JPH0636706Y2 - 有害野生動物用センサー及び撃退装置 - Google Patents

有害野生動物用センサー及び撃退装置

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JPH0636706Y2
JPH0636706Y2 JP1990077850U JP7785090U JPH0636706Y2 JP H0636706 Y2 JPH0636706 Y2 JP H0636706Y2 JP 1990077850 U JP1990077850 U JP 1990077850U JP 7785090 U JP7785090 U JP 7785090U JP H0636706 Y2 JPH0636706 Y2 JP H0636706Y2
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JP
Japan
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ignition
sensor
limit switch
controller
harmful
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JP1990077850U
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JPH0435786U (ja
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明一 上田
一美 中村
武雄 月井
勇 蔵持
Original Assignee
ヤシマ産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、森林に生棲し林内及び林地に接する農林生産
物を食害する野生動物を、玩具花火型の発音剤により威
嚇撃退して被害を防止するための有害野生動物用センサ
ー及び撃退装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、森林及び林地に近接した地域での野生動物による
農林産物の被害を防止する手段として、案山子などの擬
人装置、一定の周囲に電流を流して感電させる装置、金
網や魚網で囲む、アセチレンガスやプロパンガスなどに
よる定時的な爆発音撃退装置、野生動物が乗ると通電し
て花火に着火発音させる装置等が看られる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 感電させる装置や、金網・魚網等を張り巡らして囲むこ
とは、設備費及び維持費等から経済性で難点が挙げられ
ている。
案山子による威嚇やアセチレンガス・プロパンガスによ
る定時的爆発音には、野生動物も慣れが生じて1月くら
いすると威嚇効果が認められなくなる。
また野生動物の体重で通電して花火に着火発音させる装
置は、電源に100ボルトを使用することや、雨水で装置
が作動しなくなるなどの問題点が挙げられる。
この考案は、上記の問題点を解決した有害野生動物用セ
ンサー及び撃退装置を提供することを目的とするもので
ある。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案は、適当な位置に立てられた支柱と、該支柱の
野生動物に触れる高さに取り付けたリング状金具と、該
リング状金具を通して可動的に張り巡らされている張り
込み線と、該張り込み線と連動するよう支柱に取り付け
られているリミットスイッチとで構成されることを特徴
とする有害野生動物用センサーに関するものである。
また考案は、前記リミットスイッチからの信号の都度1
〜10数段の段階的に発火用電流を流す制御器と、該制御
器の端末に微弱電流で着火発音させる点火玉付発音剤と
で構成されることを特徴とする有害野生動物用撃退装置
に関するものである。
(ホ)作用 上述のごとく構成された本願考案は、農林産物を食べに
畑7等に近づいた有害野生動物8が張り込み線3に触れ
てしまうようになっている。
野生動物8に触れた張り込み線3は野生動物8に引っ張
られるように反応する。
この動きに連動するようにリミットスイッチ4が張り込
み線3に繋がれて支柱1に取り付けられており、リミッ
トスイッチ4からの信号は制御器5に送られる。
上記のセンサーは、張り込み線3を支柱1のリング状金
属具2を通して可動的に適当な高さに固定してあるた
め、有害野生動物8が農林産物に近づくことを確実に感
知することができる。
制御器5はリミットスイッチ4からの信号の都度1〜10
数段の段階的に発火用電流を点火玉付発音剤6に送る。
順次発音剤を作動させ、全段階終了後は自動的に原点に
復帰する。
制御器5から送られた電流は点火玉を発火させ発音剤の
火薬に着火させる。
点火玉付発音剤6は大きな音を発生させるので、野生動
物8を驚かせ撃退させることができる。
野生動物8が張り込み線3に触れた時点で発音し、しか
も数段階発音できる装置であるので、有害野生動物8を
撃退できる最も有効な装置である。
(ヘ)実施例 添付図面に基づいて本願考案に係わる有害動物用センサ
ー及び撃退装置の一実施例を説明するが、この実施例の
みに限定されるべきでないことは言うまでもない。
図中1は地面に立てるための支柱である。支柱1の数は
必要なだけ使用してよいが、本実施例では4本である。
支柱1は農林産物を囲んでしまうこともできるが、本実
施例では直線上に配置した。
図中2はリング状金属具であり、図中3は張り込み線で
ある。張り込み線3の両端はどこに張ってもよいのだ
が、本実施例では両端の支柱1のリング状金属具2に固
定している。中間の2本の支柱1は張り込み線3の緩み
を支えるため適当な間隔に立て、そのリング状金属具2
には張り込み線3が可動的に通されてある。
図中4はリミットスイッチである。支柱1に取り付け、
張り込み線3の動きに連動してスイッチが入るように繋
がれている。
図中5は制御器である。リミットスイッチ4からリード
線が来ている制御器5は直流電源12ボルト程度で作動す
るIC回路である。具体的には、リミットスイッチ4から
信号を受けて即又は数秒ないし10数秒の待ち時間を経て
発火電流を流す。しかも、リミットスイッチ4からの信
号を受けた都度段階的に順次点火玉付発音剤6を作動さ
せる。
図中6は点火玉付発音剤である。点火玉付発音剤6は10
数個まで取り付けられるが本実施例では3個使用する。
制御器5から出ているリード線の端末に取り付けられ、
内部に低電流で発火する点火玉、中間に1〜10瓦の発音
剤(火薬)、外側は金属製信管や薬莢状の物でもよいが
本実施例では張り子紙の球状にし、それを防水処理して
ある。該点火玉付発音剤6は被害地の適当な箇所につり
下げる。
(ト)考案の効果 以上のように、本願考案に係わる有害動物用センサー及
び撃退装置は、被害地域を金網や魚網で囲み野生動物の
侵入通路を遮断するための設備費や維持費などの経費増
の必要がなく、非常に経済的である。
また、使用電源も100ボルト配線を必要とせず、直流12
ボルト(電池)程度で作動させることができる。
また、どんな場所にも持ち運べて設置できる簡単な装置
である。
また、発音は定時的でなく、野生動物が張り込み線に触
れた時点で着火発音し、しかも1〜10数段階発音できる
装置であり、侵入しようとする野生動物を威嚇により撃
退できる最も有効な装置であるということができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本願考案に係わる有害野生動物用センサー及
び撃退装置の一実施例をあらわし、第1図は正面図、第
2図は使用状態をあらわす平面図である。 (図虫の主な符合) 1……支柱、2……リング状金具、 3……張り込み線、 4……リミットスイッチ、 5……制御器、6……点火玉付発音剤。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適当な位置に立てられた支柱(1)と、該
    支柱(1)の野生動物に触れる高さに取り付けたリング
    状金具(2)と、該リング状金具(2)を通して可動的
    に張り巡らされている張り込み線(3)と、該張り込み
    線(3)と連動するよう支柱(1)に取り付けられてい
    るリミットスイッチ(4)とで構成されることを特徴と
    する有害野生動物用センサー
  2. 【請求項2】請求項1記載のリミットスイッチ(4)か
    らの信号の都度1〜10数段の段階的に発火用電流を流す
    制御器(5)と、該制御器(5)の端末に微弱電流で着
    火発音させる点火玉付発音剤(6)とで構成されること
    を特徴とする有害野生動物用撃退装置
JP1990077850U 1990-07-24 1990-07-24 有害野生動物用センサー及び撃退装置 Expired - Lifetime JPH0636706Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0435786U JPH0435786U (ja) 1992-03-25
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