光
される様子を示す図である。
【図4】第1の実施形態の多点光センサの光学系を示す
斜視図である。
【図5】(a)は平面配置された受光レンズを示す図で
あり、(b)はプリズム(光軸変換素子の一部)に反射
光ビームが入射する様子を示す図である。
【図6】第2の実施形態の多点光センサの光学系を示す
斜視図である。
【図7】グレーティングレスの多点光センサの光学系を
示す図である。
【図8】ピンホールマスクが設けられた多点光センサの
受光側の断面図である。
【図9】第3の実施形態の多点光センサの受光側の断面
図である。
【図10】(a)は、プリズムアレイと受光レンズが一
体化された一体素子を示す斜視図であり、(b)はプリ
ズムと受光レンズが一体化された一体素子を示す斜視図
である。
【図11】第4の実施形態の多点光センサの受光側の断
面図である。
【図12】第5の実施形態の多点光センサを示す分解斜
視図である。
【図13】第6の実施形態の電子複写装置を示す一部破
断した斜視図である。
【図14】マルチビーム光源を示す図である。
【図15】第7の実施形態の移動体検出装置とその信号
波形を示す図である。
【図16】第8の実施形態のATMを示す図である。
【図17】第9の実施形態のパソコンを示す図である。
【符号の説明】
2 投光レンズ 9a〜9c 受光素子 20a〜20c 受光レンズ 21b,21c プリズム 22 光軸変換素子 30、31、33 一体素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ビームを空間の異なる方向へ出
    射する投光部と、対象物により反射された各反射光ビー
    ムを個別に受光する複数の受光素子とを備えた多点光セ
    ンサであって、 対象物で反射された各反射光ビームの光軸を互いにほぼ
    平行となるように光軸変換する手段と、 前記光軸変換手段によってほぼ平行に揃えられた各反射
    光ビームの光軸上に配置された結像用光学素子及び受光
    素子と、を備えたことを特徴とする多点光センサ。
  2. 【請求項2】 前記光軸変換手段は、1又は2以上のプ
    リズムによって1つの反射光ビームの光軸方向を変化さ
    せるものであることを特徴とする、請求項1に記載の多
    点光センサ。
  3. 【請求項3】 前記光軸変換手段と複数の前記結像用光
    学素子とが一体に形成されていることを特徴とする、請
    求項1に記載の多点光センサ。
  4. 【請求項4】 前記受光素子を納めたケースに、前記光
    軸変換手段もしくは前記結像用光学素子を形成したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の多点光センサ。
  5. 【請求項5】 原稿台に向けて複数の光ビームを出射す
    るように配置された、請求項1〜4に記載の多点光セン
    サと、 前記多点光センサの各受光素子から出力される検知信号
    に基づいて、原稿のサイズを判別する手段と、を備えた
    電子複写装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011250029A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Nec Access Technica Ltd 画像読取装置

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