JPH10100589A - 複式筆記具 - Google Patents

複式筆記具

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JPH10100589A
JPH10100589A JP8272898A JP27289896A JPH10100589A JP H10100589 A JPH10100589 A JP H10100589A JP 8272898 A JP8272898 A JP 8272898A JP 27289896 A JP27289896 A JP 27289896A JP H10100589 A JPH10100589 A JP H10100589A
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JP
Japan
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writing
ink
tip
ball
ballpoint pen
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Withdrawn
Application number
JP8272898A
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English (en)
Inventor
Seiichi Kobayashi
小林  清一
Hiroyuki Muto
広行 武藤
Yasuko Onouchi
靖子 尾内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
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  • Pens And Brushes (AREA)
  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インキの直流や逆流を防止可能とする機構を
有し、ボールペン筆記体を2本搭載する複式筆記具を提
供する。 【解決手段】 軸筒30の後方に筒部31が延設されて
その筒部周面には後端に開口する軸方向の2箇所のスリ
ット32b部が形成され、それぞれのスリット部にボー
ルペン筆記体に一体的に設けた摺動突部22aが嵌挿さ
れて軸筒に対しボールペン筆記体を軸方向のみ可動する
ように設けて、又、操作体の内周に略山形状のカム溝4
2が形成され、該カム溝の頂部と底部にそれぞれ操作体
の前端面から連通する縦溝44aが形成されると共に縦
溝に摺動突部が嵌挿可能と成され、軸筒後方の筒部に操
作体を回転のみ可能に止着して操作体の内周に設けたカ
ム溝にボールペン筆記体の摺動突部を係合させると共
に、軸筒に対し操作体を回転することでそれぞれのボー
ルペン筆記体が前後動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のボールペン筆記
体を搭載した複式筆記具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シャープペンシルやボールペン
等の複数の筆記体を搭載して、軸先から選択的にその筆
記先端部を出没可能とした複式筆記具が知られている。
【0003】又、水性ボールペンは、粘度が数mPa・
S以下の低粘性である為、軽い筆記圧で書けることが利
点であり、書き味が良好である特徴がある。しかしなが
ら、インキがペン先からだらだらと流れ出る直流現象
や、反対にボールペンの先から空気が流入してインキが
流出する逆流現象などが起こり易い欠点がある。これら
の現象は中綿と称する繊維の収束体などを用いて防止す
る方法がとられている。
【0004】一方、従来知られている油性ボールペン
は、それに使用するインキが粘度が数千mPa・S以上
の高粘度のために、ペン先からインキが流出する際にボ
ールが回転する時の抵抗が大きいため書き味が悪い欠点
がある。又、筆記の際に先端から流出するインキ量は少
なく、ボテ現象があり、筆記描線のムラがあり筆跡濃度
が薄いこと、高い筆記圧が必要なことなどの問題があ
る。
【0005】この油性ボールペンの改良として、最近、
上記の水性と油性との中間粘度領域(数mPa・S〜数
千mPa・S)のインキを用いる中粘度と呼ばれる水性
インキ用ボールペンが開発されている。このものは、先
端ボールの回転によって粘度が低下してインキがスムー
ズに流出する特性、所謂剪断減粘性を有する相対的に低
粘性の水性のインキを用いたボールペンである。又、油
性ボールペンの改良として、耐乾燥性に優れた低粘度の
油性インキを用いたボールペンが考えられる
【0006】上記、中粘度の水性インキ、低粘度の油性
インキを用いたボールペンは何れも低粘性であることか
らチップ側を下向きにした場合に先端ボールとチップ抱
持部の隙間が生じるとインキが滲みでる直流問題や上向
き筆記や衝撃等でインキが逆流しやすい現象がある。イ
ンキが逆流や直流を起こすと衣類などを汚す危険があ
る。又、筆記具に搭載して、その筆記先端部が突出した
まま胸ポケット等に差した場合に、衣服を汚損するとい
う問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、筆記
先端部の耐乾燥性が維持されてシールキャップを外して
放置することができ、インキの直流や逆流を防止可能と
する機構を有する中粘度の水性、低粘度の油性ボールペ
ンの筆記体を構成し、大形で非変形となるボールペン筆
記体を2本搭載して、筆記先端部がスムーズに出没可能
であり、単純な構造で容易に筆記体の交換ができる安価
な複式筆記具を提供可能とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は2本のボールペ
ン筆記体を軸筒内に搭載して、選択的に夫々の筆記先端
部を軸筒の先端口から交互に出没可能とした複式筆記具
に於いて、軸筒の後方に筒部が延設されてその筒部周面
には後端に開口する軸方向の2箇所のスリット部が形成
され、それぞれのスリット部にボールペン筆記体に一体
的に設けた摺動突部が嵌挿されて軸筒に対しボールペン
筆記体を軸方向のみ可動するように設けて、又、軸筒後
方の筒部に操作体を回転のみ可能に止着して操作体の内
周に設けたカム溝にボールペン筆記体の摺動突部を係合
させると共に、軸筒に対し操作体を回転することでそれ
ぞれのボールペン筆記体が前後動可能と成され、又、ボ
ールペン筆記体は、先端ボールを抱持するチップと後方
にインク収容管を有し、該インク収容管内に筆記に伴う
先端ボールの回転で粘性が低下して流出される、所謂剪
断減粘性を有した水性ボールペンインキ又は低粘度の油
性インキが充填され、インキの後端に筆記に伴うインキ
の消耗に追随して移動するグリース状の半透明不乾性物
から成るフォロアが充填されて、更に先端ボールがチッ
プ先端のボール抱持部の内縁に常時は押圧して密接し、
筆記時には密接状態が解除されるように設けられたスプ
リングを有することから成り、インキ収容管のインキ収
容部は略非変形で、且つ軸内に揺動なく嵌挿されるもの
であって、インキ収容部と筆記先端部を接続する部位が
フレキシブルに変位可能な屈曲可能部で形成されたこと
を特徴とする。
【0009】又、ボールペン筆記体は、チップ後端に対
接してボール弁が遊嵌された弁室が設けられ、該弁室後
部にボール弁が密接してインキの逆流を防ぐボール受け
座及び該ボール受け座からインキ収容管に通ずる導孔が
設けられて成る。
【0010】又、操作体の内周に略山形状のカム溝が形
成され、該カム溝の頂部と底部にそれぞれ操作体の前端
面から連通する縦溝が形成されると共に、該縦溝に摺動
突部が嵌挿可能と成される。又、縦溝とカム溝との接合
部位に摺動突部が係脱可能な係止部が形成されて成る。
【0011】
【実施例】先ず、図1乃至図6は本発明の実施例を示し
ている。図1に於いて、2本のボールペン筆記体1a、
1bが設けられている。本発明の意図する複式筆記具
は、所謂剪断減粘性を有した中粘度の水性、又は低粘度
の油性ボールペンインキが充填されたボールペン筆記体
が必要に応じて組み合わされて用いられるものである。
【0012】先ず、本発明の複式筆記具に搭載されるボ
ールペン筆記体に付いて説明する。尚、ボールペン筆記
体1aと1bは同じ構成であり、例えば、インキ色や描
線巾などが異なるものである。又、ボールペン筆記体に
適用されるインキは所謂剪断減粘性を有した中粘度水
性、低粘度の油性インキである。
【0013】チップ11は、インキ流入可能なチャンネ
ルを有した座に先端ボール12が略当接した状態で先端
ボール12が回転自在に抱持されるようカシメられてい
る。又、チップ11の内孔部にスプリング14が内挿さ
れ、スプリング14の後端が抜出不能となるようにチッ
プの後端を適宜カシメている。又、先端ボール12がチ
ップ抱持部の内面に密接することは筆記先端の乾燥、イ
ンキの直流防止に対し極めて重要であって、そのために
先端ボールを抱持するチップ内面の表面粗さ、カシメに
よる密接精度を改善する為に内面の研削仕上げ、カシメ
精度を上げる為の二次的な塑性加工が配慮される。又、
先端ボールとの密接面に表面処理などが配慮される。
又、スプリング14の先方は直線状の棒軸部15とな
り、その先端が先端ボール12の背面に押圧状態で当接
する。尚、先端ボール12はその押圧によってチップ1
1のボール抱持部(カシメなどで形成)の内縁に密接状
態となる。
【0014】又、継ぎ手2は先端にチップ11を圧着す
る前軸部3とインキ収容管17aの前端に圧着される後
軸部5が形成され、前軸部3と後軸部5との間がフレキ
シブルに変位可能な屈曲可能部4で一体に接続された樹
脂成形品で形成される。又、継ぎ手2内にはチップ11
の後端に対峙してボール弁16が遊嵌された弁室7が設
けられており、チップ11が下向きの時には導孔9が開
放されてインキ18がチップ側に導通され、逆に上向き
の状態ではボール弁16が導孔9を密閉してインキの逆
流を防止するよう構成されている。
【0015】ところで、インキ収容管17aの横断面は
略D形を成しており、2本の平坦部を対接した状態で略
円形となって後述する軸筒30の内孔スペースに無駄な
く内装する。又、インキ収容管17a内には上記中粘度
の水性又は低粘度の油性インキが充填され、更に、この
インキの後端にインキの消耗と共にインキ面に接触して
追随して移動可能なグリース状の半透明不乾性物から成
るフォロア19が充填されている。又、フォロア19内
にはフォロアと略同等の比重を有する樹脂製のフォロア
棒20が浸漬されている。又、フォロア棒はインキ収容
管の横断面形状に適度のクリアランスを有した相似形
や、その外周部に突起や溝部を形成して用いられる。
又、フォロアと同等の比重を与える為に中空部を備えて
形成される。
【0016】又、上記インキ収容管17aの後方外周部
に一体にガイドリブ21aが形成され、更にそのガイド
リブ21aの外面に適宜膨出した摺動突部22aが形成
されている。以上で、ボールペン筆記体1aは構成され
る。又、ボールペン筆記体1bも同様に構成される。
【0017】図1の複式筆記具は、2種のボールペン筆
記体と、ボールペン筆記体を収納する軸筒30と、軸筒
30の後方に回転のみ可能に固定される筒状の操作体3
4から成る。又、軸筒30に対し操作体34が必要に応
じて取り外されて筆記体の交換などを行う。
【0018】ところで、軸筒30のやや後方寄りの外周
に2箇所で膨出部33が形成され、該膨出部33の前面
には凸部33bと凹部33aから成る係止部が形成され
ている。又、図1及び図2に示すように膨出部33の後
方に筒部31が延設されて、その筒部31周面には円周
状の突部32aと更に後方に、後端に開口する2箇所の
スリット部32bが形成され、軸筒30内に上記ボール
ペン筆記体1a,1bが嵌挿されると共に、それぞれの
スリット部32bに上記ボールペン筆記体1a,1bの
後方外周部に形成したガイドリブ21a,21b、摺動
突部22a,22bが嵌挿される。
【0019】又、図3に示すように操作体34は後端に
閉塞した天冠36を有した筒体で、筒体の後方外周部一
側に基部38aで接続されたクリップ38が前方に延設
されている。又、クリップ38の玉部39の後面に凸部
40と凹部41から成る係止部が形成されており、後述
する操作体34の回転に伴うクリップの円周動によって
玉部39の凸部40が上記膨出部33の凹部33aに係
脱する。又、操作体34の前端内周に円周状の凹溝35
が形成され、その後方内周にカム溝42が形成されてい
る。又、その後方に天冠36から延出した環状リブ37
が形成されている。
【0020】ところで、上記カム溝42は図4に示され
るように略山形状の溝で形成され、該カム溝42の頂部
42aと底部42bにそれぞれ操作体の前端面50から
連通する縦溝44a,44bが形成されると共に、該縦
溝に摺動突部22a,22bが嵌挿可能と成されてい
る。又、縦溝44aと頂部42aとの接合部位、縦溝4
4bと底部42bとの接合部位に摺動突部22a,22
bが係脱可能な突条の係止部43a,43bが形成され
ている。
【0021】ボールペン筆記体1a,1bは摺動突部2
2a,22bがそれぞれカム溝42に縦溝44a,44
bを通じて挿入され、係止部43a,43bとの弾性変
形によってそれぞれカム溝42内に係合される。又、操
作体34は上記軸筒の筒部31に嵌装され、凹溝35に
突部32aが弾性変形によって係合して、軸筒30に対
し回転可能で抜け止めされる。以上で軸筒30に対する
操作体34の回転でボールペン筆記体1a,1bが交互
に前後動して、それぞれの筆記先端部が軸筒の先端口か
ら出没可能となる。その際、上述したようにインキ収容
管17a,17bは非変形であるが、屈曲可能部4によ
ってスムーズに作動可能となる。
【0022】又、操作体の前端部50の内周には軸筒の
突部32aの前部に設けた回転規制部45の当接部46
bと係合して軸筒30に対し操作体34を略180度の
範囲に規制する当接壁49a、49bが設けられてい
る。又、当接壁49aと49bの周間隔には周リブ47
とその両端に係止部48aと48bが設けられており、
前記回転規制された時に回転規制部45の係止部46a
と前記係止部48a、48bが係合して規制の位置決め
が成される。尚、必要に応じて前記係止部48aと48
bの中間に別の係合部を設けて筆記体を軸筒内に収容し
た中間状態の位置決めを行うようにすることも可能であ
る。
【0023】
【作用】軸筒30に対して操作体34を一方に回転する
と、ボールペン筆記体の摺動突部22a,22bが操作
体34の回転に伴いカム溝42に沿って摺動して、何れ
か一方のボールペン筆記体が前進、他方が後退して、前
進側の筆記先端部を軸筒30の先端口から突出させるこ
とが可能となる。又、ボールペン筆記体のインキ収容部
が非変形であっても筆記先方部位がフレキシブルに変移
するので作動が阻害されずに先端口からスムーズに筆記
先端部が出没する。
【0024】又、一方のボールペン筆記体1aが突出し
た状態に於いては、図1に示すようにクリップの玉部と
軸筒周面の膨出部が相互に係合してクリップが胸ポケッ
ト等に差せない状態となる。
【0025】次に、操作体34を他方に回転するとボー
ルペン筆記体1aが後退してその筆記先端部が軸筒30
内に没入すると共にボールペン筆記体1bが前進する。
その時、筆記先端部が軸筒30内に収容された携帯状態
となり、その状態に対するクリップは膨出部との係合が
解除された位置となって胸ポケット等に容易に差すこと
が可能となる。
【0026】更に操作体34を回転するとボールペン筆
記体1aが更に後退し、ボールペン筆記体1bが更に前
進してその筆記先端部が軸筒30の先端口から突出す
る。その状態に対するクリップは玉部と軸筒周面の膨出
部が相互に係合してクリップが胸ポケット等に差せない
状態となる。
【0027】又、ボールペン筆記体の交換は軸筒30に
対して操作体34を引き抜いて、ボールペン筆記体の摺
動突部22a,22bを縦溝44a,44bを通じて引
き出して行う。
【0028】又、ボールペン筆記体1aは、チップ11
を上向きにした状態に於いて、そのボール弁16が弁室
7のボール受け座8に位置して導孔9を密閉するので、
上向き筆記されてチップの先端ボール12背面のインキ
がなくなっても、インキにヘッドが掛かり逆流すること
がない。従って、チップ11を下向きにした時にはイン
キがすぐに流出可能となり、筆記で掠れが防止される。
(因みにボール弁を有しない構造では、上向き筆記でイ
ンキが逆流方向に作用するのでチップ内に空気を巻き込
み、下向き筆記で即インキが追随せず掠れが生じる)
【0029】チップ11を下向きにした筆記状態に於い
ては、ボール弁16がチップ11後端の一方に偏った状
態に当接し、他方にはチップ11内にインキが流入可能
な流路が構成され、インキ収容管17a,17bから導
孔9を経て弁室7に入ったインキ18は先端ボール12
の背面まで誘導される。この状態で、棒軸部15の押圧
で先端ボール12がチップ抱持部の内縁に密接されるの
でインキの直流が防止される。又、筆圧により先端ボー
ル12が微小に後退するので隙間を生じてインキが流出
可能となり、筆記により先端ボール12の回転でインキ
がスムーズに流出され、ボテが無く、筆跡濃度の高い筆
記が可能となる。先端ボール12の背面にはチャンネル
(チップ内孔に向かって貫通したインキ流入溝を複数箇
所に有した先端ボールの受け座)がありチャンネルの中
心孔には棒軸部15が貫通する。チップ内のインキはイ
ンキ流入溝および中心孔と棒軸部15との間の隙間を通
じて先端ボール12背面に誘導される。
【0030】
【発明の効果】本発明の複式筆記具の構成及び作用は以
上の如くであり、筆記先端部の耐乾燥性が維持されてシ
ールキャップを外して放置することができ、インキの直
流や逆流を防止可能とする機構を有する中粘度の水性、
低粘度の油性ボールペンの筆記体を構成し、大形で非変
形となるボールペン筆記体を2本搭載して、筆記先端部
がスムーズに出没可能であり、2本の筆記体と、操作
体、軸筒の単純な部品で構成され、筆記体の交換が容易
に行える複式筆記具が安価に提供可能となる。又、実施
例に於いては、筆記先端部が突出したままではクリップ
が胸ポケット等に差せないので、筆記先端部の突出状態
が容易に認知されて、筆記先端部のシャープエッジによ
る人体や衣服の損傷が防止され、且つ、衣服等を汚損す
る心配を無くすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である複式筆記具の全体を示す
縦断面図で、一部非断面で示されている。又、2種のボ
ールペン筆記体が搭載されている。
【図2】軸筒部位の後方を示す要部外観図である。
【図3】操作体の断面図である。
【図4】操作体の内周部に形成されたカム溝等を展開し
て示した図である。
【図5】本発明に使用されるボールペン筆記体の縦断面
図である。
【図6】図5に示すインキ収容管の横断面図である。
【符号の説明】
1a ボールペン筆記体 1b ボールペン筆記体 2 継ぎ手 3 前軸部 4 屈曲可能部 5 後軸部 6 鍔部 7 弁室 8 ボール受け座 9 導孔 10 内孔部 11 チップ 12 先端ボール 13 軸部 14 スプリング 15 棒軸部 16 ボール弁 17a インキ収容管 17b インキ収容管 18 インキ 19 フォロア 20 フォロア棒 21a ガイドリブ 21b ガイドリブ 22a 摺動突部 22b 摺動突部 30 軸筒 31 筒部 32a 突部 32b スリット部 33 膨出部 33a 凹部 33b 凸部 34 操作体 35 凹溝 36 天冠 37 環状リブ 38 クリップ 38a 基部 39 玉部 40 凸部 41 凹部 42 カム溝 43a 係止部 43b 係止部 44a 縦溝 44b 縦溝 45 回転規制部 46a 係止部 46b 当接部 47 周リブ 48a 係止部 48b 係止部 49a 当接壁 49b 当接壁 50 操作体の前端面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のボールペン筆記体を軸筒内に搭載
    して、選択的に夫々の筆記先端部を軸筒の先端口から交
    互に出没可能とした複式筆記具に於いて、軸筒の後方に
    筒部が延設されてその筒部周面には後端に開口する軸方
    向の2箇所のスリット部が形成され、それぞれのスリッ
    ト部にボールペン筆記体に一体的に設けた摺動突部が嵌
    挿されて軸筒に対しボールペン筆記体を軸方向のみ可動
    するように設けて、又、軸筒後方の筒部に操作体を回転
    のみ可能に止着して操作体の内周に設けたカム溝にボー
    ルペン筆記体の摺動突部を係合させると共に、軸筒に対
    し操作体を回転することでそれぞれのボールペン筆記体
    が前後動可能と成され、又、ボールペン筆記体は、先端
    ボールを抱持するチップと後方にインク収容管を有し、
    該インク収容管内に筆記に伴う先端ボールの回転で粘性
    が低下して流出される、所謂剪断減粘性を有した水性ボ
    ールペンインキ又は低粘度の油性インキが充填され、イ
    ンキの後端に筆記に伴うインキの消耗に追随して移動す
    るグリース状の半透明不乾性物から成るフォロアが充填
    されて、更に先端ボールがチップ先端のボール抱持部の
    内縁に常時は押圧して密接し、筆記時には密接状態が解
    除されるように設けられたスプリングを有することから
    成り、インキ収容管のインキ収容部は略非変形で、且つ
    軸内に揺動なく嵌挿されるものであって、インキ収容部
    と筆記先端部を接続する部位がフレキシブルに変位可能
    な屈曲可能部で形成されたことを特徴とする複式筆記
    具。
  2. 【請求項2】 上記ボールペン筆記体は、チップ後端に
    対接してボール弁が遊嵌された弁室が設けられ、該弁室
    後部にボール弁が密接してインキの逆流を防ぐボール受
    け座及び該ボール受け座からインキ収容管に通ずる導孔
    が設けられて成る請求項1記載の複式筆記具。
  3. 【請求項3】 操作体の内周に略山形状のカム溝が形成
    され、該カム溝の頂部と底部にそれぞれ操作体の前端面
    から連通する縦溝が形成されると共に、該縦溝に摺動突
    部が嵌挿可能と成された上記請求項1記載の複式筆記
    具。
  4. 【請求項4】 縦溝とカム溝との接合部位に摺動突部が
    係脱可能な係止部が形成されて成る上記請求項3記載の
    複式筆記具。
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