JPH10103726A - レンジフードファン - Google Patents

レンジフードファン

Info

Publication number
JPH10103726A
JPH10103726A JP25886596A JP25886596A JPH10103726A JP H10103726 A JPH10103726 A JP H10103726A JP 25886596 A JP25886596 A JP 25886596A JP 25886596 A JP25886596 A JP 25886596A JP H10103726 A JPH10103726 A JP H10103726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
hood
unit
gas
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25886596A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Tanaka
文男 田中
Takao Koyama
崇男 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd, Fuji Kogyo KK filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Priority to JP25886596A priority Critical patent/JPH10103726A/ja
Publication of JPH10103726A publication Critical patent/JPH10103726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工現場での設置施工の簡略化、燃焼ガスの
捕捉空間の拡大、設置後の保守性の向上、燃焼器具作動
に連動する送風機の誤動作防止、清掃性の向上等を図
る。 【解決手段】 下面と前面を開放したフード本体a2の
前面を着脱可能な前板a3で覆って構成されたフードa
1のフード本体a2内部に該フード本体a2の左右側板
21bとの間に所定の空間を隔ててフィルタ8bを備えた送
風機ユニットa4を着脱可能に取付け、前記前板a3に
発信部a5を着脱可能または固定的に設け、送風機ユニ
ットa4に前記発信部a5からの信号を受信する受信部
a6と燃焼器具Cの使用を検知する炎センサa8と前記
受信部a6、炎センサa8が接続され前記送風機7の運
転・停止等を行う制御部a7とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼器具(ガスコン
ロ)の上方に設置され、調理によって発生する油煙を含
む燃焼ガスを排気するレンジフードファンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、レンジフードファンは例えば実公
昭63-15711号公報開示のように下面と前面を開放したフ
ード本体にその左右側板と背板とに亘って下板を略水平
状に架設固定すると共に、その下板先部とフード本体の
天板先部に桟を取付け、該上下の桟にフィルタを係脱可
能に支持し、下板とフィルタとで区画された区画空間に
ファン(多翼ファン)を有する送風機を設置し、フード
本体の前面を着脱可能な前板で覆った形態が主流を占め
ている。また、このレンジフードファンでは前板に送風
機の運転をON・OFFしたり、回転数を制御する各操
作スイッチを有する操作部を取付け、その操作部とフー
ド本体内に設けた制御部とを電気コードで連絡した配線
構造にしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような形態の先行
技術では油煙を含む燃焼ガスの捕捉空間がフィルタと前
板との間に制限されるフトコロが狭い構造のため、捕捉
空間に向けて上昇する燃焼ガスはファンの吸引力で排気
されるものの、下板に当たった燃焼ガスはその下板に沿
ってフード本体の左右側板を越えて外方に溢出し、排気
効率が悪い。また、このレンジフードファンはフード本
体の背板にファンモータをネジ止めする共に、ファンケ
ーシングをフード本体の背板、天板とに固定し、そのフ
ァンケーシング内で前記モータの回転軸に取付けて送風
機を設置し、前記操作部側の電気コードと制御部側の電
気コードとをその電気コード先端に設けた雄・雌コネク
タを介して分離可能に接続し、更に前記フィルタを支持
した状態で出荷されるため、工場での組付作業が面倒
で、重量化によって施工現場での取付施工も複数人で行
わなければならない。その上、送風機を保守・点検する
場合やフード本体内面を清掃する場合の作業が煩雑且つ
面倒である。更に、清掃等を理由とする前板の取り外
し、取り付けに際しては、前記雄・雌コネクタをいちい
ち接続・分離しなければならず、手数を要し、またその
電気コードがフード本体から前記捕捉空間を横断するこ
とから立ち昇る燃焼ガスの熱気等に晒され、耐久性の劣
化したり、わざわざ保護手段を講じる必要性がある。し
かも、前記操作部には電装品が付設されていることから
水を使用したりする前板の清掃を避けねばならず、隅々
まで満足した清掃が行えない。等の数々の問題点があっ
た。
【0004】また、燃焼器具(ガスコンロ)使用時の送
風機の運転忘れを防止するために、燃焼器具の使用に送
風機が連動するレンジフードファンがある。その制御は
フード本体内外の温度を内外2つの温度センサで検知
し、フード本体内の温度が高くなってその温度差が予め
設定されている第1設定値以上になると送風機を運転
し、その温度差が第2設定値によりも小さくなると燃焼
器具の停止と認識して送風機を停止するようにしてい
る。しかし、夏期に冷房装置を作動し、その冷風によっ
て外部の温度センサーによって検知される外温度が低下
し、内温度と外温度の差が予め設定されている第1設定
値よりも大きくなると燃焼器具を使用していないにも拘
らず、燃焼器具の使用と認識して送風機の運転を開始す
るという事態が発生する。燃焼器具の大小、数等の条件
に適合させるために前記第1設定値を小さな値に設定し
ておくと、誤動作の虞れが拡大する。送風機の運転中に
フード本体内に吸い込まれた風の影響で瞬間的に内温度
が第2設定値以下に低下すると、燃焼器具を使用してい
る最中に送風機の運転を停止する。また、燃焼器具使用
による温度上昇が温度センサに到達して検知されるまで
に時間を要し、即応性に欠ける。更に内外の温度センサ
と制御部を連絡する電気コードのフード本体内外面に沿
う複雑な配線が必要。等の問題点がある。
【0005】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は施工現場での設置施工の簡略
化、燃焼ガスの捕捉空間の拡大、設置後の保守性の向
上、燃焼器具作動に連動する送風機の誤動作防止、清掃
性の向上等を図るレンジフードファンを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は下面と前面を開放し
たフード本体の前面を着脱可能な前板で覆って構成され
たフードのフード本体内部に該フード本体の左右側板と
の間に所定の空間を隔てた状態でフィルタを備えた送風
機ユニットを着脱可能に取付け、前記前板に発信部を着
脱可能または固定的に設け、前記送風機ユニットに発信
部からの信号を受信する受信部と燃焼器具の使用を検知
する炎センサと前記受信部、炎センサが接続され送風機
の運転・停止等を行う制御部とを設けていることを要旨
とする。また、請求項2は前記請求項1記載において燃
焼器具の作動で発生する気体濃度を検知するガスセンサ
ーを前記送風機ユニットに設け、該ガスセンサーが出力
する前記気体濃度レベルに応じた気体検知信号を基に前
記送風機の回転数をコントロールすることを要旨とす
る。
【0007】上記技術的手段によれば下記の作用を奏す
る。施工現場でフード本体を壁面に固定し、そのフード
本体に送風機ユニットを取付けることでレンジフードフ
ァンを完成する。送風機ユニットと前板との間の前方空
間に送風機ユニットとフード本体の左右側板との間の左
右空間とが連通してフトコロの広い燃焼ガス用の捕捉空
間を構成する。炎センサが炎からの紫外線を検知すると
瞬時に送風機を運転させ、燃焼器具が停止すると紫外線
の検知消失をもって送風機の運転をすぐさま停止させ
る。送風機ユニットのファンの回転数制御は前板に着脱
可能または固定的に設けた発信部の操作スイッチを手動
操作して行う。無線による発信部が前板に対して着脱可
能に構成された場合には発信部を外して前板を丸洗いで
きる。また、ガスセンサが調理時に発生する煙、臭い、
ガス等の気体の成分、濃度を検知してそのレベルに応じ
た気体検知信号を制御部に出力し、制御部はその気体検
知信号のレベル変化を基に調理具合(煙りの量、臭いの
強弱)、燃焼器具の燃焼具合(生ガスの発生)を記憶値
と比較してどれだけ多いかまたは大きいかを演算処理
し、且つティーチングされている数段階の設定値に該当
する回転数でもって送風機を運転する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3は本発明の実施の一
形態であるレンジフードファンを示し、符号Aはレンジ
フードファン、a1はフード、a2はフード本体、a3
は前板、a4は送風機ユニット、a5は発信部、a6は
受信部、a7は制御部、a8は炎センサ、a9はガスセ
ンサである。
【0009】フードa1は図3に示すように天板11と、
背板21aの左右両側に左右側板21b、21bを直角に連設
した平面視コ形を呈する主函体21とからなるフード本体
a2と、そのフード本体a2の前方開放部を着脱可能に
覆う前板a3とで構成されている。
【0010】前記フード本体a2は天板11の下面と主函
体21の上縁とをネジ100 で連結して形成されている。
尚、天板11の下面と主函体21の上縁とを分離不能にリベ
ット、加締、スポット溶接等で固定しても任意である。
【0011】天板11上面には左右両側に該天板11を壁面
Bに対して直角に取付けるための取付アングル1がリベ
ット、加締、ネジ、スポット溶接等の所望の手段で固定
され、略中央部には通孔を開孔して、該通孔にダクト継
手2が固着されている。
【0012】取付アングル1を壁面Bに固定する手段
は、予め施工現場の壁面Bの所定位置に半分程度捩じ込
まれたネジ100 と、取付アングル1に開設したダルマ孔
3とで構成されている。
【0013】フード本体a2は前記ネジ100 にダルマ孔
3の大径部分を遊嵌し、次にその取付アングル1を下方
にスライドさせてダルマ孔3の小径部分をネジ100 に係
合させ、最後にネジ100 を締結して施工現場の壁面Bに
取付固定される。
【0014】前板a3は、天板11の前縁の左右両側に形
成した掛止孔11aに対応する掛止片4と、フード本体a
2の前縁に形成した取付片5に対応する二股片6とを備
え、掛止片4を掛止孔11aに差し込み掛止した状態で、
二股片6を取付片5に螺合する締付けネジ200 で挟持し
てフード本体a2の前方の開放部を着脱可能に閉鎖す
る。
【0015】送風機ユニットa3は図3に示すようにフ
ァンケーシング7a、ファン7b、ファンモータ7cからなる
送風機7と、その送風機7を収容すると共に両側に開口
部8aを開設しその開口部8aにフィルタ8bを係脱可能に支
承する平面視台形状のケース8とで構成され、ケース8
の上面にファンケーシンング7aの吐出口7a’が臨む排気
口7a”を開口し、その排気口7a”を天板11の前記ダクト
継手2と連通するように位置合わせしてケース8の天面
部分をネジ100 でフード本体a2の天板11に固定する。
この状態において送風機ユニットa4の両側面とフード
本体a2の左右側板21b 、21bとの間には送風機ユニッ
トa4と前板a3との間の空間に連通する所定幅の空間
が確保され、両空間によって排煙の捕捉空間Xを構成す
る。
【0016】前記送風機ユニットa4の下面には電装ボ
ックス9が取付けられ、その電装ボックス9の前面には
受信部a6が一体的に取付けられ、また電装ボックス9
の下面には炎センサa8が取付けられている。
【0017】電装ボックス9は前記したファンモータ7c
の運転・停止。その運転の「強」「中」「弱」の切り替
え。照明ランプ10の点灯、消灯等を制御する制御部a7
を収容している。
【0018】この制御部a7の入力側は天板11に装備し
た電源コード200 の端部のコンセント201 にプラグ202
を介して電気的に接続し、出力側がファンモータ7c、照
明ランプ10、受信部a6、炎センサa8と電気コード30
0 で接続されている。
【0019】前記炎センサa8は燃焼器具(ガスコン
ロ)Cの炎からの紫外線を検知して検知信号を制御部a
7に出力してその制御部a7を介して前記ファンモータ
7cを瞬時に運転させ、紫外線の検知が消失するとただち
に制御部a7を介してファンモータ7cの運転を停止する
即応性に優れた性能がある。尚、炎センサa8が紫外線
の検知を消失しても一定時間遅延タイマで送風機7を残
置運転させて残留する燃焼ガスを排気するようにしても
任意である。
【0020】受信部a6は前板a3に着脱可能に取付け
られた発信部a5と対応するものであり、信号の発信手
段として光、例えば赤外線を用いる時には受光器を設置
し、他方発信部a5側には発光ダイオードを取付け、発
信部a5のボックスa5’前面に配置した各種操作スイ
ッチの操作に連動して光が発光するように構成されてい
る。
【0021】発信部a5はファン7aの「強」「中」
「弱」の回転数切り替え用の操作スイッチ及び「切」の
操作スイッチ。照明ランプ10の点灯、消灯用の操作スイ
ッチを備え、前板a3に開口した抜差口a3’にボック
スa5’を前板a3の前方から抜き差し可能に係合す
る。具体的な支持構造は図示しないがボックスa5’を
抜差口a3’に差し込み、ボックスa5’から突設した
突片を前板a3にネジ止めするような取付け構造でも良
いものである。尚、この発信部a5は電気コードのない
電池で作動するようにしてある。
【0022】以上のように構成されたレンジフードファ
ンAはフード本体a2、送風機ユニットa4を施工現場
に搬入し、フード本体a2を壁面Bの所定高さ位置に固
定した後、送風機ユニットa4を天板11に吊り下げ状に
支持させ、電源コード200 に連絡して最後に前板a3を
フード本体a2に取付けて完成する。また、燃焼器具
(ガスコンロ)Cを使用すると炎センサa8が炎からの
紫外線を検知して瞬時に制御部a7を介してファンモー
タ7cを運転し、燃焼器具Cが不使用になると紫外線がと
ぎれるため、ただちにファンモータ7cの運転を停止す
る。
【0023】符号a9はガスセンサ(還元性気体セン
サ)である、前記する炎センサa8に隣設して前記電装
ボックス9の下面に取付けられている。このガスセンサ
a9は立ち昇る煙、臭い、ガス等の気体の成分、濃度を
検知するものであり、気体検知信号を前記制御部a7に
出力するようになっている。制御部a7は前記ガスセン
サa9が出力する気体検知信号のレベル変化を基に調理
具合(煙りの量、臭いの強弱)、燃焼器具Cの燃焼具合
(生ガスの発生)を記憶値と比較して記憶値に対してど
れだけ多いか大きいかを演算処理し、ティーチングされ
ている数段階の設定値と記憶値に対する増大値とを比較
して該当する設定値でコントロールされる回転数でもっ
てファンモータ7cを運転する。従って、このガスセンサ
a9との併用によって発信部a5を敢えて手動操作せず
ともファン7bの回転数を調理状況に対応して自動制御す
ることができる。
【0024】また、前記発信部a5にファンモータ7cの
運転時間を所定に設定するロースタスイッチ(図示せ
ず)を設け、該ロースタスイッチがONした時だけ炎セ
ンサa9による燃焼器具使用の検知に関わらず優先的且
つ自動的にファンモータ7cを所定時間だけ運転する機能
を前記制御部a7に具備することも自由である。この制
御方式はロースタ(魚焼器)cを使用する場合に有効で
ある。即ち、ロースタcは構造上ガス台Dに隠蔽されて
炎からの紫外線の検知が不確実である。そのため、ロー
スタcを使用する時にロースタスイッチをONすると例
えば「20分」または「30分」だけ、燃焼器具(ガス
コンロ)Cの炎からの紫外線を炎センサa8が検知する
しないに関わらず優先的にファンモータ7cを運転させる
ようにする。20分は魚焼を行う時に十分に焼き上がる
実態から、また30分は魚焼を2回続けて行う時に十分
焼き上がる実態から各々設定されている。
【0025】図4乃至図6は前記制御方式を実行するた
めのプログラムフローのチャートを示している。
【0026】次にそのプログラムフローを図4乃至図6
に基づいて説明する。図4。ロースタスイッチをONし
た場合(ステップ1)、前記操作スイッチの操作に関わ
らず、「中」の回転速度でもってファンモータ7cの運転
を開始する(ステップ2)。運転中に操作スイッチが切
り替えられると、その切り替えられた「弱」「中」
「強」の回転速度でもってタイマー経過までファン7bの
運転を続行する(ステップ3、6、7、8、9)。切り
替えられない時には「中」の回転速度でもってファンモ
ータ7cの運転をタイムアップするまで継続する(ステッ
プ4、9)。また運転中に「切」に切り替えられた場合
にはファンモータ7cの運転を停止する(ステップ5)。
【0027】図4及び図5。ロースタスイッチがONさ
れずとも「弱」「中」「強」の操作スイッチが操作され
た時にはその回転速度をもって運転を開始し(ステップ
10、12、13、14)、続いてロースタスイッチが
ONかどうか判断する(ステップ15、16、17)。
そしてロースタスイッチがONされた時にはそれを優先
して「中」「中」「強」の回転速度でもってタイマ運転
を開始し(ステップ18、19、20)、前記(ステッ
プ3)の前に戻る。一方、判断の結果、ロースタスイッ
チがOFF状態のままであっても着火時の火花からの紫
外線を検知すると(ステップ21、22、23)に
「弱」「中」「強」の回転速度でもって運転を継続し
(ステップ24、25、26)、後述する(ステップ2
9)の前に進む。また紫外線を検知しない時には(ステ
ップ10)の前に戻る。尚、ロースタスイッチがONさ
れず且つ操作スイッチが「切」に切り替えられている時
(ステップ11)には(ステップ1)の前に戻る。
【0028】図5及び図6。ロースタスイッチがONさ
れず且つ操作スイッチを操作しない時はファンモータ7c
は停止状態にある。その状態で燃焼器具(ガスコンロ)
C着火時の火花からの紫外線を検知すると「中」の回転
速度でもってファン7bの運転を開始する(ステップ2
7、28)。ロースタスイッチがONされた時にはその
ままの速度でタイマ運転を開始し(ステップ29、3
0)、前記(ステップ3)の前に戻る。「中」の回転速
度での運転中に操作スイッチが切り替え操作されない時
には消火検知までその回転速度のままで運転を続行して
停止(ステップ31、32、33)し、「中」の回転速
度での運転中に操作スイッチが「切」に切り替えられた
時には運転を停止する(ステップ34)。一方、「中」
の回転速度での運転中に操作スイッチが「弱」「中」
「強」の回転速度に切り替え操作されると(ステップ3
5、36、37)、ロースタスイッチがONされたかど
うか確認され(ステップ38、39、40)。ロースタ
スイッチがONされた時にはそれを優先して「中」
「中」「強」の回転速度でもってタイマ運転を開始(ス
テップ41、42、43)して前記(ステップ3)の前
に戻り、ロースタスイッチがOFFの時には(ステップ
31)の前に戻り、(ステップ32、33)を実行す
る。
【0029】このようにロースタスイッチをONした時
には優先的に魚焼が完了するに適した設定された所定時
間だけファン7bを回転させることができる。尚、多くの
魚を焼く場合や20分以内、例えば「10分」、「15
分」で焼き上がりが終了する魚焼き以外のことを考慮し
て、例えば「10分」、「15分」、「40分」、「5
0分」のようにロースタスイッチの選択肢を増やしても
良いものである。
【0030】また優先的にロースタスイッチで運転させ
る前記と代えて、前記発信部5にファンモータ7cの運転
時間を選択切替可能なタイマスイッチ(図示せず)を設
け、炎センサa8が出力するロースタc使用の検知信号
を消失すると前記タイマスイッチで選択される時間だけ
更にファンモータ7cを自動運転を遅延する機能を制御部
a7に具備しても良いものである。この制御方式は着火
が電池で全口火花を飛ばすロースタcの場合に有効であ
る。即ち、前記全口火花は炎からの紫外線よりも強烈な
紫外線を数秒間発する。そのため、構造上ガス台Dに隠
蔽されて炎からの紫外線を検知できないロースタcでも
着火時に全口火花を発するタイプの場合には炎センサa
8が紫外線を検知できる。そしてその検知が消失したこ
とに連動してタイムスイッチで選択された遅延時間だけ
ファンモータ7cを自動運転するようにする。タイムスイ
ッチは例えば「3分」、「20分」、「40分」等を選
択可能とすると共に必要時にファンモータ7cの運転を停
止する「切」を選択切替可能にしておく。これによって
タイムスイッチの選択時間が例えば「20分」であれ
ば、ロースタcの着火火花が飛んだことに連動して数秒
間(紫外線を発する時間)+20分間だけファンモータ
7cが自動的に運転されて20分経過後停止し、また選択
時間内で焼き上がった場合には「切」を選択してファン
モータ7cの運転を停止すれば良い。
【0031】尚、炎センサa8は燃焼器具(ガスコン
ロ)Cの着火火花ばかりでなくその燃焼器具Cの炎から
の紫外線をも継続して検知するため着火火花からの紫外
線を検知してからファンモータ7cの運転を開始し検知を
消失した後に選択された20分間までも遅延して継続運
転することになる。この時には燃焼器具(ガスコンロ)
Cの作動を停止した後に「切」または「3分」の操作ス
イッチを選択操作すれば良い。
【0032】尚、前記する2形態の制御方式の場合にも
ガスセンサa9を併用するのが好ましい。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上にようにフード本体内部に
フィルタを備えた送風機ユニットを着脱可能に取付け、
且つ送風機ユニットに受信部、炎センサ、ガスセンサ、
制御部等の電気的構成を集中完結させ、前板にその受信
部に発信する発信部を備えた構成にしているから、フー
ド本体、前板、送風機ユニットを分離して施工現場に搬
入し、そこで組付けてレンジフードファンを簡単に完成
することができ、フード本体の背板へのファンモータを
ネジ止め、ファンケーシングのフード本体の背板、天板
への固定、ファンのモータ回転軸への取り付け、前板に
取り付けた操作部側の電気コードと制御部側の電気コー
ドとの雄・雌コネクタを介しての接続、フィルタの支持
等を工場で行う従来に比べて、工場での組付作業が簡単
で、施工現場での組付も多数人によらず一人で造作なく
行える。その上、送風機ユニットを取り外せるようにな
っているから、フード本体内を満遍なく清掃でき、送風
機ユニットの保守点検もフード本体から外してから楽な
姿勢で行うこともできる。また、送風機ユニットと前板
との間の前方空間と送風機ユニットとフード本体の左右
側板との間の左右空間とでフトコロの広い捕捉空間を構
成するので排気効率が高効率になる。しかも、燃焼器具
の使用を炎からの紫外線で検知する即応性に優れた炎セ
ンサを送風機ユニットに設けているから、誤動作を防止
できるばかりでなく、温度センサを使用する従来のよう
に電気コードをフード本体内外を沿うような複雑な配線
を行う必要がなく、外観も良くなる。更に、送風機ユニ
ットの運転・停止、ファンの回転制御等の操作は前板に
取り付けた発信部による無線で行うため、雄・雌コネク
タを介して電気コードで接続する作業を不要とし、従来
のように前板を着脱するに際して、コネクタを分離、接
続する作業を一切行う必要がなく、また前板と接続する
電気コード、コネクタ及びフード内部に露出したセンサ
との接続コードがないので耐久性が劣化したり、その保
護策を講じる必要もない。また、発信部を前板に対して
着脱可能に取り付けているので、前板を清掃する時には
発信部(水気を嫌う電装品を一体的に備えている)を前
板から外して、隅々まで丸洗いできる。また、ガスセン
サーを設けた場合には調理時に立ち昇る煙、臭い、ガス
等の気体の成分、濃度を検知してそれに応じた気体検知
信号を制御部に出力し、制御部でその気体検知信号を記
憶値と比較し、その増大値に適合するファンの回転数に
コントロールすることが可能であるから、いちいち発信
部の手動操作でファンの回転数を制御せずとも調理具
合、燃焼具合に見合ったファンの回転数に制御でき、非
常に便利であるし、煮こぼれ等で炎の立ち消えが起こっ
た場合でも排気量を最大限にして換気を良くするような
安全対策が採れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンジフードファンの正面断面図。
【図2】要部の拡大断面図。
【図3】レンジフードファンの分解斜視図。
【図4】他の実施の形態の制御部に内蔵されたプログラ
ムフローのチャート図で、ロースタスイッチをONした
場合を示す。
【図5】同実施の形態の制御部に内蔵されたプログラム
フローのチャート図で、ロースタスイッチがONされず
に「弱」「中」「強」の操作スイッチが操作された場合
を示す。
【図6】同実施の形態の制御部に内蔵されたプログラム
フローのチャート図で、ロースタスイッチがONされず
且つ操作スイッチを操作しない場合を示す。
【符号の説明】
A :レンジフードファン a2:フード本
体 a3:前板 21b:左右側板 a4:送風機ユニット 8b :フィルタ 7 :送風機 a3:前板 a5:発信部 a6:受信部 a7:制御部 a8:炎センサ a9:ガスセンサ C :燃焼器具
(ガスコンロ) c :ロースタ D :ガス台 a1:フード X :捕捉空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面と前面を開放したフード本体の前面
    を着脱可能な前板で覆って構成されたフードのフード本
    体内部に該フード本体の左右側板との間に所定の空間を
    隔てた状態でフィルタを備えた送風機ユニットを着脱可
    能に取付け、前記前板に発信部を着脱可能または固定的
    に設け、前記送風機ユニットに発信部からの信号を受信
    する受信部と燃焼器具の使用を検知する炎センサと前記
    受信部、炎センサが接続され送風機の運転・停止等を行
    う制御部とを設けていることを特徴とするレンジフード
    ファン。
  2. 【請求項2】 燃焼器具の作動で発生する気体の濃度を
    検知するガスセンサーを前記送風機ユニットに設け、該
    ガスセンサーが出力する前記気体濃度レベルに応じた気
    体検知信号を基に前記送風機の回転数をコントロールす
    ることを特徴とする請求項1記載のレンジフードファ
    ン。
JP25886596A 1996-09-30 1996-09-30 レンジフードファン Pending JPH10103726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25886596A JPH10103726A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 レンジフードファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25886596A JPH10103726A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 レンジフードファン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103726A true JPH10103726A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17326116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25886596A Pending JPH10103726A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 レンジフードファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10103726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511685A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 エレクトロラクス ホーム プロダクツ コーポレーション エヌ ヴィ 吸入フード
JP2017136365A (ja) * 2016-01-29 2017-08-10 京セラ株式会社 検知装置及び検知システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511685A (ja) * 2008-12-10 2012-05-24 エレクトロラクス ホーム プロダクツ コーポレーション エヌ ヴィ 吸入フード
JP2017136365A (ja) * 2016-01-29 2017-08-10 京セラ株式会社 検知装置及び検知システム
US10324074B2 (en) 2016-01-29 2019-06-18 Kyocera Corporation Identification apparatus and identification system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019093162A1 (ja) 調理器具用排気装置および調理方法
AU2006325862A1 (en) Fireplace control system
JP4956150B2 (ja) 換気連動装置
JPH10103726A (ja) レンジフードファン
JPH09318125A (ja) レンジフード
JP4262808B2 (ja) レンジフードファン
JP7137831B2 (ja) レンジフード
TWM502810U (zh) 具延遲開關功能之換氣扇
JP5311951B2 (ja) 加熱調理器
JP3745825B2 (ja) レンジフードの自動運転制御方法
JP6967486B2 (ja) 換気システム
JP3831465B2 (ja) 換気装置
KR100700771B1 (ko) 슬라이딩 타입의 백가드가 구비된 오븐레인지
JP3557320B2 (ja) レンジフード
JP2017180851A (ja) レンジフード
KR200372636Y1 (ko) 바비큐 구이 장치
JP3859351B2 (ja) 換気扇の風量監視装置
JP4032759B2 (ja) 換気連動装置を備えた調理器具
JP2005155927A (ja) 換気連動装置と調理装置
CN213656871U (zh) 烟机
JPH10122617A (ja) レンジフード
KR101556013B1 (ko) 렌지후드 조립체
CN212644735U (zh) 自动检测指示空气质量的仿真火焰电壁炉
CN217785250U (zh) 一种油烟机
JP2006064239A (ja) 換気連動装置と調理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041027

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02