JPH0994445A - 膜分離装置の分離膜洗浄用器具 - Google Patents
膜分離装置の分離膜洗浄用器具Info
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- JPH0994445A JPH0994445A JP25601595A JP25601595A JPH0994445A JP H0994445 A JPH0994445 A JP H0994445A JP 25601595 A JP25601595 A JP 25601595A JP 25601595 A JP25601595 A JP 25601595A JP H0994445 A JPH0994445 A JP H0994445A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固液分離用の膜分離装置の分離膜を膜分離装
置に取りつけたまま、膜の破損の虞もなく分離膜の膜面
を効率よく洗浄可能な膜分離装置の分離膜洗浄用器具を
提供する。 【解決手段】 膜分離装置の固液分離用の分離膜3を上
下姿勢で横方向に等間隔に複数列に並設してなる平膜型
の膜分離装置に対し、並設した前記分離膜3間に侵入可
能な洗浄器具本体1を設け、前記分離膜3の膜面に接当
してその膜面に付着した付着物を剥離可能なゴミ落とし
用ループ繊維2を、前記洗浄器具本体1に多数植毛して
あり、支持枠6に複数の棒状の前記洗浄器具本体1を並
列配置して取り付けてあり、前記洗浄器具本体1を、内
部に給水路を形成自在な管状体で形成するとともに、前
記ループ繊維2の植毛面に、前記給水路に連通する水噴
出孔4を多数設けてある。
置に取りつけたまま、膜の破損の虞もなく分離膜の膜面
を効率よく洗浄可能な膜分離装置の分離膜洗浄用器具を
提供する。 【解決手段】 膜分離装置の固液分離用の分離膜3を上
下姿勢で横方向に等間隔に複数列に並設してなる平膜型
の膜分離装置に対し、並設した前記分離膜3間に侵入可
能な洗浄器具本体1を設け、前記分離膜3の膜面に接当
してその膜面に付着した付着物を剥離可能なゴミ落とし
用ループ繊維2を、前記洗浄器具本体1に多数植毛して
あり、支持枠6に複数の棒状の前記洗浄器具本体1を並
列配置して取り付けてあり、前記洗浄器具本体1を、内
部に給水路を形成自在な管状体で形成するとともに、前
記ループ繊維2の植毛面に、前記給水路に連通する水噴
出孔4を多数設けてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固液分離用の膜分
離装置の分離膜洗浄用器具に関する。
離装置の分離膜洗浄用器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固液分離用の膜分離装置において
は、その分離膜を洗浄するのに、分離膜を膜分離装置か
ら取り外して個々に洗浄していた。
は、その分離膜を洗浄するのに、分離膜を膜分離装置か
ら取り外して個々に洗浄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、分離膜の洗浄
は、膜分離装置の稼働を停止して、夫々を取り外しなが
ら洗浄するために、洗浄に時間が掛かり、膜分離装置の
稼働効率、ひいては、その固液分離装置を備える装置の
稼働率の低下を招くものであった。上記の稼働率の改善
のために、図6に示すような、洗浄器具本体1の表面に
繊維20を突設したブラシ状の分離膜洗浄用器具が考え
らるが、直線上に突設された繊維20が膜面に突き刺さ
るなどして膜を破損する虞があり、分離膜の保護上問題
がある。そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決
し、分離膜を膜分離装置に取りつけたまま、膜の損傷の
虞もなく分離膜の膜面を効率よく洗浄可能な膜分離装置
の分離膜洗浄用器具を提供するところにある。
は、膜分離装置の稼働を停止して、夫々を取り外しなが
ら洗浄するために、洗浄に時間が掛かり、膜分離装置の
稼働効率、ひいては、その固液分離装置を備える装置の
稼働率の低下を招くものであった。上記の稼働率の改善
のために、図6に示すような、洗浄器具本体1の表面に
繊維20を突設したブラシ状の分離膜洗浄用器具が考え
らるが、直線上に突設された繊維20が膜面に突き刺さ
るなどして膜を破損する虞があり、分離膜の保護上問題
がある。そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決
し、分離膜を膜分離装置に取りつけたまま、膜の損傷の
虞もなく分離膜の膜面を効率よく洗浄可能な膜分離装置
の分離膜洗浄用器具を提供するところにある。
【0004】
〔第1の特徴構成〕上記の目的のための本発明の第1の
特徴構成は、固液分離用の分離膜を上下姿勢で横方向に
等間隔に複数列に並設してなる平膜型の膜分離装置に対
し、並設した前記分離膜間に侵入可能な洗浄器具本体を
設け、前記分離膜の膜面に接当してその膜面に付着した
付着物を剥離可能なゴミ落とし用ループ繊維を、前記洗
浄器具本体に多数植毛してある(請求項1に対応)点に
ある。 〔作用効果〕従って、上記第1の特徴構成によれば、洗
浄器具本体を固液分離用の分離膜を上下姿勢で横方向に
等間隔に複数列に並設してなる平膜型の膜分離装置に対
し、並設した前記分離膜間に侵入可能に、且つ、前記分
離膜の膜面に接当してその膜面に付着した付着物を剥離
可能なゴミ落とし用ループ繊維を多数植毛してある前記
洗浄器具本体を備える分離膜洗浄用器具としたので、こ
の分離膜洗浄用器具を用いることで、膜分離装置の分離
膜は、前記膜分離装置から取り外すことなく前記膜面の
付着物を剥離することができ、同時に、ゴミ落としにル
ープ状繊維を用いるので、分離膜の破損を予防しつつそ
の膜面の洗浄を行うことができる。
特徴構成は、固液分離用の分離膜を上下姿勢で横方向に
等間隔に複数列に並設してなる平膜型の膜分離装置に対
し、並設した前記分離膜間に侵入可能な洗浄器具本体を
設け、前記分離膜の膜面に接当してその膜面に付着した
付着物を剥離可能なゴミ落とし用ループ繊維を、前記洗
浄器具本体に多数植毛してある(請求項1に対応)点に
ある。 〔作用効果〕従って、上記第1の特徴構成によれば、洗
浄器具本体を固液分離用の分離膜を上下姿勢で横方向に
等間隔に複数列に並設してなる平膜型の膜分離装置に対
し、並設した前記分離膜間に侵入可能に、且つ、前記分
離膜の膜面に接当してその膜面に付着した付着物を剥離
可能なゴミ落とし用ループ繊維を多数植毛してある前記
洗浄器具本体を備える分離膜洗浄用器具としたので、こ
の分離膜洗浄用器具を用いることで、膜分離装置の分離
膜は、前記膜分離装置から取り外すことなく前記膜面の
付着物を剥離することができ、同時に、ゴミ落としにル
ープ状繊維を用いるので、分離膜の破損を予防しつつそ
の膜面の洗浄を行うことができる。
【0005】〔付加的構成1および作用効果〕さらに、
前記洗浄器具本体が回転可能に前記支持枠に取り付けら
れ(請求項2に対応)てあれば一層よい。その結果、前
記の如く、洗浄器具本体を回転させることによって、膜
面の付着物を効果的に剥離させることができる。 〔付加的構成2および作用効果〕さらに、前記洗浄器具
本体を、内部に給水路を形成自在な管状体で形成すると
ともに、前記ループ繊維の植毛面に、前記給水路に連通
する水噴出孔を多数設け(請求項3に対応)てあれば一
層よい。このようにした結果、ループ繊維で膜面付着物
を掻き取り剥離しつつ、噴出する水で剥離した付着物を
除去できるとともに、膜面を噴出水で洗浄することがで
きる。
前記洗浄器具本体が回転可能に前記支持枠に取り付けら
れ(請求項2に対応)てあれば一層よい。その結果、前
記の如く、洗浄器具本体を回転させることによって、膜
面の付着物を効果的に剥離させることができる。 〔付加的構成2および作用効果〕さらに、前記洗浄器具
本体を、内部に給水路を形成自在な管状体で形成すると
ともに、前記ループ繊維の植毛面に、前記給水路に連通
する水噴出孔を多数設け(請求項3に対応)てあれば一
層よい。このようにした結果、ループ繊維で膜面付着物
を掻き取り剥離しつつ、噴出する水で剥離した付着物を
除去できるとともに、膜面を噴出水で洗浄することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】上記本発明の実施の形態につい
て、以下に、図面を参照しながら説明する。本発明の実
施の一形態を図1に示すが、膜分離装置は、固液分離用
の分離膜3を上下姿勢で横方向に等間隔に複数列に並設
した平膜型の膜分離装置であり、並設した前記分離膜3
間に侵入可能な洗浄器具本体1を設けてあり、前記洗浄
器具本体1には、前記分離膜3の膜面3aに付着した付
着物を剥離可能なゴミ落とし用ループ繊維2を、前記洗
浄器具本体1に植毛してある。前記洗浄器具本体1は、
図1(ロ)に示すように、支持枠6に前記分離膜3と同
じ間隔で複数並列配置して、その長手方向の軸芯周りに
回転可能に回転支持部6aを介して取り付けられてい
る。さらに、前記支持枠6には、モーターMが設けられ
ており、前記洗浄器具本体1が、その軸芯周りに回転駆
動可能に前記回転支持部6aを介して前記モーターMの
駆動軸と連結してある。前記モーターMと前記各洗浄器
具本体1との連動機構は前記支持枠6に内蔵されており
(図示省略)、前記各洗浄器具本体1は同時に回転駆動
される。このようにして、同時に分離膜の複数の位置の
付着物を剥離させることができる。前記ループ繊維2
は、そのループを前記洗浄器具本体1の長手方向に沿わ
せて縦ループ繊維2aとして植設して形成してあり、前
記洗浄器具本体1の長手方向に多数並設され、前記洗浄
器具本体1の回転に伴って、前記分離膜3の膜面3aに
接当してその膜面3aに付着した付着物を掻き取り、剥
離させるように、前記洗浄器具本体1の周方向に等間隔
に複数並設してある。前記洗浄器具本体1は、図2に示
すように、内部に給水路5が形成された管状体で円筒状
本体1aとして形成されており、この給水路5には給水
配管(図示省略)が水を供給停止自在に接続されてい
る。さらに、前記ループ繊維2の植毛面7には、前記給
水路5に連通する水噴出孔4が多数設けられている。こ
の水噴出孔4から噴出する噴出水は、前記円筒状本体1
aの回転に伴って前記縦ループ繊維2aが掻き取り剥離
させた前記膜面3aへの付着物を前記縦ループ繊維2a
内から洗い流すとともに、前記付着物剥離後の前記膜面
3aをさらに洗浄する。
て、以下に、図面を参照しながら説明する。本発明の実
施の一形態を図1に示すが、膜分離装置は、固液分離用
の分離膜3を上下姿勢で横方向に等間隔に複数列に並設
した平膜型の膜分離装置であり、並設した前記分離膜3
間に侵入可能な洗浄器具本体1を設けてあり、前記洗浄
器具本体1には、前記分離膜3の膜面3aに付着した付
着物を剥離可能なゴミ落とし用ループ繊維2を、前記洗
浄器具本体1に植毛してある。前記洗浄器具本体1は、
図1(ロ)に示すように、支持枠6に前記分離膜3と同
じ間隔で複数並列配置して、その長手方向の軸芯周りに
回転可能に回転支持部6aを介して取り付けられてい
る。さらに、前記支持枠6には、モーターMが設けられ
ており、前記洗浄器具本体1が、その軸芯周りに回転駆
動可能に前記回転支持部6aを介して前記モーターMの
駆動軸と連結してある。前記モーターMと前記各洗浄器
具本体1との連動機構は前記支持枠6に内蔵されており
(図示省略)、前記各洗浄器具本体1は同時に回転駆動
される。このようにして、同時に分離膜の複数の位置の
付着物を剥離させることができる。前記ループ繊維2
は、そのループを前記洗浄器具本体1の長手方向に沿わ
せて縦ループ繊維2aとして植設して形成してあり、前
記洗浄器具本体1の長手方向に多数並設され、前記洗浄
器具本体1の回転に伴って、前記分離膜3の膜面3aに
接当してその膜面3aに付着した付着物を掻き取り、剥
離させるように、前記洗浄器具本体1の周方向に等間隔
に複数並設してある。前記洗浄器具本体1は、図2に示
すように、内部に給水路5が形成された管状体で円筒状
本体1aとして形成されており、この給水路5には給水
配管(図示省略)が水を供給停止自在に接続されてい
る。さらに、前記ループ繊維2の植毛面7には、前記給
水路5に連通する水噴出孔4が多数設けられている。こ
の水噴出孔4から噴出する噴出水は、前記円筒状本体1
aの回転に伴って前記縦ループ繊維2aが掻き取り剥離
させた前記膜面3aへの付着物を前記縦ループ繊維2a
内から洗い流すとともに、前記付着物剥離後の前記膜面
3aをさらに洗浄する。
【0007】上記の分離膜洗浄器具の使用方法を説明す
ると、前記分離膜3が多数上下姿勢で横方向に複数列に
並設された平膜型の膜分離装置Fの上から前記各円筒状
本体1aを前記各分離膜3の間に挿入する。前記モータ
Mの電源コード(図示省略)を電源に接続し、次いで、
前記給水路5に通水し、前記モータMを駆動回転させ
る。その後、前期支持枠6を所定の範囲内で上下左右に
移動させる。この際、前記縦ループ繊維2aは前記洗浄
器具本体1の回転に伴って前記分離膜3の膜面3aに摺
接し、摺接する繊維の部分で前記膜面3aに付着してい
る付着物を掻き取り、剥離させる。ここで、前記縦ルー
プ繊維2aが縦方向のループ状に形成されており、ま
た、その摺接する部分の繊維は、その回転移動方向に対
して直交しているので、その繊維の摺接する部分で前記
付着物を掻き取り、剥離した付着物は、その繊維のルー
プ内に取り込まれ、前記剥離した付着物が前記膜面3a
に擦り付けられることはなく、且つ、前記膜面3aへの
摺接が幅広く行われるので、前記膜面3aを損傷する虞
もない。さらに、前記繊維のループ内に取り込まれた付
着物は、前記水噴射口4から噴射する水流によって流し
去られ、同時に、前記水流は前記膜面3aをも洗い流
す。このようにして、本発明の分離膜洗浄器具は分離膜
を傷つけることなく効果的に洗浄するのに非常に有効で
ある。ちなみに、前記ループ繊維2のループを前記洗浄
器具本体1の回転方向に形成して回転させた場合には、
前記ループ繊維2がその長さ方向に前記膜面3aに摺接
する結果、幅のない接触部に対して繊維が高速に摺動す
るようになるが、本発明の分離膜洗浄器具では、前記ル
ープ繊維2が前記膜面3aに幅広く摺接するので、膜を
損傷しないような低速で前記洗浄器具本体1を回転させ
ても充分に膜面を洗浄できるものである。
ると、前記分離膜3が多数上下姿勢で横方向に複数列に
並設された平膜型の膜分離装置Fの上から前記各円筒状
本体1aを前記各分離膜3の間に挿入する。前記モータ
Mの電源コード(図示省略)を電源に接続し、次いで、
前記給水路5に通水し、前記モータMを駆動回転させ
る。その後、前期支持枠6を所定の範囲内で上下左右に
移動させる。この際、前記縦ループ繊維2aは前記洗浄
器具本体1の回転に伴って前記分離膜3の膜面3aに摺
接し、摺接する繊維の部分で前記膜面3aに付着してい
る付着物を掻き取り、剥離させる。ここで、前記縦ルー
プ繊維2aが縦方向のループ状に形成されており、ま
た、その摺接する部分の繊維は、その回転移動方向に対
して直交しているので、その繊維の摺接する部分で前記
付着物を掻き取り、剥離した付着物は、その繊維のルー
プ内に取り込まれ、前記剥離した付着物が前記膜面3a
に擦り付けられることはなく、且つ、前記膜面3aへの
摺接が幅広く行われるので、前記膜面3aを損傷する虞
もない。さらに、前記繊維のループ内に取り込まれた付
着物は、前記水噴射口4から噴射する水流によって流し
去られ、同時に、前記水流は前記膜面3aをも洗い流
す。このようにして、本発明の分離膜洗浄器具は分離膜
を傷つけることなく効果的に洗浄するのに非常に有効で
ある。ちなみに、前記ループ繊維2のループを前記洗浄
器具本体1の回転方向に形成して回転させた場合には、
前記ループ繊維2がその長さ方向に前記膜面3aに摺接
する結果、幅のない接触部に対して繊維が高速に摺動す
るようになるが、本発明の分離膜洗浄器具では、前記ル
ープ繊維2が前記膜面3aに幅広く摺接するので、膜を
損傷しないような低速で前記洗浄器具本体1を回転させ
ても充分に膜面を洗浄できるものである。
【0008】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。 〈1〉前記ループ繊維2は周方向に複数並設するものに
限らず、前記洗浄器具本体にその長手方向に複数並設し
たものであってもよい。 〈2〉前記洗浄器具本体1は断面非円形の筒状であって
もよい。また、水噴出孔4は必須ではなく、前記洗浄器
具本体1を棒状に形成してあってもよく、丸棒、角棒
等、構成に適した断面形状を選択可能である。 〈3〉また、前記洗浄器具本体1を板状に形成し(図5
参照)、その両側面に複数の前記ループ繊維2を植毛配
列してあれば、分離膜の広範囲に亘ってループ繊維を接
当させて掻き取ることが可能になり、膜面の広範囲を同
時に洗浄できるようになる。 〈4〉さらに、この板状の洗浄器具本体1の内部を空洞
化し、その内部に給水路を形成自在な中空体で形成する
とともに、前記ループ繊維2の植毛面に、前記給水路に
連通する水噴出孔4を多数設けてあってもよく、例え
ば、両側面に前記水噴射孔4を多数形成配列すれば、広
範囲に亘って付着物を掻き取り剥離させた膜面をさらに
洗浄でき、剥離させた付着物を洗い流すことができ、上
記の実施の形態で述べた洗浄効果をさらに発揮させるこ
とが可能である。 〈5〉前記支持部6は洗浄操作を容易にするものであれ
ばよく、手操作で洗浄するために把持可能に形成してあ
るものでもよい。さらに、前記支持部6には単一の洗浄
器具本体1が取り付けられてあってもよい。 〈6〉また、前記支持枠6はその下部に取付部を備えた
ものであってもよく、固定ネジによって前記膜分離装置
Fの枠体に前記取付部を固定し、前記膜面に沿って前記
取付部を上下左右に移動可能にする移動案内機構を設た
ものであってもよい。このようにすれば、膜面洗浄のた
めの操作が容易になる。 〈7〉また、ループ繊維2のループを洗浄器具本体1の
長手方向に沿わせてあれば、前記ループ繊維2を分離膜
3の膜面に対して横方向に相対移動させるだけで分離膜
3の膜面の洗浄が行える結果、例えば、洗浄器具本体1
を棒状に形成して、その棒状体の軸芯周りに回転させれ
ば、分離膜3の洗浄の効率をさらに向上できる。 〈8〉前記モータMも必須ではなく、ハンドルを設けて
手動回転させてもよく、また、洗浄器具本体1が前記支
持部6に固設されてあってもよい。 〈9〉前記ループ繊維2は、縦ループ繊維2aのみを植
設したものに限らず、前記ループ繊維2のループを、前
記洗浄器具本体1の周方向に沿わせてあるもの、つま
り、前記繊維のループを前記洗浄器具本体の周方向に沿
わせた横ループ繊維2bとして形成(図3参照)してあ
ってもよい。このようにすれば、膜面に対して洗浄器具
本体1を相対的に上下に移動させることによって、分離
膜3の膜面付着物を効果的に掻き取り剥離させることが
できる。尚、前記横ループ繊維2bのみを植設してある
場合には、前記洗浄器具本体を上下に移動させるときに
効果的な洗浄能力を発揮する。 〈10〉また、複数の前記ループ繊維2のうちの一部の
ループを前記洗浄器具本体1長手方向に沿わせ、且つ、
他部のループを周方向に沿わせてあっても、つまり、前
記縦ループ繊維2aと、前記横ループ繊維2bとを混合
配置してあってもよい(図4参照)。こうすれば、縦横
両方向に掻き取り効果を発揮でき、洗浄器具本体1を膜
面に対して上下左右に相対移動させることによって、膜
面を洗浄でき、その結果、例えば、洗浄器具本体1を棒
状に形成して、その棒状体の軸芯周りに回転させると同
時に、その洗浄器具本体1を上下に移動させることによ
って、分離膜3の膜面付着物を効果的に掻き取り剥離さ
せることができる。 〈11〉さらに、前記ループ繊維2の繊維のループをラ
ンダムな方向に沿ったものとしてもよく、洗浄器具本体
1を任意の方向に膜面に対して相対移動させることによ
って分離膜3の膜面を洗浄できるので、分離膜洗浄用器
具の構成の自由度が増す。 〈12〉前記ループ繊維2は植設されたものに限らず、
貼着されたものであってもよく、前記ループ繊維2を織
り込んだ織布を前記洗浄器具本体1に貼着してあっても
よく、さらに、織布或いは不織布を前記洗浄器具本体1
に巻着したものにループ繊維2を植設してあってもよ
い。尚、前記織布を前記洗浄器具本体1に巻着したもの
にあっては、前記織布が毛足の長いものであれば、その
織布による拭き取りの作用も加味され、一層洗浄が効果
的となる。 〈13〉前記ループ繊維2は、前記洗浄器具本体1に等
間隔に配置してあるものに限らず、ランダムに配置して
あってもよい。 〈14〉上記〈6〉に記した移動案内機構は、前記ルー
プ繊維2を好適に膜面に摺接させることを可能とし、膜
面を保護しつつ付着物を掻き取ることを可能にするもの
で、摺動機構、リンク機構等適宜選択できる。
明する。 〈1〉前記ループ繊維2は周方向に複数並設するものに
限らず、前記洗浄器具本体にその長手方向に複数並設し
たものであってもよい。 〈2〉前記洗浄器具本体1は断面非円形の筒状であって
もよい。また、水噴出孔4は必須ではなく、前記洗浄器
具本体1を棒状に形成してあってもよく、丸棒、角棒
等、構成に適した断面形状を選択可能である。 〈3〉また、前記洗浄器具本体1を板状に形成し(図5
参照)、その両側面に複数の前記ループ繊維2を植毛配
列してあれば、分離膜の広範囲に亘ってループ繊維を接
当させて掻き取ることが可能になり、膜面の広範囲を同
時に洗浄できるようになる。 〈4〉さらに、この板状の洗浄器具本体1の内部を空洞
化し、その内部に給水路を形成自在な中空体で形成する
とともに、前記ループ繊維2の植毛面に、前記給水路に
連通する水噴出孔4を多数設けてあってもよく、例え
ば、両側面に前記水噴射孔4を多数形成配列すれば、広
範囲に亘って付着物を掻き取り剥離させた膜面をさらに
洗浄でき、剥離させた付着物を洗い流すことができ、上
記の実施の形態で述べた洗浄効果をさらに発揮させるこ
とが可能である。 〈5〉前記支持部6は洗浄操作を容易にするものであれ
ばよく、手操作で洗浄するために把持可能に形成してあ
るものでもよい。さらに、前記支持部6には単一の洗浄
器具本体1が取り付けられてあってもよい。 〈6〉また、前記支持枠6はその下部に取付部を備えた
ものであってもよく、固定ネジによって前記膜分離装置
Fの枠体に前記取付部を固定し、前記膜面に沿って前記
取付部を上下左右に移動可能にする移動案内機構を設た
ものであってもよい。このようにすれば、膜面洗浄のた
めの操作が容易になる。 〈7〉また、ループ繊維2のループを洗浄器具本体1の
長手方向に沿わせてあれば、前記ループ繊維2を分離膜
3の膜面に対して横方向に相対移動させるだけで分離膜
3の膜面の洗浄が行える結果、例えば、洗浄器具本体1
を棒状に形成して、その棒状体の軸芯周りに回転させれ
ば、分離膜3の洗浄の効率をさらに向上できる。 〈8〉前記モータMも必須ではなく、ハンドルを設けて
手動回転させてもよく、また、洗浄器具本体1が前記支
持部6に固設されてあってもよい。 〈9〉前記ループ繊維2は、縦ループ繊維2aのみを植
設したものに限らず、前記ループ繊維2のループを、前
記洗浄器具本体1の周方向に沿わせてあるもの、つま
り、前記繊維のループを前記洗浄器具本体の周方向に沿
わせた横ループ繊維2bとして形成(図3参照)してあ
ってもよい。このようにすれば、膜面に対して洗浄器具
本体1を相対的に上下に移動させることによって、分離
膜3の膜面付着物を効果的に掻き取り剥離させることが
できる。尚、前記横ループ繊維2bのみを植設してある
場合には、前記洗浄器具本体を上下に移動させるときに
効果的な洗浄能力を発揮する。 〈10〉また、複数の前記ループ繊維2のうちの一部の
ループを前記洗浄器具本体1長手方向に沿わせ、且つ、
他部のループを周方向に沿わせてあっても、つまり、前
記縦ループ繊維2aと、前記横ループ繊維2bとを混合
配置してあってもよい(図4参照)。こうすれば、縦横
両方向に掻き取り効果を発揮でき、洗浄器具本体1を膜
面に対して上下左右に相対移動させることによって、膜
面を洗浄でき、その結果、例えば、洗浄器具本体1を棒
状に形成して、その棒状体の軸芯周りに回転させると同
時に、その洗浄器具本体1を上下に移動させることによ
って、分離膜3の膜面付着物を効果的に掻き取り剥離さ
せることができる。 〈11〉さらに、前記ループ繊維2の繊維のループをラ
ンダムな方向に沿ったものとしてもよく、洗浄器具本体
1を任意の方向に膜面に対して相対移動させることによ
って分離膜3の膜面を洗浄できるので、分離膜洗浄用器
具の構成の自由度が増す。 〈12〉前記ループ繊維2は植設されたものに限らず、
貼着されたものであってもよく、前記ループ繊維2を織
り込んだ織布を前記洗浄器具本体1に貼着してあっても
よく、さらに、織布或いは不織布を前記洗浄器具本体1
に巻着したものにループ繊維2を植設してあってもよ
い。尚、前記織布を前記洗浄器具本体1に巻着したもの
にあっては、前記織布が毛足の長いものであれば、その
織布による拭き取りの作用も加味され、一層洗浄が効果
的となる。 〈13〉前記ループ繊維2は、前記洗浄器具本体1に等
間隔に配置してあるものに限らず、ランダムに配置して
あってもよい。 〈14〉上記〈6〉に記した移動案内機構は、前記ルー
プ繊維2を好適に膜面に摺接させることを可能とし、膜
面を保護しつつ付着物を掻き取ることを可能にするもの
で、摺動機構、リンク機構等適宜選択できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
膜の損傷を予防しつつ分離膜の膜面を効率よく洗浄可能
な膜分離装置の分離膜洗浄用器具を提供することが可能
になった。
膜の損傷を予防しつつ分離膜の膜面を効率よく洗浄可能
な膜分離装置の分離膜洗浄用器具を提供することが可能
になった。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す要部の説明用
斜視図
斜視図
【図2】本発明の洗浄具本体の実施の形態を示す一部断
面要部図面
面要部図面
【図3】本発明の実施の他の形態を示す要部斜視図
【図4】本発明の実施の他の形態を示す要部斜視図
【図5】本発明の実施の他の形態を示す要部斜視図
【図6】本発明に対する従来の形態を示す要部斜視図
1 洗浄器具本体 2 ループ繊維 3 分離膜 4 水噴射孔 6 支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩橋 正修 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 浜田 勝己 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地の1 株式 会社クボタ滋賀工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 固液分離用の分離膜(3)を上下姿勢で
横方向に等間隔に複数列に並設してなる平膜型の膜分離
装置に対し、並設した前記分離膜(3)間に侵入可能な
洗浄器具本体(1)を設け、前記分離膜(3)の膜面に
接当してその膜面に付着した付着物を剥離可能なゴミ落
とし用ループ繊維(2)を、前記洗浄器具本体(1)に
多数植毛してある膜分離装置の分離膜洗浄用器具。 - 【請求項2】 前記洗浄器具本体(1)が回転可能に前
記支持枠(6)に取り付けられている請求項1に記載の
膜分離装置の分離膜洗浄用器具。 - 【請求項3】 前記洗浄器具本体(1)を、内部に給水
路を形成自在な管状体で形成するとともに、前記ループ
繊維(2)の植毛面に、前記給水路に連通する水噴出孔
(4)を多数設けてある請求項1又は2に記載の膜分離
装置の分離膜洗浄用器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25601595A JPH0994445A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 膜分離装置の分離膜洗浄用器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25601595A JPH0994445A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 膜分離装置の分離膜洗浄用器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0994445A true JPH0994445A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17286730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25601595A Pending JPH0994445A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 膜分離装置の分離膜洗浄用器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0994445A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067820A (ja) * | 2011-01-11 | 2011-04-07 | Hitachi Ltd | 下水処理装置および固液分離膜モジュール |
JP2013071119A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Wang Yung-Chuan Lee | 膜分離装置 |
WO2017066891A1 (es) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | Augusto Eric Reijer Picozzi | Deshidratador de lodos |
CN114522541A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-05-24 | 广东嘉元科技股份有限公司 | 一种用于铜箔生产中ro膜的清洗装置 |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP25601595A patent/JPH0994445A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067820A (ja) * | 2011-01-11 | 2011-04-07 | Hitachi Ltd | 下水処理装置および固液分離膜モジュール |
JP2013071119A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Wang Yung-Chuan Lee | 膜分離装置 |
WO2017066891A1 (es) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | Augusto Eric Reijer Picozzi | Deshidratador de lodos |
CN114522541A (zh) * | 2022-02-17 | 2022-05-24 | 广东嘉元科技股份有限公司 | 一种用于铜箔生产中ro膜的清洗装置 |
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