JPH10102777A - 柱筋先組工法における柱筋組立方法と組立用装置 - Google Patents

柱筋先組工法における柱筋組立方法と組立用装置

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JPH10102777A
JPH10102777A JP27861496A JP27861496A JPH10102777A JP H10102777 A JPH10102777 A JP H10102777A JP 27861496 A JP27861496 A JP 27861496A JP 27861496 A JP27861496 A JP 27861496A JP H10102777 A JPH10102777 A JP H10102777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
assembling
brace
frame
assembly
Prior art date
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Pending
Application number
JP27861496A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Nishikawa
繁喜 西川
Masayuki Tsumura
正幸 津村
Taiji Okai
泰二 岡井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Publication of JPH10102777A publication Critical patent/JPH10102777A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突き当て板を多数設けることなしに、横組が
完成した柱筋の移動を不要とし、経済性、安全性の向上
を図る。 【解決手段】 突き当て板3をキャスター5A〜5Dに
よって移動可能とされた枠体2に鉛直状に取り付けて柱
筋Fの横組を行うべき作業場所の所定位置に移動し、柱
筋の横組を行う。このための組立用装置1を、枠体2の
支柱2A〜2Dの各下方にジャッキ4A〜4Dとキャス
ター5A〜5Dとを設け、枠体2に鉛直状に突き当て板
3を取り付けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱筋先組工法で横
組を行う場合の柱筋組立方法、及びそのための組立用装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】柱筋先組工法において横組を行う場合、
従来においては、先ず柱筋の端部を揃えるための突き当
て板を所要の場所に設置、固定し、この突き当て板に柱
筋の端部をあてて位置決めしながら所要の横組作業を行
ない、これにより横組された柱筋の端部が不揃いになる
のを防止している。このようにして所要の横組作業が完
了すると、次の横組作業のために、組立の完了した柱筋
を別の場所へ移動させ、この突き当て板が設置、固定さ
れている場所で次の組立作業を行っていた。また、別の
従来方法として、先組本数に見合った数の突き当て板を
予め設置、固定しておき、これらの突き当て板を用い
て、組立完了毎に柱筋を移動させることなしに必要数の
柱筋の組立を行うという方法も用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法に
よると、組み上った柱筋をその都度クレーンで吊り上
げ、所定の保管場所へ移動させておく必要があるので、
柱筋の移動などの作業が伴うことによる手数、費用、危
険性の増加に加え、組立てた柱筋が移動させた際に変形
するなどして品質の低下を招く虞が生じるという問題点
を有している。一方後者の方法によると、広大な加工ヤ
ードが必要となり、且つ突き当て板の数も相当数量にな
るため、費用が嵩むという問題点を有している。
【0004】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができる、柱筋先組
工法における柱筋組立方法及びそのための組立用装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、柱筋先組工法で横組を行う場合の柱
筋組立方法において、突き当て板をキャスターによって
移動可能とされた枠体に鉛直状に取り付けて柱筋の横組
を行うべき作業場所の所定位置に移動し、前記突き当て
板に柱筋の端部をあてて揃え、柱筋の横組を行うように
した点にある。
【0006】この方法によれば、柱筋の組立が完了した
場合、突き当て板を、キャスターによって枠体と共に柱
筋の組立が完了した場所から次に柱筋の組立を行うべき
次の場所にまで移動させて設置し、この突き当て板に柱
筋の端部をあてて揃え、柱筋の横組を行うことができ
る。このように、突き当て板を順次移動させて柱筋の組
立を行うことができるので、横組で完成した柱筋をその
度に移動させる必要がなく、組立完了の度に組み上がっ
た柱筋を移動させなければならないことに伴う各種の不
具合を回避することができる。
【0007】本発明による他の特徴は、柱筋先組工法で
横組を行う場合に柱筋の端部を揃えるために用いられる
組立用装置であって、少なくとも3本の支柱を有する枠
体と、前記支柱の各下方に設けられたジャッキと、該ジ
ャッキに対応して設けられたキャスターと、前記枠体に
鉛直状に取り付けられた突き当て板とを備えて成る点に
ある。
【0008】この構成によれば、突き当て板がキャスタ
ーにより移動可能であるから、柱筋先組工法において横
組を行う場合、その組立場所へ突き当て板を簡単に移動
させて設置することができる。ここで、突き当て板の鉛
直性は、枠体の支柱下方に設けられたジャッキにより枠
体全体の鉛直性を調整して確保することができ、したが
って、組立が完了した柱筋をそのままにして、組立用装
置を別の場所に移動させて次の組立を行うことが可能と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0010】図1は、柱筋先組工法で横組を行う場合に
柱筋の先端を揃えるために使用する、本発明による組立
用装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。組立用
装置1は、4本の支柱を有する枠体2を有し、枠体2に
はベニヤ板から成る突き当て板3が鉛直状に取付けられ
ている。
【0011】図1では枠体2の4本の支柱のうち手前の
3本の支柱2A、2B、2Cのみが見えており、図示の
実施の形態においては、これの支柱2A〜2C及び図1
では見えていないもう一本の支柱2Dとを含んで構成さ
れる梯子型建枠21と、該梯子型建枠21の上に水平に
架け渡された鋼製布枠22とにより枠体2が構成されて
いる。
【0012】支柱2A〜2Dの各下端にはジャッキ4A
〜4Dが設けられており、これらのジャッキ4A〜4D
の下方にはキャスター5A〜5Dがそれぞれ取り付けら
れている。したがって、ジャッキ4A〜4Dによる伸縮
調整をすることにより、枠体2全体の鉛直性を調整して
確保することができる。このようにして枠体2の鉛直性
が確保できれば、枠体2に鉛直状に取り付けられている
突き当て板3もまた鉛直となる。なお、枠体2に設けら
れる支柱は4本に限定されるものではなく、例えば3本
にしてもよく、この場合には鉛直性の調整がむしろ楽に
なるという利点を得ることができる。
【0013】上述の如く構成された組立用装置1によれ
ば、鉄筋先組工法で横組を行う場合、その組立場所に組
立用装置1をキャスター5A〜5Dにより移動し、突き
当て板3が所要の位置で鉛直性が確保できるようジャッ
キ4A〜4Dによる伸縮調整を行い、これにより、柱筋
の先端を突き当て板3にあてて揃えることができる。
【0014】図2には、組立用装置1の上述した使用状
態を説明するための図が示されている。図2には、組立
用装置1をキャスター5A〜5Dにより加工ヤードの所
要の組立場所に移動して設定し、ジャッキ4A〜4Dに
よる伸縮調整により突き当て板3の鉛直性を確保した状
態を示している。図2で、符号Fは横組のために用意さ
れた柱筋であり、これらの柱筋Fの各先端FAを突き当
て板3の表面にあてて各先端FAの位置を揃えることが
できる。このようにして各先端FAの位置が揃えられた
柱筋Fに対して帯筋等の補助筋を緊結して所要の組立を
終了したならば、組立用装置1をキャスター5A〜5D
により次の組立場所へと移動する。そして、次の組立場
所において再び鉛直性確保のためジャッキ4A〜4Dに
よる伸縮調整を行ない、同様にして次の柱筋の横組を行
う。
【0015】このように、組立用装置1を所要の場所に
次々と移動して所要の場所に突き当て板3を設置するこ
とが簡単にできるので、横組が完成した柱筋をクレーン
で吊り上げ、移動するなどの作業が不要となり、手数や
費用を低減させることができる上に、移動のための柱筋
変形による品質の低下もなく、クレーン作業による危険
作業もなくなる。そして、突き当て板を予め多数設けて
おく従来の方法に比べ、広大な加工ヤードが不要で突き
当て板装置の数も少なくて済み、著しく経済的である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、突き当て板をキャスタ
ーによって移動可能とされた枠体に鉛直状に取り付けて
柱筋の横組を行うべき作業場所の所定位置に移動し、前
き当て板に柱筋の端部をあてて揃え、柱筋の横組を行う
ようにしたので、横組が完成した柱筋をクレーンで吊り
上げ、移動するなどの作業が不要となり、手数や費用を
低減させることができる上に、移動のための柱筋変形に
よる品質の低下もなく、クレーン作業による危険作業も
なくなる。そして、突き当て板を予め多数設けておく従
来の方法に比べ、広大な加工ヤードが不要で突き当て板
装置の数も少なくて済み、著しく経済的である。
【0017】また、組立用装置によれば、突き当て板が
キャスターにより移動可能であるから、柱筋先組工法に
おいて横組を行う場合、その組立場所へ突き当て板を簡
単に移動させて設置することができる。ここで、突き当
て板の鉛直性は、枠体の支柱下方に設けられたジャッキ
により枠体全体の鉛直性を調整して確保することができ
る。したがって、組立が完了した柱筋をそのままにし
て、組立用装置を別の場所に移動させて次の組立を行う
ことが可能となり、組立完了のたびに組み上がった柱筋
を移動させなければならないことに伴う各種の不具合を
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱筋先組工法で横組を行う場合に使用する本発
明による組立用装置の斜視図。
【図2】図1に示した組立用装置を用いて柱筋先組工法
で横組を行う場合の方法を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 組立用装置 2 枠体 2A〜2D 支柱 3 突き当て板 4A〜4D ジャッキ 5A〜5D キャスター F 柱筋 FA 先端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱筋先組工法で横組を行う場合の柱筋組
    立方法において、突き当て板をキャスターによって移動
    可能とされた枠体に鉛直状に取り付けて柱筋の横組を行
    うべき作業場所の所定位置に移動し、前記突き当て板に
    柱筋の端部をあてて揃え、柱筋の横組を行うようにした
    ことを特徴とする柱筋先組工法における柱筋組立方法。
  2. 【請求項2】 柱筋先組工法で横組を行う場合に柱筋の
    端部を揃えるために用いられる組立用装置であって、少
    なくとも3本の支柱を有する枠体と、前記支柱の各下方
    に設けられたジャッキと、該ジャッキに対応して設けら
    れたキャスターと、前記枠体に鉛直状に取り付けられた
    突き当て板とを備えて成ることを特徴とする組立用装
    置。
JP27861496A 1996-10-01 1996-10-01 柱筋先組工法における柱筋組立方法と組立用装置 Pending JPH10102777A (ja)

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JP27861496A JPH10102777A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 柱筋先組工法における柱筋組立方法と組立用装置

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JP27861496A JPH10102777A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 柱筋先組工法における柱筋組立方法と組立用装置

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JPH10102777A true JPH10102777A (ja) 1998-04-21

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JP27861496A Pending JPH10102777A (ja) 1996-10-01 1996-10-01 柱筋先組工法における柱筋組立方法と組立用装置

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JP (1) JPH10102777A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186863A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 東海メタル株式会社 可動式治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017186863A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 東海メタル株式会社 可動式治具

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