JPH0996767A - 空間光通信装置 - Google Patents

空間光通信装置

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JPH0996767A
JPH0996767A JP7276956A JP27695695A JPH0996767A JP H0996767 A JPH0996767 A JP H0996767A JP 7276956 A JP7276956 A JP 7276956A JP 27695695 A JP27695695 A JP 27695695A JP H0996767 A JPH0996767 A JP H0996767A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対向設置時の光軸合わせを再現性良く確実に
行う。 【構成】 光軸方向可変部20の背後に、視準望遠鏡2
5と通信用光学系をそれらの光軸が互いに平行となるよ
うに配置し、検者は視準望遠鏡25により光軸方向可変
部20に入射する背景光を視認して、光軸方向可変部2
0を駆動して対向装置を検索する。更に、検者は対向装
置からのストロボ光Lsとの光軸合わせを行って受光レベ
ルを確認した後に、光軸方向制御動作を行うことにより
対向装置との通信を可能な状態とする。このようにし
て、実際の交信時に風等による振動や温度変化等の使用
環境上の変動が生じても、光軸方向可変部20の駆動部
には光軸方向制御部27による制御が働いて、交信終了
時には常に光軸合わせ直前の初期位置に検眼装置を精度
良く設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光軸合わせのため
の観察手段を備え、空間を媒体として光ビームを投光・
受光する空間光通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、観察手段と光軸ずれ補正手段とを
備え、大気中で投光・受光を行う装置として、特開平5
−133716号公報に開示された空間光通信装置が知
られており、これは2台の同様な通信装置を空間を隔て
て対向設置して双方向での通信を行うものである。
【0003】図8は従来例の空間光通信装置の構成図を
示し、架台に設けられた光軸調整台1上に、通信光の送
受を行う通信用光学系2と視準望遠鏡3とが固定され、
通信用光学系2の光軸O1と観察光学系である視準望遠鏡
3の光軸O2とが平行になるように組み立てられている。
【0004】空間光通信装置には、送信光LAと受信光LB
を送受する位置に光軸方向可変部4が設けられ、光軸方
向可変部4内には光軸O1に対し略45度に光軸方向可変
ミラー5が斜設されている。光軸方向可変ミラー5の反
射方向には、偏光ビームスプリッタ6、受光光分岐素子
7、正のパワーを有するレンズ群8、本信号検出用受光
素子9が順次に配列され、受光光分岐素子7の反射方向
には、正のパワーを有するレンズ群10、4分割センサ
11が配列されており、偏光ビームスプリッタ6の入射
方向には、正のパワーを有するレンズ群12、信号発生
部の受光素子として紙面に垂直方向に直線偏光となるレ
ーザー光を発するレーザーダイオード13が配列されて
いる。
【0005】4分割センサ11の出力は信号処理部14
に接続され、信号処理部14の出力は光軸方向制御部1
5を介して光軸方向可変部4に接続されている。
【0006】偏光ビームスプリッタ6として、例えばS
偏光の光の殆どを反射しP偏光の光の殆どを透過するよ
うな誘電体多層薄膜を、貼り合わせ面に蒸着した光学素
子が用いられている。この偏光ビームスプリッタ6を使
用して、最も効率の良い投光・受光を行うには、送信光
LaをS偏光としたときに受信光LbがP偏光となる関係に
すればよく、また同一構造の送受信装置を対向的に配置
して最も効率の良い投光・受光を行うためには、通信用
光学系2を紙面の後方に向けて垂直方向に対し45度に
傾斜させるようにすればよい。
【0007】広帯域化や高速応答が可能な大容量通信を
行う場合には、本信号検出用受光素子9として、例えば
アバランシェフォトダイオードのように有効受光域が直
径1mm以下の小さな素子を使用することが多い。ま
た、4分割センサ11の中心に受光ビームスポットPの
中心が位置したときに、送信光Laが相手側装置Bを受信
可能な強度分布内で照射し、かつ相手装置Bからの受信
光Lbが本信号検出用受光素子9の有効受光域を外れない
ようにするために、装置の組立段階において、本信号検
出用受光素子9と4分割センサ11の受光素子の中心
が、装置正面から見たときにレーザーダイオード13の
発光点と一致するように調整する必要がある。
【0008】レーザーダイオード13からの出射光は、
レンズ群12によりほぼ平行光束となり、偏光ビームス
プリッタ6の境界面で反射され、更に光軸方向可変ミラ
ー5によって反射されて、送信光Laとして装置Aから図
示しない装置Bへ投光される。
【0009】装置Bからの投光光は装置Aに受信光Lbと
して入射し、ミラー5で反射され、偏光ビームスプリッ
タ6を透過して受光光分岐素子7に至る。ここで、全受
光量の約90%は受光光分岐素子7を透過して、レンズ
群8により本信号検出用受光素子9に集光される。ま
た、残りの全受光量の約10%の光束は、受光光分岐素
子7で反射され、レンズ群10により4分割センサ11
に受光される。
【0010】4分割センサ11の受光面上での受光ビー
ムスポットPの位置ずれ情報は、信号処理部14を介し
て光軸ずれ補正信号として光軸方向制御部15に送ら
れ、光軸方向制御部15から光軸方向可変部4の駆動部
にミラー駆動用信号が送られる。この信号に基づいて駆
動部のモータが回転し、光軸方向可変ミラー5が図9に
示すように軸Eと軸Fの周りに回動する。
【0011】図10、図11はこのときの4分割センサ
11の受光面上の受光ビームスポットPの動きを示して
おり、可変ミラー5の軸Eの周りの回動は、受光ビーム
スポットPを図10の矢印に示すように受光面の上下方
向に移動させ、可変ミラー5の軸Fの周りの回動は、受
光ビームスポットPを図11の矢印に示すように受光面
の右上45度方向に移動させる。このように、異なる2
方向へ受光ビームスポットPを移動させる操作を繰り返
して、受光ビームスポットPの中心が4分割センサ11
の受光部有効域Sの中央の十字状分離体Tが交差する点
に位置するように制御を行う。
【0012】以上のような光軸ずれ補正制御を、空間を
隔てて対向している双方向光通信装置が互いに作動する
ことによって、双方の送信ビームの広がりの中央部が対
向する装置のビーム取込口に常に一致する状態に維持す
ることができる。
【0013】このように従来例の空間光通信装置は、対
向して設置して光軸合わせを行う際に、視準望遠鏡3を
覗いて対向装置からのレーザー光Lb又は対向装置からの
位置確認用ストロボ光Lsが、望遠鏡内の十字線が交差す
る点に位置するように、通信用光学系2と視準望遠鏡3
とを一体化した光軸調整台1の姿勢調整機構を使用し
て、水平・垂直の直交2方向のあおり調整を行ってい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の空間光通信装置においては、光軸ずれ補正を行
う通信時において、光軸ずれを補正する度に対向設置し
た2台の装置の光軸合わせを行う必要があり、通信用光
学系2の光軸O1と観察光学系3の光軸O2とが平行となる
ように、光軸方向可変ミラー5を初期位置の姿勢に精度
良く復帰させなければならない。しかし、このときに温
度変化等の使用環境により復帰位置に変動が発生する傾
向があり、初期設定した後でも通信用光学系の光軸O1と
観察光学系3の光軸O2との平行性が崩れて、対向設置時
の光軸合わせが不能になるという問題が発生する。
【0015】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
対向設置時の光軸合わせを再現性良く確実に行うことが
できる空間光通信装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る空間光通信装置は、投光光学系と信号発
生部から成る投光手段及び/又は第1の受光光学系と本
信号検出部から成る受光手段と、第2の受光光学系と受
光ビームスポット位置検出部から成り、対向装置からの
投光光を受光し受光面上の受光ビームスポットの基準位
置から求めた位置ずれ情報に基づいて受信光の光軸と前
記第2の受光光学系の光軸との光軸ずれを検出するする
光軸ずれ検出手段と、該光軸ずれ検出手段により検出さ
れた光軸ずれ情報に基づいて光軸方向可変部へ光軸ずれ
補正信号を送り自装置の投光光軸及び/又は受光光軸の
方向を制御する光軸方向制御手段と、前記対向装置を探
索する観察手段とを有し、前記光軸方向可変部において
前記投光光学系及び/又は前記第1の受光光学系の光軸
と前記第2の受光光学系の光軸と前記観察手段の光学系
の光軸とを平行に配置することにより、これらの全光学
系の光軸方向を平行性を維持しながら変更可能とするこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図7に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の構
成図を示し、投光手段、光軸ずれ検出手段、光軸方向制
御手段、観察手段から成る投光装置である。光軸方向可
変部20の背後には投光手段、光軸ずれ検出手段、観察
手段が並列に配列され、投光光軸O3と光軸ずれ検出側の
受光光軸O4と観察手段の光学系の光軸O5とが平行になる
ように配置されており、これら全ての光軸方向は平行性
を維持した状態で同時に変更可能とされている。
【0018】投光手段は発光素子として、直線偏光のレ
ーザーダイオードを含む信号発生部21と正のパワーの
レンズ群22の投光光学系とから成り、光軸ずれ検出手
段は位置検出用受光素子として4分割センサを含む受光
ビームスポット位置検出部23と正のパワーのレンズ群
24の受光光学系とから成り、観察手段は視準望遠鏡2
5により構成されている。そして、受光ビームスポット
位置検出部23の出力は信号処理部26、光軸方向制御
部27を介して光軸方向可変部20に接続されている。
【0019】光軸方向可変部20は図9に示すような2
軸方向に回動制御される1枚のミラー5から成るもの、
図2に示すような2つの回転軸G、Hが直交する方向に
それぞれ1軸回動制御される2枚のミラー28、29か
ら成るもの、又は図3に示すような2枚の透明平行板3
0、31の間に透明液体32が蛇腹状のフィルム33で
密封されて頂角可変制御される液体可変頂角プリズム3
4が使用される。
【0020】なお、図3の液体可変頂角プリズム34を
使用するときは、透明平行板30又は31から自己の送
信光Laの反射光が戻り、光軸方向制御誤差の原因となる
場合があるので、図4に示すように透明平行板30と3
1を投光光軸O3に対して垂直な状態から最大頂角θ以上
傾けて配置し、投光光と透明平行板30、31とが垂直
にならないようにする。
【0021】このような構成の送信装置を交信相手の対
向装置と光軸合わせをする場合は、先ず視準望遠鏡25
を覗いて、背景光Lhを取り込み、光軸方向可変部20を
駆動して対向装置を検索する。次に、対向装置からのス
トロボ光Lsと光軸合わせを行って受光レベルを確認した
後に、従来例と同様にして光軸方向制御動作を行うよう
にすれば通信可能状態となる。
【0022】交信中に風や設置場所の振動等により生ず
る装置の揺れに伴い、光軸方向可変部20の駆動部には
光軸方向制御部27による制御が作用し、交信終了時に
は再び光軸合わせ直前の初期位置に設定される。このと
き、初期位置復帰誤差があっても、全ての光学系の光軸
O3、O4、O5の平行性が崩れることはないので、初期位置
復帰精度を上げるための手段を使用することなく、毎回
の光軸合わせを初回と同程度の精度で行うことができ
る。
【0023】観察手段として視準望遠鏡25ではなく、
ズームレンズ付きCCDカメラを使用する場合には、広
角側ズーム位置で対向装置を探索してから、望遠側ズー
ム位置でストロボ光Ls又は受光光Lbとの光軸合わせを行
った後に、光軸方向制御動作を行うようにすればよい。
また、位置検出用受光素子として4分割センサの代りに
PSD(Position Sensitive Device)のような非分割型
センサを使用してもよく、発光素子として直線偏光のレ
ーザーダイオードの代りに発光ダイオードを使用しても
よい。更に、投光手段の代りに従来例の本信号検出用受
光素子9と正のパワーを有するレンズ群8とから成る本
信号受光手段を使用して、受信を目的とする空間光通信
装置を構成することもできる。
【0024】図5は第2の実施例の構成図を示し、図1
に本信号を受信する本信号受光手段を追加して、双方向
の通信を行うようにした空間光通信装置である。図1と
同じ符号は同じ部材を表している。光軸方向可変部20
の背後には、投光手段と光軸ずれ検出手段と本信号検出
手段とが並列に配列されており、本信号検出手段の受光
光軸O6上に、正のパワーを有するレンズ群36から成る
受光光学系と、本信号検出部35とが配置されている。
更に、これら通信用光学系群の隙間に第1及び第2の2
枚のミラー37a、37bから成る光路折返部38が配
置され、第1のミラー37aの反射方向に視準望遠鏡2
5が配置されている。この光路折返部38は視準望遠鏡
25の前方に観察光学系の光軸O5に対して45度の傾角
で配置した第1のミラー37aと、光軸方向可変部30
側に通信用光学系の光軸O3、O4、O5に対して45度の傾
角で配置した第2のミラー37bとから構成されてい
る。
【0025】本実施例のように複数の光学系を並列配置
すれば、光軸方向可変部20が大型化することは避けら
れない。しかし、消費電力及び光軸方向制御の応答性を
考慮すると、光軸方向可変部20を必要最小限の大きさ
に抑える必要がある。従って、光路折返部38は観察光
学系と光軸方向可変部20との間で、通信用光学系側に
延在するように配置されている。また光路折返部38と
して、図6に示すように2つのミラー部が一体化された
平行四辺形の側面を有するプリズム39を使用すること
もできる。
【0026】このような双方向光通信装置を2台対向設
置して光軸合わせをする場合も、第1の実施例と同様な
操作を互いに実行することにより双方向通信可能状態と
なり、毎回の光軸合わせを初回と同程度の精度で行うこ
とができる。
【0027】図7は第3の実施例の構成図を示し、光ビ
ームの送受信を行う相手装置と対向する位置に光軸方向
可変部40が設けられ、光軸方向可変部40内には、光
軸方向可変ミラー41が通信用光学系の光軸O7に対し4
5度に斜設されている。光軸方向可変ミラー41の反射
方向には、正のパワーを有するレンズと負のパワーを有
するレンズから成り投光光を拡大し受光光を縮小するビ
ームエクスパンダ42、投光光と受光光の何れか一方を
反射し他方を透過する投・受光光分岐部材43、部分反
射ミラー44、正のパワーを有するレンズ群45、本信
号検出部46が順次に配列されている。
【0028】投・受光光分岐部材43の入射方向には、
正のパワーを有するレンズ群47、発光素子としてレー
ザーダイオードを使用した信号発生部48が配列されて
おり、部分反射ミラー44の反射方向には、正のパワー
を有するレンズ群49、4分割センサ50が配列されて
いる。そして、4分割センサ50の出力は信号処理部5
1、光軸方向制御部52を介して光軸方向可変部40に
接続されている。
【0029】また、ビームエクスパンダ42と光軸方向
可変ミラー41の間のビームエクスパンダ42の外周付
近に光路折返部53が設けられ、光路折返部53の反射
方向の光軸O8上には観察光学系の視準望遠鏡55が配置
されており、光路折返部53の内部のミラー55は観察
光学系の光軸O8に対し45度の傾角で配置されている。
【0030】信号発生部48の発光素子としてレーザー
ダイオードを使用する場合には、発光波長や発光出力に
よっては、眼等の人体に対する安全性の観点から、送信
光の出射口径を大きくして出射照度を所定水準値以下に
抑える必要があり、また遠距離通信時には、伝送空間に
おいて光量の減衰が生じて単位面積当りの受光量が減少
するために、より大きな受信光の入射口径を必要とす
る。このように、入射や出射の口径を大きくすると光軸
方向可変ミラー41が大型化する傾向が生ずるが、消費
電力や光軸方向の制御応答性等を考慮すると、光軸方向
可変ミラー41は最小限の大きさに抑える必要がある。
【0031】従って、本実施例においては、投光光と受
光光の何れか一方を反射し他方を透過する投・受光光分
岐部43を使用して、光軸方向可変部40において投光
光軸と受光光軸を一致させるようにし、ビームエクスパ
ンダ42と光軸方向可変ミラー41の間の外周部に光路
折返部53を配置して、通信用光学系の光軸O7と観察光
学系の光軸O8とが平行となるようにしている。
【0032】光路折返部53は光軸ずれ検出側の受信光
Lcを遮光することなく、更に送信光Laの例えばピーク強
度比13.5%以上の有効光束を遮光しない程度に、通
信光光束の中央部に近付けて、背景光Lhを観察光学系側
へ導くようにしている。
【0033】また本実施例では、受光光分岐手段として
部分反射ミラー44を使用して、受信光中央部光束Lcを
光軸ずれ検出部50へ導き、受信光周辺部光束Lbを本信
号検出部46へ導いている。更に、光路折返部53のミ
ラー55の反射面は金属膜を蒸着することにより形成し
てもよいが、誘電体薄膜蒸着によって反射面を形成すれ
ば、受信光Lbの遮光量を減らすようにすることができ
る。
【0034】このような双方向光通信装置を2台対向配
置して交信させる場合には、互いに発光波長帯の異なる
発光素子を使用し、分光透過率又は分光反射率特性が逆
転する投・受光光分岐部43により投・受光光を分離す
るとよく、また互いに同一発光波長帯の直線偏光のレー
ザーダイオードを発光素子として使用する場合には、従
来例と同様の分光特性を有する偏光ビームスプリッタ6
を使用して、図7の光学系を紙面後方に垂直方向に対し
て45度に傾斜させた構成にするとよい。
【0035】本実施例においても第1の実施例と同様
に、光軸方向可変部40において、観察光学系の光軸O8
を通信用光学系の光軸O7と平行になるように配置してい
るので、光軸方向可変部40の大きさを最小限に抑えな
がら、交信する対向装置との光軸合わせを常に初回と同
程度の精度で行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る空間光
通信装置は、光軸方向可変部において、観察光学系の光
軸を通信用光学系の光軸と平行になるように配置するこ
とにより、光軸方向可変部の初期位置復帰誤差が発生し
ていても、交信する相手装置との対向設置時の光軸合わ
せを常に初回と同程度の精度で行うことができるので、
確実な光軸合わせを行って再現性が良好な通信を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の投光装置の構成図である。
【図2】光軸方向可変ミラーの斜視図である。
【図3】液体可変頂角プリズムの側面図である。
【図4】液体可変頂角プリズムの配置の説明図である。
【図5】第2の実施例の双方向通信装置の構成図であ
る。
【図6】光軸方向可変プリズムの側面図である。
【図7】第3の実施例の双方向通信装置の構成図であ
る。
【図8】従来例の構成図である。
【図9】光軸方向可変ミラーの斜視図である。
【図10】4分割センサの正面図である。
【図11】4分割センサの正面図である。
【符号の説明】
20、40 光軸方向可変部 21、48 信号発生部 23、50 受光ビームスポット位置検出部 25、55 視準望遠鏡 26、51 信号処理部 27、52 光軸方向制御部 35、46 本信号検出部 38、53 光路折返部 41 光軸方向可変ミラー 42 ビームエクスパンダ 43 投・受光光分岐部 44 部分反射ミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光光学系と信号発生部から成る投光手
    段及び/又は第1の受光光学系と本信号検出部から成る
    受光手段と、第2の受光光学系と受光ビームスポット位
    置検出部から成り、対向装置からの投光光を受光し受光
    面上の受光ビームスポットの基準位置から求めた位置ず
    れ情報に基づいて受信光の光軸と前記第2の受光光学系
    の光軸との光軸ずれを検出するする光軸ずれ検出手段
    と、該光軸ずれ検出手段により検出された光軸ずれ情報
    に基づいて光軸方向可変部へ光軸ずれ補正信号を送り自
    装置の投光光軸及び/又は受光光軸の方向を制御する光
    軸方向制御手段と、前記対向装置を探索する観察手段と
    を有し、前記光軸方向可変部において前記投光光学系及
    び/又は前記第1の受光光学系の光軸と前記第2の受光
    光学系の光軸と前記観察手段の光学系の光軸とを平行に
    配置することにより、これらの全光学系の光軸方向を平
    行性を維持しながら変更可能とすることを特徴とする空
    間光通信装置。
  2. 【請求項2】 前記光軸方向可変部はそれぞれに1つの
    回転軸を有しこれらの回転軸が互いに直交する2つのミ
    ラーを所定の間隔に配置し、前記光軸方向制御手段によ
    り前記2つのミラーをそれぞれの回転軸の周りに回動し
    て光軸方向を制御する請求項1に記載の空間光通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光軸方向可変部は互いに直交する2
    つの回転軸を有する1つのミラーを前記光軸方向制御手
    段により前記2つの回転軸の周りに回動して光軸方向を
    制御する請求項1に記載の空間光通信装置。
  4. 【請求項4】 前記光軸方向可変部は間に透明液体を密
    封した2つの透明部材の成す角を可変して光軸方向を制
    御する請求項1に記載の空間光通信装置。
  5. 【請求項5】 前記観察光学系と前記光軸方向可変部と
    の間に、背景光を前記観察光学系へ導く光路折返手段を
    備えた請求項1に記載の空間光通信装置。
  6. 【請求項6】 投光光と受光光の何れか一方を反射させ
    他方を透過させる投・受光光分岐手段を有し、前記光軸
    方向可変部において投光光軸と受光光軸とを一致させ前
    記観察光学系の光軸を前記2つの光軸と平行に配置する
    ことにより、全光学系の光軸方向を平行性を維持しなが
    ら同時に変更可能とした請求項5に記載の空間光通信装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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