JPH10103257A - 汚水・へどろ類の吸排水装置 - Google Patents
汚水・へどろ類の吸排水装置Info
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- JPH10103257A JPH10103257A JP27718996A JP27718996A JPH10103257A JP H10103257 A JPH10103257 A JP H10103257A JP 27718996 A JP27718996 A JP 27718996A JP 27718996 A JP27718996 A JP 27718996A JP H10103257 A JPH10103257 A JP H10103257A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ルーツ式多段真空ポンプ自体を汚水と非接触
で運転する構造とし、汚水中にスラッジや金属片等の異
物が混在していても支障なく安定して機能する装置を提
供すること。 【解決手段】 ２台のルーツ式多段真空ポンプを用い
て、第１ルーツ式多段真空ポンプにより第１タンクに対
する空気の吸入若しくは排出を行い、第２ルーツ式多段
真空ポンプにより第２タンクに対する空気の排出若しく
は吸入を行い、かつ汚水の水位を検知するレベルスイッ
チの検知信号により第１及び第２ルーツ式多段真空ポン
プの正転、逆転駆動を交互に切り替えることにより、第
１タンクと第２タンクへの汚水やへどろ類の吸入と排出
とを交互に行うように構成した。
で運転する構造とし、汚水中にスラッジや金属片等の異
物が混在していても支障なく安定して機能する装置を提
供すること。 【解決手段】 ２台のルーツ式多段真空ポンプを用い
て、第１ルーツ式多段真空ポンプにより第１タンクに対
する空気の吸入若しくは排出を行い、第２ルーツ式多段
真空ポンプにより第２タンクに対する空気の排出若しく
は吸入を行い、かつ汚水の水位を検知するレベルスイッ
チの検知信号により第１及び第２ルーツ式多段真空ポン
プの正転、逆転駆動を交互に切り替えることにより、第
１タンクと第２タンクへの汚水やへどろ類の吸入と排出
とを交互に行うように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水・汚泥処理
場、暗渠工事現場で使用され、或いは道路上に散乱した
小砂利、へどろ類の吸引収集等にも使用される汚水・へ
どろ類の吸排水装置に関する。
場、暗渠工事現場で使用され、或いは道路上に散乱した
小砂利、へどろ類の吸引収集等にも使用される汚水・へ
どろ類の吸排水装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】汚水・汚泥処理場等におけるスラッジや
ヘドロが多いところで用いられる汚水の吸排水装置に
は、主に水中又は陸上式ブレードレスポンプが多く使用
されている。農業集落における生活汚水の処理を行う汚
水集排水装置においても、同様のポンプが用いられてい
る。
ヘドロが多いところで用いられる汚水の吸排水装置に
は、主に水中又は陸上式ブレードレスポンプが多く使用
されている。農業集落における生活汚水の処理を行う汚
水集排水装置においても、同様のポンプが用いられてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、汚水中に
は、スラッジ、ゴム片、ビニール片や金属片等の異物が
混在していることがあり、また、タンクの底部には汚泥
が沈殿しており、その汚水が汚泥と共に汚水用ポンプに
吸入された場合には、汚水用ポンプは、インペラー等の
可動部分に前記混在物を噛み込んで回転不良を起こし、
時には軸封シールや内部機構を損傷するという不具合を
生ずる。また、暗渠工事現場における土砂運搬時の道路
上に散乱したへどろや小砂利を吸引収集する装置につい
ても、上記同様の不具合があった。そこで、かかる不具
合を解消する装置の開発が要望されていた。
は、スラッジ、ゴム片、ビニール片や金属片等の異物が
混在していることがあり、また、タンクの底部には汚泥
が沈殿しており、その汚水が汚泥と共に汚水用ポンプに
吸入された場合には、汚水用ポンプは、インペラー等の
可動部分に前記混在物を噛み込んで回転不良を起こし、
時には軸封シールや内部機構を損傷するという不具合を
生ずる。また、暗渠工事現場における土砂運搬時の道路
上に散乱したへどろや小砂利を吸引収集する装置につい
ても、上記同様の不具合があった。そこで、かかる不具
合を解消する装置の開発が要望されていた。
【０００４】この発明の目的は、ルーツ式多段真空ポン
プにより汚水を溜める第１タンクと第２タンクに対する
空気の吸入と加圧空気の排出とを交互に連続的に行い、
該真空ポンプ自体を汚水と非接触で運転する構造とし、
汚水中にスラッジや金属片等の異物が混在していても支
障なく安定して機能する吸排水装置を提供するものであ
る。
プにより汚水を溜める第１タンクと第２タンクに対する
空気の吸入と加圧空気の排出とを交互に連続的に行い、
該真空ポンプ自体を汚水と非接触で運転する構造とし、
汚水中にスラッジや金属片等の異物が混在していても支
障なく安定して機能する吸排水装置を提供するものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明は、第１チェック弁を介して汚
水吸入管が接続される吸入口と、第２チェック弁を設け
た汚水排出管が接続される排出口と、汚水の水位を検知
するレベルスイッチとを夫々備えた第１タンク及び第２
タンクを設け、その第１タンクの上部の開口と第１ルー
ツ式多段真空ポンプの吸込口とを第１空気用配管で接続
し、前記第２タンクの上部の開口と第２ルーツ式多段真
空ポンプの吸込口とを第２空気用配管で接続し、前記第
１ルーツ式多段真空ポンプにより第１タンクに対する空
気の吸入若しくは排出を行い、前記第２ルーツ式多段真
空ポンプにより第２タンクに対する空気の排出若しくは
吸入を行い、かつ上記レベルスイッチの検知信号により
前記第１及び第２ルーツ式多段真空ポンプの正転、逆転
駆動を交互に切り替えることにより、上記第１タンクと
第２タンクへの汚水やへどろ類の吸入と排出とを交互に
行うように構成したことを特徴とする。
に請求項１に記載の発明は、第１チェック弁を介して汚
水吸入管が接続される吸入口と、第２チェック弁を設け
た汚水排出管が接続される排出口と、汚水の水位を検知
するレベルスイッチとを夫々備えた第１タンク及び第２
タンクを設け、その第１タンクの上部の開口と第１ルー
ツ式多段真空ポンプの吸込口とを第１空気用配管で接続
し、前記第２タンクの上部の開口と第２ルーツ式多段真
空ポンプの吸込口とを第２空気用配管で接続し、前記第
１ルーツ式多段真空ポンプにより第１タンクに対する空
気の吸入若しくは排出を行い、前記第２ルーツ式多段真
空ポンプにより第２タンクに対する空気の排出若しくは
吸入を行い、かつ上記レベルスイッチの検知信号により
前記第１及び第２ルーツ式多段真空ポンプの正転、逆転
駆動を交互に切り替えることにより、上記第１タンクと
第２タンクへの汚水やへどろ類の吸入と排出とを交互に
行うように構成したことを特徴とする。
【０００６】同様の目的を達成するために請求項２に記
載の発明は、請求項１に記載した汚水・へどろ類の吸排
水装置において、前記第１空気用配管又は第２空気用配
管から分岐した逆洗用配管を前記汚水吸入管に接続し、
前記第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプの逆転駆動に
より発生する加圧空気を前記汚水吸入管内に吐出させ
て、該汚水吸入管内に付着し或いは閉塞した異物を除去
する逆洗手段を設けたことを特徴とする。
載の発明は、請求項１に記載した汚水・へどろ類の吸排
水装置において、前記第１空気用配管又は第２空気用配
管から分岐した逆洗用配管を前記汚水吸入管に接続し、
前記第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプの逆転駆動に
より発生する加圧空気を前記汚水吸入管内に吐出させ
て、該汚水吸入管内に付着し或いは閉塞した異物を除去
する逆洗手段を設けたことを特徴とする。
【０００７】同様の目的を達成するために請求項３に記
載の発明は、請求項１又は請求項２に記載した汚水・へ
どろ類の吸排水装置において、前記第１タンク及び第２
タンクと、前記第１ルーツ式多段真空ポンプ及び第２ル
ーツ式多段真空ポンプと、それらに付属する配管や機器
類を架台上にまとめて設置し、該架台を車載可能に設け
るように構成したことを特徴とする。
載の発明は、請求項１又は請求項２に記載した汚水・へ
どろ類の吸排水装置において、前記第１タンク及び第２
タンクと、前記第１ルーツ式多段真空ポンプ及び第２ル
ーツ式多段真空ポンプと、それらに付属する配管や機器
類を架台上にまとめて設置し、該架台を車載可能に設け
るように構成したことを特徴とする。
【０００８】同様の目的を達成するために請求項４に記
載の発明は、請求項３に記載した汚水・へどろ類の吸排
水装置において、前記第１タンク及び第２タンクを横長
形状としてそれらの底部を傾斜状に設け、前記第１空気
用配管及び第２空気用配管の各タンク側にフィルタ装置
を設けたことを特徴とする。
載の発明は、請求項３に記載した汚水・へどろ類の吸排
水装置において、前記第１タンク及び第２タンクを横長
形状としてそれらの底部を傾斜状に設け、前記第１空気
用配管及び第２空気用配管の各タンク側にフィルタ装置
を設けたことを特徴とする。
【０００９】
【発明の作用及び効果】本発明装置では２台のルーツ式
多段真空ポンプを使用して、それらのポンプを正転と逆
転の交互連続運転によって第１タンクと第２タンクへの
汚水の吸入と排出を交互に行っている。具体的には、第
１ルーツ式多段真空ポンプが約７００mmＨgの真空度を
発生して第１タンク内の空気が吸引されて該タンク内が
負圧にされると、汚水源に設置された汚水吸入管を通っ
た汚水が、吸入口から第１チェック弁を通り第１タンク
に流入する。他方、第２ルーツ式多段真空ポンプの吐出
口から約０.６Kg/cm2の加圧空気が第２タンクに吐出さ
れる。これにより、第２タンクの内圧が高くなって第２
チェック弁が開くので、汚水は加圧空気により押されて
排出口から汚水排出管を通って外部の汚水ピット等に排
出される。
多段真空ポンプを使用して、それらのポンプを正転と逆
転の交互連続運転によって第１タンクと第２タンクへの
汚水の吸入と排出を交互に行っている。具体的には、第
１ルーツ式多段真空ポンプが約７００mmＨgの真空度を
発生して第１タンク内の空気が吸引されて該タンク内が
負圧にされると、汚水源に設置された汚水吸入管を通っ
た汚水が、吸入口から第１チェック弁を通り第１タンク
に流入する。他方、第２ルーツ式多段真空ポンプの吐出
口から約０.６Kg/cm2の加圧空気が第２タンクに吐出さ
れる。これにより、第２タンクの内圧が高くなって第２
チェック弁が開くので、汚水は加圧空気により押されて
排出口から汚水排出管を通って外部の汚水ピット等に排
出される。
【００１０】第１タンク内の汚水の水位が増して上限に
達すると、これがレベルスイッチで検知されてその検知
信号により第１ルーツ式多段真空ポンプの回転方向が正
転から逆転運転に切替わり、加圧空気が第１タンクに吐
出する。そして、第１タンク内の内圧が高まって第２チ
ェック弁が開き、汚水は外部の汚水ピット等に排出され
る。他方、上記検知信号により、第２ルーツ式多段真空
ポンプの回転方向が逆転から正転運転に切替わる。これ
により、第２タンク内の空気が吸引されて該タンク内が
負圧に維持されると、汚水が汚水吸入管を通って吸入口
から第２タンク内に流入する。以後、第１ルーツ式多段
真空ポンプと第２ルーツ式多段真空ポンプの正転、逆転
駆動が交互に切り替え運転されることにより、第１タン
クと第２タンクへの汚水の吸入と排出動作とが交互に連
続的に行われる。
達すると、これがレベルスイッチで検知されてその検知
信号により第１ルーツ式多段真空ポンプの回転方向が正
転から逆転運転に切替わり、加圧空気が第１タンクに吐
出する。そして、第１タンク内の内圧が高まって第２チ
ェック弁が開き、汚水は外部の汚水ピット等に排出され
る。他方、上記検知信号により、第２ルーツ式多段真空
ポンプの回転方向が逆転から正転運転に切替わる。これ
により、第２タンク内の空気が吸引されて該タンク内が
負圧に維持されると、汚水が汚水吸入管を通って吸入口
から第２タンク内に流入する。以後、第１ルーツ式多段
真空ポンプと第２ルーツ式多段真空ポンプの正転、逆転
駆動が交互に切り替え運転されることにより、第１タン
クと第２タンクへの汚水の吸入と排出動作とが交互に連
続的に行われる。
【００１１】汚水吸入管内にへどろ類が付着して吸込能
力が低下し、或いは布切れやビニール袋などの異物が混
入してこれらが詰まった状態が生じた場合には、逆洗手
段により第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプの逆転駆
動により発生する加圧空気を汚水吸入管内に吐出させ
る。これにより、へどろ類は除去され、異物が汚水槽側
に押し戻されて汚水吸入管内は洗浄される。
力が低下し、或いは布切れやビニール袋などの異物が混
入してこれらが詰まった状態が生じた場合には、逆洗手
段により第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプの逆転駆
動により発生する加圧空気を汚水吸入管内に吐出させ
る。これにより、へどろ類は除去され、異物が汚水槽側
に押し戻されて汚水吸入管内は洗浄される。
【００１２】請求項３の車載可能な構造の吸排水装置
は、汚水処理場において従来のウオーターポンプを用い
た吸排水装置が故障した場合の緊急用、又は災害時にお
ける応急処置用として使用されるものであり、その作用
は上記説明と同じであるので説明を省く。
は、汚水処理場において従来のウオーターポンプを用い
た吸排水装置が故障した場合の緊急用、又は災害時にお
ける応急処置用として使用されるものであり、その作用
は上記説明と同じであるので説明を省く。
【００１３】請求項４のタンクの底部を傾斜させた吸排
水装置は、小砂利、へどろ類がタンクの底部に溜まって
も排水時に流れやすいため、それらが堆積することを防
止することができる。
水装置は、小砂利、へどろ類がタンクの底部に溜まって
も排水時に流れやすいため、それらが堆積することを防
止することができる。
【００１４】しかして、本発明の汚水・へどろ類の吸排
水装置によれば、ルーツ式多段真空ポンプで発生させる
高真空と吐出圧力作用によって間接的に汚水の吸排水を
行うことから、たとえビニール片や金属片等の異物を含
む汚水であっても何ら支障なく安定して機能するという
利点がある。
水装置によれば、ルーツ式多段真空ポンプで発生させる
高真空と吐出圧力作用によって間接的に汚水の吸排水を
行うことから、たとえビニール片や金属片等の異物を含
む汚水であっても何ら支障なく安定して機能するという
利点がある。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
図面に基づいて説明する。図１は汚水・へどろ類の吸排
水装置の構造とその周辺要素を示す説明図、図２は逆洗
手段の説明図、図３は車載可能とした汚水・へどろ類の
吸排水装置の正面図、図４はタンクの底部を傾斜状に設
けた汚水・へどろ類の吸排水装置の側面図である。
図面に基づいて説明する。図１は汚水・へどろ類の吸排
水装置の構造とその周辺要素を示す説明図、図２は逆洗
手段の説明図、図３は車載可能とした汚水・へどろ類の
吸排水装置の正面図、図４はタンクの底部を傾斜状に設
けた汚水・へどろ類の吸排水装置の側面図である。
【００１６】図１において、Ｓは汚水・へどろ類の吸排
水装置であり、汚水Ｗを溜める定置式の第１タンク１０
０と、第２タンク２００の２個のタンクを設ける。第１
タンク１００の胴周部１０１には汚水吸入管１の上端部
１ｂを接続する吸入口１１１を、その上部１０２に開口
１１２を設け、その底部１０３には吐出側の汚水ピット
Ｂに連通する汚水排出管２を接続する排出口１１３を設
ける。前記吸入口１１１に第１チェック弁１１５を、排
出口１１３に第２チェック弁１１６を、開口１１２より
垂設された短管１１７にバタフライ式チェック弁１１８
を夫々設ける。１１９は汚水Ｗの上限の水位Ｌを検知す
るレベルスイッチであり、第１タンク１００内に設置さ
れている。また、前記汚水吸入管１の一端部１ａは吸込
側汚水ピットＡに浸されている。
水装置であり、汚水Ｗを溜める定置式の第１タンク１０
０と、第２タンク２００の２個のタンクを設ける。第１
タンク１００の胴周部１０１には汚水吸入管１の上端部
１ｂを接続する吸入口１１１を、その上部１０２に開口
１１２を設け、その底部１０３には吐出側の汚水ピット
Ｂに連通する汚水排出管２を接続する排出口１１３を設
ける。前記吸入口１１１に第１チェック弁１１５を、排
出口１１３に第２チェック弁１１６を、開口１１２より
垂設された短管１１７にバタフライ式チェック弁１１８
を夫々設ける。１１９は汚水Ｗの上限の水位Ｌを検知す
るレベルスイッチであり、第１タンク１００内に設置さ
れている。また、前記汚水吸入管１の一端部１ａは吸込
側汚水ピットＡに浸されている。
【００１７】第１ルーツ式多段真空ポンプ１２０の吸込
口１２２と前記第１タンク１００の開口１１２とは、第
１空気用配管１３０で接続する。第１ルーツ式多段真空
ポンプ１２０は二軸容積移動型の三段式で、モータ１２
１の出力７.５〜１１Ｋｗのタイプで約７００mmＨgの真
空度を発生し、約０.６Kg/cm2の加圧空気を吐出する性
能を有するものが適当である。１２４は上記ポンプ１２
０の吐出口１２３に取り付けたサイレンサー、１２５は
前記モータ１２１の運転制御を行わせる制御盤である。
また、第１空気用配管１３０には、前記開口１１２側か
ら順にトラップ１３１、ドレンポット１３２、安全弁１
３３を介装する。
口１２２と前記第１タンク１００の開口１１２とは、第
１空気用配管１３０で接続する。第１ルーツ式多段真空
ポンプ１２０は二軸容積移動型の三段式で、モータ１２
１の出力７.５〜１１Ｋｗのタイプで約７００mmＨgの真
空度を発生し、約０.６Kg/cm2の加圧空気を吐出する性
能を有するものが適当である。１２４は上記ポンプ１２
０の吐出口１２３に取り付けたサイレンサー、１２５は
前記モータ１２１の運転制御を行わせる制御盤である。
また、第１空気用配管１３０には、前記開口１１２側か
ら順にトラップ１３１、ドレンポット１３２、安全弁１
３３を介装する。
【００１８】第２タンク２００側の一連の構成は、上記
第１タンク１００側と同一構成とされているので、２０
０番台の同様の符号を付してその説明を省略する。な
お、汚水吸入管１の上端部１ｂは、各第１チェック弁１
１５、２１５の入口側に分離して接続されている。
第１タンク１００側と同一構成とされているので、２０
０番台の同様の符号を付してその説明を省略する。な
お、汚水吸入管１の上端部１ｂは、各第１チェック弁１
１５、２１５の入口側に分離して接続されている。
【００１９】この汚水・へどろ類の吸排水装置Ｓにおい
ては、前記第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプ１２
０、２２０の逆転駆動により発生する加圧空気を用いた
逆洗手段２０を設けることが好ましい。図２に示すよう
に、前記第１空気用配管１３０、第２空気用配管２３０
からそれぞれ分離した分岐管２１、２２をまとめた逆洗
用配管２３の他端２３ａを前記汚水吸入管１に接続し、
その接続箇所と前記第１チェック弁１１５、第１チェッ
ク弁２１５との間にゲートバルブ２５を介装する。前記
分岐管２１、２２にもそれぞれゲートバルブ２６、２７
を設け、かつ分岐管２１、２２の接続箇所と前記開口１
１２、２１２との間にゲートバルブ２８、２９をそれぞ
れ介装する。これにより逆洗手段２０を構成する。
ては、前記第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプ１２
０、２２０の逆転駆動により発生する加圧空気を用いた
逆洗手段２０を設けることが好ましい。図２に示すよう
に、前記第１空気用配管１３０、第２空気用配管２３０
からそれぞれ分離した分岐管２１、２２をまとめた逆洗
用配管２３の他端２３ａを前記汚水吸入管１に接続し、
その接続箇所と前記第１チェック弁１１５、第１チェッ
ク弁２１５との間にゲートバルブ２５を介装する。前記
分岐管２１、２２にもそれぞれゲートバルブ２６、２７
を設け、かつ分岐管２１、２２の接続箇所と前記開口１
１２、２１２との間にゲートバルブ２８、２９をそれぞ
れ介装する。これにより逆洗手段２０を構成する。
【００２０】しかして、例えば第２ルーツ式多段真空ポ
ンプ２２０を用いて逆洗作業を施す場合には、ゲートバ
ルブ２５、２６、２９を閉じて、ゲートバルブ２７を開
いた状態とし、第２ルーツ式多段真空ポンプ２２０の逆
転駆動により発生する加圧空気を前記汚水吸入管１内に
吐出させることにより（図２）、該汚水吸入管１内に付
着し或いは閉塞した異物は除去される。
ンプ２２０を用いて逆洗作業を施す場合には、ゲートバ
ルブ２５、２６、２９を閉じて、ゲートバルブ２７を開
いた状態とし、第２ルーツ式多段真空ポンプ２２０の逆
転駆動により発生する加圧空気を前記汚水吸入管１内に
吐出させることにより（図２）、該汚水吸入管１内に付
着し或いは閉塞した異物は除去される。
【００２１】図３に示す車載可能とした汚水・へどろ類
の吸排水装置Ｓは、前記第１タンク１００及び第２タン
ク２００と、前記第１ルーツ式多段真空ポンプ１２０及
び第２ルーツ式多段真空ポンプ２２０と、それらに付属
する配管や機器類を架台１０上にまとめて設置したもの
である。この吸排水装置Ｓの各構成要素は、上述したも
のと変わるところはないのでその説明を省く。
の吸排水装置Ｓは、前記第１タンク１００及び第２タン
ク２００と、前記第１ルーツ式多段真空ポンプ１２０及
び第２ルーツ式多段真空ポンプ２２０と、それらに付属
する配管や機器類を架台１０上にまとめて設置したもの
である。この吸排水装置Ｓの各構成要素は、上述したも
のと変わるところはないのでその説明を省く。
【００２２】図４に示すタンクの底部を傾斜状に設けた
汚水・へどろ類の吸排水装置Ｓは、前記第１タンク１０
０及び第２タンク２００を横長形状としてその底部１０
３、２０３をほぼ３０度の角度の傾斜状に設け、前記第
１空気用配管１３０及び第２空気用配管２３０の各タン
ク側に空気を濾過するためのフィルタ装置１５を設けた
ものである。この吸排水装置Ｓは図３のものと同様に車
載可能であり、従来のウオーターポンプを用いた吸排水
装置が故障した場合の緊急用、災害時における応急処置
用として、或いは暗渠工事現場における土砂運搬時の道
路上に散乱したへどろや小砂利を吸引収集する場合等に
有効である。
汚水・へどろ類の吸排水装置Ｓは、前記第１タンク１０
０及び第２タンク２００を横長形状としてその底部１０
３、２０３をほぼ３０度の角度の傾斜状に設け、前記第
１空気用配管１３０及び第２空気用配管２３０の各タン
ク側に空気を濾過するためのフィルタ装置１５を設けた
ものである。この吸排水装置Ｓは図３のものと同様に車
載可能であり、従来のウオーターポンプを用いた吸排水
装置が故障した場合の緊急用、災害時における応急処置
用として、或いは暗渠工事現場における土砂運搬時の道
路上に散乱したへどろや小砂利を吸引収集する場合等に
有効である。
【００２３】かかる構成になる汚水・へどろ類の吸排水
装置Ｓの作動については、前記発明の作用の項、各構成
要素の中で述べているのでその説明を省略する。
装置Ｓの作動については、前記発明の作用の項、各構成
要素の中で述べているのでその説明を省略する。
【図１】汚水・へどろ類の吸排水装置の構造とその周辺
要素を示す説明図
要素を示す説明図
【図２】逆洗手段の説明図
【図３】車載可能とした汚水・へどろ類の吸排水装置の
正面図
正面図
【図４】タンクの底部を傾斜状に設けた汚水・へどろ類
の吸排水装置の側面図
の吸排水装置の側面図
Ｓ→汚水・へどろ類の吸排水装置 Ｗ→汚水 Ｌ→水位 １→汚水吸入管 ２→汚水排出管 １０→架台 １５→
フィルタ装置 ２０→逆洗手段 ２３→逆洗用配管 １００→第１タン
ク ２００→第２タンク １０３、２０３→(タンクの)底部 １１１、２１１→吸入口 １１２、２１２→開口 １１
３、２１３→排出口 １１５、２１５→第１チェック弁 １１６、２１６→第
２チェック弁 １１９、２１９→レベルスイッチ １２０→第１ルーツ
式多段真空ポンプ ２２０→第２ルーツ式多段真空ポンプ １２２、２２２
→吸込口 １３０→第１空気用配管 ２３０→第２空気用配管
フィルタ装置 ２０→逆洗手段 ２３→逆洗用配管 １００→第１タン
ク ２００→第２タンク １０３、２０３→(タンクの)底部 １１１、２１１→吸入口 １１２、２１２→開口 １１
３、２１３→排出口 １１５、２１５→第１チェック弁 １１６、２１６→第
２チェック弁 １１９、２１９→レベルスイッチ １２０→第１ルーツ
式多段真空ポンプ ２２０→第２ルーツ式多段真空ポンプ １２２、２２２
→吸込口 １３０→第１空気用配管 ２３０→第２空気用配管
Claims (4)
- 【請求項１】 第１チェック弁を介して汚水吸入管が接
続される吸入口と、第２チェック弁を設けた汚水排出管
が接続される排出口と、汚水の水位を検知するレベルス
イッチとを夫々備えた第１タンク及び第２タンクを設
け、その第１タンクの上部の開口と第１ルーツ式多段真
空ポンプの吸込口とを第１空気用配管で接続し、前記第
２タンクの上部の開口と第２ルーツ式多段真空ポンプの
吸込口とを第２空気用配管で接続し、前記第１ルーツ式
多段真空ポンプにより第１タンクに対する空気の吸入若
しくは排出を行い、前記第２ルーツ式多段真空ポンプに
より第２タンクに対する空気の排出若しくは吸入を行
い、かつ上記レベルスイッチの検知信号により前記第１
及び第２ルーツ式多段真空ポンプの正転、逆転駆動を交
互に切り替えることにより、上記第１タンクと第２タン
クへの汚水やへどろ類の吸入と排出とを交互に行うよう
に構成したことを特徴とする汚水・へどろ類の吸排水装
置。 - 【請求項２】 前記第１空気用配管又は第２空気用配管
から分岐した逆洗用配管を前記汚水吸入管に接続し、前
記第１又は第２ルーツ式多段真空ポンプの逆転駆動によ
り発生する加圧空気を前記汚水吸入管内に吐出させて、
該汚水吸入管内に付着し或いは閉塞した異物を除去する
逆洗手段を設けたことを特徴とする請求項１に記載した
汚水・へどろ類の吸排水装置。 - 【請求項３】 前記第１タンク及び第２タンクと、前記
第１ルーツ式多段真空ポンプ及び第２ルーツ式多段真空
ポンプと、それらに付属する配管や機器類を架台上にま
とめて設置し、該架台を車載可能に設けるように構成し
たことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載した汚
水・へどろ類の吸排水装置。 - 【請求項４】 前記第１タンク及び第２タンクを横長形
状としてそれらの底部を傾斜状に設け、前記第１空気用
配管及び第２空気用配管の各タンク側にフィルタ装置を
設けたことを特徴とする請求項３に記載した汚水・へど
ろ類の吸排水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27718996A JPH10103257A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 汚水・へどろ類の吸排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27718996A JPH10103257A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 汚水・へどろ類の吸排水装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103257A true JPH10103257A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17580055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27718996A Pending JPH10103257A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 汚水・へどろ類の吸排水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103257A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002054221A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-02-20 | Evac Internatl Oy | 真空装置を利用した汚水搬送方法と真空装置 |
| KR102238375B1 (ko) * | 2020-09-02 | 2021-04-12 | 수자원기술 주식회사 | 관로 내부 시공 부산물 진공 흡입 시스템 |
| CN112663706A (zh) * | 2019-10-16 | 2021-04-16 | 上海展冀膜结构有限公司 | 一种用于污水池的可移动吸泥装置 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27718996A patent/JPH10103257A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002054221A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-02-20 | Evac Internatl Oy | 真空装置を利用した汚水搬送方法と真空装置 |
| CN112663706A (zh) * | 2019-10-16 | 2021-04-16 | 上海展冀膜结构有限公司 | 一种用于污水池的可移动吸泥装置 |
| CN112663706B (zh) * | 2019-10-16 | 2024-03-15 | 上海展冀环境有限公司 | 一种用于污水池的可移动吸泥装置 |
| KR102238375B1 (ko) * | 2020-09-02 | 2021-04-12 | 수자원기술 주식회사 | 관로 내부 시공 부산물 진공 흡입 시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990601 |