JPH0990A - 自動灌水用通水性容器 - Google Patents

自動灌水用通水性容器

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Publication number
JPH0990A
JPH0990A JP18612795A JP18612795A JPH0990A JP H0990 A JPH0990 A JP H0990A JP 18612795 A JP18612795 A JP 18612795A JP 18612795 A JP18612795 A JP 18612795A JP H0990 A JPH0990 A JP H0990A
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JP
Japan
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water
permeable container
automatic irrigation
retaining agent
irrigation
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Application number
JP18612795A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Ikeda
英俊 池田
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】灌水設備や灌水手段のない場所などで、保水剤
を土壌に混入し土壌の保水力を高め、植物などの吸水期
間を長くすることにより、植物などの育成期間を長くす
ることが可能であるが、保水剤を土壌に直接混入する
と、保水剤は土壌と比重が違うため、混入後地表に浮き
出し散逸し、その効果を著しく損なう。そこで、どこへ
でも設置可能で保水剤も散逸せず、降水などの浸透失を
防ぎ、大幅な節水を可能とし、さらに、人手を要するこ
となく、乾燥時に自動的に灌水効果が得られ、植物育成
の省力化が図れ、大掛かりな灌水設備を要さないため経
済的負担も微小となる、省経費、節水型、省力型の自動
灌水による植物育成などを可能とする、自動灌水用通水
性容器を提供する。 【構成】高分子物質である吸水力のある保水剤(4)の
吸水時の膨張用空間(5)を設けた通水性容器(8)に
高分子物質である吸水力のある保水剤(4)を入れてな
る自動灌水用通水性容器。本発明は、以上の構成からな
る自動灌水用通水性容器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高分子物質である吸
水力のある保水剤が、土中などで散逸することなく、自
動的に降水などを吸水貯水し、周囲が乾燥すると自動的
に放水して、自動的な灌水作用を循環する、自動灌水用
通水性容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高分子物質である吸水力のある保
水剤は、水漏れさせず貯水することを目的とした、オム
ツなどの容器に収納されて使用されてきたが、吸収した
水分を外部に放出させる目的で、水分の出入りを自在と
した容器に保水剤を収納したものはなく、灌水用として
の使用には向かなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】保水剤を土壌に混入し
土壌の保水力を高め、植物などの吸水期間を長くするこ
とにより、植物などの育成期間を長くすることが可能で
あるが、保水剤を土壌に直接混入すると、保水剤は土壌
と比重が違うため、混入後地表に浮き出し散逸し、その
効果を著しく損なう。本発明は、以上の欠点を解決する
ためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】粉体である保水剤も散逸
させない、細かい目の布などの通水性容器(8)に保水
剤(4)を収納し、通水性容器(8)を通して保水剤
(4)と容器外部間の水の出入りを自在とし、自動的な
灌水を行うため、高分子物質である吸水力のある保水剤
(4)の吸水時の膨張用空間(5)を設けた、通水性容
器(8)に高分子物質である吸水力のある保水剤(4)
を入れてなる、自動灌水用通水性容器。本発明は、以上
の構成からなる自動灌水用通水性容器を提供する。
【0005】
【作用】本発明を莫大な経費を要する灌漑設備に替え、
植物(17)の根(18)の周囲の土砂(19)に埋め
込むと、粉体の保水剤(4)も散逸することなく、降雨
や散水などを可能な限り吸水し、浸透失させることなく
通水性容器(8)内に貯水し、周囲が乾燥するまで水を
放出せず節水し保水する、そして、周囲が乾燥すると人
手を要さず、その性質から自然に水分を蒸発させ、土砂
(19)の毛細管現象などにもより、自動的に長期間周
囲の土砂(19)を潤し、その作用を循環させる。この
ため、この土砂(19)に生育する植物(17)は、こ
の水分を吸収し乾燥時でも成長を続けることが可能とな
る。こうして、省経費、節水型、省力型の自動灌水が可
能となる。また、本発明に水を吸収させ綿(20)など
を上に乗せると、綿(20)などに水分が移行するた
め、その上で黴び(21)などを増殖することも可能で
ある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。高
分子物質である吸水力のある保水剤(4)の吸水時の膨
張用空間(5)を設けた通水性容器(8)に高分子物質
である吸水力のある保水剤(4)を入れてなる自動灌水
用通水性容器。本発明は以上の構成からなっている。第
1実施例は図1に示すように、通水性容器を土中に埋め
込んだとき、土砂の圧力を避け保水剤の貯水能力を高
め、かつ、通水性素材と土砂が接し、保水剤と土砂間の
水の出入りが可能となるよう、プラスチックなどで保水
剤を入れる口(1)と蓋(2)を設けた骨組み(3)を
型取りし、高分子物質である吸水力のある保水剤(4)
の、吸水時の膨張用空間(5)を、粉体である保水剤も
散逸させない、細かい目の布などの通水性素材(6)で
覆って、体積(7)として確保し設けた通水性容器
(8)に、高分子物質である吸水力のある保水剤(4)
を入れて蓋(2)をした自動灌水用通水性容器。なお、
骨組みは例として目の粗い金網をカゴ状としたものや管
状のものに穴を開けたものなどでも良い。また、植物活
着材や肥料、農薬などの植物育成材(9)を容器内に混
入しておくと、使用時それぞれの効果を発揮する。第2
実施例は図2に示される、高分子物質である吸水力のあ
る保水剤(4)の、吸水時の膨張した体積を収納可能と
する膨張用空間(5)を予定して設けた、粉体である保
水剤(4)も散逸させない、細かい目の布などの通水性
素材(6)を袋状とした通水性容器(8)に、高分子物
質である吸水力のある保水剤(4)を膨張用空間(5)
に見合う量入れて、口を閉じた自動灌水用通水性容器。
なお、土中で使用する場合は、ビニール管などに穴を開
けただけの自動灌水用通水性容器に、保水剤をいれたも
のでも保水剤は散逸しない。第3実施例は図3に示すよ
うに、図2の通水性容器を、給水用として植木鉢などの
底で使用する場合、根腐れ防止用の水抜き用の穴(1
0)を開け、また、乾燥防止用として植木鉢などの上部
で使用する場合、植物の幹などが覆うときの障害となら
ないよう切り込み(11)を入れ、それぞれ開口部を閉
じた自動灌水用通水性容器。第4実施例は図4に示すよ
うに、通水性容器(8)の持ち運びなどの利便性を図る
ため、プラスチックなどで四角な枠(12)を左右2組
型取りし、左右に輪(13)を付けた横軸(14)でつ
ないで骨組み(15)とし折りたたみ式とし、さらに、
吸水効率や給水効率を高める布などの漏斗(16)を底
などに接着などして付けた自動灌水用通水性容器。本発
明の第1使用例を図5で説明すると、本発明の第1実施
例の通水性容器(8)を植物(17)の根(18)の周
囲の土砂(19)に埋め込むと、粉体である保水剤
(4)も散逸することなく、降雨や散水などの浸透失を
防ぎ、可能な限り吸水しゼリー状となり、保水剤(4)
の体積の500倍から1000倍の体積となって通水性
容器(8)内に貯水した。そして、ゼリー状となった水
はすぐには蒸発せず、周囲が乾燥すると、人手を要さず
自然に通水性容器(8)を通し蒸発し、土砂(19)の
毛細管現象などにもより、自動的に長期間周囲の土砂
(19)を潤し続けた。こうして灌水効果が生じ、この
土砂(19)に生育した植物(17)は、乾燥時この水
分を吸収し、本発明を使用しないものより長期間成長が
可能だった。そして、わずかな経費で自動的な灌水が可
能となり、節水や省力化にも大変効果的だった。なお、
植物育成材(9)は水に解け土中に廻りそれぞれの効果
を発揮した。本発明の第2使用例を図6で説明すると、
本発明の吸水させた第2実施例の通水性容器(8)の上
に綿(20)などを置くと、通水性容器(8)から綿
(20)に水分が移行するため、これを育成床に黴び
(21)などを増殖することも可能となった。また、図
に示してはないがその他の使用例として、採取した根付
きの草花や、根切りした移植庭木の土の鉢の周囲を、第
2実施例の通水性容器で巻いておくと、移植までの間、
草花や庭木をより長持ちさせることが可能であった。
【0007】
【発明の効果】本発明を使用すると砂地や山間地など地
質や場所、水源などにとらわれることなく、灌水の設備
や手段のない、砂地の緑化苗、植林苗木、果樹、畑作
物、街路樹、プランターの花、植木鉢の植物などに対
し、灌水効果を持つ容器としてどこへでも手軽に設置で
き、大変便利になった。また、保水剤も散逸せず、降水
などの浸透失を防ぎ、大幅な節水も可能となり、さら
に、人手を要さず乾燥時自動的に灌水効果が得られ、植
物育成の省力化が図れるとともに、大掛かりな灌水設備
を要さないため経済的負担も微小となる。以上、省経
費、節水型、省力型の自動灌水による植物育成などが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図
【図2】本発明の第2実施例の斜視図
【図3】本発明の第3実施例の斜視図
【図4】本発明の第4実施例の斜視図
【図5】本発明の第1使用例の使用状態を示す斜視図
【図6】本発明の第2使用例の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 口 2 蓋 3 骨組み 4 保水剤 5 膨張用空間 6 通水性素材 7 体積 8 通水性容器 9 植物育成材 10 穴 11 切り込み 12 枠 13 輪 14 横軸 15 骨組み 16 漏斗 17 植物 18 根 19 土砂 20 綿 21 黴び

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高分子物質である吸水力のある保水剤
    (4)の吸水時の膨張用空間(5)を設けた通水性容器
    (8)に高分子物質である吸水力のある保水剤(4)を
    入れてなる自動灌水用通水性容器。
JP18612795A 1995-06-19 1995-06-19 自動灌水用通水性容器 Pending JPH0990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18612795A JPH0990A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 自動灌水用通水性容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18612795A JPH0990A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 自動灌水用通水性容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0990A true JPH0990A (ja) 1997-01-07

Family

ID=16182846

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JP18612795A Pending JPH0990A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 自動灌水用通水性容器

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JP (1) JPH0990A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102742489A (zh) * 2012-04-23 2012-10-24 深圳市鑫康沃科技开发有限公司 一种渗透微灌容器及其制备方法

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