JPH1010196A - 論理エミュレーション装置 - Google Patents

論理エミュレーション装置

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JPH1010196A
JPH1010196A JP8161531A JP16153196A JPH1010196A JP H1010196 A JPH1010196 A JP H1010196A JP 8161531 A JP8161531 A JP 8161531A JP 16153196 A JP16153196 A JP 16153196A JP H1010196 A JPH1010196 A JP H1010196A
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logic
signal
circuit
value
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JP8161531A
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Masakazu Murase
正和 村瀬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、動作不良解析が容易に行える
論理エミュレーション装置を提供するにある。 【解決手段】論理エミュレーション装置のエミュレータ
ー100は、論理回路の全体のネットリストをプログラ
マブルな論理素子及び接続素子から構成される全体論理
展開領域20を有しており、この全体論理展開領域20
に全体の論理回路を展開して、論理回路の全体の動作解
析行う。さらに、論理回路の一部の部分回路を全体の論
理回路から独立して展開できるとともに、すべての信号
を観測可能なプログラマブルな論理素子と接続素子から
構成される詳細論理動作解析領域40を備え、全体の論
理回路の内の特定部分の部分回路を詳細論理動作解析領
域40に展開して、この部分回路の動作解析を行うよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理エミュレーシ
ョン装置に係り、特に、エミュレーション対象の論理回
路における動作不良解析において有効な論理エミュレー
ション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の論理エミュレーション装置は、例
えば、特開平2−245831公報に記載のように、信
号観測のための観測可能端子を論理素子,接続素子,基
板内に持ち、あらかじめ利用者が指定した信号を基板の
観測可能端子まで引き出し、この端子に接続した外部ロ
ジックアナライザにより観測信号をサンプリングし、波
形表示するようにしている。利用者が予め指定したキー
となる信号を観測することにより、エミユレーション対
象の論理回路における動作解析を行っている。また、論
理回路上で実行されるプログラムの動作解析も行うこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、論理回路の動作不良の解析が容易でな
いという問題があった。即ち、論理回路のエミュレーシ
ョン時に、動作不良があると、キーとなる信号の中で期
待値と異なるものを調査し、そのキーとなる信号の値を
決定するサブキー信号を指定して、展開データ作成し、
エミュレーションを行う。ここで、サブキーの中で期待
値と異なるものをさらに調査し、このサブキーとなる値
を決定するサブサブキー信号を指定して、展開データ作
成し、エミュレーションを行う。このようにして、動作
不良箇所を特定するために、キー信号からサブキー信号
に、サブキー信号からサブサブキー信号にというよう
に、観測信号を局所化して実施する必要があるため、論
理回路の動作不良の解析が容易でないものであった。
【0004】本発明の目的は、動作不良解析が容易に行
える論理エミュレーション装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、論理回路の全体のネットリストをプログ
ラマブルな論理素子及び接続素子から構成される全体論
理展開領域に展開して、上記論理回路の全体の動作解析
行う論理エミュレーション装置において、上記論理回路
の一部の部分回路を全体の論理回路から独立して展開で
きるとともに、すべての信号を観測可能なプログラマブ
ルな論理素子と接続素子から構成される詳細論理動作解
析領域を備え、全体の論理回路の内の特定部分の部分回
路を上記詳細論理動作解析領域に展開して、この部分回
路の動作解析を行うように構成したものであり、かかる
構成により、部分回路に対して動作解析を行うため、動
作不良解析が容易に行い得るものとなる。
【0006】上記論理エミュレーション装置において、
好ましくは、上記論理回路のネットリストは、階層化さ
れており、外部から指定した観測信号に対して、この観
測信号を決定する部分回路を上記ネットリスト上の下位
階層の切り口信号である階層渡り信号レベルで抽出し、
上記詳細論理動作解析領域に展開して、この抽出された
部分回路の動作解析を行うようにしたものである。
【0007】上記論理エミュレーション装置において、
好ましくは、上記論理回路のネットリストは、階層化さ
れており、下位階層の切り口信号である階層渡り信号の
値を記憶する階層渡り信号記憶領域を備え、上記詳細論
理動作解析領域に展開された部分回路の動作解析は、こ
の階層渡り信号記憶領域に記憶された階層渡り信号値に
基づいて行うようにしたものである。
【0008】上記論理エミュレーション装置において、
好ましくは、上記階層渡り信号記憶領域に記憶された階
層渡り信号値を外部より設定可能な信号値設定手段を備
えるようにしたものである。
【0009】上記論理エミュレーション装置において、
好ましくは、上記詳細論理動作解析領域に上記部分回路
を展開する際に、上記部分回路に加えて、不定値伝播を
1で表し、論理値伝播を0で表す不定値解析回路を付加
して展開するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る論理エミュレーション装置について、図1,図2,図
3を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
よる論理エミュレーション装置のシステムブロック図で
あり、図2は、本発明の一実施の形態による論理エミュ
レーション装置の中のエミュレーターのブロック図であ
り、図3は、本発明の一実施の形態による論理エミュレ
ーション装置においてエミュレーションする論理回路構
成の一例の説明図である。
【0011】図1において、論理エミュレーション装置
は、エミュレーター100とワークステーション200
によって構成されている。エミュレーター100の内部
構成については、図2を用いて説明するが、エミュレー
ター100は、エミュレーションすべき論理回路を展開
し、展開された論理回路をエミュレーションして、論理
解析する。
【0012】ワークステーション200は、全体の制御
を司るCPU210と、展開すべき論理回路のネットリ
ストのファイルや論理回路の入力信号のファイルなどの
格納された記憶装置220と、エミュレーター100へ
の実行指令を入力したり、エミュレーター100による
エミュレーション結果を表示する入出力装置230から
構成されている。
【0013】入出力装置230から展開すべき論理回路
の入力指令が入力されると、その指令は、バスライン2
40を介して、CPU210に入力される。CPU21
0は、記憶装置220に予め格納されている論理回路の
ネットリストをバスライン250を介して読み出す。C
PU210は、読み出されたネットリストに基づいて展
開データを作成し、この展開データをバスライン260
を介して、エミュレーター100に渡される。
【0014】CPU210の指令により、動作解析すべ
き論理回路に対して予め設定されている複数の時系列入
力信号が、バスライン250,260を介して、エミュ
レーター100に与えられ、入出力装置230からエミ
ュレーションの実行が入力されると、エミュレーター1
00は、入力信号に対して展開された論理回路の論理動
作を実行する。予め指定されているキー信号が観測信号
として、バスライン260を介して、CPU210に取
り込まれる。観測信号は、バスライン240を介して入
出力装置230に転送され、入出力装置230の表示部
に表示される。
【0015】次に、図2を用いて、エミュレーターの構
成について説明する。エミュレーター100は、全体論
理展開領域20と、詳細論理動作解析領域40と、階層
渡り信号値記憶領域30と、制御回路10から構成され
ている。
【0016】全体論理展開領域20は、論理回路全体を
展開・エミュレーションする領域である。詳細論理動作
解析領域40は、全体論理展開領域20に展開された論
理回路の一部である下部階層の部分論理回路を展開・エ
ミュレーションする領域である。階層渡り信号値記憶領
域30は、全体論理展開領域20に展開された全体論理
回路から詳細論理動作解析領域40に展開された部分回
路へ渡る信号である階層渡り信号値、又は装置外部から
詳細論理動作解析領域40に展開された部分回路への入
力信号として与えられる信号値を記憶する領域である。
階層渡りについては、図3を用いて後述する。制御回路
10は、全体論理展開領域20,詳細論理動作解析領域
40,階層渡り信号値記憶領域30を制御する。
【0017】制御回路10と全体論理展開領域20は、
接続配線20Aによって接続されている。制御回路10
と詳細論理動作解析領域40は、接続配線40Aによっ
て接続されている。制御回路10と階層渡り信号値記憶
領域30は、接続配線30Aによって接続されている。
【0018】また、制御回路10とワークステーション
200を接続するバスライン260は、7種の信号線か
ら構成されている。即ち、モード選択信号が与えられる
信号線S1,展開データが与えられる信号線S2,入力
信号値が与えられる信号線S3,観測信号を外部に出力
する信号線群S4,記憶素子選択信号が与えれる信号線
S5,記憶素子データバスである信号線S6,及び記憶
素子内アドレスが与えられる信号線S7から構成されて
いる。
【0019】次に、全体論理展開領域20,階層渡り信
号値記憶領域30,詳細論理動作解析領域40の内部構
成について説明する。全体論理展開領域20は、プログ
ラマブルな論理素子21と、プログラマブルな接続素子
22,23,24,25と、論理素子21と接続素子2
2,23,24,25の間を接続する配線20Bで構成
される。なお、図2においては、1個の論理素子21の
みが図示されているが、実際には、全体論理展開領域2
0に展開すべき全体論理回路の回路素子の数に対応する
論理素子から構成され、また、それらの論理素子間の接
続状態をプログラムするに十分な数の接続素子から構成
されている。
【0020】ここで、全体論理展開領域20に展開され
る全体回路の一例について、図3を用いて説明する。全
体回路は、最上位階層300、及び最上位階層300に
対して階層構造を有している下位階層310,320か
ら構成されている。下位階層310,320及び最上位
階層300を含む全体回路の回路構成が、全体論理展開
領域20に展開される。
【0021】最上位階層300は、例えば、入力端子I
N_A,IN_B,IN_C,IN_D,IN_E,I
N_F,IN_Gを備えている。また、最上位階層30
0は、例えば、出力端子OUT_A,OUT_B,OU
T_C,OUT_D,OUT_E,OUT_Fを備えて
いる。
【0022】最上位階層300は、論理素子として、例
えば、アンド回路AND_1,AND_2、オア回路O
R_1、インバータ回路IV_1、フリップフロップ回
路FF_A,FF_Bを備えている。また、最上位階層
300の中の下位階層310は、図3の下方に拡大して
図示してあるように、論理素子として、例えば、オア回
路OR_11、アンド回路AND_11、フリップフロ
ップ回路FF_11、インバータ回路IV_11,IV
_12を備えている。最上位階層300の中の下位階層
320は、図3の下方に拡大して図示してあるように、
論理素子として、例えば、オア回路OR_21、アンド
回路AND_21,AND_22、フリップフロップ回
路FF_21、インバータ回路IV_21を備えてい
る。全体回路を全体論理展開領域20に展開すると、こ
れらの各論理素子が、それぞれ、全体論理展開領域20
の中の複数個の論理素子21にプログラムされる。
【0023】また、各論理素子間の接続関係や、論理素
子と入力端子や出力端子間の接続関係は、次のようにな
っている。入力端子IN_A,IN_Bは、アンド回路
AND_1の入力端子に接続されている。入力端子IN
_C,IN_Dは、アンド回路AND_2の入力端子に
接続されている。アンド回路AND_1の出力端子とア
ンド回路AND_2の出力端子は、オア回路OR_1の
入力端子に接続されている。オア回路OR_1の出力端
子は、直接、下位階層310の入力端子IN_11に接
続され、また、インバータ回路IV_1を介して、下位
階層310の入力端子IN_12に接続されている。入
力端子IN_E,IN_Fは、それぞれ、下位階層31
0の入力端子IN_13,IN_14に接続されてい
る。入力端子IN_Gは、フリップフロップ回路FF_
A,FF_Bのリセット端子に接続されている。入力端
子IN_Hは、下位階層320の入力端子IN_21に
接続されている。
【0024】下位階層310の出力端子OUT_11
は、フリップフロップ回路FF_Aのセット端子に接続
されている。フリップフロップ回路FF_Aの出力
(Q)端子は、最上位階層300の出力端子OUT_A
に接続されている。下位階層310の出力端子OUT_
12は、最上位階層300の出力端子OUT_Bに接続
されている。下位階層310の出力端子OUT_13,
OUT_14は、それぞれ、下位階層320の入力端子
IN_21,IN_22に接続されている。
【0025】下位階層320の出力端子OUT_21
は、フリップフロップ回路FF_Bのセット端子に接続
されている。フリップフロップ回路FF_Bの出力
(Q)端子は、最上位階層300の出力端子OUT_C
に接続されている。下位階層320の出力端子OUT_
22は、最上位階層300の出力端子OUT_Dに接続
されている。下位階層320の出力端子OUT_23,
OUT_24は、それぞれ、最上位階層300の出力端
子OUT_E,OUT_Fに接続されている。
【0026】また、下位階層310や下位階層320の
中における各論理素子間の接続関係や、論理素子と入力
端子や出力端子間の接続関係は、図示したようになって
いるものとし、その詳細については、説明を省略する。
【0027】以上述べたような全体回路の中の各論理素
子間の接続関係や、論理素子と入力端子や出力端子間の
接続関係を実現するように、全体論理展開領域20の複
数個の接続素子22,23,24,25がプログラムさ
れる。
【0028】次に、詳細論理動作解析領域40は、プロ
グラマブルで、かつ、すべての信号観測と特定信号への
信号値設定が可能な論理素子41と、プログラマブルな
接続素子42,43,44,45と、論理素子41とプ
ログラマブルな接続素子42,43,44,45との間
を接続する配線40Bで構成される。なお、図2におい
ては、1個の論理素子41のみが図示されているが、実
際には、詳細論理動作解析領域40に展開すべき部分論
理回路の回路素子の数に対応する論理素子から構成さ
れ、また、それらの論理素子間の接続状態をプログラム
するに十分な数の接続素子から構成されている。
【0029】ここで、下位階層310を詳細論理動作解
析領域40に展開すると、図3の下方に拡大して図示し
てあるように、論理素子として、例えば、オア回路OR
_11、アンド回路AND_11、フリップフロップ回
路FF_11、インバータ回路IV_11,IV_12
が、それぞれ、詳細論理動作解析領域40の中の複数個
の論理素子41にプログラムされる。下位階層320を
展開する場合も同様にして論理素子41にプログラムさ
れる。
【0030】また、部分回路である下位階層310の各
論理素子間の接続関係や、論理素子と入力端子や出力端
子間の接続関係は、次のようになっている。入力端子I
N_11,IN_12は、オア回路OR_11の入力端
子に接続されている。入力端子IN_13,IN_14
は、アンド回路AND_11の入力端子に接続されてい
る。オア回路OR_11の出力端子は、フリップフロッ
プ回路FF_11のセット端子に接続されている。アン
ド回路AND_11の出力端子は、フリップフロップ回
路FF_11のリセット端子に接続されている。
【0031】フリップフロップ回路FF_Aの出力
(Q)端子は、直接、下位階層310の出力端子OUT
_11に接続され、また、インバータ回路IV_11を
介して、下位階層310の出力端子OUT_12に接続
されている。また、アンド回路AND_11の出力端子
は、直接、下位階層310の出力端子OUT_13に接
続され、また、インバータ回路IV_12を介して、下
位階層310の出力端子OUT_14に接続されてい
る。
【0032】階層渡り信号値記憶領域30は、階層渡り
信号を記憶する記憶素子32A,32B,32Cと、全
体論理展開領域20内の信号値または信号線S6を介し
てワークステーション200から入力される設定値のい
ずれかを選択するセレクタ34,35,36と、記憶素
子32A,32B,32Cとセレクタ34,35,36
の間を接続する配線30Bから構成されている。
【0033】なお、図2においては、3個の記憶素子3
2A,32B,32Cのみが図示されているが、実際に
は、詳細論理動作解析領域40に展開すべき部分論理回
路の対する階層渡り信号の数に応じた数の記憶素子から
構成され、また、それらの記憶素子に対する信号を切り
替えるためのセレクタから構成されている。
【0034】次に、階層渡り信号について、図2を用い
て説明する。エミュレーションの対象の論理回路として
入力するネットリストは、通常、図2に示すように、最
上位階層300と下位階層310と下位階層320のよ
うな階層化構造で表現されている。各階層は、その上位
階層と接続するための、切り口端子を有している。この
切り口端子に接続する信号を階層渡り信号と称してい
る。
【0035】従って、図2において、下位階層310に
対する階層渡り信号は、下位階層310の入力端子IN
_11,IN_12,IN_13,IN_14のそれぞ
れに入力する入力信号ISIG11,ISIG12,I
SIG13,ISIG14と、出力端子OUT_11,
OUT_12,OUT_13,OUT_14から出力す
る出力信号OSIG11,OSIG12,OSIG1
3,OSIG14である。
【0036】また、下位階層320に対する階層渡り信
号は、下位階層320の入力端子IN_21,IN_2
2,IN_23のそれぞれに入力する入力信号ISIG
21,ISIG22,ISIG23と、出力端子OUT
_21,OUT_22,OUT_23から出力する出力
信号OSIG21,OSIG22,OSIG23であ
る。なお、最上位階層300については、階層渡り信号
はない。
【0037】また、全体論理展開領域20の接続素子2
2,23,24,25は、階層渡り信号値記憶領域30
の記憶素子32A,32B,32Cと配線20Cによっ
て接続されている。詳細論理動作解析領域40の接続素
子42,43,44,45は、階層渡り信号値記憶領域
30の記憶素子32A,32B,32Cと配線40Cに
よって接続されている。
【0038】制御回路10は、信号線S1から与えられ
るモード選択信号を判別して、展開・エミュレーション
領域の選択、記憶素子に対する読み出し/書き込み信号
およびアドレス信号を生成する。
【0039】選択可能なモードは、全体論理展開領域2
0に対する全体論理回路の構築モードとエミュレーショ
ン実行モード、詳細論理動作解析領域40に対する部分
論理回路の構築モードとエミュレーション実行モード、
階層渡り信号値記憶領域30の記憶素子内の値読み出し
モードと設定モード、詳細論理動作解析領域40に展開
した部分論理回路のすべての信号に対する観測モードと
特定信号への信号値設定モードである。
【0040】モード選択信号によって、全体論理回路の
構築モードが選択された場合、制御回路10は、信号線
S2から与えられる展開データを、全体論理展開領域2
0内の各プログラマブルな論理素子21や接続素子2
2,23,34,25にセットして、エミュレーション
の対象となる論理回路を構築する。全体論理展開領域2
0は、従来のエミュレーション装置でも有しているハー
ドウェアであるため、詳細な動作については省略する。
【0041】展開されるデータは、エミュレーションの
対象となる論理回路を構築する配置配線データと、対象
となる全体論理展開領域20に展開された論理回路内の
階層渡り信号を階層渡り信号値記憶領域30に接続する
配線データからなっている。全体論理回路のエミュレー
ション実行モードが選択された場合、全体論理展開領域
20と階層渡り信号値記憶領域30を使用してエミュレ
ーションを実行する。この時、制御回路10は、信号線
S3から与えられる入力信号値を、全体論理展開領域2
0の回路に与えて論理回路の動作を進め、同時に、全体
論理展開領域20内の階層渡り信号値を記憶素子32
A,32B,32Cに書き込むためのアドレスおよび書
き込み信号を、エミュレーション動作に同期させて生成
し、階層渡り信号値を記憶素子32A,32B,32C
に記憶させる。
【0042】また、信号線S1から入力するモード選択
信号によって、部分論理回路の構築モードが選択された
場合、制御回路10は、上述した全体論理回路の構築モ
ードと同様にして、信号線S2から与えられる展開デー
タを、詳細論理動作解析領域40に構築する。この時の
展開データは、部分回路を構築する配置配線データと、
部分回路内の階層渡り信号を階層渡り信号値記憶領域3
0に接続する配線データから構成されている。
【0043】部分論理回路のエミュレーション実行モー
ドが選択された場合、詳細論理動作解析領域40と階層
渡り信号値記憶領域30を使用してエミュレーションを
実行する。この時、エミュレーションに必要な入力信号
値として、階層渡り信号値記憶素子32A,32B,3
2Cに記憶している信号値(全体論理回路エミュレーシ
ョン時に記憶した信号値)または信号線S3から入力さ
れる入力信号値を、詳細論理動作解析領域40内の回路
に与える。制御回路10は、階層渡り信号値記憶素子3
2A,32B,32Cに対するアドレスおよび読み出し
信号を、エミュレーション動作に同期させて供給し、階
層渡り信号値を記憶素子32A,32B,32Cに記憶
させる。
【0044】また、信号線S1から入力するモード選択
信号によって、階層渡り信号値記憶領域30の記憶素子
32A,32B,32C内の値の読み出しの動作モード
が選択された場合、制御回路10は、展開した回路とは
非同期に、信号線S5から記憶素子選択信号を入力し、
信号線S7から記憶素子内アドレス信号を入力して記憶
素子群に与え、読み出し信号を生成して指定された内容
を信号線S6の記憶素子データバスに出力し、信号線S
6からの取り込みを可能とする。
【0045】また、信号線S1から入力するモード選択
信号によって、記憶素子内の値設定の動作モードが選択
された場合、制御回路10は、読み出し動作モードと同
様にして、指定された記憶素子の記憶素子内アドレスに
対して書き込み信号を生成し、信号線S6から記憶素子
データバスに値を取り込み、セットする。
【0046】また、信号線S1から入力するモード選択
信号によって、詳細論理動作解析領域40に展開した部
分論理回路のすべての信号に対する観測の動作モードが
選択された場合、制御回路10は、詳細論理動作解析領
域40内で使用したすべての記憶素子からエミュレーシ
ョン実行期間中のデータを順次読み出し、素子特定のた
めの情報を信号線S5に出力し、読み出した値を信号線
S6に出力し、記憶素子内アドレスを信号線S7に出力
する。
【0047】また、信号線S1から入力するモード選択
信号によって、詳細論理動作解析領域40に展開した部
分論理回路信号への値設定の動作モードが選択された場
合、制御回路10は、信号線S5から記憶素子選択信号
を入力し、信号線S7から記憶素子内アドレス信号を入
力して書き込み信号を生成し、信号線S6の設定値を取
り込み、記憶素子に設定する。
【0048】図2に示したハードウェアの機能構成を実
現するためには、同一基板上に必要素子を配置する方法
や、領域毎または複数領域の組み合わせとして各々別基
板を構築し、エミュレーション装置全体構成に使用基板
の選択自由度を持たせる方法や、全体論理展開領域とこ
れ以外の領域を一つのプログラマブルな論理素子・接続
素子内に持たせる方法等が用いられる。
【0049】次に、本発明の一実施の形態による論理エ
ミュレーション装置におけるエミュレーション実行モー
ドにおける処理について、図4,図5,図6を用いて説
明する。図4は、本発明の一実施の形態による論理エミ
ュレーション装置における全体的な処理を示すフローチ
ャートであり、図5は、本発明の一実施の形態による論
理エミュレーション装置において用いる階層渡り信号内
部テーブルの構成図であり、図6は、本発明の一実施の
形態による論理エミュレーション装置において用いる観
測信号内部テーブルの構成図である。
【0050】図4において、<ユーザ>は、図1におけ
る記憶装置220に記憶された各ファイルや、入出力装
置230からの入力や出力表示を示しており、<ソフト
ウエア処理>は、図1のCPU210の内部における処
理を示しおり、<ハードウエア>は、図1のエミュレー
ター100を示している。
【0051】処理ステップ401において、CPU21
0は、エミュレーション対象論理回路としてユーザが指
定したネットリストを入力する。例えば、図3に示した
ような論理素子がそれぞれ接続された論理回路の構成が
ネットリストとして、記憶装置220のネットリストフ
ァイルに格納されているため、これをCPU210に読
み込まれる。ネットリストは、図3において説明したよ
うに、階層構造で表現されているため、下位階層310
や下位階層320の論理回路のネットリストも同様に読
み込まれる。
【0052】次に、処理ステップ402において、CP
U210は、入力されたネットリストにおける階層渡り
信号を検索し、階層渡り信号内部テーブル500に検索
した信号名を格納する。
【0053】ここで、階層渡り信号内部テーブル500
の構成について、図5を用いて説明する。図3に示した
ように、全体論理回路300が、下位階層310と下位
階層320を有している場合、下位階層310に対して
は、入力信号ISIG11,ISIG12,ISIG1
3,ISIG14及び出力信号OSIG11,OSIG
12,OSIG13,OSIG14が階層渡り信号であ
る。従って、階層渡り信号内部テーブル500の信号名
のフィールドに、これらの階層渡り信号が格納される。
【0054】なお、記憶素子のフィールドについては、
処理ステップ404において、後述する。また、下位階
層320に対しては、入力信号ISIG21,ISIG
22,ISIG23及び出力信号OSIG21,OSI
G22,OSIG23,OSIG24が階層渡り信号で
あるため、階層渡り信号内部テーブル500の信号名の
フィールドに、これらの階層渡り信号が格納される。
【0055】処理ステップ403において、CPU21
0は、ユーザ指定により観測信号名を入力し、同様に観
測信号内部テーブル600に格納する。観測信号名は、
予め、記憶装置220の中の観測信号ファイルに格納し
ておく。例えば、図3に示す論理回路において、下位階
層310の信号TSIG11が、論理回路の動作解析を
行うときのキーとなる信号であるとすれば、これを観測
信号として、予め、記憶装置220の中の観測信号ファ
イルに格納しておく。なお、観測信号としては、階層渡
り信号を指定する必要はなく、任意の信号を指定するこ
とが可能となっている。
【0056】ここで、観測信号内部テーブル600の構
成について、図6を用いて説明する。観測信号内部テー
ブル600は、信号名と観測端子のフィールドから構成
されている。ここで、例えば、信号名のフィールドに
は、観測信号として、TSIG11を格納する。観測端
子のフィールドについては、処理ステップ404におい
て、後述する。
【0057】処理ステップ404において、CPU21
0は、入力されたネットリストに基づいて、階層渡り信
号内部テーブル500の信号名と記憶素子間の接続や、
観測信号内部テーブル600の信号とエミュレーション
装置外部端子間接続をすべて含めて、全体論理回路展開
領域への展開データを作成する。記憶素子および外部接
続端子は、展開データ作成時に自動選択し、これらの実
装位置情報は、内部テーブル500,600の信号名に
対応して格納する。
【0058】即ち、図5に示すように、階層渡り信号I
SIG11が、例えば、記憶素子32Aに割り付けられ
ているとすれば、階層渡り信号内部テーブル500の信
号名「ISIG11」に対する記憶素子のフィールドに
「記憶素子32A」を格納する。また、図6に示すよう
に、観測信号TSIG11が、例えば、観測信号の信号
線群S4の中の観測信号端子S4−1から観測可能であ
るとすると、観測信号内部テーブル600の信号名「T
SIG11」に対する観測端子のフィールドに「信号線
S4−1」を格納する。
【0059】次に、処理ステップ405において、CP
U210は、全体論理回路の構築モードを指定して、展
開データをエミュレーター100にダウンロードする。
【0060】処理ステップ406において、全体論理回
路のエミュレーター100への構築が完了した時点で、
入出力装置230から全体論理回路のエミュレーション
モードを指定すると、CPU210は、ユーザが指定し
た入力値(切り口信号値)データによるエミュレーショ
ンをエミュレーター100に実行させる。
【0061】ここでは、全体論理回路のエミュレーショ
ンの実行であるため、切り口信号値としては、図3に示
した全体論理回路300の入力信号IN_A,IN_
B,IN_C,IN_D,IN_E,IN_F,IN_
G,IN_Hを、それぞれ、予め時系列な入力信号とし
て、記憶装置220の切り口信号入力値ファイルの中に
格納しておき、このファイルから切り口信号入力値を読
みだし、エミュレーター100に与える。
【0062】処理ステップ407において、CPU21
0は、エミュレーションの実行中に観測信号の値をサン
プリングして収集し、ファイルに格納されていたユーザ
指定の期待値と比較し、入出力装置230の表示部に表
示する。
【0063】処理ステップ408は、処理モードの判定
のステップであり、入出力装置230から入力される処
理モードに応じて、階層渡り信号値読み出しモード(図
7)や、詳細論理動作解析モード(図8)や、信号値設
定モード(図12)を実行する。
【0064】これらの各モードの処理の詳細について
は、それぞれ、図7,図8,図9,図10,図11,図
12を用いて説明する。図7は、本発明の一実施の形態
による論理エミュレーション装置における階層渡り信号
値読み出し処理を示すフローチャートであり、図8は、
本発明の一実施の形態による論理エミュレーション装置
における論理動作詳細解析処理を示すフローチャートで
あり、図9は、本発明の一実施の形態による論理エミュ
レーション装置において抽出される部分回路の一例の説
明図であり、図10は、本発明の一実施の形態による論
理エミュレーション装置において抽出される部分回路の
一例の説明図であり、図11は、本発明の一実施の形態
による論理エミュレーション装置において用いる論理動
作詳細解析信号内部テーブルの構成図であり、図12
は、本発明の一実施の形態による論理エミュレーション
装置における信号値設定処理を示すフローチャートであ
る。
【0065】入出力装置230から入力される処理モー
ドが、階層渡り信号値読み出しモードである場合には、
図7に示すフローチャートに従って、処理が進められ
る。
【0066】図7のステップ701において、階層渡り
信号値読み出しモードである場合には、ユーザが表示し
たい階層渡り信号名と、その階層渡り信号の読み出しタ
イミングは、予め記憶装置220の階層渡り信号ファイ
ルに格納されているため、CPU210は、これらの階
層渡り信号名を読み出し、階層渡り信号内部テーブル5
00を参照して、指示された信号に対応する記憶素子の
実装位置を検索し、記憶素子選択信号を生成する。ここ
で、階層渡り信号は、時系列の信号であり、階層渡り信
号値の読み出しの際には、全ての階層渡り信号値を読み
出す必要は必ずしもないので、必要な部分の信号値のみ
を読み出すために、階層渡り信号の読み出しタイミング
を指定する。
【0067】次に、ステップ702において、CPU2
10は、階層渡り信号の読み出しタイミングに基づい
て、タイミングに対応した記憶素子内アドレスを計算す
る。
【0068】ステップ703において、CPU210
は、エミュレーターに対して、信号線S1に記憶素子内
の値読み出しモードを出力、ステップ701で生成され
た記憶素子選択信号を信号線S5に出力し、ステップ7
02で計算されたタイミングに対応した記憶素子内アド
レスを信号線S7に出力する。以上のようにして、読み
出された階層渡り信号を信号線S6の記憶素子データバ
ス端子から値を取り込み、取り込まれた階層渡り信号値
を入出力装置230の表示部に表示する。
【0069】以上のようにして、記憶素子からの階層渡
り信号値の読み出し処理を実行できる。
【0070】入出力装置230から入力される処理モー
ドが、論理動作詳細解析モードである場合には、図8に
示すフローチャートに従って、処理が進められる。
【0071】図8のステップ801において、論理動作
詳細解析モードである場合には、ユーザが論理動作詳細
解析を行いたい信号名は、予め記憶装置220の論理動
作詳細解析信号ファイルに格納されているため、CPU
210は、論理動作詳細解析信号名を読み出し、この信
号の値決定に係わるすべての回路を入力側に向かって階
層渡り信号まであるいは全体論理回路切り口信号までを
入力済のネットリストでトレースして部分論理回路を抽
出し、この回路内のすべての信号名を論理動作詳細解析
信号内部テーブル800に格納する。
【0072】論理動作詳細解析を行いたい信号名とし
て、例えば、図3に示した全体回路の中で、下位階層3
10のOSIG11に対して、詳細論理動作解析を指定
された場合、抽出される部分回路は、図9に示す実線部
回路310Aとなる。即ち、OR回路OR_11,アン
ド回路AND_11及びフリップフロップ回路FF_1
1から構成される回路となる。この時、階層渡り信号
は、信号ISIG11,ISIG12,ISIG13,
ISIG14であり、部分回路エミュレーション時の信
号値は、階層渡り信号値記憶素子より供給する。
【0073】また、最上位階層のOSIG_Aが指定さ
れた場合は、部分回路は図10に示す実線部回路とな
る。即ち、フリップフロップ回路FF_Aから構成され
る。TSIG_Aは、下位階層310の階層渡り信号O
SIG11と等価なため、部分回路エミュレーション時
の信号値は、階層渡り信号値記憶素子より供給する。た
だし、ISIG_Gは外部端子より信号値を供給する。
【0074】ここでは、例えば、下位階層310のOS
IG11に対して、詳細論理動作解析を指定されたもの
とし、図9に示す部分回路が抽出されたとすると、図1
1に示す論理動作詳細解析信号内部テーブル800の部
分回路信号名のフィールドには、「TSIG11」を格
納する。
【0075】次に、ステップ802において、抽出した
部分回路に対して詳細論理動作解析領域40への展開デ
ータを作成する。この時、階層渡り信号内部テーブル5
00に保持されている階層渡り信号と記憶素子間接続関
係を維持し、論理動作詳細解析信号内部テーブル800
の信号の値を記憶可能なように、詳細論理動作解析領域
40の論理素子・接続素子内の記憶素子に接続するよう
に、展開データを作成し、部分回路内信号に対応する記
憶素子の実装位置を論理動作詳細解析信号内部テーブル
800に格納する。
【0076】即ち、論理動作詳細解析信号内部テーブル
800には、階層渡り信号「TSIG11」に対応する
記憶素子「論理素子41内メモリA」が格納される。即
ち、論理素子41の内部は、複数のファンクションブロ
ックと複数のメモリによって構成されており、階層渡り
信号「TSIG11」が「論理素子41内メモリA」の
記憶素子に記憶されていることを、論理動作詳細解析信
号内部テーブル800に格納する。
【0077】ステップ803において、CPU210
は、部分論理回路の構築モードを指定して、展開データ
をエミュレーター100にダウンロードする。
【0078】ステップ804において、構築が完了した
時点で部分論理回路のエミュレーションモードを指定し
て、CPU210は、部分論理回路エミュレーションの
ために全体論理回路切り口信号入力値が必要な場合のみ
その入力値を記憶装置220のファイルから読み出し、
エミュレーションをエミュレーター100に実行させ
る。
【0079】なお、部分論理回路の入力である階層渡り
信号については、既に保持している記憶素子の値を使用
するため、CPU210からの制御は不要である。
【0080】次に、ステップ805において、エミュレ
ーション実行中に、部分回路内の全信号の信号値を収集
し、入出力装置230の表示部に表示する。
【0081】次に、ステップ806において、信号値設
定の処理を行うかどうかを判定し、必要時には、信号値
設定の処理に進む。詳細論理動作解析後には、さらに、
動作解析を進めるにあたっては、特定の階層渡り信号値
を別の値に設定し直して、進めたい場合があるので、か
かる場合には、特定信号に対する値設定を要求すること
ができる。信号値設定は、階層渡り信号記憶素子と詳細
論理動作解析領域40の論理素子・接続素子内の記憶素
子に対して可能である。なお、そのため、ハードウェア
内のすべての記憶素子は、ユニークな名称または実装位
置で判別できることが必要である。
【0082】次に、処理モードが、信号値設定モードで
ある場合には、図12に示すフローチャートに従って、
処理が進められる。
【0083】図12のステップ1201において、信号
値の設定が要求された場合、ユーザが設定したい信号名
と、その信号の読み出しタイミングと、その信号の設定
値は、予め記憶装置220の信号ファイルに格納されて
いるため、CPU210は、ファイルから設定対象の信
号名を読み出し、階層渡り信号内部テーブル500若し
くは論理動作詳細解析信号内部テーブル800を参照し
て、指示された信号に対応する記憶素子の実装位置を検
索し、記憶素子選択信号を生成する。信号の設定値とし
ては、時刻に応じて変化する信号値とすることができ
る。
【0084】次に、ステップ1202において、CPU
210は、信号の読み出しタイミングに基づいて、タイ
ミングに対応した記憶素子内アドレスを計算する。
【0085】ステップ1203において、CPU210
は、信号の設定値を読み出し、エミュレーター100に
対しては、信号線S1に記憶素子への値書き込みモード
を出力し、ステップ1201で生成された記憶素子選択
信号を信号線S5に出力し、ステップ1202で計算さ
れたタイミングに対応した記憶素子内アドレスを信号線
S7に出力し、さらに、信号線S6の記憶素子データバ
ス端子に信号の設定値を出力する。
【0086】信号値の表示・設定は、ユーザ指定のすべ
ての信号およびタイミング範囲に対して繰り返し処理さ
れる。
【0087】信号値が新たに設定されると、図8のステ
ップ804,805において、説明したように、エミュ
レーションを実行し、部分回路内の信号値を収集して表
示することにより、部分回路の論理解析を進めることが
できる。
【0088】信号値の設定は、階層渡り信号及び部分回
路の全信号に対して、外部より行うことができる。従っ
て、抽出部分回路以外の動作不良箇所を切り離した局所
動作のエミュレーションも可能であり、また、仮定故障
時の論理動作のエミュレーションも可能であり、広範囲
の論理動作の検証に適用できるものとなる。
【0089】ユーザとワークステーション200のイン
タフェースは、グラフィカルベース、コマンドベースの
何れであっても良く、ユーザ指定データの処理は、個々
の指定毎、ファイル入力等の全指定情報入力後の何れで
あっても良い。
【0090】以上のようにして、キーとなる観測信号を
用いて論理回路の動作解析を行うにあたって観測信号に
対する部分回路を抽出して、詳細論理動作解析領域40
に展開し、詳細論理動作解析領域40上でエミュレーシ
ョンを実行するようにしている。抽出された部分回路
は、階層渡り信号レベルで抽出されるため、回路構成を
小規模にできるため、論理解析を容易に行えるようにな
る。
【0091】即ち、図3に示した出力信号OSIG11
を観測信号とする場合に、本実施の形態では、図9に示
したOR回路OR_11,アンド回路AND_11及び
フリップフロップ回路FF_11から構成される部分回
路を抽出することになる。
【0092】それに対して、従来の方法では、OR回路
OR_11,アンド回路AND_11及びフリップフロ
ップ回路FF_11に加えて、さらに、アンド回路AN
D_1,AND_2及びインバーター回路IV_1を含
めた回路に対して論理解析をする必要があった。
【0093】また、渡り信号レベルで抽出するため、論
理回路動作解析のための切り口の信号の数を減らすこと
ができる。
【0094】以上説明したように、従来の方法では、観
測可能な信号は展開データ作成時に固定化され、異なる
信号を観測する場合には、利用者による観測信号定義を
変更し、再度展開データを作成し、エミュレーションを
実行する必要があった。さらに、観測可能信号数は端子
数で制限されるため、必要観測信号をすべて定義してい
るとは限らず、何度も観測信号を変更し、同一プロセス
を繰り返していた。その結果、利用者が予め指定したキ
ーとなる観測信号が、本来予定していた期待値の信号と
異なっており、検証すべき論理回路に不具合がある場合
に、その原因を調べるのが容易でないという問題があっ
た。
【0095】それに対して、上述した本実施の形態によ
る方法では、部分回路を階層渡り信号レベルで抽出する
ようにしたので、論理解析する回路構成を小規模にでき
るので、従来よりも容易に論理回路の動作解析が可能と
なる。
【0096】また、従来方法では、信号値は常に0/1
いずれかに固定する機能しかなく、時刻に応じて値を変
化させることができなかったのに対して、本実施の形態
では、信号値を時刻に応じて変化させることが可能とな
る。
【0097】次に、本発明の他の実施の形態による論理
エミュレーション装置によるFF初期化不良解析処理に
ついて、図8,図13,図14,図15を用いて説明す
る。図13は、本発明の一実施の形態による論理エミュ
レーション装置におけるフリップフロップ回路に対する
不定値解析回路の説明図であり、図14は、本発明の一
実施の形態による論理エミュレーション装置における2
入力アンド回路に対する不定値解析回路の説明図であ
り、図15は、本発明の一実施の形態による論理エミュ
レーション装置における2入力オア回路に対する不定値
解析回路の説明図である。
【0098】本実施の形態では、FF初期化不良時に発
生する初期不定値伝播に関するエミュレーションを可能
とするものである。
【0099】FF初期化不良解析処理の基本的な処理フ
ローは、図8のフローチャートに示した処理フローと同
様であるので、以下、図8を用いて説明する。
【0100】図8のステップ801において、FF初期
化不良解析モードである場合には、ユーザが論理動作詳
細解析を行いたい信号名は、予め記憶装置220の論理
動作詳細解析信号ファイルに格納されているため、CP
U210は、論理動作詳細解析信号名を読み出し、この
信号の値決定に係わるすべての回路を入力側に向かって
階層渡り信号まであるいは全体論理回路切り口信号まで
を入力済のネットリストでトレースして部分論理回路を
抽出し、この回路内のすべての信号名を論理動作詳細解
析信号内部テーブル800に格納する。
【0101】論理動作詳細解析を行いたい信号名とし
て、例えば、図3に示した全体回路の中で、下位階層3
10のOSIG11に対して、詳細論理動作解析を指定
された場合、部分回路は、図9に示す実線部回路310
Aとなる。そして、図11に示す論理動作詳細解析信号
内部テーブル800の部分回路信号名のフィールドに
は、「TSIG11」を格納する。
【0102】また、不定値伝播を1で表し、0/1論理
値伝播を0で表す不定値解析回路を抽出された部分論理
回路に追加して抽出する。不定値解析回路は、インバー
タ以外の論理基本素子毎に存在する。
【0103】フリップフロップ回路に対する不定値解析
回路について、図13を用いて説明する。図13(A)
において、図中、細線部分は抽出部分論理回路を示し、
太線部分は不定値解析回路を示している。即ち、フリッ
プフロップ回路(FF)1301が、抽出部分論理回路
である時、不定値解析回路は、抽出部分論理回路である
FF1301のセット入力とリセット入力の論理和をと
るオア回路(OR)1303と、このOR1303の出
力をリセット入力とするフリップフロップ回路(FF)
1302から構成される。FF1302のD入力には、
前段からの不定信号値を入力し、Q出力は、次段への不
定信号値とする。
【0104】FF1301の真理値表は、図13(B)
に示すようになっている。即ち、FF1301のQ出力
の初期値は、不定である。そして、セット入力が”1”
になると、Q出力が”1”になる。FF1301のリセ
ット入力が”1”になると、Q出力は”0”になる。ク
ロック信号が”1”になると、Q出力は、D端子入力値
を保持する。D端子入力が不定値の時は、Q出力も不定
値となる。
【0105】FF1302は、エミュレーション前に”
1”に初期化する。そして、FF1302のリセット信
号で、”0”を保持する。即ち、FF1301のセット
入力若しくはリセット入力が”1”の時、OR1303
の出力によって、FF1302のQ出力は、”0”とな
る。
【0106】2入力アンド回路に対する不定値解析回路
について、図14を用いて説明する。図14(A)にお
いて、図中、細線部分は抽出部分論理回路を示し、太線
部分は不定値解析回路を示している。即ち、アンド回路
(AND)1401が、抽出部分論理回路である時、不
定値解析回路は、抽出部分論理回路であるAND140
1の一方の入力I1に対してセレクタ回路1402を介
し、他方の入力I2に対してセレクタ回路1403を介
したものを入力とするアンド回路(AND)1404か
ら構成される。セレクタ回路1402及びセレクタ回路
1403のセレクト信号を前段からの不定信号値とする
ことにより、AND1404は、次段への不定信号値と
なる。不定伝播なし,即ち、セレクト信号が”0”の場
合は、抽出部分回路の実際の信号値を選択する。
【0107】不定値解析回路の出力は、不定値が伝播す
ると”1”となり、伝播しなければ”0”となる。
【0108】AND1401の真理値表は、図14
(B)に示すようになっている。即ち、入力I1が、”
1”若しくは”不定”で、入力I2が”不定”の時、出
力O3は、”不定”となる。入力I1が”0”で、入力
I2が”不定”の時の出力O3は、”0”となる。
【0109】次に、2入力オア回路に対する不定値解析
回路について、図15を用いて説明する。図15(A)
において、図中、細線部分は抽出部分論理回路を示し、
太線部分は不定値解析回路を示している。即ち、オア回
路(OR)1501が、抽出部分論理回路である時、不
定値解析回路は、抽出部分論理回路であるOR1501
の一方の入力I1に対してセレクタ回路1502を介
し、他方の入力I2に対してセレクタ回路1503を介
したものを入力とするオア回路(OR)1504と、O
R1504の出力を一方の反転入力とし、他方の入力に
セレクタ回路1502へのセレクタ信号が入力するアン
ド回路(AND)1507と、OR1504の出力を一
方の反転入力とし、他方の入力にセレクタ回路1503
へのセレクタ信号が入力するアンド回路(AND)15
08と、AND1507とAND1508の出力の論理
和をとるオア回路(OR)1509から構成される。セ
レクタ回路1502及びセレクタ回路1503のセレク
ト信号を前段からの不定信号値とすることにより、OR
1509の出力は、次段への不定信号値となる。
【0110】不定値解析回路の出力は、不定値が伝播す
ると”1”となり、伝播しなければ”0”となる。
【0111】OR1501の真理値表は、図15(B)
に示すようになっている。即ち、入力I1が、”0”若
しくは”不定”で、入力I2が”不定”の時、出力O3
は、”不定”となる。入力I1が”1”で、入力I2
が”不定”の時の出力O3は、”1”となる。
【0112】以上のような不定値解析回路が、部分回路
とともに、ステップ801において抽出される。
【0113】次に、ステップ802において、抽出した
部分回路及び不定値解析回路に対して詳細論理動作解析
領域40への展開データを作成する。この時、階層渡り
信号内部テーブル500に保持されている階層渡り信号
と記憶素子間接続関係を維持し、論理動作詳細解析信号
内部テーブル800の信号の値を記憶可能なように、詳
細論理動作解析領域40の論理素子・接続素子内の記憶
素子に接続するように、展開データを作成し、部分回路
内信号に対応する記憶素子の実装位置を論理動作詳細解
析信号内部テーブル800に格納する。
【0114】即ち、論理動作詳細解析信号内部テーブル
800には、階層渡り信号「TSIG11」に対応する
記憶素子「論理素子41内のメモリA」が格納される。
【0115】ステップ803において、CPU210
は、部分論理回路及び不定値解析回路の構築モードを指
定して、展開データをエミュレーター100にダウンロ
ードする。
【0116】ステップ804において、構築が完了した
時点で部分論理回路及び不定値解析回路のエミュレーシ
ョンモードを指定して、CPU210は、部分論理回路
及び不定値解析回路エミュレーションのために全体論理
回路切り口信号入力値が必要な場合のみ、その入力値を
記憶装置220のファイルから読み出し、エミュレーシ
ョンをエミュレーター100に実行させる。
【0117】なお、部分論理回路の入力である階層渡り
信号については、既に保持している記憶素子の値を使用
するため、CPU210からの制御は不要である。
【0118】次に、ステップ805において、エミュレ
ーション実行中に、部分回路及び不定値解析回路内の全
信号の信号値を収集し、入出力装置230の表示部に表
示する。
【0119】次に、ステップ806において、信号値設
定の処理を行うかどうかを判定し、必要時には、信号値
設定の処理に進む。詳細論理動作解析後には、さらに、
動作解析を進めるにあたっては、特定の階層渡り信号値
を別の値に設定し直して、進めたい場合があるので、か
かる場合には、特定信号に対する値設定を要求すること
ができる。信号値設定は、階層渡り信号記憶素子と詳細
論理動作解析領域40の論理素子・接続素子内の記憶素
子にたいして可能である。なお、そのため、ハードウェ
ア内のすべての記憶素子は、ユニークな名称または実装
位置で判別できることが必要である。
【0120】以上のようにして、エミュレーションを実
行すれば、すべての信号値をユーザが知ることができる
ため、実回路の動作と並列に初期化不良の論理素子,動
作不良の原因信号を特定することが可能である。
【0121】従来の論理エミュレータ装置では、ハード
ウェアに論理を展開し、実行するため、記憶素子の初期
値は、論理値0/1のいづれかとなり、初期化不良のエ
ミュレーションは不可であった。しかしながら、本実施
の形態では、記憶素子の初期化不良をエミュレーション
し、短時間での解析が可能となる。
【0122】また、FF初期化不良をエミュレーション
で検証可能となるので、実チップ製造前に不良摘出が可
能となるため、チップの再製造の要因を削減可能とな
る。
【0123】本実施の形態によれば、記憶素子の初期化
不良をエミュレーションすることが可能となる。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば、論理エミュレーション
装置における動作不良解析が容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置のシステムブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置の中のエミュレーターのブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置においてエミュレーションする論理回路構成の
一例の説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置における全体的な処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置において用いる階層渡り信号内部テーブルの構
成図である。
【図6】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置において用いる観測信号内部テーブルの構成図
である。
【図7】図7は、本発明の一実施の形態による論理エミ
ュレーション装置における階層渡り信号値読み出し処理
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置における論理動作詳細解析処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明の一実施の形態による論理エミュレーシ
ョン装置において抽出される部分回路の一例の説明図で
ある。
【図10】本発明の一実施の形態による論理エミュレー
ション装置において抽出される部分回路の一例の説明図
である。
【図11】本発明の一実施の形態による論理エミュレー
ション装置において用いる論理動作詳細解析信号内部テ
ーブルの構成図である。
【図12】本発明の一実施の形態による論理エミュレー
ション装置における信号値設定処理を示すフローチャー
トである。
【図13】本発明の一実施の形態による論理エミュレー
ション装置におけるフリップフロップ回路に対する不定
値解析回路の説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態による論理エミュレー
ション装置における2入力アンド回路に対する不定値解
析回路の説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態による論理エミュレー
ション装置における2入力オア回路に対する不定値解析
回路の説明図である。
【符号の説明】
10…制御回路 20…全体論理展開領域 20A,20B,20C,30A,30B,40A,4
0B,40C…配線 21…論理素子 22,23,24,25…接続素子 30…階層渡り信号値記憶領域 32A,32B,32C…記憶素子 34,35,36…セレクタ 40…詳細論理動作解析領域 41…論理素子 42,43,44,45…接続素子 100…エミュレーター 200…ワークステーション 210…CPU 220…記憶装置 230…入出力装置 240,250,260…バスライン S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7…信号線 300…最上位階層 300A,310A…実線部回路 310,320…下位階層 500…階層渡り信号内部テーブル 600…観測信号内部テーブル 800…論理動作詳細解析信号内部テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路の全体のネットリストをプログ
    ラマブルな論理素子及び接続素子から構成される全体論
    理展開領域に展開して、上記論理回路の全体の動作解析
    行う論理エミュレーション装置において、 上記論理回路の一部の部分回路を全体の論理回路から独
    立して展開できるとともに、すべての信号を観測可能な
    プログラマブルな論理素子と接続素子から構成される詳
    細論理動作解析領域を備え、 全体の論理回路の内の特定部分の部分回路を上記詳細論
    理動作解析領域に展開して、この部分回路の動作解析を
    行うことを特徴とする論理エミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の論理エミュレーション装
    置において、 上記論理回路のネットリストは、階層化されており、 外部から指定した観測信号に対して、この観測信号を決
    定する部分回路を上記ネットリスト上の下位階層の切り
    口信号である階層渡り信号レベルで抽出し、上記詳細論
    理動作解析領域に展開して、この抽出された部分回路の
    動作解析を行うことを特徴とする論理エミュレーション
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の論理エミュレーション装
    置において、 上記論理回路のネットリストは、階層化されており、 下位階層の切り口信号である階層渡り信号の値を記憶す
    る階層渡り信号記憶領域を備え、 上記詳細論理動作解析領域に展開された部分回路の動作
    解析は、この階層渡り信号記憶領域に記憶された階層渡
    り信号値に基づいて行うことを特徴とする論理エミュレ
    ーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の論理エミュレーション装
    置において、 上記階層渡り信号記憶領域に記憶された階層渡り信号値
    を外部より設定可能な信号値設定手段を備えたことを特
    徴とする論理エミュレーション装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の論理エミュレーション装
    置において、 上記詳細論理動作解析領域に上記部分回路を展開する際
    に、上記部分回路に加えて、不定値伝播を1で表し、論
    理値伝播を0で表す不定値解析回路を付加して展開する
    ことを特徴とする論理エミュレーション装置。
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