JPH0998041A - 振巾制限回路 - Google Patents

振巾制限回路

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Publication number
JPH0998041A
JPH0998041A JP7253819A JP25381995A JPH0998041A JP H0998041 A JPH0998041 A JP H0998041A JP 7253819 A JP7253819 A JP 7253819A JP 25381995 A JP25381995 A JP 25381995A JP H0998041 A JPH0998041 A JP H0998041A
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JP
Japan
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signal
amplitude
circuit
phase
peak value
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Pending
Application number
JP7253819A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Suzuki
三博 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0998041A publication Critical patent/JPH0998041A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振巾制限を行う際に、不要な成分を生成させ
ずに良好に処理できるようにする。 【解決手段】 入力信号の尖頭値の位置と振巾と位相を
検出回路13で検出し、この検出した位置でインパルス
信号を生成させて、そのインパルス信号を、検出した振
巾及び位相で調整した後、減算器18で入力信号から減
算するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線通信装
置に適用して好適な振巾制限回路に関し、特に尖頭値が
大きくダイナミックレンジが大きい信号の処理に適用し
て好適な振巾制限回路に関するする。
【0002】
【従来の技術】従来、尖頭値が大きくダイナミックレン
ジの大きな信号を、比較的小さなダイナミックレンジの
電力増幅器等で増幅する場合には、増幅に先立って振巾
制限リミッタを通して、増幅器の飽和域を越えないよう
に処理していた。
【0003】即ち、例えば図4に示すように、最初に振
巾制限リミッタ1により振巾制限処理をした後、電力増
幅器2に供給して、増幅処理するようにしていた。この
ように処理することで、電力増幅器2でのダイナミック
レンジを越えた増幅処理が制限され、増幅信号が歪むの
を防止できる。なお、振巾制限リミッタ1と電力増幅器
2とは、一体に構成される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、振巾制限リ
ミッタは、その動作が非線形であり、信号帯域外に不要
なスプリアスを発生させてしまう不都合があった。例え
ば、図5のAに示すスペクトルの信号が振巾制限リミッ
タに入力した場合、振巾制限後の信号としては、図5の
Bに示すように、信号帯域外に不要なスプリアス成分S
pが生じてしまう。
【0005】このスプリアス成分Spは、本来の信号に
比べるとレベルが低くなった信号であるが、このような
スプリアス成分があるのは好ましくない。例えば、無線
送信する信号を処理する回路系で、このようなスプリア
ス成分が存在すると、無線伝送時に、スプリアス成分が
隣接チャンネルなどに妨害を与えてしまい、通信障害を
発生させてしまう。
【0006】このため、従来は電力増幅器として、ダイ
ナミックレンジの広い特性の回路を使用して、振巾制限
をしないで増幅するなどの処理が必要であったが、ダイ
ナミックレンジの広い増幅器は構成が複雑である不都合
があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、振巾制限を行う
際に、不要な成分を生成させずに良好に処理できるよう
にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、入力信号の尖頭値の位置と振巾と位相を
検出し、この検出した位置でインパルス信号を生成させ
て、そのインパルス信号を、検出した振巾及び位相で調
整した後、入力信号から減算するようにしたものであ
る。
【0009】かかる構成によると、尖頭値の大きな信号
を、不要な帯域外スプリアスを生成させずに、振巾制限
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図3を参照して説明する。
【0011】図1は本例の振巾制限回路10の構成を示
す図で、入力端子11に得られる信号を、電力増幅器2
1に供給する前段で、振巾制限回路10に供給する。こ
の振巾制限回路10の構成について説明すると、入力端
子11に得られる信号x(t)を、遅延回路12に供給
すると共に、尖頭値検出回路13に供給する。この尖頭
値検出回路13では、供給される信号の尖頭値の位置と
振巾と位相を検出する。
【0012】そして、尖頭値検出回路13で検出した尖
頭値の位置のタイミングデータt0を、インパルス信号
発生回路14に供給する。このインパルス信号発生回路
14では、タイミングデータt0 が供給されるタイミン
グでインパルス信号を発生させる。
【0013】そして、インパルス信号発生回路14が出
力するインパルス信号を、帯域制限フィルタ15に供給
し、所定の帯域制限を行ったインパルス信号h(t)を
得る。そして、この帯域制限されたインパルス信号h
(t)を、可変増幅器16に供給する。なお、この帯域
制限されたインパルス信号h(t)の高さは、可変増幅
器16に対する基準となる高さ1となるように設定す
る。
【0014】そして、可変増幅器16では、尖頭値検出
回路13で検出した尖頭値の振巾|x(t0 )|に基づ
いた増幅率を設定して、帯域制限されたインパルス信号
h(t)を尖頭値の振巾に基づいた値であるα倍した値
αh(t)とする。この乗算する値αは、尖頭値の振巾
|x(t0 )|と、振巾制限値xとの差より計算され
る。即ち、次式に基づいて計算される。
【0015】
【数1】α=|x(t0 )|−x
【0016】そして、この可変増幅器16の出力を、位
相調整回路17に供給する。位相調整回路17では、尖
頭値検出回路13で検出した尖頭値の位相に基づいて、
可変増幅器16の出力信号の位相調整を行う。即ち、可
変増幅器16が出力するインパルス信号の位相を、尖頭
値の位相φに合わせる処理を行い、位相調整されたイン
パルス信号αexpjφh(t)とする。なお、信号が実数
である場合には、合わせる位相としては、0°か180
°のいずれかだけである。そして、この位相調整された
インパルス信号を、減算器18に供給する。
【0017】減算器18は、遅延回路12で所定時間τ
だけ遅延された入力信号x(t−τ)が供給され、この
遅延された入力信号x(t−τ)から、位相調整された
インパルス信号αexpjφh(t)を減算し、減算された
信号を、この振巾制限回路10の出力信号y(t)とし
て、電力増幅器21に供給する。そして、この電力増幅
器21で電力増幅された信号を、出力端子22に得る。
【0018】なお、遅延回路12での遅延時間τとして
は、尖頭値検出回路13での尖頭値の検出に要する時間
と、帯域制限フィルタ15での遅延時間とを合計した時
間とする。
【0019】次に、本例の振巾制限回路10の動作を、
図2及び図3の波形図を参照して説明する。まず、図2
のAに示す波形の信号x(t)が入力端子11に得られ
たとする。この入力信号x(t)の尖頭値は、振巾制限
値xを越えているとする。なお、図2のAに示す入力波
形のタイミングとしては、遅延回路12で所定時間τだ
け遅延された入力信号x(t−τ)のタイミングを示
す。
【0020】そして、入力信号の尖頭値の部分の位置,
振巾,位相が検出されて、その位置にインパルス信号が
発生され、このインパルス信号が帯域制限フィルタ15
で帯域制限された後、振巾と位相が尖頭値の値に基づい
て調整されて、図2のBに示すインパルス信号αexpjφ
h(t)が得られる。このインパルス信号は、入力端子
11に得られる信号の尖頭値の位置から所定時間τだけ
遅延した信号である。
【0021】そして、この遅延された信号x(t−τ)
から、減算器18でインパルス信号αexpjφh(t)を
減算することで、図2のCに示す減算出力が得られる。
この減算出力は、尖頭値の振巾がxに制限された信号と
なる。
【0022】ここで、本例の処理による信号スペクトル
の変化を図3に示すと、例えば入力信号x(t)のスペ
クトルが図3のAに示す状態であるとき、位相調整回路
17が出力する帯域制限,振巾調整,位相調整が施され
たインパルス信号のスペクトルは、図3のBに示すよう
に、入力信号と同じ帯域内に分布したスペクトルとなっ
ている。なお、帯域制限フィルタ15,増幅器16,位
相調整回路17いずれの出力の場合も、スペクトルは同
じである。
【0023】そして、このインパルス信号を入力信号か
ら減算しても、出力信号のスペクトルは図3のCに示す
ように、元の入力信号のスペクトル(図3のA)から変
化せず、本例の振巾制限回路10で振巾が制限された信
号には、従来のようなスプリアス成分は発生しない。従
って、振巾制限回路10の出力を電力増幅器21で増幅
する場合に、この電力増幅器21が比較的小さなダイナ
ミックレンジであっても、その増幅器21の飽和域を越
えない信号に良好に振巾制限することができ、良好な電
力増幅が可能になる。
【0024】このように比較的小さなダイナミックレン
ジの電力増幅器を使用して、スプリアスを生成させるこ
となく良好に処理できることで、ダイナミックレンジの
小さい構成の電力増幅器(即ち簡単な回路構成の電力増
幅器)を、各種装置に適用できるようになる。例えば、
無線送信用の回路に適用することで、無線送信信号にス
プリアス成分が発生せず、隣接チャンネルの信号に妨害
を与えることがなくなる。特に、1伝送単位の信号とし
て複数のキャリアを有するマルチキャリア信号を伝送さ
せる場合には、このマルチキャリア信号は尖頭値が大き
く、本例の回路による効果が大きい。また、マルチキャ
リア信号以外の信号を伝送させる場合でも、その変調方
式により尖頭値が大きくなる場合があり、そのような場
合には本例の回路が好適である。
【0025】なお、上述実施例においては、インパルス
信号を発生させて、このインパルス信号をフィルタで帯
域制限するようにしたが、何らかのメモリ(記憶手段)
を設けて、このメモリに帯域制限されたインパルス信号
の波形のデータを記憶させて、このメモリからのインパ
ルス信号の読出しを、尖頭値の検出位置で行い、その読
出したインパルス信号を増幅器16に供給するように構
成しても良い。このようにメモリを使用することで、振
巾制限回路の構成をより簡単にすることができる。
【0026】また、上述実施例では、振巾制限回路で振
巾制限した信号を、電力増幅器で増幅するようにした
が、他の目的で使用される振巾制限回路にも適用できる
ことは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、尖頭値の大きな信号
を、不要な帯域外スプリアスを生成させずに、振巾制限
することができ。このため、例えば振巾制限された信号
を電力増幅した後、無線伝送する場合には、隣接チャン
ネルなどに妨害を与える成分が発生せず、良好に無線伝
送できるようになる。
【0028】この場合、インパルス信号発生手段とフィ
ルタの代わりに、フィルタで帯域制限されたインパルス
信号を記憶した記憶手段を設けるようにしたことで、簡
単な構成で帯域外スプリアスを生成させないようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の振巾制限処理を示す波形図である。
【図3】一実施例の振巾制限処理による信号スペクトル
の変化を示す波形図である。
【図4】従来の振巾制限処理を示す構成図である。
【図5】従来の処理でスプリアス成分が生成される状態
を示す波形図である。
【符号の説明】
10 振巾制限回路 11 入力端子 12 遅延回路 13 尖頭値検出回路 14 インパルス発生回路 15 帯域制限フィルタ 16 可変増幅器 17 位相調整回路 18 減算器 21 電力増幅器 22 出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の尖頭値の位置と振巾と位相を
    検出する検出手段と、 上記検出手段で検出された尖頭値の位置にインパルス信
    号を発生させるインパルス信号発生手段と、 該インパルス信号発生手段で発生されたインパルス信号
    の帯域制限を行うフィルタと、 該フィルタで帯域制限された信号を上記検出手段で検出
    された尖頭値の振巾に対応した率で増幅する増幅手段
    と、 該増幅手段で増幅された信号の位相を上記検出手段で検
    出された位相に合わせる位相調整手段と、 該位相調整手段で調整された位相の信号を、上記入力信
    号から減算する減算手段とを設けた振巾制限回路。
  2. 【請求項2】 上記インパルス信号発生手段と上記フィ
    ルタの代わりに、上記フィルタで帯域制限されたインパ
    ルス信号を記憶した記憶手段を設け、 該記憶手段が記憶したインパルス信号を、上記検出手段
    が検出した尖頭値の位置で出力して、上記増幅手段に供
    給するようにした請求項1記載の振巾制限回路。
JP7253819A 1995-09-29 1995-09-29 振巾制限回路 Pending JPH0998041A (ja)

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JP7253819A JPH0998041A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 振巾制限回路

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527820A (ja) * 2005-01-07 2008-07-24 ノキア シーメンス ネットワークス オサケユイチア 送信信号の制限
JP2009065385A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Ntt Docomo Inc Ofdm信号送信装置、信号処理チップ及びofdm信号送信方法
JP2011087339A (ja) * 2006-02-17 2011-04-28 Fujitsu Ltd 信号ピーク電圧抑圧装置

Cited By (3)

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JP2008527820A (ja) * 2005-01-07 2008-07-24 ノキア シーメンス ネットワークス オサケユイチア 送信信号の制限
JP2011087339A (ja) * 2006-02-17 2011-04-28 Fujitsu Ltd 信号ピーク電圧抑圧装置
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