JPH10103822A - 製氷装置 - Google Patents
製氷装置Info
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- JPH10103822A JPH10103822A JP27893096A JP27893096A JPH10103822A JP H10103822 A JPH10103822 A JP H10103822A JP 27893096 A JP27893096 A JP 27893096A JP 27893096 A JP27893096 A JP 27893096A JP H10103822 A JPH10103822 A JP H10103822A
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- Japan
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- ice making
- condenser
- temperature
- cooler
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 凝縮器から出る熱が室内にこもらないように
すると共に、外気温度の影響を受けることなく圧縮機の
冷却を真に必要なときのみ行えるようにする。 【解決手段】 圧縮機15で圧縮された気化冷媒を凝縮
器14で液化した後、製氷部に配設した冷却器1に供給
して製氷を行う。そして、製氷完了後、圧縮機15から
の高温の気化冷媒を、ホットガス管16を通して冷却器
1に流入させて、製氷した氷を製氷室から離氷させる。
そのような製氷運転と離氷運転とを交互に繰り返す。そ
のような製氷装置において、凝縮器14を屋外に設置す
るようにして、凝縮器から出る熱を屋外に放散させる。
また、凝縮器14出口側の冷媒温度を検知する温度セン
サ21の温度が所定値以上になったとき、バイパス弁1
9を開いて液化冷媒を圧縮機15内で気化させることに
より圧縮機15を冷却するが、それを行うのは製氷運転
時のみとする。
すると共に、外気温度の影響を受けることなく圧縮機の
冷却を真に必要なときのみ行えるようにする。 【解決手段】 圧縮機15で圧縮された気化冷媒を凝縮
器14で液化した後、製氷部に配設した冷却器1に供給
して製氷を行う。そして、製氷完了後、圧縮機15から
の高温の気化冷媒を、ホットガス管16を通して冷却器
1に流入させて、製氷した氷を製氷室から離氷させる。
そのような製氷運転と離氷運転とを交互に繰り返す。そ
のような製氷装置において、凝縮器14を屋外に設置す
るようにして、凝縮器から出る熱を屋外に放散させる。
また、凝縮器14出口側の冷媒温度を検知する温度セン
サ21の温度が所定値以上になったとき、バイパス弁1
9を開いて液化冷媒を圧縮機15内で気化させることに
より圧縮機15を冷却するが、それを行うのは製氷運転
時のみとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷運転と離氷運
転とを交互に繰り返して製氷を行う製氷装置に関するも
のである。
転とを交互に繰り返して製氷を行う製氷装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】製氷運転と離氷運転とを交互に繰り返し
て製氷を行う製氷装置としては、例えば、逆セル型製氷
装置がある。逆セル型製氷装置では、冷却器に下向きに
開口するように設けた多数の製氷室に下から噴水を当て
ながら氷を作り、氷ができた後、冷却器にホットガスを
送って製氷室からその氷を離脱させる。
て製氷を行う製氷装置としては、例えば、逆セル型製氷
装置がある。逆セル型製氷装置では、冷却器に下向きに
開口するように設けた多数の製氷室に下から噴水を当て
ながら氷を作り、氷ができた後、冷却器にホットガスを
送って製氷室からその氷を離脱させる。
【0003】図5は、逆セル型製氷装置の側面図であ
り、図6は、その斜視図である。図5,図6において、
1は冷却器、2は冷却パイプ、3は回動軸、4は駆動装
置、5は水皿、6は水タンク、7は給水弁、8は給水
管、9は給水口、10は循環ポンプ、11は吐出管であ
る。
り、図6は、その斜視図である。図5,図6において、
1は冷却器、2は冷却パイプ、3は回動軸、4は駆動装
置、5は水皿、6は水タンク、7は給水弁、8は給水
管、9は給水口、10は循環ポンプ、11は吐出管であ
る。
【0004】冷却器1には、下向きに開口する多数の製
氷室1Aを区画形成しており、その上壁外面に前記冷却
パイプ2をつづら折状に屈曲させて形成している。水皿
5は、回動軸3を中心として冷却器1の下側で上下に傾
復動可能となっていて、水平位置において各製氷室1A
を下方から閉塞し、その表面の各製氷室1Aに対向する
位置に噴水孔5A及び戻り孔5Bを設けている。水皿5
の傾復動は、駆動モータ4A,駆動カム4B及びコイル
バネ4Cより成る駆動装置4により行われる。水皿5に
は水タンク6が設けられており、給水弁7,可撓性の給
水管8,給水口9を通して、外部水道系から水タンク6
に給水される。
氷室1Aを区画形成しており、その上壁外面に前記冷却
パイプ2をつづら折状に屈曲させて形成している。水皿
5は、回動軸3を中心として冷却器1の下側で上下に傾
復動可能となっていて、水平位置において各製氷室1A
を下方から閉塞し、その表面の各製氷室1Aに対向する
位置に噴水孔5A及び戻り孔5Bを設けている。水皿5
の傾復動は、駆動モータ4A,駆動カム4B及びコイル
バネ4Cより成る駆動装置4により行われる。水皿5に
は水タンク6が設けられており、給水弁7,可撓性の給
水管8,給水口9を通して、外部水道系から水タンク6
に給水される。
【0005】水タンク6内の水は、循環ポンプ10によ
り、吐出管11を経て噴水孔5Aから製氷室1A内に噴
出される。それと同時に、冷却パイプ2で冷却器1を冷
やすことにより、製氷室1A内に氷を作っていく。噴水
孔5Aから噴出した水の内、氷にならずに余った水は、
戻り孔5Bから水タンク6の中に回収される。
り、吐出管11を経て噴水孔5Aから製氷室1A内に噴
出される。それと同時に、冷却パイプ2で冷却器1を冷
やすことにより、製氷室1A内に氷を作っていく。噴水
孔5Aから噴出した水の内、氷にならずに余った水は、
戻り孔5Bから水タンク6の中に回収される。
【0006】製氷室1A内に氷ができあがると、駆動装
置4を作動させて、水皿5を下方向へ徐々に傾動させて
いく。そのとき、冷却パイプ2にホットガス(高温高圧
のガス冷媒)を流して、できた氷を製氷室1Aの壁から
引き離し、下に落下させる。そして、水皿5が傾斜開放
する下限開放位置になったらスイッチを切り換えて、水
皿5を上方向に復動させて元の位置に戻した後、再び製
氷を行う。そのようにして、製氷運転と離氷運転を繰り
返し行って製氷を行う。
置4を作動させて、水皿5を下方向へ徐々に傾動させて
いく。そのとき、冷却パイプ2にホットガス(高温高圧
のガス冷媒)を流して、できた氷を製氷室1Aの壁から
引き離し、下に落下させる。そして、水皿5が傾斜開放
する下限開放位置になったらスイッチを切り換えて、水
皿5を上方向に復動させて元の位置に戻した後、再び製
氷を行う。そのようにして、製氷運転と離氷運転を繰り
返し行って製氷を行う。
【0007】図7は、従来の製氷装置の冷凍サイクルを
示す回路図である。図7において、1は冷却器、13は
膨張弁、14は凝縮器、15は圧縮機、16はホットガ
ス管、17はホットガス弁、18はバイパス管、19は
バイパス弁、20,21は温度センサ、22はレシーバ
タンク、23はドライヤ、24は冷媒パイプ、25は凝
縮器冷却ファン、26はアキュームレータ、27は絞り
装置である。
示す回路図である。図7において、1は冷却器、13は
膨張弁、14は凝縮器、15は圧縮機、16はホットガ
ス管、17はホットガス弁、18はバイパス管、19は
バイパス弁、20,21は温度センサ、22はレシーバ
タンク、23はドライヤ、24は冷媒パイプ、25は凝
縮器冷却ファン、26はアキュームレータ、27は絞り
装置である。
【0008】膨張弁13は、温度センサ20により検知
する冷却器1の出口側の冷媒温度に基づいて冷媒流量を
調整する。製氷運転時は、圧縮機15により圧縮された
冷媒は、実線矢印で示すように、圧縮機15→凝縮器1
4→レシーバタンク22→ドライヤ23→膨張弁13→
冷却器1→アキュームレータ26→圧縮機15へと戻る
経路を流れて製氷室1A(図5,6)の冷却を行う。一
方、離氷運転時には、ホットガス弁17が開かれて、圧
縮機15で圧縮されて高温になった冷媒のホットガス
が、点線矢印で示すように、圧縮機15→ホットガス管
16→冷却器1→アキュームレータ26→圧縮機15へ
と戻る経路を流れて、製氷室1Aを加熱して、製氷室1
A内の氷を離氷させる。
する冷却器1の出口側の冷媒温度に基づいて冷媒流量を
調整する。製氷運転時は、圧縮機15により圧縮された
冷媒は、実線矢印で示すように、圧縮機15→凝縮器1
4→レシーバタンク22→ドライヤ23→膨張弁13→
冷却器1→アキュームレータ26→圧縮機15へと戻る
経路を流れて製氷室1A(図5,6)の冷却を行う。一
方、離氷運転時には、ホットガス弁17が開かれて、圧
縮機15で圧縮されて高温になった冷媒のホットガス
が、点線矢印で示すように、圧縮機15→ホットガス管
16→冷却器1→アキュームレータ26→圧縮機15へ
と戻る経路を流れて、製氷室1Aを加熱して、製氷室1
A内の氷を離氷させる。
【0009】このような製氷装置において、地球環境保
護のためのフロン規制により、従来冷媒として使われて
いたR12,R502の代わりに、R22,R134
a,R404A等のフルオロカーボン類が使われるよう
になっている。そして、そのようなR22等の冷媒を用
いた圧縮機では、圧縮機15からの吐出ガスの温度上昇
を抑える目的で、液化冷媒の一部をバイパス管18,キ
ャピラリチューブ等よりなる絞り装置27を通して圧縮
機15内部に供給し、それを蒸発させて圧縮機15を冷
却するリキッドインジェクション方式が採用されてい
る。
護のためのフロン規制により、従来冷媒として使われて
いたR12,R502の代わりに、R22,R134
a,R404A等のフルオロカーボン類が使われるよう
になっている。そして、そのようなR22等の冷媒を用
いた圧縮機では、圧縮機15からの吐出ガスの温度上昇
を抑える目的で、液化冷媒の一部をバイパス管18,キ
ャピラリチューブ等よりなる絞り装置27を通して圧縮
機15内部に供給し、それを蒸発させて圧縮機15を冷
却するリキッドインジェクション方式が採用されてい
る。
【0010】しかし、製氷運転と離氷運転とを交互に繰
り返す製氷装置においては、リキッドインジェクション
方式により、圧縮機15を冷却すると、離氷運転時に冷
媒温度があまり高くならなくなる関係上離氷に時間がか
かってしまう。そこで、図7に示す従来の製氷装置で
は、温度センサ21で凝縮器14出口側の冷媒温度を検
知して、その温度が所定値以上になったときのみ、バイ
パス弁19を開いて圧縮機15を冷却するようにしてい
る。
り返す製氷装置においては、リキッドインジェクション
方式により、圧縮機15を冷却すると、離氷運転時に冷
媒温度があまり高くならなくなる関係上離氷に時間がか
かってしまう。そこで、図7に示す従来の製氷装置で
は、温度センサ21で凝縮器14出口側の冷媒温度を検
知して、その温度が所定値以上になったときのみ、バイ
パス弁19を開いて圧縮機15を冷却するようにしてい
る。
【0011】図7の製氷装置の動作を図8のタイムチャ
ートに基づいて説明する。製氷開始後、給水弁7を開い
て、所定水位になるまで給水する。それと並行させて、
圧縮機15,凝縮器冷却ファン25,循環ポンプ10を
作動させて製氷運転を行う。そして、図示しない水温セ
ンサが、製氷水循環系統の水温が所定温度以下になった
ことを検出すると、製氷タイマがカウントを開始する。
ートに基づいて説明する。製氷開始後、給水弁7を開い
て、所定水位になるまで給水する。それと並行させて、
圧縮機15,凝縮器冷却ファン25,循環ポンプ10を
作動させて製氷運転を行う。そして、図示しない水温セ
ンサが、製氷水循環系統の水温が所定温度以下になった
ことを検出すると、製氷タイマがカウントを開始する。
【0012】その時、温度センサ21で凝縮温度が所定
温度以上になったことを検知すると、バイパス弁19を
開いて圧縮機15の内部へ液化冷媒を供給して圧縮機1
5の冷却を行う。一方、凝縮温度が所定温度より低い場
合は、バイパス弁19を閉じたままにして圧縮機15の
冷却は行わない。その後、製氷タイマが所定カウントに
達すると、製氷運転を終了して離氷運転に入る。離氷運
転では、まずホットガス管16のホットガス弁17を開
いて冷却器1にホットガスを供給すると共に、駆動装置
4を作動させて水皿5を下に開き、製氷室1A内の氷を
離氷させる。離氷が完了したら、再び駆動装置4を作動
させて水皿5を上側に移動させて閉じさせた後、次の製
氷運転に入る。このようにして、離氷時間が長くなるの
を防止しながら、圧縮機の冷却が効率よく行えるように
している。
温度以上になったことを検知すると、バイパス弁19を
開いて圧縮機15の内部へ液化冷媒を供給して圧縮機1
5の冷却を行う。一方、凝縮温度が所定温度より低い場
合は、バイパス弁19を閉じたままにして圧縮機15の
冷却は行わない。その後、製氷タイマが所定カウントに
達すると、製氷運転を終了して離氷運転に入る。離氷運
転では、まずホットガス管16のホットガス弁17を開
いて冷却器1にホットガスを供給すると共に、駆動装置
4を作動させて水皿5を下に開き、製氷室1A内の氷を
離氷させる。離氷が完了したら、再び駆動装置4を作動
させて水皿5を上側に移動させて閉じさせた後、次の製
氷運転に入る。このようにして、離氷時間が長くなるの
を防止しながら、圧縮機の冷却が効率よく行えるように
している。
【0013】なお、このような製氷装置に関連する従来
の文献としては、例えば、実開平5-26435 号公報(F25B
1/00) ,特開平7-103625号公報(F25B 47/02)等がある。
の文献としては、例えば、実開平5-26435 号公報(F25B
1/00) ,特開平7-103625号公報(F25B 47/02)等がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の技術には、製氷装置全体が一体的に構成されて
いて、凝縮器14も室内に置かれるため、凝縮器14か
らの熱が室内にこもってしまうという問題点があった。
た従来の技術には、製氷装置全体が一体的に構成されて
いて、凝縮器14も室内に置かれるため、凝縮器14か
らの熱が室内にこもってしまうという問題点があった。
【0015】その点については、エアコン等において、
凝縮器と圧縮機とを冷却器から分離し、室外機として屋
外に設置して凝縮器から出る熱が室内にこもらないよう
にすることが行われている。しかし、その技術をそのま
ま図7に示すような製氷装置に適用して凝縮器14と圧
縮機15とを屋外に設置すると、凝縮器14と冷却器1
とを接続する冷媒パイプ24と冷却器1と圧縮機15と
を接続する冷媒パイプの他にホットガス管16を屋内か
ら屋外まで配管することが必要になる。また、そのよう
にホットガス管16を長い距離配管すると、離氷運転時
に圧縮機15から冷却器1にホットガスを送る間に、ホ
ットガスの温度が低下してしまい効率が悪くなるという
問題が発生する。
凝縮器と圧縮機とを冷却器から分離し、室外機として屋
外に設置して凝縮器から出る熱が室内にこもらないよう
にすることが行われている。しかし、その技術をそのま
ま図7に示すような製氷装置に適用して凝縮器14と圧
縮機15とを屋外に設置すると、凝縮器14と冷却器1
とを接続する冷媒パイプ24と冷却器1と圧縮機15と
を接続する冷媒パイプの他にホットガス管16を屋内か
ら屋外まで配管することが必要になる。また、そのよう
にホットガス管16を長い距離配管すると、離氷運転時
に圧縮機15から冷却器1にホットガスを送る間に、ホ
ットガスの温度が低下してしまい効率が悪くなるという
問題が発生する。
【0016】さらに、凝縮器14が屋外に設置されると
凝縮温度を検知するための温度センサ21も屋外に設置
されることになり、その検知温度が屋外の気温の影響を
受け易くなり、夏期等、気温が高い時には、本来冷却す
る必要がない離氷運転時においても圧縮機15を冷却し
てしまい、離氷時間を長びかせてしまう可能性がでてく
るという問題点もあった。
凝縮温度を検知するための温度センサ21も屋外に設置
されることになり、その検知温度が屋外の気温の影響を
受け易くなり、夏期等、気温が高い時には、本来冷却す
る必要がない離氷運転時においても圧縮機15を冷却し
てしまい、離氷時間を長びかせてしまう可能性がでてく
るという問題点もあった。
【0017】本発明は、それらの問題点を解決し、凝縮
器14を冷却器1及び圧縮機15と分離して屋外に置く
ようにして、凝縮器14から出る熱が室内にこもらない
ようにすると共に、ホットガス管を室外機と室内機との
間に配管する必要をなくし、さらに、リキッドインジェ
クションによる圧縮機の冷却を効率的に行えるようにす
ることを課題とするものである。
器14を冷却器1及び圧縮機15と分離して屋外に置く
ようにして、凝縮器14から出る熱が室内にこもらない
ようにすると共に、ホットガス管を室外機と室内機との
間に配管する必要をなくし、さらに、リキッドインジェ
クションによる圧縮機の冷却を効率的に行えるようにす
ることを課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の製氷装置は、製氷部に配設した冷却
器と、製氷運転時に、前記冷却器に液化冷媒を供給する
凝縮器と、前記冷却器からの気化冷媒を圧縮して前記凝
縮器に送り込む圧縮機と、離氷運転時に、前記圧縮機か
らの圧縮された気化冷媒を前記冷却器に流入させるホッ
トガス管とを有し、製氷運転と離氷運転とを交互に行う
製氷装置であって、前記冷却器及び圧縮機は屋内に設置
し、前記凝縮器は屋外に設置するようにしたことを特徴
とする。このようにすると、凝縮器からの熱は、すべて
屋外に放散されて室内にこもることがなくなる。また、
圧縮機は、冷却器と共に屋内に設置するので、ホットガ
ス管を屋外まで配管する必要がなくなって、屋内と屋外
の間は2本のパイプを配管するだけでよくなる。また、
ホットガス管は短くなって、離氷運転時に圧縮機から冷
却器にホットガスを送る間のホットガス温度の低下が抑
えられる。
め、請求項1記載の製氷装置は、製氷部に配設した冷却
器と、製氷運転時に、前記冷却器に液化冷媒を供給する
凝縮器と、前記冷却器からの気化冷媒を圧縮して前記凝
縮器に送り込む圧縮機と、離氷運転時に、前記圧縮機か
らの圧縮された気化冷媒を前記冷却器に流入させるホッ
トガス管とを有し、製氷運転と離氷運転とを交互に行う
製氷装置であって、前記冷却器及び圧縮機は屋内に設置
し、前記凝縮器は屋外に設置するようにしたことを特徴
とする。このようにすると、凝縮器からの熱は、すべて
屋外に放散されて室内にこもることがなくなる。また、
圧縮機は、冷却器と共に屋内に設置するので、ホットガ
ス管を屋外まで配管する必要がなくなって、屋内と屋外
の間は2本のパイプを配管するだけでよくなる。また、
ホットガス管は短くなって、離氷運転時に圧縮機から冷
却器にホットガスを送る間のホットガス温度の低下が抑
えられる。
【0019】また、請求項2記載の製氷装置は、前記凝
縮器出口側と冷却器との間の配管から分岐し、前記圧縮
機と接続される弁付のバイパス管を設け、かつ、前記凝
縮器出口側の冷媒温度を検知する温度センサを設け、製
氷運転時に前記温度センサの検知温度が所定値以上にな
ったとき前記バイパス管の弁を開にすることを特徴と
し、請求項3記載の製氷装置は、前記凝縮器出口側とと
冷却器との間の配管から分岐し、前記圧縮機と接続され
る弁付のバイパス管を設け、かつ、前記圧縮機の温度を
検知する温度センサを設け、該温度センサの検知温度が
所定値以上になったとき前記バイパス管の弁を開にする
ことを特徴とする。これらのようにすると、リキッドイ
ンジェクションによる圧縮機の冷却を本来不必要な時に
行うことを防止することができる。
縮器出口側と冷却器との間の配管から分岐し、前記圧縮
機と接続される弁付のバイパス管を設け、かつ、前記凝
縮器出口側の冷媒温度を検知する温度センサを設け、製
氷運転時に前記温度センサの検知温度が所定値以上にな
ったとき前記バイパス管の弁を開にすることを特徴と
し、請求項3記載の製氷装置は、前記凝縮器出口側とと
冷却器との間の配管から分岐し、前記圧縮機と接続され
る弁付のバイパス管を設け、かつ、前記圧縮機の温度を
検知する温度センサを設け、該温度センサの検知温度が
所定値以上になったとき前記バイパス管の弁を開にする
ことを特徴とする。これらのようにすると、リキッドイ
ンジェクションによる圧縮機の冷却を本来不必要な時に
行うことを防止することができる。
【0020】また、請求項4記載の製氷装置は、製氷運
転時に前記圧縮器の温度を検知する温度センサの検知温
度が所定値以上になったとき前記バイパス管の弁を開に
する。このようにすると、離氷運転時にリキッドインジ
ェクションによる圧縮機の冷却を行ってしまうことを完
全に防止することができる。
転時に前記圧縮器の温度を検知する温度センサの検知温
度が所定値以上になったとき前記バイパス管の弁を開に
する。このようにすると、離氷運転時にリキッドインジ
ェクションによる圧縮機の冷却を行ってしまうことを完
全に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、第1実施形態の冷
凍サイクルを示す回路図である。符号は、図7のものに
対応している。
に基づいて詳細に説明する。図1は、第1実施形態の冷
凍サイクルを示す回路図である。符号は、図7のものに
対応している。
【0022】この製氷装置は、冷却器1,圧縮機15を
室内機A内に設け、凝縮器14を室外機B内に設け、そ
れらの間を連結パイプ30,31で連結している。この
ように、凝縮器14を屋外に設置するようにした結果、
凝縮器14の熱を屋外に放散させることができる。ま
た、エアコン等において室外機を設ける場合は、通常圧
縮機15も室外機に設けていたのに対して、本発明では
製氷装置に適用するに当たって、凝縮器14のみを室外
機Bに設けるようにしたので、ホットガス管16は、室
内機A内のみの配管で済ませることができる。その結
果、ホットガス管16の長さを短くすることができて熱
のロスを最小限にすることができると共に、室内機Aと
室外機Bの間は、連結パイプ30,31の2本の配管で
済ませることができる。
室内機A内に設け、凝縮器14を室外機B内に設け、そ
れらの間を連結パイプ30,31で連結している。この
ように、凝縮器14を屋外に設置するようにした結果、
凝縮器14の熱を屋外に放散させることができる。ま
た、エアコン等において室外機を設ける場合は、通常圧
縮機15も室外機に設けていたのに対して、本発明では
製氷装置に適用するに当たって、凝縮器14のみを室外
機Bに設けるようにしたので、ホットガス管16は、室
内機A内のみの配管で済ませることができる。その結
果、ホットガス管16の長さを短くすることができて熱
のロスを最小限にすることができると共に、室内機Aと
室外機Bの間は、連結パイプ30,31の2本の配管で
済ませることができる。
【0023】また、この例では、冷却器1から圧縮機1
5へ冷媒を送る冷媒パイプ29を折り曲げて、凝縮器1
4から冷却器1へ冷媒を送る冷媒パイプ24と接触させ
ているが、このようにすれば、両冷媒パイプ24,29
を接触させて形成した熱交換部28で熱交換が行えて冷
却効率を向上させることができる。
5へ冷媒を送る冷媒パイプ29を折り曲げて、凝縮器1
4から冷却器1へ冷媒を送る冷媒パイプ24と接触させ
ているが、このようにすれば、両冷媒パイプ24,29
を接触させて形成した熱交換部28で熱交換が行えて冷
却効率を向上させることができる。
【0024】この製氷装置においても、図7のものと同
様に、凝縮器14出口側の冷媒温度を温度センサ21で
検知し、その温度が所定値以上になったとき、バイパス
弁19を開いてバイパス管18及び絞り装置27を通し
て、液化冷媒の一部を圧縮機15内部に供給し、その気
化熱により圧縮機15を冷却するようにしている。ただ
し、バイパス弁19を開くのは、製氷運転時のみとし、
離氷運転時においては、凝縮温度が所定値以上になって
いてもバイパス弁19は開かない。それをタイムチャー
トで示すと、図3のようになる。このようにしたことに
より、夏期の気温が高い時に、温度センサ21の検知温
度が屋外の気温の影響を受けても離氷運転においては圧
縮機15を冷却することがなくなって、離氷時間を長び
かせるようなことが全くなくなる。
様に、凝縮器14出口側の冷媒温度を温度センサ21で
検知し、その温度が所定値以上になったとき、バイパス
弁19を開いてバイパス管18及び絞り装置27を通し
て、液化冷媒の一部を圧縮機15内部に供給し、その気
化熱により圧縮機15を冷却するようにしている。ただ
し、バイパス弁19を開くのは、製氷運転時のみとし、
離氷運転時においては、凝縮温度が所定値以上になって
いてもバイパス弁19は開かない。それをタイムチャー
トで示すと、図3のようになる。このようにしたことに
より、夏期の気温が高い時に、温度センサ21の検知温
度が屋外の気温の影響を受けても離氷運転においては圧
縮機15を冷却することがなくなって、離氷時間を長び
かせるようなことが全くなくなる。
【0025】図2は、第2実施形態の冷凍サイクルを示
す回路図である。符号は、図1のものに対応している。
この製氷装置は、温度センサ21を圧縮機15に取り付
けて、圧縮機15の温度を直接検知するようにしてい
る。そして、その温度が所定値以上になったとき、バイ
パス弁19を開いてバイパス管18及び絞り装置27を
通して、液化冷媒の一部を圧縮機15内部に供給し、そ
の気化熱により圧縮機15を冷却するようにしている。
このように、圧縮機15の温度を直接検知して、バイパ
ス弁19の制御を行えば、圧縮機15が実際に過熱し、
冷却が必要になったことを正確に検知することができ
る。
す回路図である。符号は、図1のものに対応している。
この製氷装置は、温度センサ21を圧縮機15に取り付
けて、圧縮機15の温度を直接検知するようにしてい
る。そして、その温度が所定値以上になったとき、バイ
パス弁19を開いてバイパス管18及び絞り装置27を
通して、液化冷媒の一部を圧縮機15内部に供給し、そ
の気化熱により圧縮機15を冷却するようにしている。
このように、圧縮機15の温度を直接検知して、バイパ
ス弁19の制御を行えば、圧縮機15が実際に過熱し、
冷却が必要になったことを正確に検知することができ
る。
【0026】さらに、第1実施形態と同様に、バイパス
弁19を開くのは、製氷運転時のみとし、離氷運転時に
おいては、仮に圧縮機温度が所定値以上になっていても
バイパス弁19は開かないようにすれば、離氷運転時に
は圧縮機15の冷却を全く行わなくなって、離氷時間を
長びかせるようなことを完全になくすことができる。そ
れをタイムチャートで示すと、図4のようになる。
弁19を開くのは、製氷運転時のみとし、離氷運転時に
おいては、仮に圧縮機温度が所定値以上になっていても
バイパス弁19は開かないようにすれば、離氷運転時に
は圧縮機15の冷却を全く行わなくなって、離氷時間を
長びかせるようなことを完全になくすことができる。そ
れをタイムチャートで示すと、図4のようになる。
【0027】なお、上記実施形態では、逆セル型の製氷
機を例にして説明したが、本発明は流下式製氷機等に用
いてもよい。
機を例にして説明したが、本発明は流下式製氷機等に用
いてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1記載の製氷装置によれば、凝縮器からの熱
がすべて屋外に放散されて室内にこもることがなくな
る。また、凝縮器のみを屋外に設置し、圧縮機は、冷却
器と共に屋内に設置するようにしたので、ホットガス管
を屋外まで配管する必要がなくなって、屋内,外の間は
2本のパイプだけを配管すれば足りるようになる。ま
た、ホットガス管は従来のものと同様に短くできるた
め、離氷運転時、圧縮機から冷却器にホットガスを送る
間にホットガスの温度が低下してしまうようなこともな
い。さらに、請求項2,3,4記載の製氷装置は、上記
効果に加えて、凝縮機を屋外に置いても、屋外の気温の
影響を最小限に抑えて、リキッドインジェクションによ
る圧縮機の冷却を真に必要な時にのみ行うようにするこ
とができる。
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1記載の製氷装置によれば、凝縮器からの熱
がすべて屋外に放散されて室内にこもることがなくな
る。また、凝縮器のみを屋外に設置し、圧縮機は、冷却
器と共に屋内に設置するようにしたので、ホットガス管
を屋外まで配管する必要がなくなって、屋内,外の間は
2本のパイプだけを配管すれば足りるようになる。ま
た、ホットガス管は従来のものと同様に短くできるた
め、離氷運転時、圧縮機から冷却器にホットガスを送る
間にホットガスの温度が低下してしまうようなこともな
い。さらに、請求項2,3,4記載の製氷装置は、上記
効果に加えて、凝縮機を屋外に置いても、屋外の気温の
影響を最小限に抑えて、リキッドインジェクションによ
る圧縮機の冷却を真に必要な時にのみ行うようにするこ
とができる。
【図1】第1実施形態の冷凍サイクルを示す回路図であ
る。
る。
【図2】第2実施形態の冷凍サイクルを示す回路図であ
る。
る。
【図3】第1実施形態のタイムチャートである。
【図4】第2実施形態のタイムチャートである。
【図5】逆セル型製氷装置の側面図である。
【図6】逆セル型製氷装置の斜視図である。
【図7】従来の製氷装置の冷凍サイクルを示す回路図で
ある。
ある。
【図8】従来の製氷装置のタイムチャートである。
1…冷却器 2…冷却パイプ 4…駆動装置 5…水皿 6…水タンク 7…給水弁 10…循環ポンプ 13…膨張弁 14…凝縮器 15…圧縮機 16…ホットガス管 17…ホットガス弁 18…バイパス管 19…バイパス弁 20,21…温度センサ 22…レシーバタンク 23…ドライヤ 26…アキュームレータ 27…絞り装置
Claims (4)
- 【請求項1】 製氷部に配設した冷却器と、製氷運転時
に、前記冷却器に液化冷媒を供給する凝縮器と、前記冷
却器からの気化冷媒を圧縮して前記凝縮器に送り込む圧
縮機と、離氷運転時に、前記圧縮機からの圧縮された気
化冷媒を前記冷却器に流入させるホットガス管とを有
し、製氷運転と離氷運転とを交互に行う製氷装置であっ
て、前記冷却器及び圧縮機は屋内に設置し、前記凝縮器
は屋外に設置するようにしたことを特徴とする製氷装
置。 - 【請求項2】 前記凝縮器出口側と冷却器との間の配管
から分岐し、前記圧縮機と接続される弁付のバイパス管
を設け、かつ、前記凝縮器出口側の冷媒温度を検知する
温度センサを設け、製氷運転時に前記温度センサの検知
温度が所定値以上になったとき前記バイパス管の弁を開
にすることを特徴とする請求項1記載の製氷装置。 - 【請求項3】 前記凝縮器出口側と冷却器との間の配管
から分岐し、前記圧縮機と接続される弁付のバイパス管
を設け、かつ、前記圧縮機の温度を検知する温度センサ
を設け、該温度センサの検知温度が所定値以上になった
とき前記バイパス管の弁を開にすることを特徴とする請
求項1記載の製氷装置。 - 【請求項4】 製氷運転時に前記温度センサの検知温度
が所定値以上になったとき前記バイパス管の弁を開にす
ることを特徴とする請求項3記載の製氷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27893096A JPH10103822A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 製氷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27893096A JPH10103822A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 製氷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10103822A true JPH10103822A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17604062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27893096A Withdrawn JPH10103822A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 製氷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10103822A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111765668A (zh) * | 2020-05-19 | 2020-10-13 | 章世燕 | 一种制冰机的制冷系统 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP27893096A patent/JPH10103822A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111765668A (zh) * | 2020-05-19 | 2020-10-13 | 章世燕 | 一种制冰机的制冷系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050802 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050817 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |