JPH0990129A - 偏光光学素子 - Google Patents

偏光光学素子

Info

Publication number
JPH0990129A
JPH0990129A JP7274702A JP27470295A JPH0990129A JP H0990129 A JPH0990129 A JP H0990129A JP 7274702 A JP7274702 A JP 7274702A JP 27470295 A JP27470295 A JP 27470295A JP H0990129 A JPH0990129 A JP H0990129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
wavelength
optical element
polarized light
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7274702A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Tamada
仁志 玉田
Shuichi Matsumoto
秀一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7274702A priority Critical patent/JPH0990129A/ja
Publication of JPH0990129A publication Critical patent/JPH0990129A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、偏光光学素子において、可視波長域
から近赤外波長域について、従来に比して大きなグリツ
ド周期で、低損失かつ実用上十分な偏光コントラストを
有する。 【解決手段】波長 400〔nm〕から2000〔nm〕でなる可視
波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作用する偏
光光学素子において、電場の振動方向が金属グリツドの
波数ベクトルの方向と垂直であるP偏光透過率に比し
て、電場の振動方向が金属グリツドの波数ベクトルの方
向と平行であるS偏光透過率を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)ワイヤーグリツド偏光子(図1及び図2) (2)第1実施例(図3〜図5) (3)第2実施例(図6) (4)第3実施例(図7) (5)第4実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光光学素子に関
し、特に金属グレーテイング偏光子に適用して好適であ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、金属グレーテイング偏光子(ワイ
ヤーグリツド偏光子)はS偏光透過率Tsが大きく、P
偏光透過率Tpが小さいという偏光特性をもつている。
このため、Ts/Tpで表される消光比を大きくするた
めにグレーテイングの周期dを使用波長λに対して、d
<λ/5となるように設計されていた(文献1:J.P.Au
ton,“Infrared Transmission Polarizer by Photolith
ography “,Applied.Optics.Vol.6.1023(1967)) 。例え
ば、波長10〔μm〕に対してはグレーテイング周期d
は、d<10/5=2〔μm〕となるように設計されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の設計
では波長λが短くなるにつれて必要なグレーテイング周
期dも小さくなり、波長λ= 0.8〔μm〕ではグレーテ
イング周期d< 0.8/5=0.16〔μm〕と、現状のフオ
トリソグラフイ技術では実現困難なほど小さくなつてし
まう欠点がある。このため、可視波長域から近赤外波長
域の光でのワイヤーグリツド偏光子の作製が極めて困難
であるという問題があつた。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、可視波長域から近赤外波長域において、従来に比し
て大きなグリツド周期で、低損失かつ実用上十分な偏光
コントラストを有する偏光光学素子を提案しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、波長 400〔nm〕から2000〔nm〕で
なる可視波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作
用する偏光光学素子において、電場の振動方向が金属グ
リツドの波数ベクトルの方向と垂直であるP偏光透過率
に比して、電場の振動方向が金属グリツドの波数ベクト
ルの方向と平行であるS偏光透過率を小さくする。
【0007】また、波長 400〔nm〕から2000〔nm〕でな
る可視波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作用
する偏光光学素子において、屈折率n1 の基板上に形成
されている金属グリツドで、グリツド周期をd、グリツ
ド表面に垂直に光が入射した際の波長をλとして、
(1)式の条件を満たし、かつ、電場の振動方向が金属
グリツドの波数ベクトルの方向と垂直であるP偏光透過
率が極大値を有し、電場の振動方向が金属グリツドの波
数ベクトルの方向と平行であるS偏光透過率が極小値を
有するようにする。
【0008】さらに、波長 400〔nm〕から2000〔nm〕で
なる可視波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作
用する偏光光学素子において、グリツド表面に立てた法
線と金属グリツドの波数ベクトルと平行方向でなる、金
属グリツドへの入射角αと、グリツド表面に立てた法線
から金属グリツドの波数ベクトルと垂直方向への角度θ
とをそれぞれ任意値とし、中心波長及び波長域を制御す
るようにする。
【0009】電場の振動方向が金属グリツドの波数ベク
トルの方向と垂直であるP偏光透過率に比して、電場の
振動方向が金属グリツドの波数ベクトルの方向と平行で
あるS偏光透過率を小さくすることにより、可視波長域
から近赤外波長域において、従来に比して大きなグリツ
ド周期で、低損失かつ実用上十分な偏光コントラストを
有し得る。
【0010】また、屈折率n1 の基板上に形成されてい
る金属グリツドで、グリツド周期をd、グリツド表面に
垂直に光が入射した際の波長をλとして、(1)式の条
件を満たし、電場の振動方向が金属グリツドの波数ベク
トルの方向と垂直であるP偏光透過率に極大値を持た
せ、電場の振動方向が金属グリツドの波数ベクトルの方
向と平行であるS偏光透過率に極小値を持たせることに
より、従来に比して大きなグリツド周期で、低損失かつ
実用上十分な偏光コントラストを有し得る。
【0011】さらに、グリツド表面に立てた法線と金属
グリツドの波数ベクトルと平行方向でなる、グリツドへ
の入射角αと、グリツド表面に立てた法線から金属グリ
ツドの波数ベクトルと垂直方向への角度θとをそれぞれ
任意に選定し、中心波長及び波長域を制御することによ
り、従来に比して大きなグリツド周期で、低損失かつ実
用上十分な偏光コントラストを有し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0013】(1)ワイヤーグリツド偏光子 本発明は屈折率n1 の基板上に形成された金属グリツド
において、可視波長域〜近赤外波長域( 400〜2000〔n
m〕)で、低損失かつ実用上十分な消光比(例えば30以
上)を有する透過型ワイヤーグリツド偏光子を実現可能
とするものである。図1に本発明によるワイヤーグリツ
ド偏光子を示す。ワイヤーグリツド偏光子を形成してい
る金属グリツド1は、Au、Al等の高反射率金属、又
は複数の高反射率金属の組み合せからなつている。この
金属グリツド1は、厚みをh、幅(0.5hでの値)を
b、グリツド周期をdとし、基板2の屈折率をn1 、グ
リツド間の屈折率をn2 、上部の屈折率をn3 とする。
本発明によるワイヤーグリツド偏光子は、P偏光透過率
Tpが大きく、S偏光透過率Tsが小さいものである。
【0014】以下に実施例の実験結果に基づいて、これ
を説明する。なおワイヤーグリツド偏光子への入射角
は、それぞれ図2に示すように、法線方向から金属グリ
ツドの波数ベクトルの方向V1 に測つた角度をα、金属
グリツドの波数ベクトルと垂直方向V2 に測つた角度を
θとする。
【0015】(2)第1実施例 第1実施例のワイヤーグリツド偏光子の金属グリツドに
おいては、Au/Alでなるグリツドであり、当該グリ
ツドは、レーザ直描装置を用いて屈折率n1 =1.50のガ
ラス基板上にグリツド周期d= 550〔nm〕のレジストパ
ターンを形成し、その上に電子ビーム蒸着機によりAl
を約2〔nm〕厚、続いてAuを約 136〔nm〕蒸着し、リ
フトオフ法により作られたものである。ちなみに、以下
に述べる実験結果は、グリツドのb/dが0.47、0.50、
0.53、0.56、0.60のものについてである。
【0016】これらのグリツドは図3に示すように、グ
リツド1の両面に屈折率n=1.50のマツチングオイル3
をつけ、さらにn=1.50のウエツジガラス(ウエツジ角
1°)4で挟み、これらを試料としたものである。ここ
で、図1のワイヤーグリツド偏光子における基板の屈折
率n1 、グリツド間の屈折率n2 及びグリツド上部の屈
折率n3 は、n2 =n3 =n1 =1.50である。なお、光
は試料面に対してほぼ垂直入射である。
【0017】以上の構成において、図4及び図5は、b
/d=0.50の試料における波長 800〔nm〕〜 855〔nm〕
で測定したP偏光透過率Tp及びS偏光透過率Tsの波
長依存性を示すものである。これらの波長依存性から、
波長約 830〔nm〕でP偏光透過率Tpは極大値約80
〔%〕となり、S偏光透過率Tsは極小値 0.8〔%〕と
なつていることがわかる。従つて、消光比Tp/Tsは
【数2】 となり、低損失、高消光比の偏光子が波長約 830〔nm〕
で実現されていることがわかる。
【0018】このとき、グリツド周期dは 550〔nm〕で
あるため、
【数3】 なる関係式が得られる。 830〔nm〕/n1 は屈折率n1
中での光の波長のことであり、この場合、グリツド周期
d= 550〔nm〕は、波長( 830〔nm〕/n1 )とほぼ同
一値となる。このため、従来型ワイヤーグリツド偏光子
に比してグリツド周期dをかなり大きくすることができ
る。
【0019】次に、グリツドのb/dが0.50以外の値で
なる試料について述べる。先述と同様の測定によつて、
P偏光透過率Tpは波長 825〔nm〕〜 830〔nm〕(= 5
50〔nm〕×n1 )で極大値を得、S偏光透過率Tsはそ
の近傍のやや長波長側で極小値を得る。P偏光透過率T
pが極大となる(S偏光透過率Tsが極小となる)波長
はグリツド周期dと屈折率n1 だけで決まり、グリツド
の厚みh及び幅bに依存していない。このためワイヤー
グリツド偏光子を容易に作製することができる。
【0020】ここで、図6にP偏光透過率Tp極大値の
b/d依存性と、S偏光透過率Ts<2〔%〕となる波
長幅のb/d依存性を示す。この図からわかるように、
b/dが小さくなるにつれてP偏光透過率Tpの極大値
は単調に大きくなり、一方、Ts<2〔%〕となる波長
幅は小さくなる。実用的にはP偏光透過率Tpの極大値
はできるだけ高く、またS偏光透過率Tsが例えば2
〔%〕以下と小さくなる波長幅はできるだけ広いことが
望ましい。
【0021】このため図6の結果からは、この両者は相
反するのでtrade off が必要である。このとき、できる
だけ広い波長範囲で良好な偏光特性(P偏光透過率T
p:大、S偏光透過率Ts:小)を得るために、各屈折
率n1 、n2 、n3 の値をわずかに(0.1〔°〕程度)ず
らしたり、あるいは、グリツド周期dにわずかに分布を
つけるという方法も有効である。
【0022】以上の構成によれば、ワイヤーグリツド偏
光子において、屈折率n1 =1.50のガラス基板上にグリ
ツド周期d= 550〔nm〕のレジストパターンを形成し、
当該上部にAl、Auの順に蒸着したAu/Alからな
る金属グリツドを用いることにより、可視波長域〜近赤
外波長域( 400〜2000〔nm〕)において、従来に比して
損失を低減し、消光比を向上し得る。また、従来型ワイ
ヤーグリツド偏光子に比してグリツド周期dをほぼ使用
する波長と同程度に大きくすることができるため容易に
作製することができる。
【0023】(3)第2実施例 第2実施例のワイヤーグリツド偏光子のグリツドにおい
ては、Alでなるグリツドであり、第1実施例のAu/
Alでなるグリツドと略同様の作製方法によつて得られ
るものである。すなわち、第2実施例のグリツドは、レ
ーザ直描装置を用いて屈折率n1 =1.50のガラス基板上
にグリツド周期d= 550〔nm〕のレジストパターンを形
成し、当該ガラス基板上に電子ビーム蒸着機でAlを蒸
着し、リフトオフ法によつて作られたものである。Al
でなる当該グリツドは、厚みh=132〔nm〕である。
【0024】以上の構成において、第1実施例と同様に
波長 800〔nm〕〜 855〔nm〕でP偏光透過率Tp及びS
偏光透過率Tsを測定すると、P偏光透過率Tpは波長
約 825〔nm〕(≒d×n1 )で極大となり、S偏光透過
率Tsは極小となつた。ここで、図7にP偏光透過率T
pの極大値とS偏光透過率Ts<2〔%〕となる波長幅
のb/d依存性を示す。b/d≒0.50でP偏光透過率T
pの極大値は約60〔%〕、S偏光透過率Tsの極小値は
約1〔%〕、消光比Tp/Tsは約60、また、S偏光透
過率Ts<2〔%〕となる波長幅は16〔nm〕という結果
が得られる。このため従来型ワイヤーグリツド偏光子に
比して良好な偏光特性(P偏光透過率Tp:大、S偏光
透過率Ts:小)を得られることがわかる。
【0025】以上の構成によれば、ワイヤーグリツド偏
光子において、屈折率n1 =1.50のガラス基板上にグリ
ツド周期d= 550〔nm〕のレジストパターンを形成し、
当該上部にAlを蒸着したAlでなる金属グリツドを用
いることにより、可視波長域〜近赤外波長域( 400〜20
00〔nm〕)において、従来に比して損失を低減し、消光
比を向上し得る。また、従来型ワイヤーグリツド偏光子
に比してグリツド周期dをほぼ使用する波長と同程度に
大きくすることができるため容易に作製することができ
る。
【0026】(4)第3実施例 第3実施例のワイヤーグリツド偏光子のグリツドにおい
ては、Au/Alでなるグリツドであり、当該グリツド
は、第1実施例と同様のグリツドを用い、グリツド(b
/d≒0.50)に対して、グリツド表面に立てた法線から
グリツドの波数ベクトルの方向に沿つた入射角αが 6.6
〔°〕となる光を入射するようになされている。
【0027】以上の構成において、グリツド(b/d≒
0.50)に対して、入射角αが 6.6〔°〕となる光を入射
させてTp、Tsの波長依存性を測定した。この測定結
果を図8及び図9に示す。P偏光透過率Tpは約 730
〔nm〕で極大値32.5〔%〕を有し、一方、S偏光透過率
Tsは約 770〔nm〕で極小値1.25〔%〕を有する。従つ
て、波長 770〔nm〕における消光比Tp/Tsは、
【数4】 の偏光特性が得られる。
【0028】この場合、特にTpが極大値を有する波長
( 730〔nm〕)については、
【数5】 で表される関係がある。一般的には、
【数6】 の2波長でTpは極大値をもつ。これは、入射角αによ
つて使用波長を同調できることを示しており有用であ
る。さらに、マイナス側波長
【数7】 を使用すれば、実効的に使用波長に対してグリツド周期
dを長くできる。このため従来に比してグリツドを容易
に作製できる。
【0029】以上の構成によれば、ワイヤーグリツド偏
光子において、屈折率n1 =1.50のガラス基板上にグリ
ツド周期d= 550〔nm〕のレジストパターンを形成し、
当該上部にAl、Auを蒸着して作製されるAu/Al
からなる金属グリツド(b/d≒0.50)に対して、グリ
ツド表面に立てた法線からグリツドの波数ベクトルの方
向に沿つた入射角αが 6.6〔°〕となる光を入射させる
ことにより、可視波長域〜近赤外波長域( 400〜2000
〔nm〕)において、従来に比して損失を低減し、消光比
を向上し得る。また、従来に比してグリツド周期dを長
くできるため容易に作製することができる。
【0030】(5)第4実施例 第4実施例のワイヤーグリツド偏光子のグリツドにおい
ては、Au/Alであり、当該グリツドは、第1実施例
と同様のグリツドを用い、b/d=0.50のグリツドに、
グリツド表面に立てた法線からグリツドの波数ベクトル
と垂直方向に測つた入射角θを変化させるようにする。
【0031】以上の構成において、b/d=0.50のグリ
ツドに、グリツド表面に立てた法線からグリツドの波数
ベクトルと垂直方向に測つた入射角θを変化させてP偏
光透過率Tp、S偏光透過率Tsの波長依存性を測定し
た。この結果、入射角θの増加と共にP偏光透過率Tp
が極大となり、S偏光透過率Tsが極小となる波長はほ
ぼ単調に短波長側へとシフトした。このため、入射角θ
によつて使用波長を同調できる。
【0032】以上の構成によれば、ワイヤーグリツド偏
光子において、屈折率n1 =1.50のガラス基板上にグリ
ツド周期d= 550〔nm〕のレジストパターンを形成し、
当該上部にAl、Auを蒸着して作製されるAu/Al
からなる金属グリツドに、グリツド表面に立てた法線か
らグリツドの波数ベクトルと垂直方向に測つた入射角θ
によつて使用波長を同調できる。
【0033】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電場の振
動方向がグリツドの波数ベクトルの方向と垂直であるP
偏光透過率に比して、電場の振動方向がグリツドの波数
ベクトルの方向と平行であるS偏光透過率を小さくする
ことにより、可視波長域から近赤外波長域において、従
来に比して大きなグリツド周期で、低損失かつ実用上十
分な偏光コントラストを有する偏光光学素子を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤーグリツド偏光子を示す略
線的断面図である。
【図2】図1のワイヤーグリツド偏光子に対する入射角
の説明に供する略線図である。
【図3】実施例のワイヤーグリツド偏光子の試料を示す
略線的断面図である。
【図4】Tpの波長依存性を示す特性分布図である。
【図5】Tsの波長依存性を示す特性分布図である。
【図6】Au/Alでなるグリツド偏光子におけるTp
極大値、Ts<2〔%〕となる波長幅のb/d依存性を
示す特性分布図及び特性線図である。
【図7】Alでなるグリツド偏光子におけるTp極大
値、Ts<2〔%〕となる波長幅のb/d依存性を示す
特性分布図及び特性線図である。
【図8】入射角α= 6.6〔°〕の場合のTpの波長依存
性を示す特性分布図である。
【図9】入射角α= 6.6〔°〕の場合のTsの波長依存
性を示す特性分布図である。
【符号の説明】
1……金属グリツド、2……基板、3……マツチングオ
イル、4……ウエツジガラス。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波長 400〔nm〕から2000〔nm〕でなる可視
    波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作用する偏
    光光学素子において、 電場の振動方向が金属グリツドの波数ベクトルの方向と
    垂直であるP偏光透過率に比して、上記電場の振動方向
    が上記金属グリツドの波数ベクトルの方向と平行である
    S偏光透過率が小さいことを特徴とする偏光光学素子。
  2. 【請求項2】上記金属グリツドは、高反射率金属でなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光光学素子。
  3. 【請求項3】波長 400〔nm〕から2000〔nm〕でなる可視
    波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作用する偏
    光光学素子において、 屈折率n1 の基板上に形成されている金属グリツドで、
    グリツド周期をd、グリツド表面に垂直に光が入射した
    際の波長をλとして、 【数1】 の条件を満たし、 電場の振動方向が上記金属グリツドの波数ベクトルの方
    向と垂直であるP偏光透過率が極大値を有し、 上記電場の振動方向が上記金属グリツドの波数ベクトル
    の方向と平行であるS偏光透過率が極小値を有すること
    を特徴とする偏光光学素子。
  4. 【請求項4】波長 400〔nm〕から2000〔nm〕でなる可視
    波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作用する偏
    光光学素子において、 グリツド表面に立てた法線と上記金属グリツドの波数ベ
    クトルの平行方向でなる上記金属グリツドへの入射角α
    と、 上記法線から上記金属グリツドの波数ベクトルと垂直方
    向への角度θとをそれぞれ任意値とし、中心波長及び波
    長域を制御することを特徴とする偏光光学素子。
  5. 【請求項5】波長 400〔nm〕から2000〔nm〕でなる可視
    波長域から近赤外波長域の光に対して、偏光作用する偏
    光光学素子において、 基板の屈折率、金属間の誘電体部分の屈折率及びグリツ
    ド上部の屈折率を、それぞれ約 0.1度異なる値とするこ
    とを特徴とする偏光光学素子。
JP7274702A 1995-09-27 1995-09-27 偏光光学素子 Pending JPH0990129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7274702A JPH0990129A (ja) 1995-09-27 1995-09-27 偏光光学素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7274702A JPH0990129A (ja) 1995-09-27 1995-09-27 偏光光学素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0990129A true JPH0990129A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17545375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7274702A Pending JPH0990129A (ja) 1995-09-27 1995-09-27 偏光光学素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0990129A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017774A1 (ja) * 2010-08-02 2012-02-09 日本電気株式会社 偏光子及び発光装置
US8947772B2 (en) 2006-08-31 2015-02-03 Moxtek, Inc. Durable, inorganic, absorptive, ultra-violet, grid polarizer
WO2020100431A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 受光装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8947772B2 (en) 2006-08-31 2015-02-03 Moxtek, Inc. Durable, inorganic, absorptive, ultra-violet, grid polarizer
WO2012017774A1 (ja) * 2010-08-02 2012-02-09 日本電気株式会社 偏光子及び発光装置
US8939592B2 (en) 2010-08-02 2015-01-27 Nec Corporation Polarizer and light-emitting device
WO2020100431A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 受光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08184711A (ja) 偏光光学素子
DE68910199T2 (de) Polarisator vom Typ eines doppelbrechenden Beugungsgitters.
JPH1073722A (ja) 偏光光学素子及びその製造方法
CN105629493B (zh) 复合结构双层金属光栅偏振分束器
US20050128587A1 (en) Wire grid polarizer
JP2679570B2 (ja) 偏光分離素子
US8305683B2 (en) Polarizer
JPH11194223A (ja) 光導波路素子およびその製造方法
WO2014045658A1 (ja) 波長変換素子、光源装置、及び波長変換素子の製造方法
JPH0384502A (ja) グリッド偏光子
JPH0990129A (ja) 偏光光学素子
JPH09178943A (ja) 偏光光学素子
JPH08286160A (ja) 音響光学フィルタ
JP2000137109A (ja) 回折格子を利用した反射防止デバイス
JPH075316A (ja) 回折格子型偏光子とその製造方法
JP2005242379A (ja) 偏光光学素子
JPS5854364B2 (ja) イソウコウゾウブツタイノカンサツホウホウ
JPH08146218A (ja) 偏光ビームスプリッター
DE60035420T2 (de) Optische polarisationsvorrichtung und polarisationsvorrichtung zum gebrauch mit einem laser
Zhou et al. A novel nano-optics polarization beam splitter/combiner for telecom applications
EP0078604A2 (en) Single layer absorptive anti-reflection coating for a laser-addressed liquid crystal light valve
JPH03145174A (ja) 外部共振器型レーザ
US20130155494A1 (en) Two-Dimensional Auto-Cloning Polarizing Beam Splitter
JP3227783B2 (ja) パイルオブプレーツ
JPS6161554B2 (ja)