JPH10103643A - 残存ゴミ量検出方法及び燃焼制御方法並びにゴミ焼却炉 - Google Patents

残存ゴミ量検出方法及び燃焼制御方法並びにゴミ焼却炉

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JPH10103643A
JPH10103643A JP25833496A JP25833496A JPH10103643A JP H10103643 A JPH10103643 A JP H10103643A JP 25833496 A JP25833496 A JP 25833496A JP 25833496 A JP25833496 A JP 25833496A JP H10103643 A JPH10103643 A JP H10103643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火床5にストーカ機構6を備え、押込式の給
塵手段4によって火床5上にゴミを供給して、火床5上
で供給したゴミをストーカ機構6によって搬送しながら
燃焼させるゴミ焼却炉における未燃ゴミ量を適性に評価
し、確実に燃焼帯Aの火床5上で燃焼を完結させる燃焼
制御を可能にする。 【解決手段】 給塵手段4の押込回数と、廃熱ボイラ7
からの蒸気発生量とを検出して、予め求めてある給塵手
段4の1回当たりのゴミ押込量と、押込回数とから供給
ゴミ量を求め、ゴミの平均燃焼発熱量と、廃熱ボイラ7
のボイラ効率と、蒸気発生量と、廃熱ボイラ7に於け
る、蒸気エンタルピと給水エンタルピとから燃焼ゴミ量
を求め、供給ゴミ量の中の未燃焼ゴミ量を算出して、未
燃焼ゴミ量が所定範囲を越える場合には給塵手段4の作
動を抑制し、未燃焼ゴミ量が所定範囲に満たない場合に
は給塵手段4の所定時間内の作動を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴミ焼却炉におけ
る残存ゴミ量検出方法及び燃焼制御方法並びにゴミ焼却
炉に関し、詳しくは、火床にストーカ機構を備え、押込
式の給塵手段によって前記火床上にゴミを供給して、前
記火床上で前記供給したゴミを前記ストーカ機構によっ
て搬送しながら燃焼させるゴミ焼却炉における残存ゴミ
量検出方法及び燃焼制御方法並びにゴミ焼却炉に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ焼却炉においては、火床上の
未燃の残存ゴミ量を検出する手段は設けられていなかっ
た。従って、ゴミ焼却炉内の燃焼制御は主としてゴミ焼
却炉に付設した廃熱ボイラの蒸気発生量を維持すること
を主体として行われていた。しかし、火床に投入される
ゴミの質は多様で、難燃性の、燃焼発熱量の低いゴミが
連続して投入されたような場合には、火床上のゴミが充
分に燃え切っていないにも拘わらず、蒸気発生量が低下
するために、給塵手段から火床へのゴミ供給量が増加さ
れ、未燃焼ゴミが下流側へ排出されるという問題を有し
ていた。そこで、残存ゴミ量の検出に代えて、前記未燃
焼ゴミの下流側への排出を防止するために、火床上のゴ
ミの燃切り位置から火炉内の燃焼状態を推定することが
提案されている。つまり、一例を図7に示すように、火
床5に燃焼帯A、後燃焼帯Bを段差を設けて配置してあ
るゴミ焼却炉における燃切り位置検出手段18として撮
像手段30と燃切り位置判別手段31とを設けて、燃焼
帯Aの火床5上のゴミの燃切り位置を前記火床5に備え
る燃焼帯ストーカ機構6aのゴミ搬送方向下手側から観
測した火炎画像を入力して、画像解析によって火炎の終
縁部を燃切り位置として判別するのである。そして、燃
焼制御のために、給塵手段4の給塵サイクル、及び火床
5上のゴミを搬送するストーカ機構6のストーカサイク
ルを、燃焼帯Aに配置される燃焼帯ストーカ機構6a上
のゴミの燃切り位置を、その燃焼帯ストーカ機構6aの
搬送方向の80%程度に維持することを図る。このため
に、燃切り位置は、燃焼帯ストーカ機構6a上の火床の
最上流端からの距離を、前記燃焼帯ストーカ機構6aの
搬送方向の長さに対する比率で把握する。前記画像解析
によって火炎の終縁部を判別するする場合にも便利であ
り、炉のサイズに関わらず判別できる利点もあるからで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案され
ているゴミ焼却炉の燃焼制御においては、燃切り位置検
出手段によって判別した燃切り位置により炉の燃焼制御
のための給塵サイクルとストーカサイクルの制御を行う
のであるが、上記燃切り位置検出手段によって判別する
燃切り位置は火炎画像の最大幅から燃切り位置を判別す
るので、燃切り位置を正常な位置に検出しているにも拘
わらず、炉壁部近傍に火炎が存在しない場合には、最大
火炎幅を検出した位置の炉幅を検出していないので、燃
切り位置を上流側に誤って判別することがあり、未燃の
ゴミを下流側の後燃焼帯に排出する可能性があるという
問題を有している。上記の問題点について詳しく説明す
ると、給塵サイクル及びストーカサイクルの制御用の燃
切り位置検出手段は、図7に示すように、燃切り位置検
出手段18の撮像手段30は、下段側の燃焼帯Aの燃焼
帯ストーカ機構6aの搬送路面の延長面上であって、ス
トーカ機構6の下流側の後壁部に配置される。従って、
図8に示すように、撮像手段30を介して得られる画像
において、搬送路面は水平な直線Lとして把握され、炉
の側壁部Wの間の搬送路面を表す直線L上にゴミと、そ
のゴミの燃焼により生じる火炎が観察される。上記観察
される火炎の幅が撮像手段30には上流側程狭く下流側
程広く写り、しかも、一般には火床5の幅方向の全域で
火炎が発生していることに着目して、火炎の幅から燃え
切り位置を判別する。即ち、燃え切り位置判別手段15
は、撮像手段30を介して得られる画像を火炎とその他
の領域を分離すべく二値化処理して得られる火炎の幅を
火床5の幅と認識して、例えば、図9に示すように表さ
れる。即ち、図9(イ)のように火炎の幅がL1のよう
に狭ければ燃え切り位置は上流側にあり、図9(ロ)、
図9(ハ)のように火炎の幅がL2,L3のように広け
ればそれだけ燃え切り位置は下流側にあるといったよう
な遠近法によりその幅に相当する位置を演算導出して燃
え切り位置と判別する。しかし、ゴミの燃焼状態は様々
であり、常に火床5の幅方向に沿って一定に進むという
わけでもなく、火床5のゴミの分布によっては端部の火
炎が弱く写る場合もある。そのような場合に入力画像信
号を二値化処理して得られる火炎の幅は、火床5の幅よ
りも狭く認識され、例えばL3の火床5幅の位置で火炎
の幅をL2と認識した場合には、これを燃え切り位置に
おける火床5の幅と認識してL2の幅の位置を燃切り位
置と判別して上述の処理を行うことになる。従って、燃
え切り位置が上流側にあると判断することになり、未燃
ゴミ量を過少評価し、未燃ゴミを下流側の後燃焼帯B上
に送り出してしまうという結果を招くおそれを有してい
るのである。そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解決し、未燃ゴミ量を適性に評価し、確実に燃焼帯の火
床上で燃焼を完結させる燃焼制御を可能にする手段を提
供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔第1特徴構成〕上記の目的のための本発明のゴミ焼却
炉の残存ゴミ量検出方法に関わる第1特徴構成は、請求
項1に記載のとおり、火床にゴミを供給する給塵手段の
所定時間内の押込回数と、ゴミ焼却炉に付設の廃熱ボイ
ラからの前記所定時間内の蒸気発生量とを検出して、予
め求めてある前記給塵手段の押込動作1回当たりのゴミ
押込量と、前記押込回数とから前記所定時間内の供給ゴ
ミ量を求め、予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱量と、
予め求められた前記廃熱ボイラのボイラ効率と、前記蒸
気発生量と、前記廃熱ボイラに於ける、蒸気エンタルピ
と給水エンタルピとから燃焼ゴミ量を求め、前記供給ゴ
ミ量と前記燃焼ゴミ量とから、前記給塵手段の押込動作
による供給ゴミ量の中の前記火床上の未燃焼ゴミ量を求
める点にある。 〔第1特徴構成の作用効果〕従って、上記第1特徴構成
によれば、精度良く未燃焼ゴミ量を求めることができ
る。つまり、給塵手段によるゴミ供給量は、押込回数か
ら平均的な値を求めることができ、実測値に基づくゴミ
の平均発熱量を乗ずれば、ゴミ供給量に相当する燃焼発
熱量を求めることができる。また、上記燃焼発熱量を求
めたと同じ時間内の蒸気発生量を実測すれば、蒸気発生
量に相当する所要熱量を求めることができる。さらに、
実測値に基づくボイラ効率を用いれば、前記所要熱量か
らゴミの燃焼発熱量を求めることができるので、前記平
均発熱量から燃焼ゴミ量、即ち実際に燃焼したゴミの量
を求めることができる。前記ゴミ供給量と前記燃焼ゴミ
量との差は、とりもなおさず未燃焼ゴミ量である。従っ
て、例えば、火床上の燃切り位置の適正化によって炉の
燃焼制御を行う場合に、前記精度良く求めた未燃ゴミ量
を基に燃切り位置検出手段によって検出した燃切り位置
を簡単に補正すれば、より確実に実際の燃切り位置を制
御することが可能になる。その結果、未燃ゴミ量を適正
に評価することにより、ゴミ焼却炉において、確実に燃
焼帯の火床上で燃焼を完結させる燃焼制御を可能にす
る。
【0005】〔第2特徴構成〕上記の目的のための本発
明のゴミ焼却炉の制御方法に関わる第2特徴構成は、請
求項2に記載のとおり、火床にゴミを供給する給塵手段
の所定時間内の押込回数と、ゴミ焼却炉に付設の廃熱ボ
イラからの前記所定時間内の蒸気発生量とを検出して、
予め求めてある前記給塵手段の押込動作1回当たりのゴ
ミ押込量と、前記押込回数とから前記所定時間内の供給
ゴミ量を求め、予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱量
と、予め求められた前記廃熱ボイラのボイラ効率と、前
記蒸気発生量と、前記廃熱ボイラに於ける、蒸気エンタ
ルピと給水エンタルピとから燃焼ゴミ量を求め、前記供
給ゴミ量と前記燃焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ量の中
の未燃焼ゴミ量を算出して、前記未燃焼ゴミ量が所定範
囲を越える場合には前記給塵手段の作動を抑制し、前記
未燃焼ゴミ量が所定範囲に満たない場合には前記給塵手
段の所定時間内の作動を促進する制御を行う点にある。
つまり、上記第1特徴構成の残存ゴミ量検出方法によっ
て検出した未燃焼ゴミ量が所定範囲を越える場合には前
記給塵手段の作動を抑制し、前記未燃焼ゴミ量が所定範
囲に満たない場合には前記給塵手段の所定時間内の作動
を促進する制御を行うのである。 〔第2特徴構成の作用効果〕従って、上記第2特徴構成
によれば、火床上の未燃焼ゴミ量を適正な範囲内に維持
することが可能になる。即ち、前記精度良く求めた未燃
焼ゴミ量に基づき、燃焼帯の火床上のゴミ燃焼可能量を
基準として給塵手段の作動を制御することができる。例
えば、前記ゴミ燃焼可能量を基準として求められる火床
上の未燃焼ゴミの上限量即ち許容量を超えないように給
塵手段の作動を抑制し、且つ、火床上のゴミ不足を防止
するために、火床上の未燃焼ゴミの下限量を下回らない
ように給塵手段の作動を促進すれば、平均して適正に火
床上に未燃焼ゴミ量を維持することが可能になる。従っ
て、燃切り位置制御を補完して、未燃焼ゴミが下流側の
後燃焼帯に排出されることを予防するのみならず、燃焼
帯における火床上のゴミの燃焼を適正に維持することが
可能になる。その結果、未燃ゴミ量を適正に制御するこ
とにより、ゴミ焼却炉において、確実に燃焼帯の火床上
で燃焼を完結させる燃焼制御を可能にする。
【0006】〔第3特徴構成〕上記の目的のための本発
明のゴミ焼却炉に関わる第3特徴構成は、請求項3に記
載のとおり、ゴミ焼却炉に付設の廃熱ボイラからの蒸気
発生量を検出し、予め設定した目標蒸気発生量とを比較
して、火床にゴミを押込供給する給塵手段の給塵サイク
ルと、前記火床を構成するストーカ機構の搬送サイクル
とをPID制御するPID制御手段と、前記火床上の前
記ストーカ機構によって搬送されるゴミの燃切り位置を
検出する燃切り位置検出手段と、前記燃切り位置検出手
段の検出した前記ゴミの燃切り位置に基づいて、前記P
ID制御手段の制御出力を補正する補正制御手段とを設
けるとともに、予め求めてある前記給塵手段の押込動作
1回当たりのゴミ押込量と、前記給塵手段の押込動作回
数とから求めた所定時間内の供給ゴミ量と、予め求めて
あるゴミの平均燃焼発熱量と、予め求められた前記廃熱
ボイラのボイラ効率と、前記所定時間内の前記蒸気発生
量と、前記廃熱ボイラに於ける蒸気エンタルピと給水エ
ンタルピとから求めた燃焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ
量の中の前記火床上の未燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴ
ミ量検出手段を設けて、前記炉内未燃焼ゴミ量検出手段
による検出未燃焼ゴミ量が所定値を超えた場合に、前記
PID制御手段、前記補正制御手段による制御に優先し
て、低速度制御を行うよう切替える速度切替手段を備え
た点にある。 〔第3特徴構成の作用効果〕従って、上記第3特徴構成
によれば、前記第1特徴構成又は前記第2特徴構成の手
段を実現可能に構成されており、検出した火床上の未燃
焼ゴミ量に基づき速度切替手段によって前記火床への供
給ゴミ量を適正に維持することが可能となる。つまり、
廃熱ボイラからの蒸気発生量を検出し、目標蒸気発生量
とを比較して、PID制御手段によって、給塵手段の給
塵サイクルと、ストーカ機構の搬送サイクルとをPID
制御するので、前記蒸気発生量は目標蒸気発生量に近く
維持されながら、燃切り位置検出手段の検出した燃切り
位置に基づき、補正制御手段によって、前記PID制御
手段の制御出力を補正するので、燃切り位置を所定範囲
内に維持することが可能でありながら、検出未燃焼ゴミ
量を炉内未燃焼ゴミ量検出手段によって検出して、速度
切替手段によって、前記検出未燃焼ゴミ量が所定値を超
えた場合に、前記PID制御手段、前記補正制御手段に
よる制御に優先して、低速度制御を行うよう切替えて、
未燃焼ゴミが下流側の後燃焼帯に排出されることを確実
に防止できる。その結果、蒸気発生量を維持しつつ、確
実に燃焼帯の火床上で燃焼を完結させることが可能なゴ
ミ焼却炉を提供することが可能になった。
【0007】〔第4特徴構成〕上記の目的のための本発
明のゴミ焼却炉に関わる第4特徴構成は、請求項4に記
載のとおり、ゴミ焼却炉に付設の廃熱ボイラからの蒸気
発生量を検出し、予め設定した目標蒸気発生量とを比較
して、火床にゴミを押込供給する給塵手段の給塵サイク
ルと、前記ストーカ機構の搬送サイクルとをPID制御
するPID制御手段と、前記火床上の前記ストーカ機構
によって搬送されるゴミの燃切り位置を検出する燃切り
位置検出手段と、前記燃切り位置検出手段の検出した前
記ゴミの燃切り位置に基づいて、前記PID制御手段の
制御出力を補正する補正制御手段とを設けるとともに、
予め求めてある前記給塵手段の押込動作1回当たりのゴ
ミ押込量と、前記給塵手段の押込動作回数とから求めた
所定時間内の供給ゴミ量と、予め求めてあるゴミの平均
燃焼発熱量と、予め求められた前記廃熱ボイラのボイラ
効率と、前記所定時間内の前記蒸気発生量と、前記廃熱
ボイラに於ける蒸気エンタルピと給水エンタルピとから
求めた燃焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ量の中の前記火
床上の未燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴミ量検出手段を
設けて、前記炉内未燃焼ゴミ量検出手段による検出未燃
焼ゴミ量が所定値を超えた場合に、前記PID制御手段
又は前記補正制御手段による制御出力をさらに補正する
出力補正手段を備えた点にある。 〔第4特徴構成の作用効果〕上記第4特徴構成は、前記
第2特徴構成の制御方法を実施可能に構成してあり、前
記第2特徴構成と同様に、火床上の未燃焼ゴミ量に基づ
き出力補正手段によって前記火床への供給ゴミ量を適正
な範囲内に維持することが可能になる。つまり、精度良
く未燃焼ゴミ量を求めることができるので、燃切り位置
の検出結果による制御出力に対して、出力補正手段によ
って火床上の未燃焼ゴミ量の適正化が可能になる。詳し
くは、PID制御手段により廃熱ボイラの蒸気発生量の
目標蒸気発生量への維持を計りながら、補正制御手段に
よって燃切り位置検出手段の検出した前記ゴミの燃切り
位置に基づいて、前記PID制御手段の制御出力を補正
するのことにより、炉内の未燃焼ゴミの下流側への排出
を防止しつつ、炉内未燃ゴミ量検出手段によって、火床
上の未燃焼ゴミ量を求めて、出力補正手段によって、前
記PID制御手段又は前記補正制御手段による制御出力
をさらに補正するので、炉内のゴミ質の異同等によって
火床上で燃焼にむらが生じて燃切り位置の認識誤りを招
いた場合にも的確に対処できるようになる。その結果、
蒸気発生量を維持しつつ、より確実に燃焼帯の火床上で
燃焼を完結させることが可能なゴミ焼却炉を提供するこ
とが可能になった。
【0008】〔第5特徴構成〕上記の目的のための本発
明のゴミ焼却炉に関わる第5特徴構成は、請求項5に記
載のとおり、ゴミ焼却炉に付設の廃熱ボイラからの蒸気
発生量を検出し、予め設定した目標蒸気発生量とを比較
して、火床にゴミを押込供給する給塵手段の給塵サイク
ルと、前記火床上でゴミを乾燥・燃焼させながら搬送す
るストーカ機構の搬送サイクルとをPID制御するPI
D制御手段と、前記火床上の前記ストーカ機構によって
搬送されるゴミの燃切り位置を検出する燃切り位置検出
手段と、前記燃切り位置検出手段の検出した前記ゴミの
燃切り位置に基づいて、前記PID制御手段の制御出力
を補正する補正制御手段とを設けるとともに、予め求め
てある前記給塵手段の押込動作1回当たりのゴミ押込量
と、前記給塵手段の押込動作回数とから求めた所定時間
内の供給ゴミ量と、予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱
量と、予め求められた前記廃熱ボイラのボイラ効率と、
前記所定時間内の前記蒸気発生量と、前記廃熱ボイラに
於ける蒸気エンタルピと給水エンタルピとから求めた燃
焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ量の中の前記火床上の未
燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴミ量検出手段を設けて、
前記炉内未燃焼ゴミ量検出手段による検出未燃焼ゴミ量
が所定値を超えた場合に、前記ゴミの燃切り位置を下流
側に補正する燃切り位置補正手段を備えた点にある。 〔第5特徴構成の作用効果〕上記第5特徴構成によっ
て、前記第4特徴構成と同様に、火床上の未燃焼ゴミ量
に基づき燃切り位置補正手段によって前記火床上への供
給ゴミ量を適正な範囲内に維持することが可能になる。
つまり、精度良く未燃焼ゴミ量を求めることができるの
で、燃切り位置補正手段によって火床上の未燃焼ゴミ量
を適正化が可能になる。詳しくは、燃切り位置検出手段
の検出したゴミの燃切り位置に基づいて、補正制御手段
によってPID制御手段の制御出力を補正するのに、燃
切り位置補正手段によって前記ゴミの燃切り位置を下流
側に補正するので、前記燃切り位置検出手段が上流側に
誤って検出する前記ゴミの燃切り位置によって、炉内の
未燃焼ゴミが下流側に排出されることを防止できるよう
になる。その結果、蒸気発生量を維持しつつ、より確実
に燃焼帯の火床上で燃焼を完結させることが可能なゴミ
焼却炉を提供することが可能になった。
【0009】
【発明の実施の形態】上記本発明の残存ゴミ量検出方法
及びそれを利用した燃焼制御方法を適用したゴミ焼却炉
の実施の形態の一例について、以下に、図面を参照しな
がら説明する。図1にはゴミ焼却炉の全体構成の概念図
を示し、図2乃至図4に制御のブロック線図を夫々示し
た。
【0010】ゴミ焼却炉1は、ストーカ機構6を備えた
火床5と、ゴミクレーン2によってゴミホッパ3から投
入されたゴミを前記火床5上に供給する、前記ゴミホッ
パ3の下部に配置された押込式の給塵手段4としてのプ
ッシャ4Aと、前記火床5上で前記プッシャ4Aから押
込み供給されるゴミを前記ストーカ機構6によって搬送
しながら燃焼させた燃焼排ガスによって蒸気を発生させ
る廃熱ボイラ7とを備えている。前記廃熱ボイラ7で蒸
気を発生させた後の燃焼排ガスは、過熱器Sで発生蒸気
を過熱した後、排ガス処理装置8へ導かれ、有害成分を
除去した後、煙突9から大気中に放出される。前記廃熱
ボイラ7の気水分離器7aで給水と分離し、前記過熱器
Sで過熱した過熱蒸気は、発電用タービンTに導かれ、
蒸気の有する熱量を電力として回収している。前記廃熱
ボイラ7には、前記廃熱ボイラ7の下流側の燃焼排ガス
路に設けられたエコノマイザEで予熱したボイラ給水が
供給される。尚、前記発電用タービンTの排蒸気は復水
器Cで凝縮して回収され、給水溜めに貯留の後、前記エ
コノマイザEを経由して前記廃熱ボイラ7に供給され
る。前記火床5は領域分けして、前記プッシャ4Aから
送り込まれて乾燥されたゴミを主として燃焼させる燃焼
帯A、前記燃焼帯Aで燃焼後のゴミの燃焼残渣を灰化さ
せる後燃焼帯Bを形成してあり、夫々に下流側に向けて
順次段差を設けて前記各領域に配置された前記ストーカ
機構6により形成されており、前記燃焼帯Aを形成する
燃焼帯ストーカ機構6a上でゴミの燃焼を完結させるよ
うに構成してある。各ストーカ機構6の下方から燃焼用
の空気を供給する炉下空気供給機構10が設けられてお
り、押込送風機10aからの空気量を部分調節するため
のダンパ機構10bを空気路に備えて、必要に応じて前
記ダンパ機構10bの開度調節によって前記各領域毎に
供給空気量を調節するようにしてある。
【0011】ゴミ焼却炉1の制御手段として、前記廃熱
ボイラ7からの蒸気発生量を検出して、前記蒸気発生量
を維持するために、前記プッシャ4Aと前記ストーカ機
構6とをPID制御するPID制御手段20を備えてお
り、炉内の燃焼制御のために、前記燃焼帯ストーカ機構
6aの形成する火床5上のゴミの燃切り位置を検出する
撮像手段30を備える燃切り位置検出手段18を設けて
ある。さらに、前記PID制御と前記燃切り位置制御の
両者を有効に機能させるために、前記PID制御手段2
0の制御出力を、前記検出した燃切り位置に基づいて補
正する補正制御手段21を設けてあり、さらに、前記燃
切り位置の検出を補完するために前記燃焼帯ストーカ機
構6a上の未燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴミ量検出手
段19を設けてある。
【0012】前記PID制御手段20は、前記過熱器E
の出口にオリフィス11aを配置した発生蒸気量検出手
段11としての流量調節計11Aの検出する発生蒸気量
を、目標ゴミ焼却量に基づいて計画された目標蒸気発生
量と比較してPID演算を実行するPID演算部20a
と、前記PID演算の結果に基づき制御対象の操作量を
演算する操作量演算部20bとからなり、前記プッシャ
4Aの給塵サイクルと、前記ストーカ機構6の搬送サイ
クルとに対し、両サイクルの基準サイクルに対する比率
として操作量を求めるように構成してある。
【0013】さらに、前記補正制御手段21は、前記燃
切り位置検出手段18の検出した前記燃焼帯ストーカ機
構6a上を燃焼しながら搬送されるゴミの燃切り位置を
標準燃切り位置(前記燃焼帯ストーカ機構6aの搬送方
向長さに対して80%の位置に設定してある。)に維持
するために、前記検出した燃切り位置の80%からのず
れを求めて、前記PID制御手段20の制御出力に対す
る補正比率を求める補正演算部21aと、前記求めた補
正比率に基づき前記PID制御手段20の制御出力を補
正する補正制御部21bとで構成してあり、前記検出し
た燃切り位置が75〜85%の範囲内に収まるように、
前記PID制御手段20の制御出力に対して補正するよ
うに構成してある。
【0014】上記燃切り位置検出手段18の検出する燃
切り位置をさらに補正するために、前記プッシャ4Aの
所定時間内の供給ゴミ量と、前記所定時間内の前記蒸気
発生量とから前記火床5上の未燃焼ゴミ量を求める炉内
未燃ゴミ量検出手段19を設け、前記炉内未燃ゴミ量検
出手段19の検出する未燃焼ゴミ量を所定値と比較し
て、前記補正制御手段21によって補正された制御出力
に対して、さらに補正する出力補正手段22を設けてあ
る。前記所定値は、前記標準燃切り位置に対応する未燃
焼ゴミ量として設定されており、前記炉内未燃ゴミ量検
出手段19からの検出未燃焼ゴミ量が、前記所定値を超
えた場合に、前記出力補正手段22によって前記PID
制御手段20又は前記補正制御手段21による制御出力
をさらに補正するようにして、前記燃切り位置検出手段
18の検出する燃切り位置が上流側に誤って検出され
て、前記プッシャ4Aから過大な量のゴミが火床上に供
給されたり、前記燃焼帯ストーカ機構6aが未燃ゴミを
下流側に排出したりすることを防止してある。
【0015】上記ゴミ焼却炉には、計装設備として、前
記炉内未燃ゴミ量検出手段19に発生蒸気量を入力する
ための発生蒸気量検出手段11として、過熱器Sの出口
にオリフィス11aを備える流量調節計11Aを設けて
あり、検出流量を出力してボイラ給水調節弁(図示省
略)を制御するようにしてある。さらに、前記ボイラ給
水調節弁の制御のために、エコノマイザEの入口にオリ
フィス13aを備えるボイラ給水流量検出手段13とし
ての流量調節計13Aを設けて、ボイラ給水の制御を行
っている。また、前記炉下空気供給機構10の供給空気
量を制御するための供給空気量検出手段16と供給空気
温度検出手段17とを、前記炉下空気供給機構10の空
気供給路に設けてある。
【0016】上記のゴミ焼却炉の燃切り位置制御を含む
ゴミ供給及び搬送の制御について、図2を参照しながら
以下に説明する。 〈ステップ−※1〉ゴミ焼却炉に設定された目標ゴミ焼
却量(t/d) から廃熱ボイラ7の目標蒸気発生量FSS(t/
h) を設定する。 〈ステップ−※2〉流量調節計11Aで過熱器S出口に
備えるオリフィス11aから検出した発生蒸気流量を、
発生蒸気量検出手段11において質量流量に換算して、
発生蒸気量FS (t/h) を取得する。前記発生蒸気流量
は、給塵手段4としてのプッシャ4Aの押込動作毎にサ
ンプリングする。 〈ステップ−※3〉〈ステップ−※2〉で取得した発生
蒸気量FS を〈ステップ−※1〉で設定した目標蒸気発
生量FSSと比較し、PID制御手段20のPID演算部
20aにおいてPID演算を実行する。 〈ステップ−※4〉〈ステップ−※3〉における前記P
ID演算の実行結果に基づき、前記PID制御手段20
の操作量演算部20bにおいて、前記プッシャ4Aの給
塵サイクル(回/h)と、ストーカ機構6のストーカサイ
クル(回/h)を、その基準サイクル(回/h)に対する比
率として操作量を夫々求める(通常は両者一致す
る。)。求めた操作量を前記PID制御手段20から出
力する。 〈ステップ−※5〉撮像手段30から燃焼帯ストーカ機
構6a上の画像を燃切り位置判別手段31に入力して画
像解析し、前記燃焼帯ストーカ機構6a上のゴミの燃切
り位置を判別して、判別結果を燃切り位置として出力す
る。この燃切り位置は、前記燃焼帯ストーカ機構6aの
搬送方向長さに対する前記燃切り位置の前記燃焼帯スト
ーカ機構6aの最上流端からの距離の比として、燃切り
位置検出手段18から出力される。 〈ステップ−※6〉〈ステップ−※5〉において前記燃
切り位置検出手段18から出力された燃切り位置を標準
燃切り位置(ここでは80%に設定してある。)と比較
し、〈ステップ−※4〉において前記PID制御手段2
0から出力された操作量に対する補正比率を補正制御手
段21の補正演算部21aで求める。 〈ステップ−※7〉〈ステップ−※4〉において前記P
ID制御手段20から出力された操作量に対して、〈ス
テップ−※6〉において、前記補正演算部21aにおい
て求めた補正比率に基づき前記補正制御手段21の補正
制御部21bにおいて補正を加える。補正を加えた後の
操作量を前記補正制御手段21から出力する。 〈ステップ−※8〉炉内未燃焼ゴミ量検出手段19にお
いて、前記プッシャ4Aの押込動作回数N p と、予め求
めてある前記プッシャ4Aの押込動作1回当たりの平均
ゴミ押込量RP から所定時間内の供給ゴミ量Gi を求め
るとともに、前記発生蒸気量検出手段11において検出
した発生蒸気量FS と、予め求めてあるゴミの平均燃焼
発熱量Hu と、前記過熱器S出口に備える蒸気温度検出
手段12としての熱電対温度計12Aで検出した蒸気温
度と、前記エコノマイザEの入口に備えるボイラ給水温
度検出手段14としての熱電対温度計14Aで検出した
給水温度と、予め求めてあるボイラ効率ηB とから、前
記所定時間内の炉内燃焼ゴミ量GO を求め、前記供給ゴ
ミ量Gi と前記炉内燃焼ゴミ量GO とから炉内未燃ゴミ
量Gを求めて検出未燃焼ゴミ量として出力する。尚、前
記炉内未燃焼ゴミ量検出手段19には、前記所定時間内
の押込動作回数Np を記憶する記憶手段と、前記所定時
間内に入力された前記発生蒸気量FS を記憶するリング
バッファ型の記憶手段とを備えている。 〈ステップ−※9〉〈ステップ−※8〉において前記炉
内未燃焼ゴミ量検出手段19で求めた炉内未燃ゴミ量G
を、出力補正手段22の補正量演算部22aにおいて、
予め設定された前記燃焼帯ストーカ機構6a上の未燃焼
ゴミ量の許容範囲と比較して、前記基準サイクルに対応
する基準操作量に対する比率として適正操作量を求め
る。尚、前記許容範囲は、前記燃焼帯ストーカ機構6a
上の燃切り位置の許容範囲(75〜85%に設定されて
いる。)に相当する前記燃焼帯ストーカ機構6a上の未
燃焼ゴミ量として算出設定されている。 〈ステップ−※10〉〈ステップ−※7〉において前記
補正制御手段21から出力された補正後の操作量に対
し、前記出力補正手段22の出力補正部22bにおい
て、前記適正操作量に近づけるための出力補正比率を求
め、その出力補正比率に基づき前記補正後の操作量を再
補正し、再補正後の操作量に基づき給塵サイクル及びス
トーカサイクルを求める。求めた給塵サイクル及びスト
ーカサイクルを前記出力補正手段22の制御出力として
出力する。 〈ステップ−※11〉〈ステップ−※8〉において前記
炉内未燃焼ゴミ量検出手段19で求めた炉内未燃ゴミ量
Gを、速度切換手段23の過量判断部23aにおいて前
記未燃焼ゴミ量の許容範囲の上限量と比較し、前記炉内
未燃ゴミ量Gの前記上限値に対する比を求めて出力し、
同時に、前記比が1を越える場合には、前記炉内未燃ゴ
ミ量Gが過量であると判断して、過量信号を出力する。 〈ステップ−※12〉〈ステップ−※10〉において前
記出力補正手段22から制御出力として出力された給塵
サイクル及びストーカサイクルを、前記速度切換手段2
3の速度設定部23bにおいて前記過量判断部23aか
ら出力される比で除して、夫々抑制給塵サイクル及び抑
制ストーカサイクルを算出する。 〈ステップ−※13〉〈ステップ−※10〉において前
記出力補正手段22の制御出力として出力された給塵サ
イクル及びストーカサイクルを前記速度切換手段23の
切換操作部23cに保持し、前記プッシャ4A及び前記
ストーカ機構6に夫々出力する。尚、〈ステップ−※1
1〉において前記過量判断部23aから過量信号が出力
された場合には〈ステップ−※10〉において出力され
た前記給塵サイクル及びストーカサイクルを〈ステップ
−※12〉において算出された前記抑制給塵サイクル及
び抑制ストーカサイクルに置き換える低速度制御を行
い、抑制給塵サイクル及び抑制ストーカサイクルを、前
記プッシャ4A及び前記ストーカ機構6に夫々出力す
る。
【0017】上記の〈ステップ−※2〉から〈ステップ
−※13〉を、前記プッシャ4Aの押込動作毎に順次実
行する。
【0018】前記〈ステップ−※5〉に記載した燃切り
位置検出手段18における燃切り位置の検出について図
3を参照して詳しく説明すると、 〈ステップ−※5−1〉燃焼帯ストーカ機構6aの搬送
方向下手側正面に備える撮像手段30からの画像情報を
燃切り位置判別手段31に入力する。 〈ステップ−※5−2〉入力画像から画像処理部31a
で火炎画像を抽出し、燃切り位置判別部31bで、抽出
した火炎画像の最大幅を燃切り位置の火炎幅として判別
し、前記入力画像における前記燃焼帯ストーカ機構6a
の最下流端の幅と最上流端の幅との差に対する求めた火
炎幅と前記最上流端の幅との差の比として燃切り位置を
求める。判別された燃切り位置は、求めた燃切り位置を
示す値として前記燃切り位置検出手段18から出力され
る。
【0019】前記〈ステップ−※8〉に記載した炉内未
燃ゴミ量検出手段19における未燃焼ゴミ量の検出につ
いて図4を参照して詳しく説明する(以下、各量には括
弧内に単位を併記する。)。以下の各ステップは、プッ
シャ4Aの押込動作の都度繰り返される。 〈ステップ−※8−1〉プッシャ4Aの押込動作を検出
して、供給ゴミ量演算部19aにおいて、所定時間とし
て1時間以内の押込動作回数Np を積算し、予め求めて
ある前記給塵手段4の押込動作1回当たりの平均ゴミ押
込量RP (t) から所定時間内の供給ゴミ量Gi (t/h) を
下記の式に基づき求める。
【0020】
【数1】Gi = Np × RP 〈ステップ−※8−2〉前記〈ステップ−※2〉で発生
蒸気量検出手段11で取得した質量流量FS (t/h) を燃
焼ゴミ量演算部19bに入力してリングバッファ型の記
憶手段に順次記憶すると同時に、前記燃焼ゴミ量演算部
19bにおいて、前記熱電対温度計12Aで検出した蒸
気温度と、前記熱電対温度計14Aで検出した給水温度
とから、蒸気エンタルピiS (MJ/t)と給水エンタルピi
W (MJ/t)とを求め、予め求めてあるボイラ効率ηB と、
予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱量Hu (MJ/t)に基づ
いて、下記の式に基づき所定時間内として1時間の炉内
燃焼ゴミ量GO (t/h) を求める。
【数2】 〈ステップ−※8−3〉前記〈ステップ−※8−1〉に
おいて供給ゴミ量演算部19aで求めた供給ゴミ量Gi
と前記〈ステップ−※8−2〉において燃焼ゴミ量演算
部19bで求めた炉内燃焼ゴミ量GO とを、炉内未燃焼
ゴミ量演算部19cに入力して、下記の式に基づき炉内
未燃ゴミ量G(t/h) を求める。
【数3】G = GO − Gi 求めた炉内未燃ゴミ量Gは、前記炉内未燃ゴミ量検出手
段19から検出未燃焼ゴミ量として出力される。
【0021】以上のように構成してあるので、前記出力
補正手段22において、前記炉内未燃ゴミ量検出手段1
9で検出した未燃焼ゴミ量に基づき、前記未燃焼ゴミ量
が所定範囲を越える場合には前記給塵手段4の作動を抑
制し、前記未燃焼ゴミ量が所定範囲に満たない場合には
前記給塵手段4の所定時間内の作動を促進するように制
御されるので、例えば、燃焼帯ストーカ機構6a上で、
火炎の幅が不十分に観察されて、前記燃切り位置検出手
段18において燃切り位置を上流側に検出した場合であ
っても、未燃焼ゴミ量の過少評価を補ってゴミの供給を
抑制して、未燃焼ゴミの下流側への排出を予防でき、ま
た、燃焼帯ストーカ機構6a上で検出された燃切り位置
に対して供給されたゴミの量が少ない場合であっても、
火床上のゴミ不足を予防できる。尚、火炎の輝度が不足
して、前記燃切り位置検出手段18において燃切り位置
を極端に上流側に検出するような場合の確認手段とし
て、燃焼帯Aの上方の火炉の天井部に、炉内温度検出手
段15を設けてあり、この炉内温度検出手段15から異
常に低い温度が検出された場合には、燃焼不完全と判断
して、ゴミの送給を停止するようにしてある。また、前
記炉内温度検出手段15の検出する炉内温度が低い場合
には、供給空気量検出手段16と供給空気温度検出手段
17との検出結果を参照して前記炉下空気供給機構10
の供給空気量を増加させ、或いはその温度を増加するよ
うに制御して、炉内の燃焼不良を防止するようにしてあ
る。
【0022】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。 〈1〉上記実施の形態においては、発生蒸気量検出手段
11を過熱器Sの出口に設けた例を示したが、その位置
は気水分離器7aの出口であってもよい。 〈2〉上記実施の形態においては、蒸気温度検出手段1
2を過熱器Sの出口に設けた例を示したが、その位置は
気水分離器7aの出口であってもよい。尚、この場合に
は、廃熱ボイラ7の出口に排ガス温度検出手段を設け
て、排ガス顕熱を燃焼ゴミ量演算部19bでの燃焼ゴミ
量算出に際して、ボイラ効率ηB を補正するように考慮
すれば、未燃焼ゴミ量の検出精度を高めることができ
る。 〈3〉上記実施の形態においては、燃焼ゴミ量演算部1
9bでの燃焼ゴミ量算出に際して、ゴミの燃焼熱量を求
めるのに、廃熱ボイラ7の給水量と発生蒸気量を質量流
量として同じとしているが、前記燃焼ゴミ量演算部19
bにボイラ給水量検出手段13からの検出結果を入力し
て、ボイラ給水量と蒸気発生量が質量的に一致しない場
合にも対応できるようにしてあってもよい。 〈4〉上記実施の形態においては、給塵手段4としてプ
ッシャ4Aを備えるゴミ焼却炉を例示したが、前記給塵
手段4は異なる形式のものであってもよく、それに応じ
た給塵量制御ができればよい。前記炉内未燃焼ゴミ量検
出手段19による検出未燃焼ゴミ量が所定値を超えた場
合に、前記ゴミの燃切り位置を下流側に補正する燃切り
位置補正手段32を備えたゴミ焼却炉。 〈5〉上記実施の形態においては、補正制御手段21の
制御出力を炉内未燃ゴミ量検出手段19の検出結果に基
づいて出力補正手段22により補正するとともに、前記
出力補正手段22により未燃焼ゴミ量の過量を検出した
場合に、給塵手段4とストーカ機構6とを低速制御する
切換手段23を設けた例を示したが、図5に示すよう
に、制御出力を炉内未燃ゴミ量検出手段19の検出結果
に基づいて、燃切り位置検出手段18における判別燃切
り位置を補正する燃切り位置補正手段32を前記燃切り
位置検出手段18に設けるようにしてあってもよい。こ
の場合の燃焼制御は、〈ステップ−※1〉から〈ステッ
プ−※4〉は上記実施の形態に示したと同じであり、
〈ステップ−※4〉に〈ステップ−※8〉が続いた後、
〈ステップ−※5〉から〈ステップ−※7〉が実行され
る。尚、〈ステップ−※5〉は以下のように実行される
(図6参照)。 〈ステップ−※5−1〉燃焼帯ストーカ機構6aの搬送
方向下手側正面に備える撮像手段30からの画像情報を
燃切り位置判別手段31に入力する。 〈ステップ−※5−2〉入力画像から画像処理部31a
で火炎画像を抽出し、燃切り位置判別部31bで、抽出
した火炎画像の最大幅を燃切り位置の火炎幅として判別
し、前記入力画像における前記燃焼帯ストーカ機構6a
の最下流端の幅と最上流端の幅との差に対する求めた火
炎幅と前記最上流端の幅との差の比として燃切り位置を
判別し、判別された燃切り位置は、求めた燃切り位置を
示す値として保持される。 〈ステップ−※5−3〉燃切り位置補正手段32におい
ては、求めた燃切り位置を検出燃切り位置として出力す
るが、前記〈ステップ−※8〉において前記炉内未燃焼
ゴミ量検出手段19で求めた炉内未燃ゴミ量Gから推定
される燃切り位置と前記〈ステップ−※5−2〉におい
て判別された燃切り位置とを比較して、前記推定される
燃切り位置が前記判別された燃切り位置より下流側にあ
る場合には、前記推定される燃切り位置を検出燃切り位
置として下流側に補正して出力する。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴミ焼却炉の一例の説明図
【図2】本発明に係るゴミ焼却炉の制御の流れの一例を
示すブロック図
【図3】燃切り位置検出の一例を説明するブロック図
【図4】炉内未燃ゴミ量の検出の一例を説明するブロッ
ク図
【図5】本発明に係るゴミ焼却炉の他の例の説明図
【図6】燃切り位置検出の他の例を説明するブロック図
【図7】従来のゴミ焼却炉の一例を説明する要部斜視図
【図8】燃切り位置の判別を説明するゴミ焼却炉の要部
平面視説明図
【図9】燃切り位置の判別の説明図
【符号の説明】
4 給塵手段 5 火床 6 ストーカ機構 7 廃熱ボイラ 18 燃切り位置検出手段 19 路内未燃ゴミ量検出手段 20 PID制御手段 21 補正制御手段 22 出力補正手段 23 速度切換手段 32 燃切り位置補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23G 5/50 ZAB F23G 5/50 ZABZ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火床(5)にストーカ機構(6)を備
    え、押込式の給塵手段(4)によって前記火床(5)上
    にゴミを供給して、前記火床(5)上で前記供給したゴ
    ミを前記ストーカ機構(6)によって搬送しながら燃焼
    させるゴミ焼却炉の火床上の未燃焼ゴミ量を求める残存
    ゴミ量検出方法であって、 前記給塵手段(4)の所定時間内の押込回数と、前記廃
    熱ボイラ(7)からの前記所定時間内の蒸気発生量とを
    検出して、 予め求めてある前記給塵手段(4)の押込動作1回当た
    りのゴミ押込量と、前記押込回数とから前記所定時間内
    の供給ゴミ量を求め、予め求めてあるゴミの平均燃焼発
    熱量と、予め求められた前記廃熱ボイラ(7)のボイラ
    効率と、前記蒸気発生量と、前記廃熱ボイラ(7)に於
    ける、蒸気エンタルピと給水エンタルピとから燃焼ゴミ
    量を求め、前記供給ゴミ量と前記燃焼ゴミ量とから、前
    記供給ゴミ量の中の前記火床(5)上の未燃焼ゴミ量を
    求める残存ゴミ量検出方法。
  2. 【請求項2】 火床(5)にストーカ機構(6)を備
    え、押込式の給塵手段(4)によって前記火床(5)上
    にゴミを供給して、前記火床(5)上で前記供給したゴ
    ミを前記ストーカ機構(6)によって搬送しながら燃焼
    させ、その燃焼排ガスを火炉に付設された廃熱ボイラ
    (7)に導き、前記廃熱ボイラ(7)からの蒸気を利用
    するゴミ焼却炉の燃焼制御方法であって、 前記給塵手段(4)の所定時間内の押込回数と、前記廃
    熱ボイラ(7)からの前記所定時間内の蒸気発生量とを
    検出して、予め求めてある前記給塵手段(4)の押込動
    作1回当たりのゴミ押込量と、前記押込回数とから前記
    所定時間内の供給ゴミ量を求め、予め求めてあるゴミの
    平均燃焼発熱量と、予め求められた前記廃熱ボイラ
    (7)のボイラ効率と、前記蒸気発生量と、前記廃熱ボ
    イラ(7)に於ける、蒸気エンタルピと給水エンタルピ
    とから燃焼ゴミ量を求め、前記供給ゴミ量と前記燃焼ゴ
    ミ量とから、前記供給ゴミ量の中の未燃焼ゴミ量を算出
    して、前記未燃焼ゴミ量が所定範囲を越える場合には前
    記給塵手段(4)の作動を抑制し、前記未燃焼ゴミ量が
    所定範囲に満たない場合には前記給塵手段(4)の所定
    時間内の作動を促進する制御を行うゴミ焼却炉の燃焼制
    御方法。
  3. 【請求項3】 ストーカ機構(6)を備えた火床(5)
    と、前記火床(5)上にゴミを供給する押込式の給塵手
    段(4)と、前記火床(5)上で前記給塵手段(4)か
    らのゴミを前記ストーカ機構(6)によって搬送しなが
    ら燃焼させた燃焼排ガスによって蒸気を発生させる廃熱
    ボイラ(7)とを備えたゴミ焼却炉であって、 前記廃熱ボイラ(7)からの蒸気発生量を検出し、予め
    設定した目標蒸気発生量とを比較して、前記給塵手段
    (4)の給塵サイクルと、前記ストーカ機構(6)の搬
    送サイクルとをPID制御するPID制御手段(20)
    と、前記火床(5)上の前記ストーカ機構(6)によっ
    て搬送されるゴミの燃切り位置を検出する燃切り位置検
    出手段(18)と、前記燃切り位置検出手段(18)の
    検出した前記ゴミの燃切り位置に基づいて、前記PID
    制御手段(20)の制御出力を補正する補正制御手段
    (21)とを設けるとともに、予め求めてある前記給塵
    手段(4)の押込動作1回当たりのゴミ押込量と、前記
    給塵手段(4)の押込動作回数とから求めた所定時間内
    の供給ゴミ量と、予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱量
    と、予め求められた前記廃熱ボイラ(7)のボイラ効率
    と、前記所定時間内の前記蒸気発生量と、前記廃熱ボイ
    ラ(7)に於ける蒸気エンタルピと給水エンタルピとか
    ら求めた燃焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ量の中の前記
    火床(5)上の未燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴミ量検
    出手段(19)を設けて、前記炉内未燃焼ゴミ量検出手
    段(19)による検出未燃焼ゴミ量が所定値を超えた場
    合に、前記PID制御手段(20)、前記補正制御手段
    (21)による制御に優先して、低速度制御を行うよう
    切替える速度切替手段(23)を備えたゴミ焼却炉。
  4. 【請求項4】 ストーカ機構(6)を備えた火床(5)
    と、前記火床(5)上にゴミを供給する押込式の給塵手
    段(4)と、前記火床(5)上で前記給塵手段(4)か
    らのゴミを前記ストーカ機構(6)によって搬送しなが
    ら燃焼させた燃焼排ガスによって蒸気を発生させる廃熱
    ボイラ(7)とを備えたゴミ焼却炉であって、 前記廃熱ボイラ(7)からの蒸気発生量を検出し、予め
    設定した目標蒸気発生量とを比較して、前記給塵手段
    (4)の給塵サイクルと、前記ストーカ機構(6)の搬
    送サイクルとをPID制御するPID制御手段(20)
    と、前記火床(5)上の前記ストーカ機構(6)によっ
    て搬送されるゴミの燃切り位置を検出する燃切り位置検
    出手段(18)と、前記燃切り位置検出手段(18)の
    検出した前記ゴミの燃切り位置に基づいて、前記PID
    制御手段(20)の制御出力を補正する補正制御手段
    (21)とを設けるとともに、予め求めてある前記給塵
    手段(4)の押込動作1回当たりのゴミ押込量と、前記
    給塵手段(4)の押込動作回数とから求めた所定時間内
    の供給ゴミ量と、予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱量
    と、予め求められた前記廃熱ボイラ(7)のボイラ効率
    と、前記所定時間内の前記蒸気発生量と、前記廃熱ボイ
    ラ(7)に於ける蒸気エンタルピと給水エンタルピとか
    ら求めた燃焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ量の中の前記
    火床(5)上の未燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴミ量検
    出手段(19)を設けて、前記炉内未燃焼ゴミ量検出手
    段(19)による検出未燃焼ゴミ量が所定値を超えた場
    合に、前記PID制御手段(20)又は前記補正制御手
    段(21)による制御出力をさらに補正する出力補正手
    段(22)を備えたゴミ焼却炉。
  5. 【請求項5】 ストーカ機構(6)を備えた火床(5)
    と、前記火床(5)上にゴミを供給する押込式の給塵手
    段(4)と、前記火床(5)上で前記給塵手段(4)か
    らのゴミを前記ストーカ機構(6)によって搬送しなが
    ら燃焼させた燃焼排ガスによって蒸気を発生させる廃熱
    ボイラ(7)とを備えたゴミ焼却炉であって、 前記廃熱ボイラ(7)からの蒸気発生量を検出し、予め
    設定した目標蒸気発生量とを比較して、前記給塵手段
    (4)の給塵サイクルと、前記ストーカ機構(6)の搬
    送サイクルとをPID制御するPID制御手段(20)
    と、前記火床(5)上の前記ストーカ機構(6)によっ
    て搬送されるゴミの燃切り位置を検出する燃切り位置検
    出手段(18)と、前記燃切り位置検出手段(18)の
    検出した前記ゴミの燃切り位置に基づいて、前記PID
    制御手段(20)の制御出力を補正する補正制御手段
    (21)とを設けるとともに、予め求めてある前記給塵
    手段(4)の押込動作1回当たりのゴミ押込量と、前記
    給塵手段(4)の押込動作回数とから求めた所定時間内
    の供給ゴミ量と、予め求めてあるゴミの平均燃焼発熱量
    と、予め求められた前記廃熱ボイラ(7)のボイラ効率
    と、前記所定時間内の前記蒸気発生量と、前記廃熱ボイ
    ラ(7)に於ける蒸気エンタルピと給水エンタルピとか
    ら求めた燃焼ゴミ量とから、前記供給ゴミ量の中の前記
    火床(5)上の未燃焼ゴミ量を求める炉内未燃ゴミ量検
    出手段(19)を設けて、前記炉内未燃焼ゴミ量検出手
    段(19)による検出未燃焼ゴミ量が所定値を超えた場
    合に、前記ゴミの燃切り位置を下流側に補正する燃切り
    位置補正手段(32)を備えたゴミ焼却炉。
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