JPH10103609A - ドレン穴の閉止工具 - Google Patents

ドレン穴の閉止工具

Info

Publication number
JPH10103609A
JPH10103609A JP25909296A JP25909296A JPH10103609A JP H10103609 A JPH10103609 A JP H10103609A JP 25909296 A JP25909296 A JP 25909296A JP 25909296 A JP25909296 A JP 25909296A JP H10103609 A JPH10103609 A JP H10103609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain hole
pipe
rod
diameter portion
base end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25909296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kitani
弘幸 喜谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP25909296A priority Critical patent/JPH10103609A/ja
Publication of JPH10103609A publication Critical patent/JPH10103609A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧水型原子炉の蒸気発生器の水室内ドレン
穴を素早く閉止する。 【解決手段】 ドレン穴7を閉止するプラグ40は、基
端外周に摺接板53を有するパイプ41、パイプ41を
貫通して延び先端部に大径部45aを有するロッド4
5、ロッド45に嵌装されパイプ41の先端と大径部4
5aの間に位置するゴム輪47,49及びロッド45の
基端に固定ピン55により枢動自在に連結され摺接板5
3に係合する偏心カム59を具備した操作レバー57か
ら構成され、操作レバー57の枢動により大径部45a
がゴム輪47,49を圧縮してその外径を拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器等のドレン穴
を閉止する工具に関し、特に閉止操作が迅速に行える閉
止工具に関する。
【0002】
【従来の技術】容器等の底部に溜まった水等の液体を排
出するためにしばしばドレン穴が設けられている。例え
ば、図5に示すように加圧水型原子炉の蒸気発生器1の
水室3に接続した冷却材配管5には、水室3の底部から
延びたドレン穴7が開口している。蒸気発生器1の内部
点検時には、水室3を含む一次側空間から原子炉冷却材
(以下冷却材と略称)を排出する必要があるが、ドレン
穴7は水室3の底部に溜まった冷却材を残らず冷却材配
管5側に排出するためのものである。而して、冷却材配
管5が水室3に連なるノズル部には、組立て式のノズル
蓋9がホールドダウンリング11にガスケット13を介
して取り付けられ、点検用工具等の部品等が誤って冷却
材配管5側へ落下するのを防止したりする。ノズル蓋9
は又、蒸気発生器1内の点検作業と、これに冷却材配管
5を介して連通した原子炉容器内の作業を並行して行う
ために使用されるが、この場合は、冷却材配管5内にノ
ズル蓋9の上部付近まで冷却材15が充填される。この
ときは、そのままではドレン穴7を通して冷却材が水室
3内に逆流してしまい、水室3内の点検作業が不可能に
なるので、これを防ぐ目的で図6及び図7に示すような
閉止工具乃至プラグが使用される。
【0003】図6において、プラグ20はノズル穴7に
挿入され且つ水室3の傾斜底面に当接するストッパプレ
ート21を備えたパイプ23、これに挿通され先端部に
大径部25を備えたロッド27,大径部25とパイプ2
3の先端部との間に挟まれたシール用ゴム輪29,3
1,回り止めピン33及び締付けナット35から構成さ
れる。そして、ロッド35の基端部に螺合した締付けナ
ット35を締め上げると、大径部25がシール用ゴム輪
29,31に圧縮力を作用し、これらを図8に示すよう
に半径方向に膨脹させる。このようにすると、半径方向
に膨脹したシール用ゴム輪29,31の外周面がドレン
穴7の内周面に密接し、冷却材の通過を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、前述のプラグ
を取付けるには、プラグをドレン穴に挿入し、しかる後
締付け工具を使用してナットを回転して締付けねばなら
ず、かなりの時間を要する。しかしながら、蒸気発生器
の水室の中は一般に放射線レベルが高い場合が多いの
で、その中での時間を要する仕事は好ましいものではな
く、プラグの取付け作業の短縮化が求められていた。従
って、本発明は、取付け作業が簡単で極めて短時間に行
うことができるドレン穴の閉止工具を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、ドレン穴の閉止工具は、基端外周
に摺接板を有する挿入外管、この挿入外管を貫通して延
び先端部に大径部を有する圧縮棒、この圧縮棒に嵌装さ
れ挿入外管の先端と大径部の間に位置する環状弾性シー
ル部材及びその圧縮棒の基端に枢動自在に連結され前記
摺接板に係合する偏心カムを具備した操作レバーから構
成され、この操作レバーの枢動により大径部が環状弾性
シール部材を軸方向に圧縮してその外径を拡大し、挿入
されたドレン穴の内面に密着しシールすることを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。先ず図1及び図2を参照する
に、閉止工具即ちプラグ40は、ドレン穴7に挿入され
る挿入外管即ちパイプ41を有し、これには水室の入口
側傾斜面に当接するストッパ43が固定されている。パ
イプ41を貫通する圧縮棒即ちロッド45は、先端部に
大径部45aを有し、その外径はパイプ41の外径とほ
ぼ同じである。大径部45aの先端は弾丸状に先細にな
っているが、大径部45aとパイプ41の先端面との間
で環状弾性シール部材即ちシール用ゴム輪47,49が
ロッド45の小径部に嵌装されている。ロッド45の基
端側にはナット51が螺着され、このナット51はパイ
プ41の外端側に固定された摺接板53に接している。
このロッド45の基端部には更に、止めピン55を介し
て操作レバー57が枢動自在に連結されている。操作レ
バー57の連結端側には偏心カム59が形成され、その
外周面が摺接板53に接している。更にロッド45の基
端側には、固定ピン61が突設され、パイプ41に形成
された固定用スロット63内に位置している。
【0007】以上のようなプラグ40を用いて蒸気発生
器の水室のドレン穴を閉止するには、図3に示すように
作業員が蒸気発生器1の水室3内にマンホール6を通っ
てプラグ40を搬入する。そして図に示すようにドレン
穴7内にプラグ40の先端部を挿入し、操作レバー57
を矢印のように枢動する。この状態のプラグ40が図4
に示されている。摺接板53に接して回転する偏心カム
59の作用により、摺接板53と止めピン55との距離
が大きくなり、ロッド45の大径部45aがパイプ41
の先端に近づく。このようにして、大径部45aがゴム
輪47,49を軸方向に圧縮し、図示のように外周を太
鼓胴状に膨らませる。このようにすると、ゴム輪47,
49の外周面がドレン穴7の内周面に密接し、隙間を水
密に閉じる。ロッド45を軸回りに回転し、固定ピン6
1を固定用スロット63の係止部に入れれば、操作レバ
ー57を離してもロッド45の軸方向位置は維持され、
シールが為されたままになる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偏心カムを備えた操作レバーにより圧縮棒をワンタッチ
で引き込め、環状弾性シール部材を圧縮できるので、閉
止工具の取付けを極めて短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体構造を示す側面図であ
る。
【図2】図1のII-II線に沿う部分上面図である。
【図3】前記実施形態にかかるプラグの使用状況を示す
説明図である。
【図4】前記実施形態の作用説明用部分側面図である。
【図5】本発明にかかる閉止工具の使用先の一例を示す
部分断面図である。
【図6】従来構造の装置の一部切欠き側面図である。
【図7】従来構造の装置の使用時の状態を示す一部切欠
き側面図である。
【符号の説明】
1 蒸気発生器 3 水室 7 ドレン穴 40 プラグ 41 パイプ 43 ストッパ 45 ロッド 45a 大径部 47,49 ゴム輪 51 ナット 53 摺接板 55 止めピン 57 操作レバー 59 偏心カム 61 固定ピン 63 スロット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端外周に摺接板を有する挿入外管、同
    挿入外管を貫通して延び先端部に大径部を有する圧縮
    棒、同圧縮棒に嵌装され前記挿入外管の先端と前記大径
    部の間に位置する環状弾性シール部材及び前記圧縮棒の
    基端に枢動自在に連結され前記摺接板に係合する偏心カ
    ムを具備した操作レバーからなり、前記操作レバーの枢
    動により前記大径部が前記環状弾性シール部材を圧縮し
    てその外径を拡大することを特徴とするドレン穴の閉止
    工具。
JP25909296A 1996-09-30 1996-09-30 ドレン穴の閉止工具 Pending JPH10103609A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25909296A JPH10103609A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 ドレン穴の閉止工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25909296A JPH10103609A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 ドレン穴の閉止工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103609A true JPH10103609A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17329212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25909296A Pending JPH10103609A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 ドレン穴の閉止工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10103609A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145442A1 (ja) 2012-03-29 2013-10-03 三菱重工業株式会社 拡管方法
JP2015031575A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 三菱重工業株式会社 ドレン孔の閉止工具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145442A1 (ja) 2012-03-29 2013-10-03 三菱重工業株式会社 拡管方法
JP2013202688A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 拡管方法
US9597723B2 (en) 2012-03-29 2017-03-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Tube expansion method
JP2015031575A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 三菱重工業株式会社 ドレン孔の閉止工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940002043B1 (ko) 유니온 조인트
CN208565938U (zh) 管道锁紧密封装置
US5471030A (en) Internal equipment for electron beam butt welding of two annular parts and utilization of such equipment
JPS60249791A (ja) 流体密接続構造
US5172888A (en) Apparatus for sealingly enclosing a check valve
JP4843062B2 (ja) 航空機用カートリッジフィルタ
US3215166A (en) Flanged joint for pipes
JPH10103609A (ja) ドレン穴の閉止工具
JP3849859B2 (ja) 配管耐圧試験用閉止装置
US3029630A (en) Boiler tube leak tester
US4166479A (en) Blind liner for service pipes
US5217676A (en) Sealing plug for an internally threaded hole and tool and process for the fitting of this plug
JPH09105698A (ja) 管継手の密閉性検査装置
KR101733626B1 (ko) 고압 터빈의 수압시험장치 및 수압시험방법
JPH03234972A (ja) 円筒体のシール方法
JP3416005B2 (ja) リークテスト装置、密封方法及び密封構造
JP2002195484A (ja) シールジョイント
JP2000065706A (ja) 配管耐圧試験用治具
KR100435878B1 (ko) 가스용기의 내압시험용 커플링장치 및 그것을 이용한 용기고정방법
CN108825925A (zh) 一种自锁紧堵塞密封装置
RU2716799C1 (ru) Устройство для отключения бокового отвода
JP3393984B2 (ja) 溶接プラグ気密試験装置
RU2733793C2 (ru) Способ ликвидации утечек газа и устройство для его осуществления
SU1078162A1 (ru) Быстродействующий затвор сосуда давлени
GB2066907A (en) Methods of and arrangements for plugging threaded bores in flanges of reactor pressure vessels

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021112