JPH0997032A - 表示システム - Google Patents

表示システム

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JPH0997032A
JPH0997032A JP7254339A JP25433995A JPH0997032A JP H0997032 A JPH0997032 A JP H0997032A JP 7254339 A JP7254339 A JP 7254339A JP 25433995 A JP25433995 A JP 25433995A JP H0997032 A JPH0997032 A JP H0997032A
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JP
Japan
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display element
voltage
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temperature
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Application number
JP7254339A
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English (en)
Inventor
Yukio Nakase
幸雄 中瀬
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
Gakuo Yamaguchi
岳夫 山口
Tadashi Niizawa
正 新澤
Katsuyuki Ide
勝幸 井手
Nobuo Shibano
信雄 柴野
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication of JPH0997032A publication Critical patent/JPH0997032A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温時において、表示素子1の点灯の容易性
に加えて、輝度を高める。 【解決手段】 放電管を有する表示素子1の雰囲気温度
を検知する検知手段3を設ける。表示素子1の点灯始動
時に検知手段3による検知温度が所定温度より低いとき
には表示素子1に印加する電圧を所定温度のときの電圧
より高くする電圧制御手段6を設ける。検知手段3によ
る検知温度が所定温度より低いときには表示素子1に与
える電力を所定温度のときの電力より大きくする電力制
御手段7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電管を有する表
示素子によって表示を行う表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示システムとしては、例えば、
競技場や野球場などで使用される大形の映像を表示する
表示板やスコアボードなどに用いられている。
【0003】このような表示システムでは、例えば、表
示素子として放電管などが用いられ、この複数の表示素
子を縦横並列に配列して大形の表示面を形成している。
【0004】ところで、表示素子として放電管が用いら
れた場合、特に屋外用などで気温が低いとき、冷えた状
態の放電管の点灯がしずらい。そこで、点灯始動時に放
電管に印加する電圧を高くするようにして、低温時でも
放電管の点灯を容易にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、表示素子の点灯始動を容易にしているが、点
灯初期時には表示素子の管壁温度がまだ低いため、発光
効率が低く、既に点灯して管壁温度が十分に高くなった
表示素子に比べて輝度が低く、暗く視える問題がある。
【0006】また、低温時の表示素子の点灯始動時に電
圧を高くすると、回路の熱的負担が大きくなり、回路部
品の熱容量の向上などの温度対策が必要となる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、低温時の対策として、表示素子の点灯の容易性に
加えて輝度を高めることができ、かつ、表示素子の点灯
を容易にするために電圧を高くしても回路への熱的負担
を抑えることができる表示システムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の表示シス
テムは、放電管を有する表示素子と;表示素子の雰囲気
温度を検知する検知手段と;表示素子に印加する電圧を
可変制御し、表示素子の点灯始動時に検知手段による検
知温度が所定温度より低いときには表示素子に印加する
電圧を所定温度のときの電圧より高くする電圧制御手段
と;表示素子に与える電力を可変制御し、検知手段によ
る検知温度が所定温度より低いときには表示素子に与え
る電力を所定温度のときの電力より大きくする電力制御
手段と;を具備していることを特徴とする。表示素子の
点灯始動時に温度が低いときには表示素子に印加する電
圧が高くなるとともに、低温時の発光効率が低いときに
は表示素子に与える電力が大きくなるため、低温時で
も、表示素子の点灯が容易になるとともに、表示素子の
輝度を高まる。
【0009】請求項2記載の表示システムは、請求項1
記載の表示システムにおいて、電力制御手段は、表示素
子に電圧を印加する電圧印加時間のパルス幅を可変制御
し、表示素子の点灯初期時に検知手段による検知温度が
所定温度より低いときにはパルス幅を所定温度のときの
パルス幅より大きくするパルス幅制御手段であることを
特徴とし、パルス幅の制御により、低温時でも表示素子
の輝度が高まる。
【0010】請求項3記載の表示システムは、放電管を
有する表示素子と;表示素子に印加する電圧を可変制御
する電圧制御手段と;表示素子に電圧を印加する電圧印
加期間のパルス幅を可変制御し、電圧制御手段により表
示素子に印加する電圧を高くしたときにはパルス幅を電
圧が低いときのパルス幅より小さくするパルス幅制御手
段と;を具備していることを特徴とする。例えば低温時
の表示素子の点灯を容易にするために表示素子に印加す
る電圧が高いときには、電圧が低いときよりパルス幅が
小さくなることにより、消費電力および回路への熱的負
担が抑えられる。
【0011】請求項4記載の表示システムは、放電管を
有する表示素子と;表示素子の雰囲気温度を検知する検
知手段と;表示素子に印加する電圧を可変制御し、表示
素子の点灯始動時に検知手段による検知温度が所定温度
より低いときには表示素子に印加する電圧を所定温度の
ときの電圧より高くする電圧制御手段と;表示素子に電
圧を印加する電圧印加期間のパルス幅を可変制御し、電
圧制御手段により表示素子に印加する電圧を高くしたと
きにはパルス幅を電圧が低いときのパルス幅より小さく
するパルス幅制御手段と;を具備していることを特徴と
する。表示素子の点灯始動時に温度が低いときには表示
素子に印加する電圧が高くなるとともに、表示素子に印
加する電圧を高くしたときには電圧が低いときより表示
素子に電圧を印加するパルス幅が小さくなることによ
り、低温時でも、表示素子の点灯が容易になり、かつ、
消費電力および回路への熱的負担が抑えられる。
【0012】請求項5記載の表示システムは、放電管を
有する表示素子と;表示素子の雰囲気温度を検知する検
知手段と;表示素子に印加する電圧を可変制御し、検知
手段による検知温度が所定温度に達するまでは表示素子
に印加する電圧を所定温度のときの電圧より高くする電
圧制御手段と;表示素子に電圧を印加する電圧印加期間
のパルス幅を可変制御し、電圧制御手段により表示素子
に印加する電圧を高くしたときにはパルス幅を電圧が低
いときのパルス幅より小さくするパルス幅制御手段と;
を具備していることを特徴とする。表示素子が所定温度
に達するまでは表示素子に印加する電圧が所定温度のと
きの電圧より高くなるとともに、表示素子に印加する電
圧を高くしたときには電圧が低いときより表示素子に電
圧を印加するパルス幅が小さくなるため、低温時でも、
表示素子の点灯が容易になるとともに表示素子が早く所
定温度まで上昇し、かつ、消費電力および回路への熱的
負担が抑えられる。
【0013】請求項6記載の表示システムは、請求項3
ないし5いずれか一記載の表示システムにおいて、パル
ス幅制御手段は、輝度調整時に表示素子への電圧に応じ
て設定されたパルス幅を最大値としてパルス幅を小さく
することを特徴とし、電力が規定値を越えることなく輝
度の調整が可能となる。
【0014】請求項7記載の表示システムは、請求項1
ないし6いずれか一記載の表示システムにおいて、複数
の表示素子を並列に配置して表示面を形成することを特
徴とする。
【0015】請求項8記載の表示システムは、請求項1
ないし7いずれか一記載の表示システムにおいて、複数
の表示素子のうちの点灯切換を行う表示素子のみ電圧を
可変させることを特徴とし、点灯している他の表示素子
の輝度が変化するのが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表示システムの第
1の実施の形態を図1ないし図5を参照して説明する。
【0017】図1は表示システムのブロック図、図2は
表示素子の点灯回路の回路図、図3は温度と電圧との関
係を表すグラフ、図4は温度と電力との関係を表すグラ
フ、図5は温度に対する印加電力、発光効率および発光
輝度の関係を表すグラフである。
【0018】図1において、1は表示素子で、この表示
素子1には図2に示すような放電管が用いられる。そし
て、この複数の表示素子1が縦横に並列に配列されて表
示ユニット2が形成され、さらに、この複数の表示ユニ
ット2が縦横に並列に配列されて大形の表示板が形成さ
れる。
【0019】表示ユニット2の表示素子1の近傍には表
示素子1の雰囲気温度を検知する検知手段としてのセン
サ3が配置され、このセンサ3に検知信号を出力する温
度検知回路4が接続されている。
【0020】また、電力を供給する電源装置5に電源回
路6および点灯制御回路7が接続され、この点灯制御回
路7に各表示素子1が接続されている。また、電源回路
6および点灯制御回路7には温度検知回路4が接続され
て検知信号が入力され、点灯制御回路7には表示制御回
路8が接続されて各表示素子1のオンオフ信号が入力さ
れる。
【0021】電源回路6は、温度検知回路4から検知信
号を入力し、図3に示すように、温度に応じて表示素子
1に印加する電圧VB を可変制御する電圧制御手段とし
て機能する。そして、表示素子1の点灯始動時に温度検
知回路4から入力される検知温度が所定温度より低いと
きには表示素子1に印加する電圧VB を所定温度のとき
の電圧VB より高くするように制御する。
【0022】点灯制御回路7は、表示制御回路8から与
えられるオンオフ信号に基づき、オン信号に対応する表
示素子1に対して電源回路6から出力される電力を供給
し、その表示素子1を例えば高周波点灯させる。
【0023】さらに、点灯制御回路7は、温度検知回路
4から検知信号を入力し、図4に示すように、温度に応
じて表示素子1に与える電力を可変制御する電力制御手
段として機能する。この電力の可変制御は、表示素子1
に電圧を印加する電圧印加時間のパルス幅を可変制御
(パルス幅変調)するものであり、電力制御手段はパル
ス幅制御手段から構成される。そして、検知温度が所定
温度より低いときにはパルス幅を所定温度のときのパル
ス幅より大きくするように制御する。
【0024】図2の表示素子1の点灯回路の回路図に示
すように、トランジスタTr のエミッタ側に表示素子1
が接続され、トランジスタTr のコレクタ側に抵抗Rが
接続され、表示素子1と抵抗Rの両端に電圧VB が与え
られる。そして、トランジスタTr のベースに点灯制御
回路7からオン信号が入力されると、表示素子1に電圧
VB が印加されて点灯する。低温時には表示素子1のラ
ンプ入力電圧VL が上昇する。
【0025】このように構成された表示システムでは、
表示素子1の点灯始動時に温度が低いときには表示素子
1に印加する電圧を高くするため、低温時でも、表示素
子の点灯を容易にできる。
【0026】しかも、図5に示すように、低温時には表
示素子1の管壁温度が低く、発光効率が低いが、表示素
子1に与える電力を大きくすることにより、表示素子1
の輝度を高めることができ、表示素子1の発光効率にか
かわらず表示素子1の発光輝度をほぼ一定に保つことが
できる。そのため、表示素子1の管壁温度が低くても、
既に点灯して管壁温度が十分に高い表示素子1とほぼ同
じ輝度が得られ、暗く視えることがない。
【0027】なお、電源回路6の電圧VB は、段階的に
可変するようにしてもよいし、連続的に可変するように
してもよい。
【0028】また、表示素子1の制御単位は、表示素子
1を1つずつ制御しても、表示ユニット2毎に制御して
もよい。
【0029】次に、第2の実施の形態を図6および図7
を参照して説明する。
【0030】図6は所定温度時の点灯サイクルの説明
図、図7は低温時の点灯サイクルの説明図である。な
お、第1の実施の形態の図1のブロック図の構成と同様
の構成を備え、同一符号を用いてその説明を省略する。
【0031】この第2の実施の形態では、電圧制御手段
としての電源回路6およびパルス幅制御手段としての点
灯制御回路7の制御に特徴がある。
【0032】電源回路6は、表示素子1に印加する電圧
を可変制御し、表示素子1の点灯始動時に検知温度が所
定温度より低いとき、および検知温度が所定温度に達す
るまで、表示素子1に印加する電圧を所定温度のときの
電圧より高く制御する。
【0033】点灯制御回路7は、図6および図7に示す
ように、電源回路6から表示素子1に与えられる例えば
高周波の点灯サイクルTにおける電圧印加時間tのパル
ス幅を可変制御する。そして、図6に示すように、所定
温度時には、表示素子1に印加する電圧がnVとすると
ともに電圧印加時間t1 とし、また、低温時において、
電源回路6により表示素子1に印加する電圧が(n+
d)Vまで高くしたときには、電圧印加時間t2 のパル
ス幅を所定温度のときの電圧印加時間t1 のパルス幅よ
り小さく制御する。
【0034】したがって、表示素子1の点灯始動時に温
度が低いときには表示素子1に印加する電圧を高くする
ため、低温時でも、表示素子の点灯を容易にできる。
【0035】しかも、検知温度が所定温度に達するまで
は表示素子1に印加する電圧を所定温度のときの電圧よ
り高くしておくため、表示素子1の発熱が大きく、低温
時でも、表示素子1を早く所定温度まで上昇させること
ができる。
【0036】また、表示素子1に印加する電圧を高くし
たときには表示素子1に電圧を印加する点灯サイクル中
における電圧印加期間t2 のパルス幅を電圧が低いとき
の電圧印加時間t1 のパルス幅より小さくするため、電
圧を上げても電力が上がるのを抑えることができ、これ
により、消費電力を例えば規定値以内に抑えることがで
きるとともに、回路への熱的負担を抑えることができ、
回路部品の熱容量の向上などの温度対策が不要でコスト
を低減できる。
【0037】また、点灯制御回路7は、表示素子1に電
圧を印加する点灯サイクル中における電圧印加期間のパ
ルス幅を制御して表示素子1の輝度を調整できる。この
とき、表示素子1への電圧に応じて設定された電圧印加
期間t1 ,t2 のパルス幅を最大値(100%)として
パルス幅を小さくする方向に制御することにより、特に
電圧を高めているときでも、電力が規定値を越えること
なく輝度を調整できる。
【0038】なお、電源回路6と点灯制御回路7は別の
回路基板に構成し、両回路基板をコネクタで接続するよ
うにしてもよい。この場合、電源回路6の電圧VB を高
くしたときにパルス幅変更信号をコネクタを介して点灯
制御回路7に送る。電源回路6側のコネクタにはパルス
幅変更信号用のコネクタ部と短絡パターンのコネクタ部
を設け、点灯制御回路7側にはパルス幅変更信号の入力
時およびコネクタが接続されていないときにパルス幅を
小さくする信号を発生させる回路を設ける。これによ
り、コネクタが未接続の状態では点灯制御回路7によっ
てパルス幅を小さくしているため、電源回路6の電圧V
B が高くなっても、回路を保護できる。
【0039】次に、第3の実施の形態を図8を参照して
説明する。
【0040】図8は表示システムのブロック図である。
なお、第1の実施の形態の図1のブロック図の構成と同
様の構成については同一符号を用いてその説明を省略す
る。
【0041】この第3の実施の形態では、例えば、スコ
アボードに適用するものであり、得点などを入力する操
作盤11にCPU12が接続され、このCPU12の制御によ
り表示ユニットドライバ13を介して表示ユニット2の複
数の表示素子1が点灯制御される。表示ユニット2は、
表示素子1の1つずつに対して電圧を切り換える電圧制
御手段の機能を有している。CPU12は、I/O部14を
介して表示ユニット2に電圧切換信号を出力する。
【0042】そして、操作盤11により表示内容の変更操
作を行なうと、CPU12は、表示ユニットドライバ13の
メモリ内容を更新させるとともに、点灯に切り換える表
示素子1の雰囲気温度が所定温度より低いことが図示し
ないセンサで検知されているときにはI/O部14を介し
て表示ユニット2に対しその該当する表示素子1の電圧
を高めるように指令する。こにより、表示内容の変更に
よって点灯に切り換わる表示素子1のみの電圧が高めら
れ、点灯している他の表示素子1の電圧が切り換えられ
ることはない。
【0043】したがって、複数の表示素子1のうちの点
灯切換を行う表示素子1のみ電圧を可変させ、点灯して
いる他の表示素子1の輝度が変化するのを防止できる。
【0044】次に、第4の実施の形態を図9および図1
0を参照して説明する。
【0045】図9は表示システムの構成図、図10は気
温に対するヒータ電力およびファン周波数の関係を表す
グラフである。
【0046】この第4の実施の形態は、第1の実施の形
態の構造部分に対応するものであり、第1の実施の形態
と同一部分については同一符号を用いて説明する。
【0047】表示ユニット2の前面には複数の表示素子
1が配列されて表示面が形成され、表示ユニット2の後
面にはヒータユニット21が配設されている。
【0048】ヒータユニット21の後部にはシャッタ22に
よって自動的に開閉される吸気孔23が形成され、ヒータ
ユニット21と表示ユニット2との間にヒータユニット21
側から表示ユニット2側へ送風するファン24が配設さ
れ、ヒータユニット21内にヒータ25が配設されている。
なお、ファン24により表示ユニット2側に送られた送風
は表示ユニット2の前面の表示素子1の間を通じて排気
される。
【0049】また、気温を検知するセンサ26を有する温
度コントローラ27にファン制御部28およびヒータ制御部
29がそれぞれ接続され、ファン制御部28にファン24の回
転数を連続的に可変駆動するインバータ回路などを有す
るファン駆動部30が接続され、ヒータ制御部29にヒータ
25を駆動するヒータ駆動部31が接続されている。
【0050】そして、センサ26で検知される気温に応じ
て温度コントローラ27からファン制御部28およびヒータ
制御部29に信号が送られ、ファン制御部28およびヒータ
制御部29の制御により、図10に示すように、気温に応
じたファン周波数およびヒータ電力が制御される。
【0051】すなわち、センサ26で検知される気温が所
定温度の場合には、ファン24の周波数は中、ヒータ25の
電力は中とする。
【0052】また、センサ26で検知される気温が所定温
度より低い場合には、ファン24の周波数は低、ヒータ25
の電力は高とする。
【0053】また、センサ26で検知される気温が所定温
度より高い場合には、ファン24の周波数は高、ヒータ25
は切とする。
【0054】このように、ファン24とヒータ25の両方を
気温に応じて制御することにより、表示素子1の温度管
理を精度よく制御できる。
【0055】なお、ファン24が回転される場合にのみシ
ャッタ22が自動的に開放される。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の表示システムによれば、
表示素子の点灯始動時に温度が低いときには表示素子に
印加する電圧を高くするとともに、低温時の発光効率が
低いときには表示素子に与える電力を大きくするため、
低温時でも、表示素子の点灯が容易になるとともに、表
示素子の輝度を高めることができる。
【0057】請求項2記載の表示システムによれば、請
求項1記載の表示システムの効果に加えて、表示素子に
電圧を印加する電圧印加時間のパルス幅を可変制御し、
表示素子の点灯初期時に温度が低いときにはパルス幅を
大きくすることにより、低温時でも表示素子の輝度を高
めることができる。
【0058】請求項3記載の表示システムによれば、表
示素子に電圧を印加する電圧印加期間のパルス幅を可変
制御し、例えば低温時の表示素子の点灯を容易にするた
めに表示素子に印加する電圧を高くしたときには、パル
ス幅を電圧が低いときのパルス幅より小さくするため、
消費電力を抑えることができるとともに回路への熱的負
担を抑えることができる。
【0059】請求項4記載の表示システムによれば、表
示素子の点灯始動時に温度が低いときには表示素子に印
加する電圧を高くするとともに、表示素子に印加する電
圧を高くしたときには表示素子に電圧を印加する電圧印
加期間のパルス幅を電圧が低いときのパルス幅より小さ
くするため、低温時でも、表示素子の点灯が容易にな
り、かつ、消費電力を抑えることができるとともに回路
への熱的負担を抑えることができる。
【0060】請求項5記載の表示システムによれば、表
示素子が所定温度に達するまでは表示素子に印加する電
圧を所定温度のときの電圧より高くするとともに、表示
素子に印加する電圧を高くしたときには表示素子に電圧
を印加する電圧印加期間のパルス幅を電圧が低いときの
パルス幅より小さくするため、低温時でも、表示素子の
点灯が容易になるとともに表示素子を早く所定温度まで
上昇させることができ、かつ、消費電力を抑えることが
できるとともに回路への熱的負担を抑えることができ
る。
【0061】請求項6記載の表示システムによれば、請
求項3ないし5いずれか一記載の表示システムの効果に
加えて、輝度調整時に表示素子への電圧に応じて設定さ
れたパルス幅を最大値としてパルス幅を小さくすること
により、電力が規定値を越えることなく輝度を調整でき
る。
【0062】請求項7記載の表示システムによれば、請
求項1ないし6いずれか一記載の表示システムの効果に
加えて、複数の表示素子を並列に配置して表示面を形成
できる。
【0063】請求項8記載の表示システムによれば、請
求項1ないし7いずれか一記載の表示システムの効果に
加えて、複数の表示素子のうちの点灯切換を行う表示素
子のみ電圧を可変させ、点灯している他の表示素子の輝
度が変化するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す表示システム
のブロック図である。
【図2】同上第1の実施の形態の表示素子の点灯回路の
回路図である。
【図3】同上第1の実施の形態の温度と電圧との関係を
表すグラフである。
【図4】同上第1の実施の形態の温度と電力との関係を
表すグラフである。
【図5】同上第1の実施の形態の温度に対する印加電
力、発光効率および発光輝度の関係を表すグラフであ
る。
【図6】第2の実施の形態を示す所定温度時の点灯サイ
クルの説明図である。
【図7】同上第2の実施の形態の低温時の点灯サイクル
の説明図である。
【図8】第3の実施の形態を示す表示システムのブロッ
ク図である。
【図9】第4の実施の形態を示す表示システムの構成図
である。
【図10】同上第4の実施の形態の気温に対するヒータ
電力およびファン周波数の関係を表すグラフである。
【符号の説明】
1 表示素子 3 検知手段としてのセンサ 6 電圧制御手段としての電源回路 7 電力制御手段およびパルス幅制御手段としての点
灯制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新澤 正 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 井手 勝幸 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 柴野 信雄 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管を有する表示素子と;表示素子の
    雰囲気温度を検知する検知手段と;表示素子に印加する
    電圧を可変制御し、表示素子の点灯始動時に検知手段に
    よる検知温度が所定温度より低いときには表示素子に印
    加する電圧を所定温度のときの電圧より高くする電圧制
    御手段と;表示素子に与える電力を可変制御し、検知手
    段による検知温度が所定温度より低いときには表示素子
    に与える電力を所定温度のときの電力より大きくする電
    力制御手段と;を具備していることを特徴とする表示シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 電力制御手段は、表示素子に電圧を印加
    する電圧印加時間のパルス幅を可変制御し、表示素子の
    点灯初期時に検知手段による検知温度が所定温度より低
    いときにはパルス幅を所定温度のときのパルス幅より大
    きくするパルス幅制御手段であることを特徴とする請求
    項1記載の表示システム。
  3. 【請求項3】 放電管を有する表示素子と;表示素子に
    印加する電圧を可変制御する電圧制御手段と;表示素子
    に電圧を印加する電圧印加期間のパルス幅を可変制御
    し、電圧制御手段により表示素子に印加する電圧を高く
    したときにはパルス幅を電圧が低いときのパルス幅より
    小さくするパルス幅制御手段と;を具備していることを
    特徴とする表示システム。
  4. 【請求項4】 放電管を有する表示素子と;表示素子の
    雰囲気温度を検知する検知手段と;表示素子に印加する
    電圧を可変制御し、表示素子の点灯始動時に検知手段に
    よる検知温度が所定温度より低いときには表示素子に印
    加する電圧を所定温度のときの電圧より高くする電圧制
    御手段と;表示素子に電圧を印加する電圧印加期間のパ
    ルス幅を可変制御し、電圧制御手段により表示素子に印
    加する電圧を高くしたときにはパルス幅を電圧が低いと
    きのパルス幅より小さくするパルス幅制御手段と;を具
    備していることを特徴とする表示システム。
  5. 【請求項5】 放電管を有する表示素子と;表示素子の
    雰囲気温度を検知する検知手段と;表示素子に印加する
    電圧を可変制御し、検知手段による検知温度が所定温度
    に達するまでは表示素子に印加する電圧を所定温度のと
    きの電圧より高くする電圧制御手段と;表示素子に電圧
    を印加する電圧印加期間のパルス幅を可変制御し、電圧
    制御手段により表示素子に印加する電圧を高くしたとき
    にはパルス幅を電圧が低いときのパルス幅より小さくす
    るパルス幅制御手段と;を具備していることを特徴とす
    る表示システム。
  6. 【請求項6】 パルス幅制御手段は、輝度調整時に表示
    素子への電圧に応じて設定されたパルス幅を最大値とし
    てパルス幅を小さくすることを特徴とする請求項3ない
    し5いずれか一記載の表示システム。
  7. 【請求項7】 複数の表示素子を並列に配置して表示面
    を形成することを特徴とする請求項1ないし6いずれか
    一記載の表示システム。
  8. 【請求項8】 複数の表示素子のうちの点灯切換を行う
    表示素子のみ電圧を可変させることを特徴とする請求項
    1ないし7いずれか一記載の表示システム。
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