JPH0994715A - ワークの走間切断装置及び走間切断方法 - Google Patents

ワークの走間切断装置及び走間切断方法

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JPH0994715A
JPH0994715A JP25385795A JP25385795A JPH0994715A JP H0994715 A JPH0994715 A JP H0994715A JP 25385795 A JP25385795 A JP 25385795A JP 25385795 A JP25385795 A JP 25385795A JP H0994715 A JPH0994715 A JP H0994715A
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野 裕 二 古
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成にて曲率をもつワークや曲率が変
化するワークを走間切断すること。 【解決手段】 連続的に繰り出されて走行するワークW
を走間切断する切断機1と、切断機を2次元に移動自在
に支持する支持部材2とを備えるワークの走間切断装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの走間切断
装置及び走間切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワークの走間切断装置と
しては、特公平7−10457号公報に示されるものが
知られている。これは、連続的に繰り出されて一方向に
走行するワークを走間切断するもので、固定テーブル
と、固定テーブル上にワークの走行方向と同方向に延在
して配置されたガイドレールと、ガイドレールに沿って
直線移動自在に配置されワークを走間切断する切断機
と、ワークの走行方向と同方向へワークの走行速度と同
速度で切断機を駆動する切断機駆動装置とを有するもの
である。また、このものでは、切断機駆動装置により切
断機をワークに同期させた状態で、切断機によりワーク
を走間切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このもので
は、固定テーブル上で切断機を一次元(直線状)に移動
させるものに過ぎないので、直線形状のワークには切断
機を追従させることはできるが、曲率をもつワークや曲
率が変化するワークに切断機を追従させることは困難で
ある。
【0004】故に、本発明は、曲率をもつワークや曲率
が変化するワークを走間切断することを、その技術的課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた第1の手段は、連続的に
繰り出されて走行するワークを走間切断する切断機と、
前記切断機を2次元に移動自在に支持する支持部材とを
備えたことである。
【0006】第1の手段によれば、支持部材により切断
機を2次元に移動自在に支持したので、直線状のワーク
だけでなく所定の曲率をもつワークや曲率が変化するワ
ークにも切断機を追従させることができる。その結果、
どんな形状のワークも走間切断することができる。
【0007】第1の手段において、支持部材を、前記支
持体と、前記支持体に第1の方向に移動自在に支持され
た第1移動部材と、前記第1移動部材に前記第1の方向
と直交する第2の方向に移動自在に支持され、前記切断
機を支持する第2移動部材とから構成すると好ましい。
この構成によれば、切断機を同一平面上で第1及び第2
の方向に確実に移動させることができる。
【0008】この構成において、前記切断機を、前記第
2移動部材に回転可能に支持すると好ましい。この構成
によれば、所定の曲率をもつワークを走間切断する際
に、切断機を常にワークの走行方向に対して略直交する
位置に動かすことができ、所定の曲率をもつワークを正
確に走間切断することができる。
【0009】また、前記第1移動部材を駆動する第1駆
動部材と、前記第2移動部材を駆動する第2駆動部材
と、前記切断機を連続して走行するワークに同期させる
ように前記第1及び第2駆動部材の速度を制御する制御
装置とを更に設けると好ましい。この構成によれば、切
断機を走行するワークに同期させるように第1及び第2
駆動部材の速度を制御するので、信頼性が向上する。
【0010】上記技術的課題を解決するために本発明に
おいて講じた第2の手段は、切断機を2次元的に動作さ
せて連続して走行するワークに同期させた状態で、前記
切断機により前記ワークを走間切断することである。
【0011】第2の手段によれば、切断機を2次元に動
作させてワークに同期させているので、直線状のワーク
だけでなく所定の曲率をもつワークや曲率が変化するワ
ークにも切断機を追従させることができる。その結果、
どんな形状のワークも走間切断することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1に示すように、ワーク走間切断装置1
0は、連続的に繰り出されて走行するワークWを走間切
断する切断機1と、切断機1を2次元的に移動自在に支
持する支持部材2と、切断機1に固定され、ワークWと
接触しながらワークWに沿って移動可能な移動部材3と
を備えている。
【0014】ワークWは、所定の曲率をもつ中空状のも
ので、ロール成形機71にて曲げられた後、一定の速度
で図1矢印方向に走行するものである。尚、ワークWは
中空状でなくても良い。
【0015】図3及び図5に示すように、切断機1は、
ハウジング11と、下型である固定型12と、上型であ
る可動型13と、油圧シリンダ14とを備えている。
【0016】ハウジング11は、固定型12及び可動型
13を収納するもので、後述する支持部材2にXZ平面
内で2次元的に移動可能且つY軸を中心として回転可能
に支持されている。固定型12は、ハウジング11に固
定され、ワークWを載置し且つ切断時の荷重を受けるた
めのものである。可動型13は、ハウジング11にZ軸
方向に移動自在に支持され、本体131と、カッター1
32と、ガイド部133とを有している。カッター13
2は、ワークWを切断するもので、本体131の下部に
固定されている。固定型12には、切断時にカッター1
32を案内するカッター案内溝121が形成されてい
る。ガイド部133は、ワークWの切断時にワークWを
ガイドするもので、本体131の下端面に固定されてい
る。油圧シリンダ14は、可動型13を駆動するもの
で、油圧を受けて移動するピストン141と、ピストン
141及び本体131に連結するロッド142とを有し
ている。この油圧シリンダ14は、制御ユニット9から
の命令により駆動される。
【0017】図1〜図4を参照して、支持部材2の構成
を説明する。
【0018】図1に示すように、支持部材2は、6本の
支柱(手前側3つのみ図示;支持体)20を備え、各支
柱20には、上下方向(即ちZ軸方向)へ延在するガイ
ドレール201が一体的に設けられている。各ガイドレ
ール201には、Z軸方向移動部材(第1移動部材)2
1がそれに沿って移動自在に案内されている。このZ軸
方向移動部材21は2つの足部211(図2図示)をも
ち、この足部211を介してガイドレール201に支持
されている。3つのZ軸方向移動部材21には、互いに
平行してX軸方向に延在する1対の連結部材(第1移動
部材)22が固定され、連結部材22は移動プレート
(第1移動部材)23に固定されている。
【0019】支柱20の上端部には上壁202が固定さ
れ、中央の支柱20の下部には下壁203が固定されて
いる。上壁202及び下壁203には、第1ボール螺子
40が固定され、中央の支柱20近傍にてそれに平行し
て延在している。図2に示すように、第1ボール螺子4
0の周りには、ナット(図示せず)が回転可能且つボー
ル螺子40に沿って移動自在に螺合され、このナットは
第1モータ41により回転駆動される。この第1モータ
41の回転速度は第1エンコーダ42により検出され
る。第1モータ41の出力軸の周りにはギヤ431が固
定され、このギヤ431は、第1モータ41の出力軸に
平行して設けられる回転軸(図示せず)の周りに固定さ
れたギヤ432と係合している。前記回転軸の周りには
ギヤ433が固定され、このギヤ433はボール螺子4
0の周りに固定されたギヤ434と係合している。これ
らのギヤ431〜434により減速機構が構成され、こ
の減速機構431〜434はギヤボックス435内に収
納されている。このギヤボックス435は、第1モータ
41を支持し、前述の移動プレート23に固定されてい
る。ギヤボックス435には、スライド筒体44が固定
され、このスライド筒体44は、第1ボール螺子40に
取り付けられたナットの周りにナットと一体的に第1ボ
ール螺子40に沿って移動可能に配設されている。従っ
て、第1モータ41を一方向に回転させると、減速機構
431〜434を介してボール螺子40に取り付けられ
たナットが回転してスライド筒体44をZ軸方向へ移動
させ、それにより移動プレート23がギヤボックス43
5と共にZ軸方向へ移動する。尚、第1エンコーダ42
は移動プレート23の位置も検出する。
【0020】前述した一対の連結部材22には、夫々ガ
イドレール221が一体的に設けられ、ガイドレール2
01の延在方向とは直交する方向(即ちX軸方向)に延
在している。ガイドレール221には、X軸方向移動部
材(第2移動部材)24がそれらに沿って移動自在に案
内されている。このX軸方向移動部材24は、4つの足
部241(図3に2つのみ図示)をもち、2つずつの足
部241を介して各ガイドレール221に支持されてい
る。
【0021】両端のZ軸方向移動部材21には、第2ボ
ール螺子45が固定され、第1ボール螺子40とは直交
する方向(X軸方向)へ延在している。この第2ボール
螺子45の周りには、ナット(図示せず)が回転可能且
つ第2ボール螺子45に沿って移動可能に螺合され、こ
のナットは第2モータ46により回転駆動される。第2
モータ46の回転速度は第2エンコーダ47により検出
される。第2モータ46は、前述した第1モータ41及
び第1ボール螺子40間の減速機構と同様な減速機構
(図示せず)を介して第2ボール螺子45に螺合したナ
ットに連結されている。減速機構はギヤボックス48内
に収納されている。このギヤボックス48は、第2モー
タ46を支持し、X軸方向移動部材24に固定されてい
る。ギヤボックス48には、スライド筒体49が固定さ
れ、このスライド筒体49は、第2ボール螺子45に螺
合したナットの周りにナットと一体的に第2ボール螺子
45に沿って移動可能に配設されている。従って、第2
モータ46を一方向に回転させると、減速機構を介して
第2ボール螺子45に螺合したナットが回転してスライ
ド筒体49をX軸方向へ移動させ、それによりX軸方向
移動部材24がギヤボックス48と共にX軸方向へ移動
する。尚、第2エンコーダ47はX軸方向移動部材24
の位置も検出する。
【0022】図3に示すように、X軸方向移動部材24
には、一対のガイドレール242が一体的に設けられ、
互いに離間してZ軸方向に延在している。これらのガイ
ドレール242には、第1可動プレート25がそれらに
沿って移動自在に案内されている。この第1可動プレー
ト25は、4つの足部251(2つのみ図示)をもち、
2つずつの足部251を介して各ガイドレール242に
支持されている。この第1可動プレート25は、Z軸方
向移動部材21や移動プレート23と同方向に移動可能
であり、その移動範囲はZ軸方向移動部材21や移動プ
レート23の移動範囲に比べて非常に小さくなってい
る。
【0023】第1可動プレート25には、一対のガイド
レール252(1つのみ図示)が一体的に設けられ、互
いに離間してX軸方向に延在している。これらのガイド
レール252には、第2可動プレート26がそれらに沿
って移動自在に案内されている。この第2可動プレート
26は、4つの足部261(2つのみ図示)をもち、2
つずつの足部261を介して各ガイドレール252に支
持されている。この第2可動プレート25は、X軸方向
移動部材24と同方向に移動可能であり、その移動範囲
はX軸方向移動部材24の移動範囲に比べて非常に小さ
くなっている。
【0024】ここで、第1及び第2可動プレート25,
26はフリーになっており、それらを駆動するモータは
ない。
【0025】第1及び第2可動プレート25,26に
は、Y軸方向に延在する枢支棒27が回転可能に支持さ
れている。この枢支棒27は、切断機1のハウジング1
1に固定され、ハウジング11を一体回転可能に支持し
ている。この枢支棒27は第3モータ50により回転駆
動され、第3モータ50の回転速度は第3エンコーダ5
1により検出される。図4に示すように、第3モータ5
0の出力軸501は、継手部材52を介して出力軸50
1と同軸的に設けられた回転軸502に固定され、回転
軸502の周りにはウォームギヤ53が固定されてい
る。このウォームギヤ53は枢支棒27の周りに固定さ
れたウォームホイール54に係合している。
【0026】これらのウォームギヤ53及びウォームホ
イール54は、キヤボックス55内に収納され、キヤボ
ックス55は枢支棒27の端部を軸支している。
【0027】図5及び図6に示すように、移動部材3
は、ハウジング31と、回転軸32と、駆動ローラ33
とを備えている。
【0028】ハウジング31は、位置決めプレート4を
介して切断機1のハウジング11に固定され、その内部
に回転軸32,駆動ローラ33,後述する駆動ローラ駆
動装置5,後述する第1ワーク押圧部材6の一部,後述
するワークW長さ測定用エンコーダ7,及び後述する第
2ワーク押圧部材8の一部を収納している。位置決めプ
レート4は、切断機1のハウジング11の図5のC点に
て枢支ピン(図示せず)及び軸受(図示せず)を介して
揺動可能に枢支されている。ハウジング11には、移動
部材3側に向けて突出するフランジ部111が一体的に
設けられ、フランジ部111には、位置決めプレート4
の揺動方向に延在する一対の長穴112,112が形成
されている。この長穴112,112は、位置決めプレ
ート4に挿入されたボルト4a,4aを夫々案内するも
のである。ボルト4aは、緩めた状態で駆動ローラ33
をワークWに接触させる位置まで移動し、その位置にて
位置決めプレート4を切断機1のハウジング11に固定
するものである。一方、移動部材3のハウジング31に
は、位置決めプレート4の揺動方向に延在する一対の長
穴311,311が形成されている。この長穴311,
311は、位置決めプレート4に挿入されたボルト4
b,4bを夫々案内するものである。ボルト4bは、緩
めた状態でエンコーダ7をワークWに接触させる位置ま
で移動し、その位置にて位置決めプレート4を移動部材
3のハウジング31に固定するものである。
【0029】回転軸32は、ハウジング31に固定され
た一対の支持プレート34,34に回転自在に支持さ
れ、図5及び図6のY軸方向に延在している。駆動ロー
ラ33は、回転軸32の周りに一体的に設けられ、ワー
クWの下面全面に接触している。この駆動ローラ33
は、ワークWに接触しながら回転することで、ハウジン
グ31をワークWに沿って走行させるものである。支持
プレート34は、駆動ローラ33の図3のY軸方向への
がたつきも防止している。
【0030】駆動ローラ駆動装置5は、第4モータ5a
と、第4エンコーダ5bと、減速機構5cとを備えてい
る。第4モータ5aは、ハウジング31に固定され、そ
の出力軸がY軸方向に延在している。第4エンコーダ5
bは、第4モータ5aの回転速度を検出するものであ
る。減速機構5cは、第1〜第4ギヤ5ca,5cb,
5cc,5cdから構成されている。第1ギヤ5ca
は、第4モータ5aの出力軸の周りに固定され、第2ギ
ヤ5cbは、第4モータ5aの出力軸に平行して配置さ
れるサブ回転軸(図示せず)の周りに固定され、第1ギ
ヤ5caと噛み合っている。第3ギヤ5ccはサブ回転
軸の周りに固定され、第4ギヤ5cdは、回転軸32の
周りに固定され、第3ギヤ5ccと噛み合っている。
尚、ここでは、減速比は、1/11.6となっている。
【0031】第1ワーク押圧部材6は、ワークWの走行
時にワークWを駆動ローラ33に向けて押圧して駆動ロ
ーラ33及びワークW間に所定の接触圧を与えるもの
で、移動体61と、回転軸62と、フリーローラ63
と、油圧シリンダ64とを備えている。移動体61は、
2つの案内部材65,65により図6のZ軸方向(即ち
ワークWに接近する方向及びワークWから離れる方向)
に移動自在に案内される。案内部材65は、ハウジング
31に固定され、図3のZ軸方向に延在している。回転
軸62は、その両端が移動体61に回転自在に支持さ
れ、Y軸方向に延在している。フリーローラ63は、回
転軸62の周りに一体的に設けられ、ワークWの上面全
面に接触可能である。このフリーローラ63は、駆動ロ
ーラ32に従動する。フリーローラ63の両側には、一
対の支持プレート66,66が一体的に設けられ、ワー
クWのY軸方向へのがたを防止するようになっている。
油圧シリンダ64は、移動体61を駆動するもので、油
圧を受けて移動するピストン641と、ピストン641
及び移動体61に連結するロッド642とを有してい
る。油圧シリンダ64も、制御ユニット9からの命令に
より駆動される。
【0032】エンコーダ7は、ワークWの長さ(ワーク
Wの走行距離)を測定するもので、ハウジング31に回
転可能に支持されている。このエンコーダ7は、ワーク
Wの下面全面に接触しながらワークWに従動して回転
し、ワークWの長さ情報を制御ユニット9に出力する。
このように、ワーク長さ測定用のエンコーダ7が切断機
1に固定された移動部材3に支持されているので、ワー
クWの切断位置を正確に見極めることができる。
【0033】第2ワーク押圧部材8は、ワークWの走行
時にエンコーダ7に向けて押圧してエンコーダ7及びワ
ークW間に所定の接触圧を与えるもので、移動体81
と、回転軸(図示せず)と、フリーローラ83と、油圧
シリンダ84とを備えている。
【0034】尚、移動体81,回転軸,フリーローラ8
3及び油圧シリンダ84の具体的構成は、第1ワーク押
圧部材6と同一であるので、その説明を省略する。
【0035】支持部材2の中央の支柱20には、ワーク
速度検出用エンコーダ70が取り付けられ、ワークWの
走行速度を検出し、その情報を制御ユニット9に出力す
る。
【0036】図7に示すように、制御ユニット9には、
第1〜第4エンコーダ42,47,51,5bにより夫
々検出された第1〜第4モータ41,46,50,5a
の回転速度情報、エンコーダ7からのワーク長さ情報、
及びエンコーダ70からのワーク速度情報が入力されて
いる。制御ユニット9は、ワークWの切断位置に相当す
るワーク目標長さを記憶している。
【0037】制御ユニット9は、ワーク長さ情報を目標
長さと比較し、ワーク長さ情報が目標長さ近傍に到達す
る(ワークWの切断位置が到達する)までは、第1〜第
3モータ41,46,50を停止したまま駆動ローラ3
3をワークWの走行方向と反対方向へワークの走行速度
と同速度で回転させるように第4モータ5aを駆動し、
これと同時に、フリーローラ63,83をワークWに向
けて押し付ける方向に油圧シリンダ64,84を作動さ
せる。
【0038】また、制御ユニット9は、ワーク長さ情報
が目標長さ近傍に到達したときに、切断機1を走行する
ワークWに同期させる(即ち切断機1の走行速度をエン
コーダ70からのワーク走行速度に一致させる)ように
第1〜第3モータ41,46,50を駆動すると共に、
第4モータ5aを減速させる。
【0039】また、制御ユニット9は、ワーク長さ情報
が目標長さに到達したときに、第4モータ5aを停止さ
せ、その直後にカッター131を下方に移動させるよう
に切断機1の油圧シリンダ14を下方に作動させる。
【0040】また、制御ユニット9は、切断終了後に、
油圧シリンダ14を上方に駆動し、その後、切断機1を
初期位置に戻すように第1〜第3モータ41,46,5
0を駆動すると共に、駆動ローラ33をワークWの走行
方向と反対方向へワークの走行速度の2倍の速度で回転
させるように第4モータ5aを駆動する。
【0041】更に、制御ユニット9は、切断機1が初期
位置に戻ったときに、第1〜第3モータ41,46,5
0を停止させると共に、駆動ローラ33をワークWの走
行方向と反対方向へワークの走行速度と等速度で回転さ
せるように第4モータ5aを駆動する。
【0042】以下、上記の如く構成されたワークの走間
切断装置10を用いたワークWの走間切断方法について
説明する。
【0043】まず、第1及び第2ワーク押圧部材6,8
の油圧シリンダ64,84を下方に作動させ、フリーロ
ーラ63,83を夫々ワークWを介して駆動ローラ3
3,エンコーダ7に向けて押し付け、駆動ローラ33及
びワークW間並びにエンコーダ7及びワークW間に接触
圧を付与する。この状態で、ロール成形後のワークWを
送り装置(図示せず)により図1矢印方向に走行させる
と共に、第1〜第3モータ41,46,50を停止させ
たまま、駆動ローラ33をワークWの走行方向と反対方
向へワークの走行速度と同速度で回転させるように第4
モータ5aを駆動する。この時のワークWの長さをエン
コーダ7により検出する。そして、エンコーダ7からの
ワーク長さ情報が目標長さ近傍に到達するまで、第1〜
第3モータ41,46,50を停止させたまま第4モー
タ5aを同速度で駆動し、切断機1を初期位置にて停止
させる。
【0044】ワーク長さ情報が目標長さ近傍に到達する
と、切断機1の走行速度をワーク走行速度に一致させる
ように第1〜第3モータ41,46,50を駆動し、Z
軸方向移動部材21及びX軸方向移動部材24を移動さ
せると共に、枢支棒27を回転させる。これにより、切
断機1をワークWに同期させる。また、これと同時に、
第4モータ5aを減速させる。
【0045】ワーク長さ情報が目標長さに到達する(つ
まり、ワークWの切断位置が到達する)と、第1〜第3
モータ41,46,50を駆動したまま第4モータ5a
を停止させる。このとき、移動部材3により切断機1は
ワークWと一体的に移動するので、切断機1は所望のワ
ーク切断位置に維持されることとなる。ところが、Z方
向移動部材21にX軸方向に移動自在に支持されたX軸
方向移動部材24は、ワークWと一体的に移動していな
いので、切断機1の位置と若干ずれてしまう。
【0046】そこで、本実施形態では、X軸方向移動部
材24上で切断機1を支持する第1及び第2可動プレー
ト25,26が位置ずれを少なくする方向へ2次元的に
移動することにより、X軸方向移動部材24及び切断機
1間の位置ずれを吸収できる。
【0047】その結果、位置ずれによる切断機1への負
荷を極力無くすことができる。このように切断機1をワ
ークWと一体的に駆動させた状態で、切断機1の油圧シ
リンダ14を下方に作動させ、カッター131を下方に
移動させてワークWの所望の箇所を切断する。
【0048】ワークWの切断が終了すると、油圧シリン
ダ14を上方に駆動させる。その後、切断機1を初期位
置に戻すように第1〜第3モータ41,46,50を駆
動すると共に、駆動ローラ33をワークWの走行方向と
反対方向へワークの走行速度の2倍の速度で回転させる
ように第4モータ5aを駆動し、切断機1をワークWの
走行方向と反対方向へ走行させる。
【0049】第1及び第2エンコーダ42,47により
切断機1が初期位置に戻ったことが検出されると、第1
〜第3モータ41,46,50を停止させると共に、駆
動ローラ33をワークWの走行方向と反対方向へワーク
の走行速度と等速度で回転させるように第4モータ5a
を駆動し、切断機1を初期位置にて停止させ、再び切断
時期が来るまで切断機1をその位置に停滞させる。
【0050】本実施の形態では、支持部材2により切断
機1を支持したので、ワークWに加わる切断機1の荷重
を低減できる。従って、切断後のワークWの品質に影響
を来すことはない。
【0051】また、移動部材3により切断時において切
断機1をワークWと一体的に駆動するので、所望の切断
位置にて走間切断することができる。
【0052】図8は上記のワーク走間切断装置10を用
いて製造された車輌用バンパー100の正面図で、図9
は図8のE−E断面図である。図8に示すように、バン
パー100は、所定の曲率をもって婉曲しており、中空
状を呈している。
【0053】尚、本実施の形態のワーク走間切断装置1
0は、様々な形状のワークWの走間切断する際に利用で
きる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、直線状のワークだけで
なく所定の曲率をもつワークや曲率が変化するワークに
も切断機を追従させることができる。その結果、どんな
形状のワークも走間切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のワーク走間切断装置の正面
図である。
【図2】図1におけるA視図である。
【図3】図1のおけるB視図である。
【図4】図1のおけるC視図である。
【図5】図1の切断機及び移動部材の拡大図である。
【図6】図5におけるD視図である。
【図7】4つのモータ及び6つのエンコーダと制御ユニ
ットとの関係を示す説明図である。
【図8】図1のワーク走間切断装置により切断された車
輌用バンパーの正面図である。
【図9】図8におけるE−E断面図である。
【符号の説明】
1 切断機 2 支持部材 20 支持体 21 Z軸方向移動部材(第1移動部材) 23 移動プレート(第1移動部材) 24 X軸方向移動部材(第2移動部材) 41 第1モータ(第1駆動部材) 46 第2モータ(第2駆動部材) 9 制御ユニット(制御装置) 10 ワーク走間切断装置 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 本 政 彦 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に繰り出されて走行するワークを
    走間切断する切断機と、 前記切断機を2次元に移動自在に支持する支持部材とを
    備えるワークの走間切断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記支持部材は、支持体と、 前記支持体に第1の方向に移動自在に支持された第1移
    動部材と、 前記第1移動部材に前記第1の方向と直交する第2の方
    向に移動自在に支持され、前記切断機を支持する第2移
    動部材とを備えるワークの走間切断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記切断機は、前記第2移動部材に回転可能に支持され
    ているワークの走間切断装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記第1移動部材を駆動する第1駆動部材と、 前記第2移動部材を駆動する第2駆動部材と、 前記切断機を連続して走行するワークに同期させるよう
    に前記第1及び第2駆動部材の速度を制御する制御装置
    とを備えるワークの走間切断装置。
  5. 【請求項5】 切断機を2次元的に動作させて連続して
    走行するワークに同期させた状態で、前記切断機により
    前記ワークを走間切断するワークの走間切断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020096558A (ko) * 2001-06-21 2002-12-31 코리아프랜트 주식회사 곡률을 가지는 연속 취출제품의 절단장치
EP2050520A3 (en) * 2007-10-17 2009-08-19 Shape Corporation Variable adjustable cutoff device for roll formers

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