JPH0992049A - 冷却電力ケーブル - Google Patents

冷却電力ケーブル

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Publication number
JPH0992049A
JPH0992049A JP7243069A JP24306995A JPH0992049A JP H0992049 A JPH0992049 A JP H0992049A JP 7243069 A JP7243069 A JP 7243069A JP 24306995 A JP24306995 A JP 24306995A JP H0992049 A JPH0992049 A JP H0992049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power cable
cooling
electric power
cable
interlocking pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7243069A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kawai
隆之 川井
Tatsuya Nagata
達也 永田
Noriaki Horiguchi
規昭 堀口
Masanobu Fujiwara
正信 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Chubu Electric Power Co Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP7243069A priority Critical patent/JPH0992049A/ja
Publication of JPH0992049A publication Critical patent/JPH0992049A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率が向上してケーブルの送電容量を増
大させた、長尺化が可能であり、かつ、長尺の布設が可
能である冷却電力ケーブルを提供する。 【解決手段】 電力ケーブル本体21の外周に、非磁性
金属からなるインターロック管22、防食層23を順次
被せ、前記電力ケーブル本体21とインターロック管2
2の間に冷却媒体の通路24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却効率がよく、
布設が容易な冷却電力ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの通電による発熱を強制的
に冷却する方法としては、従来、例えば図4に示すよう
に、洞道内に配列されたトラフ1内に電力ケーブル2
(以下、単にケーブルという)を収納し、さらにトラフ
1内の空間に冷却管3を設置して前記冷却管3に冷媒を
流し、空気を介して間接的にケーブル2を冷却する方式
がある。図中、4、5はそれぞれ、トラフ1を保持する
立金物および受金物である。また、図5に示すように、
地中に埋設された4本の管路12の中の3本にケーブル
13を導入し、管路12の底に布設、定置し、管路12
内に冷媒を流して直接的にケーブル13を冷却する方法
がある。さらに、図6に示すように、洞道14内に管路
12を布設し、この管路12内にケーブル13を導入
し、布設、定置し、管路12内に冷媒を流して直接的に
ケーブル13を冷却する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
冷却方法には以下のような問題があった。即ち、 1)第1の方法では、空気を介して間接的にケーブルを
冷却するため、冷却効率が悪い。そのため、ケーブルの
送電容量を大きくできない。 2)第2の方法では、管路内にケーブルを引き込むのに
時間がかかり、布設期間が長くなる。また、布設時にケ
ーブル側面が管路内壁に当たり、ケーブルに側圧が加わ
るので、長尺の布設が困難である。通常は300〜50
0m程度の長さであり、1km以上の布設は不可能であ
る。 3)第3の方法も第2の方法と同様に、長尺の布設が困
難であり、通常は300〜500m程度の長さであり、
1km以上の布設は不可能である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決すべくなされたもので、電力ケーブル本体の外周に、
非磁性金属からなるインターロック管、防食層を順次被
せ、前記電力ケーブル本体とインターロック管の間に冷
却媒体の通路を設けてなることを特徴とするものであ
る。ここで、インターロック管は噛み合わせ構造を有す
る可撓性管を意味している。
【0005】上述のような構造の冷却電力ケーブルで
は、電力ケーブルとインターロック管の間の通路に冷却
媒体を流すことにより、電力ケーブルを直接、冷却媒体
で冷却することができる。なお、インターロック管は非
磁性金属からなるので、鉄損を小さくすることができ
る。ところで、従来は一体型の直接冷却の電力ケーブル
を長尺に製造することは困難であるという問題があっ
た。しかしながら、長尺体の外周に連続的に金属製のイ
ンターロック管を形成するという確立した技術を利用す
ると、本発明の冷却電力ケーブルは長尺に製造可能であ
るという利点を有する。さらに、本発明の冷却電力ケー
ブルは、それ自体に冷却構造を含んだ一体構造になって
おり、かつ、可撓性を有するので、管路に引き込む必要
がなく、長尺の布設を容易に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる冷
却電力ケーブルの一実施形態を示す断面図である。図
中、21は外径165mmの電力ケーブル本体であり、
該電力ケーブル本体21は導体21a、絶縁体21b、
金属被21c、防食層21dからなる。また、22は内
径180mm、厚さ約5mmの非磁性のステンレスから
なるインターロック管、23は外径230mmの防食層
である。電力ケーブル本体21は、500kV、導体サ
イズ2500mm2 のCSZVケーブル(架橋ポリエチ
レン絶縁ステンレス被ビニル防食ケーブル)に相当す
る。インターロック管22は、図2に示す断面形状をし
ており、非磁性のステンレス条22aの両側縁に曲げ加
工によるかぎ部を設け、これを電力ケーブル本体21の
外周に前記かぎ部を噛み合わせながらスパイラル状に巻
き付けて形成されている。内径180mmのインターロ
ック管22と外径165mmの電力ケーブル本体21の
間に形成される略環状の空間は冷媒通路24となり、そ
の断面積は約4000mm2 である。
【0007】本実施形態の冷却電力ケーブルについて、
送電距離を1.8km、冷却水の入口温度を10℃、冷
却水の送水量を2リットル/秒とし、冷却水の出口温度
を30℃maxという条件で送電したところ、許容最大
電流は約2450Aであった。 一方、通常の500k
V、導体サイズ2500mm2 のCSZVケーブルを、
図4に示したトラフ間接水冷の方法を用いて、送電距離
を1.8km、洞道内気温を40℃maxという条件
で、冷却管に水を流しながら送電したところ、許容最大
電流は約1900Aであった。以上の結果から、本実施
形態では、許容最大電流が通常のケーブルに比して約
1.3倍に増加することがわかる。
【0008】図3は本発明の他の実施の形態を示す断面
図である。この実施形態は、3本の電力ケーブル本体2
1を撚合わせた3相の冷却電力ケーブルである。21e
は遮蔽層である。各電力ケーブル本体21は、導体サイ
ズが約400mm2 、外径が68mmであり、インター
ロック管22は内径が160mm、厚さが約5mmであ
る。また、防食層23は外径が210mmである。この
実施形態においても、前記実施形態と同様の条件で通常
の電力ケーブルに比較して許容最大電流を増加させるこ
とができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷却電力
ケーブルは、電力ケーブル本体の外周に、非磁性金属か
らなるインターロック管、防食層を順次被せ、前記電力
ケーブル本体とインターロック管の間に冷却媒体の通路
を設けてなるため、インターロック管による鉄損を減少
させ、かつ電力ケーブル本体を直接冷却するので、冷却
効率が向上してケーブルの送電容量を増大させることが
できるという効果がある。また、インターロック管を電
力ケーブル本体の外周に巻き付けるようにして製造する
ため、安定した長尺品を製造することができるという効
果がある。さらに、冷却構造を含んだ一体構造になって
いるので、長尺の布設を容易に行うことができるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却電力ケーブルの一実施形態を
示す断面図である。
【図2】上記実施形態に用いたインターロック管の説明
図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【図4】従来の電力ケーブルの冷却方式の説明図であ
る。
【図5】従来の電力ケーブルの他の冷却方式の説明図で
ある。
【図6】従来の電力ケーブルの更に他の冷却方式の説明
図である。
【符号の説明】
21 電力ケーブル本体 21a 導体 21b 絶縁体 21c 金属被 21d 防食層 21e 遮蔽層 22 インターロック管 22a ステンレス条 23 防食層 24 冷媒通路
フロントページの続き (72)発明者 堀口 規昭 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 藤原 正信 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル本体の外周に、非磁性金属
    からなるインターロック管、防食層を順次被せ、前記電
    力ケーブル本体とインターロック管の間に冷却媒体の通
    路を設けてなることを特徴とする冷却電力ケーブル。
JP7243069A 1995-09-21 1995-09-21 冷却電力ケーブル Pending JPH0992049A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243069A JPH0992049A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 冷却電力ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

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JP7243069A JPH0992049A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 冷却電力ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0992049A true JPH0992049A (ja) 1997-04-04

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ID=17098334

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JP7243069A Pending JPH0992049A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 冷却電力ケーブル

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JP (1) JPH0992049A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191756A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用配電システム
CN110525677A (zh) * 2019-08-21 2019-12-03 侯百文 一种液冷电力传输电动系留无人机系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191756A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用配電システム
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