JPH0993514A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH0993514A
JPH0993514A JP24572195A JP24572195A JPH0993514A JP H0993514 A JPH0993514 A JP H0993514A JP 24572195 A JP24572195 A JP 24572195A JP 24572195 A JP24572195 A JP 24572195A JP H0993514 A JPH0993514 A JP H0993514A
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JP
Japan
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plate
hole
heat radiation
cabinet
television receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP24572195A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Irie
正一 入江
Toshiichi Murata
敏一 村田
Masahiko Hirata
昌彦 平田
Toru Higashihata
徹 東端
Hiroyuki Maeno
博之 前野
Seizo Hirota
成三 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP24572195A priority Critical patent/JPH0993514A/ja
Publication of JPH0993514A publication Critical patent/JPH0993514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、民生用テレビセットの樹脂製カバ
−を金属にすることによって、リサイクルすることと放
熱の効率を向上させることを目的とする。 【構成】 1は天板、2は側板、3は背板、4は底板、
5はエスカッション、6はフレーム枠である。天板1に
は放熱孔を設けないで、側板2と背板3の上側の開口率
を大きくして集中的に放熱孔を設け、放熱孔のバリの方
向を内側に向けた構造となっている。材質を例えば鉄に
することによって、リサイクを図るとともに対流を良く
して冷却効率を向上させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
おいて、リサイクル性を良くするために、外装キャビネ
ットを金属製にしたバックカバー及びキャビネットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョン受像機のキャビネッ
トは樹脂製であったため、1度使用したキャビネットに
ついては再度使用することができなかった。そのため
に、近年は環境への影響を考慮することでリサイクル可
能な材料を使用することが必要となった。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来のテレビ
ジョン受像機のキャビネットの一例について説明する。
【0004】そのために図4は、従来の樹脂製のキャビ
ネットの斜視図である。外装であるバックカバー15は
全て樹脂製である。内部の熱を放出する放熱孔にはバリ
が発生することがなく、また形状も樹脂であるため任意
の形にすることが容易に可能である。
【0005】また、放熱孔を特定の場所に数多く設ける
と、製造時に樹脂の金型内部での流れ性が悪くなるた
め、放熱のためにもバックカバー15の上部にも放熱孔
7’を設けている。バックカバー15は一体型であるた
め、フロントキャビネット14と接続して、テレビジョ
ン受像機が作られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の樹脂製
のキャビネットは、外部への不要輻射を低減することが
できないことと、回収してリサイクルする際、樹脂に難
燃剤を混入させているので、廃棄時燃焼させると有害物
質が発生するという問題点を有していた。
【0007】またキャビネット上部に放熱孔7’を設け
ているため、塵、ほこり等の不純物が入りやすかった。
又、放熱孔を特定の場所に数多く設けることは樹脂の金
型内部での流れ性が悪くなりできないという問題点があ
った。従ってある程度天板にも放熱孔を設ける必要があ
った。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決すること
ができる金属製キャビネットを設けたテレビジョン受像
機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のテレビジョン受像機において、背板もしく
は側板の上側の開口率を大きくして放熱孔を多く設け
た。尚、放熱孔を設ける際、プレスで打ち抜くために発
生するバリの方向をセットの内側に向けることにより指
で接触した場合の怪我を防止する。
【0010】又、フレーム構造にして陰極線管(以下、
CRTと示す)を保持する強度を確保し、天板、側面
板、底板、エスカッションをフレーム枠に取り付ける構
造にして背板には荷重がかからないようにしたことと、
回収してリサイクルが簡単にできるように、フレーム枠
を含めて外装キャビネットは全て鉄製にしているもので
ある。
【0011】
【作用】本発明のテレビジョン受像機用金属製キャビ
は、従来の樹脂キャビネットから金属製にすることによ
り、環境に対して優しくてリサイクルを可能にし、外部
への不要輻射を低減することができ、自然対流による空
気の流れの効率良くすることにより従来の樹脂製キャビ
ネットでは天板に放熱孔を設けていたものが無くすこと
が可能となる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
にしながら説明する。
【0013】図1において、本発明のテレビジョン受像
機は、フレーム枠6に、天板1と側板2と底板4とエス
カッション5をビス止めによって、取り付けることがで
きる構造となっている。CRT(図面記さず)はフレー
ム枠6にボルトを用いて固定される。あらかじめフレー
ム枠6に、底板4とエスカッション5をビス止めによっ
て固定しておいて、その状態でCRTをフレーム枠6に
ボルトにより取り付ける。そしてメインP板(図示せ
ず)をセットし、アセンブリ組み立て及び調整する。そ
して、側板2と天板1をフレーム枠6にビス止めする。
【0014】底板4には放熱孔7を設けてある。側板2
にはルーバ穴8を設けてある。背板3には、ルーバ穴8
又は丸穴の放熱孔7を設けてある。この状態で背板3を
天板1と側面板2及び底板4に設けてあるビス止め用穴
を使用し、背板3をビス止めにより固定する。従って、
背板3には直接荷重があまりかからないような構造にな
っている。重量の重いCRTは、厚みが2〜3mm程度
のアングル構造を有した強度が十分確保されているフレ
ーム枠6によって支えられているので外部からの力に対
して変形することはない。又、組み立て中における調整
も以下の順序で行う。フレーム枠6に底板4側板2、天
板1、エスカッション5、最後に背板3を取り付けてい
くことにより、現状の組み立てラインでも対応可能であ
る。
【0015】テレビジョン受像機の内部には、メインP
板の他にカード基板が実装されている。カード基板は、
外部への不要輻射を少なくするために通常シールドケー
スに覆われている。しかしこれだけでは、今後テレビジ
ョン受像機がデジタル化されていくときに使用する周波
数が高くなり、規格を越える可能性が生じる。一般的に
シールド効果は2重にすればかなり効果がある。シール
ドによって電磁波のエネルギーの減衰が大きいため、多
重になれがなるほど、効果があるとされている。本発明
によれば、外装を金属キャビにすることにより2重のシ
ールドを実現できるので外部への不要輻射を従来の樹脂
キャビネットよりも低減することができる。次にICの
熱を自然対流による放熱の一例としての構造を図1を用
いて説明する。一般的にテレビジョン受像機のメインP
板には発熱するICが複数個実装されている。それらに
は放熱フィンが設置されていて自然対流により冷却され
る。外装を金属キャビにした場合、自然対流による冷却
を積極的に利用してICの熱を放熱した。メインP板や
カード基板から発生する熱により、底板4に設けられた
放熱孔7から入ってくる外側の冷気により、下側から上
側に向かう対流が発生する。温度上昇した暖気は、天板
1に放熱孔7が設けられてあればそのまま抜けていく
が、天板1に穴が無い場合背板3と側板2の上側の放熱
用の穴から抜けていくことが観察されている。従って、
背板3と側板2の上側にできるだけ多くの放熱用の穴を
設置する。すなわち、開口率を大きくすることによっ
て、温度上昇した暖気の流れを妨げないように効率良く
冷却することが可能となった。又、補助的に背板3と側
板2の下側にも放熱用の穴を設置することにより、更に
効率良く冷却することが可能となった。従来の樹脂キャ
ビで問題となった素子のIC半田付け部の温度が90℃
あったものに対して、外装を金属にして背板と側板の上
側にできるだけ多くの放熱孔を設置することにより、8
5℃まで下げることができた。
【0016】このような放熱孔の数と配置を最適化した
構成にすることによって、従来の天板に設けていた放熱
孔を無くすことが可能となった。
【0017】プレスにより、側板2及び背板3に放熱孔
を設ける際バリが発生するが、このバリの方向を図2に
示すようにセット内側に向けることによって、外側から
直接指で触れても怪我をしないような構造になってい
る。
【0018】次に底板4に放熱孔7を設ける際のバリの
対策であるが、図3を用いて説明する。
【0019】ワーク12をダイ11の上に載せる。上ポ
ンチ9が上から降りてきた状態を示したのがSTEP1
である。STEP2では、上ポンチ9を更にワーク12
の板厚の半分まで下降させる。このとき下ポンチ10は
下降したままである。STEP2でワーク12を板厚の
半分まで切断する。STEP3では、上ポンチ9が上昇
してワーク12から離れて、ワーク12の板厚の半分ま
で下ポンチ10が上昇する。この状態でワーク12は、
板厚の中央部でほぼ切断されている。切断面は板厚の中
央部であるため、バリは穴の中心に向かった方向で発生
する。従来のプレスによる穴加工では、単純に上ポンチ
9がそのままワーク12を打ち抜いてしまうのでバリが
抜き方向に発生する。本発明では、STEP3で、切断
面を板厚の中央部にしたので、従来のように抜き方向に
バリは発生しない。
【0020】次にSTEP4において、ワーク12は次
の金型ステージに送られた状態となっている。前のステ
ージでワーク12はほぼ切断された状態となっている
が、まだつながっているためもう一度打ち抜く必要があ
る。このとき前の金型と同じ上ポンチ9を使用すると、
ダイ11と上ポンチ9とのクリアランスが小さいため、
板厚の中央部に水平方向に発生しているバリが抜き方向
すなわち垂直方向に向いてしまう。これを防止するのが
本発明の特徴である。
【0021】STEP3ですぐにワーク12を下方に落
とさずに別の金型ステージであるSTEP4で、抜きポ
ンチ9’を使用して、まだつながっているワーク12を
打ち抜く。抜きポンチ9’は、上ポンチ9よりも小さく
して、ダイとのクリアランスを大きくしている。これに
より板厚の中央部に水平方向に発生しているバリが、抜
きポンチ9’で押し当てて抜いてもバリの向きを変える
ことなくそのままの状態を保つことができる。尚、本発
明によるバリレスの穴は、バリ方向を水平にしているた
め、穴の寸法精度を出すこたができないという欠点があ
るが、放熱孔のような寸法精度を要求されず、むしろメ
ンテナンス時指でさわる箇所の場合怪我の防止対策を求
められる加工には最適である。 以上のようなプレス加
工プロセスによる放熱孔7を底板4に設けてある。本発
明により、メンテナンス時に指の怪我を防止することが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、テレビジョン受
像機の外側を金属にしたことにより、ICの熱を自然対
流を使って効率よく放熱させて、外装金属キャビネット
の放熱孔の数と配置を最適化することができるものであ
る。
【0023】更にメンテナンスの際、指でさわってもバ
リで怪我をしないようにバリを対策した。又、樹脂性に
対して鉄製の磁性体材質に変更することにより、外部へ
の不要輻射を低減することができるようになった。そし
て素材として鉄を使用しているため廃棄の際、リサイク
ルも可能となった。
【0024】また、キャビネットの天板に放熱孔を設け
る必要がなくなるため、キャビネット内への不純無の侵
入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテレビジョン受像機
セットの構成を示した分解斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるテレビジョン受像機
セットのバリの方向を示した断面図
【図3】バリが発生しないプレス工程の断面図
【図4】従来のテレビジョン受像機セットの構成を示し
た分解斜視図
【符号の説明】 1 天板 2 側板 3 背板 4 底板 5 エスカッション 6 フレーム枠 7、7’放熱孔 8 ルーバ穴 9 上ポンチ 9’ 抜きポンチ 10 下ポンチ 11 ダイ 12 ワーク 13 CRT 14 フロントキャビ 15 バックカバー 16 バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東端 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前野 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 広田 成三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管を固定したフレーム枠に金属性
    の天板、側板、背板、底板をそれぞれ取りつけてキャビ
    ネットを構成し、前記底板に放熱孔を設け、また前記背
    板の上半分にの開口率が大きくなるように放熱孔が設け
    てあることを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 陰極線管を固定したフレーム枠に金属性
    の天板、側板、背板、底板をそれぞれ取りつけてキャビ
    ネットを構成し、前記底板に放熱孔を設け、また前記背
    板の上半分および前記側板の上半分に開口率が大きくな
    るように放熱孔が設けてあることを特徴とするテレビジ
    ョン受像機。
  3. 【請求項3】 背板または側板の下側にも放熱孔を設け
    ることを特徴とする声優孔1又は請求項2記載のテレビ
    ジョン受像機。
  4. 【請求項4】 放熱孔のバリの方向をセットの内側にし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテレビ
    ジョン受像機。
  5. 【請求項5】 底板もしくは背板に放熱孔を設ける際
    に、バリが外側に出ないように破断面の中間で止めた形
    状を有するテレビジョン受像機用金属キャビネット。
JP24572195A 1995-09-25 1995-09-25 テレビジョン受像機 Pending JPH0993514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24572195A JPH0993514A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 テレビジョン受像機

Applications Claiming Priority (1)

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JP24572195A JPH0993514A (ja) 1995-09-25 1995-09-25 テレビジョン受像機

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JPH0993514A true JPH0993514A (ja) 1997-04-04

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ID=17137821

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100445033B1 (ko) * 2002-08-26 2004-08-18 삼성에스디아이 주식회사 전자부품 수납용 케이스 및 이를 구비한 화상표시장치
JP2006129972A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Kao Corp 毛髪保持具
CN100417212C (zh) * 2006-09-18 2008-09-03 乐金电子(南京)等离子有限公司 散热孔自动开闭装置

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JP2006129972A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Kao Corp 毛髪保持具
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