JPH0995298A - 水難救助装置 - Google Patents
水難救助装置Info
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- JPH0995298A JPH0995298A JP7277089A JP27708995A JPH0995298A JP H0995298 A JPH0995298 A JP H0995298A JP 7277089 A JP7277089 A JP 7277089A JP 27708995 A JP27708995 A JP 27708995A JP H0995298 A JPH0995298 A JP H0995298A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 釣り人等が予め人体に装着しておくことによ
って、水難事故時には遭難信号を発信して水難者の遭難
場所が容易で適確かつ迅速に発見できる。 【解決手段】 人体に直接又は間接に装着される本体1
と、該本体1に電源2と電気的に接続されたロック機構
14により着脱自在に設けた浮力体30と、浮力体30
に設けたアンテナ40と、本体1に設けられ水中転落時
に導通する水位センサー3と、水位センサー3の検出信
号により応動する前記電源2と、遭難信号を発信してア
ンテナ40へ伝える発信機4と、電源2と発信機4とア
ンテナ40とを電気的に接続する電線5a、5bと、ア
ンテナ40からの遭難信号を受信する受信機60と、受
信機60で受けた信号により遭難者の遭難場所を表示す
る報知手段70とからなっている。
って、水難事故時には遭難信号を発信して水難者の遭難
場所が容易で適確かつ迅速に発見できる。 【解決手段】 人体に直接又は間接に装着される本体1
と、該本体1に電源2と電気的に接続されたロック機構
14により着脱自在に設けた浮力体30と、浮力体30
に設けたアンテナ40と、本体1に設けられ水中転落時
に導通する水位センサー3と、水位センサー3の検出信
号により応動する前記電源2と、遭難信号を発信してア
ンテナ40へ伝える発信機4と、電源2と発信機4とア
ンテナ40とを電気的に接続する電線5a、5bと、ア
ンテナ40からの遭難信号を受信する受信機60と、受
信機60で受けた信号により遭難者の遭難場所を表示す
る報知手段70とからなっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り人や船舶乗船
者又は海事従事者等が、川や海などに誤って転落した場
合、つまり水難事故に遭遇した場合に水難者を適確かつ
迅速に救助できるようにした水難救助装置に関する。
者又は海事従事者等が、川や海などに誤って転落した場
合、つまり水難事故に遭遇した場合に水難者を適確かつ
迅速に救助できるようにした水難救助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶には救命胴衣を常備すること
が義務づけられているほか、通常は浮輪も備え付けてい
る。しかし、釣り人や、川や海におけるレジャーの一部
では、上記救命胴衣や浮輪は使用されていないのが実情
である。
が義務づけられているほか、通常は浮輪も備え付けてい
る。しかし、釣り人や、川や海におけるレジャーの一部
では、上記救命胴衣や浮輪は使用されていないのが実情
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
如く、救命胴衣や浮輪が船舶に備え付けられていても、
水難事故の際に、水難者がそれらの救命胴衣や浮輪を即
時に発見できない場合があった。救命胴衣を発見できた
としても、水難者が身体に装着するのに手間取り人命救
助に役立たない場合もあった。
如く、救命胴衣や浮輪が船舶に備え付けられていても、
水難事故の際に、水難者がそれらの救命胴衣や浮輪を即
時に発見できない場合があった。救命胴衣を発見できた
としても、水難者が身体に装着するのに手間取り人命救
助に役立たない場合もあった。
【0004】釣り人などは、上記救命胴衣や浮輪は使用
していないのが通常であるので、特に水泳のできない人
の場合には人命を落とすこともあった。
していないのが通常であるので、特に水泳のできない人
の場合には人命を落とすこともあった。
【0005】救命胴衣や浮輪の備付いかんにかかわら
ず、釣り人や乗船者等が川や海に誤って転落した場合に
は、迅速な救助が望まれるが、特に夜間や転落後の時間
経過後によっては水難者の発見が遅れ人命救助に役立た
ない場合があった。
ず、釣り人や乗船者等が川や海に誤って転落した場合に
は、迅速な救助が望まれるが、特に夜間や転落後の時間
経過後によっては水難者の発見が遅れ人命救助に役立た
ない場合があった。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するため
に、簡単な装置を釣り人等が予め人体に装着することに
よって、水難事故時には遭難信号を発信して水難者の遭
難場所を知らせ、水難者の捜索を極めて容易にして、水
難者を適確かつ迅速に救助できるようにした水難救助装
置を提供することを目的とする。
に、簡単な装置を釣り人等が予め人体に装着することに
よって、水難事故時には遭難信号を発信して水難者の遭
難場所を知らせ、水難者の捜索を極めて容易にして、水
難者を適確かつ迅速に救助できるようにした水難救助装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、要約して言えば、釣り人や船舶乗船者等
の腰や腕や足などの人体に装着される浮力体つき本体
と、遭難者の水中転落時に導通されて浮力体を本体から
離脱するとともに発信機に遭難信号を発信させる水位セ
ンサーと、浮力体に設けられかつ発信機からの遭難信号
を伝えるアンテナと、陸上や船舶等の受信基地に設けら
れ、前記アンテナからの遭難信号を受信する受信機と、
受信機で受けた信号をブザーやLED又はテレビ画面な
どに表示して遭難者の遭難場所を示す報知手段とを、少
なくとも備えている。
め、本発明は、要約して言えば、釣り人や船舶乗船者等
の腰や腕や足などの人体に装着される浮力体つき本体
と、遭難者の水中転落時に導通されて浮力体を本体から
離脱するとともに発信機に遭難信号を発信させる水位セ
ンサーと、浮力体に設けられかつ発信機からの遭難信号
を伝えるアンテナと、陸上や船舶等の受信基地に設けら
れ、前記アンテナからの遭難信号を受信する受信機と、
受信機で受けた信号をブザーやLED又はテレビ画面な
どに表示して遭難者の遭難場所を示す報知手段とを、少
なくとも備えている。
【0008】本発明の請求項1記載の発明は、人体に直
接又は間接に装着される本体と、該本体に電源と電気的
に接続されたロック機構により着脱自在に設けた浮力体
と、浮力体に設けたアンテナと、前記本体に設けられ水
中転落時に導通する水位センサーと、水位センサーの検
出信号により応動する前記電源と、遭難信号を発信して
前記アンテナへ伝える発信機と、前記電源と発信機とア
ンテナとを電気的に接続する電線と、前記アンテナから
の遭難信号を受信する受信機と、受信機で受けた信号に
より遭難者の遭難場所を表示する報知手段とからなり、
遭難者の水中転落時には、前記水位センサーが導通され
ることによりロック機構及び発信機とは通電され、ロッ
ク機構は本体に対する浮力体の結合を解除して、前記ア
ンテナを上方にした状態で浮力体を水面上に浮上させる
とともに、発信機はアンテナから受信機に向けて遭難信
号を発信し、さらに該遭難信号を受けた受信機を介して
報知手段により遭難者の遭難場所を表示するようにした
ことを特徴とする。
接又は間接に装着される本体と、該本体に電源と電気的
に接続されたロック機構により着脱自在に設けた浮力体
と、浮力体に設けたアンテナと、前記本体に設けられ水
中転落時に導通する水位センサーと、水位センサーの検
出信号により応動する前記電源と、遭難信号を発信して
前記アンテナへ伝える発信機と、前記電源と発信機とア
ンテナとを電気的に接続する電線と、前記アンテナから
の遭難信号を受信する受信機と、受信機で受けた信号に
より遭難者の遭難場所を表示する報知手段とからなり、
遭難者の水中転落時には、前記水位センサーが導通され
ることによりロック機構及び発信機とは通電され、ロッ
ク機構は本体に対する浮力体の結合を解除して、前記ア
ンテナを上方にした状態で浮力体を水面上に浮上させる
とともに、発信機はアンテナから受信機に向けて遭難信
号を発信し、さらに該遭難信号を受けた受信機を介して
報知手段により遭難者の遭難場所を表示するようにした
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、本体は、
内部には空室を有する容器状に構成してあり、表面側に
は浮力体結合用の嵌合部と浮力体のアンテナ台部嵌合用
の嵌合凹部とをそれぞれ形成し、裏面側には人体に直接
又は間接に装着される取付手段を設け、前記空室には、
電源と発信機とを収納するとともに電線の一部とアンテ
ナとは折り曲げて収納するとともに、前記電線の一端は
発信機と、他端は浮力体の上面に突設した前記アンテナ
台部にてアンテナと接続し、浮力体の片面側には、本体
に設けた嵌合部に嵌合される被嵌合部と、嵌合凹部に嵌
合される前記アンテナ台部とを形成するとともに、前記
被嵌合部には係合凹部を形成してなり、この浮力体を本
体に結合した時にロック機構たる電磁ソレノイドのプラ
ンジャーが前記係合凹部に係合される一方、遭難者の水
中転落時に水位センサーが導通されることにより前記プ
ランジャーが係合凹部との係合を解除して、アンテナが
自動的に展張し水面上に浮上するように構成したもので
あり、このようにしたものが好適である。
内部には空室を有する容器状に構成してあり、表面側に
は浮力体結合用の嵌合部と浮力体のアンテナ台部嵌合用
の嵌合凹部とをそれぞれ形成し、裏面側には人体に直接
又は間接に装着される取付手段を設け、前記空室には、
電源と発信機とを収納するとともに電線の一部とアンテ
ナとは折り曲げて収納するとともに、前記電線の一端は
発信機と、他端は浮力体の上面に突設した前記アンテナ
台部にてアンテナと接続し、浮力体の片面側には、本体
に設けた嵌合部に嵌合される被嵌合部と、嵌合凹部に嵌
合される前記アンテナ台部とを形成するとともに、前記
被嵌合部には係合凹部を形成してなり、この浮力体を本
体に結合した時にロック機構たる電磁ソレノイドのプラ
ンジャーが前記係合凹部に係合される一方、遭難者の水
中転落時に水位センサーが導通されることにより前記プ
ランジャーが係合凹部との係合を解除して、アンテナが
自動的に展張し水面上に浮上するように構成したもので
あり、このようにしたものが好適である。
【0010】本体は、硬質プラスチックや金属製で容器
状に構成したものが好ましく、この場合に該本体の空室
には電源や発信機等が水で漏れないように内装する方が
よい。
状に構成したものが好ましく、この場合に該本体の空室
には電源や発信機等が水で漏れないように内装する方が
よい。
【0011】アンテナは、全方向に電波を輻射すること
のできる無指向性のものを用いる方が良く、材質はピア
ノ線やワイヤー等の如く弾力性に富んだものを使用する
のが好ましく、形式としてはλ/4型のホイップ型(単
一型)として、これを前記本体の空室内に折り曲げて収
納することにより非使用時にコンパクトに収納するよう
にした方が好ましい。なお、このアンテナは上記材質に
限らず伸縮可能で導電性に優れたその他の材質のもので
もよい。
のできる無指向性のものを用いる方が良く、材質はピア
ノ線やワイヤー等の如く弾力性に富んだものを使用する
のが好ましく、形式としてはλ/4型のホイップ型(単
一型)として、これを前記本体の空室内に折り曲げて収
納することにより非使用時にコンパクトに収納するよう
にした方が好ましい。なお、このアンテナは上記材質に
限らず伸縮可能で導電性に優れたその他の材質のもので
もよい。
【0012】浮力体は、水面上に浮く材質で形成しなけ
ればならず、例えば耐油性発泡ポリエチレンなどのプラ
スチックや、ゴム、その他の材質で形成する。また、浮
力体の形状は方形や円形その他適宜形状に選定できる。
さらに、浮力体には、水面上に浮上した状態で外部から
遭難位置を視認できるようにした、例えば反射テープ、
反射塗料やランプ等の表示手段を設けるのが好ましい。
ればならず、例えば耐油性発泡ポリエチレンなどのプラ
スチックや、ゴム、その他の材質で形成する。また、浮
力体の形状は方形や円形その他適宜形状に選定できる。
さらに、浮力体には、水面上に浮上した状態で外部から
遭難位置を視認できるようにした、例えば反射テープ、
反射塗料やランプ等の表示手段を設けるのが好ましい。
【0013】電源としては、単二型又は単三型等の電池
を用いるとよい。発信機としては、電波を短時間(例え
ば1秒間程度)断続させるパルス発信を行い、通達距離
を広げ電池の消耗を大幅に軽減させるものを用いる方が
好ましい。前記電源と発信機とアンテナを電気的に接続
する電線は、狭義の絶縁電線やケーブル或いはコードな
ど電流を流すことのできるものであればよい。
を用いるとよい。発信機としては、電波を短時間(例え
ば1秒間程度)断続させるパルス発信を行い、通達距離
を広げ電池の消耗を大幅に軽減させるものを用いる方が
好ましい。前記電源と発信機とアンテナを電気的に接続
する電線は、狭義の絶縁電線やケーブル或いはコードな
ど電流を流すことのできるものであればよい。
【0014】前記アンテナからの遭難信号(遭難電波)
を受信する受信機としては、例えば、指向性を有する八
木アンテナを備えた水晶制御型のスーパーヘテロダイン
方式によって構成するのが好ましい。しかし、それ以外
の受信機を使用できるのは勿論である。
を受信する受信機としては、例えば、指向性を有する八
木アンテナを備えた水晶制御型のスーパーヘテロダイン
方式によって構成するのが好ましい。しかし、それ以外
の受信機を使用できるのは勿論である。
【0015】受信機で受けた信号により遭難者の遭難場
所(位置や方向)を表示する報知手段としては、ブザー
の如く音として、LEDの如く色彩として、テレビ画面
の如く視覚に訴えるものとして、或いはその他の方式と
して採用することができる。捜索を容易にするため、遭
難信号の発信方向に一致した場合に、特定した例えばピ
ッピッピッ等の信号を発生させる方法、又は信号の音調
を変化させる方法など、捜索者に的確な方法を採用する
ことができる。
所(位置や方向)を表示する報知手段としては、ブザー
の如く音として、LEDの如く色彩として、テレビ画面
の如く視覚に訴えるものとして、或いはその他の方式と
して採用することができる。捜索を容易にするため、遭
難信号の発信方向に一致した場合に、特定した例えばピ
ッピッピッ等の信号を発生させる方法、又は信号の音調
を変化させる方法など、捜索者に的確な方法を採用する
ことができる。
【0016】本発明における遭難電波の通達距離につい
ては、電波法に基づく、微弱電波又は小電力型として目
的に応じた通達距離に対応することができる。また、使
用する電波帯については、微弱電波として指定されてい
る周波数帯において初期の目的を充分発揮することがで
きるが、他の特定された周波数帯によっては航空機又は
衛星等による大規模は遭難者捜索システムを構成するこ
とが可能である。
ては、電波法に基づく、微弱電波又は小電力型として目
的に応じた通達距離に対応することができる。また、使
用する電波帯については、微弱電波として指定されてい
る周波数帯において初期の目的を充分発揮することがで
きるが、他の特定された周波数帯によっては航空機又は
衛星等による大規模は遭難者捜索システムを構成するこ
とが可能である。
【0017】水位センサーと電源と受信機と電線とを備
えた本体にアンテナつきの浮力体を設け、この本体を水
難事故の危険にさらされる釣り人等が自身の人体に予め
装着しておく。
えた本体にアンテナつきの浮力体を設け、この本体を水
難事故の危険にさらされる釣り人等が自身の人体に予め
装着しておく。
【0018】この装着者である釣り人等(遭難者)が誤
って川や海に転落すると、水位センサーが導通されてロ
ック機構及び発信機とは通電される。この通電によっ
て、ロック機構は本体に対する浮力体の結合を解除し
て、前記アンテナを上方にした状態で浮力体を水面上に
浮上させるとともに、発信機はアンテナから受信機に向
けて遭難信号を発信する。該遭難信号は、陸上や船舶等
の基地に設けた受信機が受信して、当該遭難者の遭難場
所(位置や方向)を、報知手段が音声や画面上に映像等
として表示する。そこで、遭難者の遭難場所を捜索する
ことによって遭難者を迅速に確実に救助することができ
る。
って川や海に転落すると、水位センサーが導通されてロ
ック機構及び発信機とは通電される。この通電によっ
て、ロック機構は本体に対する浮力体の結合を解除し
て、前記アンテナを上方にした状態で浮力体を水面上に
浮上させるとともに、発信機はアンテナから受信機に向
けて遭難信号を発信する。該遭難信号は、陸上や船舶等
の基地に設けた受信機が受信して、当該遭難者の遭難場
所(位置や方向)を、報知手段が音声や画面上に映像等
として表示する。そこで、遭難者の遭難場所を捜索する
ことによって遭難者を迅速に確実に救助することができ
る。
【0019】本発明の利用方法としては、例えば、同僚
と釣りをしている場合に、陸上にいる者が受信機を操作
して遭難現場周辺に対する捜索を行いながら、救助を行
うことができる。又は、釣り人を船で釣り場に案内した
船主は、基地に帰役後に、常時、受信機にスイッチを入
れておくことによって、遭難を知ると同時に、遭難現場
にかけつけて遭難者を迅速に確実に救助することができ
る。上記事例のほか、海事従事者や他の船舶関係の遭難
救助対策として、幅広く応用することができる。
と釣りをしている場合に、陸上にいる者が受信機を操作
して遭難現場周辺に対する捜索を行いながら、救助を行
うことができる。又は、釣り人を船で釣り場に案内した
船主は、基地に帰役後に、常時、受信機にスイッチを入
れておくことによって、遭難を知ると同時に、遭難現場
にかけつけて遭難者を迅速に確実に救助することができ
る。上記事例のほか、海事従事者や他の船舶関係の遭難
救助対策として、幅広く応用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図6
に基づいて以下に説明する。図1は、遭難者が水中に転
落して、浮力体が本体から離脱し、アンテナを上方にし
た状態で浮力体が水面上に浮上している状態を示す概略
構成図、図2は制御部を含めた概略回路図、図3は浮力
体が本体に結合されている状態の断面図、図4は本体と
浮力体との分解斜視図、図5は受信機の一例を示す回路
図、図6はプログラマブル・ユニジャンクション・トラ
ンジスター(PUT)の説明図である。
に基づいて以下に説明する。図1は、遭難者が水中に転
落して、浮力体が本体から離脱し、アンテナを上方にし
た状態で浮力体が水面上に浮上している状態を示す概略
構成図、図2は制御部を含めた概略回路図、図3は浮力
体が本体に結合されている状態の断面図、図4は本体と
浮力体との分解斜視図、図5は受信機の一例を示す回路
図、図6はプログラマブル・ユニジャンクション・トラ
ンジスター(PUT)の説明図である。
【0021】本発明に係る水難救助装置は、人体に直接
又は間接に装着される本体1と、該本体1に電池からな
る電源2と電気的に接続されたロック機構14により着
脱自在に設けた浮力体30と、浮力体30に設けたアン
テナ40と、前記本体1に設けられ水中転落時に導通す
る水位センサー3と、水位センサー3の検出信号により
応動する前記電源2と、遭難信号を発信して前記アンテ
ナ40へ伝える発信機4と、前記電源2と発信機4とア
ンテナ40とを電気的に接続する電線5a、5bと、前
記アンテナ40からの遭難信号を受信する受信機60
と、受信機60で受けた信号により遭難者の遭難場所を
表示する報知手段70とからなる。
又は間接に装着される本体1と、該本体1に電池からな
る電源2と電気的に接続されたロック機構14により着
脱自在に設けた浮力体30と、浮力体30に設けたアン
テナ40と、前記本体1に設けられ水中転落時に導通す
る水位センサー3と、水位センサー3の検出信号により
応動する前記電源2と、遭難信号を発信して前記アンテ
ナ40へ伝える発信機4と、前記電源2と発信機4とア
ンテナ40とを電気的に接続する電線5a、5bと、前
記アンテナ40からの遭難信号を受信する受信機60
と、受信機60で受けた信号により遭難者の遭難場所を
表示する報知手段70とからなる。
【0022】そして、遭難者の水中転落時には、前記水
位センサー3が導通されることによりロック機構14及
び発信機4とは通電され、ロック機構14は本体1に対
する浮力体30の結合を解除して、前記アンテナ40を
上方にした状態で浮力体30を水面L上に浮上させる。
それとともに、発信機4はアンテナ40から受信機60
に向けて遭難信号を発信する。さらに該遭難信号を受け
た受信機60を介して報知手段70により遭難者の遭難
場所を表示するようにしてある。
位センサー3が導通されることによりロック機構14及
び発信機4とは通電され、ロック機構14は本体1に対
する浮力体30の結合を解除して、前記アンテナ40を
上方にした状態で浮力体30を水面L上に浮上させる。
それとともに、発信機4はアンテナ40から受信機60
に向けて遭難信号を発信する。さらに該遭難信号を受け
た受信機60を介して報知手段70により遭難者の遭難
場所を表示するようにしてある。
【0023】この実施態様では、本体1は硬質プラスチ
ック製又は金属製で容器状にして携帯できるようにして
いる。浮力体30としては、耐油製発泡ポリエチレンな
どの如く水面L上に浮上できるプラスチックの材質で、
本体1に結合して一体として人体に装着できるような形
状(方形や円形等)としている。浮力体30に設けたア
ンテナ40としては、ピアノ線やワイヤー等の如く弾力
性に富んだ材質で単一型を使用している。
ック製又は金属製で容器状にして携帯できるようにして
いる。浮力体30としては、耐油製発泡ポリエチレンな
どの如く水面L上に浮上できるプラスチックの材質で、
本体1に結合して一体として人体に装着できるような形
状(方形や円形等)としている。浮力体30に設けたア
ンテナ40としては、ピアノ線やワイヤー等の如く弾力
性に富んだ材質で単一型を使用している。
【0024】電源2は、この実施態様では、本体1に浮
力体30を着脱するときのロック機構14の駆動力とし
て、及び遭難電波を発信機4からアンテナ40へ伝える
駆動力として働くものである。本願発明者の実験例によ
れば、遭難電波の発信が、単二型電池では連続120時
間にわたって行なえたし、単三型電池では連続40時間
以上にわたって行なえた。後者の単三型電池によれば本
体1が前者より小型化できる。なお、電源2は上記の如
く1個だけでもよいが、図2に仮想線で示すように2個
(2と2´)設け、後者の電源2´はロック機構14の
ロックを解除するときの駆動力として働かせるようにす
ることもできる。
力体30を着脱するときのロック機構14の駆動力とし
て、及び遭難電波を発信機4からアンテナ40へ伝える
駆動力として働くものである。本願発明者の実験例によ
れば、遭難電波の発信が、単二型電池では連続120時
間にわたって行なえたし、単三型電池では連続40時間
以上にわたって行なえた。後者の単三型電池によれば本
体1が前者より小型化できる。なお、電源2は上記の如
く1個だけでもよいが、図2に仮想線で示すように2個
(2と2´)設け、後者の電源2´はロック機構14の
ロックを解除するときの駆動力として働かせるようにす
ることもできる。
【0025】水位センサー3としては、この実施態様で
は図1〜図3に示すように、ケースの下部に陰極端子
(−)と陽極端子(+)とを垂下し、該両端子が液中に
侵入したときに電流が流れるようにしたものを採用して
いる。
は図1〜図3に示すように、ケースの下部に陰極端子
(−)と陽極端子(+)とを垂下し、該両端子が液中に
侵入したときに電流が流れるようにしたものを採用して
いる。
【0026】本体1は、内部には空室6を有する容器状
に構成してある。この容器状の本体1の表面1a側には
浮力体30を結合するための嵌合部7、7と、浮力体3
0のアンテナ台部31を嵌合するための嵌合凹部8とを
それぞれ形成しており、裏面1b側には人体に直接又は
間接に装着される取付手段9を設けている。取付手段9
としては、この実施例では図4に示す如くベルト10を
挿通できる穴9aを有するベルト掛けを使用している。
従って、この取付手段たるベルト掛け9の穴9aにベル
ト10を通すとともに、ズボンのベルト掛け(図示せ
ず)にも上記ベルト10を通すことにより、人間の胴部
にズボンを介して間接的に前記本体1を装着するように
している。
に構成してある。この容器状の本体1の表面1a側には
浮力体30を結合するための嵌合部7、7と、浮力体3
0のアンテナ台部31を嵌合するための嵌合凹部8とを
それぞれ形成しており、裏面1b側には人体に直接又は
間接に装着される取付手段9を設けている。取付手段9
としては、この実施例では図4に示す如くベルト10を
挿通できる穴9aを有するベルト掛けを使用している。
従って、この取付手段たるベルト掛け9の穴9aにベル
ト10を通すとともに、ズボンのベルト掛け(図示せ
ず)にも上記ベルト10を通すことにより、人間の胴部
にズボンを介して間接的に前記本体1を装着するように
している。
【0027】前記空室6は仕切板11a、11bで3室
に区画している。そのうち、第1室12aには、下部に
水位センサー3と、該水位センサー3と電気的に接続さ
れた電源2とを、また上部に発信機4をそれぞれ収納し
ている。電源2と発信機4とは電線5aで電気的に接続
されている。そして、これらの水位センサー3と電源2
と発信機4は、上記仕切板11aと本体1の上下両部及
び裏面1b側に形成した各側壁と横板13a、13bと
によって、ガタつかないように内装している。
に区画している。そのうち、第1室12aには、下部に
水位センサー3と、該水位センサー3と電気的に接続さ
れた電源2とを、また上部に発信機4をそれぞれ収納し
ている。電源2と発信機4とは電線5aで電気的に接続
されている。そして、これらの水位センサー3と電源2
と発信機4は、上記仕切板11aと本体1の上下両部及
び裏面1b側に形成した各側壁と横板13a、13bと
によって、ガタつかないように内装している。
【0028】第2室12bには、装着者(遭難者)が水
中に転落していない平時においては、図3に示すよう
に、電線5bの一部が折り曲げて収納してある。この電
線5bは一端は発信機4と、他端は浮力体30の上面に
突設したアンテナ台部31にてアンテナ40と接続して
ある。なお、前記電線5bは、遭難者の水中転落時つま
り浮力体30が本体1より離脱した時には、図3の如き
折り曲げ状態から図1の如く延伸されて浮力体30を水
面L上に浮上する。
中に転落していない平時においては、図3に示すよう
に、電線5bの一部が折り曲げて収納してある。この電
線5bは一端は発信機4と、他端は浮力体30の上面に
突設したアンテナ台部31にてアンテナ40と接続して
ある。なお、前記電線5bは、遭難者の水中転落時つま
り浮力体30が本体1より離脱した時には、図3の如き
折り曲げ状態から図1の如く延伸されて浮力体30を水
面L上に浮上する。
【0029】第3室12cには、平時においては図3に
示すようにアンテナ40が折り曲げて収納してある。遭
難者が水中転落時には図1の如く該アンテナ40は浮力
体30とともに水面L上に浮上する。
示すようにアンテナ40が折り曲げて収納してある。遭
難者が水中転落時には図1の如く該アンテナ40は浮力
体30とともに水面L上に浮上する。
【0030】浮力体30の片面側には、本体1に設けた
嵌合部7に嵌合される被嵌合部32と、嵌合凹部8に嵌
合される前記アンテナ台部31とを形成するとともに、
前記被嵌合部32には係合凹部33を形成してなり、こ
の浮力体30を本体1に結合した時にロック機構14た
る電磁ソレノイド15のプランジャー16が前記係合凹
部33に係合されて、本体1と浮力体30とは水中に落
下しない限り両者の結合が解除されないようになってい
る。
嵌合部7に嵌合される被嵌合部32と、嵌合凹部8に嵌
合される前記アンテナ台部31とを形成するとともに、
前記被嵌合部32には係合凹部33を形成してなり、こ
の浮力体30を本体1に結合した時にロック機構14た
る電磁ソレノイド15のプランジャー16が前記係合凹
部33に係合されて、本体1と浮力体30とは水中に落
下しない限り両者の結合が解除されないようになってい
る。
【0031】上記の如く本体1と浮力体30とが結合さ
れた状態で、遭難者が水中に転落した時に水位センサー
3が水中に侵入することで導通され、前記プランジャー
16が後退して係合凹部33との係合を解除して、アン
テナ40が本体1の第3室12cから自動的に展張し浮
力体30と共に水面上に浮上する。なお、図1及び図3
で、符号37は浮力体30用のストッパー、19a、1
9b、19cは電線5bを通す挿通孔である。
れた状態で、遭難者が水中に転落した時に水位センサー
3が水中に侵入することで導通され、前記プランジャー
16が後退して係合凹部33との係合を解除して、アン
テナ40が本体1の第3室12cから自動的に展張し浮
力体30と共に水面上に浮上する。なお、図1及び図3
で、符号37は浮力体30用のストッパー、19a、1
9b、19cは電線5bを通す挿通孔である。
【0032】ここで、ロック機構14とは、前述した電
磁ソレノイド15と、浮力体30の被嵌合部32とをい
う。前記電磁ソレノイド15は、電源たる電池2の消耗
を軽減するために巻線数を多くした小電流方式とし、水
位センサー3が導通した時に該電磁ソレノイド15の作
動に必要な極く短時間のみ電流を流すこととする。
磁ソレノイド15と、浮力体30の被嵌合部32とをい
う。前記電磁ソレノイド15は、電源たる電池2の消耗
を軽減するために巻線数を多くした小電流方式とし、水
位センサー3が導通した時に該電磁ソレノイド15の作
動に必要な極く短時間のみ電流を流すこととする。
【0033】浮力体30には、水面L上に浮上たした状
態で外部から遭難位置を視認できるようにした表示手段
34を設ける方がよい。この表示手段34としては、図
1に示しているように、反射テープないし発光塗料35
を貼付ないし塗着したもの、又は前記電線5bと電線3
6aを介して電気的に接続したランプ36などが挙げら
れる。なお、この表示手段34は上記構成に限らずブザ
ー等の聴覚に訴えるものに設計変更することもできる。
態で外部から遭難位置を視認できるようにした表示手段
34を設ける方がよい。この表示手段34としては、図
1に示しているように、反射テープないし発光塗料35
を貼付ないし塗着したもの、又は前記電線5bと電線3
6aを介して電気的に接続したランプ36などが挙げら
れる。なお、この表示手段34は上記構成に限らずブザ
ー等の聴覚に訴えるものに設計変更することもできる。
【0034】以上のように構成された本体1と浮力体3
0とは、図3及び図4に示すように結合した状態で釣り
人等の身体に装着する。一方、その釣り人等が水中に転
落して、前記アンテナ40からの遭難信号を受信する受
信機60と、該受信機60からの信号により遭難者の遭
難場所を表示する報知手段70とは、陸上や船舶等の基
地に設けておくものである。
0とは、図3及び図4に示すように結合した状態で釣り
人等の身体に装着する。一方、その釣り人等が水中に転
落して、前記アンテナ40からの遭難信号を受信する受
信機60と、該受信機60からの信号により遭難者の遭
難場所を表示する報知手段70とは、陸上や船舶等の基
地に設けておくものである。
【0035】受信機60は、特に限定はしないが、この
実施態様では、図5に示している如く、指向性を有する
八木アンテナ61を備えた水晶制御型のスーパーヘテロ
ダイン方式によって構成している。八木アンテナ61
は、携帯し易いように短縮型の3エレメントで簡単に折
り畳みできるものを用いているが、これに限定されな
い。
実施態様では、図5に示している如く、指向性を有する
八木アンテナ61を備えた水晶制御型のスーパーヘテロ
ダイン方式によって構成している。八木アンテナ61
は、携帯し易いように短縮型の3エレメントで簡単に折
り畳みできるものを用いているが、これに限定されな
い。
【0036】八木アンテナ61でキャッチされた電波
は、図5に示す如く、高周波増幅器62で増幅し、これ
を発信器63及び混合器64で周波数を変換し、変換さ
れた中間周波は中間周波増幅器65で増幅後に、検波器
66で検波される。この検波された電波は識別回路で識
別され、ブザー等の報知手段70によって遭難場所を知
らせる。この報知手段70による表示は、ピッピッピッ
などの音声信号によるほか、それと同時にLEDによる
点滅信号によることもできる。
は、図5に示す如く、高周波増幅器62で増幅し、これ
を発信器63及び混合器64で周波数を変換し、変換さ
れた中間周波は中間周波増幅器65で増幅後に、検波器
66で検波される。この検波された電波は識別回路で識
別され、ブザー等の報知手段70によって遭難場所を知
らせる。この報知手段70による表示は、ピッピッピッ
などの音声信号によるほか、それと同時にLEDによる
点滅信号によることもできる。
【0037】受信機60で遭難者の捜索を行う場合は、
捜索を容易にするため、電波の方向を鋭敏に示す図5に
示すようなメーター67を付加することによって、メー
ター指示値の大小によって遭難者の方向と位置の捜索を
容易に行うことができる。
捜索を容易にするため、電波の方向を鋭敏に示す図5に
示すようなメーター67を付加することによって、メー
ター指示値の大小によって遭難者の方向と位置の捜索を
容易に行うことができる。
【0038】また、前記報知手段70による音声信号に
ついては、予め標準的な音調を設定しておき、遭難者の
方向や位置が近づくにしたがって、音調を早くすること
が可能であり、捜索を極めて容易にすることができる。
ついては、予め標準的な音調を設定しておき、遭難者の
方向や位置が近づくにしたがって、音調を早くすること
が可能であり、捜索を極めて容易にすることができる。
【0039】さらに、この水難救助装置の応用として、
GPS(Global Positioning Sy
stem)の受信機能とGPSによる位置データの発信
を行うことにより、遭難者の位置を、より正確に発信
し、的確な捜索を可能とすることができる。この測位シ
ステムは、人工衛星から発信される情報を受信し、専用
の受信機に緯度、経度及び高さ等を自動的に表示するシ
ステムであるが、その一例を図7に沿って以下に説明す
る。前記発信機4を経てアンテナ40から発信された遭
難信号は人工衛星80で受信し、この人工衛星80から
遭難者の位置情報(緯度、経度等)をGPS衛星受信用
アンテナ81を経てGPS受信機82で受信する。この
受信した位置情報をGPS発信機83に入力する。そし
て、GPS発信機83から発信用アンテナ84を介して
正確な位置情報が発信される。該発信用アンテナ84か
らの信号は受信用アンテナ85を経て遭難電波受信機8
6において、報知手段70である画面に遭難者の緯度や
経度等の位置を自動的に表示する。
GPS(Global Positioning Sy
stem)の受信機能とGPSによる位置データの発信
を行うことにより、遭難者の位置を、より正確に発信
し、的確な捜索を可能とすることができる。この測位シ
ステムは、人工衛星から発信される情報を受信し、専用
の受信機に緯度、経度及び高さ等を自動的に表示するシ
ステムであるが、その一例を図7に沿って以下に説明す
る。前記発信機4を経てアンテナ40から発信された遭
難信号は人工衛星80で受信し、この人工衛星80から
遭難者の位置情報(緯度、経度等)をGPS衛星受信用
アンテナ81を経てGPS受信機82で受信する。この
受信した位置情報をGPS発信機83に入力する。そし
て、GPS発信機83から発信用アンテナ84を介して
正確な位置情報が発信される。該発信用アンテナ84か
らの信号は受信用アンテナ85を経て遭難電波受信機8
6において、報知手段70である画面に遭難者の緯度や
経度等の位置を自動的に表示する。
【0040】上記実施態様に基づいて本発明の作用等に
ついて以下に説明する。釣り人や船舶乗船者等の如く水
難事故の危険にさらされる人(以下単に釣り人等とい
う)は、図3及び図4に示す如く本体1に浮力体30を
結合した状態で、自身の胴体にベルト10によって装着
する。このとき、水位センサー3は水中に浸漬していな
いので電磁ソレノイド15には電流が流れていず、電磁
ソレノイド15のプランジャー16は図3の如く浮力体
30の被嵌合部32の係合凹部33に係入して、本体1
と浮力体30とは一体に結合されている。一方、陸上や
船舶等の基地には受信機60及び報知手段70を設置し
ておく。
ついて以下に説明する。釣り人や船舶乗船者等の如く水
難事故の危険にさらされる人(以下単に釣り人等とい
う)は、図3及び図4に示す如く本体1に浮力体30を
結合した状態で、自身の胴体にベルト10によって装着
する。このとき、水位センサー3は水中に浸漬していな
いので電磁ソレノイド15には電流が流れていず、電磁
ソレノイド15のプランジャー16は図3の如く浮力体
30の被嵌合部32の係合凹部33に係入して、本体1
と浮力体30とは一体に結合されている。一方、陸上や
船舶等の基地には受信機60及び報知手段70を設置し
ておく。
【0041】上記釣り人等が海や川等の水中に転落する
と、水位センサー3が導通して、本発明に係る水難救助
装置は図2に示す如き電気回路によって制御される。図
2で、50は制御部であって、該制御部50はプログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ(PUT)
51とリレー52と電線53a〜53dなどで構成され
ている。同図で17a、17bはリレー52と電磁ソレ
ノイド15とを接続した電線である。
と、水位センサー3が導通して、本発明に係る水難救助
装置は図2に示す如き電気回路によって制御される。図
2で、50は制御部であって、該制御部50はプログラ
マブル・ユニジャンクション・トランジスタ(PUT)
51とリレー52と電線53a〜53dなどで構成され
ている。同図で17a、17bはリレー52と電磁ソレ
ノイド15とを接続した電線である。
【0042】ここで、前記プログラマブル・ユニジャン
クション・トランジスタ(PUT)51は、水位センサ
ー3の検出信号に基づいて電源2を自動的にONするも
のであって、詳しくは図6に示すようになっている。つ
まり、ゲート54の電圧をアノード55より低くする
と、アノード55からゲート54の方向に小さなゲート
電流が流れ、このゲート電流のショックによって目的と
するアノード55からカソード56の方向に大きな電流
が流れる。この電流でリレー52を作動させて、発信機
4とロック機構たる電磁ソレノイド15を動作させる。
このようにして流れた電流は手動で切るまで継続して作
動する。このような回路を採用することによって本発明
装置が確実に動作される。
クション・トランジスタ(PUT)51は、水位センサ
ー3の検出信号に基づいて電源2を自動的にONするも
のであって、詳しくは図6に示すようになっている。つ
まり、ゲート54の電圧をアノード55より低くする
と、アノード55からゲート54の方向に小さなゲート
電流が流れ、このゲート電流のショックによって目的と
するアノード55からカソード56の方向に大きな電流
が流れる。この電流でリレー52を作動させて、発信機
4とロック機構たる電磁ソレノイド15を動作させる。
このようにして流れた電流は手動で切るまで継続して作
動する。このような回路を採用することによって本発明
装置が確実に動作される。
【0043】この時、電磁ソレノイド15に電流が流れ
ることによりプランジャー16が後退して、浮力体30
の被嵌合部32に形成された係合凹部33との係合が解
除され、浮力体30は本体1から離脱されて図1の如く
アンテナ40を上方にした状態で水面L上に浮上する。
浮力体30が本体1から係合解除されると、本体1の空
室6に収納されていたアンテナ40は、その弾性によっ
て水面の上方に向かって展帳(展開)する。
ることによりプランジャー16が後退して、浮力体30
の被嵌合部32に形成された係合凹部33との係合が解
除され、浮力体30は本体1から離脱されて図1の如く
アンテナ40を上方にした状態で水面L上に浮上する。
浮力体30が本体1から係合解除されると、本体1の空
室6に収納されていたアンテナ40は、その弾性によっ
て水面の上方に向かって展帳(展開)する。
【0044】上述の如くアンテナ40が水面L上に上方
を向いた状態で浮上される理由は、本体1は遭難者の人
体に装着されているに対し、浮力体30は水面に浮き易
い材質で形成されているとともに、該浮力体30のアン
テナ台部31と反対側は電線5bの重力で下向きとな
り、また該アンテナ40は弾力性を有しているため本体
1からの離脱時にその弾力によって水面L上方に向いて
浮上するからである。この場合、水面Lが波浪等によっ
て変動し、アンテナ40が飛沫等で等価的にアースされ
るのを防止するため、アンテナ台部31から裏面に至る
すべての部分を軟質の樹脂でコーティングしておくのが
望ましい。
を向いた状態で浮上される理由は、本体1は遭難者の人
体に装着されているに対し、浮力体30は水面に浮き易
い材質で形成されているとともに、該浮力体30のアン
テナ台部31と反対側は電線5bの重力で下向きとな
り、また該アンテナ40は弾力性を有しているため本体
1からの離脱時にその弾力によって水面L上方に向いて
浮上するからである。この場合、水面Lが波浪等によっ
て変動し、アンテナ40が飛沫等で等価的にアースされ
るのを防止するため、アンテナ台部31から裏面に至る
すべての部分を軟質の樹脂でコーティングしておくのが
望ましい。
【0045】また、電磁ソレノイド15が作動したとき
に、そのプランジャー16によって、該電磁ソレノイド
15に接続したリミットスイッチ18(図2参照)がO
Nし、プログラマブル・ユニジャンクション・トランジ
スタ(PUT)51のゲート電流を流すことによって発
信機4を経てアンテナ40から遭難信号(電波)を発信
する発信機4の電源2をONし、手動によって電源スイ
ッチを切るまで遭難電波を発信し続けることができる。
に、そのプランジャー16によって、該電磁ソレノイド
15に接続したリミットスイッチ18(図2参照)がO
Nし、プログラマブル・ユニジャンクション・トランジ
スタ(PUT)51のゲート電流を流すことによって発
信機4を経てアンテナ40から遭難信号(電波)を発信
する発信機4の電源2をONし、手動によって電源スイ
ッチを切るまで遭難電波を発信し続けることができる。
【0046】上記リミットスイッチ18のONと連動し
て、浮力体30に設けた、例えば高輝度LED等の表示
手段(図1の36に相当する)を所用数だけ点滅させ、
遭難者の遭難場所(方向と位置)の確認を容易にするこ
とができる。なお、浮力体30に発信機4を設けた場合
は、このLED専用の海水用の電池を設けるとよい。
て、浮力体30に設けた、例えば高輝度LED等の表示
手段(図1の36に相当する)を所用数だけ点滅させ、
遭難者の遭難場所(方向と位置)の確認を容易にするこ
とができる。なお、浮力体30に発信機4を設けた場合
は、このLED専用の海水用の電池を設けるとよい。
【0047】アンテナ40から発信された遭難信号を、
基地にある受信機60が受信し、その受信した信号を報
知手段70、例えばブザーの如く音として、LEDの如
く色彩として、或いはテレビ画面の如く映像として表示
して、遭難者の遭難場所(位置や方向等)を知ることが
でき、当該遭難者を適格かつ迅速に救助することができ
る。
基地にある受信機60が受信し、その受信した信号を報
知手段70、例えばブザーの如く音として、LEDの如
く色彩として、或いはテレビ画面の如く映像として表示
して、遭難者の遭難場所(位置や方向等)を知ることが
でき、当該遭難者を適格かつ迅速に救助することができ
る。
【0048】図8は本発明の他の実施の形態の斜視図を
示している。前記実施の形態においては、図4に示すよ
うに、本体1とアンテナ40つき浮力体30とを結合し
た状態で、釣り人等の人体の胴部にベルト10によって
間接的に装着している。これに対し、図8では、本体1
とアンテナ40つき浮力体30とを結合した状態で、釣
り人等の手首に時計状に取付手段9たるバンド90で直
接に巻き付けるようにしたものであり、本体1や浮力体
30の構造、本体1の空室6には少なくとも電源2と発
信機4と電線5a、5bの一部とアンテナ40とを収納
している点などは、前記実施の形態と同様にしてある。
また、図8の場合も、陸上や船舶等の基地には受信機6
0と報知手段70とを設ける。図8で91はバンド90
の両端に設けた取付軸92を嵌挿する受部材であり、こ
の受部材91は本体1の両側部に溶接又は一体形成など
によって設けられている。
示している。前記実施の形態においては、図4に示すよ
うに、本体1とアンテナ40つき浮力体30とを結合し
た状態で、釣り人等の人体の胴部にベルト10によって
間接的に装着している。これに対し、図8では、本体1
とアンテナ40つき浮力体30とを結合した状態で、釣
り人等の手首に時計状に取付手段9たるバンド90で直
接に巻き付けるようにしたものであり、本体1や浮力体
30の構造、本体1の空室6には少なくとも電源2と発
信機4と電線5a、5bの一部とアンテナ40とを収納
している点などは、前記実施の形態と同様にしてある。
また、図8の場合も、陸上や船舶等の基地には受信機6
0と報知手段70とを設ける。図8で91はバンド90
の両端に設けた取付軸92を嵌挿する受部材であり、こ
の受部材91は本体1の両側部に溶接又は一体形成など
によって設けられている。
【0049】
(1) 以上説明したように、本発明の請求項1記載の
発明は、釣り人等が浮力体を結合した状態の本体を人体
に装着しておくことにより、該釣り人等が水中に転落し
たときには、水位センサーが導通されることによりロッ
ク機構及び発信機とは通電され、ロック機構は本体に対
する浮力体の結合を解除して、前記アンテナを上方にし
た状態で浮力体を水面上に浮上させるとともに、発信機
はアンテナから受信機に向けて遭難信号を発信し、さら
に該遭難信号を受けた受信機を介して報知手段により遭
難者の遭難場所を表示するようにしてなるから、遭難者
の遭難場所が容易で適確かつ迅速に発見できるため、遭
難者の人命救助に貢献するところ多大な効果を有する。
本発明によれば、遭難者が水中で遠く流されたり又は暗
やみの中でも容易に遭難者を発見することができる。
発明は、釣り人等が浮力体を結合した状態の本体を人体
に装着しておくことにより、該釣り人等が水中に転落し
たときには、水位センサーが導通されることによりロッ
ク機構及び発信機とは通電され、ロック機構は本体に対
する浮力体の結合を解除して、前記アンテナを上方にし
た状態で浮力体を水面上に浮上させるとともに、発信機
はアンテナから受信機に向けて遭難信号を発信し、さら
に該遭難信号を受けた受信機を介して報知手段により遭
難者の遭難場所を表示するようにしてなるから、遭難者
の遭難場所が容易で適確かつ迅速に発見できるため、遭
難者の人命救助に貢献するところ多大な効果を有する。
本発明によれば、遭難者が水中で遠く流されたり又は暗
やみの中でも容易に遭難者を発見することができる。
【0050】(2) 本発明の請求項2記載の発明によ
れば、本体を容器状にして、該本体の空室内に少なくと
も電源と発信機とアンテナと電線等の構成部品を収納し
ておけるとともに、浮力体と本体とをロック機構で簡単
に着脱でき、浮力体と本体とが結合状態で極めて小形に
できるため、携帯し易くかつ釣り人等の人体に簡単に装
着できる。
れば、本体を容器状にして、該本体の空室内に少なくと
も電源と発信機とアンテナと電線等の構成部品を収納し
ておけるとともに、浮力体と本体とをロック機構で簡単
に着脱でき、浮力体と本体とが結合状態で極めて小形に
できるため、携帯し易くかつ釣り人等の人体に簡単に装
着できる。
【0051】(3) 本発明の請求項3記載の発明によ
れば、浮力体に表示手段を設けているから、受信機側か
らの遭難場所の連絡を受けていない場合にその表示手段
を手掛りにして遭難者を救助することもできる。
れば、浮力体に表示手段を設けているから、受信機側か
らの遭難場所の連絡を受けていない場合にその表示手段
を手掛りにして遭難者を救助することもできる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、遭難者の水中
転落時において本体と浮力体とが離脱して、浮力体が水
面上に浮上している状態を示す概略構成図である。
転落時において本体と浮力体とが離脱して、浮力体が水
面上に浮上している状態を示す概略構成図である。
【図2】制御部を含めた概略回路図である。
【図3】浮力体が本体に結合されている状態の断面図で
ある。
ある。
【図4】本体と浮力体との分解斜視図である。
【図5】受信機の一例を示す回路図である。
【図6】プログラマブル・ユニジャンクション・トラン
ジスタ(PUT)の説明図である。
ジスタ(PUT)の説明図である。
【図7】GPSの一例を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態の斜視図である。
1 本体 2 電源 3 水位センサー 4 発信機 5a、5b 電線 6 空室 7 嵌合部 8 嵌合凹部 9 取付手段 10 ベルト 14 ロック機構 15 電磁ソレノイド 16 プランジャー 30 浮力体 31 アンテナ台部 32 被嵌合部 33 係合凹部 34 表示手段 35 反射テープないし発光塗料 36 ランプ 40 アンテナ 51 プログラマブル・ユニジャンクション・ト
ランジスタ(PUT) 52 リレー 60 受信機 61 八木アンテナ 70 報知手段 90 バンド
ランジスタ(PUT) 52 リレー 60 受信機 61 八木アンテナ 70 報知手段 90 バンド
Claims (3)
- 【請求項1】 人体に直接又は間接に装着される本体
と、該本体に電源と電気的に接続されたロック機構によ
り着脱自在に設けた浮力体と、浮力体に設けたアンテナ
と、前記本体に設けられ水中転落時に導通する水位セン
サーと、水位センサーの検出信号により応動する前記電
源と、遭難信号を発信して前記アンテナへ伝える発信機
と、前記電源と発信機とアンテナとを電気的に接続する
電線と、前記アンテナからの遭難信号を受信する受信機
と、受信機で受けた信号により遭難者の遭難場所を表示
する報知手段とからなり、 遭難者の水中転落時には、前記水位センサーが導通され
ることによりロック機構及び発信機とは通電され、ロッ
ク機構は本体に対する浮力体の結合を解除して、前記ア
ンテナを上方にした状態で浮力体を水面上に浮上させる
とともに、発信機はアンテナから受信機に向けて遭難信
号を発信し、さらに該遭難信号を受けた受信機を介して
報知手段により遭難者の遭難場所を表示するようにした
ことを特徴とする水難救助装置。 - 【請求項2】 本体は、内部には空室を有する容器状に
構成してあり、表面側には浮力体結合用の嵌合部と浮力
体のアンテナ台部嵌合用の嵌合凹部とをそれぞれ形成
し、裏面側には人体に直接又は間接に装着される取付手
段を設け、 前記空室には、電源と発信機とを収納するとともに電線
の一部とアンテナとは折り曲げて収納するとともに、前
記電線の一端は発信機と、他端は浮力体の上面に突設し
た前記アンテナ台部にてアンテナと接続し、 浮力体の片面側には、本体に設けた嵌合部に嵌合される
被嵌合部と、嵌合凹部に嵌合される前記アンテナ台部と
を形成するとともに、前記被嵌合部には係合凹部を形成
してなり、この浮力体を本体に結合した時にロック機構
たる電磁ソレノイドのプランジャーが前記係合凹部に係
合される一方、 遭難者の水中転落時に水位センサーが導通されることに
より前記プランジャーが係合凹部との係合を解除して、
アンテナが自動的に展張し水面上に浮上するようにした
ことを特徴とする請求項1の水難救助装置。 - 【請求項3】 浮力体には、水面上に浮上した状態で外
部から遭難位置を視認できるようにした表示手段を設け
てある請求項1または2の水難救助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7277089A JPH0995298A (ja) | 1995-09-30 | 1995-09-30 | 水難救助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7277089A JPH0995298A (ja) | 1995-09-30 | 1995-09-30 | 水難救助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995298A true JPH0995298A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17578630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7277089A Pending JPH0995298A (ja) | 1995-09-30 | 1995-09-30 | 水難救助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0995298A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7554453B2 (en) | 2006-12-22 | 2009-06-30 | Thermocline Ventures Llc | Water alarm devices, systems and related methods |
CN103921910A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-07-16 | 安怀杰 | 一种空中射网式救捞网系统 |
JP2017109718A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | Apd株式会社 | 救助用照明器具セット |
KR101962905B1 (ko) * | 2018-07-02 | 2019-03-27 | (주)대양전자 | 수압을 이용한 목적별 시간제어형 수중타이머장치 |
JP2023078056A (ja) * | 2021-11-25 | 2023-06-06 | 直 芳賀 | 水難救助信号発信機 |
-
1995
- 1995-09-30 JP JP7277089A patent/JPH0995298A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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