JPH10103611A - ボイラの蒸気ドラム - Google Patents
ボイラの蒸気ドラムInfo
- Publication number
- JPH10103611A JPH10103611A JP25305696A JP25305696A JPH10103611A JP H10103611 A JPH10103611 A JP H10103611A JP 25305696 A JP25305696 A JP 25305696A JP 25305696 A JP25305696 A JP 25305696A JP H10103611 A JPH10103611 A JP H10103611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- drum
- pipe
- water
- water mixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気ボイラの高さを低くし、かつ、ドラム内
の２列の気水分離器への気水混合物流入量を均等にす
る。 【解決手段】 ドラム本体８の片側にのみ接続され気水
混合物をドラム本体８内に流入させる上昇管１、ドラム
本体８内に設けられ、その一方の気水分離器３に上昇管
１からの気水混合物が流入する２列に配置された気水分
離器３，４、及び気水分離器３，４間を接続し他方の気
水分離器４に気水混合物を流入させるバランス管２を備
えている。
の２列の気水分離器への気水混合物流入量を均等にす
る。 【解決手段】 ドラム本体８の片側にのみ接続され気水
混合物をドラム本体８内に流入させる上昇管１、ドラム
本体８内に設けられ、その一方の気水分離器３に上昇管
１からの気水混合物が流入する２列に配置された気水分
離器３，４、及び気水分離器３，４間を接続し他方の気
水分離器４に気水混合物を流入させるバランス管２を備
えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム型ボイラに
設置される蒸気ドラムに関する。
設置される蒸気ドラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ドラム本体内に２列の気水分離器が設置
される従来の蒸気ドラムでは、図３に示すようにドラム
本体８の両側にドラム本体８内に気水混合物を流入させ
る上昇管１を接続することで２列に配置された気水分離
器３，４に均等に気水混合物が流入する構造としてい
る。なお、５はドラム本体８内に設けられ上昇管１から
の気水混合物を気水分離器３，４へ導く流路を形成する
隔膜、６はドラム本体８の下部に接続された下降管、７
はドラム本体８の上部に接続された飽和蒸気管である。
される従来の蒸気ドラムでは、図３に示すようにドラム
本体８の両側にドラム本体８内に気水混合物を流入させ
る上昇管１を接続することで２列に配置された気水分離
器３，４に均等に気水混合物が流入する構造としてい
る。なお、５はドラム本体８内に設けられ上昇管１から
の気水混合物を気水分離器３，４へ導く流路を形成する
隔膜、６はドラム本体８の下部に接続された下降管、７
はドラム本体８の上部に接続された飽和蒸気管である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上昇管を、ドラム本体
の両側に気水混合物が２列に配置された気水分離器に均
等に流入するようにするためには、上昇管の一部をドラ
ムの上方又は下方を通過させるように配置計画する必要
がある。この際、ドラム本体の上方を通過させる場合に
は、図２（ａ）に示すように、上昇管１が長くなり管曲
げ数が増加するばかりでなく、ドラム本体上部にスペー
スが必要となるため、図２（ａ）中のＨａが大きくな
り、全体のボイラ高さが高くなる。また、上昇管をドラ
ム本体の下方を通過させる場合には、図２（ｂ）に示す
ように、前記の場合と同様、上昇管長さ及び管曲げ数が
増加するのみでなく、ドラム下方の上昇管の通過スペー
スを確保するためドラム取付位置が高くなるため図２
（ｂ）中のＨｂが大きくなり、ボイラ全体の高さが高く
なる。
の両側に気水混合物が２列に配置された気水分離器に均
等に流入するようにするためには、上昇管の一部をドラ
ムの上方又は下方を通過させるように配置計画する必要
がある。この際、ドラム本体の上方を通過させる場合に
は、図２（ａ）に示すように、上昇管１が長くなり管曲
げ数が増加するばかりでなく、ドラム本体上部にスペー
スが必要となるため、図２（ａ）中のＨａが大きくな
り、全体のボイラ高さが高くなる。また、上昇管をドラ
ム本体の下方を通過させる場合には、図２（ｂ）に示す
ように、前記の場合と同様、上昇管長さ及び管曲げ数が
増加するのみでなく、ドラム下方の上昇管の通過スペー
スを確保するためドラム取付位置が高くなるため図２
（ｂ）中のＨｂが大きくなり、ボイラ全体の高さが高く
なる。
【０００４】なお、図２中Ｌはボイラ天井管レベルであ
る。
る。
【０００５】本発明は、以上の問題点を解決することが
できるボイラの蒸気ドラムを提供しようとするものであ
る。
できるボイラの蒸気ドラムを提供しようとするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のボイラの蒸気ド
ラムは、ドラム本体の片側にのみ接続され気水混合物を
ドラム本体内に流入させる上昇管、ドラム本体内に設け
られ配置されその一方に前記上昇管からの気水混合物が
流入する２列に配置された気水分離器、及び前記２列に
配置された気水分離器間を接続し上昇管から気水混合物
が流入しない他方の気水分離器に気水混合物を流入させ
るバランス管を備えたことを特徴とする。
ラムは、ドラム本体の片側にのみ接続され気水混合物を
ドラム本体内に流入させる上昇管、ドラム本体内に設け
られ配置されその一方に前記上昇管からの気水混合物が
流入する２列に配置された気水分離器、及び前記２列に
配置された気水分離器間を接続し上昇管から気水混合物
が流入しない他方の気水分離器に気水混合物を流入させ
るバランス管を備えたことを特徴とする。
【０００７】本発明では、気水分離器の圧力損失に比べ
て相対的に圧力損失が無視できるバランス管により両側
の気水分離器が接続されているので、上昇管接続側と非
接続側の気水分離器への気水混合物流入量の均等化を図
ることができる。
て相対的に圧力損失が無視できるバランス管により両側
の気水分離器が接続されているので、上昇管接続側と非
接続側の気水分離器への気水混合物流入量の均等化を図
ることができる。
【０００８】また、上昇管はドラム本体の片側にのみ接
続されているので、蒸気ボイラ全体の高さを低くし、か
つ、上昇管の長さと管曲げ数を低減することができる。
続されているので、蒸気ボイラ全体の高さを低くし、か
つ、上昇管の長さと管曲げ数を低減することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図１に
よって説明する。１は気水混合物をドラム本体８内に流
入される複数の上昇管であり、同上昇管１はドラム本体
の片側にのみ接続されている。３，４はドラム本体８内
に２列に配置された気水分離器である。
よって説明する。１は気水混合物をドラム本体８内に流
入される複数の上昇管であり、同上昇管１はドラム本体
の片側にのみ接続されている。３，４はドラム本体８内
に２列に配置された気水分離器である。
【００１０】５はドラム本体８内に設けられた隔壁であ
り、同隔壁５によってドラム本体８内に上昇管１から一
方の気水分離器３への流路が形成されている。また隔壁
５は、前記流路から気水分離器３，４の圧力損失に対し
て無視しうる程度の圧力損失が小さいバランス管２を介
して他方の気水分離器４へ至る流路をドラム本体８内に
形成している。
り、同隔壁５によってドラム本体８内に上昇管１から一
方の気水分離器３への流路が形成されている。また隔壁
５は、前記流路から気水分離器３，４の圧力損失に対し
て無視しうる程度の圧力損失が小さいバランス管２を介
して他方の気水分離器４へ至る流路をドラム本体８内に
形成している。
【００１１】６はドラム本体８の下部に接続された下降
管、７はドラム本体８の上部に接続された飽和蒸気管で
ある。また、図１中矢印は、気水混合物等の流れを示
す。
管、７はドラム本体８の上部に接続された飽和蒸気管で
ある。また、図１中矢印は、気水混合物等の流れを示
す。
【００１２】本実施の形態ではドラム本体８の片側に接
続された上昇管１より気水混合物がドラム本体８内に流
入し、一部は、上昇管１に接続された側の一方の気水分
離器３に入り気水分離された後、蒸気は飽和蒸気管７へ
飽和水は下降管６へ導かれる。前記以外の気水混合物
は、隔壁５を伝ってバランス管２へ導かれ、上昇管１に
接続された側と反対側の他方の気水分離器４に至り同様
に気水分離される。
続された上昇管１より気水混合物がドラム本体８内に流
入し、一部は、上昇管１に接続された側の一方の気水分
離器３に入り気水分離された後、蒸気は飽和蒸気管７へ
飽和水は下降管６へ導かれる。前記以外の気水混合物
は、隔壁５を伝ってバランス管２へ導かれ、上昇管１に
接続された側と反対側の他方の気水分離器４に至り同様
に気水分離される。
【００１３】前記バランス管２は気水分離器３，４の圧
力損失に対して無視しうる程度の圧力損失を有している
ので、上昇管１がドラム本体８の片側にのみ接続されて
いても、気水混合物は両気水分離器３，４に均等に流入
することとなる。
力損失に対して無視しうる程度の圧力損失を有している
ので、上昇管１がドラム本体８の片側にのみ接続されて
いても、気水混合物は両気水分離器３，４に均等に流入
することとなる。
【００１４】また、上昇管１はドラム本体８の片側にの
み接続されているので、図２（ｃ）に示すように、ボイ
ラ最高部から、下炉出口管寄までの距離Ｈｃが小さくな
るため、ボイラ全体の高さが低減され、かつ上昇管長
さ、管曲げ数が低減されることになる。
み接続されているので、図２（ｃ）に示すように、ボイ
ラ最高部から、下炉出口管寄までの距離Ｈｃが小さくな
るため、ボイラ全体の高さが低減され、かつ上昇管長
さ、管曲げ数が低減されることになる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、上昇管
をドラム本体の片側のみに接続しても、２列に配置され
た両側の気水分離器への気水混合物流入量を均等にし、
両側に均等に上昇管が接続された場合と同等の気水分離
性能を確保することができる。
をドラム本体の片側のみに接続しても、２列に配置され
た両側の気水分離器への気水混合物流入量を均等にし、
両側に均等に上昇管が接続された場合と同等の気水分離
性能を確保することができる。
【００１６】また、上昇管をドラム本体の片側にのみ接
続しているので、ボイラ最高部から、下炉出口管寄まで
の距離が小さくなるため、蒸気ボイラ全体の高さが低減
され、かつ上昇管長さと管曲げ数が、低減される。
続しているので、ボイラ最高部から、下炉出口管寄まで
の距離が小さくなるため、蒸気ボイラ全体の高さが低減
され、かつ上昇管長さと管曲げ数が、低減される。
【図１】本発明の実施の一形態の断面図である。
【図２】図２（ａ）は上昇管をドラム上方を通過させる
ように均等に接続した場合の配置図，図２（ｂ）は上昇
管をドラム下方を通過させるように均等に接続した場合
の配置図，図２（ｃ）は本発明を実施した場合の配置図
である。
ように均等に接続した場合の配置図，図２（ｂ）は上昇
管をドラム下方を通過させるように均等に接続した場合
の配置図，図２（ｃ）は本発明を実施した場合の配置図
である。
【図３】ドラムの両側に上昇管を接続した従来の蒸気ド
ラムの説明図である。
ラムの説明図である。
１ 上昇管 ２ バランス管 ３ 気水分離器 ４ 気水分離器Ｂ ５ 隔壁 ６ 下降管 ７ 飽和蒸気管 ８ ドラム本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陰山 憲一 神戸市兵庫区和田崎町１丁目１−１ 神菱 火力サービスエンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 ドラム本体の片側にのみ接続され気水混
合物をドラム本体内に流入させる上昇管、ドラム本体内
に設けられ配置されその一方に前記上昇管からの気水混
合物が流入する２列に配置された気水分離器、及び前記
２列に配置された気水分離器間を接続し上昇管から気水
混合物が流入しない他方の気水分離器に気水混合物を流
入させるバランス管を備えたことを特徴とするボイラの
蒸気ドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25305696A JPH10103611A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | ボイラの蒸気ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25305696A JPH10103611A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | ボイラの蒸気ドラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103611A true JPH10103611A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17245877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25305696A Pending JPH10103611A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | ボイラの蒸気ドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103611A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103968359A (zh) * | 2013-01-30 | 2014-08-06 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种自然循环高盐给水制备过热蒸汽的锅炉及产生方法 |
| CN114576607A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-03 | 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 | 一种超临界锅炉顶棚包墙汽水流程实现系统及方法 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25305696A patent/JPH10103611A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103968359A (zh) * | 2013-01-30 | 2014-08-06 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种自然循环高盐给水制备过热蒸汽的锅炉及产生方法 |
| CN114576607A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-03 | 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 | 一种超临界锅炉顶棚包墙汽水流程实现系统及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |