JPH10102822A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JPH10102822A
JPH10102822A JP26059696A JP26059696A JPH10102822A JP H10102822 A JPH10102822 A JP H10102822A JP 26059696 A JP26059696 A JP 26059696A JP 26059696 A JP26059696 A JP 26059696A JP H10102822 A JPH10102822 A JP H10102822A
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JP
Japan
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hot water
snow melting
snow
melting
radiator
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Application number
JP26059696A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Izaki
博和 井崎
Haruo Horii
治雄 堀井
Tadao Okada
忠夫 岡田
Yoshiaki Kaneko
好章 金子
Yoshinobu Koga
義信 古賀
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10102822A publication Critical patent/JPH10102822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な熱量供給を行なって、熱効率の高い融
雪を行ない得る融雪装置を提供することを解決すべき課
題とする。 【解決手段】 融雪用放熱器11と、熱源機12と、融
雪用温水を循環させる温水回路13と、前記融雪用温水
を循環させる循環ポンプ15とを備え、前記温水回路
が、複数に分岐して設けられた放熱管18を有し、これ
らの各放熱管には、各放熱管への融雪用温水の供給およ
びその停止をなす開閉弁が設けられ、下流側の端部に
は、各放熱管から送り出される融雪用温水の温度を測定
する温度センサー24がそれぞれ設けられ、前記各開閉
弁が前記各温度センサーからの温度情報に基づき開閉駆
動させられるようになされていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場や道路ある
いは屋根等に設置されて、これらに積もった雪を溶かす
融雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の融雪装置として図5に示
す構造のものが知られている。
【0003】この図に符号1で示す融雪装置は、屋外に
設置される融雪用放熱器2と、融雪用温水を生成する熱
源機3と、この熱源機3と前記融雪用放熱器2との間で
前記融雪用温水を循環させる温水回路4とによって構成
されており、前記温水回路4は、前記融雪用放熱器2内
において複数に分岐されて複数の放熱管5(5a〜5
c)となされている。
【0004】これらの各放熱管5(5a〜5c)の流入
側の端部は、前記熱源機3の温水供給部に接続された分
配ヘッダー6へ接続されているとともに、吐出側の端部
は、前記熱源機3の温水戻し部に接続された集合ヘッダ
ー7へ接続され、さらに、これらの各放熱管5(5a〜
5c)が蓄熱材によって覆われることにより、前記融雪
用放熱器2となされている。
【0005】そして、このように構成された従来の融雪
装置1は、熱源機3において生成された融雪用温水が、
温水回路4により、融雪用放熱器2と前記熱源機3との
間で循環させられるとともに、前記融雪用放熱器2を通
過する間における積雪との熱交換により、この積雪を溶
かすようになっている。
【0006】そして、前記融雪用温水は、熱源機3から
分配ヘッダー6へ供給された後に、この分配ヘッダー6
から各放熱管5(5a〜5c)へ分配供給されることに
より、これらの放熱管5(5a〜5c)を覆って設けら
れている蓄熱材を暖め、さらに、これらの放熱管5(5
a〜5c)から集合ヘッダー7に集合させられた後に、
前記熱源機3へ戻されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された従来の融雪装置においては、各放熱部5(5
a〜5c)に融雪用温水を常時循環させることによって
融雪を行なうようにしていることから、つぎのような不
具合が生じている。
【0008】すなわち、連続的に融雪用温水を循環させ
ていることから、必要以上の熱量を蓄熱材に供給してし
まい、無駄な放熱が増加するといった問題点である。
【0009】また、分配ヘッダー6によって各放熱管5
(5a〜5c)へ融雪用温水を分配供給しているため
に、各放熱管5(5a〜5c)における融雪用温水の流
量が減少して、各放熱管5(5a〜5c)の出口での前
記融雪用温水の温度が下がりすぎてしまい、前記蓄熱材
の全体的な温度分布にむらが生じ、さらに、各放熱管5
(5a〜5c)を流れる融雪用温水の流量が不均一にな
りやすい。
【0010】一方、このような後者の問題点を解消する
ための一手段として、熱交換器3の能力を高めて、前記
融雪用温水の循環量を増やすことが考えられるが、加熱
器3等の大型化を招き、システムの設置コストが高騰す
るといった不具合が生じる。
【0011】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、適切な熱量供給を行なって、熱効率の
高い融雪を行ない得る融雪装置を提供することを第1の
解決すべき課題とし、装置の大型化を招くことなく十分
な流量を確保し均一な温度分布や融雪温水量を確保する
ことのできる融雪装置を提供することを第2の解決すべ
き課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の融雪装置は、前述した第1の課題を解決するために、
屋外に設置される融雪用放熱器と、融雪用温水を生成す
る熱源機と、この熱源機と前記融雪用放熱器との間で前
記融雪用温水を循環させる温水回路と、前記融雪用温水
を循環させる循環ポンプとを備え、前記温水回路が、複
数に分岐して設けられた放熱管を有し、これらの各放熱
管の上流側の端部には、各放熱管への融雪用温水の供給
およびその停止をなす開閉弁が設けられ、かつ、下流側
の端部には、各放熱管から送り出される融雪用温水の温
度を測定する温度センサーがそれぞれ設けられ、前記各
開閉弁が前記各温度センサーからの温度情報に基づき開
閉駆動させられるようになされていることを特徴とする
ものである。
【0013】本発明の請求項2に記載の融雪装置は、前
述した第1および第2の課題を解決するために、請求項
1において、前記複数の開閉弁の内の一つの開閉弁が閉
止された後に、他の開閉弁が順次開閉駆動させられるよ
うになされていることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項3に記載の融雪装置
は、前述した第1および第2の課題を解決するために、
請求項1あるいは請求項2において、前記複数の放熱管
の一つが、優先して融雪用温水が供給される優先放熱管
となされ、この優先放熱管への融雪用温水の供給がなさ
れている間においては、他の開閉弁の開閉動作が停止さ
せられあるいは制限されるようになされていることを特
徴とするものである。
【0015】さらに、本発明の請求項4に記載の融雪装
置は、前述した第1および第2の課題を解決するため
に、屋外に設置される融雪用放熱器と、融雪用温水を生
成する熱源機と、この熱源機と前記融雪用放熱器との間
で前記融雪用温水を循環させる温水回路と、前記融雪用
温水を循環させる循環ポンプとを備え、前記温水回路
が、複数に分岐して設けられた放熱管を有し、これらの
各放熱管の上流側の端部には、各放熱管への融雪用温水
の供給およびその停止をなす開閉弁が設けられ、これら
の各開閉弁が設定時間毎に順次開閉駆動させられるよう
になされていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1および図2を参照して説明する。
【0017】図1において、符号10は、本実施形態に
係わる融雪装置を示し、この融雪装置10は、屋外に設
置される融雪用放熱器11と、融雪用温水を生成する熱
源機12と、この熱源機12と前記融雪用放熱器11と
の間で前記融雪用温水を循環させる温水回路13とを備
えている。
【0018】詳述すれば、前記熱源機12は、ガスある
いは石油を用いたバーナー型の加熱器14と、この加熱
器14とともに前記温水回路13の一部を構成するとと
もに、前記融雪用温水を循環させる循環ポンプ15とを
備えている。
【0019】前記温水回路13は、前記熱源機12から
融雪用放熱器11へ融雪用温水を供給する温水供給管1
6と、この温水供給管16に接続された分配ヘッダー1
7と、この分配ヘッダー17に並列的に接続され、前記
融雪用放熱器11の放熱部分を3等分するようにして配
設された3本の放熱管18(18a〜放熱管18c)
と、これらの放熱管18(18a〜18c)の下流側の
端部が接続された集合ヘッダー19と、この集合ヘッダ
ー19と前記熱源機12とを接続する温水戻し管20と
によって形成されており、前記各放熱管18(18a〜
18c)の前記分配ヘッダー17との接続部分には、各
放熱管18(18a〜18c)への融雪用温水の供給お
よびその停止をなす電磁弁等の開閉弁21〜23(第1
開閉弁21、第2開閉弁22、第3開閉弁23)が設け
られているとともに、前記各放熱管18(18a〜18
c)の前記集合ヘッダー19との接続部分には、各放熱
管18(18a〜18c)から集合ヘッダー19に回収
される融雪用温水の温度を検出する温度センサー24〜
26がそれぞれ設けられている。
【0020】そして、前記加熱器14、循環ポンプ1
5、開閉弁21〜23、および、温度センサー24〜2
6には、制御ユニット27が接続されており、この制御
ユニット27に、前記温度センサー24〜26から前記
各放熱管18(18a〜18c)の出口部分の融雪用温
水温度が入力されるようになされているとともに、これ
らの各温度情報に基づき、前記加熱器14の能力や循環
ポンプ15の作動量、ならびに、前記開閉弁21〜23
の作動が制御されるようになっている。
【0021】ついで、このように構成された本実施形態
に係わる融雪装置10の作用について、図1および図2
を参照して説明する。
【0022】まず、融雪運転が開始されると、循環ポン
プ15が作動させられて温水回路13内の融雪用温水の
循環がなされるとともに、加熱器14が点火されて前記
循環されている融雪用温水の加熱が開始される。
【0023】このような運転開始の初期段階において
は、前記各温度センサー24〜26によって検出され
る、各放熱管18(18a〜18c)の出口における融
雪用温水温度は低く、この温度情報が前記制御ユニット
27へ出力されるとともに、この温度情報に基づき、前
記制御ユニット27から前記加熱器14へ信号が出力さ
れて、その運転能力が調整され、かつ、前記各開閉弁2
1〜23へ駆動信号が出力されて、図2に示すように、
前記全開閉弁21〜23が開放される。
【0024】これによって、所定温度に加熱された融雪
用温水が、前記分配ヘッダー17および各開閉弁21〜
23を介して各放熱管18(18a〜18c)へ送り込
まれ、その熱が各放熱管18(18a〜18c)から蓄
熱材へ伝達されて蓄熱されるとともに、積雪との熱交換
が行なわれて融雪が行なわれる。
【0025】このような積雪との熱交換により、前記融
雪用温水は、その温度が低下させられて前記集合ヘッダ
ー19へ回収されるが、融雪用温水が継続して循環させ
られており、かつ、前記蓄熱材と雪との熱交換が徐々に
平衡することから、各放熱管18(18a〜18c)か
ら蓄熱材へ伝達される熱量も徐々に減少し、この結果、
前記各放熱管18(18a〜18c)の出口における融
雪用温水温度が徐々に上昇する。
【0026】そして、各放熱管18(18a〜18c)
の出口における融雪用温水温度が設定温度T1以上にな
ると、その温度情報が各温度センサー24〜26から制
御ユニット27へ出力されるとともに、前記制御ユニッ
ト27から各開閉弁21〜23へ駆動信号が出力され
て、図2に示すように、これらの開閉弁21〜23が個
別に閉止させられ、これに伴って、各放熱管18(18
a〜18c)への融雪用温水の供給が停止される。
【0027】このような融雪用温水の供給停止後におい
ても、前記各放熱管18(18a〜18c)を覆って設
けられている蓄熱材に蓄積された熱によって融雪処理は
継続して行なわれ、時間の経過とともに、各放熱管18
(18a〜18c)の出口における融雪用温水の熱が、
前記蓄熱材を介して徐々に放熱されて、この融雪用温水
温度が徐々に下降する。
【0028】そして、各放熱管18(18a〜18c)
の出口における融雪用温水温度が所定温度T2以下にな
ると、その温度情報が各温度センサー24〜26から制
御ユニット27へ出力されるとともに、この制御ユニッ
ト27から、設定温度T2以下となった放熱管18(1
8a〜18c)に対応して設けられている開閉弁21〜
23へ駆動信号が出力されて、該当する開閉弁21〜2
3が開放されるとともに、放熱管18(18a〜18
c)へ融雪用温水の供給が再開される。
【0029】このような操作が反復実施されることによ
り、融雪処理が行なわれるが、前述したように、前記融
雪用放熱器11への融雪用温水の供給が間欠的に行なわ
れることから、熱量の過供給が抑制されて、熱損失が少
なく高効率の融雪処理が行なわれる。
【0030】しかも、融雪用温水の供給が停止させられ
た状態においても蓄熱材に蓄えられた熱によって融雪処
理が行なわれることから、融雪処理が途切れることはな
く、安定した融雪処理が実施される。
【0031】一方、前述した融雪処理は各放熱管18
(18a〜18c)毎に独立して行なわれるが、前記融
雪用放熱器11の放熱面の部位によって積雪量が異なる
場合や日当たり状況が異なる場合等、前記放熱面の各部
位において熱交換量が異なるため、前記各放熱管18
(18a〜18c)の出口における融雪用温水温度の時
間的な変化も同様に異なり、これに伴って、図2に示す
ように、各開閉弁21〜23の開閉時期や開時間や閉時
間が異なり、各放熱管18(18a〜18c)への融雪
用温水の供給サイクルや供給時間にずれが生じる。
【0032】このように、各放熱管18(18a〜18
c)間において融雪用温水の供給サイクルや供給時間に
ずれが生じると、全放熱管18(18a〜18c)に融
雪用温水を同時に供給する時間が少なくなることから、
一つの放熱管18(18a〜18c)に供給される融雪
用温水量が増加し、この結果、融雪用温水の流れが安定
するとともに、供給熱量が安定し、むらのない融雪処理
が可能となる。
【0033】しかも、熱源機12等の大型化や能力増強
等の手段を用いることなく、前記融雪用温水の供給量が
確保され、製造コストの高騰が抑制される。
【0034】ついで、本発明の第2の実施形態について
図3に基づき説明する。
【0035】本実施形態は、各放熱管18(18a〜1
8c)に供給する融雪用温水の供給パターンに変更を加
えたもので、前記各開閉弁21〜23は、前記実施形態
と同様に、対応する温度センサー24〜26によって検
出される各放熱管18(18a〜18c)の出口におけ
る融雪用温水温度が設定温度T2以下である場合に開放
され、かつ、設定温度T1以上である場合に開放される
ようになっており、さらに、開放された開閉弁(たとえ
ば第1開閉弁21)が閉止させられた時点で、放熱管1
8の出口における温度が設定温度T2以下である放熱管
(たとえば放熱管18b)に対応した開閉弁(たとえば
第2開閉弁22)が開放されるようにして、常に一つの
放熱管18のみに融雪用温水が供給されるようにしたも
のである。
【0036】このような融雪用温水の供給形態とするこ
とにより、融雪用温水が循環させられる温水回路13の
容積が狭められて、前記放熱管18に送り込まれる融雪
用温水量が十分に確保される。
【0037】この結果、融雪用温水の流れが安定すると
ともに供給熱量が安定し、むらのない融雪処理が可能と
なり、しかも、融雪用温水の供給量を確保するために、
熱源機12等の大型化や能力増強等の手段を用いる必要
がなく、製造コストの高騰が抑制される。
【0038】さらに、本発明の第3の実施形態について
図4を参照して説明する。
【0039】本実施形態においては、第2の実施形態と
同様に、各放熱管18(18a〜18c)に供給する融
雪用温水の供給パターンに変更を加えたものであり、各
開閉弁21〜23の開放時間を一定に設定するととも
に、この一定時間Hが経過する毎に、開放する開閉弁を
順次変更することにより、各放熱管18(18a〜18
c)に、一つづつかつ順番に融雪用温水を供給するよう
にしたものである。
【0040】たとえば、最初に第1開閉弁21を開放し
た場合、一定時間H後にこの第1開閉弁21が閉止さ
れ、これと同時に第2開閉弁22が開放され、さらに一
定時間Hが経過すると、第2開閉弁22が閉止されると
ともに第3開閉弁23が開放される。
【0041】この第3開閉弁23の開放時間が一定時間
Hに至ると、この第3開閉弁23が閉止されるととも
に、前記第1開閉弁21が開放され、以降、同様の操作
が繰り返し行なわれることにより、融雪処理が行なわれ
る。
【0042】このような融雪用温水の供給形態とするこ
とによっても、融雪用温水が循環させられる温水回路1
3の容積が狭められて、前記放熱管18に送り込まれる
融雪用温水量が十分に確保される。
【0043】この結果、融雪用温水の流れが安定すると
ともに供給熱量が安定し、むらのない融雪処理が可能と
なり、しかも、融雪用温水の供給量を確保するために、
熱源機12等の大型化や能力増強等の手段を用いる必要
がなく、製造コストの高騰が抑制される。
【0044】これは、たとえば、前記温度センサー24
〜26の設置が不可能な場合において、前記複数の開閉
弁21〜23の開閉操作のタイミングが確実に制御され
る。
【0045】なお、前記各実施形態において示した各構
成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に
基づき種々変更可能である。
【0046】たとえば、前記各実施形態においては開閉
弁21〜23や放熱管18(18a〜18c)、およ
び、温度センサー24〜26を3組並列的に配置して例
について示したが、その設置数は任意である。
【0047】また、第1の実施形態および第2の実施形
態において、3つの放熱管18(18a〜18c)の内
の一つを優先放熱管としておき、他の放熱管18への融
雪用温水供給時であっても、前記優先放熱管に対する融
雪用温水供給信号が出力された場合に、他の放熱管18
への融雪用温水供給を停止させるか、あるいは、供給量
を制限させるようにすることも可能である。
【0048】このような給湯形態とすることにより、融
雪用放熱器11の特定部位の融雪が優先的に行なわれ、
たとえば、往来の頻度の高い場所の融雪を優先させるこ
とが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係わる融雪装置によれば、融雪用放熱器への融雪用温水
の供給を間欠的に行なうことにより、融雪用放熱器への
熱量の過供給を抑制することができ、これによって、熱
損失が少なく高効率の融雪処理を行なうことができる。
【0050】また、本発明の請求項2および請求項4に
係わる融雪装置によれば、請求項1によって得られる作
用効果に加えて、融雪用温水が循環させられる温水回路
の容積を狭めて、前記放熱管に送り込まれる融雪用温水
量を十分に確保し、これによって、融雪用温水の流れを
安定させるとともに供給熱量を安定化し、むらのない融
雪処理を行なうことができる。
【0051】しかも、融雪用温水の供給量を確保するた
めに、熱源機等の大型化や能力増強等の手段を用いる必
要がなく、製造コストの高騰を抑制することができる。
【0052】さらに、本発明の請求項3に係わる融雪装
置によれば、請求項1または請求項2によって得られる
作用効果に加えて、複数ある放熱管の一つに優先的に熱
を供給することにより、融雪用放熱器の特定部位に対応
する部分を優先的に融雪することができ、たとえば、往
来の頻度に応じた融雪処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる融雪装置のシ
ステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係わる複数の開閉弁
の動作のタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態に係わる複数の開閉弁
の動作のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第3の実施形態に係わる複数の開閉弁
の動作のタイミングチャートである。
【図5】従来の融雪装置の一例を示すシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
10 融雪装置 11 融雪用放熱器 12 熱源機 13 温水回路 14 加熱器 15 循環ポンプ 18(18a〜18c) 放熱管 21〜23 開閉弁 24〜26 温度センサー 27 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 好章 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 古賀 義信 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外に設置される融雪用放熱器と、融雪
    用温水を生成する熱源機と、この熱源機と前記融雪用放
    熱器との間で前記融雪用温水を循環させる温水回路と、
    前記融雪用温水を循環させる循環ポンプとを備え、前記
    温水回路が、複数に分岐して設けられた放熱管を有し、
    これらの各放熱管の上流側の端部には、各放熱管への融
    雪用温水の供給およびその停止をなす開閉弁が設けら
    れ、かつ、下流側の端部には、各放熱管から送り出され
    る融雪用温水の温度を測定する温度センサーがそれぞれ
    設けられ、前記各開閉弁が前記各温度センサーからの温
    度情報に基づき開閉駆動させられるようになされている
    ことを特徴とする融雪装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の開閉弁の内の一つの開閉弁が
    閉止された後に、他の開閉弁が順次開閉駆動させられる
    ようになされていることを特徴とする請求項1に記載の
    融雪装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の放熱管の一つが、優先して融
    雪用温水が供給される優先放熱管となされ、この優先放
    熱管への融雪用温水の供給がなされている間において
    は、他の開閉弁の開閉動作が停止させられあるいは制限
    されるようになされていることを特徴とする請求項1あ
    るいは請求項2の何れかに記載の融雪装置。
  4. 【請求項4】 屋外に設置される融雪用放熱器と、融雪
    用温水を生成する熱源機と、この熱源機と前記融雪用放
    熱器との間で前記融雪用温水を循環させる温水回路と、
    前記融雪用温水を循環させる循環ポンプとを備え、前記
    温水回路が、複数に分岐して設けられた放熱管を有し、
    これらの各放熱管の上流側の端部には、各放熱管への融
    雪用温水の供給およびその停止をなす開閉弁が設けら
    れ、これらの各開閉弁が設定時間毎に順次開閉駆動させ
    られるようになされていることを特徴とする融雪装置。
JP26059696A 1996-10-01 1996-10-01 融雪装置 Withdrawn JPH10102822A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101181490B1 (ko) 2010-07-02 2012-09-11 주식회사 애강그린텍 지역난방방식의 자동제어 난방시스템 및 난방 제어방법

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