JPH0998708A - 野生動物用撃退装置 - Google Patents

野生動物用撃退装置

Info

Publication number
JPH0998708A
JPH0998708A JP28654795A JP28654795A JPH0998708A JP H0998708 A JPH0998708 A JP H0998708A JP 28654795 A JP28654795 A JP 28654795A JP 28654795 A JP28654795 A JP 28654795A JP H0998708 A JPH0998708 A JP H0998708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
battery
wild animals
battery box
supply unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28654795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2686602B2 (ja
Inventor
Jutaro Kuboi
重太郎 久保井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP28654795A priority Critical patent/JP2686602B2/ja
Publication of JPH0998708A publication Critical patent/JPH0998708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2686602B2 publication Critical patent/JP2686602B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 田、畑等を食害する野性動物の侵入を防ぐ撃
退装置を提供する。 【構成】 野生動物が、支柱1に設けた張込み線2に触
れて通電遮断部材が電源ユニットと配線との間から外れ
ることにより、電源ユニットと配線とが導通して着火発
音部材が着火し、爆発音を発生させるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田、畑、果樹園を食害
する猿、鹿、キツネ、タヌキ、カラス等の侵入を防ぐた
めの撃退装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は野生動物による農林産物の被害を
防止する手段として、カーバイト・プロパンガス等によ
る一定の周期で爆発する装置、トタン・ネット・ヒモを
張り巡らして物理的に侵入を防ぐ装置、電流により感電
させる装置、点火玉を着火させる装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カーバイト・プロパン
ガスによる装置では、野生動物が定期的爆発音に慣れて
1か月もすると威嚇効果が認められなくなり、設備費が
掛かる割りには効果が期待できない。トタン・ネットに
よる防止装置では設備が高額であるだけでなく、野生動
物が1度入ることを知ると効果がなくなる。感電装置は
人の手が濡れているときに触れると感電して危険であ
り、また、草木が伸びると、この草木がアースの役目を
して通電しなくなる。また、実公平6−36706号に
見られるように、張り巡らした張り込み線と、それと連
動するリミットスイッチ、制御装置を用いて、点火玉付
発音剤を着火発音する装置も知られている。しかし、こ
の装置ではリミットスイッチ、制御装置などの設備費、
維持費が高くつくことや、雨水で制御装置が作動しなく
なることもある。更にそのような不具合発生時や取換時
などの場合に農家の人が操作しようとしても、誰でも簡
単に操作できない難点を有する。本発明は、上記問題を
解決した野生動物用の撃退装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
農林産物の周囲に支柱を立て、野生動物の高さに合わせ
た位置にテグス(釣糸)、ナイロン糸などの張込み線を
支柱間に張り巡らし、支柱に着火発音部材および電源ユ
ニットを配線で接続し、電源ユニットと配線間に通電遮
断部材を設け、張込み線に野生動物が触れて通電遮断部
材が外れることにより、着火発音部材が着火および爆発
音を発生することを特徴とする。
【0005】請求項2記載の発明は、電源ユニットが電
池ボックスとその中に収納された電池を有し、シート状
部材からなる通電遮断部材が電池ボックスのスリットに
挿入されてなることを特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明は、シート部材が外れ
る強さを調整する調整部材が電池ボックスに設けられて
いることを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明は、電池の下端と配線
の接続端子との間にシート部材が位置し、スリットから
シート部材が外れると、電池と配線が導通することを特
徴とする。
【0008】請求項5の発明は、着火発音部材が複数の
玩具用爆竹、導火線からなることを特徴とする。
【0009】請求項6記載の発明は、着火発音部材が防
水ケースに収納され、かつ乾燥剤も収納されていること
を特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、田、畑、果樹園の農作物を
野生動物の被害から防護するものにおいて、野生動物が
張込み線に触れて通電遮断部材が電源ユニットと配線と
の間から外れることにより、電源ユニットと配線とが導
通して着火発音部材が着火し、爆発音を発生するので、
野生動物を撃退できる。また、着火発音した後は、再
度、導通遮断部材をセットし、さらに予備の着火発音部
材をセットすればよく、誰でも簡単に再セットできる。
【0011】また、数本のテグス(釣糸)、ナイロン糸
などの張込み線を張る方向を、支柱を立てる位置を調整
することにより、左右、上下、前後と四方八方から自由
に調整できるので、野生動物の種類や土地に合わせて張
込み線を張れる。電池ボックスのアクリル板などの導通
遮断部材が外れる時の感度はネジ等により調整し、感度
を変えることができる。爆発装置は玩具花火の爆竹を使
用する場合は、雨水、湿気による不発を生ずることもあ
るため、ナイロン袋などに爆竹と乾燥剤をいれ密封する
ことが好ましい。爆竹の着火には爆竹の導火線にヒータ
ーで着火するが、爆発装置を多くするにはヒーター線を
細くして数個のヒーター線が同時に加熱するか電池本数
を多くすることもできる。
【0012】
【実施例】図面により本発明の実施例を説明する。図1
において、農林産物を囲むように支柱1が周囲に立てら
れている。テグス(釣糸)またはナイロン糸からなる張
込み線2は各支柱1、1・・・間に張り巡らされてい
る。本実施例では、張込み線2は地面より20〜30cm
の高さに1本と50〜60cmの高さにもう1本張ってあ
る。
【0013】4隅の支柱1と中央の支柱1に電池ボック
ス6が設けられ、張込み線2はこれらの電池ボックス6
に取り外し可能に取り付けられた導通遮断部材、例えば
アクリル板7に接続されている。他の支柱にはリング1
aを介して、張込み線2が垂れ下がらないように支持さ
れている。この実施例では、1つの張込み線を一周巡ら
せているが、必ずしもその必要はなく、2本の支柱間
で、一方の支柱に張込み線を固定して、他方の支柱に電
池ボックス6を設定し、この電池ボックスに張込み線2
を接続してもよい。さらに図2に示すように、上・中・
下に設けた張込み線2を束ねるようにして電池ボックス
6に接続してもよい。また、着火発音部材24を収納す
る防水ケース、例えば、透明プラスチックケース8に対
して、1つの電池ボックス6から複数の透明プラスチッ
クケース8に接続し、多くの着火発音部材が着火発音す
るようにしてもよい。
【0014】電池ボックス6のスリット13に挿入され
るアクリル板7は電池ボックス6の形状に合わせた円弧
状部分と、その両端部に突出部16を有する。この突出
部16を設けることにより、張り込み線をまっすぐでな
くても左右の横からも、斜めの後方からも張ることがで
きる。電池ボックス6は電池ボックス取り付け金具4で
支柱1に取付けられている。電池ボックス6の本体中に
収納された乾電池11の下端部分が、スリット13から
挿入されたアクリル板7の上表面部に接触している。電
池ボックス6の下端部には、電池ボックスキャップ17
がネジ14、13により電池ボックス本体に締め付けら
れている。電池ボックスキャップ17には電池接点金具
18が設けられ、この電池接点金具18の上部がスリッ
トの下表面部に接触している。このネジ14、13の締
め付け力を調節することにより、アクリル板7がスリッ
トから外れる感度を調節できる。電池ボックス6の上端
には電池6を下方に押圧するバネ9が設けられている。
このバネ9に接続された電極用ネジ10aと電池接点金
具18に接続された電極用ネジ10bにリード線5が接
続されている。このリード線5は支柱1の上部に取り付
けられた防水ケース8に接続されている。
【0015】詳細には、図4に示すように、取付けネジ
19を介し、アクリルベース板21に設けた電柱板20
に接続されている。玩具用などの爆竹24は導火線15
を介し、さらにヒーター12を介し、電極板25に接続
されている。なお、この爆竹24、導火線15、ヒータ
ーは、ビニールケース22に収納され、周囲を密封部2
3で密封され、電極板25、25が外に出ている。この
電極板25、25が、電極板20、20とともにネジ1
9、19でリード線5に導通状態に接続されている。
【0016】26は、爆竹24、導火線15、ヒーター
12等の着火発音部材用の乾燥剤である。電池ボックス
8は、その下方部分が支柱1の上部に被さるように取付
けられ、防水と取付け強度を補強している。
【0017】野鳥脅しに用いる場合は、張込み線2の代
わりに鳥脅し用糸を用いる。鳥脅し用糸の先に餌を取り
付け、この餌が引かれることにより電池ボックスのアク
リル板が外れるようにセットすればよい。また、図1に
示すように、張込み線2は農林産物の周囲のみでなく、
それからはみ出して設けることにより、有害野生動物が
近づくのを撃退するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明は、金網、トタン、
ネット等の囲みのような設備費、維持費が不要である。
また、100V配線のような高電圧も不要であり、家畜
や人への感電の心配や草木による絶縁による作動不良も
発生しない。本発明は、電池で作動するための設備費は
少なくて済む。一度、爆竹花火24から作動した後は、
防水ケース8を支柱1から外し、ネジ19をゆるめるこ
とで、電極板25を電極板20から外し、使用済みの爆
竹花火24を収納したビニールケース22を取り外す。
そして、電池ボックス8のスリット13に再度アクリル
板7を挿入して、電池と配線間を非導通状態にセットし
た後に予備の爆竹入りビニールケースを再度電池ボック
スにセットする。したがって、だれでも簡単にセットで
き、取扱いが容易である。本発明は、取扱いが簡単であ
るので、農家の人などユーザが土地の場所や野生動物の
種類に応じて張込み線の張り方を自由に変更できるとと
もに、着火発音部材の数や位置も自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体概略図を示す平面図である。
【図2】図1の一部を示す正面図である。
【図3】支柱1の部分拡大図である。
【図4】耐水ケース8の拡大図である。
【図5】電池ボックス6の拡大図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 張込み線 3 野鳥用の餌 4 電池ボックス取り付け金具 5 リード線 6 電池ボックス 7 アクリル板 8 防水ケース 9 バネ 10a 電極用ネジ 10b 電極用ネジ 11 電池 12 ヒーター 13 スリット 14 感度調整ネジ 15 導火線 16 突出部 17 電池ボックスキャップ 18 電池接点金具 19 取り付ネジ 20 電極板 21 アクリルベース板 22 ビニールケース 23 密封部 24 爆竹花火 25 電極板 26 乾燥剤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野生動物から守る農林産物の周囲に所定
    間隔で立設された支柱、野生動物の高さに応じた高さで
    あって、該支柱間に張り渡された張込み線、該支柱に取
    り付けられた防水ケース、防水ケースに収納された着火
    発音部材、防水ケースが取り付けられた支柱と同じ支柱
    に取り付けられた電源ユニット、該電源ユニットと着火
    発音部材とを接続する配線、および該配線と該電源ユニ
    ットの間に取り外し可能に取り付けられかつ該張込み線
    に接続された通電遮断部材からなり、該通電遮断部材が
    該配線と該電源ユニットの間にある時は両者間の導通を
    阻止し、取り外されると両者間が導通するように設けら
    れており、野生動物が該張込み線に触れて該張込み線が
    引っ張られることによって、該通電遮断部材が該配線と
    該電源ユニットの間から外れ、着火発音部材が通電され
    ることを特徴とする野生動物用撃退装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の野生動物用撃退装置にお
    いて、該電源ユニットは電池ボックスと該電池ボックス
    中に収納された電池を有し、該通電遮断部材はシート状
    部材からなりかつ該電池ボックスに設けたスリットに挿
    入され、該電池ボックス内の該電池と該配線との間の導
    通を阻止してなることを特徴とする野生動物用撃退装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の野生動物用撃退装置にお
    いて、該シート状部材が該スリットから外れる強さを調
    整する調整部材が該電池ボックスに取付けられているこ
    とを特徴とする野生動物用撃退装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の野生動物用撃退装置にお
    いて、該スリットは該電池の下端部分に相当する位置で
    あって、該電池ボックスの下側部分に形成され、該電池
    の下端部分が該スリットに挿入された該シート状部材の
    上側部分に接触して位置し、該シート状部材の下側に該
    配線の接続端子が位置してなり、該張込み線が引っ張ら
    れることにより、該通電遮断用の該シート部材が該スリ
    ットから外れ、該電池の下端が該配線の該接続端子と導
    通するように形成されていることを特徴とする野生動物
    用撃退装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3記載の野生動物
    用撃退装置おいて、該着火発音部材は複数の爆竹および
    該爆竹を接続する導火線からなり、該導火線が該配線に
    接続されていることを特徴とする野生動物用撃退装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の野生動物用撃退装置にお
    いて、該防水ケースに爆竹用の乾燥剤が収納されている
    ことを特徴とする野生動物用撃退装置。
JP28654795A 1995-10-05 1995-10-05 野生動物用撃退装置 Expired - Fee Related JP2686602B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28654795A JP2686602B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 野生動物用撃退装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28654795A JP2686602B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 野生動物用撃退装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0998708A true JPH0998708A (ja) 1997-04-15
JP2686602B2 JP2686602B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=17705831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28654795A Expired - Fee Related JP2686602B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 野生動物用撃退装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2686602B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020241149A1 (ja) 2019-05-24 2020-12-03 株式会社太田精器 野生動物撃退装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020241149A1 (ja) 2019-05-24 2020-12-03 株式会社太田精器 野生動物撃退装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2686602B2 (ja) 1997-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101989281B1 (ko) 복합방식 유해 조수 퇴치기
KR20110079567A (ko) 조류퇴치기
US10028502B2 (en) Animal deterrent device
US8226260B2 (en) Apparatus and methods for deterring predators
KR101354823B1 (ko) 유해동물 퇴치장치
KR20050057158A (ko) 지상에서 이동하는 곤충의 퇴치 장치
JP2686602B2 (ja) 野生動物用撃退装置
US4747229A (en) Crawling slug and pest exterminator
EP4176719A1 (en) Anti-pest device for fruit trees and the like
JP2003219788A (ja) 防獣システムと、防獣用ネット並びに防獣用ネット係止環
KR20000030459A (ko) 적외선 센스를 이용한 전자 조류 퇴치기
JP7268957B2 (ja) 振動発生装置、及び振動発生システム
JP4836124B2 (ja) 鳥類忌避装置
KR20160065240A (ko) 야생동물 퇴치용 울타리
JP2008092937A (ja) 害獣威嚇装置
US20140318473A1 (en) Electronic animal deterrence for feeding stations
US6014951A (en) Electrode design for deer repellent device
US20130058000A1 (en) System and method for deterring birds and small animals
KR20010035482A (ko) 조류 퇴치 장치
US20070289201A1 (en) Electronic Pest Deterrent
JP2002000163A (ja) 通電可能な防獣用通電性ネット
JP2009022183A (ja) 野生動物の撃退具及び野生動物の撃退方法
CN215684353U (zh) 一种植物保护的灭害虫装置
JPH0636706Y2 (ja) 有害野生動物用センサー及び撃退装置
CN217117313U (zh) 一种病虫灾害灭杀装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees