JPH099453A - ケーブルラック - Google Patents

ケーブルラック

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Publication number
JPH099453A
JPH099453A JP7150117A JP15011795A JPH099453A JP H099453 A JPH099453 A JP H099453A JP 7150117 A JP7150117 A JP 7150117A JP 15011795 A JP15011795 A JP 15011795A JP H099453 A JPH099453 A JP H099453A
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JP
Japan
Prior art keywords
duct
engaging
cable rack
basic
shaped
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7150117A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kajiwara
心二 梶原
Akira Kikuchi
章 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH099453A publication Critical patent/JPH099453A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内設置した電子通信装置のケーブル配線を
天井部空間に整理収容するダクト状のケーブルラックに
関し、少種類多量生産可能な部材を用い、ケーブルの種
別及び収容量に応じた適切なダクトで、デッドスペース
少なく運送でき、容易に現地組立可能なケーブルラック
の提供。 【構成】 細長く端部に係合部を備える同一の基本部材
と、これを係合連結する手段とから成り、所望のダクト
形状に集合成形し且つ所望の長さに延長して成り、基本
部材1は長手方向に縁曲げ部14,15 を有し一端に係合片
16が突設され他端に係合片16を挿入係止する係合孔17が
備えて成り、係合連結手段に隣接する基本部材1の端部
の最近位置の係合片16同士又は係合孔17同士を係止させ
るように係合孔17又は係合片16を配設した直線形、L字
形又はT字形のソケット29,39,49及びプラグ2,3,4 を備
え、各ソケット29,39,49を介して端部の係合孔17に隣接
する係合片16を挿入係止させて延長して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内に設置された電子
通信装置のケーブル配線を天井部空間に整理収容するダ
クト状のケーブルラックに関する。
【0002】電子部品の微細化によりこれを回路構成し
た電子・通信装置は著しく小形化、高密度実装化され、
室内設置の筐体装置は床面固定のみの自立型筐体が主体
となり、設置用ラック等の専用構造物を要せず普通の部
屋に設置可能としている。
【0003】しかし、装置への入出力用のケーブルや、
装置間を接続するケーブル、電源供給ケーブル、メタリ
ックのケーブルや光ケーブル等々のケーブルが用いら
れ、これらのケーブルを、嵩上げした床下に布設する場
合と、天井と装置筐体上部の空間にダクト状のケーブル
ラックを装置並びに沿って設けて布設収容する場合とが
あり、簡単にはこのケーブルラックを吊設して用いる。
【0004】
【従来の技術】従来の一例のケーブルラックを図7にそ
の斜視図を示す。図示のように、構造部材を梯子状に組
立てた梯子ラック91と、この上に搭載する角形樋状のケ
ーブルダクト92と、ケーブルダクト92を梯子ラック91に
固定するダクト固定金具93と、梯子ラック91の吊設用金
具と、室天井に一端を固定した吊りボルト99と、図示省
略するが梯子ラック91やケーブルダクト92の延長金具等
とから成る。
【0005】吊設用金具は梯子ラック91の下側を固定す
る下横桁94と、上側にて天井からの吊りボルト99を受け
る上横桁95と、この両横桁94,95 を両端部にて連結する
連結ボルト96とから成る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のケーブルラックは、ある決められた形状の構造部材で
構成されているため長さや大きさは規制され、様々なシ
ステムで用いられるケーブルの種類別の収容と、その規
模による大量から小量に至るケーブルの収容に関し、そ
れに充分対応する柔軟性に劣り、以下の問題点があっ
た。 収容するケーブルの本数により、その都度その収容
量に見合ったケーブルラックを設計・製造していた。 収容される各種ケーブルは、それらが布設される際
に夫々分離してケーブルを流す必要があるが、従来のケ
ーブルラックでは各種ケーブル対応毎の布設用ラックを
ケーブル種類分用意しなければならなかった。 従来のケーブルラックは構造上大きなコ字形断面を
有し、その輸送容積はデッドスペースを必然的に含み大
きくなり、運搬費の掛かるものであった。 従来のケーブルラックはその構造上重量及び形状が
大であり、且つ、天井部空間への吊設作業であるため、
多人数を要し、しかも作業が大変だった。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みて、種類が
少なく多量生産可能な部材を用い、ケーブルの種別及び
収容量に応じた適切な大きさのダクトで、デッドスペー
ス少なく運送でき、現地にて容易に組立可能なケーブル
ラックを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、 〔1〕室内に設置された電子通信装置のケーブル配線を
天井部空間に整理収容するダクト状のケーブルラックで
あって、細長く端部に係合部を備える同一の基本部材
と、該基本部材を係合連結させる係合連結手段とから成
り、所望のダクト形状に集合成形し、且つ所望の長さに
延長して成る、本発明のケーブルラックにより達成され
る。 〔2〕具体的に、図1に示すように、基本部材1は長手
方向に沿って補強用の縁曲げ部14,15 を有し、一端部に
複数個の係合片16が突設され、他端部に該係合片16が挿
入係止する係合孔17が備えられ、薄板を成形して成り、
係合連結手段に、隣接する該基本部材1の端部の最近位
置の係合片16同士を挿入係止させるように係合孔17を2
個直線形、L字形又は3個をT字形に配設した直線形ソ
ケット29、L字形ソケット39又はT字形ソケット49と、
隣接する該基本部材1の端部の最近位置の係合孔17同士
に挿入係止させるように係合片16を2個直線形、L字形
又は3個をT字形に配設した直線形プラグ2、L字形プ
ラグ3又はT字形プラグ4とを備え、直線形ソケット2
9、L字形ソケット39又はT字形ソケット49を介在させ
て端部の係合孔17に隣接する端部の係合片16を挿入係止
させて延長して成る、第1発明の上記ケーブルラックに
より達成される。 〔3〕又は、図2に示すように、上記第2項の基本部材
1において両端とも係合孔17を設けた基本部材A11と、
上記第2項の直線形プラグ2、L字形プラグ3又はT字
形プラグ4において両面に係合片16を突設した直線形プ
ラグA21、L字形プラグA31又はT字形プラグA41とか
ら成り、直線形プラグA21、L字形プラグA31又はT字
形プラグA41の係合片16に隣接する端部の係合孔17同士
を挿入係止させて基本部材A11を延長して成る、第2発
明の上記第1項のケーブルラックによっても適えられ
る。 〔4〕又は、図3に示すように、上記第3項の基本部材
A11と、ダクト断面形に成形され、両面に基本部材A11
の端部の係合孔17に挿入係止させる係合片16が突設さ
れ、両端部に天井からの吊りボルト99の先部を固定させ
る手段を備えて成るダクト枠A51とから成り、基本部材
A11の両端を2個のダクト枠A51に係合固定させてダク
ト形成し、且つダクト枠A51の両面に基本部材A11を係
合連結させてダクト延長して成る、第3発明の上記第1
項のケーブルラックによっても達成される。 〔5〕或いは、図4に示すように、上記第2項の基本部
材1において両端とも係合片16を設けた基本部材B12
と、上記第4項のダクト枠A51において両面に突設した
係合片16に代わり係合孔17を配設したダクト枠B52とか
ら成り、基本部材B12の両端を2個のダクト枠B52に係
合固定させてダクト形成し、且つダクト枠B52の両面に
基本部材B12を係合連結させてダクト延長して成る、第
4発明の第1項のケーブルラックによっても適えられ
る。 〔6〕又は、図5に示すように、所定長の同一管材から
成る基本部材C13と、ダクト断面形に成形され、両面に
基本部材C13を隙間なく並べその端部を嵌合固定させる
嵌合部材54が配設され、両端部に天井からの吊りボルト
99の先部を固定させる手段を備えて成るダクト枠C53と
から成り、基本部材C13の両端を2個のダクト枠C53に
固定させてダクト形成し、且つダクト枠C53の両面に基
本部材C13を連結固定させてダクト延長して成る、第5
発明の上記第1項のケーブルラックによっても達成され
る。 〔7〕尚、基本部材11,12,13を並べて端部を係合固定さ
せてダクト内を仕切る仕切り枠61,62,63を位置可変に立
設させる手段をダクト枠51,52,53に備える、本発明の上
記第4項、第5項又は第6項のケーブルラックによって
も適えられる。 〔8〕或いは、図6の(a) に示すように、並んだ基本部
材の隣接する縁曲げ部14,15 同士を弾性的に一体に掴み
連結させる側縁連結部材19を備える、本発明の上記第2
項乃至第5項の何れかのケーブルラックによっても達成
される。
〔9〕或いは、図6の(b) に示すように、並んだ基本部
材の隣接する縁曲げ部14,15 同士が嵌め合う形状に成形
されて成る、本発明の上記第2項乃至第5項の何れかの
ケーブルラックによっても適えられる。
【0009】
【作用】即ち、細長い同一の基本部材と、これの端部を
係合連結させる係合連結手段とから構成されるので、何
れの部材も少種類、多量生産できる。
【0010】しかも、係合連結手段の各種プラグ21,31,
41及びソケット29,39,49を使えば、基本部材の連設によ
り任意のダクト断面形状を構成でき、更に、ダクト内仕
切りも付けら、収容するケーブル量に応じケーブルラッ
クの大きさ形状において柔軟に対応できる。
【0011】又、各種ダクト枠51,52,53を所望のダクト
形状とすること、仕切り枠61,62,63も移動自在に設けら
れるので、最適化が図れる。更に、必要により隣接する
基本部材の側縁同士を側縁連結部材19にて一体に掴み連
結さたり、側縁同士が嵌め合う形状に成形して嵌め合う
ことにより、補強されたケーブルラックが得られる。
【0012】本発明のケーブルラックは、係合連結手段
を介して基本部材をダクト形状に組立られるので、各部
材のままテッドスペースは殆ど生じなく運送することが
できる。
【0013】各部材は少種類且つダクトに比べ遙に軽量
な小物であるので、現地にての取扱も容易となり、組立
作業の危険性は極度に減る。かくして、本発明により、
種類が少なく多量生産可能な部材を用い、ケーブルの種
別及び収容量に応じた適切な大きさのダクトで、デッド
スペース少なく運送でき、現地にて容易に組立可能なケ
ーブルラックを提供することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下図面に示す実施例によって本発明を具体
的に説明する。全図を通し同一符号は同一対象物を示
す。図1は第1発明の一実施例を示し(a) は斜視図、
(b) はA視拡大構成斜視図、(c) はB視拡大構成斜視
図、図2は第2発明の一実施例を示し(a) は斜視図、
(b) はC視拡大構成斜視図、図3は第3発明の一実施例
を示し(a) は斜視図、(b) は要部拡大構成斜視図、図4
は第4発明の一実施例を示し(a) は斜視図、(b) は要部
拡大構成斜視図、図5は第5発明の一実施例を示し(a)
は斜視図、(b) は要部拡大構成斜視図、図6は本発明の
一実施例の側縁連結構造を示し(a) は側縁連結部材の斜
視図、(b) は側縁の嵌め合い構造図である。
【0015】本実施例は、一般事務室に自立型筐体の通
信装置を並設設置し、その上部天井空間に吊り下げ設置
するケーブルラックであり、各種を試作した。第1発明
の一実施例は図1に示す如く、基本部材1は細長い鋼薄
板を成形し、両側に同一の縁曲げ部14,15 (1×1.5cm
の四角形に縁曲げ)を設けて補強し、外形は長 100×幅
5×厚1cmであり、一端部には長3×幅1.5cm の係合片
16が2個中心振り分けに一体成形にて突設してあり、他
端部にはこの係合片16を挿入係止させる係合孔17が折曲
端面に貫通孔と少し奥部壁面に切り起こし孔とで構成し
てある。
【0016】係合連結手段は厚2mmの鋼板に上記係合片
16を嵌通させる係合孔17を所定位置に穿設した直線形ソ
ケット29、L字形ソケット39又はT字形ソケット49と、
厚2mmの鋼板に上記係合片16を所定位置に垂設した直線
形プラグ2、L字形プラグ3又はT字形プラグ4であ
る。ここで直線形は一列に並べた基本部材1の隣接係合
片16又は係合孔17を一体に係合連結させ、L字形は基本
部材1をL字形に配置させ端部を係合連結させ、T字形
は2個の基本部材1を一列に並べその中央に更に1個を
垂直に係合連結させる。
【0017】これにより、コ字形断面のダクトは直線部
に直線形プラグ2又は同ソケット29を用い、基本部材1
の幅5cm単位に増減でき、角部にはL字形プラグ3又は
同ソケット39を用いて、所望大きさに構成する。ここで
角部は左右対称形が好ましいがその為にはL字形プラグ
3又は同ソケット39も対称形となり種類が増える。これ
を増やさなくする為に、角部の当てを右角は垂直の基本
部材1を水平の基本部材1の側縁に載せ、左角では垂直
の基本部材1の内側縁に水平の基本部材1の側縁を当て
ることにより、同一のプラグ又はソケットにて係合連結
させている。この為、厳密にはダクトの左右壁の高さは
基本部材1の厚さ分だけ違う。
【0018】又、ケーブルの種類により収容部を仕切り
分離するには、T字形プラグ4又は同ソケット49を用
い、一列に並んだ基本部材1の任意位置の境に垂直に基
本部材1を立設させる。
【0019】更に、ダクトを延長させるには、基本部材
1の端部同士を係合連結させるだけでは丈夫でないので
各々の位置に見合って各種のソケット29,39,49を嵌めて
左右隣接の基本部材1同士を一体に連結させて延長させ
る。
【0020】第2発明の一実施例は図2に示す如く、基
本部材A11は、前記第1発明の基本部材1において両端
とも係合孔17としたものであり、他は全く同じである。
係合連結手段は、前記第1発明の直線形プラグ2、L字
形プラグ3又はT字形プラグ4において両面に係合片16
を突設した直線形プラグA21、L字形プラグA31又はT
字形プラグA41であり、他は全く同じである。
【0021】これにより、コ字形断面のダクトは、前述
と同様に直線部は直線形プラグA21、角部はL字形プラ
グA31、更に仕切り部にはT字形プラグA41を用いて基
本部材A11を所望の形状に係合連結して構成する。
【0022】この際に、プラグA21,31,41は両面に係合
片16があるので、基本部材A11の端部を延長連結させる
こともでき、前記第1発明のものに比べ、更に部材の種
類は減る。
【0023】第3発明の一実施例は図3に示す如く、前
記第2発明のものと同一の基本部材A11を用い、係合連
結手段は、前記第2発明に用いた各種プラグA21,31,41
を所望のダクト断面形状に集合させ一体化したダクト枠
A51と、内部の仕切り用の仕切り枠A61とから構成して
いる。
【0024】ダクト枠A51は、角鋼棒を所望のダクト断
面形状に折曲成形し水平辺部には5cm間隔に固定孔57が
あけてあり、両端は外側に折曲し円孔58を設け固定部と
した枠部材55と、鋼薄板を成形して両側に係合片16を所
定間隔に列設し中心線上には5cm間隔に孔を穿設した係
合片部材56とから成り、係合片部材56は所定長さに切断
成形して枠部材55の各辺内側に溶接固定してダクト枠A
51を構成する。
【0025】仕切り枠A61は、上記枠部材55と同じ角鋼
棒で一端に固定片66を突設した所望長さの枠部材65の側
面に、所望長さの上記係合片部材56を溶接固定して成
る。これにより、ダクト枠A51を両端と延長中継ぎに用
いて基本部材A11を係合連結させて、所望の大きさ長さ
のコ字形のケーブルダクトに組立ながら、天井から下が
った吊りボルト99の先部を各ダクト枠A51の両端の円孔
58に挿通させてナットにて締着固定させてケーブルラッ
クを吊り下げ固定する。更に、両端と中継ぎに仕切り枠
A61を用いて基本部材A11を係合連結させて仕切り壁を
組立、適宜にダクト枠A51の水平辺部の固定孔57に枠部
材65の固定片66を嵌挿させて、ダクト内部に5cm間隔の
任意位置に仕切り固定させ、更に、複数の仕切りを設け
ることもできる。
【0026】第4発明の一実施例は図4に示す如く、基
本部材B12は、前記第1発明の基本部材1において両端
とも係合片16としたものであり、他は全く同じである。
係合連結手段は、前記第3発明のダクト枠A51及び仕切
り枠A61において係合片16に代わって両面に係合孔17を
配設したダクト枠B52及び仕切り枠B62から構成してい
る。
【0027】ダクト枠B52は、前記第3発明のダクト枠
A51の枠部材55と、鋼薄板を成形して両側に係合孔17を
所定間隔に列設し中心線上には5cm間隔に孔を穿設した
係合孔部材59とから成り、係合孔部材59は所定長さに切
断成形して枠部材55の各辺内側に溶接固定してダクト枠
B52を構成する。
【0028】仕切り枠B62は、前記第3発明の枠部材65
と、上記係合孔部材59とから成り、係合孔部材59を枠部
材65の長さに合わせて切断成形し、これを枠部材65の側
面に溶接固定して成る。
【0029】これにより、前記第3発明のものと同様
に、ダクト枠B52を両端と延長中継ぎに用いて基本部材
B12を係合連結させて、所望の大きさ長さのコ字形のケ
ーブルダクトに組立ながら、天井からの吊りボルト99の
先部を各ダクト枠B52の両端にに締着固定させてケーブ
ルラックを吊り下げ固定する。更に、両端と中継ぎに仕
切り枠B62を用いて基本部材B12を係合連結させて仕切
り壁を組立、適宜にダクト枠B52の水平辺部の固定孔57
に枠部材65の固定片66を嵌挿させて仕切り固定させる。
【0030】第5発明の一実施例は図5に示す如く、
1.5φ×100 cmの鋼管から成る同一の基本部材C13と、
その係合連結手段であるダクト枠C53及び仕切り枠C63
とから成る。
【0031】ダクト枠C53は、前記第3発明のダクト枠
A51の枠部材55(但し、基本部材の幅寸法が5cmから
1.5cmに代わるので、固定孔57は6cmピッチにあけら
れ、外形寸法単位も異なる)と、基本部材C13の端部に
きつく挿入して固定させるU字折り返し舌片の凸部544
を両側に一列に15mmピッチに設け、中心線上に6cm間隔
に孔をあけてある鋼薄板を一体成形した嵌合部材54とか
ら成り、嵌合部材54は所定長さに切断成形して枠部材55
の各辺内側に溶接固定してダクト枠C53を構成する。
【0032】仕切り枠C63は、前記第3発明の枠部材65
(但し、長さは1.5cm 単位とする)と、上記嵌合部材54
とから成り、嵌合部材54を枠部材65の長さに合わせて切
断成形し、これを枠部材65の側面に溶接固定して成る。
【0033】これにより、前記第3発明のものと同様
に、ダクト枠C53を両端と延長中継ぎに用いて基本部材
C13を係合連結させて、所望の大きさ長さのコ字形のケ
ーブルダクトに組立ながら、天井からの吊りボルト99の
先部を各ダクト枠C53の両端にに締着固定させてケーブ
ルラックを吊り下げ固定する。更に、両端と中継ぎに仕
切り枠C63を用いて基本部材C13を係合連結させて仕切
り壁を組立、適宜にダクト枠C53の水平辺部の固定孔57
に枠部材65の固定片66を嵌挿させて、ダクト内部に6cm
間隔の任意位置に仕切り固定させ、更に、複数の仕切り
を設けることもできる。
【0034】かくして、第3〜第5発明のケーブルラッ
クにあっては、プラグの集合体として各種のダクト枠が
あるので構成部材の点数は前記の第1、第2発明のもの
に比べ極端に減少し、現地でのケーブルラック組立作業
は第2発明のものより更に容易となり、少ない工数で済
み、且つ、吊り下げ固定部も備わっている。
【0035】以上のケーブルラックは基本部材が全て端
部において隣接のものと連結固定するのみであり、長手
方向の側縁では連結してないが、この側縁部でも係合連
結させるのが、図6の(a) と(b) に示す側縁連結構造で
あり、前記第1発明〜第4発明のケーブルラックに適用
できるものである。
【0036】同図(a) は、側縁連結部材19を使用するも
ので、並んだ基本部材の隣接する縁曲げ部14,15 同士を
弾性的に一体に掴み連結させるように、同一四角形の縁
曲げ部14,15 に対しては先部を内側に寄せたコ字形に折
曲した鋼薄板成形の側縁連結部材19である。勿論、縁曲
げ部14,15 の半分形状同士を掴む形状となり、図示の形
状に限定されないことは明らかである。
【0037】同図(b) は、側縁同士が嵌め合う形状に成
形した縁曲げ部14,15 としたもので、基本部材の縁曲げ
部14は折り返し縁曲げを2回行い外方に溝形状を成形
し、他の縁曲げ部15はZ字形に縁曲げしてあり、上記の
溝に先縁が全長にわたり連続的に嵌まり補強と基本部材
1の薄化が図れる。勿論、この嵌め合い形状は図示形状
に限定するものではなく、更に、切り起こし部を設ける
方法により間隔をあけて嵌め合う構造でも、係合片と係
合孔を夫々に設けて係合させる構造でも差し支えない。
【0038】上記実施例は一例を示し、各部の構造、形
状、材料、寸法は上記のものに限定するものではない。
尚、係合片16は係合孔17に寸法的にきつく挿入させ係止
させるので、一般的にはそのままの係合連結状態とする
が、特に耐震性を強く要求されるならば、係止後に係合
片16の露出部を内側に少し起こして折曲することにより
充分な強度を付加することができる。この場合にダクト
断面の各辺にある基本部材の全部について起こさなくと
も済む筈である。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、本発明のケーブルラックに
より、種類が少なく多量生産可能な部材を用い、ケーブ
ルの種別及び収容量に応じた適切な大きさのダクトで、
デッドスペース少なく運送でき、現地にて容易に組立可
能なケーブルラックが得られ、実用的に大なる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明の一実施例 (a) 斜視図 (b) A視拡大構成斜視図 (c) B視拡大
構成斜視図
【図2】 第2発明の一実施例 (a) 斜視図 (b) C視拡大構成斜視図
【図3】 第3発明の一実施例 (a) 斜視図 (b) 要部拡大構成斜視図
【図4】 第4発明の一実施例 (a) 斜視図 (b) 要部拡大構成斜視図
【図5】 第5発明の一実施例 (a) 斜視図 (b) 要部拡大構成斜視図
【図6】 本発明の一実施例の側縁連結構造 (a) 側縁連結部材の斜視図 (b) 側縁の嵌め合い構造
【図7】 従来の一例のケーブルラック斜視図
【符号の説明】
1 基本部材 2 直線形プラグ
3 L字形プラグ 4 T字形プラグ 11 基本部材A
12 基本部材B 13 基本部材C 14,15 縁曲げ部
16 係合片 17 係合孔 19 側縁連結部材
21 直線形プラグA 29 直線形ソケット 31 L字形プラグA
39 L字形ソケット 41 T字形プラグA 49 T字形ソケット
51 ダクト枠A 52 ダクト枠B 53 ダクト枠C
54 嵌合部材 55,65 枠部材 56 係合片部材
57 固定孔 58 円孔 59 係合孔部材
61 仕切り枠A 62 仕切り枠B 63 仕切り枠C
66 固定片 91 梯子ラック 92 ケーブルダクト
93 ダクト固定金具 94 下横桁 95 上横桁
96 連結ボルト 99 吊りボルト 544 凸部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に設置された電子通信装置のケーブ
    ル配線を天井部空間に整理収容するダクト状のケーブル
    ラックであって、 細長く端部に係合部を備える同一の基本部材と、該基本
    部材を係合連結させる係合連結手段とから成り、所望の
    ダクト形状に集合成形し、且つ所望の長さに延長して成
    ることを特徴とするケーブルラック。
  2. 【請求項2】 基本部材は長手方向に沿って補強用の縁
    曲げ部を有し、一端部に複数個の係合片が突設され、他
    端部に該係合片が挿入係止する係合孔が備えられ、薄板
    を成形して成り、 係合連結手段に、隣接する該基本部材の端部の最近位置
    の係合片同士を挿入係止させるように係合孔を2個直線
    形、L字形又は3個をT字形に配設した直線形ソケッ
    ト、L字形ソケット又はT字形ソケットと、 隣接する該基本部材の端部の最近位置の係合孔同士に挿
    入係止させるように係合片を2個直線形、L字形又は3
    個をT字形に配設した直線形プラグ、L字形プラグ又は
    T字形プラグとを備え、 該直線形ソケット、L字形ソケット又はT字形ソケット
    を介在させて端部の係合孔に隣接する端部の係合片を挿
    入係止させて延長して成ることを特徴とする請求項1記
    載のケーブルラック。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基本部材において両端と
    も係合孔を設けた基本部材Aと、 請求項2記載の直線形プラグ、L字形プラグ又はT字形
    プラグにおいて両面に係合片を突設した直線形プラグ
    A、L字形プラグA又はT字形プラグAとから成り、 該直線形プラグA、L字形プラグA又はT字形プラグA
    の係合片に隣接する端部の係合孔同士を挿入係止させて
    基本部材Aを延長して成ることを特徴とする請求項1記
    載のケーブルラック。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基本部材Aと、 ダクト断面形に成形され、両面に該基本部材Aの端部の
    係合孔に挿入係止させる係合片が突設され、両端部に天
    井からの吊りボルトの先部を固定させる手段を備えて成
    るダクト枠Aとから成り、 該基本部材Aの両端を2個の該ダクト枠Aに係合固定さ
    せてダクト形成し、且つ該ダクト枠Aの両面に該基本部
    材Aを係合連結させてダクト延長して成ることを特徴と
    する請求項1記載のケーブルラック。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の基本部材において両端と
    も係合片を設けた基本部材Bと、 請求項4記載のダクト枠Aにおいて両面に突設した係合
    片に代わり係合孔を配設したダクト枠Bとから成り、 該基本部材Bの両端を2個の該ダクト枠Bに係合固定さ
    せてダクト形成し、且つ該ダクト枠Bの両面に該基本部
    材Bを係合連結させてダクト延長して成ることを特徴と
    する請求項1記載のケーブルラック。
  6. 【請求項6】 所定長の同一管材から成る基本部材C
    と、 ダクト断面形に成形され、両面に該基本部材Cを隙間な
    く並べその端部を嵌合固定させる嵌合部材が配設され、
    両端部に天井からの吊りボルトの先部を固定させる手段
    を備えて成るダクト枠Cとから成り、 該基本部材Cの両端を2個の該ダクト枠Cに固定させて
    ダクト形成し、且つ該ダクト枠Cの両面に該基本部材C
    を連結固定させてダクト延長して成ることを特徴とする
    請求項1記載のケーブルラック。
  7. 【請求項7】 基本部材を並べて端部を係合固定させて
    ダクト内を仕切る仕切り枠を位置可変に立設させる手段
    をダクト枠に備えることを特徴とする請求項4、請求項
    5又は請求項6記載のケーブルラック。
  8. 【請求項8】 並んだ基本部材の隣接する縁曲げ部同士
    を弾性的に一体に掴み連結させる側縁連結部材を備える
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5記載の何れかの
    ケーブルラック。
  9. 【請求項9】 並んだ基本部材の隣接する縁曲げ部同士
    が嵌め合う形状に成形されて成ることを特徴とする請求
    項2乃至請求項5記載の何れかのケーブルラック。
JP7150117A 1995-06-16 1995-06-16 ケーブルラック Withdrawn JPH099453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006228340A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Fujitsu Ltd 磁気ディスク搭載装置

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JP2006228340A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Fujitsu Ltd 磁気ディスク搭載装置

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