JPH0993169A - 情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置

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JPH0993169A
JPH0993169A JP7244661A JP24466195A JPH0993169A JP H0993169 A JPH0993169 A JP H0993169A JP 7244661 A JP7244661 A JP 7244661A JP 24466195 A JP24466195 A JP 24466195A JP H0993169 A JPH0993169 A JP H0993169A
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signal
unit
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terminal device
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JP7244661A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hatashita
博 畑下
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
Junichi Takahashi
旬一 高橋
Hiroshi Araki
宏 荒木
Toshiyuki Sakamoto
敏之 坂本
Shiro Horii
志朗 堀井
Yasunari Tanaka
泰成 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、光ビーコンおよび電波ビーコ
ン等の複数種類の情報信号が受信可能な情報端末装置を
提供するにある。 【解決手段】光信号送受信部1と、電波信号送受信部3
と、FM多重受信部5と、光信号処理部2と、電波信号
処理部4と、FM多重信号処理部6と、光データ,電波
データ,FM多重データを切り換えて、そのうち一つを
選択出力する切換部7と、切換部7を介して入出力され
るデータを画像情報及び音声情報へ変換する画像処理部
8および音声処理部9と、外部とのインターフェースを
行なう表示・入出力部10と、信号送受信部1,3,
5,信号処理部2,4,6,切換部7,画像処理部8,
音声処理部9および表示・入出力部10の動作を制御す
るマイコン部11から構成され、受信する信号状態に対
応して、切換部7の切り換え動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光あるいは電波信
号を受信して、画像,音声あるいは文字等の情報を伝達
する情報端末装置に係り、特に、車載用の装置として用
いるに好適な情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の普及が進展するにつれ、道路交
通状況の悪化が社会問題になっており、一般ユーザから
この打開策を要望する声が高まってきている。そこで、
この一つの解決策としてVICS(Vehicle I
nformation & Communicatio
n System)と呼ばれる車載情報通信システムが
提案され、実用化に向けて実験が繰り返されている。こ
のシステムは、複数の通信メディア、すなわち、光ビー
コン,電波ビーコンからなっており、一般幹線道路では
光ビーコンからの情報を、高速道路では電波ビーコンか
らの情報が得られる。
【0003】さらに、通信メデイアとして、FM多重も
検討されており、FM放送が受信可能な地域においては
FM多重放送からの情報が得られる。FM放送として送
信されるFM多重は、光ビーコンや電波ビーコンに比べ
て受信可能地域が広いという特性を有している。FM多
重放送によって、文字や簡単な図形を送信することが可
能となっている。
【0004】ユーザは、車に情報端末装置を搭載し、そ
れぞれの交通情報を得、これを活用することで、ユーザ
自身でルート選択を行えるものである。これによって、
交通流の集中化を防止でき、安全かつ円滑に目的地に到
達することが可能である。
【0005】従来の電波ビーコン信号を受信する情報端
末装置としては、例えば、特開平2−183399号公
報に記載の情報端末装置が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VIC
Sでは、光や電波等の、それぞれの通信メディアに対応
した情報端末装置をそれぞれ備えねばならず、搭載スペ
ースが限定されている車両では、形状あるいはコスト面
等で、VICSのそれぞれの情報端末を搭載できないケ
ースが考えられるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、光ビーコンおよび電波ビ
ーコン等の複数種類の情報信号が受信可能な情報端末装
置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の情報信号をそれぞれ受信する複数
の受信部と、これらの複数の受信部において受信したそ
れぞれの情報信号に含まれるデータを求める複数の信号
処理部と、これらの複数の信号処理部で求められたデー
タから文字情報,音声情報及び画像情報のうちの少なく
とも一つの形態の情報に変換する情報処理部と、上記受
信部,上記信号処理部及び上記情報処理部を制御するマ
イコン部とを備えたものであり、このように構成するこ
とにより、複数の情報信号が受信可能とし得るものとな
る。
【0009】上記情報端末装置において、好ましくは、
少なくとも上記信号処理部と上記マイコン部は、一つの
筺体内に収容するように構成することにより、装置を小
型化し得るものとなる。
【0010】上記情報端末装置において、好ましくは、
上記受信部と上記信号処理部と上記マイコン部が、一つ
の筺体内に収容するように構成することにより、装置を
小型化し得るものとなる。
【0011】上記情報端末装置において、好ましくは、
上記受信部と上記信号処理部と上記情報端処理部と上記
マイコン部が、一つの筺体内に収容するように構成する
ことにより、装置を小型化し得るものとなる。
【0012】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記情報処理部によって変換された情報を表示
・出力する表示・出力部を備え、上記受信部と上記信号
処理部と上記情報端処理部と上記マイコン部と上記表示
・出力部が、一つの筺体内に収容するように構成するこ
とにより、装置を小型化し得るものとなる。
【0013】上記情報端末装置において、好ましくは、
上記複数の情報信号は、光ビーコン信号及びFM多重信
号であり、上記複数の受信部は、それぞれ、光信号受信
部及びFM多重受信部であり、上記複数の信号処理部
は、それぞれ、光信号処理部及びFM多重信号処理部か
ら構成することにより、光ビーコン信号及びFM多重信
号が受信可能とし得るものとなる。
【0014】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記複数の情報信号として、電波信号が含ま
れ、上記複数の受信部として、電波信号受信部を有し、
上記複数の信号処理部として、電波信号処理部から構成
することにより、電波ビーコン信号及びFM多重信号が
受信可能とし得るものとなる。
【0015】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記複数の信号処理部からの信号を選択的に切
換えて、上記情報処理部に入力する切換手段とを備えた
ものであり、このように構成することにより、複数の情
報信号が選択的に受信可能とし得るものとなる。
【0016】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記切換手段の切り換えを強制的に行う入力ス
イッチを備えたものであり、このように構成することに
より、複数の情報信号が操作者の意図に基づいて任意に
選択して受信可能とし得るものとなる。
【0017】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記受信部は、受信した信号のキャリアを検出
するキャリア検出手段を備え、上記マイコン部は、上記
キャリア検出手段の出力に基づいて、上記切換手段を制
御して、キャリアのある信号に対応する信号処理手段か
ら出力を上記情報処理部に入力するものであり、かかる
構成により、最適な情報信号を自動的に選択して受信可
能とし得るものとなる。
【0018】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記情報信号として、GPS信号を受信するG
PS信号受信部を備え、上記マイコン部は、上記GPS
信号受信部によって検出された位置情報に基づいて上記
複数の情報信号の内の任意の一つを選択するように、上
記切換部に制御信号を出力するものであり、かかる構成
により、最適な情報信号を自動的に選択して受信可能と
し得るものとなる。
【0019】上記情報端末装置において、好ましくは、
さらに、上記複数の信号処理部から出力されるデータの
フォーマットを統一したデータフォーマットに変換する
フォーマット変換信号信号部を備えたものであり、かか
る構成により、ナビゲーション装置との接続を容易にし
得るものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施の形態による情報端末装置のブロック図であ
る。
【0021】図1において、本実施の形態の情報端末装
置は、光ビーコン信号を送受信する光信号送受信部1
と、光信号送受信部1に入出力されるデータを処理する
光信号処理部2とから構成される。また、電波ビーコン
信号を送受信する電波信号送受信部3と、電波信号送受
信部3に入出力されるデータを処理する電波信号処理部
4を備えている。さらに、FM多重信号を受信するFM
多重受信部5と、FM多重データを処理するFM多重信
号処理部6を備えている。
【0022】さらに、光信号処理部2,電波信号処理部
4およびFM多重信号処理部6の出力は、切換部7に接
続されており、切換部7は、これらのうち一つをマイコ
ン部11からの指令により選択して出力する。
【0023】マイコン部11は、CPUおよび記憶部か
ら構成され、光信号送受信部1,光信号処理部2,電波
送受信部3,電波送受信部4,FM多重受信部5,FM
多重信号処理部6の制御を行うとともに、光送受信部1
および電波送受信部3からの光ビーコン信号あるいは電
波ビーコン信号のキャリア検出によって、切換部7を制
御して、光ビーコン,電波ビーコン,FM多重放送の各
メディアのうち、必要とされるメディアのデータ信号
を、切換部7から出力する。
【0024】さらに、切換部7を介して入出力されるデ
ータを画像情報、音声情報へ変換する画像処理部8およ
び音声処理部9と、これら変換された情報を表示・出力
するとともに、外部からの入力を可能とする表示・入出
力部10を備えている。画像処理部8,音声処理部9お
よび表示・入出力部10の動作は、マイコン部11によ
って制御される。
【0025】従来のものでは、光ビーコン,電波ビーコ
ン,およびFM多重放送のそれぞれのメディアの送受
信,信号処理から成る受信端末を個別に構成し、ナビゲ
ーション等の表示装置に接続する場合には、それぞれの
受信端末の設置スペースの確保し、接続ケーブルを複数
設ける等の必要がある他、必要とするメディアを選択す
る機能をナビゲーションに付加しなければならなかっ
た。
【0026】しかし、本実施の形態によれば、筐体,回
路基板,マイコン等を共用できるので、装置の小型化,
低価格化が図れるだけでなく、煩雑なケーブル配線もな
く、光ビーコン,電波ビーコン,FM多重放送からの必
要な情報を必要なときに一つの情報端末で得ることがで
き、使い勝手の良い情報端末装置を提供できる。
【0027】本実施の形態の情報端末装置を使用する場
合には、複数の情報の中から必要とする情報を的確に選
択することが重要であり、以下にその選択手段につい
て、さらに、図2乃至図4を用いて詳細に述べる。
【0028】選択手段は自車両が電波ビーコンあるいは
光ビーコンの通信エリアにいるかどうかを判断して行う
もので、まず、通信範囲内かどうかの判断方法について
説明する。
【0029】図2は、本発明の一実施の形態による情報
端末装置の光信号送受信部の構成を示すブロック図であ
る。
【0030】図2において、光信号送受信部1は、光ビ
ーコン信号を受け入れる受光素子を備える受光部101
と、受光した光信号を増幅する増幅部102と、受光部
101からの信号の直流成分をカットするハイパスフィ
ルタ103と、フィルタ103を通過した光信号を増幅
する増幅部104と、増幅された信号の波形を成形して
受信データとして光信号処理部2へ出力する波形成形部
105と、受信された光信号の強度が予め定めたレベル
に達しているかどうか検出してその結果をマイコン部1
1へ出力するレベル検出部106とを有する。ここで、
レベル検出部106は、車両が光ビーコン情報を受信可
能な領域にいるかどうかの判断のために設けられてお
り、キャリア信号のレベルを検出して、そのレベルが予
め定められたレベルより、大きい時には、キャリア検出
信号をマイコン部11に出力する。マイコン部11は、
そのキャリア検出信号に基づいて、車両が光ビーコン情
報を受信可能な領域にいると判断して、切換部7を切り
換えて、光信号処理部2からの信号を画像処理部8及び
音声処理部9に出力する。
【0031】光信号送受信部1は、さらに、投光部11
2、駆動部111、光出力調整部113を有しており、
マイコン部11から送られてくる送信データに基づい
て、駆動部111は、投光部112を駆動して、光信号
を送出する。投光部112からの出力は、光出力調整部
113によって制御され、駆動部111にフィードバッ
クされる。ここで、送信データとしては、目標位置まで
どの程度の時間が掛かるかを光ビーコン装置に問い合わ
せるデータ要求等がある。
【0032】図3は、本発明の一実施の形態による情報
端末装置の電波信号送受信部の構成を示すブロック図で
ある。
【0033】図3において、電波信号送受信部3は、電
波ビーコン信号の送受信アンテナ301と、アンテナ3
01へ接続され、送信,受信の各々の周波数を同時に通
過させることが可能なバンドパスフィルタ(デュプレク
サ)302と、受信された電波信号の増幅を行う増幅部
303と、増幅された信号の周波数を数十MHz程度の
中間周波数に変換する周波数変換部304と、周波数変
換された電波信号を増幅する増幅部305とを有してい
る。
【0034】電波信号送受信部3は、さらに、増幅部3
05で増幅された信号を受け入れてAM復調を行うAM
復調部306と、AM復調された信号の不必要な周波数
成分を除くバンドパスフィルタ307と、フィルタ30
7を通過した信号波形を成形してAM受信データとして
電波信号処理部4へ出力する波形成形部308と、フィ
ルタ307からの信号を受入れ、この信号に基づいて、
AM復調信号を安定に受信するための利得調整電圧を発
生して増幅器305へ出力すると共に、この電圧信号を
キャリア検出信号としてマイコン部11へ出力する振幅
調整部309とを有する。振幅調整部309は、フィル
タ307の出力レベルが高すぎる場合に、増幅部305
のゲインを下げるように動作する。
【0035】ここで、振幅調整部309は、電波ビーコ
ン信号のキャリア信号の強度に対応しているため、この
出力を利用して電波ビーコンによる通信エリア検出を実
行することができる。即ち、振幅調整部309は、車両
が光ビーコン情報を受信可能な領域にいるかどうかの判
断のために設けられており、キャリア信号のレベルを検
出して、そのレベルが予め定められたレベルより、大き
い時には、キャリア検出信号をマイコン部11に出力す
る。マイコン部11は、そのキャリア検出信号に基づい
て、車両が電波ビーコン情報を受信可能な領域にいると
判断して、切換部7を切り換えて、電波信号処理部4か
らの信号を画像処理部8及び音声処理部9に出力する。
なお、振幅調整部309は、光送受信部1のレベル検出
部106に対応する。
【0036】ここで、AM変調の電波ビーコン信号は、
ある方向に対しては、正相のAM変調信号として送信さ
れており、この方向と180゜異なる方向に対しては、
逆相のAM変調信号として送信されているため、このA
M変調の信号の位相が逆点したことを検出することによ
り、電波ビーコンの位置を検出する為に、用いられてい
る。
【0037】電波信号送受信部3は、さらに、増幅部3
05から出力される信号が入力されて、その信号のFM
復調を行うFM復調部310と、FM復調された信号に
含まれる中間周波数成分をカットするローパスフィルタ
311と、フィルタ311を通過した信号波形を波形成
形して受信データとして電波信号処理部4に出力する波
形成形部312を備えている。波形成形部312からの
FM復調された出力は、交通情報に関するデータを含む
ものである。
【0038】電波信号送受信部3は、さらに、電波信号
処理部4から入力される送信データを受け入れてFM変
調を行うFM変調部350と、データ信号の振幅レベル
を調整して所定の周波数偏移とする振幅調整部351
と、FM変調された信号の周波数偏移が過度とならない
ようにするためにリミッタとして機能する周波数偏移調
整部352と、FM変調された送信信号を送信周波数に
変換する周波数変換部353と、出力段からの影響で発
振周波数が変動するのを防止する緩衝増幅部354と、
周波数変換された送信信号を増幅する電力増幅部355
とを備えている。ここで、送信データとしては、目標位
置までどの程度の時間が掛かるかを光ビーコン装置に問
い合わせるデータ要求等がある。
【0039】また、マイコン部からの周波数設定データ
を受け入れるとともに、基準発振器360からの基準発
振信号を設定された周波数に調整する周波数調整部36
1は、周波数偏移調整部352からの出力を受け入れて
周波数を調整する。周波数調整部361の出力は、電圧
制御発振器362に入力し、電圧制御発振器362の発
振周波数を変化させる。電圧制御発振器362の出力
は、周波数調整部361にも供給され、周波数設定値と
なるように、周波数調整部361の出力が変化する。電
圧制御発振器362は、ローカル発振器として機能し、
受信部を動作させる時には、マイコン部から受信用の周
波数設定値が送られてきて、電圧制御発振器362の出
力が周波数変換部304に入力し、また、送信時には、
送信用の周波数設定値がマイコン部から送られてきて、
電圧制御発振器362の出力が周波数変換部353に入
力する。
【0040】次に、図4を用いて、レベル検出部106
および振幅調整部309の信号を基に、電波ビーコンあ
るいは光ビーコンとの通信エリア内かどうかを示す切換
信号を用いた切り換え動作について説明する。図4は、
本発明の一実施の形態による情報端末装置のマイコン部
における切り換え動作のフローチャートである。
【0041】ステップ1001において、マイコン部1
1は、光送受信部1のレベル検出部106および電波送
受信部3の振幅調整部309からの信号を、マイコン部
11に入力する。ステップ1002において、マイコン
部11は、図2に示したレベル検出器106からのキャ
リア検出信号若しくは図3に示した振幅調整部309か
らのキャリア信号を受けて、ビーコン信号のキャリアが
検出されているかどうかを監視する。本実施の形態にお
いて、通信エリアの判定は、例えば、レベル検出部10
6または振幅調整部309からの信号の信号強度が、一
定値に達しているかどうかを判定することで、キャリア
が検出されているかどうかを判断する。
【0042】ステップ1002において、キャリア信号
が検出されると、ステップ1003において、マイコン
部11は、検出されたキャリアが、光ビーコン信号によ
るものか,電波ビーコン信号によるものかを判定する。
検出されたキャリアが電波によるものであれば、ステッ
プ1004に進んで、マイコン部11は、切換部7に制
御信号を出力して、切換部7のバスを切り換えること
で、電波信号処理部4とマイコン部11とをデータの入
出力が可能な状態とする。検出されたキャリアが光によ
るものであれば、ステップ1009に進むが、この点に
ついては、後述する。
【0043】次に、ステップ1005において、マイコ
ン部11は、電波信号処理部4に送信データとして所定
のデータ要求信号を送り、データ要求を電波ビーコン装
置に対して送信する。また、このデータ要求に対して電
波ビーコン装置から送られてきたデータ,例えば、目的
地までの所要時間や、データ要求とは別に、通常、電波
ビーコン装置から送信されている交通情報のデータを受
信する。このようにして、データの入出力を行う。どの
ようなデータ要求信号を送るかは、ビーコン送出装置側
の構成にもよるが、所望するデータを特定できるもので
あれば良く、例えば、目的地までの所要時間を求める要
求であれば、その要求を電波ビーコン装置側が特定でき
るものであればよい。また、上述したように、通常の交
通情報のように、送出装置側が、データ要求信号を必要
としない場合は、ビーコン信号の受信を直ちに開始す
る。
【0044】次に、ステップ1006において、マイコ
ン部11は、キャリアが続けて検出されているかどうか
を再判定し、キャリアが検出されなくなった場合には、
ステップ1001へ戻って、キャリアの検出入力を行
う。これは、データの通信途中に、電波通信エリアを離
脱したり、遮蔽物などにより電波が遮断される等の原因
により、通信不良が起こった場合を想定しているためで
あり、その対応処理としてこのステップが設けられてい
る。本実施の形態では、通信不良時のデータはすべて廃
棄するものとしている。しかし、前部あるいは一部を残
したまま、通信再開時に不足分をとりこむようにしても
良い。
【0045】ステップ1006において、キャリア検出
が続けてあれば、ステップ1007において、マイコン
部11は、電波信号処理部4に制御指令を送り、電波信
号処理部4でのデータ処理を実行する。ステップ100
8において、マイコン部11は、電波信号処理部4で処
理されたデータを、画像処理部8または音声処理部9へ
転送する。ここで、データ転送においては、処理された
データを逐次転送しても良く、また、目的とするデータ
をすべて取得した後に、一度に転送しても良い。
【0046】また、ステップ1002において、キャリ
ア信号が検出されると、ステップ1003において、マ
イコン部11は、検出されたキャリアが、光ビーコン信
号によるものか,電波ビーコン信号によるものかを判定
し、検出されたキャリアが光によるものであれば、ステ
ップ1009に進んで、マイコン部11は、切換部7に
制御信号を出力して、切換部7のバスを切り換えること
で、光信号処理部2とマイコン部11とをデータの入出
力が可能な状態とする。
【0047】次に、ステップ1010において、マイコ
ン部11は、光信号処理部2に送信データとして所定の
データ要求信号を送り、データ要求を光ビーコン装置に
対して送信する。また、このデータ要求に対して光ビー
コン装置から送られてきたデータ,例えば、目的地まで
の所要時間や、データ要求とは別に、通常、電波ビーコ
ン装置から送信されている交通情報のデータを受信す
る。このようにして、データの入出力を行う。どのよう
なデータ要求信号を送るかは、ビーコン送出装置側の構
成にもよるが、所望するデータを特定できるものであれ
ば良く、例えば、目的地までの所要時間を求める要求で
あれば、その要求を光ビーコン装置側が特定できるもの
であればよい。また、上述したように、通常の交通情報
のように、送出装置側が、データ要求信号を必要としな
い場合は、ビーコン信号の受信を直ちに開始する。
【0048】次に、ステップ1011において、マイコ
ン部11は、キャリアが続けて検出されているかどうか
を再判定し、キャリアが検出されなくなった場合には、
ステップ1001へ戻って、キャリアの検出入力を行
う。これは、データの通信途中に、光通信エリアを離脱
したり、遮蔽物などにより光が遮断される等の原因によ
り、通信不良が起こった場合を想定しているためであ
り、その対応処理としてこのステップが設けられてい
る。本実施の形態では、通信不良時のデータはすべて廃
棄するものとしている。しかし、前部あるいは一部を残
したまま、通信再開時に不足分をとりこむようにしても
良い。
【0049】ステップ1011において、キャリア検出
が続けてあれば、ステップ1012において、マイコン
部11は、光信号処理部4に制御指令を送り、光信号処
理部2でのデータ処理を実行する。ステップ1008に
おいて、マイコン部11は、光信号処理部2で処理され
たデータを、画像処理部8または音声処理部9へ転送す
る。ここで、データ転送においては、処理されたデータ
を逐次転送しても良く、また、目的とするデータをすべ
て取得した後に、一度に転送しても良い。
【0050】次に、ステップ1002において、キャリ
アが検出されない場合には、マイコン部11は、光ビー
コンおよび電波ビーコンの通信エリア外であると判断
し、ステップ1021において、マイコン部11は、切
換部7のバスを切り換えることで、FM多重信号処理部
6からマイコン部11へのデータの入力が可能な状態と
し、さらに、ステップ1022において、FM多重信号
処理部6にデータを取り込む。
【0051】また、データを取り込んだ後、ステップ1
023において、マイコン部11は、光及び電波のビー
コン信号のキャリアをレベル検出部106及び振幅調整
部309から取り込み、ステップ1024において、ビ
ーコン信号の受信状態を再度チェックする。受信状態で
あれば、ステップ1003に進み、光ビーコン若しくは
電波ビーコンの信号を受信するようにする。これは、F
M多重信号は、広い範囲をカバーするものであり、それ
に対して、電波ビーコンのカバー範囲は狭く、光ビーコ
ンのカバー範囲は、さらに狭い。従って、より狭いカバ
ー範囲のものに対して高い優先度を与えるようにして、
より優先度の高い信号を優先して受信するようにする。
【0052】さらに、ステップ1025において、マイ
コン部11は、FM多重信号処理部6に制御信号を送
り、FM多重信号処理部6は、データ処理を実行する。
ステップ1008において、マイコン部11は、FM多
重信号処理部6で処理されたデータを、画像処理部8ま
たは音声処理部9へ転送する。ここで、データ転送にお
いては、処理されたデータを逐次転送しても良く、ま
た、目的とするデータをすべて取得した後に、一度に転
送しても良い。
【0053】このようにして、光ビーコン信号、電波ビ
ーコン信号およびFM多重信号の受信を行えば、必要と
する最適情報を自動的に得ることが可能となり、使い易
い情報端末装置が提供できる。
【0054】図5は、本発明の一実施の形態による情報
端末装置の外観図である。
【0055】情報端末装置21は、マンマシーンインタ
フェースとして、画像データを表示するディスプレイ2
2と、入力スイッチ23と、音声入力が可能なマイク2
4と、音声情報を聞くことができるスピーカ25を有す
る。スイッチ23a,23b,23cはそれぞれ光ビー
コン受信、電波ビーコン受信、FM多重受信を選択する
スイッチであり、使用者が望みの情報を得るために設け
たものである。マイク24から入力された音声情報は、
音声認識ICによって識別され、スイッチ23a,23
b,23cと同様な機能を果たしている。即ち、運転者
は、運転中にスイッチ操作を行うことは集中力を欠く場
合があるので、安全性を考慮して、マイク24からの入
力も可能としている。
【0056】ディスプレイ22は、図1に示した表示・
入出力部10の中の表示部を構成しており、他の入出力
部や光信号送受信部1,光信号処理部2,電波信号送受
信部3,電波信号処理部4,FM多重受信部5,FM多
重信号処理部6,切換部7,画像処理部8,音声処理部
9,マイコン部11は、情報端末装置21の筺体内に一
体的に収容されている。この一体化された情報端末装置
21は、車両の運転席の前のダッシュボードの上等に固
定取付される。従って、光信号送受信部1の中の受光部
101及び投光部112は、この筺体の側面若しくは後
面で外部光を検知できる位置に配置され、また、電波信
号送受信部3の中のアンテナ301及びFM多重受信部
5の中のアンテナは、筺体の側面の電波を受信しやすい
位置に配置されている。
【0057】筺体の中には、切換部7も収容されてお
り、光ビーコン,電波ビーコン及びFM多重信号は、自
動的に切換えて出力,表示される。しかしながら、例え
ば、高速道路と一般幹線道路が近接する位置で、光ビー
コンと電波ビーコンの信号を両方検知できる場合には、
一方の例えば、光ビーコンに優先度が与えられている
が、この時、車両が一般幹線道路を走行中には、光ビー
コンよりも電波ビーコンの信号を受信して、一般幹線道
路の交通情報を得たいと思うので、そのような場合に
は、スイッチ23bを押して、電波ビーコンの信号を強
制的に取り込むようにしてもよい。
【0058】また、マイコン11の中の記憶部の領域と
して、光ビーコンからのデータ信号に対して音声データ
及び画像処理を施した信号を記憶する領域と、電波ビー
コンからのデータ信号に対して音声データ及び画像処理
を施した信号を記憶する領域と、FM多重信号に対して
音声データ及び画像処理を施した信号を記憶する領域を
設け、それぞれの画像処理を施した信号を読みだし、デ
イスプレイ上に同時に表示すれば、全ての信号を同時に
認識することが可能となる。音声情報については、同時
に出力すると認識できないため、先着の音声データから
順次、音声処理し、出力するようにする。
【0059】なお、光信号送受信部1,電波信号送受信
部3及びFM多重受信部5は、筺体とは別体に構成し、
それぞれ、光ビーコン信号や、電波ビーコン信号やFM
多重信号を受信しやすい適当な位置に配置し、その他の
部分を筺体に一体化して、ダッシュボードの上等に固定
配置してもよい。
【0060】本実施の形態によれば、このような構成と
することで、高速道路では電波ビーコンから、一般幹線
道路では光ビーコンから、一般道路ではFM多重放送局
からそれぞれ交通情報等が得られ、常に、必要とする最
適情報を得ることが可能となる。
【0061】次に、図6を用いて、本発明の他の実施の
形態について説明する。図6は、本発明の他の実施の形
態による情報端末装置のブロック図である。図6におい
て、図1と同一符号は、同一部分を表している。
【0062】図6において、図1の実施の形態と異なる
のは、光信号送受信部1,光信号処理部2,電波送受信
部3,電波送受信部4,FM多重受信部5,FM多重信
号処理部6,切換部7およびマイコン部12で構成され
る複合受信部20を一つの筐体に収め、切換部7から出
力される各メディアのデータ信号は、インターフェース
を統一し、共通の出力端子13から出力される点であ
る。
【0063】本実施の形態の情報端末装置は、光ビーコ
ン信号を送受信する光信号送受信部1と、光信号送受信
部1に入出力されるデータを処理する光信号処理部2と
から構成される。また、電波ビーコン信号を送受信する
電波信号送受信部3と、電波信号送受信部3に入出力さ
れるデータを処理する電波信号処理部4を備えている。
さらに、FM多重信号を受信するFM多重受信部5と、
FM多重データを処理するFM多重信号処理部6を備え
ている。
【0064】さらに、光信号処理部2,電波信号処理部
4およびFM多重信号処理部6の出力は、切換部7に接
続されており、切換部7は、これらのうち一つをマイコ
ン部12からの指令により選択して出力する。
【0065】マイコン部12は、CPUおよび記憶部か
ら構成され、光信号送受信部1,光信号処理部2,電波
送受信部3,電波送受信部4,FM多重受信部5,FM
多重信号処理部6の制御を行うとともに、光送受信部1
および電波送受信部3からの光ビーコン信号あるいは電
波ビーコン信号のキャリア検出によって、切換部7を制
御して、光ビーコン,電波ビーコン,FM多重放送の各
メディアのうち、必要とされるメディアのデータ信号
を、切換部7から出力する。
【0066】さらに、切換部7を介して入出力されるデ
ータを画像情報、音声情報へ変換する画像処理部8およ
び音声処理部9と、これら変換された情報を表示・出力
するとともに、外部からの入力を可能とする表示・入出
力部10を備えている。画像処理部8,音声処理部9お
よび表示・入出力部10の動作は、マイコン部14によ
って制御される。
【0067】即ち、マイコン部12は、光信号送受信部
1,光信号処理部2,電波送受信部3,電波送受信部
4,FM多重受信部5,FM多重信号処理部6,切換部
7の動作制御を行う。出力端子13からのそれぞれのメ
ディアのデータ信号は、一つの共通の信号ケーブルによ
り、画像処理部8,音声処理部9,表示・入出力部1
0,マイコン部14を基本構成とする出力装置30に入
力され、各メディアの情報が表示、出力される。
【0068】ここで、出力装置30としては、既存のナ
ビゲーション装置を使用することができる。最近のナビ
ゲーション装置では、VICSとの接続を考えて、VI
CS入力端子を備えた装置が発売されており、複合受信
部20からは各メディアのデータ信号が共通のインター
フェース、共通のケーブルで出力されるので、共通の出
力端子13をVICS入力端子に接続することができ
る。
【0069】また、複合受信部20と画像処理部8,音
声処理部9およびマイコン部14で構成される複合受信
部40を一つの筐体に収め、これを表示・入出力部10
を構成するディスプレイに接続して用いても良い。この
場合には、マイコン部12とマイコン部14を一つのマ
イコン置き換えることもできる。
【0070】なお、光信号送受信部1,電波信号送受信
部3及びFM多重受信部5は、筺体とは別体に構成し、
それぞれ、光ビーコン信号や、電波ビーコン信号やFM
多重信号を受信しやすい適当な位置に配置し、その他の
部分を筺体に一体化して、ダッシュボードの上等に固定
配置してもよい。
【0071】本実施の形態によれば、このような構成と
することで、高速道路では電波ビーコンから、一般幹線
道路では光ビーコンから、一般道路ではFM多重放送局
からそれぞれ交通情報等が得られ、常に、必要とする最
適情報を得ることが可能となるだけでなく、既存のナビ
ゲーション装置と簡単に接続できる。
【0072】次に、図7を用いて、本発明の第3の実施
の形態について説明する。図7は、本発明の第3の実施
の形態による情報端末装置のブロック図である。図7に
おいて、図1と同一符号は、同一部分を表している。
【0073】図7において、図1の実施の形態と異なる
のは、GPS信号を受信して位置データを得るGPS信
号受信部80が追加されている点である。
【0074】本実施の形態の情報端末装置は、光ビーコ
ン信号を送受信する光信号送受信部1と、光信号送受信
部1に入出力されるデータを処理する光信号処理部2と
から構成される。また、電波ビーコン信号を送受信する
電波信号送受信部3と、電波信号送受信部3に入出力さ
れるデータを処理する電波信号処理部4を備えている。
さらに、FM多重信号を受信するFM多重受信部5と、
FM多重データを処理するFM多重信号処理部6を備え
ている。
【0075】さらに、光信号処理部2,電波信号処理部
4およびFM多重信号処理部6の出力は、切換部7に接
続されており、切換部7は、これらのうち一つをマイコ
ン部11からの指令により選択して出力する。
【0076】マイコン部11は、CPUおよび記憶部か
ら構成され、光信号送受信部1,光信号処理部2,電波
送受信部3,電波送受信部4,FM多重受信部5,FM
多重信号処理部6の制御を行う。
【0077】さらに、切換部7を介して入出力されるデ
ータを画像情報、音声情報へ変換する画像処理部8およ
び音声処理部9と、これら変換された情報を表示・出力
するとともに、外部からの入力を可能とする表示・入出
力部10を備えている。画像処理部8,音声処理部9お
よび表示・入出力部10の動作は、マイコン部11によ
って制御される。
【0078】さらに、GPS信号を受信して位置データ
を得るGPS信号受信部80を備えることにより、この
GPS信号受信部80が受信するGPS信号の位置情報
をマイコン11に取り込んで、マイコン11は、自車位
置を知る。マイコン11の中の記憶部には、光ビーコン
装置,電波ビーコン装置及びFM多重放送装置の位置情
報及びそれぞれの装置の適用エリアの情報が、例えば、
緯度・経度情報として記憶されているので、これらの緯
度・経度情報と、自車位置を照合し、ビーコンが通信領
域にある場合には、FM多重放送に代えて、ビーコン信
号を受信するように、切換部7に制御信号を送り、自動
的に受信切換を行うものである。また、2つのビーコン
が受信可能である時には、予め付与してあった優先度に
応じて、例えば、光ビーコンに高い優先度を与えて、ビ
ーコンを選択することが可能である。
【0079】なお、FM多重放送信号よりえられるDG
PS信号(Differential GPS信号)を
利用すれば、GPS信号による位置誤差情報を得られる
ため、GPS信号による位置精度を高めることが可能と
なる。
【0080】また、ここで、光信号送受信部1,光信号
処理部2,電波信号送受信部3,電波信号処理部4,F
M多重受信部5,FM多重信号処理部6,切換部7,画
像処理部8,音声処理部9,表示・入出力部10,マイ
コン部11は、情報端末装置の筺体内に一体的に収容さ
れている。この一体化された情報端末装置は、車両の運
転席の前のダッシュボードの上等に固定取付される。従
って、光信号送受信部1の中の受光部101及び投光部
112は、この筺体の側面若しくは後面で外部光を検知
できる位置に配置され、また、電波信号送受信部3の中
のアンテナ301及びFM多重受信部5の中のアンテナ
は、筺体の側面の電波を受信しやすい位置に配置されて
いる。
【0081】なお、光信号送受信部1,電波信号送受信
部3及びFM多重受信部5は、筺体とは別体に構成し、
それぞれ、光ビーコン信号や、電波ビーコン信号やFM
多重信号を受信しやすい適当な位置に配置し、その他の
部分を筺体に一体化して、ダッシュボードの上等に固定
配置してもよい。
【0082】本実施の形態においても、一体化構成と
し、GPS信号を利用する受信自動選択切換を導入する
ことにより、使い勝手の良い情報端末装置を提供でき
る。
【0083】次に、図8を用いて、本発明の第4の実施
の形態について説明する。図8は、本発明の第4の実施
の形態による情報端末装置のブロック図である。図8に
おいて、図1と同一符号は、同一部分を表している。
【0084】本実施の形態は、図1の実施の形態と異な
るのは、電波ビーコン送受信系統がなく、光ビーコン信
号およびFM多重放送信号から情報を得る情報端末装置
となっている点である。
【0085】本実施の形態の情報端末装置は、光ビーコ
ン信号を送受信する光信号送受信部1と、光信号送受信
部1に入出力されるデータを処理する光信号処理部2と
から構成され、また、FM多重信号を受信するFM多重
受信部5と、FM多重データを処理するFM多重信号処
理部6を備えている。
【0086】さらに、光信号処理部2およびFM多重信
号処理部6の出力は、切換部7に接続されており、切換
部7は、これらのうち一つをマイコン部11からの指令
により選択して出力する。マイコン部11による切換部
7の制御は、図4に示したフローチャートと同様である
が、相違する点としては、電波信号の送受信がないた
め、ステップ1004,1005,1006,1007
がなく、また、ステップ1003の判定もないため、ス
テップ1002及びステップ1024からは、ステップ
1003をパスして、ステップ1009に処理が進む点
である。従って、光信号送受信部1によって検出される
光信号のキャリアの有無によって、キャリアがある場合
には、マイコン部11は、切換部7を制御して、光信号
処理部2の出力を画像処理部8及び音声処理部9に入力
する。キャリアがない場合には、FM多重信号を画像処
理部8及び音声処理部9に入力する。
【0087】マイコン部11は、CPUおよび記憶部か
ら構成され、光信号送受信部1,光信号処理部2,FM
多重受信部5,FM多重信号処理部6の制御を行う。
【0088】さらに、切換部7を介して入出力されるデ
ータを画像情報、音声情報へ変換する画像処理部8およ
び音声処理部9と、これら変換された情報を表示・出力
するとともに、外部からの入力を可能とする表示・入出
力部10を備えている。画像処理部8,音声処理部9お
よび表示・入出力部10の動作は、マイコン部11によ
って制御される。
【0089】本実施の形態では、通常はFM多重放送を
受信し、光ビーコン信号のキャリア検出をした場合に光
受信に切り換える。
【0090】また、ここで、光信号送受信部1,光信号
処理部2FM多重受信部5,FM多重信号処理部6,切
換部7,画像処理部8,音声処理部9,表示・入出力部
10,マイコン部11は、情報端末装置の筺体内に一体
的に収容されている。この一体化された情報端末装置
は、車両の運転席の前のダッシュボードの上等に固定取
付される。従って、光信号送受信部1の中の受光部10
1及び投光部112は、この筺体の側面若しくは後面で
外部光を検知できる位置に配置され、また、FM多重受
信部5の中のアンテナは、筺体の側面の電波を受信しや
すい位置に配置されている。
【0091】なお、光信号送受信部1及びFM多重受信
部5は、筺体とは別体に構成し、それぞれ、光ビーコン
信号やFM多重信号を受信しやすい適当な位置に配置
し、その他の部分を筺体に一体化して、ダッシュボード
の上等に固定配置してもよい。
【0092】本実施の形態によれば、一般幹線道路では
光ビーコンから、高速道路および一般道路ではFM多重
放送から情報を得ることになるが、電波ビーコン送受信
系統がない分、情報端末装置の小型化、低価格化が図れ
る。
【0093】次に、図9を用いて、本発明の第5の実施
の形態について説明する。図9は、本発明の第5の実施
の形態による情報端末装置のブロック図である。図9に
おいて、図1と同一符号は、同一部分を表している。
【0094】図9において、図1の実施の形態と異なる
のは、切換部7の後段に信号処理部50を新たに設けた
点である。
【0095】本実施の形態の情報端末装置は、光ビーコ
ン信号を送受信する光信号送受信部1と、光信号送受信
部1に入出力されるデータを処理する光信号処理部2と
から構成される。また、電波ビーコン信号を送受信する
電波信号送受信部3と、電波信号送受信部3に入出力さ
れるデータを処理する電波信号処理部4を備えている。
さらに、FM多重信号を受信するFM多重受信部5と、
FM多重データを処理するFM多重信号処理部6を備え
ている。
【0096】さらに、光信号処理部2,電波信号処理部
4およびFM多重信号処理部6の出力は、切換部7に接
続されており、切換部7は、これらのうち一つをマイコ
ン部11からの指令により選択して出力する。
【0097】切換部7の出力は、信号処理部50に接続
されるが、信号処理部50は、切換部7から出力される
それぞれの情報をデータフォーマットを統一して、画像
処理部8、音声処理部9から成る情報処理部に出力す
る。
【0098】マイコン部11は、CPUおよび記憶部か
ら構成され、光信号送受信部1,光信号処理部2,電波
送受信部3,電波送受信部4,FM多重受信部5,FM
多重信号処理部6の制御を行う。
【0099】さらに、信号処理部50を介して入出力さ
れるデータを画像情報、音声情報へ変換する画像処理部
8および音声処理部9と、これら変換された情報を表示
・出力するとともに、外部からの入力を可能とする表示
・入出力部10を備えている。画像処理部8,音声処理
部9および表示・入出力部10の動作は、マイコン部1
1によって制御される。
【0100】このような構成にすれば、画像処理部8及
び音声処理部9から構成される情報処理部及び表示・入
出力部10を除いて構成される情報端末装置60が、一
体化されて一つの筺体内に構成され、統一されたデータ
フォーマットの信号を出力するので、ナビゲーション装
置との接続が容易になる。
【0101】また、情報端末装置60と画像処理部8と
音声処理部9から情報端末装置70を一体的に構成して
もよい。
【0102】本実施の形態によれば、ナビゲーション装
置との接続が容易になる。
【0103】次に、図10を用いて、本発明の第6の実
施の形態について説明する。図10は、本発明の第6の
実施の形態による情報端末装置のブロック図である。
【0104】図10は、図9の第5の実施の形態で示し
た複数メディアから情報を受ける場合の一般的な情報受
信端末構成の第6の実施の形態について示している。第
1,第2,第3の情報メディアの信号はそれぞれのメデ
ィアに対応した第1,第2,第3の受信・信号処理部5
01,502,503で受信され、信号処理されて、デ
ータがフォーマット変換部504に入力する。フォーマ
ット変換部504では各メディアのデータフォーマット
の変換,統一を行う。フォーマットが統一されたデータ
は情報処理部505を介して出力部506より出力され
る。第1,第2,第3の受信・信号処理部501,50
2,503およびフォーマット変換部504より一体的
に一つの筺体内に構成される複合受信部510は、デー
タフォーマットを統一して信号を出力することにより、
複数の情報メディアの信号を受信する場合でも、既存の
ナビゲーション装置との接続が容易にできる。
【0105】ここで、第1,第2,第3の情報メディア
の信号としては、図9に示したような電波ビーコン信
号,光ビーコン信号及びFM多重信号に限られるもので
なく、例えば、デイジタル音声放送(Digital
Audio Broardcasting)からの信号
等をも含むものである。
【0106】本実施の形態によれば、複数の情報メディ
アの信号を受信する場合でも、既存のナビゲーション装
置との接続が容易にできるものである。
【0107】次に、図11を用いて、本発明の第7の実
施の形態について説明する。図11は、本発明の第7の
実施の形態による情報端末装置のブロック図である。
【0108】図11は、複数メディアから情報を受ける
場合の一般的な情報受信端末構成について示しており、
図10に示した第6の実施の形態と同一の機能のもの
は、図10と同じ符号を付している。図10の実施の形
態と異なるのは、第2,第3の受信・信号処理部50
2,503の代わりに、第1の受信・信号処理部501
のデータフォーマットと同様のデータフォーマットにて
出力する受信・信号処理・フォーマット変換部602,
603を設けた点である。
【0109】本実施の形態においても、受信・信号処理
部501,受信・信号処理・フォーマット変換部60
2,603から一体的に一つの筺体内に構成される複合
受信部610は、データフォーマットを統一して信号を
出力することにより、複数の情報メディアの信号を受信
する場合でも、既存のナビゲーション装置との接続が容
易にできる。
【0110】本実施の形態によれば、複数の情報メディ
アの信号を受信する場合でも、既存のナビゲーション装
置との接続が容易にできるものとなる。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、情報端末装置における
光ビーコンおよび電波ビーコン等の複数種類の情報信号
が受信可能となる。
【0112】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による情報端末装置のブ
ロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による情報端末装置の光
信号送受信部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による情報端末装置の電
波信号送受信部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態による情報端末装置のマ
イコン部における切換動作のフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態による情報端末装置の外
観図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による情報端末装置の
ブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による情報端末装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態による情報端末装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態による情報端末装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態による情報端末装
置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態による情報端末装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光信号送受信部 2…光信号処理部 3…電波信号送受信部 4…電波信号処理部 5…FM多重信号受信部 6…FM多重信号処理部 7…切換部 8…画像処理部 9…音声処理部 10…表示・入出力部 11,14…マイコン 20,40,510,610…複合受信部 21,60,70…情報端末装置 22…デイスプレイ 30…出力装置 50…信号処理部 80…GPS信号受信部 505…情報処理部 506…出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 高橋 旬一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 荒木 宏 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 坂本 敏之 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 堀井 志朗 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 田中 泰成 茨城県水戸市平須町1822の68 日東ソフト ウェアエンジニアリング株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報信号をそれぞれ受信する複数
    の受信部と、 これらの複数の受信部において受信したそれぞれの情報
    信号に含まれるデータを求める複数の信号処理部と、 これらの複数の信号処理部で求められたデータから文字
    情報,音声情報及び画像情報のうちの少なくとも一つの
    形態の情報に変換する情報処理部と、 上記受信部,上記信号処理部及び上記情報処理部を制御
    するマイコン部とを備えたことを特徴とする情報端末装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報端末装置において、 少なくとも上記信号処理部と上記マイコン部は、一つの
    筺体内に収容されていることを特徴とする情報端末装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の情報端末装置において、 上記受信部と上記信号処理部と上記マイコン部が、一つ
    の筺体内に収容されていることを特徴とする情報端末装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報端末装置において、 上記受信部と上記信号処理部と上記情報端処理部と上記
    マイコン部が、一つの筺体内に収容されていることを特
    徴とする情報端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報端末装置において、
    さらに、 上記情報処理部によって変換された情報を表示・出力す
    る表示・出力部を備え、 上記受信部と上記信号処理部と上記情報端処理部と上記
    マイコン部と上記表示・出力部が、一つの筺体内に収容
    されていることを特徴とする情報端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の情報端末装置において、 上記複数の情報信号は、光ビーコン信号及びFM多重信
    号であり、 上記複数の受信部は、それぞれ、光信号受信部及びFM
    多重受信部であり、 上記複数の信号処理部は、それぞれ、光信号処理部及び
    FM多重信号処理部であることを特徴とする情報端末装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の情報端末装置において、
    さらに、 上記複数の情報信号として、電波信号が含まれ、 上記複数の受信部として、電波信号受信部を有し、 上記複数の信号処理部として、電波信号処理部から構成
    されることを特徴とする情報端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の情報端末装置において、
    さらに、 上記複数の信号処理部からの信号を選択的に切換えて、
    上記情報処理部に入力する切換手段を備えたことを特徴
    とする情報端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の情報端末装置において、
    さらに、 上記切換手段の切り換えを強制的に行う入力スイッチを
    備えたことを特徴とする情報端末装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の情報端末装置におい
    て、さらに、 上記受信部は、受信した信号のキャリアを検出するキャ
    リア検出手段を備え、 上記マイコン部は、上記キャリア検出手段の出力に基づ
    いて、上記切換手段を制御して、キャリアのある信号に
    対応する信号処理手段から出力を上記情報処理部に入力
    することを特徴とする情報端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の情報端末装置におい
    て、さらに、 上記情報信号として、GPS信号を受信するGPS信号
    受信部を備え、 上記マイコン部は、上記GPS信号受信部によって検出
    された位置情報に基づいて上記複数の情報信号の内の任
    意の一つを選択するように、上記切換部に制御信号を出
    力することを特徴とする情報端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の情報端末装置におい
    て、さらに、 上記複数の信号処理部から出力されるデータのフォーマ
    ットを統一したデータフォーマットに変換するフォーマ
    ット変換信号信号部を備えたことを特徴とする情報端末
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7062239B2 (en) 2002-01-09 2006-06-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha On-vehicle equipment for dedicated short-range communication in intelligent transport system

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