JPH0997758A - 位置合わせ方法 - Google Patents

位置合わせ方法

Info

Publication number
JPH0997758A
JPH0997758A JP7252807A JP25280795A JPH0997758A JP H0997758 A JPH0997758 A JP H0997758A JP 7252807 A JP7252807 A JP 7252807A JP 25280795 A JP25280795 A JP 25280795A JP H0997758 A JPH0997758 A JP H0997758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment
measurement
processing mode
wafer
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7252807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3600882B2 (ja
Inventor
Shoji Kawakubo
昌治 川久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP25280795A priority Critical patent/JP3600882B2/ja
Priority to US08/720,177 priority patent/US5760411A/en
Publication of JPH0997758A publication Critical patent/JPH0997758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3600882B2 publication Critical patent/JP3600882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の処理モードで検出できるアライメ
ントセンサを使用して位置合わせを行う際に、実際の使
用条件下で最も高精度な処理モードが選択でき、結果と
して高い位置合わせ精度が得られる位置合わせ方法を提
供する。 【解決手段】 LIA系10から投影光学系PLを介し
てウエハW上のウエハマークに2つの周波数差のあるレ
ーザビームLB1,LB2を照射し、そのウエハマーク
から発生する回折光をLIA系10内の受光素子21A
〜21Cで受光する。受光素子21Aでは、±1次回折
光よりなる第1干渉光を受光し(第1処理モード)、受
光素子21B,21Cでは0次光及び2次回折光よりな
る第2、第3干渉光を受光する(第2処理モード)。2
つの処理モードの内で計測結果の再現性の良好なモード
でアライメントを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、撮像素子(CCD等)、液晶表示素子、又は薄膜磁
気ヘッド等を製造するためのフォトリソグラフィ工程で
マスクパターンを感光基板上に転写するために使用され
る露光装置において、感光基板上の各ショット領域を露
光位置に位置決めするための位置合わせ方法に関し、更
に詳しくは統計処理により算出した配列座標に基づいて
各ショット領域を位置合わせする位置合わせ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば超LSI等の半導体素子を製造す
る際に、マスクとしてのレチクルのパターンを投影光学
系を介してフォトレジストが塗布されたウエハ上の各シ
ョット領域に投影する投影露光装置(ステッパー等)が
使用されている。一般に、半導体素子はウエハ上に多数
層の回路パターンを所定の位置関係で積み重ねて形成さ
れるため、2層目以降の回路パターンをウエハ上の各シ
ョット領域に転写する際には、各ショット領域とレチク
ルのパターンの投影位置(露光位置)との位置合わせ、
言い換えるとウエハとレチクルとの位置合わせ(アライ
メント)を高精度に行う必要がある。
【0003】従来の投影露光装置におけるウエハの位置
合わせ方法の内で、スループット(単位時間当たりのウ
エハの処理枚数)が高く、且つ高い位置合わせ精度が得
られる方法として、例えば特開昭61−44429号公
報に開示されているエンハンスト・グローバル・アライ
メント(以下、「EGA」と言う)方式が知られてい
る。このEGA方式は、ウエハ上の全部のショット領域
から予め選択された所定個数のショット領域(サンプル
ショット)に付設された位置合わせ用のウエハマークの
座標位置を所定のアライメントセンサを介して検出し、
検出された座標等を統計処理することによりそれら全部
のショット領域の配列座標を算出し、算出された配列座
標に基づいて各ショット領域の位置合わせを行うもので
ある。
【0004】その際に使用されるアライメントセンサと
して、例えば特開平2−227602号公報で開示され
ているように、回折格子状のウエハマークに対して可干
渉で僅かに周波数の異なる1対のレーザビームを照射
し、そのウエハマークから同一方向に発生する1対の回
折光からなるヘテロダインビームを光電変換して得られ
るビート信号の位相に基づいて、そのウエハマークの位
置を検出するLIA(Laser Interferometric Alignmen
t)方式のセンサが知られている。なお、LIA方式の内
でも、上述のように僅かに周波数の異なる1対のレーザ
ビームを照射する方式は2光束ヘテロダイン干渉方式と
も呼ばれている。LIA方式としては、それ以外に、あ
まり使用はされていないが、同じ周波数のレーザビーム
を照射するホモダイン干渉方式もある。
【0005】そのLIA方式では、光源としてHe−N
eレーザ光源のような1個の単色レーザ光源、又は複数
個の単色レーザ光源が使用されている。また、通常は回
折格子状のウエハマークに対して上方から対称に2本の
レーザビームが照射され、そのウエハマークからほぼ垂
直上方に発生する±1次回折光からなる干渉光が検出さ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来のLI
A方式のアライメントセンサで、1個の単色レーザ光源
を使用する場合には、ウエハ上のフォトレジスト層での
薄膜干渉等の影響を受け易いという不都合がある。その
ため、上記のように±1次回折光のみを受光する方式で
は、フォトレジスト層の厚さ、及びウエハマークの凹凸
の段差等によっては回折光の強度が弱くなり、結果とし
て最終的に得られる光電変換信号(ビート信号)の振幅
が小さくなって、位置合わせ精度が低下する恐れがあっ
た。
【0007】この対策として、ウエハマークからの±1
次回折光を受光する第1モードの他に、ウエハマークか
らの一方のレーザビームの0次光と他方のレーザビーム
の2次回折光とからなる干渉光を受光する第2モードを
設け、これら2種類のモードを使い分ける方式も従来か
ら使用されている。実際のプロセス中のウエハでは、ウ
エハマークのエッジのだれ、ウエハマークの崩れ、フォ
トレジスト層の厚さむら等があるために、前者の第1干
渉光、及び後者の第2干渉光の強度が共に小さくなるこ
とはなく、その第1干渉光の強度が弱い場合にはその第
2干渉光の強度が強くなり、あるいはその逆となる。即
ち、それら第1モード又は第2モードの何れかを使用す
ることにより、どのような場合でも強度が所定の許容値
以上となる干渉光が得られる。
【0008】また、それら第1干渉光、及び第2干渉光
の両方の強度が共に所定の許容値以上となる場合には、
それら第1モード若しくは第2モードの何れかを選択す
るか、又はその第1モードで求めた値とその第2モード
で求めた値との平均値を使用する等の処理方法が考えら
れる。しかしながら、それら2つのモードの何れかを選
択する方法に関して、従来はそれら第1モード又は第2
モードの何れを選択するのが良いかについて定量的な判
断手法が確立されていなかった。
【0009】また、LIA方式で薄膜干渉等の影響を軽
減するために、2波長のレーザビームを使用する方式も
提案されている。この方式でも、2波長のレーザビーム
による干渉光を1つの受光素子で受光する方式と、第1
波長及び第2波長のレーザビームによる干渉光をそれぞ
れ異なる受光素子で受光して、何れかのビート信号を選
択する方式とが考えられる。しかしながら、第1波長及
び第2波長のレーザビームの何れかを選択する方式に関
しては、どちらの波長を選択するのが良いかについての
定量的な判断手法が確立されていなかった。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、複数種類の処理
モードで検出できるアライメントセンサを使用して位置
合わせを行う際に、実際の使用条件下で最も高精度な処
理モードを選択でき、結果として高い位置合わせ精度が
得られる位置合わせ方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による位置合わせ
方法は、基板(W)上の複数のショット領域(ES1〜
ESN)の設計上の配列座標、及びそれら複数のショッ
ト領域から選択された所定の複数の計測ショット(SA
1〜SA9)の計測された配列座標を統計処理して、そ
れら複数のショット領域の実際の配列座標を算出し、こ
のように算出された配列座標に基づいてそれら複数のシ
ョット領域を順次対応する基準位置(露光位置等)に位
置決めする位置合わせ方法において、それら複数の計測
ショットの配列座標を所定のアライメントセンサ(1
0)を用いて複数種類の処理モードで計測し、これら複
数種類の処理モードでの計測結果のばらつきをそれぞれ
求め、このように求められたばらつきが最も小さい処理
モードで得られた計測結果を統計処理してそれら複数の
ショット領域の実際の配列座標を算出するものである。
【0012】斯かる本発明によれば、計測結果のばらつ
きに基づいて定量的に実際の使用条件に適した処理モー
ドが選択される。この場合、その統計処理の一例は、複
数の計測ショット(SA1〜SA9)の設計上の配列座
標からアライメントセンサ(10)によって計測された
配列座標を算出するための線形パラメータを求め、この
線形パラメータ、及び複数のショット領域(ES1〜E
SN)の設計上の配列座標よりこれら複数のショット領
域の実際の配列座標を算出する処理であり、この際には
それら複数種類の処理モードでの計測結果の非線形成分
の分散が最も小さくなる処理モードを選択することが望
ましい。これは、その統計処理がEGA方式であること
を意味し、アライメントセンサ(10)による計測値か
ら、EGA方式で計算される線形成分を差し引いて得ら
れる非線形成分のばらつき(分散等)が最も小さい処理
モードが選択される。
【0013】また、そのアライメントセンサの一例は、
その基板上の計測ショット(SA1〜SA9)に付設さ
れた回折格子状の位置合わせ用マークに対して可干渉な
2光束を照射し、その位置合わせ用マークから互いに異
なる複数の方向にそれぞれ射出される1対の回折光を受
光するセンサ(LIA方式のアライメントセンサ)であ
り、この場合にそれら複数種類の処理モードは、そのよ
うに異なる複数の方向にそれぞれ射出される1対の回折
光の光電変換信号よりその位置合わせ用マークの位置を
検出する処理モードである。
【0014】また、そのアライメントセンサの他の例
は、その基板上の計測ショット(SA1〜SA9)に付
設された回折格子状の位置合わせ用マークに対して複数
対の互いに波長の異なる可干渉な光束を照射し、その位
置合わせ用マークからそれぞれ同一方向に射出される互
いに波長の異なる複数対の回折光を受光するセンサ(複
数波長のLIA方式のアライメントセンサ)であり、こ
の場合にそれら複数種類の処理モードは、そのように互
いに波長の異なる複数対の回折光の光電変換信号よりそ
の位置合わせ用マークの位置を検出する処理モードであ
る。
【0015】これらの場合に、処理対象とする1組の複
数の基板の中で、先頭から所定枚数の基板についてそれ
ら複数種類の処理モードで計測を行い、それ以降の基板
についてはそれまでの計測によって最も計測結果のばら
つきが小さいと判定された処理モードで計測を行うよう
にしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による位置合わせ方
法の実施の形態の一例につき図面を参照して説明する。
図1は本例の位置合わせ方法を適用するのに好適なステ
ッパー型の投影露光装置の概略的な構成を示し、この図
1において、露光時には不図示の照明光学系本体部で発
生し、照明光学系のコンデンサーレンズ1を通過した照
明光ILが、レチクルRのパターン領域PAをほぼ均一
な照度分布で照明する。本例の露光用の照明光ILは超
高圧水銀ランプの輝線(g線、i線等)であるが、その
他に、他のランプの輝線、エキシマレーザ(KrFエキ
シマレーザ、ArFエキシマレーザ等)等のレーザ光、
あるいは金属蒸気レーザやYAGレーザの高調波等を用
いることができる。
【0017】本例のレチクルRにおいては、遮光帯に囲
まれたパターン領域PAの4辺のほぼ中央部にそれぞれ
アライメントマークとしてのレチクルマークが形成され
ている。更に、レチクルRにはその外周付近に2個の十
字型の遮光性マークよりなるアライメントマークが対向
して形成されている。これら2個のアライメントマーク
は、レチクルRのアライメント(投影光学系PLの光軸
AXに対する位置合わせ)に用いられる。
【0018】レチクルRは、不図示の駆動部によって光
軸AXの方向に微動可能で、且つその光軸AXに垂直な
水平面内で2次元移動及び微小回転自在なレチクルステ
ージRS上に載置されている。レチクルステージRSの
端部にはレーザ光波干渉測長器(レーザ干渉計)2から
のレーザビームを反射する移動鏡2mが固定され、レチ
クルステージRSの2次元的な位置はレーザ干渉計2に
よって、例えば0.01μm程度の分解能で常時検出さ
れ、検出結果は装置全体を統轄制御する主制御系3に供
給されている。主制御系3が、レチクルRの上方の不図
示のレチクルアライメント系からの計測信号に基づいて
レチクルステージRSを微動させることで、レチクルR
はパターン領域PAの中心点が光軸AXと一致するよう
に位置決めされる。
【0019】さて、露光時にはレチクルRのパターン領
域PAを通過した照明光ILは、両側(又はウエハ側に
片側)テレセントリックな投影光学系PLに入射し、投
影光学系PLにより1/5に縮小されたレチクルRの回
路パターンの投影像が、表面にフォトレジスト層が形成
され、その表面が投影光学系PLの最良結像面とほぼ一
致するように保持されたウエハW上の1つのショット領
域に重ね合わせて投影(結像)される。以下では、投影
光学系PLの光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直
な平面内で図1の紙面に平行にX軸を、図1の紙面に垂
直にY軸を取って説明する。
【0020】ウエハWは、微小回転可能なウエハホルダ
(不図示)に真空吸着され、このウエハホルダを介して
ウエハステージWS上に保持されている。ウエハステー
ジWSは、駆動部5によりステップ・アンド・リピート
方式で2次元移動自在に構成され、ウエハW上の1つの
ショット領域に対するレチクルRの転写露光が終了する
と、ウエハステージWSは次のショット位置までステッ
ピングされる。ウエハステージWSの端部にはレーザ干
渉計4からのレーザビームを反射する移動鏡4mが固定
され、ウエハステージWSのX方向、及びY方向の座標
は、レーザ干渉計4によって例えば0.01μm程度の
分解能で常時検出されている。このようにレーザ干渉計
4によって計測されるX方向及びY方向の座標により、
ウエハステージWSのステージ座標系(静止座標系)
(X,Y)が定められる。レーザ干渉計4の計測値は主
制御系3、及び後述のLIA信号処理系17に供給さ
れ、主制御系3は供給された計測値等に基づいて駆動部
5を介してウエハステージWSの位置を制御する。
【0021】また、ウエハステージWS上にはベースラ
イン量等の計測で使用される所定の基準マークを備えた
基準部材FMが、ウエハWの表面とほぼ同じ高さになる
ように設けられている。ベースライン量とは、各アライ
メントセンサの検出中心と、露光中心(投影光学系PL
の光軸AX)との間隔であり、基準部材FMを介して後
述の各アライメントセンサのベースライン量が計測され
ているものとする。
【0022】更に、投影光学系PLの側方にはオフ・ア
クシス方式で撮像方式(Field Image Alignment(FI
A)方式)のアライメントセンサ(以下、「FIA系」
と呼ぶ)6が設けられている。このFIA系6内で発生
したフォトレジスト層に対して非感光性の比較的広い波
長域の照明光が、対物レンズ7、及びプリズム8を経
て、ウエハW上の検出対象のマークをほぼ垂直に照明す
る。そのマークからの反射光はプリズム8、対物レンズ
7を経てFIA系6に戻り、FIA系6内の指標板上に
そのマークの像が結像され、この像が更に2次元CCD
等の撮像素子上にリレーされる。そのFIA系6の内部
の撮像素子からの撮像信号FSは主制御系3に供給さ
れ、そのマークのX方向、又はY方向の位置(座標値)
が算出される。
【0023】次に、本例のLIA方式のアライメントセ
ンサにつき説明する。即ち、投影光学系PLの上部側方
にTTL(スルー・ザ・レンズ)方式で、且つY軸のL
IA方式のアライメントセンサ(以下、「LIA系」と
呼ぶ)10が配置されている。ここでは簡単に説明する
が、より具体的なLIA系の構成は例えば特開平2−2
72305号公報に開示されている。LIA系10にお
いて、光源(He−Neレーザ光源等)11から射出さ
れたレーザビームLBはヘテロダインビーム生成光学系
12に入射する。ヘテロダインビーム生成光学系12は
2組の音響光学変調器等を含み、レーザビームLBを取
り込んで所定の周波数差△fを与えた2本のレーザビー
ムLB1,LB2を、その光軸を挟んでほぼ対称に射出
する。レーザビームLB1,LB2は図1の紙面に垂直
な方向に分離している。
【0024】ヘテロダインビーム生成光学系12から射
出された2本のレーザビームは、ビームスプリッタ13
に達し、ここで反射された2本のレーザビームはレンズ
系(逆フーリエ変換レンズ)14を経て、装置上で固定
されている参照用回折格子15に、互いに異なる2方向
から所定の交差角で入射して結像(交差)する。フォト
ダイオード等からなる受光素子16は、参照用回折格子
15を透過してほぼ同一方向に発生する回折光同士の干
渉光を受光して光電変換することにより、回折光強度に
応じた周波数Δfの正弦波状の参照ビート信号LSRを
LIA信号処理系17に供給する。
【0025】一方、ビームスプリッタ13を透過した2
本のレーザビームLB1,LB2は、ビームスプリッタ
18を透過した後、対物レンズ19によって一度交差し
て、ミラー20及びミラー9で反射されて投影光学系P
Lに入射する。更に、投影光学系PLに入射した2本の
レーザビームLB1,LB2は、投影光学系PLの瞳面
で光軸AXに関してほぼ対称となって一度スポット状に
集光した後、ウエハW上のY軸の回折格子状のウエハマ
ークのピッチ方向(Y方向)に関して光軸AXを挟んで
互いに対称的な角度で傾いた平行光束となって、ウエハ
マーク上に異なる2方向から所定の交差角で入射する。
【0026】図2は、そのウエハW上でのレーザビーム
LB1,LB2の交差の状態を示し、この図2におい
て、Y軸のウエハマークMyはY方向にピッチpで形成
された凹凸の回折格子状マークであり、ウエハマークM
y上に入射角φで対称にレーザビームLB1,LB2が
入射している。この際に、レーザビームLB1,LB2
の波長λ、ピッチp、及び入射角φの関係は、ウエハマ
ークMyからのレーザビームLB1の−1次回折光LB
1(-1)、及びレーザビームLB2の+1次回折光LB2
(+1)が垂直上方に射出されるように定められている。こ
の場合、ウエハマークMyからのレーザビームLB1の
0次光(正反射光)LB1(0) 、及びレーザビームLB
2の+2次回折光LB2(+2)は、レーザビームLB2の
入射方向に平行に干渉光として射出され、ウエハマーク
MyからのレーザビームLB2の0次光(正反射光)L
B2(0) 、及びレーザビームLB1の−2次回折光LB
1(-2)は、レーザビームLB1の入射方向に平行に干渉
光として射出される。そこで、本例では±1次回折光L
B1(-1),LB2(+1)よりなる干渉光(ヘテロダインビ
ーム)よりウエハマークMyの位置検出を行う第1処理
モードと、0次光LB1(0) と+2次回折光LB2(+2)
との干渉光、及び0次光LB2(0) と−2次回折光LB
1(-2)との干渉光より位置検出を行う第2処理モードと
が設けられ、プロセスに応じて最適な処理モードで位置
検出を行うようになっている。
【0027】図1に戻り、ウエハW上のY軸のウエハマ
ークから発生した3個の干渉光は、投影光学系PL、ミ
ラー9、ミラー20、対物レンズ19、及びビームスプ
リッタ18を介して受光素子21A〜21Cで受光さ
れ、受光素子21A,21B,21Cはそれぞれ入射す
る干渉光を光電変換して得られる周波数Δfの正弦波状
のウエハビート信号LS1,LS2,LS3をLIA信
号処理系17に出力する。この場合、中央の受光素子2
1Aでは、±1次回折光LB1(-1),LB2(+1)よりな
る第1干渉光を受光し、一方の側面側の受光素子21B
では、0次光LB1(0) 及び+2次回折光LB2(+2)よ
りなる第2干渉光を受光し、受光素子21Cでは、0次
光LB2(0) 及び−2次回折光LB1(-2)よりなる第3
干渉光を受光するようになっている。従って、LIA信
号処理系17において、その第1処理モードでは、ウエ
ハビート信号LS1と参照ビート信号LSRとの位相
差、及びレーザ干渉計4の計測値より計測対象のウエハ
マークのY座標が検出され、その第2処理モードでは、
例えばウエハビート信号LS2,LS3のそれぞれと参
照ビート信号LSRとの位相差の平均値、及びレーザ干
渉計4の計測値よりそのウエハマークのY座標が検出さ
れる。そして、検出されたY座標は主制御系3に供給さ
れる。
【0028】また、図1の投影露光装置には、不図示で
あるがX軸のLIA系も備えられ、このX軸のLIA系
によってX軸のウエハマークの位置が検出されるように
なっている。次に、本例においてEGA方式で露光対象
とするウエハの各ショット領域のアライメントを行っ
て、各ショット領域にそれぞれレチクルRのパターン像
を投影露光する際の動作につき説明する。先ず露光対象
とするウエハWを図1のウエハステージWS上にロード
する。
【0029】図3はウエハW上のショット領域の配列を
示し、この図3において、ウエハW上にはウエハW上に
設定された座標系(x,y)に沿って規則的にショット
領域ES1,ES2,‥‥,ESNが形成され、各ショ
ット領域ESiにはそれまでの工程によりそれぞれチッ
プパターンが形成されている。また、各ショット領域E
Siはx方向及びy方向に所定幅のストリートラインで
区切られており、各ショット領域ESiに近接するx方
向に伸びたストリートラインの中央部にアライメントマ
ークとしてのX軸のウエハマークMxiが形成され、各
ショット領域ESiに近接するy方向に伸びたストリー
トラインの中央部にY軸のウエハマークMyiが形成さ
れている。X軸用のウエハマークMxi及びY軸用のウ
エハマークMyiはそれぞれx方向及びy方向にピッチ
p(図2参照)で形成された凹凸の回折格子状のマーク
である。
【0030】そして、例えば図1のFIA系6を用いて
ウエハWの大まかな位置合わせであるサーチアライメン
トを行った後、図3に示すように、ウエハWの全部のシ
ョット領域から予め選択された9個のサンプルショット
SA1〜SA9について、図1のX軸のLIA系10、
及びY軸のLIA系を用いて各サンプルショットに付設
されたウエハマークのステージ座標系(X,Y)上での
座標を計測する。具体的に例えばサンプルショットSA
1については、ウエハマークMxaのX座標、及びウエ
ハマークMyaのY座標が計測される。また、本例では
LIA系について、2つの処理モードが設けてあるが、
この段階では第1処理モード、及び第2処理モードの両
方でウエハマークの座標を計測する。計測された各ウエ
ハマークの座標は主制御系3に供給される。以下では、
各サンプルショットに付設されたウエハマークの座標を
各サンプルショットの座標とみなす。
【0031】次に、主制御系3では、第1処理モード
(±1次回折光を検出するモード)、及び第2処理モー
ド(0次光と2次回折光とを検出するモード)のそれぞ
れでの計測結果のばらつきの大きさを定量的に求める。
そのため、先ず前者の第1処理モードで計測されたn番
目(n=1〜9)のサンプルショットの座標値を(XM
n ,YMn )とする。そして、ウエハW上の座標系
(x,y)での座標値(x,y)からステージ座標系
(X,Y)上の座標値(X,Y)を算出する一次変換モ
デルを、6個の変換パラメータa〜fを用いて次のよう
に表現する。以下の変換パラメータa〜fは、ウエハの
残存回転誤差θ、ショット配列の直交度誤差w、ウエハ
の線形伸縮(スケーリング)Rx,Ry、及びウエハの
オフセット(平行移動)Ox,Oyの関数である。
【0032】
【数1】
【0033】この変換式における6個の変換パラメータ
a〜fを、以下のように最小自乗近似法で決定する。即
ち、n番目のサンプルショットSAnの既知の設計上の
座標値から(数1)に基づいて計算された座標値を(X
n ,Yn )として、残留誤差成分を次式で表す。但し、
図3の例では、mの値は9である。
【0034】
【数2】
【0035】そして、この残留誤差成分が最小になるよ
うに、(数1)の変換パラメータa〜fの値を定める。
これがEGA計算である。次に、n番目のサンプルショ
ットの計測された座標値(XMn ,YMn )から、その
ようにして求めた変換パラメータa〜fを用いて計算し
た計算上の配列座標値(Xn ,Yn )を差し引いて、全
サンプルショットSAi(i=1〜9)の配列誤差の内
の非線形誤差量(δXi,δYi)を求める。この非線
形誤差量は計測値の内のランダム成分とみなすことがで
きる。
【0036】図4は、図3のウエハWのサンプルショッ
トSA1〜SA9の非線形誤差量の一例を誇張して示
し、この図4において、サンプルショットSA1におけ
る非線形誤差量は非線形誤差ベクトル〈D1〉で表さ
れ、この非線形誤差ベクトル〈D1〉の始点P1は、サ
ンプルショットSA1の計算上の座標値(線形誤差量を
含む座標値)、そのベクトル〈D1〉の終点P2は、サ
ンプルショットSA1の計測された座標値を表す。その
ベクトル〈D1〉のX成分がδXi、Y成分がδYiと
なっている。同様に、他のサンプルショットSA2〜S
A9における非線形誤差量も矢印のベクトル〈D2〉〜
〈D9〉で表されている。
【0037】その後、本例では、サンプルショットSA
1〜SA9の各非線形誤差量を示すベクトル〈D1〉〜
〈D9〉のX成分及びY成分よりなる18個の成分の標
準偏差の自乗、即ち分散V1を求める。この分散V1を
LIA系の第1処理モードの計測結果のばらつきとみな
す。次に、同様に、LIA系の第2処理モードで計測さ
れたサンプルショットSA1〜SA9の座標値について
もEGA計算を行って(数1)の変換パラメータa〜f
の値を決定する。その後、この変換パラメータa〜fの
値を用いて、サンプルショットSA1〜SA9の計測結
果の非線形誤差量の分散V2を求め、この分散V1をそ
の第2処理モードでの計測結果のばらつきとみなす。そ
して、2つの分散V1と分散V2とを比較し、分散が小
さい方の処理モードに従ってアライメントを行うことと
する。これは、非線形誤差量(ランダム成分)の分散が
小さい処理モードとは、LIA方式のアライメントセン
サの計測再現性が良いモードを示すからである。なぜな
ら、この計測方法では同一のウエハマークを同一状態で
計測しているため、アライメントセンサの計測再現性を
示すランダム成分以外の要因が両モードで同じになるか
らである。言い換えると、ランダム成分の分散の大小は
LIA方式のアライメントセンサの各処理モードの計測
再現性で決まるからである。
【0038】例えば、V1<V2 が成立すれば、第1
処理モードが選択され、第1処理モードで求めた上述の
変換パラメータa〜fの値と、図3のウエハW上の各シ
ョット領域ESi(i=1〜N)の設計上の配列座標と
を用いて、(数1)から各ショット領域ESiの計算上
の配列座標が求められる。その後、主制御系3は、この
ようにして算出された配列座標にベースライン量の補正
を行って得られた計算上の座標値に基づいて、ウエハス
テージWSを介して順次各ショット領域ESiの位置決
めを行って、それぞれレチクルRのパターン像を露光す
る。
【0039】このように本例によれば、計測結果の非線
形誤差成分(ランダム成分)の分散の大小によって定量
的に第1処理モードと第2処理モードとの計測再現性が
比較され、計測再現性の良好な処理モードが選択され
る。従って、より高精度に位置合わせが行われる。ま
た、±1次回折光によるウエハビート信号と、0次光及
び2次回折光によるウエハビート信号とは同時に、又は
連続的に取り込まれて処理が行われるため、最初から何
れかの処理モードでアライメントを行う場合に比較して
スループット低下は極めて小さくてすむ。
【0040】なお、上述の例では計測結果のばらつきと
して、非線形誤差成分の分散が使用されているが、その
ばらつきとしては、例えば非線形誤差成分の絶対値の標
準偏差の3倍(3σ)の値を使用してもよく、又は非線
形誤差成分のX成分のレンジ(最大値と最小値との差)
等を使用してもよい。また、上述の例では、各サンプル
ショットの非線形誤差量のX成分及びY成分を同等に扱
って分散を求めているが、各サンプルショットの非線形
誤差量のX成分の分散と、Y成分の分散とを独立に求
め、X軸を計測方向とする場合に最適な処理モードと、
Y軸を計測方向とする場合に最適な処理モードとを独立
に選択するようにしてもよい。
【0041】更に、ウエハマークのエッジのだれ、ウエ
ハマークの崩れ、フォトレジストの厚さのむら等のプロ
セス処理工程に依存する量は同一ロット内でほぼ同じで
あることが多い。そこで、例えば1ロット内の先頭又は
先頭から数枚のウエハについては、上述の第1処理モー
ド、及び第2処理モードの両方でアライメントを行い、
それ以降のウエハはそれまでの結果で平均的に計測結果
のばらつきが小さく、計測再現性が良好であった処理モ
ードのみでアライメントするようにしてもよい。これに
よって、演算時間等を短縮できる。
【0042】また、上述の例のLIA系10では、単色
のレーザビームLBが使用されているが、例えば異なる
2つの単色のレーザビームを使用して、それぞれの単色
のレーザビームから1対のヘテロダインビームを生成
し、各対のヘテロダインビームについてウエハマークか
らの±1次回折光を検出するようにしてもよい。この場
合、2つの波長の内の第1の波長を使用するモードを第
1処理モード、第2の波長を使用するモードを第2処理
モードとした場合、どの処理モードを使用するかの基準
として、上述の例と同様に計測結果の非線形誤差成分の
ばらつきを使用することができる。
【0043】また、LIA方式のアライメントセンサに
限らず、複数の処理モードを有するアライメントセンサ
を使用する場合にどの処理モードを選択するかの基準と
して本発明は同様に適用できる。このように、本発明は
上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の構成を取り得る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、計測結果のばらつきか
ら複数の処理モードのそれぞれの計測再現性を定量的に
評価し、計測再現性の最も良好な処理モードを使用する
ようにしているため、実際の使用条件下で最も高精度な
処理モードを選択でき、結果として高い位置合わせ精度
が得られる利点がある。
【0045】また、統計処理が、複数の計測ショットの
設計上の配列座標からアライメントセンサによって計測
された配列座標を算出するための線形パラメータを求
め、この線形パラメータ、及び複数のショット領域の設
計上の配列座標より複数のショット領域の実際の配列座
標を算出する処理であり、複数種類の処理モードでの計
測結果の非線形成分のばらつきが最も小さくなる処理モ
ードを選択する場合には、例えばEGA方式でのアライ
メントを最も高精度な処理モードで実行できる。
【0046】また、アライメントセンサが、基板上の計
測ショットに付設された回折格子状の位置合わせ用マー
クに対して可干渉な2光束を照射し、その位置合わせ用
マークから互いに異なる複数の方向にそれぞれ射出され
る1対の回折光を受光するセンサであり、複数種類の処
理モードが、その異なる複数の方向にそれぞれ射出され
る1対の回折光の光電変換信号よりその位置合わせ用マ
ークの位置を検出する処理モードであるときには、LI
A方式での処理モードを定量的に最適化できる利点があ
る。更に、複数種類の処理モードをほぼ並列に実行でき
るため、スループットは殆ど低下しない。
【0047】同様に、アライメントセンサが、基板上の
計測ショットに付設された回折格子状の位置合わせ用マ
ークに対して複数対の互いに波長の異なる可干渉な光束
を照射し、その位置合わせ用マークからそれぞれ同一方
向に射出される互いに波長の異なる複数対の回折光を受
光するセンサであり、複数種類の処理モードが、その互
いに波長の異なる複数対の回折光の光電変換信号よりそ
の位置合わせ用マークの位置を検出する処理モードであ
るときにも、LIA方式での処理モードを定量的に最適
化できる利点がある。
【0048】また、処理対象とする1組の複数の基板の
中で、先頭から所定枚数の基板についてそれら複数種類
の処理モードで計測を行い、それ以降の基板については
それまでの計測によって最も計測結果のばらつきが小さ
いと判定された処理モードで計測を行う場合には、スル
ープットを殆ど低下させることなく、その1組の基板を
全体として高精度に位置合わせできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の露光方法が適用される投影露光装置を示
す構成図である。
【図2】LIA系の検出原理の説明図である。
【図3】実施の形態で露光されるウエハ上のショット領
域の配列を示す平面図である。
【図4】図3のウエハのサンプルショットの非線形誤差
ベクトルを示す平面図である。
【符号の説明】
R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ WS ウエハステージ 3 主制御系 4 レーザ干渉計 6 FIA方式のアライメントセンサ(FIA系) 10 Y軸のLIA方式のアライメントセンサ(LIA
系) 12 ヘテロダインビーム生成光学系 16,21A〜21C 受光素子 17 LIA信号処理系 ES1〜ESN ショット領域 SA1〜SA9 サンプルショット Mxi X軸のウエハマーク Myi Y軸のウエハマーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の複数のショット領域の設計上の
    配列座標、及び前記複数のショット領域から選択された
    所定の複数の計測ショットの計測された配列座標を統計
    処理して、前記複数のショット領域の実際の配列座標を
    算出し、該算出された配列座標に基づいて前記複数のシ
    ョット領域を順次対応する基準位置に位置決めする位置
    合わせ方法において、 前記複数の計測ショットの配列座標を所定のアライメン
    トセンサを用いて複数種類の処理モードで計測し、該複
    数種類の処理モードでの計測結果のばらつきをそれぞれ
    求め、該求められたばらつきが最も小さい処理モードで
    得られた計測結果を統計処理して前記複数のショット領
    域の実際の配列座標を算出することを特徴とする位置合
    わせ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置合わせ方法であっ
    て、 前記統計処理は、前記複数の計測ショットの設計上の配
    列座標から前記アライメントセンサによって計測された
    配列座標を算出するための線形パラメータを求め、該線
    形パラメータ、及び前記複数のショット領域の設計上の
    配列座標より前記複数のショット領域の実際の配列座標
    を算出する処理であり、 前記複数種類の処理モードでの計測結果の非線形成分の
    ばらつきが最も小さくなる処理モードを選択することを
    特徴とする位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の位置合わせ方法で
    あって、 前記アライメントセンサは、前記基板上の計測ショット
    に付設された回折格子状の位置合わせ用マークに対して
    可干渉な2光束を照射し、前記位置合わせ用マークから
    互いに異なる複数の方向にそれぞれ射出される1対の回
    折光を受光するセンサであり、 前記複数種類の処理モードは、前記異なる複数の方向に
    それぞれ射出される1対の回折光の光電変換信号より前
    記位置合わせ用マークの位置を検出する処理モードであ
    ることを特徴とする位置合わせ方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の位置合わせ方法で
    あって、 前記アライメントセンサは、前記基板上の計測ショット
    に付設された回折格子状の位置合わせ用マークに対して
    複数対の互いに波長の異なる可干渉な光束を照射し、前
    記位置合わせ用マークからそれぞれ同一方向に射出され
    る互いに波長の異なる複数対の回折光を受光するセンサ
    であり、 前記複数種類の処理モードは、前記互いに波長の異なる
    複数対の回折光の光電変換信号より前記位置合わせ用マ
    ークの位置を検出する処理モードであることを特徴とす
    る位置合わせ方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の位置合わ
    せ方法であって、 処理対象とする1組の複数の基板の中で、先頭から所定
    枚数の基板について前記複数種類の処理モードで計測を
    行い、 それ以降の基板についてはそれまでの計測によって最も
    計測結果のばらつきが小さいと判定された処理モードで
    計測を行うことを特徴とする位置合わせ方法。
JP25280795A 1995-09-29 1995-09-29 位置合わせ方法、露光方法、及び素子製造方法、並びに位置合わせ装置及び露光装置 Expired - Lifetime JP3600882B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25280795A JP3600882B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 位置合わせ方法、露光方法、及び素子製造方法、並びに位置合わせ装置及び露光装置
US08/720,177 US5760411A (en) 1995-09-29 1996-09-25 Alignment method for positioning a plurality of shot areas on a substrate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25280795A JP3600882B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 位置合わせ方法、露光方法、及び素子製造方法、並びに位置合わせ装置及び露光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0997758A true JPH0997758A (ja) 1997-04-08
JP3600882B2 JP3600882B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=17242498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25280795A Expired - Lifetime JP3600882B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 位置合わせ方法、露光方法、及び素子製造方法、並びに位置合わせ装置及び露光装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5760411A (ja)
JP (1) JP3600882B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100481545B1 (ko) * 2002-06-29 2005-04-07 동부아남반도체 주식회사 이중 파장 레이저를 이용한 웨이퍼 정렬 방법

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332490A (ja) * 2000-03-14 2001-11-30 Nikon Corp 位置合わせ方法、露光方法、露光装置、及びデバイス製造方法
JP2003115432A (ja) * 2001-10-02 2003-04-18 Nikon Corp 荷電ビーム露光方法及び荷電ビーム露光装置
JP4095391B2 (ja) * 2002-09-24 2008-06-04 キヤノン株式会社 位置検出方法
US7288779B2 (en) * 2003-12-17 2007-10-30 Asml Netherlands B.V. Method for position determination, method for overlay optimization, and lithographic projection apparatus
JP5098229B2 (ja) * 2006-06-21 2012-12-12 ソニー株式会社 表面改質方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH032504A (ja) * 1989-05-30 1991-01-08 Nikon Corp 位置合わせ装置
JP3077149B2 (ja) * 1990-01-22 2000-08-14 株式会社ニコン 測定装置、測定方法、及び露光装置、露光方法、及び回路パターンチップ
US5561606A (en) * 1991-08-30 1996-10-01 Nikon Corporation Method for aligning shot areas on a substrate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100481545B1 (ko) * 2002-06-29 2005-04-07 동부아남반도체 주식회사 이중 파장 레이저를 이용한 웨이퍼 정렬 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3600882B2 (ja) 2004-12-15
US5760411A (en) 1998-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6712349B2 (ja) アライメントシステム
JP2658051B2 (ja) 位置合わせ装置,該装置を用いた投影露光装置及び投影露光方法
US5721607A (en) Alignment method and apparatus
JP4150256B2 (ja) 基準位置合わせマークに対する基板の位置合わせを測定する方法
JP3033135B2 (ja) 投影露光装置及び方法
US5801390A (en) Position-detection method and apparatus with a grating mark
CN112740109A (zh) 用于位置量测的量测传感器
US6198527B1 (en) Projection exposure apparatus and exposure method
KR20090098741A (ko) 노광 방법, 노광 장치 및 디바이스 제조 방법
US5757505A (en) Exposure apparatus
JP3600882B2 (ja) 位置合わせ方法、露光方法、及び素子製造方法、並びに位置合わせ装置及び露光装置
JP3590940B2 (ja) アライメント装置及び露光装置
JPH08219718A (ja) 面位置検出装置
JP3550605B2 (ja) 位置検出方法、それを用いた露光方法、その露光方法を用いた半導体素子、液晶表示素子又は薄膜磁気ヘッドの製造方法、及び位置検出装置、それを備えた露光装置
JPH1012530A (ja) アライメント装置
JP3003646B2 (ja) 投影露光装置
JP3305058B2 (ja) 露光方法及び装置
JPH08162393A (ja) 位置合わせ装置
JPH10270347A (ja) 位置ずれ検出方法及びその装置
JPH09223657A (ja) 結像特性測定装置及び該装置を備えた露光装置
JPH07311009A (ja) 位置検出装置
JP3031321B2 (ja) 投影露光装置及び方法
JPH09119811A (ja) 位置合わせ装置、露光装置及び露光方法
JPS62257010A (ja) 高さ検出方法
JPS62255805A (ja) 露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151001

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151001

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151001

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151001

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term