JPH0991632A - 誘導型・mr型複合磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

誘導型・mr型複合磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH0991632A
JPH0991632A JP27046895A JP27046895A JPH0991632A JP H0991632 A JPH0991632 A JP H0991632A JP 27046895 A JP27046895 A JP 27046895A JP 27046895 A JP27046895 A JP 27046895A JP H0991632 A JPH0991632 A JP H0991632A
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司 茂 庄
Atsushi Toyoda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込時に書込磁束が下シールドに誘導されに
くくして、書込ギャップにおける書込漏洩磁束の広がり
を防止して、記録密度の向上およびオーバライト特性の
劣化防止を図る。 【解決手段】 下シールド48を上シールド兼下コア3
4に比べて十分小さい面積に形成する。下シールド48
の周囲を非磁性絶縁膜17で包囲して下シールド48の
周囲の段差を解消した状態でその上の層を成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハードディスク
用磁気ヘッド等に用いられる誘導型・MR(磁気抵抗効
果)型複合磁気ヘッドおよびその製造方法に関し、記録
密度の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】MR型磁気ヘッドは、MR素子を用いて
磁気記録媒体の磁極から発生する磁界を検出して記録情
報を再生する再生専用の磁気ヘッドで、誘導型磁気ヘッ
ドで再生する場合に比べてトラック密度、線記録密度を
高くできる利点があり、記録用の誘導型磁気ヘッドと組
合わせて誘導型・MR型複合磁気ヘッドとして構成され
る。
【0003】従来のハードディスク用誘導型・MR型複
合磁気ヘッドを図2に断面図で示す。また、同ヘッド中
のMR型磁気ヘッド部分の構成を図3に分解斜視図で示
す。誘導型・MR型複合磁気ヘッド10は、MR型磁気
ヘッド12の上に誘導型磁気ヘッド14を積層して構成
されている。両ヘッド12,14とも薄膜形成技術を利
用して作られている。
【0004】MR型磁気ヘッド12は、スライダ基板1
6の上にアルミナ等の非磁性絶縁膜17を積層して、そ
の上に下シールド18が構成され、その上に絶縁層を構
成する下側の再生ギャップ層20が積層されている。再
生ギャップ層20の上にはMR膜、スペーサ、SAL
(Soft Adjacent Layer :近接軟磁性層)バイアス膜等
を積層したMR素子28がその先端部を記録媒体対向面
(ABS面:Air Bearing Surface )24に臨ませて構
成されている。MR素子28の左右両側には、バルクハ
ウゼン抑制膜44,46およびリード(リード・コンダ
クタ)30,31が接合されている。MR素子28およ
びリード30,31の上には、絶縁層を構成する上側の
再生ギャップ層32が構成され(上側と下側の再生ギャ
ップ層20,32で記録媒体対向面24に再生ギャップ
33を構成する。)、さらにその上に上シールド34が
構成されている。
【0005】誘導型磁気ヘッド14は、MR型磁気ヘッ
ド12の上シールド34を下コアとして兼用し、その上
に書込みギャップ層36、コイルおよび絶縁層38、上
コア40を順次積層して構成されている。書込ギャップ
層36は、記録媒体対向面24に書込ギャップ35を構
成する。上コア40の上には保護膜42が被せられる。
【0006】図2の誘導型・MR型複合磁気ヘッド10
は、記録時は、誘導型磁気ヘッド14のコイル39に記
録信号を流すことにより、上下コア40,34間の書込
みギャップ35に書込磁界が発生して、この磁界で記録
媒体に対する記録が行なわれる。また、再生時は、MR
型磁気ヘッド12のリード30,31を通じてMR素子
28にセンス電流を流して記録媒体上のトラックをトレ
ースすることにより、トラック上の情報に応じてMR素
子28の両端の電圧が変調され、この電圧を検出するこ
とにより再生が行なわれる。
【0007】従来の誘導型・MR型複合磁気ヘッド10
においては、下シールド18は上シールド34と同一あ
るいはそれ以上の面積に形成されていた。その理由は、
下シールド18を上シールド34よりも小さく形成する
と、下シールド18上に積層される再生ギャップ層2
0,32および上シールド34に下シールド18の外周
縁位置で段差が生じ、この段差部分で堆積される膜厚は
薄く形成されるので、再生ギャップ層20,32中のリ
ード30,31に断線が生じたり、再生ギャップ層2
0,32に段差部分で欠損部分が生じてリード30,3
1が下シールド18または上シールド34に接触したり
するためである。また、段差が生じた状態でコイル39
を成膜すると、コイル39に断線を生じることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の誘導型・M
R型複合磁気ヘッド10のコイル39に書込電流を流し
て書込みを行なう時のコア内磁束分布と書込ギャップ3
5における漏洩磁束分布を図4に示す。これによれば、
再生ギャップ層32,20の厚さは薄く上シールド34
と下シールド18が近接しているため、書込電流を流し
て発生する強い磁界は、再生ギャップ層32,20を通
して下シールド18へも多くの部分が誘導される。これ
は下コア(書込下ポール)の厚さが厚くなったのと等価
になり、書込ギャップ35での書込漏洩磁束はブロード
でかつ弱くなり、オーバライト(再書込)特性が劣化す
る。このため、記録媒体への書込み反転磁束の強度を十
分にしてオーバライト特性を改善するためには強い起磁
力(コイル39へ流す電流)を必要とする。しかし、起
磁力を増大すると、書込ポール先端部(上下コア40,
34の先端部)で磁気飽和を生じ易く、高周波での書込
特性を劣化させる。このため記録密度を高めることがで
きなかった。
【0009】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、書込時に書込磁束が下シールドに誘導さ
れにくくして、書込ギャップにおける書込漏洩磁束の広
がりを防止し、これにより記録密度の向上およびオーバ
ライト特性の劣化防止を図った誘導型・MR型複合磁気
ヘッドを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、下シールド
の面積を上シールドの面積よりも小さく形成したもので
ある。これによれば、書込時に下シールドに誘導される
書込磁束を減少させることができるので、書込ギャップ
における書込漏洩磁束がシャープで強く得られ、オーバ
ライト特性が改善される。したがって、起磁力(コイル
へ流す電流)は比較的弱くてすむので、書込ポール先端
部(上下コア先端部)で磁気飽和が生じにくくなり、高
周波での書込特性が改善され、記録密度を高めることが
できる。
【0011】この場合、下シールドの周囲に非磁性絶縁
材料を充填して当該下シールドの周囲の段差を解消した
状態で、その上にMR型磁気ヘッドの下側の再生ギャッ
プ層を平坦に成膜し、この下側の再生ギャップ層の上に
MR素子と当該MR素子に通電するためのリードを成膜
し、その上に上側の再生ギャップ層さらには上シールド
を成膜すれば、下シールドの外周縁位置で再生ギャップ
層や下シールド兼下コアに段差が生じるのが防止され、
リードやコイルに断線が生じたり、リードが上シールド
や下シールドに接触するのが防止される。
【0012】下シールドの面積を上シールドの面積より
も小さく形成する具体的な配置パターンとしては、上シ
ールドの面の範囲内に下シールドを配置するパターンが
ある。特に、記録媒体対向面からの下シールドの奥行方
向の長さを、記録媒体対向面から上シールド兼下コアと
連結されるリヤギャップまでの上シールド兼下コアの奥
行方向の長さよりも短く形成し、かつ下シールドの幅を
上シールド兼下コアの幅よりも短く形成することによ
り、下シールドの面積を上シールドの面積よりも十分小
さく形成することができる。
【0013】また、この発明の誘導型・MR型複合磁気
ヘッドの製造方法は、基板上に非磁性絶縁膜を成膜し、
その上の一部に下シールドを所定の大きさに突出して形
成し、その上に非磁性絶縁膜を成膜して当該下シールド
およびその周囲を覆い、その後当該非磁性絶縁膜が成膜
された面を研磨して前記下シールドの上面を露出させ
て、当該下シールドの上面とその周囲の前記非磁性絶縁
膜の上面を同一平面に形成し、その上に下側の再生ギャ
ップ層を成膜し、その上にMR素子と当該MR素子に通
電するためのリードを成膜し、その上に上側の再生ギャ
ップ層を成膜し、その上に上シールドを前記下シールド
よりも大きな面積に成膜して再生用MR型磁気ヘッドを
構成し、さらに、前記上シールドを下コアとして兼用し
て当該下コアの上に書込ギャップ層とコイルおよび絶縁
層を形成し、その上に上コアを記録媒体対向面側で書込
ギャップを形成し記録媒体対向面から離れた側で前記下
コアと連結するリヤギャップを形成するように成膜して
記録用誘導型磁気ヘッドを構成し、当該記録用誘導型磁
気ヘッドの上に保護膜を成膜して誘導型・MR型複合磁
気ヘッドを構成したものである。これによれば、この発
明の誘導型・MR型複合磁気ヘッドを容易に製造するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明のハードディスク用誘導
型・MR型複合磁気ヘッドの実施の形態を図2に断面図
で示す。また、同ヘッド中のMR型磁気ヘッド部分の構
成を図5に分解斜視図で示す。尚、前記図2、図3と共
通する部分には同一の符号を用いる。誘導型・MR型複
合磁気ヘッド50は、MR型磁気ヘッド52の上に誘導
型磁気ヘッド14を積層して構成されている。両ヘッド
52,14とも薄膜形成技術を利用して作られている。
【0015】MR型磁気ヘッド52は、スライダ基板1
6の上にアルミナ等の非磁性絶縁膜17を積層して、そ
の上に下シールド48が構成されている。下シールド4
8は上シールド34に比べて十分小さな面積に構成され
ている。すなわち、記録媒体対向面24からの下シール
ド48の奥行方向の長さL1は、上シールド兼下コア3
4が上コア40と連結されるリヤギャップ51までの奥
行方向の長さL2よりも短く形成されている。また、下
シールド48の幅W1(図5)は上シールド兼下コア3
4の幅W2よりも小さく形成されている。これにより、
下シールド48は上シールド兼下コア34の面の範囲内
に構成されている。下シールド48の周囲には、記録媒
体対向面24を臨む辺を除いて非磁性絶縁膜17が充填
されている。これにより、下シールド48の周囲の段差
は解消され、下シールド48の上面と非磁性絶縁膜17
の上面は同一平面に構成されている。
【0016】下シールド48およびその周囲の非磁性絶
縁膜17の上には、絶縁層を構成する下側の再生ギャッ
プ層20が平坦に積層されている。再生ギャップ層20
の上にはMR膜、スペーサ、SAL(Soft Adjacent La
yer :近接軟磁性層)バイアス膜等を積層したMR素子
28がその先端部を記録媒体対向面(ABS面:AirBea
ring Surface )24に臨ませて構成されている。MR
素子28の左右両側には、バルクハウゼン抑制膜44,
46およびリード(リード・コンダクタ)30,31が
接合されている。MR素子28およびリード30,31
の上には、絶縁層を構成する上側の再生ギャップ層32
が構成され(上側と下側の再生ギャップ層20,32で
記録媒体対向面24に再生ギャップ33を構成す
る。)、さらにその上に上シールド34が下シールド4
8に比べて十分大きな面積に構成されている。
【0017】誘導型磁気ヘッド14は、MR型磁気ヘッ
ド52の上シールド34を下コアとして兼用し、その上
に書込みギャップ層36、コイルおよび絶縁層38、上
コア40を順次積層して構成されている。書込ギャップ
層36は、記録媒体対向面24に書込ギャップ35を構
成する。上コア40の上には保護膜42が被せられる。
【0018】図1の誘導型・MR型複合磁気ヘッド50
は、記録時は、誘導型磁気ヘッド14のコイル39に記
録信号を流すことにより、上下コア40,34間の書込
みギャップ35に書込磁界が発生して、この磁界で記録
媒体に対する記録が行なわれる。また、再生時は、MR
型磁気ヘッド52のリード30,31を通じてMR素子
28にセンス電流を流して記録媒体上のトラックをトレ
ースすることにより、トラック上の情報に応じてMR素
子28の両端の電圧が変調され、この電圧を検出するこ
とにより再生が行なわれる。
【0019】図1の誘導型・MR型複合磁気ヘッド50
のコイル39に書込電流を流して記録媒体に書込みを行
なう時のコア内磁束分布と書込ギャップ35における漏
洩磁束分布を図6に示す。コイル39に書込電流を流す
ことにより、上下コア40,34内にコイル39の通電
と交鎖するように磁束を生じる。このとき、下シールド
48は上シールド兼下コア34に比べて十分小さな面積
に形成されているので、下シールド48が再生ギャップ
層32,20を介して上シールド兼下コア34と対向し
ている面積は小さい。したがって、上シールド兼下コア
34から下シールド48に誘導される磁界は小さい(上
シールド兼下コア34から下シールド48を通る磁束は
少ない。)。したがって、コイル39から励起された磁
束は書込ギャップ35を中心とした上下コア40,34
の最小限の通路を通して外部に漏洩し、シャープで強い
書込磁界が得られる。したがって、少い起磁力(書込電
流)で記録媒体へ鋭い反転磁界を発生することができ、
オーバライト特性が改善されるとともに、上下コア4
0,34の先端部での磁気飽和を防止して、高周波での
書込特性を改善して記録密度を高めることができる。
【0020】尚、下シールド48の面積は、磁気シール
ドとしての効果が得られる範囲内で小さければ小さいほ
ど効果的であり、例えばMR素子28の面積の数倍〜数
十倍(縦(奥行方向)×横(幅方向)が、6×7μmか
ら20×30μm)に形成することができる。
【0021】次に、図1の誘導型・MR型複合磁気ヘッ
ド50の製造工程の一例を図7〜図8を参照して説明す
る。 (1) 基板(アルチック(Al2 3 ‐TiC)等の
セラミック材等)16の上にスパッタ、蒸着等の方法で
アルミナ(Al2 3 )等による非磁性絶縁膜17aを
形成する。非磁性絶縁膜17aの上には、下シールド4
8を選択的に形成する。下シールド48は、パーマロイ
(NiFe)、センダスト等の軟磁性体をスパッタ蒸着
あるいはメッキなどして構成される。
【0022】(2) 下シールド48が選択的に形成さ
れた上に、スパッタ蒸着等の方法でアルミナ等による非
磁性絶縁膜17bを下シールド48よりも厚く形成す
る。このとき、下シールド48の上の部分で非磁性絶縁
膜17aに凸状部56が形成される。
【0023】(3) 非磁性絶縁膜17bを基板16の
面に平行に研磨して、下シールド48の面を露出させ
る。これにより、下シールド48の周囲を非磁性絶縁膜
17で包囲した状態が得られ、下シールド48の上面と
非磁性絶縁膜17の上面とは同一平面になる。したがっ
て、下シールド48の周囲の段差が解消される。
【0024】(4) 下シールド48およびその周囲の
非磁性絶縁膜17の上に、下側の再生ギャップ層20を
アルミナ等で成膜する。下シールド48の周囲の段差は
解消されているので、再生ギャップ層20を平坦に形成
することができる。
【0025】(5) 再生ギャップ層20の上にMR素
子28、バルクハウゼン抑制膜44,46、リード3
0,31のパターンを形成する。再生ギャップ層20は
平坦で均一の厚さに形成されているので、リード30,
31の断線や下シールド48との接触を防止することが
できる。
【0026】(6) 上側の再生ギャップ層20をアル
ミナ等で成膜し、その上に上シールド34をパーマロ
イ、センダスト等の軟磁性体をスパッタ、蒸着あるいは
メッキなどして構成する。上シールド34は誘導型磁気
ヘッド14の下コアを兼ねるので平面形状を所定の下コ
アの形状に形成する。再生ギャップ層20は平坦で均一
な厚さに形成されているので、リード30,31と上シ
ールド兼下コア34との接触を防止することができる。
【0027】以上によりMR型磁気ヘッド52は完成す
る。誘導型磁気ヘッド12はこの上に書込ギャップ層3
6(図1)を堆積し、レジスト等による絶縁体とCuな
どの導電体によるスパイラルパターンのコイル39を積
層してコイルおよび絶縁層38を形成し、スパイラルの
中心部のリヤギャップ51と書込ギャップ35とにかけ
て橋渡し状に上コア40を形成する。
【0028】尚、上シールド兼下コア34を所定の下コ
アパターンに形成した後、前記工程(2)〜(3)と同
様にして、上シールド兼下コア34上にアルミナ等の非
磁性絶縁膜を上シールド兼下コア34よりも厚く形成
し、これを研磨して上シールド兼下コア34の表面を露
出させることにより、上シールド兼下コア34の周囲を
非磁性絶縁膜で包囲して上シールド兼下コア34の上面
とその周囲の非磁性絶縁膜を同一平面に形成し、その上
に誘導型磁気ヘッド14を構成することにより段差をな
くし、コイル39の断線をより確実に防止することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、書込磁界が下シールドに誘導されにくくなり、シャ
ープで強い書込漏洩磁束が得られる誘導型・MR型複合
磁気ヘッドが実現され、記録密度の向上およびオーバラ
イト特性の劣化防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の誘導型・MR型複合磁気ヘッドの
実施の形態を示す断面図である。
【図2】 従来の誘導型・MR型複合磁気ヘッドを示す
断面図である。
【図3】 図2のMR型磁気ヘッド12の分解斜視図で
ある。
【図4】 図2の誘導型・MR型複合磁気ヘッド10の
書込時のコア内磁束分布と書込ギャップ35における漏
洩磁束分布を示す図である。
【図5】 図1のMR型磁気ヘッド52の分解斜視図で
ある。
【図6】 図1の誘導型・MR型複合磁気ヘッド50の
書込時のコア内磁束分布と書込ギャップ35における漏
洩磁束分布を示す図である。
【図7】 この発明の製造方法の実施の形態を示す図
で、図1の誘導型・MR型複合磁気ヘッド10の製造工
程の一例を示す図である。
【図8】 図7の続きを示す工程図である。
【符号の説明】
16 基板 17 非磁性絶縁膜 20 再生ギャップ層(下側) 24 記録媒体対向面 28 MR素子 30,31 リード 32 再生ギャップ層(上側) 33 再生ギャップ 34 上シールド兼下コア 35 書込ギャップ 36 書込ギャップ層 39 コイル 40 上コア 48 下シールド 50 誘導型・MR型複合磁気ヘッド 51 リヤギャップ 52 MR型磁気ヘッド L1 記録媒体対向面からの下シールドの奥行方向の長
さ L2 記録媒体対向面から上シールド兼下コアが上コア
と連結されるリヤギャップまでの上シールド兼下コアの
奥行方向の長さ W1 下シールドの幅 W2 上シールドの幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下シールドと上シールドとの間の再生ギャ
    ップ内の記録媒体対向面を臨む位置にMR素子を配置し
    た再生用MR型磁気ヘッドと、前記上シールドを下コア
    として兼用して当該下コアと上コアとの間にコイルを配
    置しかつ当該上コアと当該下コアとの間の前記記録媒体
    対向面を臨む位置に書込ギャップを形成した記録用誘導
    型磁気ヘッドとを積層配置した誘導型・MR型複合磁気
    ヘッドにおいて、 前記下シールドの面積を前記上シールドの面積よりも小
    さく形成してなる誘導型・MR型複合磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】下シールドと上シールドとの間の再生ギャ
    ップ内の記録媒体対向面を臨む位置にMR素子を配置し
    た再生用MR型磁気ヘッドと、前記上シールドを下コア
    として兼用して当該下コアと上コアとの間にコイルを配
    置しかつ当該上コアと当該下コアとの間の前記記録媒体
    対向面を臨む位置に書込ギャップを形成した記録用誘導
    型磁気ヘッドとを積層配置した誘導型・MR型複合磁気
    ヘッドにおいて、 前記記録媒体対向面からの前記下シールドの奥行方向の
    長さを、当該記録媒体対向面から前記上シールド兼下コ
    アが前記上コアと連結されるリヤギャップまでの当該上
    シールド兼下コアの奥行方向の長さよりも短く形成し、
    かつ前記下シールドの幅を前記上シールド兼下コアの幅
    よりも短く形成して、前記上シールド兼下コアの面の範
    囲内に前記下シールドを構成してなる誘導型・MR型複
    合磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】前記下シールドの周囲に非磁性絶縁材料を
    充填して当該下シールドの周囲の段差を解消した状態
    で、その上に前記MR型磁気ヘッドの下側の再生ギャッ
    プ層を成膜し、この下側の再生ギャップ層の上に前記M
    R素子と当該MR素子に通電するためのリードを成膜
    し、その上に上側の再生ギャップ層さらには前記上シー
    ルドを成膜してなる請求項1または2記載の誘導型・M
    R型複合磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】基板上に非磁性絶縁膜を成膜し、その上の
    一部に下シールドを所定の大きさに突出して形成し、そ
    の上に非磁性絶縁膜を成膜して当該下シールドおよびそ
    の周囲を覆い、その後当該非磁性絶縁膜が成膜された面
    を研磨して前記下シールドの上面を露出させて、当該下
    シールドの上面とその周囲の前記非磁性絶縁膜の上面を
    同一平面に形成し、その上に下側の再生ギャップ層を成
    膜し、その上にMR素子と当該MR素子に通電するため
    のリードを成膜し、その上に上側の再生ギャップ層を成
    膜し、その上に上シールドを前記下シールドよりも大き
    な面積に成膜して再生用MR型磁気ヘッドを構成し、 さらに、前記上シールドを下コアとして兼用して当該下
    コアの上に書込ギャップ層とコイルおよび絶縁層を形成
    し、その上に上コアを記録媒体対向面側で書込ギャップ
    を形成し記録媒体対向面から離れた側で前記下コアと連
    結するリヤギャップを形成するように成膜して記録用誘
    導型磁気ヘッドを構成し、 当該記録用誘導型磁気ヘッドの上に保護膜を成膜して誘
    導型・MR型複合磁気ヘッドを構成してなる誘導型・M
    R型磁気ヘッドの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6154347A (en) * 1998-02-22 2000-11-28 Tdk Corporation Combination type thin film magnetic head and method of manufacturing the same

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US6154347A (en) * 1998-02-22 2000-11-28 Tdk Corporation Combination type thin film magnetic head and method of manufacturing the same

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Publication number Publication date
JP3000905B2 (ja) 2000-01-17

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